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地域における居場所づくりと大学の果たす役割

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Academic year: 2021

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34 研究実績の概要

 小平西地区地域ネットワーク(以下、小平西ネッ ト)が始まり、5年の歳月が経過した。この間に 小平西ネットの地域には、5つの地域の居場所(コ ミュニティサロンさつき、コミュニティサロンき よか、うちカフェえん、西の風、中学生勉強会)

が誕生した。そこで本研究では、西ネットで積み 上げてきた地域の居場所づくりの実績に学び、居 場所づくりと大学の果たす役割を、実践の整理と 理論的な肉付けを通して明らかにすることを目的 に、各々の居場所の運営委員1名、運営スタッフ 2名(3名×5か所)、計15名を対象に、大まか な質問紙を用いた半構造化インタビュー調査を 行った。

 5つの地域の居場所の共通点は、まず地域の中 で何かやってみたい、ネットワークを作りたいと いう思いを持った人々が複数おり、その「思い」

を共有する場があったことである。その場として 白梅学園大学が提起した「小平西ネット」が大き な力となっている。第二として、居場所を提供す る人や組織が存在していたことである。個人が自 ら提供する場合もあるが、公的な施設や介護施設 等も提供を申し出ていることがある。第三として、

小平市や社会福祉協議会などがサポート体制をつ

くってくれたことである。いくつかの助成金の紹 介をはじめとして、居場所づくりへの参加が行わ れたことがある。第四として、それぞれの居場所 のスタッフが相談する場を持っていたということ である。定期的に運営委員会やスタッフ会議等を 行い、成果や課題を共有することができたという ことがある。

 共通する課題として、第一に運営委員やスタッ フがこうした居場所づくりを楽しめるかどうかと いうことがある。第二の課題は、より継続的に参 加できるようにするためには開催日時を増やさな ければならないが、週に1回、2回というのが現 状となっている。第三の課題は、より継続的に行 うためには安定した財政的な基盤が必要になって くる。第四の課題は、大学はどのようなスタンス でこうした地域の居場所づくりに関わっていくの かということである。学生を含めた取り組みなど 可能性としては考えられるが、研究を視野に入れ た取り組みが求められる。  

 今回のインタビュー調査では、居場所づくりに 果たした大学の役割が強調されているが、現状で も手一杯な中でどう広げて行くのかが鍵である。

地域における居場所づくりと大学の果たす役割

-総合的な地域包括ケアをめざして-

瀧口 優・森山 千賀子・土川 洋子・西方 規惠・井原 哲人・午頭 潤子 草野 篤子

・関谷 榮子

**

・奈良 勝行

***

瀧口 眞央

****

・吉村 季織

*****

    *嘱託研究員 白梅学園大学名誉教授    **嘱託研究員 白梅学園大学名誉教授   ***嘱託研究員

 ****嘱託研究員

*****嘱託研究員 白梅学園大学非常勤講師

 

参照

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