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資料13

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2007.04.23 

意  見  書 

村井  純  1. イベントドリブンの視点からの対応体制の構築と推進 

  この2年間の活動によって NISC の基本的機能が確立した事は高く評価できると考える。し かし、今後早急に「イベントドリブン」  (event  driven)で問題解決する体制を NISC 内に実現す ることが必須かつ喫緊の課題である。「イベントドリブン」の問題解決とは、ある刻限に事象

(イベント)が発生することが分かっている状況で、事前準備  (preparedness)、イベントの観測

(watch)、そして問題発生時の対応(response)を、合理性を保ちながら確実に実施すること である。 

過去にも、2000 年のいわゆる「Y2K」や更に遡って 1998 年の長野オリンピック、2002 年のワー ルドカップなど重要な情報基盤の対策を官民の強い連携で対策を議論し対応した経験がある。

本来このような経験は継続的に継承され次のイベントに対する対策として発展されなければ ならない。NISC が整備された今、この体制のコアができたと考えるべき。 

今回事務局案として提示された  “Secure Japan 2007”  には、2008 年度に実施すべき重点政 策も審議内容として含まれている。2008 年を考えれば、我が国では G8サミットが開催され、

中国では北京オリンピックが開催される。どちらも、東アジアで開催される巨大なイベントであ る。当然物理的な警備体制は十分に行われるであろうが、同時にインターネットを含めた情 報通信基盤における対応体制も、官民連携の中で機動性をもった対応体制が必要だ。最近 の G8 サミットもオリンピックも、実は情報通信基盤を最も積極的に活用するイベントである。

仮に、情報通信基盤に不具合が発生すれば国際的に甚大な影響を与えることは言うまでも ない。G8 サミットは我が国が直接のホスト国であること、北京オリンピックは直接のホスト国で はないものの、我が国が中国から国際的なインターネットへの隘路となっていることを考えな ければならない。この体制を整備するには、政府と民間事業者との連携をどうするのか、さら に必要な予算を確保し、特に事前準備に支出するのか。この検討に直ちに着手すべき。また、

財政当局も事前準備の重要さを理解すべきである。支出を出し惜しんだことで、本来支出し なくても良い事後対応予算が発生したという過去の経験を真摯に学ぶべきである。 

 

2. 「明るい情報セキュリティ戦略」を策定せよ 

  “Secure  Japan  2007”  で示された情報セキュリティ政策では、情報通信基盤を活用して創 造的な活動を展開する主人公である企業、個人が、情報セキュリティについて「心から何をす べきかを理解し、自然と改善する方向に活動することを努力する」社会を、どのように形成す るかという観点での検討を強めるべき。これには、単に企業・個人に「情報セキュリティが何で あるか」について理解してもらうだけでなく、積極的に「その気にさせる」戦略、あるいは、あこ がれと楽しさを持ちながら自然と情報セキュリティを充実させることができるよう進めたい。ま じめで堅苦しく、正論ばかりで構成されている政策が個人や社会に理解されにくいことは十分 経験しているはずで、この分野では、そのような殻を破るいわば「明るい情報セキュリティ戦 略」を提案したい。 

以上 

資料13

参照

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