グラビトンハンド:モーメント変化を用いた装置型 の重量感変化提示デバイス
著者 田中 貴士
URL http://hdl.handle.net/10236/00027058
2017年度 修士論文要旨
グラビトンハンド:
モーメント変化を用いた装置型の重量感変化提示デバイス
関西学院大学大学院理工学研究科 人間システム工学専攻 片寄研究室 田中 貴士
本研究は VR コンテンツの体験者に擬似的な重量感の変化を知覚させる装着型デバイス「グラ ビトンハンド」を提案し,装着型デバイスにおいてモーメント変化による重量変化を与えること を⽬的とする.グラビントンハンドはデバイスの重りの位置を変位させることにより,前腕を振 る際のモーメントを変化させることで重量感の変化を提⽰するデバイスである.本論⽂では,グ ラビトンハンドが装着型の重量変化感提⽰デバイスのデザインの⼀つとして有効かどうかを⽰
すために,モーメント変化による重量感提⽰に基づいて本デバイス設計し,実際の使⽤環境を想 定した性能検証実験を⾏う.グラビトンハンドのデザインが重量変化感の提⽰に有効であるこ とを⽰すことで,モーメントを⽤いた重量感覚の提⽰に関する様々な事例が装着型デバイスへ 応⽤可能となると考える.
本デバイスでは,ギアボックスを⽤いた牽引機構により,軽量なデバイスでありながら⼗分な重 量の重りの牽引を実現し,装着型であっても⼗分な重量変化感を提⽰することを可能とした.ま た,性能検証実験の体験者の様⼦やアンケート結果から,本デバイスによって引き起こされる前 腕のモーメント変化が体験者の把持する物体の重量変化感に影響を及ぼすことが確認された.