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米 価 問 題

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(1)

研究ノ l ト

五 年 度 昭 和

グ〉

米 価 問 題

はじ

めに

つ昭和五二年度の米価決定について

ご︑

昭和

五吉

一年

度の

米価

決定

につ

いて

三︑

昭和

五三

年度

米価

の問

題点

はじめに

昭和五一一一年度中産者米価と消費者米何は︑様々の問題を残し

て決定され︑米価闘争とか米価劇とか︑農民の春闘とか呼ばれ

る毎年の行事は今年も終わった︒日本の米価問題は実に多方面

な関連をもち︑多くの矛盾を内包していることは周知の通りで

ある︒したがって米価問題を正しい視点で解明することは極め

昭和五三年度の米価問題

J ¥ .  

てむずかしい︒しかも新司その他のマスコミの米価問題解説記

事のほとんどが︑正しく問題を取り上げて︑分析しているとは︑

やはり言えないであろうし︑また読者の投書をみても︑部分的

な点では正しいとしても︑全体的視点からは納得しえない発言

が間々み︑りれる︒筆者は紹和四四年に﹃日本資本主義の米価問

題﹄(亜紀書房)を公刊して以来︑毎年米価問題の動向に注目し︑

先学諸氏の諸論捕によって教えられてきたが︑なかなか米価問

題がすっきり理解できたという感がつかめない︒なぜかといえ

ば︑たとえば自民党農政は︑農・ヱ問所得格差を是正するため

という理由で昭和三六年六月に農業基本法を公布したが︑その

後の米価政策をみると︑昭和四四年から三年連続で生産者米価

一六

(2)

昭和五三年度の米価問題

を据置き︑さらに減反・転作を農民に強要してきた︒しかし農

民はその後も自民党を支持し︑また農協も自民党議員を推薦し

てきている︒また今年からの第二次減反・転作政策も︑農民の

下からの年望で実施されるものではなく︑農林水産省という上

からの命令での減反である︒ところが結果は一OO%以上の減

反割当を農民は受け入れたのである︒そうしてみると︑農民

は︑本当に自民党農政を嫌っているのかどうか判らなくなる︒

なんだかんだといっても︑農民は自民党由民政について行ってい

るのではないか︒いじめられているようで何か自民党農政は農

民に利益を与えているのではないか︒そうした点で︑河となく

すっきりしないものがあったのである︒しかし︑今年の米価論

議のなかで︑毎日新聞の野口界記者の﹃毎日新聞﹄および﹃エ

コノミスト﹄の米価に関する論説から私は教えられるところが

大きかった︒内容的には本稿の別の箇所でふれるが︑野口記者

の論説は︑食管制下でほんとうに利益を得ている者が誰である

かを︑リアルに暴露している︒もっとも︑論旨が行きすぎて︑

米価値上げや食管制は農民に何も与えない︑という点の主張に

は賛成はできない︒

農業問題のむずかしさを私は痛感する︒

現在︑東京ラウンドは関税引き下げを目的として︑多角的貿

易交渉を昨年九月から進めているが︑難航を続けている主役は

農産物をめぐる交渉である︒農林省がまとめた一九七七年農林

水産物輸出入概況によると︑農林水産物全体の翰入は一九二億

一六

八三二六万一千ドル(前年比九・六必)で︑そのうち農産物だけ

をとってみると︑一二四億三四八五万五千ドル(増前年比七・二

M m 増﹀となっており︒一これは一九七六年の同伸び率三・六銘増

を倍化するものとなコている︒とくに︑蚕糸(四・四二M

増 ﹀ ︑

グレンソルガム公ご了六

増v d

)︑

マト

ン(

九・

一⁝

増必

)︑

ナタ

﹀七

・一

M知増)が目立っており︑輸入相手国はアメリカからのも

のが輸入総額のコご・三%と圧倒的に多く︑オーストラリア︑

インドネシア︑マレーシアと続いている︒このように農産物の

輸入が増えつづけているにもかかわらず︑アメリカ︑

E

C

︑オ

ーストラリアなどからの輸入圧力がふたたび強くなってきてい

工業製品では︑カラIフィルムと電算機で日米の合意がみら る ︒

れたというのに︑血戻巌物ではそうは行かない︒牛肉︑オレンジ

果汁の二品目が日米間で︑また︑牛肉︑オレンジ︑果汁︑タバ

コなどで︑米

‑ E C

と日本の間でもめている︒その原因は日米

の生産性の余りにも大きな格差にある︒一口にアメリカの農業

生産性は日本の一七倍などといわれてきたが︑牛肉の場合︑ア

メリカの畜産農家の値段は日本の三分のつ

E

C

諸国は半分な

どともいわれている︒もっともこれは極めて大雑把な表現であ

り ︑

E

C

諸国といっても︑それぞれ農業事情を異にしているこ

とはいうまでもないοただ日本農業と欧米農業とを比較すると

き一戸当たり農地面積の差は注目すべきであろう︒すなわち︑

国連食糧農業機関

( F

A O

)

の数字によると︑一九七五年の農

(3)

家一戸当たりの面積は︑日本の一ヘクタールに対し︑アメリカ

一八

Oヘクタール︑フランス二二ヘクタール︑西ドイツ一二ヘク

ター

ル︑

E

C

九ヵ国平均一七ヘクタールとなっている︒こうした

二戸当たり農地面積の差は当然生産性に差をもたらし︑たとえ

ばコメについてはアメリカ産米の価格は日本の二分の一という

ことになる︒そこで︑国際分業の立場から︑安い農産物輸入と

いう主張がなされ︑過剰米の宣伝とともに減反・転作政策の強

行がなされる︒﹁外国の米が安いのなら︑日本の米をつくるのを

やめて輸入せよ﹂という芦は当然だという考えが生まれる︒そ

して日本の農家は米偏重の生産を大幅に修正して︑多角経営の

方向に進むべきだし︑食管制下の二重価格に甘えてはならない

という意見が提出される︒後述するように︑今日の食管制で利益

をうけているのは米作農民であるという認識には重大な疑義が

あるのだが︑米作農民の甘えをつく意見がしばしば出される︒

秋田県大曲市の渡部勝義さん(六四歳)は﹁米作だけの農業

政策は崩壊﹂と﹃毎日新聞﹄(九月一九日)に次のような意見を

発表している︒

﹁米単作地の複合経営化は至難な事業ではあるけれど︑諸般

の事情からこれもやむを得ないことである︒農業県という甘え

は許されない︑米作りだけに固執してはならぬ︒

戦後の農地改革で封建的な地主制度は廃止され︑小作農家は

無くなった︒そして国は︑干︑潟や湖沼まで干拓して︑米の増産

を図った︒しかし︑一方では︑倉庫貯蔵米は過剰累積し︑食管

昭和五三年度の米価問題 赤字が膨大な額にのぼったのである︒

あいも変わらず米価の値上げに狂奔する農民には︑消費生活

者のえんさの声も届くまい︒生産者米価の値上げは︑消費者米

価ばかりでなく︑︒ハン︑メン類などの価格まで押しあげたこと

は周知の通りである︒米はもうかるから作り︑麦や大一旦は割が

合わぬと作りたがらない︒

日本の米価はすでに国際価格の五倍であるから︑いくら余っ

たからとて輸出はできない︒そしてパンもメンも原料はほとん

ど全部が輸入である︒米作りオンリーの農本政策が崩壊したこ

とを知るべきで︑これ以上の生産は気違い沙汰と言えよう︒﹂

一読すると︑もっともらしい主張であり︑正論であるかのよ

うに聞こえる︒しかし生産農民の立場からするなら︑右の主張

ほど腹の立つ現実を無視した意見はないであろう︒アメリカ製

品が安いから︑安いものを買えというのが正論なら︑アメリカ

で買えば百五十万円程度の農用トラクターが日本では三

2

四百

万もするなど都合の悪い事実はおおいかくしながら︑国内農産

物は割高であるという論理だけがまかり通っているのはおかし

い︑という戸にも同様に一理あるのであり︑さらにいえば﹁日

本の賃金はアメリカより低い︒だからアメリカ並にせよ﹂とい

う主張にもならざるを得ない︒

そのうえ︑今日の過剰米という事態を招いたのは政府の農政

そのものだという農民からの政府非難がある︒

昭和四八年暮れに石油ショックが起き︑食糧危機が叫ばれる

一 六

(4)

昭和五三年度の米価問題

ようになり︑食糧は戦略物資といわれ︑その自給率向上が叫ば

れたが︑あれからわずか四年︑面積は九州の水田面積に相当す

る三九万ヘクタール︑数量で一七︒万トンという大変な米の生

産調整が行政処置としてとちれたのだから︑農民の驚きと悲し

みが憤りと変わったのは極めてヨ然のことである︒

新生産調整はすでに昨年中に都道府県割当︑市町村割当がほ

ぼ終り︑一月からは個別農家への配分がおこなわれる段取りが

強引にすすめられてきた︒農家が希望もしない減反が︑上から

の命令で︑農協の協力のもとに押しつけられてくる︒猶の白農

政として諦めるには︑余りにも米作農民にとって試練が厳し過

ぎる

農業所得だけで食って行けない農民は︑もう農民ではない︒ ︒

もちろん︑都市なみの自家労賃を農民が求めるのは正当であ

Qしかし現実は全く逆に農業所得の低下を示している︒

山形市の佐藤章夫さん(農業三六歳)は﹃朝日新聞﹄ハ七月一八

日)に次のような戸を寄せている︒

﹁春は︑水回転作が強行され︑支は︑生産者米価を据え置かれ

て︑農民は︑もはや農業を尚らの人生を託するに値する職業だ

とは思わなくなった︒ましてや︑日本を支える産業の一分野で

あるなどとは︑つゆ意識しない︒専業では︑絶対に食っていけ

ない状況にある︒

くたびれぬ程度に働き︑農業収入で不足する生活費は︑何年

かごとに農地を切り売りして穴埋めしながら暮らそう︑と考え

一七

O

る人︑子弟を安定した勤め先に送るべく学校に通わせ農業は老

後の退屈しのぎの場として︑必要な規模にまで漸次縮小する

人︑アパートを建て土地を貸して優雅に暮らす人︑出かせぎ労

働で生活費の大半を賄い︑農業は︑臨時収入源としての意味し

か持たない農家︒

だれもパカらしく︑社会に寄与する農産物の生産に励まない

代わりに︑先祖伝来の美田を︑膨大な紙幣に替える権利だけ

は︑どんな手段を使ってでも死守しようとする︒

これでは︑農民のストライキといってもおかしくない︒米価

要求運動をはじめ︑幾多の農民運動の苦杯の歴史の中で︑その

時々の指導者たちが﹃百姓もストライキできたらなあ﹄と︑ホ

ゾをかんで描いた夢が︑奇しくもいま進行中なのだ︑どれが旗

を振るわけでもないし︑当の農民たちも意識していないのだ

が︑全面的に見事に統一されたゼネストなのだ︒このγケはい

ったいだれが︑いっ︑どのような形で︑支払わされるのだろう

カ﹂

一方では米作農民は甘えすぎだ︑といわれ︑他方では農民の

追いつめられた苦しみが訴えられている︒新聞の投書欄にはこ

の双方の戸がのせられる︒そして考える人も多いだろう︒しか

し︑新聞の論調を読んで︑農業問題︑米価問題の正しい理解を

もつことのできる人は何人いるだろうか︒否︑理解できないの

が当然ではあるまいか︒

専修大学の福島新吾教授は︑五三年七月一七日の﹁毎日新聞間﹂

(5)

朝刊で︑﹁毎日﹂の東京本社発行の﹁新聞を読んで﹂と題し︑

﹁知りたい米価の裏

1

1分からぬ事が多過ぎる

il

﹂と次のよ

うな疑問を投げかけている︒

八焦点を生産者米価の決定の記事(九臼)にしぼってみ土

︑ つノ ︒

まことに奇々怪々である︒

新聞を読んでも︑最後にだれが得をしたのかさっぱり分から

なL問題が複離なことは分かっているつもりだ︒ひょっとすると︑

一種の伏魔殿なのかとも忠︑

70

だが基本米価は指量くといいな

がら︑実質米価一‑五四%(二百七十億円)を引きょげた政策が

正しいのか︑間違っているのか︑新聞には判断が示されていな

い︒それについては︑)応﹁またも政治的錬金術﹂(九日)とい

い︑﹁十年間生産調撃を続けなければ︑米の需給バランスがと

れないという農業政策失敗の原因がどこにあるのかの方が問題

だ﹂(八日解説﹀との指摘はある︒しかし︑全体的には﹁ゴメ中

心の農政時代は去った﹂﹁基本米価の引き上げゼロ﹂はプラス

である(九日社説)︑﹁役割終えた米価政策﹂(唯是康彦氏︑九日﹀

などの表現で品開港しているように印象づけられる︒

だが常識的に考えて︑且庶民の生きる道はどこにあるのかと思

う︒転作奨励金がついたところで︑すでに九六

M m

が輸入依存の

小麦を考えても︑麦類への転作に期待をもてないことは当然で

ある︒﹁百年の農政を考えている﹂(六日夕刊)などというが︑

昭和五三一年度の米価問題 どんなビジョンがあるというのか︒現に唯回疋氏も﹁事態は米麦どころか︑牛肉︑オレンジをも飛び越えて︑加工食品と食品原料との複雑な問題解決を要請してくる﹂と﹁原料段階での統制に力点を置いてきた農政﹂が﹁東京ラウンド後の製品輸入を通して全面的に崩壊してくる可能性﹂を警告している(九日)︒

7の米価は国際制絡の六倍という異常さなのだからハ四日夕

刊)それはごく当たり前のことだろう︒

しかも将来の世界に食糧供給不足が予想され︑安全保障のた

めには︑食糧自給率を少しでも高めることが望まれている︒そ

のことにはどう対処しようというのか︒

政府が農家から買い入れる米価は︑販売業者や末端消費者に

売り渡す価格より高い(送ザヤ﹀︒こんな肉法はあQものでは

ないのに︑それが毎年くりかえされてきた︒それは︑農家への

社会保障政策の変形であり︑自民党の集票のための政策であっ

たと考えられる︒しかしそれが︑同時に︑つぶれそうな日本農

業を維持する支柱としても働いてきていた︒今円高︑黒字減ら

しの圧力の下で酪農品︑牛肉︑かんきつ類とさらに打撃が強ま

る情勢にある︒ここで︑本もつぶしてしまってよいものなのだ

ろうか︒素人の私は心から不安を覚える︒国民の主食の好みが

米を離れ︑︒ハン︑めん類に向かっている以上︑米の滞貨︑衰退

はさけられないだろう︒しかし︑十年もかけて︑米価の商業ベ

ース回復まで生産調整を続けていたら︑農民の生産意欲など消

えてなくなってしまうことは明白である︒それでよいのだろう

一 じ

(6)

昭和五三年度の米価問題

さらにもう一つ分からないのは︑農民の動向である︒こんな ‑ 却

米価決定があっても︑長年支持してきた自民党を︑やはり黙々

と支持し続けるのだろうか︒﹁選挙になったら思い知らせてく

れる﹂という発言も紹介されてはいるが(六日夕刊)︑米価決定

後の戸はまるで記事にされていないのがふしぎである︒米価審

議会の答申が玉虫色(この表現も最近よく使われるが︑実にはっき

りしないいい方だ)であるという時に︑﹁農民側はまずまず﹂

(八日)と評価されていたが︑そのまま満足したということな

のだ

ろう

か︒

そこで最後に頭を悩ますのは︑﹃米価劇の真の演出者︑コメ

支配体制に巣食う幻万人︒農業政策にヒピ入れる﹄(九日︑野

口昇記者)という解説である︒それは米価を引き上げたのは真

の農民ではない︒食糧庁と農協の職員だといい︑相変わらず︑

総合農政派がH集票機構Hを確保する成果を得たのだと主張す

る︒しかも︑その政治加算は第一次減反当時の﹁一割減反︑二

割増産運動を呼び起こし︑再び米過剰が拡大する恐れがある﹂

とまで書いている︒一体どうなっているのであろう

o V

右の福島数授の疑同に同調する人は少なくないであろう︒そ

こで右のような疑問を念頭において︑本年度の米価問題につい

て以下考えてみよう︒

七 一

︑ 昭 和 五 二 年 度 の 米 価 決 定 に つ い て

五二年度は︑第二次減反・転作政策の実施という米作農民へ

の打撃のなかで︑実質的な米価据置がなされた年であった︒ま

ず五一年の米価を簡単に回顧しておこう︒

昭和五一年の農家所得は物価上昇を下回る前年比七・六%の

伸びで︑実質的にはマイナスであり︑不況︑冷害などが絡ん

で︑農家経済は︑農業所得と農所外得の両面から圧迫されてき

カイリ漁業専管水域の設定による漁獲量の激減必至と二

OO

た ︒

いう事態のなかで︑政府はアメリカを中心とした食糧の対外依

存を︑これまで通り続け︑﹁総合食糧政策﹂(第二年度目﹀を推

進し︑米価を押さえ︑空洞化されつつある食管制の下で︑農民

のジリ貧化をはかつている︒

政府は例の如く﹁過剰米宣伝﹂をおこない︑食糧自給率の低

下と︑他方での外国食糧の輸入には触れないように極力注意し

てき

た︒

政府は五一年度から五ヵ年計画で着手した米価の﹁売買逆ザ

ヤの段階的解消﹂を推進し︑米の買入れ制限を強化し︑自主流

通米とヤミ米の一層の増大をはかり︑これを通して食管制解体

の方向を目指しているようなポIズをとった︒しかし政府の真

図は︑後にみるように︑そのような単線的方向を目指してはい

の意

ない

(7)

ところで︑五二年度の生産者側の米価要求闘争はどうであっ

たか︒その代表として全日農の闘いをみると︑全日農は︑米価

鴎争を農民春闘の最大のたたかいとする︑として︑米作農家だ

けでなく︑都市の消費者︑労働者との共闘を訴え︑また全国

一斉闘争として︑全国一斉闘争日をもうけ︑情勢によっては中

央集結行動を展開することにし︑国会闘争(政党交渉)を強化

することにした︒

全日農の中心要求は

川バルクライン八

O M

m

︿

生産

性の

高い

順で

上か

ら八

ov

d自

の農

家の

生産量を基準にする)にもとづいて﹁生産費・所得補償方式﹂

による要求米価の実現

川二重米価なし崩し反対︑買入れ制限反対︑食管制破壊反対

川生産者︑消費者︑中立委員の一二者均衡のとれた米審の構成︑

農民間体による米価決定の実現

同外麦輸入大幅削減︑食糧自給体制づくりへの農家の転換

同生産資材の値上げ反対︑独占価格の値下げ実現::等々であ

った

具体的には一俵ハ六

0

キロ﹀当たり︑二万五九二O

︑ 対 前

年比四・五

M m

のアップという要求であった︒

これに対し政府の米価算定方式はどうかというと︑政府も

﹁生産費・所得補償方式﹂をうたっているが︑実際は﹁平均生

産費方式﹂であり︑この方式では一・一

t

一・五ヘクタール以

下の農家の生産費は所得にくい込み︑算定に使われた中小企業

昭和五三年度の米価問題 なみの賃金さえ回収できないものであった︒さらに政府の使う生産費調査は︑平均規模が一二一ヘクタール前後で︑実際の規模である

Q

・九ヘクタール台より︑さらに低い生産費での算定

となっており︑﹁所得補償﹂は有名無実であった︒

政府の考えは︑できるだけ生産者米価を低く押さえ︑食管赤

字︑逆ザヤをある程度で縮小し︑米の生産に制限を加えるとと

もに︑国際的に割安な外国食糧の輸入をはかり︑工業製品の輸

出を農産物輸入の見返りとして確保することにあった︒この政

府の既定路線のもとで︑昭和五二年度の生産者米価は実質四・

六必増に終わったのである︒すなわち︑

川う

るち

l

四等米︑包装代込み一万七二三二円

川自主流通米を対象とした﹁良質米奨励金﹂を

0

・六%引き

上げ

る︒

川銘柄米奨励金は存続する︿現行指定銘柄四

OO

円︑

特別

銘柄

二五

O

この実質四・六

M m

の引き上げは︑五一年度の六・四%を下回

り︑

名目

一一

7 0

M m

アップだった四六年以来の低い水準であっ

五二年度の米価闘争の性格を要約すると︑政府は米の過剰を

宣伝して低米価の布石とすると同時に︑他方で五六O万トンも

の外国小麦を輸入し︑五二年度三三

O

万トン︑五三年度は四

O

O万トンの米過剰になると︑﹁つくられた過剰﹂を自然に起こ

った過剰でもあるかのように宣伝したということである︒

(8)

昭和五三年度の米価問題 ニ

︑ 昭 和 五 三 年 度 の 米 価 決 定 に つ い て

次に昭和五三年度の生産者米価決定の経過を紹介しよう︒

生産者米価を決める米価審議は七月六日に開かれ︑政府は五

三一年産米の生産者米価(政府買入れ価格)を︑米過剰を理由に据

置くとの諮問をおこなった︒生産者米価の据置きは四六年以来

七年ぶりの厳しい政策である︒

五三年産米生産者米価の諮問の内容は①需給事情を考慮し︑

基準米価士︑工ニ等平均)六

0

キロ当たり一万七O一九円は︑そ

のまま据え置く︑②等級間格差を現行の二倍に広げ︑一?二等間

は三

O円︑二

i

三等聞は

千円とし︑良質の米を奨励

する︑①等級間格差の拡大

に伴

い︑

基本

米価

(一

i二

平均

︑包

装代

込み

)は

0

・ 一

M m

ップ

の一

万七

一一

一立

一円

とする'ーーというものであ

った︒基本米価がわずかに

上昇したのは等級間格差変

更による単純な統計計算上

の結果であり︑全農家の実

質手取り額(基準米価)が

据置きであることに変わり

(単位円〉

│臼年産米│畔産米

l

準 米 価

( 6 0 キ ロ , 1  ~3 等平均)

1

1 7 0 1 9  

1

1 7 0 1 9  

基 本 米 側

(~キロ,

~2 等平均)

1 7 , 2 3 2   1 7 , 2 5 1  

包装代込み

I 1

  ' 等 級 間 格 差

1~2 等

1 6 0   3 2 0  

2~3 等

5 0 0   1 , 0 0 0  

諮 問 米 価

七 四

(1

i

︐ 晶

︑ ︒ i y L  

政府が七年ぶりの基準米価据置きという強硬姿勢を示したの

は︑米過剰対策が最大の理由であり︑米減らしに乗り出したの

である︒その具体策は︑①米価凍結で農民の生産意欲を抑え

る︑①今年から始まった第二次生産調整(水田利用再編対策)で

半強制的に米作付けを制限するーーという硬軟とりまぜたもの

であった︒今回の据置き諮問はその一環である︒

そのため価格算定の方式を再び変え︑︐必要量生産費方式Hをとった︒この方式は四六年から四九年の米側で採用されたも

ので︑米価の需給計画の狂いから生じた過剰米部分の生産費を

計算のワク外におくというやり方である︒この方式をとれば生

産能率のよい農家平均の生産費が出るため︑米価は下がること

にな

る︒

いこうしてはじかれた基準価格の試算値は前年比四・二

M m

一万

六三

O

八円となった︒このため農家に与える影響を配慮

し︑この試算値に補正額七一一円を加え基準価格は一万七

O

九円と前年同額据置きにした︒

︿2

)

今回︑政府は米の消費量低下のもとでの米の過剰を背景にこ

うした算定方式の切り替えをおこなったが︑昨年通りの算定方

式で行うと基準価格は逆に

0

・六%アップの一万七一二二円と

なる︒したがって︑H米価据置き︒という政策的な結論を先に

出し︑それにつじつまが合うように︑ρ必要生産量生産費方

式aという都合の良い計算方法を五年ぶりに復活させたもので

(9)

あるといえよう︒

( 1 )

基準米価と基本米価

生産者米価は昨年までは五段階に分けて決められていた︒それを

本年からは︑従来の一t

四等

を一

t二等に︑五等をコ一等として︑区

分し

直し

た︒

基準米価は右のすべての米(新しい一i三等﹀の平均価格であ

る︒この基準米価に等級間格差による修正額や包装代などを加え一

l一一等平均で示したのが基本米価である︒昨年までは︑義本米価が

普通の農家の手取りを示すものとして︑これが米価論議の対象にさ

れてきたが︑五三年度では五段階を三段階に区分し直したことに伴

い︑等級間格差を二倍に拡大したので︑全部の米を対象にした基準

米価で比較するのが適当である︑というのが農林水産省の説明であ

ス ー

別管自白すると︑農家が政府倉庫まで米をパラで運んだとき︑その手

取りが運賃込みでいくらになるかを示すのは基準米価の方である︒

つまり︑すべての政府買入れ米(一J三等米)の平均生産費に運送

費を加えた価格である︒

これに対し基本米価は︑包装されて倉庫に運び込まれた米を政府

がいくらで買い入れるかを示すもので︑米全体の九六%を占める一

二等米を計算の対象としており︑この平均基準価格に包装代を加

えたもので︑一般的な生産者の手取り予定価格に相当する︒

基準米側だと︑政府試算は据置きになり︑泰本米価だと︑昨年に

比べ

0

・コ喝のアップになる︒

結局︑生産者米価はこの政府案通りに決定されたのであるが︑そ

こで農業所得を︑米のみを生産する平均農家(一へFFlル経営農

昭 和 五 三 年 度 の 米 価 問 題

家)を取り上げ︑基本米価で算返すると次のようになる︒

1︑粗収入

()××HZHM

8

82

2︑農業所得(物件費と人件費をω・吋として)

rA FE U

E

2 4×c・叶uCUE

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泊盤

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︑ 一

y

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‑ g

z

これに対し従業員五人以上の製造業における労働者の平均給料

(五一年度)は一日当たり七九六七円であり︑一ケ刀山勤日数を二

一一日とすると︑月給は一七万五二七四円である︒

日本では耕地面積一へPFlル以下の農家が︑令農家の七

O M

却を

占めており︑一戸当たりの水田商積も六五アール程度なのであるか

ら︑一万七千円米価では農業経営が如何に苦しいかは明白であろ

う ︒

︿2﹀年々進む国民の﹁米離れ傾向﹂はとどまる気配はなく︑どの

ようにして︑消費拡大を図るかが農政の緊急課題となっているが︑

﹁米離れ﹂は都市の家庭ばかりでなく︑農村でも進んでいる︒

食糧庁の調べによると︑戦後一審消費量の多かった三八年には︑

国民一人当たり年間一一七・一一一キロ食べていたのが︑五一年には八

六・一一キロと︑この一四年間に二七労も減っているつとくに都市の

消費世帯は三八年の八七キロかち五一年の五

0

・五キロへと四二銘

も減少している︒

農家世帯も一ニ八年︑一五八・八キロだったのが︑五一年には一一

九・四キロと二五%減少した︒米の消費量が減っている中で目立つのは︑朝食の米離れである︒

一七

(10)

昭和五三年度の米価問題

O

年には七一ニ・三%の家庭がごはんを食べていたのが︑五一年に

は六

九・

入%

︑逆

にパ

ンを

食べ

る家

庭が

一八

・一

二%

から

二=

了一

山地

へとふえ︑また︑一回に食べるごはんの量も︑かつては平均二杯以

上だったが︑最近は朝食で一・三杯︑昼食一・五杯︑比較的多く食

べる夕食でも一・六杯となっている︒この結果︑五三O

万ト

ンも

古米

が余

って

いる

︑と

いう

二年前から米の消費拡大運動を展開してきた農林水産省や全国農

協中

央会

(全

中)

は︑

P Rや消費拡大策を実施しているが実効は少

rk

eh

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v 

農林水産省は五一年度から学校給食に市価の三五%引さで米を売

却して米飯給食を推進させたり︑また︑五二年度からはライスメ

ン︑ライスプレッド︑ライスワインなど米を原料にした加工食品の

研究︑開発を促進するなど︑懸命の米消費拡大作戦をくり広げてい

る︒こうした消費鉱大予算は五一年度一五億円︑五二年度二七億

円︑今年度は五六億円と毎年倍増︒全中も五一年度から毎年一四億

円の事業費を組み︑米の

P Rや米飯給食の設備の一部を崩成するな

ど消費拡大と取り組んできた︒しかし消費量がふえるどころか毎年

二次︑最近は三銘も減少している︒

全中もつまず農村の米離れを食いとめよう﹂と七月から毎月八日

を﹁米の日﹂として各農協ご止に米の

P R行事をしたり︑農協職員

に弁当持参を呼びかけている︒また農協の涜活からバンやめん類を

追放したり︑食堂に米粉で作ったライスメンを置くなど新しい消費

拡大

作戦

に乗

り出

して

いる

これに対し米価審議会は翌七日︑中川農相に七年ぶりの据置

一七

きをみとめる答申をおこなった︒答申は三年ぶりであった︒

米審の﹁生産者米価についての答申内容﹂は次の通りであ

A

る ︒

昭和五三年産米穀の政府買い入れ価格については︑その算式 について︑少なくとも昨年通りの方式によって算定すべきであ るとする意見と︑本年の政府試算方式を妥

1!

とする意見とに分 かれたが︑現下の需給事情の下において食糧管理制度を維持 し︑今後長期にわたり水面利用再編対策をはじめとする米需給 均衡化対策を遂行しつつある事情を考慮して︑生皮費及び所得 補償方式により慎重かつ適正に決定すること

G V

右の米審の答申はいわゆる﹁玉虫色

Lの答申といわれたもの

であり︑米審が何を主張しているか一読して珂解し難く︑生産 者︑政府のそれぞれの立場から自己に有利な解釈を下せるもの であった︒しかし︑その後の経過をみるならば︑この答申が政

府に有利に作用するものであったことは明白である︒

これより先︑六月一O

日に全国農協中央会(全中)は五三年 度の要求米価を決定した︒それは八

OM

バルクライン方式から

﹁平均生産費方式﹂に改め︑前年比一一一一・一二銘アップの一万九

二七六円(一俵六

0

キロ

当た

り︑

‑1

三等平均)の米価要求(表参

照﹀であった︒これは二年連続の前年以下の要求であり︑その

理由は﹁政府と同じ土俵ハ平均生産貸方式)に上がり︑現実的に

闘う﹂というものであった︒

すなわち昨年の要求米価はゴ一万円以上﹂という数字であっ

(11)

たが︑今年ば﹁函民的合意のえられる﹂水準の米価要

求という考えを基本とした︒今年の要求価格も︑例年

のように全国的で約千五百戸の生産費調査をしたうえ

で決定したが︑今年の特色は

①二十年間以上続けてきた計算方法を一部変更し︑

政府と同じく平均生産費方式に立った︒しかし米づく

りのための研修︑計画作業など政府は認めていない

が︑正当に評価するよう要求した︒

⑦米価に偏重せず︑米の流通問題ゃ︑野菜やす胃産

物︑果物な"との安定的な生産︑供給などの改善ゃ︑各

地方の農業振興計画をつくる通年運動に取り組んだ︒

現在農協は︑全国で九州全体の水田面積に相当する約

三九万ヘクタールの水田で米からの転作により︑他の

野菜や飼料づくりに懸命に取り組んでいるのでご理解

を頂きたい︑というものであった︒こうした姿勢のも

とで昨年の要求価格よりむしろ低い要求価格を農協は

発表したのである︒

全日農は以上のような農協の要求米価には問題があ

るとし左の如く批判した︒

﹁まず第一は︑限界生産費農家の生産費と所得を補

償する八

O M

m

バルクライン方式をかなぐりすてて政府

と同じ平均生産費方式を採用して︑昨年の要求米価よ

りも千八百一二二円も低くしたことだ︒

昭和五三年度の米価問題

(単位:円〉

50

年基準 I

5 1

年基準 l 畔 基 準 │ 平 均

家 族 労 働 費

72

, 

1 2 7  

物 財 等 費 用

5 3

262  5 8

0 9 9   5 8

8 8 5   5 6

7 4 9  

租 税 公 諒 諸 負 担

4

364  4

3 6 4   4

3 6 4   4

3 6 4  

資 本 幸リ

T  8

, 

1 0 9   8

2 1 0   8

1 1 0   8

, 

1 4 3  

地 代

2 2

, 

1 5 4   2 2 .  1 5 4   2 2

, 

1 5 4   22

, 

1 5 4  

ム 副 産 物 価 額 │ ム

4

4 7 6

1

4

2 6 8

1 ム 日

1

6 .   4

ω 

副産物価額差引生産費用

i 1 6 0

212  1 5 9

4 3 8  

昭和

5 3

年度農協要求米価算定値

1 0

アール当たり評価替え生産費用

(単{立:キロ〉

│5oE 丁 百 九 丙

if.

f f i   ‑ ' f ‑ つ 干

収 量 │ 肌

5 4 6 4 .0 ¥  5 2 0 .  1  I  5 0 2 .  9 

1 0

アール当たり収量

算定値

( 6 0

キロ当たり

1 " " ' 5

等平均裸〉

1 5 9 , 4 3 8

一一←ー←一一'

‑ 6 0

キロロ

1 9

0 2 2 1

'3

5 0 2 . 9

キロ ' 

基本価格

( 6 0

守口当たり

= l

r v

5

等平均裸〕

6 0

キロ当たり………

' ' ' 1 9 , 022

円 +

2 5 4

円=19

, 2 7 6

(i1聖搬費〉

一七

(12)

昭和五二一年度の米価問題

これについて全中は︑要求米価は﹃現実性﹄のあるものにし

なければならないと説明している︒

しかし︑その現実性の中味は︑全日農との統一を拒否するの

みならず︑農協の運動も後退させながら︑要求米価の算定は平

均法へ豹変することによって政府の土俵の中に入りこみ︑米価

据置き︑﹃新生産調整﹄政策の推進︑食管制度の空洞化に実質

上奉仕する要求米価になってしまっていろ︒

加えて︑一時間当りの労働費は︑全日農のごす四百四十一円

(製造業規模百人以上男子賃金)に対し︑全中は一千五十六円︿同

規模五人以上男女平均賃金)と低く︑一日当り八千四百四十八円

で︑田んぼに入った経験のない官僚的机上計算の労賃でしかな

また︑小作料(地代)の算定になるといきなり生産費調査か

らとび離れて︑全国農業会議所調査の上︑中︑下回の平均支払

い小作料二万二千百五十四円と全日農より高い金額を採用して

いるがその理由は明らかにされていない︒

全一中は統制小作料でなく実納小作料で評価せよと主張する

が︑生産費調査を無視した実納小作料とは架空数字でしかな

く︑これによって要求の一層の低下を喰い止める役割を果させ

ているのである︒

全中の要求米価では︑約二・二ヘクタールという上層農家の

生産費の平均生産費となっており︑生産規模が小さく生産条件

が悪い農家を切捨てる米価であり︑以上の諸点を概観しても︑

一七

会中などがいう迫力のある現実的な要求米価とはほど遠いもの

と一言わなければならない己

では全日農の主三年反米価闘争の基本方針はどのようであっ

たか︒五三年の全日農の重点課題として﹁農民新聞﹂の一月五

日号は次のように述べていた︒

﹁一九七八年の幕開けは︑わが国の勤労国民とりわけ農民にと

ってこれまでにない厳しい様相を呈している︒

四月ごしの日本経済の不況は全く回復の見込みが立たないま

ま年をこしたため︑財界からも見放されつつあるほど無策に終

止した福田内閣は︑不況の尻ぬぐいの全てを勤労国民におしつ

けることで延命をはかろうとしている︒

企業倒産は史上最高記鉄を更新しつづけ︑完全失業は二百万

人にも達しようとしており︑円高不況は賃上げはおろか︑仕事

の確保がやっとだという情況に労働者を追いこんでいる︒

農民にとっては︑事態はさらに深刻だ︒昨年から重大問題化

している日本農業の柱であり︑農民生活の頼りの綱であった米

作を強制的に減らそうとする新生産調整︑大食業本位の輪出偏

経済政策の行詰りを︑日本農業をイケニエにして打開せんとす

る農畜産物輸入の拡大︑そして︑ことしは︑春闘賃金にも遠くお

よばなかった低農産物価格(別表参照﹀の徹低した抑制策がとら

れることは必歪であり︑農外収入の道は大きく閉ざされよう︒

難題をかかえてどうたたかうか︒自民党青嵐会(ファシズム)

農政と全面対決へ︑のるかそるかの新年を迎えた︒﹂

(13)

農産物行政価格の上昇率と春闘賃上げ率の推移

i‑0140M47│ 

(年率)I (年率〉

48  49  50  51  52  53 

米政府買入価格(玄米

60

惚〕

9.5  4.6  15.0  32.2  14.4  6.4  4.0 

小麦政府買入価格

(60kg) 4.6  4.8  13.6  27.3  10.8  7.1 

44.4 

加工原料乳保証価格

(1 kg)  5.9  6.7  44.3  14.7  7.6  2.8  。

豚肉安定基準価格(11 ) 

2.2  5.6  33.4  9.7  8.1  4.3  。

甘しょ原料基準価格(1トン〉

5.1  4.2  16.0  38.0  9.3  7.9  6.6 

ばれいしょ11 ( 11 ) 

3.2  3.7  1

1.

3  3

1.

0  9.3  7.9  6.6 

てん菜最低生産者価格(11 ) 

4.5  3.4  3.8  29.7  9.3  7.9 

22.4 

さとうきび11 ( 11 ) 

2.5  25.2  28.7  10.2  7.9 

22.3 

大豆基準価格

(60

惚〉

2.9  6.6  16.4  3

1.

1  9.3  7.9 

42.3 

なたね11 ( 11 ) 

4.4  5.5  14.2  28.1  10.1  7.3 

25.4  5.7 

基準繭価(1匂)

12.1  33.6  11.8  7.9  8.9  6.3 

春闘賃上げ率

6.1 

1) 

※印は奨励金が基準価格に組み入れられたため(実質は約

6%) 2)  53

年度春闘賃上げ率は

5

29

日現在全国加重平均である

(1農民新聞J53年6月5日号〉

堕長同川沿

i

G* 思眼 E 1

12;::;

(14)

昭和五三年度の米価問題

全日農は以上のような﹁重点課題﹂を掲げたうえで﹁七八農

民春

闘総

括要

求﹂

とし

て次

のよ

うな

発表

(﹁

農民

新聞

﹂一

一月

十五

日)

をおこなった︒

︹中

心要

求︺

川すべての農業生産に都市なみ労働報酬を保障し︑価格決定は

農民との団体交渉で民主的におこなうこと︒

①主要農畜産物価格は﹁生産費・所得補償方式﹂で決定する

こと︑決定期は作付前に予一示価格を一示し︑売渡し期に最終

価格を決めること︒

②農民に団体交渉権を与える立法措置をこうじること︒

①当面︑価格決定に関する審議会は︑均衡のとれた三者構成

に改めるほか︑甘味資源審議会に価格審議機能を与え︑野

菜価格安定基金への農民代表の参加を認めること︒

同日本農業をつぶす米の新生産調整と農畜産物輸入拡大・宅地

なみ課税をやめ︑農政の民主化・転換を行なうこと︒

①食糧の海外依存政策を根本的にあらため︑食糧の国内自給

確立のため︑農業・農民団体と政府との協議によって食糧

需給計画を策定すること︒

①大量に輸入されている食用外麦をはじめ農畜産物輸入を大

幅に削減すること︒

③国内生産を圧迫する牛肉︑オレンジ︑酪農品などの輸入白

由化・輸入枠拡大は絶対に行なわない︒

①関税引下げによる農斎産物市場の門戸開放は行なわないこ

一八

O

ム ﹄ ︒

⑤食糧輸入については︑農業・農民団体も含む民主的機関の

設置によって規制すること︒

⑤他国民の犠牲のもとで行なわれる開発輸入は行なわないこ

ム ﹄ ︒

⑦米の減反政策をただちにとりやめること︒

③農業課税の減免と農地の宅地なみ課税を全廃すること︒ま

た一般農地の固定資産税を据置く特別措置を復活させるこ

ル コ

①農業用生産諸資材の価格の引下げを行なうこと︒

︹重

点要

求︺

川米価据置きなど低米価強化と食管制度をつぶす二重価格のな

し崩し反対︒新生産調整による買入れ制限の強化をやめ︑産

米を全量買上げること︒米消費を大幅に拡大すること︒

ω

自給飼料の増産による畜産政策の根本的転換︒

川農業への重点投資で田畑輪作をふくむ土地基盤整備の拡充と

土地利用の高度化と有畜複合経営を重視するなど︑農民に依

拠した生産対策への転換︒

川兼業農民の一雇用安定と労働条件の改善︑農民の社会保障制度

の充

実︑

強化

仰冷災害対策を確立し︑畑作物をふくめた農業災害補償制度の

抜本的改

E

以上の方針のもとに全日農は六月一O日︑五コ一年産米生産者

(15)

価格を別表のとおり一俵(六

0

キログラム)当たり正味二万七千

三百円とする︑という要求を決定︑発表したのである︒

昭和五十三年度産米生生者価格について

一九七八年六月十日一

全日本農民和合連合会

一一︑昭和五十三年産米の生産価格は

一五

0

キ ロ グ ラ ム 当 た り 正 味 六 八

︑ 二

O

円 一 運 搬 費 二

O

コ三

円一

計 七

O︑二八二円一

(正

味六

0キログラム斗たり︑二七︑三

OO

円)

一 と す る こ と を 要 求 す る

︒ 一

この生産者価格の算定表はつぎのとうりである︒

︑ ノ 一 一

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1μQtgAH

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作計

一川

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一札

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一 一 物 財 費 一 労 働 萱 租 資 小 一 一 日 日 目

昭和五三年度の米価問題 六月一九︑二

O

日の両日︑予備米側審議会が聞かれた︒予備

米審の検討項目は次の通りである︒

川米の需要︑供給︑在庫などの動き︒

川水田利用再編対策の実施状説︒

川米消費拡大運動の現状(学校給食の問題など)︒

川集荷︑配給など流通の現状正問題点︒

農林省筋では﹁米の消費不振と生産過剰で︑今秋の政府米在

庫は五三O万トンと︑適正在庫(備蓄必要量)二

OO

万トンを大

きく超える過剰在庫となり︑その処理費に一兆円以上が必要と

されており︑他方では三九万一千ヘクタール︑一七O万トンに

及ぶ米の生産調整と転作を実施する必要がある﹂との説明をし

てい

た︒

今年の政府の米価戦略は①米の生産過剰︑③国民の米消費

減退(米ばなれ﹀の大宣伝にあった︒しかし︑﹁農林水産省は︑

わが国の農産物輸入額が年間一一一O億ドルに達し︑世界最大と

なっていること︑圏内で消費される小麦の九六労︑大一旦の九七

勿は輸入ものであること︑米の生産過剰の裏には小麦の輸入が

大きな原因となっていること:::等々を︑ひたすら︑口に出す

まいとしているらしい︒﹂Q

日本

経済

新聞

﹄昭

和五

三年

六月

二六

日﹀

六月

一一

二目

︑生

産者

麦価

決定

七月三日︑日本武道館で全国農協要求米価大会が開催され

た︒この生産者米価の大幅引上げを求める米価大会に一

O

年ぶ

りに大平自民党幹事長が出席し︑﹁明日の希望につながる米価

(16)

昭和五三年度の米側問題

を﹂と演説した︒

先に述べたように︑七月六・七日︑生産者米価についての米

審が開かれ︑政府は米審に生産者米価の実質的据置きを諮問し

た︒政府側は早くから米側据置き方針を固め︑六円の米審へ

は︑米価算定方式を五年ぶりに﹁必要量生産費方式﹂(過剰米

生産

費部

分を

除外

して

生産

費を

算出

する

方式

で︑

前年

より

明ら

かに

生産

費は下がって出てくる﹀に戻し︑据置き諮問を演出した︒米審

は︑五三年産米の生産者米価政府諮問(恭準米価は据置き︑等級間

格差

を拡

大︑

それ

に伴

い︑

基本

米価

0・

一%

アッ

ヅの

一万

七二

五一

円﹀

を審議し︑七日︑賛否両論を明記して︑諮問通り﹁措置き﹂を

答申

した

七月八日︑政府は五三年産米の生産者米側の実質一・五四

M m

引上げを決定した︒基準米価は政府諮問︑米審答申通りで七年

ぶりに凍結したが︑しかし︑基準米側据置きゃ︑実質一・五四

%アァプ(財政負担で三七

O

億円の支出)がスンナリ決まったわけ

ではなく︑例によって﹁稲作農民のため﹂を大義名分にして︑

みずからの利害を隠した政治抗争が繰り返された︒

HA二一目︑政府︑米価関係閣僚会議で︑米何審議会を問問か

ない乙とを確認する形で︑五三年産米の消費者米仙沼置きを決

(3

定し

た︒

以上が五三年度米価闘争の経過である︒

(3

)

今年の消費者米価据置きの結果︑昨年同様消費者米価は次の

通り

であ

る︒

消費

者米

︿﹀

政府

売渡

し価

I

四等

平均

︿六

0

ロ)

一四

︑七

七一

︒小

売指

導価

標準

価格

米(

0

ロ)

コ一

︑心

00

徳 用 上 米 ( 同

﹀ 二

︑ 四 四

O

徳 用 米 ( 同 ) 一

︑ 九 二

O

昭昭五コ一年度米価の問題点

そこで以下︑五三年度米価闘争を通して︑何が問題であり︑

それをどのように把握しなければならないかについて考察をし

なければならないのであるが︑ききに福島教授が新聞の米価報

道を読んで﹁まことに奇々怪々であり︑最後にだれが得をした

のかさっぱりわからない﹂と︑多くの疑問を投げかけていたこ

とを紹介しておいたが︑教授の疑問はまことにもっともな疑問

であった︒そこで︑さきの福島教授の一文を私なりに整理して

考えてみたい︒﹃毎日新聞﹄の生産者米価に関す記事

i

それ

は﹃朝日﹄﹃読売﹄司日経﹄などと大同小異である

1

lに

対し

福島教授がいわんとしていた点を整理すると︑

ω

新聞は︑コメ中心の農政時代は去ったのであり︑基本米価

の引き上げゼロは正しい︑としている︒

川しかし実質米価一・五四

M m

合一

O

億円﹀引上げについての

判断はない︒

(17)

ω

﹁米価政策は役割を終えた﹂というが︑農民の生きる道は

どこにあるのか︒農政のビジョンは何もないではないか︒

川米価が国際価格の六倍という異常さなのだから﹁東京ラウ

ンド後の製品輸入を通してと﹂のままではすまないだろう︒

同逆ザヤは︑商法としてはおかしいが︑これが日本農業を紘

持してきた︒

川将米の世界的食糧不足を考えると︑食糧自給率低下につい

ても対処しなければならない︒

川十年もかけた生産調整では︑農民の生産意欲はなくなって

川農民は︑米価据置きの自民党農政にもかかわらず︑やはり

自民党を支持しつづけるのか︒米側決定後の農民の戸を新

聞は伝えていない︒

川最後に︑米側を引き上げたのは真の農民ではなく︑食糧庁

と農協の職員であり︑政治加算は再び米過剰を拡大する︑

という点でますますわからない︒

まず川の基本米価の引上げゼロには︑コメ中心時代が終わっ

たのだから正しい︑という点であるが︑ではコメに代わろ農産

物は何があるかという米作農民の転作作目を明示しない以上︑

正しくはないであろう︒適当な転作作目を示さず︑生産者米価

を実質的に切り下げる││措置きは他物価の値上りを考えると

切り下げであるーーだけでは農民に希望を与えることにはなら

なL

昭和五三年度の米価問題 にもかかわらず農民は結局は自民党農政に協力している︒そ

(4

れは転作の奨励金というアメもあろ︑っし︑転作に協力しなけれ

ば︑食算制は守れないという政府の宣伝もあろう︒とくに地方

自治体と農協の緊密な協力による末端農民への転作受入れのた

めの指導が果たした役割を見逃すことはできないであろう︒

4

)

転作に関する奨励金奨励金の金額は特定の重点作物(飼料作物︑麦︑大豆︑永年作物

なと

)の

基本

額が

五五

OOC

丹︑その基本額に︑集落単位で集団転作を行ったものに対しては︑転作率に応じて一定の加算(計画加

算︑

恭準

額は

一五

0 0 0

円︑最高限度二

O

000

円﹀をつけ

る︒

つま

り︑

大体

0

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たり

最高

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五︑

0 0 0

円になる計

算で

ある

基 本 額 計 画 加 算

特定生産物五五︑

000

円十

一五

000

円(才一宮城

00

円)

一 般 作 物 四

O︑

000

円十

O︑

000

通 年 施 行 四

C︑

000

管 理 転 作 四

O

0 0 0

円+

O

0 0

農林水産省はこの措置を五三年度から三年間続け︑三年目に見直 /たもののみ﹂

0

円(転作が行われ)

しを

する

Lて

いる

ο

5

)

昭和五二年度からの新生産翻整政策(第二次減反政策)は︑

農民にとっては外からよからの政府の押しつけにより︑すでに五二

年度内に都道府県割当︑市町村部落への割当が完了し︑五三年一月

から個別農家への割当が進められていた︒政府や農協による上から

の割当に︑個々の農家は不満や意見をもちながらもこれを受け入

/¥ 

(18)

昭和五三年度の米側問題

れ︑全国的には一OOM以上め減反転作が決定した︒そこで一例と

して︑筆者が一一九年ほど前と昨年と二度訪れた秋田県の雄物川町で

め減反実施の動きについて紹介することにしよう︒

最初に雄物川町の農家の意識についてみよう︒

八昭和臼年度農家意向調査の結果

(昭和臼年日月幻日﹀

雄物川町農業委員会雄物川町宅産集団推進協議会

昭和

mM

年9月lHI昭和也年9月お日

雄物川町生産集団推進協議会に加入している各集団

構成員

沼館8

集 団 二 九 四 名 里 見 7 集 団 一 一 一 六 名

福地7

集 団 二 二 八 名 館 合 4 集 団 八 一 名

大沢8

集 同 七 コ 一 名

谷地2

集 団 六 O 名 計 鈍 集 団 八 六 二 名 なお総農家数二一六三戸︑対象農家八六二戸︑率四OM唱であるQ

4︑ 回 収 率 対 象 農 家 八 六 二 戸 回 収 農 家 六 四 O 戸 回 収 率 七 四

M ー︑笑施主体2︑実施期間3︑調査対象

八調査結果﹀

1︑現在の経営規模について

C

・五

へ F 0

・五

1

一 一

1

二 へ 二t

三 ヘ 三 ヘ ク タ

タール未満へFFl

ル ク タ

1

ル ク タ

i

ル ー ル 以 上

四・九印刷一八・O%一ご九・一%二九・六%八・四M

耕地計 ‑八四

四 八

・ 一 二 三

・ 四 畑 七 人

・ 七 一 人

・ 八 2︑自家農業従事者は何人ですか

一 人 二 人 三 七

・ 囚 勿 一

0

・九

一二

子八

0・ 四

五・

一入

・九

一 一 ・ 一 従

一 二人

0

・三% 四人以上

女 男 そ 専 そ 専

σ

他 従 他

一一了六

一 一一 一

・ 一

0

・一

0

一二・六

3︑農業後継者について︑

あ り 六 四

・ 六 必 な し 六

・ 七 銘 未 定 二 八

・ 七

% 4︑川総所得に対する農業所得の割合農業所得のみ二六・豆町沼

農業所得が多い四九・六労農外所得が多い二三・九銘

ω

農外所得を得た就業先は︑末︑溺出稼ぎ四九・九M知連年出稼

ぎ一・三M隣接市町村一三・六銘町内三五・二銘

(町内のうち役所学校組合等ニ

0

・一

一一

%町

内誘

致工

場一

六・九銘土建業三=了OMその他の事業所二四・五弱

内職五・三VJ

問農外就業者はどなたですか経営主四七・四銘経営主の妻 九

‑ 四

% 後 継 者 三 六

・ 七 M 後 継 者 の 妻 五

・ 一

% そ の 他

一・四%

5︑出稼ぎについて川している五一・九配剤していない四八・一

mm

将来やめたい入七銘(農業の規模拡大したい四五・一形

地元の農外就業四回・OMその他一0・九銘)将来続ける二ニ一%

6︑土地基盤の現状について

(19)

川団地数

一 団 地 二 団 地 三 団 地 四 団 地 五 団 地 六 団 地

(M

m)

(M

m)

%

) (

% ) ( M Z ( 勿 ) 回 二 子 八 一 七

・ 三 一 九

・ 五 一 六

・ 五 一 一 一 一

・ 八 一 九 二 畑

・ 樹 団 地 四 六

・ 二 三 三

・ 九 一 二

・ 六 三

・ 五 了 九 了 九

ω園場条件の問題点一︑排水が悪い三七・四%二︑農道が狭

い一八・八銘三︑用水不足一七・八%四︑区画が小さい一五・

八銘豆︑用水の水質悪い一ニ・九銘その他六・=一M

畑・

樹園

地 て農道が狭く勾配が急で不便三

0

・七銘二︑速い場所にあ

る二五・六Mm三︑区画が小さい二五二Mmその他一八・六M

7︑今後の農業経営について的経営規模を拡大したい六一・九銘

拡大作目は水稲五五・二Mm畑作一八・四%果樹三・六箔畜

産二二・八%伸経営規模は現状のままでよい三

0

・ 三 労 例 経

営規模を縮少したい

0

・七銘同わからない七・一銘

8︑今後整備を必要とする生産基盤および近代化施設

川生産基盤一︑農道整備二七・八銘二︑用・排水路の改良二

=了九%三︑ほ場整備二ニ・四%四︑農用地造成八・四

町市豆︑かんがい用ダム七・

OM

その

他一

0

・五%

ω近代化施設一︑農産物集出荷所二一・八%二︑ライスセンタ

ー一一一二ニ第三︑農産物加工施設一二・

OM

四︑カントリー

エレベーター一了七%五︑育苗センター一0・七第六︑ト

ラFFl六・五%七︑コンバイン五・七%その他二八ニニ%

9︑どのような集団に所属していますかっ集落農場化組合三五

‑一%二︑所属していない一五・六%三︑農機具共同利用集

団一五・二%四︑稲作研究グループ一一・三%玉︑稲作協業

昭和五三年度の米価問題

集団

九・

OM

その他一三・九銘

日︑農用地利用増進事業について川土地を借りたい人がいれば貸

しでも良いこ・五銘凶土地を借りたいコ二・八%ω貸し借り

に参加したくない六五・七銘

口︑生活環境についての問題点一︑畜産公害がある一五・一銘

二︑医院が遠い二了四%三︑集落内に自動車の通過が多く危

険九・六銘四︑集落内道路の凹凸が多い七・九銘五︑ゴミ処

理に苦労している七・九形六︑買物や通学に不便七・七銘

七︑特に不便なく七・二銘八︑落ちやすい水路があり危険六・

二銘九︑集落内の排水が不良六・一

M

‑ O

︑家庭排水が不

備︑迷惑多い六・一労その他一四・九銘

ロ︑農村の環境整備の必要一︑医療施設の整備一二・二%二︑

集落内道路の整備一九・六銘三︑防災安全施設一八・一M

四 ︑

集落排水施設一二・六Mm五︑農村公園緑地一了二勿その他一

七・

=一

M V

さて右のような意向の農家に対し︑政府の減反指令は︑まず広報

面から農家へ惨透されてゆく︒

昭和五二年二一月二四日付で︑雄物川町水田利用再編対策協議会

は﹁水田利用再編対策について﹂という見出しで︑﹁農家各位﹂へ

次の文書を配付した︒

八⑨農家のみなさんには︑すでに新聞︑テレピ等でご存知のように︑

昭和五三年度から大幅な米の生産調整が始まります︒本町には一六

一 ニ ヘ

FF1ルの転作目標面積が配分されました︒これは︑本町の水

田面積の六・二一一%に当たります︒秋田県全体では六・九町市(通年

施行分を含めると七・七銘)ですので本町はそれ以下にはなってい

一八

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