(1)1
日本版DMO形成・確立計画
1. 日本版DMOの組織
申請区分 地域DMO
日本版DMO候補法人
の名称
一般社団法人DMOやつしろ
マーケティング・マネジ
メント対象とする区域
区域を構成する地方公共団体名
熊本県八代市
所在地
熊本県八代市上日置町4772-10
設立時期
平成28年3月1日
職員数
12 人
代表者(トップ人材:
法人の取組について対
外的に最終的に責任を
負う者)
※必ず記入すること
(氏名)
神園喜八郎
(出身組織名)
神園交通株式会社
代表取締役社長
熊本県タクシー協会副会長(熊本県南地域担当)の
職を6年間務めた。八代地域内の公共の交通事業者
として、市の様々なイベントにも参画している。
各種データの分析・収集
等(マーケティング)
の責任者(専門人材)
※必ず記入すること
(氏名)
岩本健治「専従」
(出身組織名)
福岡県観光連盟
平成 29 年 4 月(一社)DMO やつしろに採用。前任地
では、福岡県観光連盟では、地域 DMO の推進事業を
はじめ情報収集業務などに携わった。
各部門(人材育成)の
責任者(専門人材)
(氏名)
長石祐司「専従」
(出身組織名)
(株)JTBワールド
バケーションズ
平成 9 年 4 月に(株)JTB 入社後、平成 28 年 4 月から
(一社)DMO やつしろの事務局長として着任。前任
地では長年にわたり海外団体営業、個人パッケージ
商品の造成に携わり、特に海外クルーズ商品の旅行
を中心とした企画にあたっては、コスタクルーズ長
崎初寄港の誘致への取り組みやチャーター企画、そ
の他各種商品開発など九州の中心的な役割を担っ
た。これまで添乗業務や出張等で 50 以上の国と地域
を訪問。近年は、海外旅行における新規素材開拓や
企画造成のマネジメント、人材育成にあたる。
各部門(地域連携・旅
行商品の造成・販売)の
責任者(専門人材)
(氏名)
高田剛志「専従」
(出身組織名)
八代市役所
平成7年に八代市役所に入庁。これまで、観光部局、
スポーツ部局、農林水産部局に籍を置き、「やつしろ
全国花火競技大会」「中心市街地の活性化」「世界ハ
ンドボール大会」「県南フードバレーの推進」など担
当してきた。外国人向けの業務としては、昨年度、
台湾基隆市での「八代の観光物産フェア」で、物流・
商流とイベント中心的な役割を担った。また、平成
27年度は、熊本県立大学と連携し、台湾における
観光物産のニーズなどの研究を行った。
各部門(クルーズ船受
入)の責任者(専門人
材)
石橋信明「専従」
(一社)DMO やつし
ろ
昨年度は、1 月より市国際振興課と連携し大型クル
ーズ船の受け入れを実施。平成 29 年度は、県国際
課より弊社に随意契約し、年間 75 隻のクルーズ船
を受け入れる。本人独自のネットワークやマーケテ
ィングを基に地域の活性化を推進した。
(2)2
連携する地方公共団体
の担当部署名及び役割
熊本県国際課(クルーズ船受け入れ事業)
熊本県港湾課(クルーズ船ソーラス地域の安全対策)
熊本県観光課(プロモーション)
熊本県流通アグリビジネス課(農林水産物等の国内外進出)
熊本県県南広域本部地域振興課(イベント、マーケティング)
八代市観光振興課交流係・振興係(イベント、マーケティング)
八代市国際港湾振興課(クルーズ船、インバウンド)
八代市フードバレー推進課(農林水産物等の国内外進出)
八代市文化振興課(イベント)
その他八代市内の支所の地域振興課(イベント、マーケティング)
連携する事業者名及び
役割
○旅行商品造成関係
・有限会社神園交通グループ営業部(貸し切りバス)
・八代商工会議所(工場見学などの旅行商品、中心市街地活性化)
・JAやつしろ(収穫体験等の旅行商品・農産物の販路開拓)
・YAMAHA八代工場(産業観光の推進)
・メルシャン八代工場(産業観光の推進)
・YKK八代工場(産業観光の推進)
・日本製紙八代工場(産業観光の推進)
・興人ケミカル八代工場(産業観光の推進)
・八代旅館組合・日奈久旅館組合(宿泊)
・泉町観光協会・日奈久観光協会(地区の観光推進)
・熊本県観光連盟(観光推進)
・八代漁協(水産業の振興及び舟出浮きの利用促進)
・やつしろ観光ガイド協会(観光客へのサービス向上)
・八代森林組合(林業の振興及びヘルスツーリズムの推進)
○イベント等のPR
・八代市体育協会(スポーツイベント開催)
・八代妙見祭保存振興会(妙見祭の実行及びPR)
・やつしろ全国花火競技大会実行委員会(バスハイク席の手配)
・八代市伝統文化活性化協議会(妙見祭などの伝統芸能の振興)
〇物産の振興
・八代市商工会(物産品の企画・開発・販売)
・八代よかとこ物産館などの物販施設(農林水産物等の販売)
〇地域活性化関係
・八代経済開発同友会(地域活性化の推進)
・八代青年会議所(地域活性化の推進)
・熊本県タクシー協会八代支部(2 次交通の利用促進)
・九州産交バス(2 次交通の利用促進)
・湯島商船(クルーズツアーのアクセス改善)
官民・産業間・地域間と
の持続可能な連携を図
るための合意形成の仕
組み
(該当する要件)
③
DMOやつしろが行う取り組みに関する連絡調整を行うため、行政や関係
団体から構成される以下のような協議会を設置する。
●(一社)DMOやつしろ理事会及び八代市観光経営戦略会議の整備
目的:観光を経営するという視点に立ち、総合的かつ戦略的に政策を推進
するため、上記を設置。今後、インバウンド事業や八代港を活用したクル
ーズ船顧客を氷川町、芦北町など周辺自治体とも連携し、事業の推進に当
たる。
内容:宿泊施設、交通事業者、飲食店、行政といった従来から組織化され
た団体に加え、体験プログラムの提供団体や商品開発を担う農林漁業者な
(3)3
どをはじめ、地域独自のまちづくりの担い手である団体やNPO・ボラン
ティア団体等と積極的に連携していく。また、地域社会とコミュニケーシ
ョンを図り、地域の観光関連事業者への業務支援を通じ、観光戦略を多様
な関係者間で共有しながら推進していく。さらには、県南地域の広域的な
観光振興に関わる取り組みを、クルーズ船顧客のツアーコースの開発に絡
めて展開する。同様に、JR肥薩線、肥薩おれんじ鉄道などの事業体及び
関係自治体と連携した取り組みを展開する。
参加団体
○(一社)DMOやつしろ理事会
JA、商工会、商工会議所、観光協会、旅館組合、JC、漁協、経済同友
会など
○八代市観光経営戦略会議
熊本県、八代市、JR九州旅客鉄道株式会社、八代旅館組合、
日奈久温泉旅館組合、五家荘旅館組合、肥薩おれんじ鉄道、
産交バス株式会社、熊本日日新聞社、株式会社肥後銀行、DMOやつしろ
オブザーバー:氷川町、芦北町
地域住民に対する観光
地域づくりに関する意
識啓発・参画促進の取
組
市民を対象に観光地形成つくりのため「八代市の観光に関するアンケート
調査」(八代市民対象)を市と連携して実施。他の観光地と比較した八代市
の観光の評価や市民が PR したい観光施設などの12の設問に 816 名の回答
を得た。また、市内を 6 つの地区に分け、婦人会や地域振興会などの地域
の関係者を招集し、観光座談会を開催した。DMO やつしろの設置目的をは
じめ、地震による被害状況や地域の長所短所を話し合い、地域おでかけカ
レンダーを作成した。
法人のこれまでの活動
実績
(活動の概要)本法人は、平成 28 年 3 月に設立したことから、現在のとこ
ろ主だった活動の実績はなし。前身の「八代よかとこ宣伝隊」は、平成 16 年
9 月に八代観光協会、日奈久温泉観光協会、八代物産振興協会の3つを併せ
て組織された「八代シティプロモーションセンター」が平成 18 年 5 月に名
称を変更したものである。DMOやつしろは、行政主導の観光協会(よかと
こ宣伝隊)再編型組織である。なお、「八代よかとこ宣伝隊」の理事長は八代
市長、副理事長は八代商工会議所会頭であり、任意団体として以後約 10 年
間にわたり、市内外において物産展の実施、観光PRなど行ってきた。
主な収益事業の全国花火大会でのバスハイク事業では、最も多い時でバス
400 台、約 16,000 人の事業実績を残した。
(定量的な評価)
・平成 26 年度の八代よかとこ宣伝隊の活動実績概要
物産展の出展回数:21回
バスハイク参加者数:8,213人(売上額 48,611,139 円)
会員数:団体15、個人137
年間収入予算:7,547万円
・平成 27 年度の八代よかとこ宣伝隊の活動実績概要
物産展の出展回数:27回
バスハイク参加者数:6,840人(売上額 47,208,117 円)
会員数:団体15、個人136
年間収入予算: 8,306万円
・平成 28 年度のDMOやつしろの活動実績概要
物産展の出展回数:39 回
バスハイク参加者数:5,114人
会員数:正会員20、一般111
年間収入予算:11,134万円
・平成 29 年度のDMOやつしろの活動実績概要
(4)4
バスハイク参加者数:5,885人
年間収入予算:19,132万円
実施体制 (実施体制の概要)
(一社)DMO やつしろが主体となり、メンバーには、行政、経済団体、宿
泊業者のみならず、交通事業者、農業団体など多様な関係者が参画するな
ど官民が密接に連携した運営を実施。
(実施体制図)
※合意形成の仕組みにおいて、DMOが中核的立場であること、また合意
形成の仕組みに参画する関係者が具体的に分かるよう記載すること。
(別添可)
DMOやつしろ理事会
(地域:八代地域)
JA、商工会、商工会議所、
観光協会、旅館組合、JC、
漁協、経済同友会 など
○主な目的・役割
新事業の計画の状況進捗把握
KPIの設定決定
マーケティング分析の協議
地域連携事業の計画・承認
○部会
・物産部会
・観光部会
・マーケティング部会
・きびっと部会
八代市観光経営戦略会議
熊本県、八代市、JR、
旅館組合、おれんじ鉄道、
バス会社、新聞社、銀行、
DMOやつしろ
氷川町、芦北町
連携
連携
連携
八代市
熊本県
関係自治体
連携
関係団体
(5)5
2. 日本版DMO候補法人がマーケティング・マネジメントする区域
地
域
名
地域の概要
1
八
代
中
心
市
街
地
八代市街地は、平成の合併前の八代市の大半を占める。旧八代市は、ここに日奈久地域と二見
地域を加えた範囲である。熊本県南の中心的な市で、県下第 2 の人口を有する田園工業都市で
日本三急流の一つである球磨川が分流して不知火海に注ぐ三角州地帯の北岸に市街地がある。
江戸時代には、熊本藩主細川氏の筆頭家老松井氏の城下町として栄え、中心市街地では、現在
も商店街や公共施設、病院等の都市機能が多数集積し、商人文化の伝統が色濃く残る祭りが受
け継がれている。また、当該区域には、昭和初期から本市の工業都市として地域発展に寄与し
た日本製紙八代工場、メルシャン八代工場などの工場が今でも点在している。一方、江戸時代
から行われてきた干拓地は、現在、トマトや米などの多くの農産物が生産され、特に冬春トマ
トは、日本一の生産量を誇る区域でもある。しかし、中心市街地の商店街を取り巻く状況が予
想以上に変化したため、中心市街地の疲弊が進んでいる状況である。また、熊本地震での建物
被害により、商業施設の閉鎖などあり、買い物客が減少している状況である。ここに元気と買
い物客を呼び戻し、八代中心市街地から八代地域における活性化のうねりをおこす必要があ
る。
【観光資源:観光施設、商業施設、自然、文化、スポーツ、イベント等】
観 光 施 設:松浜軒、八代城址、月見櫓跡の大銀杏、未来の森ミュージアム、
その他施設:本町アーケード、がらっぱ広場、がめさん公園などの公園、八代外港
植 物 ・ 花:桜、ヤツシロソウ、肥後花菖蒲、臥龍梅(がりゅうばい)
イ ベ ン ト:妙見祭、くま川祭り、土曜夜市、お雛祭り、塩屋八幡宮祭
特 産 品:トマト、晩白柚、イ草、メロン、キャベツ、いちご、青のり、このしろ、アユ
商 業 施 設:イオン八代ショッピングセンター、ゆめタウン八代店、八代よかとこ物産館
【宿泊施設】
施設数:セレクトロイヤルホテル、八代グランドホテルなど14施設
収容力:約1,000人
(6)6
【利便性】
○区域までの交通
JR等:九州新幹線、鹿児島本線、肥薩線、肥薩おれんじ鉄道
道 路:九州自動車道路、南九州西回り自動車道路、
国 道:国道3号線、国道219号線
船 舶:八代港(コンテナ国際定期航路、大型クルーズ客船航路)
○域内交通
一般バス:産交バス(市内一円)、神園交通(熊本空港―八代市内)
【外国人観光客への対応】
○これまで
八代港にクルーズ船が寄港した日には、港からシャトルバスを運行し、多くの外国人が当該
区域に行けるよう試みた。また、昭和 30 年代後半から、本市の経済団体では、台湾基隆市
の経済団体との交流があり、外国人に対しての勉強会や相互の視察などを実施している。平
成27年度は、旅館組合などの関係者を中心に外国人への対応の仕方など勉強会を実施し
た。
○今後
・ツアー造成では、平成28年度に農業収穫体験や産業観光、商店街散策など魅力ある商品
を造成したため、今後は更なるツアーの改善とクルーズ船のランド社へのプロモーション
を推進する。
※八代港に寄港するクルーズ船の乗客及び乗員を対象とした旅行商品を造成・販売する。
※観光地域の住民とも事前に意見交換会を実施したり、おもてなし講座を開催したり、観光
地域の住民を巻き込んだ手作りのイベントなどを実施する。
※ツアーの提案については、県や経済団体と連携して実施する。
※旅行代理店への売り込みと併せて、台湾や香港の旅行代理店など担当者を招聘し、ツアー
想定場所を見学してもらう。
※旅行客にもアンケートを取るなどして随時改善していく。
(7)7
2
日
奈
久
地
域
【区域設定の考え方】
日奈久地区は本市の南部に位置し、天草諸島を望む不知火海(八代海)の海岸沿いに旅館街が
ある。木造三階建てが点在し往時の名残をとどめており、海の幸も豊富である。合計 14 の泉
源が集中しているが、現在は温泉協同組合を作り、一部の温泉を除いて共同管理している。湧
出量は毎時 140 トン、ほとんどの旅館がかけ流しである。国道から一歩入った所には白壁や木
造三階建ての旅館があり、今でも昭和初期のひなびた雰囲気が残っており、古い風情を感じさ
せている。そのような雰囲気を感じながら日奈久の特産品であるちくわを片手に路地裏へ旅に
出る散策は、観光客にのんびりとした時間と安らぎを与えている本市を代表する観光地域であ
る。ここでしっかりとしたマーケティングを行い、日奈久地区にある観光資源を生かし、リア
リティーのある体験・過ごし方を顧客に提供できるよう商品化し、利益が地元に落ちるシステ
ムを構築していく。
【宿泊客の実態等】
(平成28年):309,270名/年間
【観光資源:観光施設、商業施設、自然、文化、スポーツ、イベント等】
観光施設:日奈久温泉、ばんぺい湯、温泉神社、お告げの石、なまこ壁、おりや、
日奈久ゆめ倉庫、金波楼などの木造旅館、路地裏
その他施設:JRA場外馬券場、日奈久ドリームランド
自 然:不知火海、
イ ベ ン ト:丑の湯祭り、路地裏散策、「9 月は日奈久で山頭火」、「火流の彩」
日奈久スプリングフェスタ
特 産 品:高田焼、ちくわ、ちくわサラダ、竹細工、ニッケ玉
【宿泊施設】
施設数:金波楼、不知火ホテルなど15施設
収容力:約500人
【利便性】
○区域までの交通
JR等:九州新幹線、鹿児島本線、肥薩線、肥薩おれんじ鉄道
(8)8
道 路:九州自動車道路、南九州西回り自動車道路、
国 道:国道3号線、国道219号線
船 舶:八代港(コンテナ国際定期航路、大型クルーズ客船航路)
○域内交通
一般バス:産交バス(市内一円)、神園交通(熊本空港―八代市内)
【外国人観光客への対応】
○これまで
八代港にクルーズ船が寄港した日には、多くの外国人が当該区域に行けるように、港からシ
ャトルバスを運行している。また、平成28年度は、旅館組合などの関係者を中心に外国人
への対応の仕方など勉強会を実施した。
○今後(八代中心街地域での※は当該地域で実施)
・ツアー造成では、温泉を活用した魅力ある商品を造成する。
3
坂
本
・
二
見
地
域
坂本村は、平成の合併で八代市に対等合併した。二見地域は、旧八代市の南端に位置してい
る。球磨川左岸の坂本村区域と二見地域は隣接し、大部分を山間地域が占め、同じような地
形・産業が見られる。また、人々の交流も両地域間で活発に行われてきた一体性のある地域で
あるが現在は、過疎化と限界集落化が進んでいる。
両地域を含む球磨川流域は、鎌倉時代以来相良氏が居をかまえ、球磨様式と称される独自の仏
教を展開していることから、仏像が数多く点在している。現在は、地元で採れた農産物の販売
をはじめ、球磨川を活用したイベントやジビエの加工施設などを整備し、両地域とも地域の特
徴を生かした活動を行っている。
【観光資源:観光施設、商業施設、自然、文化、スポーツ、イベント等】
観光施設:坂本温泉センタークレオン、道の駅「さかもと」、八竜天文台、坂本わいわいパ
ーク、日光の棚田、二見海水浴場、SL人吉、鮎やな、
その他施設:百済木地蔵堂、中津道阿蘇神社、久多良木神社などの坂本の小社・堂、
しょい、荒瀬ダム解体現場、深見発電所、球磨川第一橋梁
自 然:球磨川、走水の滝、不知火海、
イ ベ ン ト:坂本ふるさと祭り、ほたる祭り、
(9)9
特 産 品:アスパラ、ジビエ肉、米、アユ
【利便性】
○区域までの交通
JR等:九州新幹線、鹿児島本線、肥薩線
道 路:九州自動車道路、南九州西回り自動車道路
国 道:国道3号線、国道219号線
船 舶:八代港(コンテナ国際定期航路、大型クルーズ客船航路)
○域内交通
一般バス:産交バス(市内一円)、神園交通(熊本空港―八代市内)
【外国人観光客への対応】
○これまで
平成28年度は、観光関係者を中心に外国人への対応の仕方など勉強会を実施した。
○今後(八代中心街地域での※は当該地域で実施)
・ツアー造成では、球磨川や温泉センタークレオンを活用した魅力ある商品を造成する。
4
千
丁
・
鏡
地
域
千丁町と鏡町は、平成の合併で八代市に対等合併した。両地域は、八代平野の北部に位置し、
干拓起源の農村であり、現在もいぐさやトマトなどの多くの農産物が生産されている。特にい
ぐさは、日本一の生産量を誇り、敷物だけでなく、加工食品としての商品開発を行っており、
地域の代表的な特産品であるイグサの活用を広げている。この地域は区域が狭く隣接しあい、
人々の交流も以前から活発に行われてきた。
【観光資源:観光施設、商業施設、自然、文化、スポーツ、イベント等】
その他施設:パトリア千丁、鏡文化センター、フードバーアグリビジネスセンター、
大鞘樋門 、吉王丸日吉神社 、岩崎神社、有佐貝塚、貝洲加藤神社
自 然:潮干狩り、氷川
イベント :いぐさの郷祭り、かがみ愛鏡祭、鮒取り神事、十八夜
特 産 品:畳表、イ草加工品、トマト、じゃがいも
【利便性】
(10)10
○区域までの交通
JR等:九州新幹線、鹿児島本線
道 路:九州自動車道路、南九州西回り自動車道路
国 道:国道3号線
船 舶:八代港(コンテナ国際定期航路、大型クルーズ客船航路)
○域内交通
一般バス:産交バス(市内一円)、神園交通(熊本空港―八代市内)、
【外国人観光客への対応】
○これまで
平成28年度は、観光関係者を中心に外国人への対応の仕方など勉強会を実施した。
○今後(八代中心街地域での※は当該地域で実施)
・ツアー造成では、農業収穫体験など魅力ある商品を造成する。
5
東
陽
地
域
東陽村は、平成の合併で八代市に対等合併した。氷川水系左岸側の山間地域は旧八代市に隣接
している。四方を山々に囲まれた圃場と大量の湧き水は、生姜の栽培に適した絶好な圃場とな
り、国内最大級の生産量を誇っている。この生姜で使用した生姜ジャムなどの加工食品は、市
内外の方に好まれており、生姜は町おこしになくてはならない産物である。この地域の基幹産
業は、農林業であり、しょうが以外でも、晩白柚や不知火など豊富な産物が収穫されている。
【観光資源:観光施設、商業施設、自然、文化、スポーツ、イベント等】
観光施設:東陽交流センター せせらぎ、東陽石匠館、石橋、美生の棚田、天神木場の棚田
その他施設:河俣阿蘇神社、大通り峠
自 然:氷川、河俣川
イベント :東陽しょうが祭り
特 産 品:生姜(加工品含む)、晩白柚、不知火、アユ
【利便性】
○区域までの交通
JR等:九州新幹線、鹿児島本線
(11)11
道 路:九州自動車道路、南九州西回り自動車道路
国 道:国道3号線、国道219号線、国道443号線
船 舶:八代港(コンテナ国際定期航路、大型クルーズ客船航路)
○域内交通
一般バス:産交バス(市内一円)、神園交通(熊本空港―八代市内)
【外国人観光客への対応】
○これまで
平成28年度は、観光関係者を中心に外国人への対応の仕方など勉強会を実施した。
○今後(八代中心街地域での※は当該地域で実施)
・ツアー造成では、農業収穫体験など魅力ある商品を造成する。
6
泉
・
五
家
荘
地
域
九州山地の西部、川辺川の水源の山林地域の熊本県八代市(肥後国八代郡)東部の久連子(く
れこ)・椎原(しいばる)・仁田尾・葉木・樅木の 5 地域の総称。昭和 57 年(1982 年)5 月
15 日に国定公園に指定され、豊かな自然と独自の伝統文化が注目されて観光地としての開発
も進むことになった。春には新緑に輝き、夏には渓流で戯れ、秋には紅葉が彩り、冬には荘厳
な雪景色を観光客に楽しませ、四季折々の多彩な顔を持っている「五家荘」をマーケティング
し、都会では、体験できない天空の秘境をより多くの方に味わってもらいたい。
【観光客の実態等】
(平成28年):73,101名/年間
【観光資源:観光施設、商業施設、自然、文化、スポーツ、イベント等】
観光施設 :緒方家、左座家、五家荘平家の里、梅ノ木轟公園つり橋、樅木のつり橋、
久連子古代の里、五家荘自然塾、 五家荘渓流キャンプ場、釈迦院、
ふれあいセンター泉
その他施設: 二本杉広場、登山道、氷川ダム
自 然:紅葉、せんだん轟の滝、梅ノ木轟の滝、矢山岳などの山、吊り橋、
植物・花 :しゃくなげ、かたくり、福寿草
イベント :平家泉お茶まつり、五家荘紅葉祭、ヤマメ釣り大会、平家琵琶と夜神楽
(12)12
特 産 品:お茶、やまめ、ます、山椒、柚子、柚子こしょう、ジビエ肉
【利便性】
○区域までの交通
JR等:九州新幹線、鹿児島本線
道 路:九州自動車道路
国 道:国道3号線、国道443号線、国道445号線
船 舶:八代港(コンテナ国際定期航路、大型クルーズ客船航路)
○域内交通
一般バス:産交バス(市内一円)、麻生交通(泉地区)
【外国人観光客への対応】
○これまで
現在、五家荘地域でFIT対応ガイドツアーを実施している。
平成28年度は、観光関係者を中心に外国人への対応の仕方など勉強会を実施した。
○今後(八代中心街地域での※は当該地域で実施)
・ツアー造成では、農業収穫体験や紅葉など魅力ある商品を造成する。
・五家荘では、外国人対応へのガイドツアーを実施しているため、連携して行う。
地域名 地域の概要
1 八代中
心市街地
八代市街地は、平成の合併前の八代市の大半を占める。旧八代市は、ここに日奈久地域と二見地域を加えた範
囲である。
2 日奈久
地域
日奈久地域は、日奈久温泉を中心とした面的纏まりのある行政区を示す。昭和の合併時に日奈久町が旧八代市
に合併した。日奈久温泉は、歴史と伝統のある九州を代表する温泉地域である。八代の奥座敷・歓楽街的な温
泉地域で忘年会や慰安旅行の受け入れ地として、繁栄してきたが、近年のブーム・個性的な温泉を求める観光
客のニーズに応えることが困難になり、苦境に立たされている。
3 坂本・
二見地域
坂本村は、平成の合併で八代市に対等合併した。二見地域は、旧八代市の南端に位置していた。両地域は、多
分に同じような性格を備えている。具体的には、球磨川左岸の坂本村区域と二見地域は隣接し、同じような地
形、産業が見られ、人々の交流も両地域間で活発に行われてきた一体性のある地域である。球磨川流域の坂本
区域は、大部分が山間地域で占め、過疎化と限界集落化が進んでいる。
(13)13
4 千丁・
鏡地域
千丁町と鏡町は、平成の合併で八代市に対等合併した。両地域は、八代平野の北部に位置し、干拓起源の農村
である。区域が狭く隣接しあい、人々の交流も以前から活発に行われてきた。
5 東陽地
域
東陽村は、平成の合併で八代市に対等合併した。旧八代市に隣接し、氷川水系左岸側の山間地域である。石橋
と生姜で知られる山間地域でもある
6 泉・五
家荘地域
泉村が八代市に対等合併した。大きくは、西側の八代市に近い、下岳、柿迫地域が位置する区域が中心地で氷
川水系に位置している。東側の五家荘地域は、球磨川水系川辺川の源流部にあたり、平家伝説で知られる。五
家荘地域は、坂本地域と同様に、過疎化・限界集落化の問題を抱えている。
(14)(15)15
A 観光施設 B 自然 C 文化 D イベント・商業施設
1 JR 八代駅 1 臥龍梅 1 松浜軒 1 妙見祭
2 JR 新八代駅 2 万葉の里水島 2 八代城址 2 やつしろ全国花火競技大会
3 八代港 3 八竜山自然公園 3 懐良親王御墓 3 くま川祭り
4 八代よかとこ物産館 4 八竜山天文台 4 春光寺 4 九州国際スリーデーマーチ
5 日奈久ゆめ倉庫 5 龍峯山自然公園 5 麦島城 5 やつしろ舟出浮き
6 日奈久温泉「ばんぺい湯」 6 二見自然の森 6 八代神社 6 ドリームランド「シー・湯・遊」
7 ふれあいセンターいずみ 7 走水の滝 7 光徳寺 7 球磨川スポーツ公園
8 道の駅「坂本」・あゆやな 8 球磨川の干潟 8 博物館未来の森ミュージアム 8 やつしろハーモニーホール
9 石匠館 9 白岩戸・岩奥の棚田 9 日奈久温泉神社 9 熊本県八代運動公園
10 東陽交流センターせせらぎ 10 五家荘自然塾 10 釈迦院
11 せんだん轟の滝
12 梅の木轟の滝と吊橋
13 樅木の吊橋
14 二本杉峠の樹氷
0
10km
地域資源分布図
(16)16
3. 各種データ等の継続的な収集・分析
収集するデータ 収集の目的 収集方法
WEBサイトのアクセス状況 閲覧者の地域別(国内外別)を把
握すするとともに、閲覧記事など
の顧客の関心度や施策の効果等を
把握するため。
Google アナルティクスを使用し
DMO やつしろのホームページへの
アクセス状況を把握する。
観光入込客数 各観光資源や宿泊施設毎における
観光者(宿泊者)の帰属や利用者
などのデータを把握し、観光戦略
を立案するため。日帰り観光客・
宿泊観光客、県内・県外、月別、県
内各地位との比較等のデータによ
って、客層、閑散期、出発地等を分
析する。
市や県が発表する統計と観光庁に
よる「宿泊旅行統計調査」の結果
などを活用。八代市観光振興課や
旅館組合などにも協力を依頼。エ
リア内に点在する観光地や宿泊施
設単位でアンケートを実施。
延べ宿泊者数
観光消費額 旅行者が八代地域で消費した額
や旅行費用の総額を把握し、八
代市観光業での経済効果を分析
するため。
来訪者への聞き取り調査などによ
って把握するとともに県が実施し
ている既存の調査や、過去に実施
した同種の調査結果などを活用。
観光庁が実施した「観光地域にお
ける評価にかかる検討実施業務」
で、比較的低いコストで実施でき
る満足度調査などを活用。
※ 既 存 の 観 光 統 計 や 調 査
結果などを活用する場合、各調査
が対象とする「観光の定義と範
囲」、「調査の手法」が異なる可能
性があり、指標の比較・統合の際
は要注意。
来訪者満足度 旅 行 客 に 八 代 を 楽 し ん で も ら
い、再来訪の意向を向上させて、
リピーターを増加させるために
何が重要であり、何を改善すべ
きかを明らかにするため。
リピーター率 リピーターになる人の帰属など
を把握することで、戦略的なプ
ロモーションやターゲット層を
明確にするため。日奈久温泉や
五家荘地域などの疲弊・問題地
域化しているサポーター的なリ
ピーター調査を重視し、プロモ
ーションのターゲットや実施地
域を特定する。
観光資源・施設の訪問者数等 地域内に存在する主要な「観光
資源・施設」ごとに、年間使用者・
訪問者数、月別使用者・訪問者数
と稼働率を把握し、観光資源や
施設の価値や位置づけを分析す
るため。
市内6地域の主要観光資源・施
設については、「観光カルテ」を
作成し、それぞれの特徴や観光
振興に向けた課題など整理し、
地区計画を作成する。
市や県が発表する統計と観光庁に
よる「宿泊旅行統計調査」の結果
などを活用。
各地域・施設において、定期的に
ヒアリング調査を行う。
現状では、旅館組合でのみ統計を
取っているが、今後は、主要観光
資源や施設をピックアップし、モ
ニタリングを実施する。
宿泊施設の宿泊者・年齢・性別・
出発地等
八代市内における宿泊施設の特
徴(宿泊施設が集積するエリア・
宿泊環境が乏しいエリア、グル
ープ客・少人数の長期滞在客等
への対応可否など)を明らかに
するため。宿泊者の増加を目的
施設数、収容力、施設規模、施設カ
テゴリー別にアンケート調査を行
う。シティホテル、日本旅館、民宿
等に協力を依頼する。
(17)17
として、プロモーションとター
ゲ ッ ト 層 と 地 域 を 特 定 す る た
め。
交通利便性の実態に関わるデー
タ
主要な市場(首都圏・中京圏・関
西圏・福岡や海外の都市など)か
らマネジメントする八代エリア
までのアクセスの良さ・悪さ、地
域内における主要な観光資源・
施設間のアクセスの良さ・悪さ
を明らかにする。
交通体系(航空、鉄道、船、高速
道路、バス路線など)の利便性
(移動手段、便数、スケジュー
ル、座席数、時間、料金)を分析
する。自家用車利用による行動
範囲とルート等も分析し、利便
性のさらなる向上を図る。観光
客が乗り換えたり、交通情報や
休憩を取るワンストップ窓口の
役割や機能を分析する。
Google のマップなどから当該距離
を測定する。
交通事業者や利用者などにヒアリ
ングを実施する。
八代駅・新八代駅、道の駅などで
対面式ヒアリング調査を実施す
る。
DMOやつしろの観光地域づく
りに対する住民認識度
観光による地域づくりには、地
域住民のかかわり方は重要であ
る。
地域の「稼ぐ力」をひきだすに
は、地域住民自らが、地域への誇
りと愛着を醸成することが重要
であり、認識度を把握する必要
がある。
アンケート調査・ヒアリング調査
等自主事業として実施。
(18)18
4. 戦略
(1)地域の強みと弱み
外
部
環
境
好影響
悪影響
【強み】Strength 【弱み】Weakness
【機会】opportunity 【脅威】Threat
○新幹線・高速道路等、外からのアクセスが良く、市域内にはJR、
おれんじ鉄道など多彩な観光列車が存在する
○八代海の温暖な気候が、柑橘系フルーツの生産を市域全体で可能
ならしめ、南国独特の物産品、食品が多い
○広い市域面積を誇り、海・山・川の自然の魅力に富んでいる
○都市部、山間部、温泉地など、地域ごとに特徴を活かした宿泊の
選択肢が多い
○西日本唯一の全国花火競技大会や九州三大祭である妙見祭など
誇れるイベントが存在する。これらイベントに県内観光客が日帰り
で多く訪れている
○地元住民間の絆・繋がりが強く、おもてなしの気持ちが行き届い
ている
○八代外港へのクルーズ船の受け入れ
○地元の観光素材や食に対する関係者の熱い気持ちがある
○八代駅・新八代駅から広い八代市の各地域へのアクセスが悪い。
観光ポイントも広域に分散立地し、それぞれのポイントへのアクセ
スが悪い
○観光地ブランドとして知名度を持つ日奈久温泉地域と五家荘地
域の疲弊、問題地域化している
○イベント時期に観光客が固まり、通年の集客に結びついていない
○ワンストップ拠点の八代駅・新八代駅が通過駅となってしまい、
玄関口・ワンストップ窓口としての機能が弱い
○お土産品として絶対的な八代ブランドがない
○山間地域や河川流域の通信環境や二次的交通環境が整っていな
い
○観光、地域づくり面における若い人材、女性の参画が少ない
○外国人に対する受け入れの気持ちが後ろ向きな傾向である
○地区内や単体組織だけで盛り上がっていて、他地区や他組織との
温度差が感じられる
○単発の資源やイベントのアピールにこだわり、それぞれの優れた
素材の繋がりが薄い
○クルーズ船入港回数の増加
○熊本地震によるクルーズ船インバウンド客の熊本城、阿蘇
の代わる観光地としての八代地域や県南地域への注目度の向
上
○国際スポーツ大会やイベントの開催に伴う観光客の増加
○熊本・人吉間のJR九州の新観光列車による集客効果
○妙見祭のユネスコ無形文化遺産の登録
○五家荘という観光地ブランドの存在とツーリズムの潜在力
○八代市、芦北町、氷川町の3市町地区の観光協議会が発足
○大型クルーズ船寄港に伴う施設対応拒否、交通渋滞
○中国の景気停滞、国際関係によって左右されるインバウンド需要
○個人旅行に不可欠な北部九州JRパスで八代が圏外
○継続して集客に結び付ける福岡他大都市圏での露出の欠如
○目的地が人吉市に固まる懸念・地域間競争
○ユネスコ世界文化遺産認定による妙見祭認知度アップという価値観
の域内と域外の温度差
○北海道、北陸、大型テーマパークなど他地域の観光開発による旅行
マーケット変化と九州との間の地域間競争
○鹿児島、宮崎、近隣市町村と連携した観光プロモーションの不足
○日奈久断層というワードの一人歩きと風評被害
内
部
環
境
(19)(20)20
(2)ターゲット
○第1ターゲット層
台湾・中国・香港など東アジア地域の旅行客
○選定の理由
クルーズ船の八代港への寄港数は、平成27年度は11隻、平成28年度は17隻、平成29年度
以降は 75 隻以上の入港が見込まれている。また、クルーズ顧客のみならず、台湾や香港など東ア
ジアの個人旅行客に対しても、イベントや祭り、農作物の収穫などの体験型旅行商品を販売し、八
代や九州を楽しんでもらい、旅行のすばらしさと「観光地やつしろ」を広める。旅行商品の造成に
は、マーケティング調査やランドオペレーターの意見を分析し、ターゲット層に強力に訴求するコ
ンテンツを磨き上げる。
○取組方針
1.FIT対応
・中山間地域や農産地域などへの施設や圃場などを訪問し、観光資源の再発掘を行う。
・昨年、八代市が調査した「訪日外国人動向調査」及び「外国人観光客受け入れ現状調査」の結
果などを参考にし、東南アジア地域の旅行客のニーズに合った商品を造成する。(体験型観
光、日本の伝統文化、ショッピング、和食など)
・伝統文化(茶会・浴衣の着付け体験、八代城址でのイベント開催)
・旅行者にとっては、行政区域はほとんど意味を有さないという「顧客視点」に鑑み、観光資源
は八代地域の拘らず、熊本県南地域や南九州地域も交え作成する。
・県の海外事務所と連携し、台湾、香港などへエージェント(海外旅行代理店)訪問を実施す
る。
・海外アウトバウンドの旅行代理店の担当者を招聘し、観光地を案内する。
・台湾からの修学旅行の支援を行い、より多くの修学旅行生を呼び込む。
・台湾基隆市における観光物産フェアの出展
・英語表記サインの指導及び提供
・県南地域にあるホテル・旅館、飲食店における外国語対応やおもてなしサービスの内容などに
ついてパンフレット等を作成する。
・県南地域を結ぶ鉄道の活用促進と新たな観光資源を開発するための調査及びガイドブックなど
を作成するとともに、連携イベントを実施する。
2.クルーズ船顧客対応
・大型クルーズ船の旅行者を対象にしたツアー企画を作成する。
・出港時間の制約があるため、飲食店や日本文化を体験できる短時間ツアー等も造成する。
・クルーズの主な発地点である中国、台湾のエージェント(海外旅行代理店)訪問を実施する。
・イオンなどと連携して、クルーズ船の寄港中限定で八代地域の特産品がイオンで販売できるよ
うな体制を構築する。
(21)21
・県南自治体とのツアー造成のための連携(天草市、人吉市、氷川町、芦北町など)
・南九州の観光地とのツアー造成のための連携(えびの市、霧島市など)
・前述したとおり、観光資源は八代地域の拘らず、熊本県南地域や南九州地域も交え作成する。
・熊本県、八代市、八代商工会議所などと連携し、「クァンタム・オブ・ザ・シーズでのフォー
ラム」を開催して、中国側の旅行バイヤーに旅行商品の提案を行う。
・県南 15 市町村の地域の豊かな魅力を映像に落とし込み、クルーズ船・海外メディア・旅行関
連会社などでPRする。
○第2ターゲット層
県内外のF2層(30 代・40 代の女性)を中心とした旅行客
○選定の理由
F2層(30 代・40 代の女性)は、経済力、行動力、情報発信力などがあり、旅行に対して多様
かつ個性的な目的を求めている世代でもある。そのため、八代に魅力的な農作物や自然・文化をこ
ちらから発信し、多くの方に来ていただき、付加価値のある旅行商品の提供により、八代地域の経
済の活性化に努めていく。
○取組方針
「食」「学」「美」をコンセプトにした商品の造成・販売
(1) 旅行商品開発
「食」
・農林水産物(トマト、晩白柚、柚子、しょうがなど)の収穫体験型のツアーの造成
・域内で生産される柑橘類の洗い出しとコンセプトに対応した旅行商品開発
「学」
・歴史建造物や文化財を活用した体験型旅行商品の造成・開発
・お茶文化を背景にした野点などを活用した体験型旅行商品の開発
・市学芸員などをガイドにした旅行商品の開発
「美」
・日奈久温泉を活用した商品の造成
・五家荘の自然を活用した体験プログラムの造成
・ヨガやネイルなどを取り入れたセルフコンディショニングツアーの造成
(2)イベント
・新八代駅前広場での出店の開催
・市内飲食店と連携したイベントの開催
(22)22
・有名シェフを招いたジビエ料理教室などの開催
・スイーツを活かしたイベントの開催
・レディースデ-(女性のサービスする日)の整備
(3) 情報発信
・SNS(HP・YouTube など)での情報発信
・八代亜紀さんなどの市出身タレントを活用した情報発信
・エージェント(福岡や熊本市内などの旅行代店)訪問
・福岡ツーリストインフォメーションセンターでの動画放送
・福岡など大都市部での観光PR実施
・女性向け雑誌などでの商品掲載
・とまピン(トマトのゆるキャラ)などを活用した情報発信
・他県の観光案内所との情報発信相互協定の締結
○第3ターゲット層
旅行会社、国内個人旅行客
○選定の理由
多様な関係者との連携を図り、DMOやつしろを核とした観光地域づくりを目指す。
○取組方針
・スポーツ大会の誘致や宿泊の斡旋、練習会場・相手のマッチング
・経営戦略を立て効果的に事業を執行する専門的人材の活用及びプロフェッショナル職員の育成
・ラウンドオペレーター、サプライヤーとなるべく人材の育成、多言語・日本語ガイド育成
・国の史跡に指定されている八代城址でお濠巡りツアーを展開し、飲食店事業者などと連携した
事業を推進する
・全国花火競技大会当日の宿泊が確保できない問題を対応するため民泊サービスを展開する。ま
た、通年の訪問者確保のための新商品開発や「花火通り」の設置に取り組む。さらには、花火
見学ポイントガイドブックを作成するとともに、首都圏へのPR事業を併せて行う。
・妙見祭ユネスコ世界遺産登録後における通年訪問者の取り組みとして、新商品開発や妙見さん
通りの設置に取り組む。また、旅行者用の着物を購入し、妙見祭を楽しんでもらう。
・農林水産観光資源を有効活用した新商品の開発(体験・お土産・グルメ等)、外国語コンシェ
ルジュサービス事業(電話・接客対応)、ガイドブック・HP作成、自転車購入、タクシー・
レンタカー助成、市内の飲食店などにおける展示物看板及びメニューなどの表示作成支援を行
う。
(23)23
(3)コンセプト
①コンセプト
「やつしろシトラス観光
圏」地域づくり戦略ビジョ
ン
②コンセプトの考え方
何を(価値)
どのような価値を持つ地
域なのか
誰に(ターゲット・ニーズ)
どのような特性の人を対
象にするに観光地なのか
どのように(方法)地域の
価値をどのような方法で
提供するのか
キャッチフレーズ
「感動・満喫・柑橘の里また来たくなるシトラスの国」
基本コンセプト
柑橘系フルーツの生産地域の自然環境と文化の魅力を国内外にアピー
ルし、観光客の来訪及び滞在促進を目指すやつしろシトラス観光圏ブラ
ンドの確立
○多様な柑橘系のフルーツが生産され、山・川・海の文化を育んだ自然
の力
○温暖な気候が温州みかんだけでなく、晩白柚、デコポン、甘夏ミカン、
パール柑、金柑、柚子、ザボンなどの多様な柑橘を生み、人の生活・生
業によってイ草、塩トマト、梨、茶などが登場
○収穫可能な恵みの柑橘(シトラス)の里から、国内外の人々が憩う文
化・交流(「知っとらす」地域学・地元学)の里へ
○柑橘生産地域固有の自然、景観、環境の魅力
温泉浴、森林浴、海浜浴、河原浴による健康増進
○柑橘の里固有の自然と融合した暮らしの魅力
海人、川人、山人、平野人の固有の作法
技と知恵
自然環境克服の物語
クルーズ船利用外国人観光客
外国人個人観光客(FIT)
国内個人観光客
宿泊客
連泊客
リピーター
○柑橘の里アイデンティティの再発見と再評価
柑橘(シトラス)の里ガイド
柑橘の里文化を探り・究める「知っとらす地元学」
柑橘の里の異なる空間の商品化(多様性のある自然・文化・技の商
品化)
シトラス文化観光圏の国際的魅力
○自然融合生活文化=ライフスタイルの商品化と発信
多様な自然を体験する「健康浴」の旅
自然や風土と対話できる野外体験
海人、川人、山人、平野人の技体験ガイドツアー
(24)24
海・山・川・平野の産物オーナー制度で人の交流
地産地消、森の賜物・平家の里
戦略ビジョン図
5. 関係者が実施する観光関連事業と戦略との整合性に関する調整・仕組み作り、
プロモーション
項目
概要
戦略の多様な関係者と
の共有
DMO やつしろが主体となり、メンバーには、行政、経済団体、宿泊業者
のみならず、交通事業者、農業団体など多様な関係者が参画するなど官
民が密接に連携した組織「八代市観光経営戦略協議会」を年 3 回開催
し、多様な関係者との連携を図る。
各地域の住民と意見交換やSWOT分析を行い、その地域の強みや弱
み、観光テーマやターゲット層などを調査分析した「観光カルテ」を 6
地域で作成する。
観光客に提供するサー
ビスについて、維持・向
上・評価する仕組みや
体制の構築
サプライヤー(商品の供給者・提供者)との連携を図り、八代らしい旅
行商品の提案を行う。また、「SNSの活用」を進めるとともに、旅行
業を開業し、個人や新規旅行代理店にも販売していく。
市民や観光関係者などを対象にした「DMOやつしろおもてなしマイ
スター講座」を開催し、観光客に対するおもてなし等のレベルを上げ
る。
観光客の満足度などのアンケート調査結果を報告する。
(25)25
一元的な情報発信・プ
ロモーション
八代駅観光案内所や新八代駅観光案内所を起点として、質の高い情報
発信に努める。
DMOやつしろのホームページをリニューアルする。
ホームページは、日本語のみ表記から英語、中国語などの多言語表記に
切り替え、インバウンドへの対応に心掛ける。
6.KPI(実績・目標)
(1)必須KPI
指標項目 単
位 27 年度 28 年度 29 年度 30 年度 31 年度 32 年度
●旅行消費額 千
円
10,725,492
(-)
9,920,171
※100%
(15,815)
※(-)
10,019,373
※101%
(15,973)
※101%
10,217,776
※103%
(16,289)
※103%
10,416,583
※105%
(16,605)
※105%
10,614,583
※107%
(16,922)
※107%
●延べ宿泊者数 人
228,479
(6,545)
309,270
※100%
(4,406)
※100%
312,363
※101%
(4,450)
※101%
318,548
※103%
(4,538)
※103%
324,734
※105%
(4,626)
※105%
330,919
※107%
(4,714)
※107%
●来訪者満足度 %
-
(-)
60
※(-)
(60)
※(-)
61
※104%
(61)
※104%
62
※108%
(62)
※108%
67
※112%
(67)
※112%
70
※116%
(70)
※116%
●リピーター率
-
(-)
51
※(-)
(20)
※(-)
53
※104
(21)
※104%
55
※108%
(22)
※108%
57
※112%
(22)
※112%
59
※116%
(23)
※116%
(26)26
※年次及び目標数値の設定にあたっての検討の経緯及び考え方
【検討の経緯】
平成 28 年度に実施したアンケートなどを参考に数値を分析し、マーケティング委員会や理事
会などで協議を行った。また、設定の数値に影響がある大型クルーズ船乗客については、入
港状況が不明確であるため、平成 29 年度以降の入港回数を平成 28 年度と同数で計算した。
【設定にあたっての考え方】
●旅行消費額
1 日当たりの平均消費額:宿泊客を 12,963 円/人、日帰り客 3,101 円/人で計算
熊本地震の復興状況を鑑みて、平成32年度の旅行消費額を平成28年度の数値に対し10
7%の額に設定。外国人対応の費用額は大型クルーズ船入港人数を 6000 人と宿泊者 4406 人
で計算。
●延べ宿泊者数
平成28年度に市の補助を受けて「宿泊割引事業」を実施。リピーターや新規宿泊イベントな
どを開催し、平成32年度の延べ宿泊者数を平成28年度の数値に対し107%の人数に設
定。
●来訪者満足度
平成28年度に宿泊者に対しアンケートを実施・分析し設定した。平成32年度の来訪者満
足度を平成28年度の数値に対し116%の数値に設定。
●リピーター率
平成28年度に旅行者に対しアンケートを実施・分析し設定した。平成32年度の来訪者満
足度を平成28年度の数値に対し116%の数値に設定。
(
2)その他の目標
指標項目 単
位 27 年度 28 年度 29 年度 30 年度 31 年度 32 年度
●旅行商品の販
売額
千
円
-
(-)
494
※(-)
(0)
※(-)
1,976
※400%
(10)
※-%
2,470
※500%
(100)
※-%
2,964
※600%
(200)
※-%
3,458
※700%
(300)
※-%
●物産展回数 件
-
(-)
38
※(-)
(3)
※(-)
45
※117%
(4)
※117%
45
※118%
(4)
※118%
45
※119%
(4)
※119%
546
※120%
(4)
※120%
●メディア掲載
回数 回
-
(-)
9
※(-)
(2)
※(-)
11
※160%
(3)
※160%
15
※170%
(3)
※170%
16
※180%
(4)
※180%
17
※190%
(4)
※190%
●観光関係事業
所開業件数
(中心市街
件
-
(-)
6
-
10
160%
10
170%
11
180%
11
190%
(27)27
※項目及び年次・目標数値の設定にあたっての検討のプロセス及び考え方
【検討の経緯】
平成 28 年のアンケートや調査などの実績に基づき分析し、マーケティング委員会や理事会な
どで協議した。
【設定にあたっての考え方】
●旅行商品の販売額
新たな観光資源を活用したツアーを開催し、自主財源を確保するとともにツアー実施にあた
っての流れや課題などを整理する。数値については、平成32年度の旅行商品の販売額を平
成28年度の数値に対し 700%の額に設定。
日帰りツアー
企画数:5 企画、販売額 80 万円
宿泊ツアー
企画数:5 企画、120 万円
●物産展回数
約 30 万人の観覧客数が集まるやつしろ「やつしろ全国花火競技大会」などのイベントなど
物産展を開催することで、八代の特産品を広く販売・広報する。
数値については、平成32年度の物産展回数を平成28年度の数値に対し 120%の回数に設
定。
●メディア掲載回数
新聞紙やテレビなどのメディアに弊社が実施した事業が掲載することにより、弊社の知名
度や本市の PR に繋がる。
数値については、平成32年度のメディア掲載回数を平成28年度の数値に対し 190%の回
数に設定。
●観光関係事業所開業件数(中心市街地・日奈久地区)
観光重点エリア地域である中心市街地及び日奈久地区での観光関係事業者の開業状況を把
握し、エリア内での観光における経済の活性化を推進する。また、新規事業者とは、日頃か
ら連携を図るとともに、マーケティング結果などの情報を共有していく。
数値については、平成32年度の観光関係事業所開業件数を平成28年度の数値に対し
190%の件数に設定。
●ホームページアクセス回数
Google アナルティクスを使用し DMO やつしろのホームページへのアクセス状況を把握する
とともにターゲットの地域や閲覧項目を分析する。また、平成32年度のアクセス回数を平
成28年度の数値に対し 140%の回数に設定。
地・日奈久地
区)
●ホームページ
アクセス回数 回
-
(-)
91,148 100,263
110%
109,377
120%
118,492
130%
127,607
140%
(28)28
7. 活動に係る運営費の額及び調達方法の見通し
(1)収入
年度 総収入(円) 内訳
29 年度 191,322,971(円) (内訳の区分)
【国等からの補助金:99,388 千円】
【県からの委託金:58,258 千円】
【市からの委託金:7,457 千円】
【事業収益 :22,648 千円】
【特別収入 :1,870 千円】
【会員からの会費:1,700 千円】 など
30 年度 120,000,000(円) (内訳の区分)
【国等からの補助金:60,000 千円】
【県からの委託金:15,000 千円】
【市からの委託金:15,000 千円】
【事業収益 :25,000 千円】
【特別収入 :1,870 千円】
【会員からの会費:2,000 千円】 など
31 年度 120,000,000(円) (内訳の区分)
【国等からの補助金:60,000 千円】
【県からの委託金:15,000 千円】
【市からの委託金:15,000 千円】
【事業収益 :25,000 千円】
【特別収入 :1,870 千円】
【会員からの会費:2,000 千円】 など
(2)支出
年度 総支出 内訳
29 年度 191,020,967(円) (内訳の区分例)
給与手当:44,541 千円
印刷製本費:47,071 千円
補助金:12,536 千円
(29)29
負担金:15,125 千円
30 年度 100,000,000(円) (内訳の区分例)
給与手当:43,000 千円
補助金:10,000 千円
負担金:15,000 千円
31 年度 100,000,000(円) (内訳の区分例)
給与手当:43,000 千円
補助金:10,000 千円
負担金:15,000 千円
(3)自律的・継続的な活動に向けた運営資金確保の取組・方針
8. 日本版DMO形成・確立に対する関係都道府県・市町村の意見
区域を構成する地方公共団体における宿泊税の導入、着地型旅行商品の造成・販売等の取組・方針
を記載
・観光ツアー商品の販売に伴う事務手数料(旅行代理店・個人)
・バスハイク業務の売り上げ金による配当金(観覧者・実行委員会)
・舟出浮き手配業務に伴う事務手数料(舟出浮き組合)
・当法人の新規会員の開拓(市内外の会員)
・お雛祭りの事務費(八代市)・観光施設等の指定管理者としての委託料(八代市)
・外部人材等の活用(国、市)
・人材育成事業(国、市)
・花火のまち八代イノベーション事業(国、市)
・八代妙見祭ブランド強化事業(国、市)
・インバウンド事業(国、市)
・中食・外食業界への特産品等斡旋における口座取引事務手数料(市内外の会員)
八代市、一般社団法人DMOやつしろを当該市における「地域DMO」として登録したいので
一般社団法人DMOやつしろとともに申請します
(30)30
9. 記入担当者連絡先
担当者氏名 高田剛志
担当部署名(役職) (一社)DMOやつしろ
企画マーケティング課(課長)
所在地 八代市上日置町4772-10
電話番号(直通) 0965-31-8200
FAX 番号 0965-32-2234
E-mail
[email protected]
10. 関係する都道府県・市町村担当者連絡先
都道府県・市町村名 熊本県 八代市
担当者氏名 村上修一
担当部署名(役職) 経済文化交流部 観光振興課 (課長補佐)
所在地 熊本県八代市松江城町1-25
電話番号(直通) 0965-32-4115
FAX 番号 0965-33-4516
E-mail
[email protected]
(31)【区域】熊本県八代市
【設立時期】平成28年3月1日
【代表者】神園喜八郎
【マーケティング責任者】長石祐司
【職員数】12名
【連携する主な事業者】 JA、商工会議所、漁協など
・新八代駅前広場での出店の開催
・歴史建造物や文化財を活用した体験型旅
行商品の造成・開発
・八代城址や本町商店街を散策できる短時
間ツアーの造成
・鉄道の活用促進と新たな観光資源の開発・
調査及び連携イベントの実施」
A観光施設に関する取組
・お茶文化を背景にした野点(のだて)などを
活用した体験型旅行商品の開発
・市学芸員などをガイドにした旅行商品の開
発
・伝統文化(茶会・浴衣の着付け体験、八代
城址でのイベント開催)
・妙見祭新商品開発及び「妙見さん」通りの
整備
・スポーツツーリズムの推進
C文化に関する取組
・農林水産物の収穫体験型のツアーの造成
・柑橘類の洗い出しとコンセプトに対応した旅
行商品開発
・日奈久温泉を活用した商品の造成
・ヨガやネイルなどを取り入れたセルフコン
ディショニングツアーの造成
・五家荘地域で自然体験や球磨川を活用し
たプログラムの開催
B自然に関する取組
・市内飲食店と連携したイベントの開催
・有名シェフを招いたジビエ料理教室等の開
催
・スィーツを活かしたイベントの開催
・レディースデ-の整備
・台湾基隆市における観光物産フェアの出展
・イオンなどと連携したクルーズ船の寄港中
限定での特産品の販売
・花火大会を活用した通年型観光等の推進
・インバウンドにおけるおもてなし等の向上
Dイベント商業施設に関する取組
(図:実施体制)
D
イベント
商業施設
C
文化
A
観光施設
B
自然