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生徒の意識調査から見た小中連携教育の成果と課題に関する研究 [ PDF

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Academic year: 2021

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(1)生徒の意識調査から見た小中連携教育の成果と課題に関する研究 キーワード:小中連携,小中一貫,校種間移動の不安と不適応,中1ギャップ,異年齢交流, 教育システム専攻 樋口 1 論文の構成. 2. 序 章 研究の目的. 序 章 研究の目的. 第1節 研究の目的と研究の背景. 綾子. 研究の概要. 「小1プロブレム」や「中1ギャップ」といった現象. 第2節 本論文の構成. が現れ,校種間の連携の必要性が認識されるようになり,. 第3節 小中連携教育と小中一貫教育の区分,および. 全国で小中連携や一貫教育の実践が数多く行われるよう. 研究対象 第1章 小中連携・一貫教育と中学への移行に伴う不安 ・不適応 第1節 日本の公立学校制度と小中連携・一貫教育の 誕生 第2節 小中連携・一貫教育に関する政策展開と現状 第3節 小中連携・一貫教育に関するの研究の動向. になって久しい。 他方,学校現場での多忙感は強く,環境が整っていな い小中学校ではなかなか小中連携に取り組めない状況が ある。さらに,「自治体の支出削減が長引く中,新たな 小中連携・一貫校を作る意味があるのか」といった批判 の声も聞かれるようになった。 そこで,本研究は「小中連携教育が学校の移行に伴う. 第4節 「中1ギャップ」に関する先行研究. 生徒の不安や不適応の解消に効果があること」を,生徒. 第5節 「段差を乗り越える手段としての異年齢交流」. への意識調査から明らかにし,小中連携を推進する根拠. に関する先行研究 第2章 生徒への意識調査. を示すことが目的である。 小中連携教育と小中一貫教育の定義は曖昧で混同して. 第1節 調査の概要. 使われることが多いが,本研究の対象は小中連携教育で,. 第2節 調査分析の枠組. 「これまでの学制を引き継ぎ,6年間の小学校と3年間. 第3節 調査対象の中学校. の中学校が効果的な接続を目指し,連載を模索する教育」. 第4節 調査対象の中学生. と定義する。. 第3章 小学6年から中学1年への移行に伴う不安・不 適応 第1節 小学6年時の「中学校への不安」と「中学校 への楽しみ」の中身. 第1章 小中連携・一貫教育と中学への移行に伴う不安 ・不適応 日本では,1947 年に学校教育法が公布されて 6・3・3・4 制の学校制度が敷かれ,小学校と中学校の 9 年間が義務. 第2節 卒業・入学を経て変わっていく生徒の意識. 教育と定められた。1998 年には中高一貫教育を行う 6. 第3節 小括. 年制の「中等教育学校」が選択的に導入されたものの,70. 第4章 小中連携教育の取組の効果 第1節. 「小中連携の取組」による「生徒の意識」の違い. 第2節 学校同士の地理的関係による影響を除いた 「小中連携の取組」の効果 第5章 異年齢交流が育むネットワーク等と不安・不適 応の解消 第1節 小中連携が育む生徒のネットワーク等 第2節 ネットワーク等と不安・不適応の解消 終. 年近くほぼ単線型の学校制度が続いている。 しかし,2000 年頃から校種間移行に伴う不安や不適 応が指摘されるようになり,その解消のために校種を超 えた連携が模索され始めた。小学校と中学校の連携・一 貫は広島県呉市の同一中学校ブロック内の1中2小が 2000 年に研究開発学校の指定を受けて 9 年間の教育課 程編制に取り組んだことから始まった。 2005 年に出された中央教育審議会答申「新しい時代 の義務教育を創造する」では,小学 5 年と中学 1 年に発. 章 第1節. 小中連携教育の効果. 達上の段差があることが指摘され,「研究開発学校や構. 第2節. 今後の課題. 造改革特別区域などにおける小中一貫教育などの仕組み. 第3節. 小中連携教育の可能性. の成果を踏まえつつ学校種間の連携・接続を改善するた.

(2) めの仕組みについて検討する必要がある(抜粋)」と示. る」と述べ,「小1プロブレムを引き起こす環境移行に. された。. 伴う不適応の軽減への可能性」を示している。. 2002 年に制定された「構造改革特別区域法」を使って. 異年齢・異校種の交流・連携により「段差を乗り越え. 教育野分野にも特区事業が持ち込まれるようになり,さ. る力」が育ち,目標・見通し・顔見知りの関係が生まれ. らに 2006 年には「小中一貫特区」が誕生した。また,. ることで「段差は相対的に小さくなる」と考えられる。. 研究開発学校制度においても, 「中 1 ギャップ」解消の. 第2章 生徒への意識調査. ために小中連携に関する課題を研究する学校が現れた。. 小中連携の効果を検証するために,2013年6月,福岡市内. 2012 年文部科学省による「小中連携,一貫教育に関. 5中学の1年を対象に意識調査を行った。対象の中学校. する主な意見等の整理」によれば,全国 1,763 の自治体. ・生徒の概要,小中連携の取組内容,質問内容,分析. の内 72.4 %に当たる 1,276 の自治体で何らかの小中連携. の枠組みは次のようである。. が行われている。そのほとんどは,現行制度内で行われ ており,特区による実施は 983 校,研究開発学校は 59 校である。小中連携を進める理由は,「学習指導上の成 果」「生徒指導上の成果」「教職員の指導力向上」がそれぞ れ,95 %・91 %・82 %で,取組の成果は同様に 58 % ・74 %・50 %と報告されている。 このように実践が増える中で小中連携に関する先行研 究も多く行われているが,その内容は「小中連携・一貫. 対象中学校の概要 中学A- 小Aa(一体) 2008 より小中連携開始 中学B- 小Ba(隣接) 2010 より小中連携開始 中学C- 小Ca(隣接),Cb(分離) 2011 より小中連携開始 中学D- 小Da(分離),Db(分離) 2009 より小中連携開始 中学E- 小Ea,Eb,Ec,Ed (4 校とも分離) 2010 より小中連携開始. 中 1: 82 名 中 1:148 名 中 1:269 名 中 1:240 名 中 1:347 名 合計 1,086 名. 教育における学校経営の視点からの分析」と「特定の教 科・領域に特化した研究」に大別される。そこで,本研 究では生徒の意識調査から,小中連携教育の成果と課題 を検証したい。 中学校の不登校生は 1995 年ころから増加し 2001 年に. 出身小学校別・性別 生徒数 小a 小b 小c 小e 転入 男子 中A 77 5 43 中B 146 2 75 中C 138 123 8 129 中D 124 100 16 112 中E 112 99 79 45 12 182. 女子 合計 39 82 73 148 139 269 128 240 165 347 合計 1,086 ※中Cの 1 名は性別不明. は最多の 112,211 人となり,その後 10 年間高い割合が 続いた。その数は中学 1 年で急増し小学 6 年のおよそ 3 倍となっており,暴力行為やいじめにおいても同様の傾. 小中連携の取組内容. 向が見られる。先行研究によればその背景には「中 1 ギ. 中A中B中C中D中E ①小中教師による情報交換 ○ ○ ○ ○ ○ ②小中合同の教師の研究 ○ ○ ○ ○ ○ ③ 〃 の研究授業 ○ ○ ○ ○ ○ ④小中で共通した校則=決まり ○ × × ○ × ⑤ 〃 授業規律 ○ ○ × ○ ○ ⑥部活動見学や部活動体験 ○ ○ ○ ○ ○ ⑦中学校行事への児童の見学 ○ ○ × ○ ○ ⑧児童会・生徒会等の合同の取組○ ○ ○ × × ⑨中学校教師による出前授業 ○ ○ ○ ○ ○ ⑩中学校教師の教科担任授業 ○ × × × × ⑪児童生徒全員参加の合同行事 ○ × × × × 11 8 6 8 7. ャップ」と呼ばれる学校への不安・不適応の実態がある。 少子化や核家族化・地域コミュニティーの弱体化等によ り社会的スキルが十分に定着していない子ども達は,校 種の移行に伴う段差を乗り越えられず,不安を持ち不適 応に陥るという。 その段差を乗り越えるためには, 「段差を乗り越える力を 育てる」 「段差を小さくする」 「段差を乗り越える支援を行 う」という 3 つの方法がある。小中連携で行われる異年齢 交流は「乗り越える力を育てる」 「段差を小さくする」こ とへの効果が期待され,教師の連携や情報共有等は「段 差を乗り越える支援」へとつながるだろう。 小中連携教育以外にも様々な異年齢交流が行われきた。 異年齢保育・学童保育・スポーツ少年団等である。管田 (2008)は異学年保育により「年下の子どもは憧れや目標を もち,年上の子どもは自信を身に付ける(抜粋)」と述べた。 また,藤江(2006)は幼稚園と小学校との異年齢交流の 調査から,「年上の小学生には自己効力感と自尊感情, 幼稚園児には目標と見通し・顔見知りの関係が生まれ. 質問内容 1 出身小学校 2 入学前の中学への来校経験 N1 3 〃 中学生徒と遊んだ経験 N2 4 〃 顔と名前が一致する中学生の有無 N3 5 〃 顔と名前が一致する中学教師の有無 N4 6 小学 6 年時の中学への不安 Q1 7 不安の理由 8 小学 6 年時の中学への楽しみ Q2 9 楽しみの理由 10 中学校生活の楽しさ Q3 11 中学校生活での頑張り Q4 12 中学校生活への不適応 Q5 統計処理 SPSS・18J カイ 2 乗検定.

(3) 入学後の学校生活については 90 %以上が楽しいと答. 分析の枠組 ◆第3章 小学6年から中学1年への移行に伴う不安・不適応 小学6年時. えており,小学 6 年時の不安がプラスに改善され,中学. 中学1年時. ◆第4章 小中連携教育の 取組の効果 小学校と中学校の 地理的な関係. 校生活に上手く適応している様子が伺える。. 中学校への. 中学校への 不安・楽しみ. 適応・不適応 小 中 連 携 の 総 合 的 な 効 果. Q3:中学校生活は楽しいですか ①楽しい ②どちら ③どちら ④楽しくない 合計 58.7% 32.7% 6.5% 2.0% N=1,076. しかし,小学 6 年時「毎日,中学生になりたくない」. 異年齢交流による 1次的な効果. と思っいた 9.1%= 99 人の生徒は,入学後も「学校に行. ◆第5章 異年齢交流が育むネット ワーク等と不安・不適応の解消. きたくない」と思う割合が他のグループより大きく,そ の内 21.2 %= 21 名は「毎日」そう感じていることから, このグループの状況を改善することが重要である。. 小中連携教育の取組. Q1「中学生になりたくない」× Q5「中学に行きたくない」. 第3章 小学6年から中学1年への移行に伴う不安・不適応 小学 6 年時の不安を知るために, 「中学生になりたく ないと思ったことがあるか」という問に対して,3/4は. ①全くない ②1~2回 ③時々 ④毎日 0%. 10%. 20%. 30%. 40%. 50%. 60%. 70%. 80%. 90%. 100%. 多少なりともそう思ったことがあった。また,その理由 は「勉強が難しくなる」 「指導が厳しそう」が多い。 Q1:「中学生になりたくない」と思ったことがありますか ①全くない ②1~2度 ③時々 ④毎日 合計 25.0% 31.5% 34.3% 9.1% N=1,082 700 600 500 400. 408. 362 245. 247. 193. 387. 154. 78. 7. 8. 遊ぶ時間がなくなる. 6. 3年後に高校入試が ある. 5. 制服がある. 4. 通学が遠くなる. 3. 部活についていける か心配. 2. 友達ができるか心配. 指導が厳しそう. 1. 教科によって先生が 替わる. 勉強が難しくなる. 100 0. 校生活は「楽しい・どちらかというと楽しい」と答えてい るが,その割合は学校ごとに大きな違いがある。 第4章 小中連携教育の取組の効果 本章では,小中連携の取組数と Q1 ~ Q5 の回答をク. 587. 300 200. また,その 99 人の内 69.7 %=69人は入学後,中学. 9. ロス集計した。その結果,取組が増えるほど 6 年時の不 安は減り中学を楽しみにしていて,入学後も勉強を頑張 り,不登校の防止にも効果があることが明らかになった。 ただし,「中学校生活は楽しい」ことについては,取組 数との関係は見られず,また取組数 11 の中学 A は一体 型で環境があまり変わらないせいか,入学後の新たなや. 逆に,「中学校生活を楽しみにしていたか」という問. る気を喚起することは難しい傾向が見られた。また連携. いには,70 %近くが「楽しみ・どちらかというと楽しみ」. の取組は中学生よりも小学生へ効果が大きい。. と答えており, 「部活ができる」 「友達が増える」等をそ. 小中連携の取組数 × Q1「中学生になりたくない」 取組 11 取組8 取組7 取組6 転入生. の理由として挙げている。 Q2:中学校生活を楽しみにしていましたか ①楽しみに ②どちら ③どちら ④楽しみでは 合計 していた なかった 30.3% 36.6% 23.2% 9.8% N=1,078 600. 480. 500 356. 400 300 200. 106. 146. 127. 117. 106. 100. 8. 125. 10%. 9. も,同時に楽しみにしていることがわかる。また,不安 や楽しみを強く感じている生徒ほど,その理由を多く挙 げる傾向がある。. 30%. 20%. 40%. 50%. 60%. 70%. 80%. 90%. 40%. 60%. 100%. 80%. 小中連携の取組数 × Q3 中学校生活は楽しいですか 取組 11 取組8 取組7 取組6 転入生 0%. このことから,6 年生は中学入学を不安に感じながら. 20%. 小中連携の取組数 × Q2 中学校生活を楽しみにしていた 取組 11 取組8 取組7 取組6 転入生 0%. 憧れの先輩がいる. 7. 59. 大人扱いしてもらえる. 6. 大人になるような気が する . 5. 制服が着られる. 4. 部活ができる. 3. 教科によって先生が替 わる. 2. 友達が増える. 1. 英語や技術の勉強が始 まる. 勉強が本格的になる. 0. 0%. 20%. 4 0%. 60%. 8 0%. 100%. 100 %. 小中連携の取組数 × Q4 中学校の勉強を頑張っていますか 取組 11 取組8 取組7 取組6 転入生 0%. 1 0%. 20 %. 30%. 4 0%. 50 %. 60 %. 7 0%. 80 %. 90 %. 1 00%.

(4) 小中連携の取組数 × Q5 学校に行きたくないと思うことがある 取組 11 取組8 取組7 取組6 転入生 0%. 10%. 20%. 30%. 40%. 50%. 60%. 70%. 80%. 90%. 生徒の意識とネットワーク等 N1 来校 N2 中学生と 経験 遊んだ経験. Q1 Q2 Q3 Q4 Q5. 100%. 次に,小中連携の取組数と Q1 ~ Q5 の回答に小学校 と中学校の地理的関係を加えた3重クロス集計を行っ た。その結果,隣接・分離の各グループ内においても小. × ○ ○ ○ ○. N3 顔見知り 中学生. ○ ○ ○ ○ ○. N4顔見知り 中学教師. × = ○ ○ ○. ○ ○ ○ ○ ○. 中連携の効果が明らかになった。また全体的には「一体. これらのことから,小中連携の取組によりネットワー. >隣接>分離」という関係あり,小学校と中学校の距離. ク等の1次的効果が生まれ,その結果総合的に不安・不. が近いことは,不安・不適応を和らげる効果がある。. 登校の解消につながる構造が明らかになった。. しかし,「中学の勉強を頑張っている」では「一体<隣. 終. 章. 接<分離」となり,前頁でも述べたようにやる気の喚起. 本研究の第1の成果は,小中連携教育の成果を生徒の. はできておらず,距離という段差を乗り越えたことで達. 意識調査から確認したことである。取組数が増えるほど. 成感をもち,新たな意欲が生まれると思われる。. 生徒の意識は改善していた。また,取組は 1 次的効果と. 小中の地理的関係×取組数× Q4 中学校の勉強を頑張っていますか. してネットワーク等を形成し,それが 2 次的に不安・不. 一 体 ・ 11. 登校を解消する構造を示すことができた。さらに,学校. 隣 接 ・8 6. 間の地理的距離が近いほど不安や不適応が小さいことも分 かった。研究の前提として,小中連携と小中一貫の定義. 分 離 ・8 7 6. を示し,両者を区別する必要性が明確になった。 0%. 10%. 20%. 30%. 40%. 50%. 60%. 70%. 80%. 90%. 100%. 第5章 異年齢交流が育むネットワーク等と不安・不適 応の解消. 本研究の課題を述べる。小中連携教育の成果を生徒の 不安・不適応の解消のみに絞って検証したが,今後その 他の効果についても詳しく調べる必要がある。さらに,. 先行研究から,小中連携における学年や校種を越えた. 本調査では5校という限られた対象であったが,各学校. 交流により体験や人間関係が広がり精神的な成長という. の独自の教育成果と小中連携の効果を区別するために. 1次的効果が生まれ,それが中学への不安・不適応の解. は,より多くの学校を対象とした調査が必要である。ま. 消という2次的効果につながると予想された。そこで,. た,小中連携の取組は重み付け等はせずに単純に取組数. 体験や人間関係の広がりを「ネットワーク等」と表して,. のみを用いて分析したが,より正確な効果を検証するた. 問 N1 ~ N4 の結果と小中連携の取組数の関係をまとめ. めには,具体的内容を比較することも必要である。. ると下のようになる。. 最後に,「小中の距離が近いほど,中学入学後の意欲. 来校経験と顔見知りの中学校教師は,小中連携の取. は喚起されにくい」という新たな課題も見えてきた。こ. 組が増えるほど有が増え,全体として小中連携の取組. の点も踏まえて,今後さらに研究を続けていきたい。. によりネットワーク等が形成されていると言える。. 主要参考文献・資料. 小中連携の取組数とネットワーク等 N1 来校 N2 中学生と 経験 遊んだ経験 無 有 無 有 取組 11 1.3 98.7 44.2 55.8 〃 8 19.1 80.9 35.1 64.9 〃 7 25.8 74.2 28.5 71.5 〃 6 39.8 60.2 36.4 63,6. ・児島邦宏・佐野金吾編集 2006『中1ギャップの克服 N3 顔見知り 中学生 無 有. N4顔見知り 中学教師 無 有. 19.5 17.3 20.1 20.4. 21.1 47.6 54.0 53.7. 80.5 82.7 79.9 79.6. 78.9 52.4 46.0 46.3. 次にネットワーク等の有無と Q1 ~ Q5 とをクロス. プログラム』 ・髙階玲治. 明治図書. 編集 2009『幼・小・中・高の連携・一貫. 教育の展開』 教育開発研究所 ・管田貴子 2008「異年齢保育の教育的意義と保育者 の援助に関する研究」『弘前大学教育学部紀要』 第 100 号. PP.69-73.. 集計した結果の概要は表のようになる。Q1 に 2 つの. ・藤江康彦 2006「生活科における異年齢交流活動の. ×があることが特徴的であるが,全体的には小中連携. 意味:幼少連携の視点から 」『関西大学文学論集』. の取組によって育まれた体験や人間関係の広がり(=. 第 56 巻第 3 号. ネットワーク等)によって, 6 年時の不安が解消し, 楽しみや期待を抱かせ,入学後も新しい生活に上手く 適応していることがわかる。. pp.85-110.. ・文部科学省 2012「小中連携,一貫教育に関する主 な意見等の整理」 ・中央教育審議会答申 2005 「新しい義務教育を創造する」.

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参照

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