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会合報告 ITU-R SG4( 衛星業務 ) 関連 WP 会合 (2016 年 4 月度 ) 報告 KDDI 株式会社グローバル技術 運用本部グローバルネットワーク オペレーションセンター副センター長 かわい河合 のぶゆき宣行 KDDI 株式会社グローバル技術 運用本部グローバルネットワーク オペレ

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1.はじめに

 2016年4月6日(水)~ 22日(金)の17日間にわたり、スイ ス(ジュネーブ)のITU本部において、衛星業務に関する 審議を所掌とするITU-R(無線通信部門)SG4(Study Group 4;第4研究委員会)のWP(Working Party)会合 が開催されたので、その概要を報告する。  今回は、WP4Cが4月6日(水)~ 12日(火)に、WP4Bが 4月11日(月)~ 15日(金)に、WP4Aが4月13日(水)~ 22日 (金)に開催され、41か国・約20の機関から延べ約420名(内 訳概算WP4A:225名、WP4B:90名、WP4C:105名)が 出席した。日本からは、総務省、KDDI(株)、スカパー JSAT(株)、(株)放送衛星システム、日本放送協会、(株) エム・シー ・シー、(株)日立製作所、日本無線(株)、(国研) 情報通信研究機構、(一財)航空保安無線システム協会か ら計21名が参加した。

2.WP4A会合

 WP4Aは、固定衛星業務(FSS)及び放送衛星業務(BSS) の効率的な軌道及び周波数利用に関する問題を扱う作業 部会であり、Mr. J. Wengryniuk(米国)議長の下、表1 の体制で審議を行った。以下に、WRC-19議題を中心に議 論された内容について紹介する。

ITU-R SG4(衛星業務)関連WP会合

(2016年4月度)報告

かわ

 宣

のぶゆき

KDDI 株式会社 グローバル技術・ 運用本部 グローバルネットワー ク・オペレーションセ ンター 副センター長

まつしま

嶋 孝

たかあき

国立研究開発法人 情報通信研究機構 国際推進部門 標準化推進室 専門調査員

ふく

 裕

ゆうすけ

KDDI 株式会社 グローバル技術・ 運用本部 グローバルネットワー ク・オペレーションセ ンター 山口技術保守 センター 課長補佐

会合報告

■表1.WP4Aの審議体制 WP/WG/SWG 検討案件 議長 WP4A FSS及びBSSの効率的な軌道及び周波数利用 Mr. J. Wengryniuk(米国)

WG4A1 WRC-19議題1.4、1.5、1.6及びUAS関係 Mr. D. Jansky(米国)

SWG4A1a WRC-19議題1.4(ANNEX7、AP30) Ms. P. Dumit(米国)

SWG4A1b WRC-19議題1.5(ESIM) Mr. C. Hofer(米国)

SWG4A1c WRC-19議題1.6(Q/V NGSO) Ms. S. Contreras(フランス)

WG4A2 WRC-15議題1.7、1.13、9.1、FSSの共用、衛星特性関係 Mr. P. Hovstad(AsiaSat)

SWG4A2a WRC-19議題9課題9.1.2(IMT/BSS) Mr. I. Mokarrami(イラン)

SWG4A2b WRC-19議題9課題9.1.3(C帯 NGSO) Mr. M. Strelets(ロシア)

SWG4A2c WRC-19議題9課題9.1.9(V帯 FSS) Mr. Backus(米国)

SWG4A2d FSSと他業務の共用 Mr. S. Blondeau(ルクセンブルグ)

SWG4A2e FSS業務間の共用 Ms. E. Neasmith(カナダ)

SWG4A2f WRC-19議題の衛星特性 Mr. S. Doiron(UAE)

(2)

2.1 WRC-19議題1.4(ANNEX7、AP30)  議題1.4はRR AP30 Annex7(BSS軌道制限)見直しに 関して検討するものである。今会合では、米国、ルクセン ブルク、及びスウェーデンの寄書を元に、審議が行われた。  スウェーデンは、第3地域の受信アンテナ径を0.45mとす ることを提案したが、ロシアからプランは0.6mで検討すべ きであるとの指摘がなされ、アンテナ径は0.45mと0.6mを 併記することとし、作業文書に反映された。イラン、ブル ガリアは、既に割り当てられている衛星網全てに影響がな いことを確認してから軌道制限の見直しを検討すべきと主 張し、スウェーデン、ルクセンブルクは軌道制限の見直し は割り当てられている全てのプランとリストに影響がない ことを検討した上で見直しを図ると説明し、作業文書を議 長報告に添付することで合意された。  また、日本が入力したITU-R報告BO.2019の放送衛星の 干渉計算法の改訂は、改定報告案として承認されたが、 今会合の直後にSG4会合が開催されないため、次回WP4A 会合時に特段のコメントが無ければ、その後SG4へ上程す ることで合意された。 2.2 WRC-19議題1.5(ESIM)  議題1.5は「17.7−19.7GHz/27.5−29.5GHz帯FSS(静止衛 星)網での、移動する地球局(ESIM:Earth Stations In Motion)の利用」に関し、技術・運用要件、周波数共用に ついて検討するものであり、前研究会期から持ち越された ESOMPs(Earth Stations On Mobile Platforms)と併せ て議論された。  議題1.5に関しては、作業フレームワーク及び今後の作 業計画の作業文書が作成され、議長報告に添付された。 これに関して、関連WP(5A/5B/7B/7C)への周波数共用 に関する情報提供要請のリエゾン文書が作成され、各WP へ送付することで合意された。ESOMPsに関しては、前回 会合から持ち越されたITU-R改定報告草案S.2223につい て、米国よりSG4上程の提案があり、改定報告案として議 長報告に添付し、次回WP4A会合にて入力文書がなけれ ばSG4へ上程することで合意された。また、同じく前回会 合より持ち越されたITU-R改定報告草案S.2261に向けた作 業文書(付属書 船舶上のESOMPs/航空機上のESOMPs) については次回WP4A会合へ持ち越すことで合意された。 尚、本作業文書は、非静止衛星(NGSO)が対象であり、 議題1.5とは関係しないとされた。 2.3 WRC-19議題1.6(Q/V NGSO)  議題1.6はQ/V帯における非静止衛星を用いた固定衛星通 信業務に対する規制枠組みについて検討するものである。  米国は、周波数共用検討に関して新勧告の作成を提案 したが、UAEから、現時点では勧告の必要性が不明との コメントがあった。日本からはITU-R勧告S.1323の手法を 本議題に適用することを提案するならば、新たな適用例と して既存勧告のAnnexにすることも考えられると指摘し、 UAEは本提案を支持したが、別の観点としてS.1323の適 用周波数(30GHzまで)を考慮して周波数帯の拡張が必 要との指摘がなされ、米国・カナダの提案で、この懸念を 追記することとなった。また、EESS(地球探査衛星)、及 びRAS(電波天文)との周波数共用に必要な情報を WP7C/7Dに求めるリエゾン文書案を作成したが、WP7C/ 7D会合が次回WP4A会合より後に開催されるため、今回 は送らずに議長報告に添付することとなった。 2.4 WRC-19議題7関係  議題7は衛星網の事前公表・調整・通告・登録手続きに ついて扱うものであり、過去のWRCにおいては、主管庁 やBRが提起した課題のうち、RRの改定が必要と合意され たものを取り上げてきたが、今会合では下記3件の課題が 提起され、今後検討することが合意された。また、課題の 収集については、SC(特別委員会)が廃止されたことを 考慮し、CPMテキスト提出直前の会合の前の会合で打ち 切る予定である。 ・課題A:NGSOの運用開始(BIU)の定義 ・課題B:AP30/30Aの第1地域及び第3地域のリスト登 録放送衛星パラメータの変更

・課題C:AP30B 8.13条とRR No. 11.43A条の整合性に ついて 2.5 WRC-19議題9課題9.1.2(IMT/BSS)  議題9.1 課題9.1.2は、WRC-15でのIMT特定に関連した L帯(1452−1492MHz)におけるIMTとBSS(音声)との 共存検討を行うものであり、WP4AとWP5Dが共同責任グ ループとなっている。  パプアニューギニアより、ハンドヘルド端末向けのハイ パワー送信衛星の必要性や、地上での補完システムとして ギャップフィラーなどが存在することが紹介されたが、イ ランよりハイパワーの定義が必要との意見や、スウェーデ

会合報告

(3)

いの確認が必要との指摘がなされた。一方、IMTを推進 するフランスからBSS地上局の適切な保護基準の導出が必 要と提案されたが、BSS推進派より保護の手法が不明瞭で あり評価手順に関する詳細な説明が必要であるとのコメン トが述べられた。会期の最初であることを考慮し、今会合 では詳細な議論を行わずに各寄書を併記した作業文書を 作成するに留めた。合わせて、共同責任グループのWP5D にIMTパラメータや今後の会合結果の共有を要請するリ エゾンが送られた。 2.6 FSSと他業務の共用  2014年7月会合で日本から提案した、3.4−3.6GHzにおけ るFSS地球局とMS局の共用のための離隔距離算出手法に 係る新勧告草案に向けた作業文書は、次回会合で継続研 究されることとなった。2013年より米国主導で検討を進め てきた、FSS地球局とMS局との共用検討に係る新勧告草 案に向けた作業文書は、作業文書のまま議長報告に添付 され次回会合で継続研究されることとなった。  WRC-15においてFSS地球局設置に関するWRC決議163 及び164が採択されたことを受け、今回新たにルクセンブ ルクから入力された14.5−14.8GHz帯におけるFSS地球局 設置に関する調整ガイドラインの策定に係る新勧告草案に 向けた作業文書は、議長報告に添付され次回会合で継続 研究されることとなった。

3.WP4B会合

 WP4Bは、IPベースのアプリケーション及び衛星による ニュース中継(SNG)を含むFSS、BSS及びMSSのシステ ム、無線インタフェース、性能及び信頼性目標に関する問 題を扱う作業部会であり、Mr. D. Weinreich(米国)議長 の下、表2の体制で審議を行った。 3.1 衛星TV伝送方式関係  日本が入力したUHDTV衛星放送の伝送方式に関する ITU-R新勧告案について、ARIB技術委員会で決定したシ ステム呼称「ISDB-S3」を反映してSG4へ上程することで 合意した。合わせて、DVB-S2Xに関する情報を追加した ITU-R勧告改定案BO.1784(今会合での入力無し)もSG4 へ上程することで合意した。  日本が入力したUHDTV衛星放送に向けた衛星伝送実 験に関するITU-R新報告草案について、実験結果を2015年 にBSAT-3b衛星で実施した内容に更新した上で、議長報 告添付として継続審議されることとなった。WP4B議長よ り、有益な情報入力に対する日本への感謝のコメントと共 に、他の主管庁への実験結果の寄与の要請が行われた。 3.2 IMT衛星コンポーネント及びIntegrated MSSシステム  日本が入力した3GHz帯以下のIntegrated MSSシステム の性能に関するITU-R新報告草案に向けた作業文書の更 新提案については、静止軌道衛星についての干渉評価パ ラメータであること、及び実験での静止軌道位置を追記し、 本文書を新報告草案にアップグレードすることで合意され た。

4.WP4C会合

 WP4Cは、移動衛星業務(MSS)及び無線測位衛星業 務(RDSS)の軌道及び周波数有効利用に関する問題を扱 う作業部会であり、表3の体制で審議を行った。河合(筆者) が議長を務めた。 4.1 衛星IMTと地上IMTの共用・共存 4.1.1 WRC-19議題9課題9.1.1(2/2.2GHzにおける衛星IMT)  本件は、前研究会期から議論が継続しているもの。RA-15 において、IMTのチャネルプランを規定するITU-R勧告 ■表2.WP4Bの審議体制 WP/SWP 検討案件 議長 WP4B FSS、BSS及びMSSのシステム、無線インタフェース、性能及び信頼性目標 Mr. D. Weinreich(米国) SWP4B1 衛星TV伝送方式関係 正源 和義 氏(日本) SWP4B2 IMT衛星コンポーネント及びIntegrated MSSシステム Mr. J. Williams(米国) SWP4B3 他の課題 Mr. D. Weinreich(米国)

(4)

M.1036の改定が審議され、同一帯域で地上IMTもしくは 衛星IMTを隣接地域で展開した際に、有害な干渉が報告さ れれば、技術・運用上の措置が必要なこと、本件のITU-R での検討が必要な旨のノートが付された。これを受けて、 WRC-15で決議212が改定され、ITU-Rに技術検討が要請 されるとともに、WRC-19の議題化(議題9課題9.1.1)が図 られた。本課題のCPMテキスト作成は、WP5D(衛星IMT →地上IMTの干渉を検討)及びWP4C(地上IMT→衛星 IMTの干渉を検討)の共同責任となっている。  今会合では、中国、米国等が中心となって、地上~衛 星間の干渉シナリオや衛星システムの特性に関して、WP5D から送付された文書の改定を行った。中国は、静止衛星に 加え、非静止衛星システムも検討していることからその特 性の追加を提案、米国及びインマルサットが反対したが、 作業文書段階であることも考慮し、[ ]付きで記載が残さ れた(次回会合で再議論する)。作業文書の改定を含め、 WP5Dへ検討状況を伝えるリエゾン文書が発出された。ま た、本課題に関する作業計画が作成された。 4.1.2 1.5GHzのIMTとMSS  WRC-15において、1.5GHz帯(1427−1518MHz)がIMT にグローバルに追加特定された。併せて、決議223(Rev. WRC-15)が採択され、この中で1492−1518MHz帯に隣接 するMSS下り帯域(1518−1525MHz)との共存のための 技術的な手当て等を研究し、その結果を勧告にまとめるこ とがITU-Rに要請された。この決議を受け、IMTに関する 研究を担当するWP5Dは、WP4Cに対して共同で研究を進 めることを提案し、その旨のリエゾン文書今会合に入力さ れた。 文書が入力され、これらを反映した「ITU-R新勧告草案 M.[MSS & IMT L-BAND COMPATIBILITY]に向け た作業文書」が作成され、議長報告に添付された。※現 時点では一つの新勧告草案に向けた作業文書とされてい るが、今後の検討の結果として、複数の文書(勧告また は報告)に分割される可能性もあるものとされた。  審議では、当該周波数帯のMSS受信地球局が隣接バン ドから受ける干渉に対する保護基準を与えるITU-R勧告が 存在していないこと、したがってそれを策定する必要性が あること、またその保護基準は陸上移動衛星業務、海上 移動衛星業務、航空移動衛星業務のそれぞれに特有の伝 搬路特性を考慮したものであるべきこと等について共通認 識が得られた。上記研究に関連して、WP5D及び3Mへの リエゾン文書が送付された。また、本件に関する作業計画 が策定された。 4.2 航空・海上関連の議題 4.2.1 WRC-19議題1.8(GMDSSの近代化及び新たな衛星 プロバイダ)  本議題は、IMOがHIBLEO-2(イリジウム衛星)にて使 用される1616−1626.5MHz帯を全世界的な海上遭難・安全 システム(GMDSS:Global Maritime Distress and Safety System)として利用するために、RR規定整備を検討する もの。スペクトラム新規分配の可能性を含め、技術事項は WP4Cの所掌となっている。  今会合では、米国からの提案に沿って、WP5B(本議題 の責任WP)に対して、検討のスコープ明確化を求めるリ エゾン文書を送付した。本件に関して、フランス、ドイツは、 CPM19-1結果(回章CA/226)に示されているように、技

会合報告

■表3.WP4Cの審議体制 WP/SWG 検討案件 議長 WP4C MSS及びRDSSの軌道及び周波数有効利用 河合 宣行 氏 (日本) SWG4C1 2/2.2GHzにおける衛星IMT(WRC-19議題9課題9.1.1関係) Mr. X. Gao(中国) SWG4C2 GMDSS(WRC-19課題1.8関係) Mr. D. Jansky(米国) SWG4C3 GFT/GADSS(WRC-19議題1.10関係) Mr. D. Jansky(米国) SWG4C4 RNSS関係 Mr. T. Hayden(米国) SWG4C5 1.5GHzのIMTとMSS Mr. P. Deedman(インマルサット)

(5)

が、米国は、責任WPのWP5Bが主導すべきとの意向を持っ ている。IMOからは、イリジウム衛星をGMDSS衛星プロ バイダとして未だ承認していないが、要件リストの作成等、 IMO内で手続きを進めている旨の報告があった。  また、会合期間中に、WP7Dからイリジウムの隣接の電 波天文への干渉懸念を示すリエゾン文書が来着し(電波 天文保護は、WRC-92で同帯域を非静止MSSに分配した際 の条件の由)、電波天文の保護に十分配慮して、検討を進 めるべき旨が連絡された。本文書はノートされ次回会合へ 持ち越されることとなった。 4.2.2 グローバルフライトトラッキング(GFT)及び WRC-19議題1.10(GADSSの導入及び利用)  従来、飛行中の民間航空機の位置を把握するシステム としては、国際民間航空機関(ICAO)標準の地上系シス テム(ADS-B)が普及していたものの、海上、山岳地帯、 極地等のカバレッジについては限界がある。2014年3月の マレーシア航空機(MH370)の失踪を契機として、各種 国際機関において、地球全域をカバーできる航空機追跡シ ステム(GFT:Global Flight Tracking)の必要性が認識 され、ITUにおいても、同年10 ~ 11月に開催されたITU 全権委員会議において、WRC-15に対して本件を議題に含 めることを指示する決議を採択し、WRC-15の特別議題と なった。以上の背景のもと、WP4Cでは、前会期より、① ADS-C(民間航空機の位置を把握するためのICAO標準の 衛星系システム:インマルサット)を提供するためのMSS 使用システム、②ADS-BをMSSにより再送信するシステム (グローバルスター)を含む文書の作成にあたってきた。  今会合では、同文書の完成度を高めるための作業が行わ れ、最終プレナリ会合に新報告案として提案されたが、ロシ アからその完成度に疑問が呈され、タイトルに[Preliminary] を付した文書を議長報告に添付することとなった。次回WP4C 会合で継続審議される。 4.3 RNSS及びRDSS関連  RNSSの各システム特性をまとめた勧告に対して、新シ ステム特性の追加をする提案が、ロシアと韓国から行われ た。ロシアのRNSSシステムであるGLONASS-MのCDMA 信号の記述の追加を、RNSS受信機特性が記載されている ITU-R勧告M.1902、1903、1904、1905に対して行う提案が あった。また、RNSS送信宇宙局及びシステム特性が記載 されているITU-R勧告M.1787に対して、ロシアから上述の GLONASS-MのCDMA信号の記述の追加と、韓国から SBASシステムKASSの記述の追加の提案があった。これ らの提案は全て、改訂に向けた作業文書として出力された。  EESS(能動)からRNSSへのパルス干渉を検討するWP7C の文書であるITU-R新勧告草案RS.[EESS_RNSS_METH] の審議の進捗がWP7Cからリエゾン文書で連絡されたこと に対し、RNSSへの干渉評価の観点のコメントを含むリエ ゾン文書をWP7Cへ返信した。

5.次回会合予定

 次回の会合スケジュールは2016年9 ~ 10月で予定されて おり、以下のスケジュールが提案されている。  WP4C:2016年9月21日(水)から9月27日(火)  WP4B:2016年9月26日(月)から9月30日(金)  WP4A:2016年9月28日(水)から10月6日(木)  SG4:2016年10月7日(金)

6.おわりに

 今会合はRA-19/WRC-19に向けた研究会期の最初の会 合だが、ESIM、NGSO、2/2.2GHzにおける衛星IMTといっ たWRC-19議題を中心として、白熱した審議が展開された。 既に静止衛星の軌道位置や利用しやすい周波数帯は混雑 状態にあり、より高い周波数の利用や周波数共用、さらに は周波数使用形態の見直しが今まで以上に重要となって いることが、このような盛り上がりを見せた背景にあると 感じられる。引き続きSG4における我が国のプレゼンスを 維持できるよう、今後も継続的な対応を行うことが重要で ある。

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