CHISAN-KANGAKU-KAI
NII-Electronic Library Service
CH 工SAN
−
KANGAKU−
KA 工智
山学 報 第 五 十 輯『
チャク ラ サンヴァラ タント
ラ』
の成 立段 階
につ いて一
お よ びJayabhadra
作
α凶勉5
αη尠p
α吻
曲 δ校 訂 梵 本
一
杉
木
恒
彦
1
は じ め に一
『
チャク
ラサ
ンヴ
ァラ タ
ン トラ』
の成立段階
に関 す る問
題 提 起
サンヴァラ系密 教の伝 統の蕃 盤として の地位を狩つ歸伽 6甲 解 伽 α π廁 醇 瞬β謡m
一
呵 {以 下「チャク ラサンヴァラタ ントラ1
、
いわ ゆ る 「ラ グ サ ンヴァラ亅の こと)は「サマー
ヨー
ガタントラ亅にお い て提示さ れ る形而上学的餓瞼などの一
部 を継 承 している1e またA
.
Ssnderson
は本 タントラがシヴァ教の 怖d
酬 απ加 に依 拠 して成立 した とい う見 解 を提 出 してい る2。 本 タン トラはr
サマー
ヨー
ガ タ ン トラ」や 上 述 の シヴァ教の タ ントラな どの文章 を継 承 する こと によって成立 したのだ ろ うe こ のr
チャク ラ サ ンヴァラ タン トラ」の現存の梵本写本 (Baroda
Aoe
,
13290
)s お よび チペ ッ ト駅 (Tbh3e8
!
Ote
.
16
)は 全 体で五 十一
章 か らな る。
しか し本タ ン ト ラ の諸注 釈 書 を参照 しな が ら そ の内容を吟味す れ ば、
こ の全体 が一
度に成 立 した とは考 えにくい。
私たちは そ こ に いくつか の成 立 段 階を推定する ことが できるのである。2
『
チャク
ラサ
ンヴ
ァラ タ
ントラ
』
の 経
名
に
関す
る問題
「チャク ラサンヴァラ タン トラ亅の第 五十 章 までの各 章の糖めくく りは“iti
(翻Cherndbkthdne
÷章 名+章の数” (たとえば第一
牽の締めくくりは“
戴WWdene
mapdetavatdirrpatalOPpmhornd
解’
〉 と なっており、
それによ れ ば こ の タ ン トラ の名称はHetuhablvldhahatanim
で あ ることが 予 想 され るo だ が こ れ に対し、
第五十一
章の締めく くり は“
srfcakeusa
那varaPtndma
η崩 縛 繍 r庸 爾α緬 c醐 麟 8 勧 ”となってお り
、
経 名 を 「チャク ラサンヴァラタントラ
1
(i
伽 ae:tnruei ndina mahivegi’
nftantrarbj’
e》と別の名で示している4。
十万偈の
Heru
蚫abWO
mrkre
か ら本タン トラ が略出さ れたこと を示 す記述 が 第 五十一
章の章名の直 前に登場 す る6
。
しか し (今、
チベッ トの学 僧たちの見 解に と ら わ れずに梵 本 を検 討 す るな らば ) 第 五十章まで の章 名 を み る限 り、
上述の ようにその経名はRetrkEthid7
:ana
と解釈 す る のが自然であ る ように思 わ れ る。 な らば、
本タン トラ は後に付加 さ れ た第五十一
章におい て経 名 を5
伽 叩 聊 ndina mauageiginitanbertijajに変 更 す る際、
それまで経名とし て使用さ れていたtteruhabhthdna
な る名称 を、
本 タン トラの (仮 想の)元 本と し て の十万偈の大 経に帰 すことによっ て、
本 タン トラ全 体の経 名に聾 合性を持た せ た の で は ないかという疑 惑 が 生 じる6。
実瞭 その思 想 的 立場は第 五十一
章 (そ して後 述 する ように実は第五十章の後 半部 分 ) とそ れ以 前 の鬪に あ る種 の 断絶 があ る。
3
「
チャク ラ サ ンヴ
ァラタ
ン トラ
」
の成 立段 階 と
「
Jayabhadra
注
』
こ の点 を践 論 す る際に特に垂 要であると思わ れる補 助 資料は、
本タ ン トラ に対 するJeyabtiadra
の注釈 (5r
伽 離ロ α 圃 薦蘆,
Kathumandu
Reel
,
B3
〔り41
,B3q
〆
43
.
以下f
Jayalihadra
注」,
志 纜では愚粛に 子の梓 訂テキスト 存 栂 俳 † る一
塞 稗 の 引 用笛所 に 付 した猶 掌 はこ の テキス トの躰(
9
旦〉CHISAN-KANGAKU-KAI
NII-Electronic Library Service
CH 工SAN
−
KANGAKU−
KA 工「
チ ャ クラ サンヴァ ラ タン トラ』の成 立段 階につ い て理番号
1
のあり方である。
本 霤は 「チャク ラ サンヴァラ タン トラ亅 全 五 十一
章の うち、
第五十 章の後半部 分 (
BarOda
Mil
.
37a3
b2
,以下こ の部 分 を本 稿で は 「(第五 十章) 後半部分」
、
そ れ 以前 の部分 を 「(第五十車〉前 半 部分 」 と呼ぶ こと にす る ) と第 五 十一
章 全体の解 説 を行 わない 。 (こ れ に対して他の注釈書 詳は、
Bhavyaltfrti
の ものTを除いて第 五 十一
章 まで の注 釈 を行って い る。 巻 末 校 訂テキス トを見 よ)。
Jsyahhadra
は 注釈 を省 く揚 含でも、“
伽呶 測gα解”
といった類 の記 述 をす るのだ が、
上認の箇 所につ いてはそ れ も行っていない 。 後に明ら か にする ように、
第 五十章後半部分は サンヴァラ系密教に非常に特徴的な教義を説 き、
第五十一
章は大 乗密教と して の非 常 に震 要 な輿 理 観 などを説いているので、
そ れ らの部 分の注 釈 をJayabhadra
hfrt
図的に省 い たと は全 く考 え が たい。
あ た か も彼 が 注 釈 した 「チャクラサンヴ 7 ラ タン トラ亅には それら の 箇 所 が な かっ た かのよ うである。
4 『
チャクラ サ
ンヴ
ァラ タ
ントラ』 第 五 十 章 後 半 部 分
に関 す
る問 題
r
Jayabhadra
注 亅 が 注釈 を行っていない、
「チャクラサンヴァラタン トラ1
の上 述の箇 所のう ち、
こ こ で は第 五 十章後 半部分 につ いて検討したい。該当箇所は 以下 の通りである。athapaXBrp
pravaltfiygmi
bhtimipithadi
yogi血i
[
=
y
“ginil
〆 馳y
噸ga
【
呵
蹤 v酬
寧I
sthi:acal酖皿 曲 n 〃ptthat
;i mnditEbh9 皿iv
upapithat;,Vimalarli
tath9
/lt4etraFP
prabhEkart
−
jficyE
ar℃isrnatyopakpetTaJtam
ll
d
doh
ab nu 町重eaivα 日bhim
曲hf
叩ah
蜘 [=
upaoChandohatp]
sudur・
jeytm
/
血
(
dit
)
rahgameti mel 恥 囁grn
acalasyopemelalcarn !SmaSdriaip
sEchumatiS caivadhartnarneghopaS
[na甜gTiakam 〃9n
−ertima1 !lt
!L
(ti
)S
di[伽 m 【=
町 司eea[・
etE}adttyAtmabhfimayall
/da
馳崢 ami し且bhfimau
mleochabh 啣 {=−
bh
醇aア叫8 tuyeginft
=
=
yq
夢nill
svargo ・marbyeStt 醐 輌 晦瞬
刺曲 圃 酖皿血 m !/P
ヒ面蜘y
飢hod
蜘b
豆hygdhyEtrne
serpsthitarn!StTherukmahEyogorp
sarvakamedvaraeppra
恥 m 〃駁麟 a 剛 幽 鱒 曲
/
tra
6rOya
わebke
一 酎 ζしya 齬輿ha
唖〃糊 (tas
tu
〕sEdhevet 緜壘 (ddhi
可[)dhy
直nayuktena cetasEl
sEdhalcfingtP
hitErthEpa
gul
;yatattvam
udihttam 〃 (出 典箇 所に ついては前述) 「さて次に、
沿 侮女 よ、
地 と ピー
タな どにつ いて私 は 話ろう。
吉祥へ一
ル カ の そ れ ぞ れの支分、
全て の支分は、
動・
不動のもの (=
宇宙全体)を自体とする。歓喜地に 関 し てピー
タが あ る。
同様にウパピー
タは離垢地に闌している。 発光地はク シェー
トラ で あると知ら れ るべ きである。
焔 慧 地に よって ウバ ク シェー
トラ が あ る。
現 前 地は チャ ン ドー
ハ に向 くことである。
難勝 地であ るウパチャ ンドー
ハ を (知るべ きである}。 メー
ラー
に闃 して は 遺行 地 と耆 わ れ る。
不 動 地に関 して、
ウパメー
ラー
が あ る。
善蔽 地はシュマ シ ャー
ナ である。
法雲地 と しての ウパ シュ
マシヤー
ナが ある。吉祥ヘー
ル カの性 向が 行 ぜ られるべ きである。
これらが 「内亅の諸々の地である。
(そ れ ぞ れ の) 地に鬨 して十 波羅 蜜 多 が あ る。
瑜 伽 女 よ、
(そ れ は )ム レ ッ チャバー
シ ャー
で (語ら れ る )。
動・
不 動の もの (=
宇 宙 全 体 ) を 自体 とする勇者の支 分 は、
天 界・
入 界・
冥界(
92
)
N工工一
Electronic LibraryCHISAN-KANGAKU-KAI
NII-Electronic Library Service
CH 工SAN
−
KANGAKU−
KA 工 智 山学 報 第五十 輯 を (貫い ている }。
(上 に )語 られた よう に、
(勇 者の支 分 は 〉プッリー
ラなどに おい て 「外 亅 と 「内」に安 住 している。
吉祥ヘー
ル カ の大 瑜伽 を (行 うべ きである)。
全て の欲 望の自在者であ る 主 を、
(宇宙の)いた る ところ に手と足の先を (のばし)、
いた るとこ ろ に 目と頭と口を (向け て い る主)を (知るべ きである)。
(主 は )世 界 中いた る と こ ろ で聞き取ら れ、
全 て を覆って 立つ。
それ か ら、
入定し てい る心に よって彼は 成就を成 し遂 げるべ きである。
実践者たちの利益の た め に、
似上 の ように)秘密の タットヴァが 語 られた。
」一
読 して理 解できる ように、
この文 雹 は 「外 」 と 「内 」の聖 地 と十 地 と十 波 羅蜜 多の対 応 関係お よ びそれら をつ らぬく智身ヘー
ルカ9の全体的身体性 を説いた もの であ る。
周知の通りこ の‘
f
外亅と「内亅の聖地 と十地 と十波羅蜜多の対応関係’
は後にサンヴ 7 ラ 系密 教の特徴 的思想となって いくのだが、
こ の発想はも とより単にT
外亅と 「内亅の対 応’
とい う観 点、
ない し対立語と し て の 「外」「内」に相当する単語すら本タン トラ の第一
章か ら第五十 章の前 半部分まで に おいて は明 瞭に説か れ な い。
身体内に関する諸教義もかな り未発達の段階にと どまっ ている。
いわ ゆ る四輪三脈説 と呼ばれ る特徴的な教義はもとより、
身体内の輪 (α齣 )ない し脈 管 輪 (鰄幽6α 〕 という観 念 や,
た とえ ばチャンダー
リー
の火 (あるいはそれ に相当するもの) といった 身体 内の火に閥 す る教 義 も特に説 か れない 10。
そこに は母タントラ 史上エボッ ク メ イ キ ング な思 想 ない し実 践の枠 組 み は 特に記されていない。
第 五十童後 半部 分 がJaytibbadrE
以 降に 本 タン トラに付加 され る こ とによって、
本 タン トラは“
「外亅「内」対 応 理at
’±というサンヴァラ 的な、
新た な 思想 的 局面 を迎 える ことに なったと考えら れ る。
(な お、
本章が 説 く 「外亅「内J
対 応 理 論の詳細 な批 判 的検討は稿 を 改めて諭 じたい)5 『
チャク ラ サンヴ
ァラ タン トラ』
第
五十
一
章
に関
す
る問 題
次に 「」則 abhadm 注亅が注釈をし て いない、
「チャク ラ サンヴァラ タ ントラ」第五十一
牽の内 容を簡潔に検 討して み ようe 第五十一
章は“atnnayapt suduttsuaam”
とし て・
十四 の タッ トヴ7 (αaturTta9 ¢tattva)とそ の功徳の教示・
へ一
ル カの容貌の教承・
無 分別の法 性と、
そ れが 区別 され た種々 の方 便が ある こ との教 示 の三項 目 を説 く。
こ のうち、
本タン トラの成立段 階 を考 寮 するの に重 要 な一
番 目と 三番 目の項目 につ いて簡潔に考寮 したい。
こ こで は まず 十 四 の タッ トヴァ (α傭 伽 伽の の 内容 を全 て 引用 しよ う。
頃臈 購 pa5 udr 蝕 ゆ t嫻
ya
p 両恥 Pliilapeiijararn
!alikaliti
−
m u(refit)rahetvidi
−
fU
−
nyo・
Pfirvakam
〃P
【巳ゆ 跏 画 【雷
鹹】y
轍 sarlihgrsyggatalll
amvtaptyayaniy ;
ttirp
tu
hastapiijgbhieecanam
〃m 曲 一 噸 (嫌 L) m 嘸 卿 !
etac aaturdasatattv8 町i靱 啣 ∋孕a tu
bhEettam
!/ (37b3
−
4
)「(
1
)衣服、
(2
} 身 体諸 支 分の 五種 類の象徴 物な ど、
(3
)般若の支分、
(4
)杭、
(5
)寵を (行い}、
(6
)「アー
リとカー
リ1
と発声し、
(7
)原因な どが 空である (と い う観想)に続い て、 (8
)流転する ナー
ダ点(の瑰 伽)を始 め と して収縮の琉 伽に 到るまで (を行い}、
(9
) 甘 露の充 潸 と 〔10
}週 滅 を、
(そ して) (11
)ハ スタ ブー
ジャー
と (12
} 液 頂 を 〔行い)、
(13
) 大 甲 冑によって守 謹 し、
(14
) 全 ての マ ン トラ (93
) N工工一
Electronic LibraryCHISAN-KANGAKU-KAI
NII-Electronic Library Service
CH 工SAN
−
KANGAKU−
KA 工r
チャク ラサンヴァラタン トラ亅の成 立段 階につ い て に よ る供 養を (行 うべ きである)。
こ れ が十四 の タッ トヴァであ る。
(それが)簡潔に 語 られ た。
1
これ は 要 す る に最高神である世尊ヘー
ルカ を中心 とす る曼荼 羅 を生 起 し完 成 す るプロセ ス (いわ ゆ る前 親 近 儀 軌 } を十 四 に区 分 したもの であるtl e こ こ で (7
}に空 観の ことが 説 か れているが、
これ を受 け で 本章は法 性 に 関する識 詮を以下の ように行っている。
mbimUktikEh
sattvdS caly話n抂n臥vidhodit 創b
/ nfinanqsravinayangrp o漲mppgyanidarS
;tE
駆〃 脚b
睡 adb 碇皿anirdetenfiChimuk しilr
]bha
面yadi
/麟 聯
帥
蜘P
蜘
跏 脚t
鵬i
衂 血 酬順
t
田 me v撃yo
hy
e寧&ロaliaiP
jimi
dhamiathrn
/jgnanti
しemhtmEnab
satpbuddhEis】
tatsutgd 昌pi
//utpadam api
bud
(im
anutpEde ,pi
vE sthitab/
d
凹 皿 B 憾in
句厄1
一
レ
鰹 v配hlty
司圃 v幽 (dclhi
)vivaijitg /!
ity
evarp tulayitwi
tu
ma 血dy
司罵
血 clyar;,】sarValatikikam/
acintyo 【=
acintyajgatis
telfim
acintyo[=
acirrt)rarp]budd
且tan9 事akaml
/ Batrarpkriygbhicaryatarlx
yogaguhyarptu
bhedi
!2ts
(tam)/sattvEvatfi「apaStlarp
tu
tat
「a tatra rataiva
/
/
(
38a5
弓8b
正〕「有情 た ちは様々な僧 解を持つ。 (故に)様々な毬類の行 法が 語 ら れ
、
様々な遭 (naya) と軟 化 法、
様々 な方 便が説か れ て い る。
奥が 深い法の説 示によって信解 が生 じる な ら ば、
論争はな される べきで はない。
思慮を越 え た法 性 が 念ぜ られ るべ きで あ る。
これ に 関 して、
「私 」 に対 す るこ の知覚 姆象は存在しない。 故に 「私1
は法性を (客体と し ては}知らない 。彼ら大 我 た ち な る仏 た ちはその息子よりも知っ ている。 (そこ で は〉仏たちの生起も (理 解 される)。
(だ が同 時 に そこでは仏は)不 生にも安 住し てい る。
法性は全 く思慮を越 えてお り、
増 減 を離 れている。
と、
こ の ように身を置 き、
全 で の世間的な ものを非難するべ きではない。
それ ら の状 態 (gati
)は 思慮を越 えてい る。仏たちの舞踊 (である そ れ)は思 慮 を越 えている。
(それ は) 睹々 の所作や調伏 (abhioarva )に関す る 経典、
瑜 伽の秘密に関 す る もの、
有 情 を趣 入 させ る戒に関 する もの と し て区 別さ れ る。そ れらそれぞれに (人々は )歓 喜せ るが 如 し。
」 こ こでは空である思 考の及 ばない法性 を無分別 的に知覚 す ること、
す な わ ち法性と一
体となる こ とが 主 張 され ている。
(な お、
本稿で は こ の空理解に対 する批判 的検 討 は保 留 したい) こ の第 五 十一
章の引用に は空な る法性の議論が見ら れたが、
こ の空 という認 臓のあ り方に閲 す る説明は 本 タン トラ の第 五 十一
章 よ り前の箇所に は特に明瞭には説か れ ない 12。
真 理 に関 する認 識論 的譲 論 と して第一
章か ら第五十章 まで の部分で述べ られるものは、
先の第五 十 章 後 半 部分の、
「外 亅 「内j
に偏 在 す る という、
智 身ヘー
ル カ の偏 在 性に関す る 餓 融 (→
本 稿 第4
節、
こ こに は空 性 が 説か れ てい ない)の他に は、
第一
章に登場 する以下 の文 言のみであ る。
rahasyepsramye
(me ) Ψ e 蕊tm即i
8a距 醐 t碑 / − yali sattVO vsjresattvallpara
【p
sUkham ! asatthi
swyatpbhinbhagavSn
血 }dakinljalaserpvaram
/1
(lb2 }全て の ダ キニたちから成る存 在である金 剛サッタ
、
(す なわち }最も優れ た楽は、
秘 密にして最も優れ た心地 よい
一
切我に常 住 して いる。
これは自 ずか ら あ る も の、
世尊であ り
、
勇 考で あ り、
ダ キニ た ち の集 会の最 も優 れ た 楽であ る。
(94
)CHISAN-KANGAKU-KAI
NII-Electronic Library Service
CH 工SAN
−
KANGAKU−
KA 工智
山学報 第
五十輯
こ こ で説 か れて い る の は、
真実在である金剛サッタ= 「最 も優れ た楽」の恒常性と偏在性 と単一
性 と自存儀であ り、
空 性ではな い。 こ の ような奚在論的一
元諭的 なニュア ン ス の濃い真理観に、
大 乗仏教的な空観を結び付けようと したのが第五十一
章の一
つの主 要テー
マ であると冒える。こ の 第五十一
章もまた、
Jayabhadra
以降に本タン トラ に付 加 さk
、
本タ ン トラに空 観という大 乗 的認 識論を与え た と考えら れ る。
6 『
チ ャ ク ラ サンヴァラ タ ン トラj
各童
に付
され た章名
に関
す
る問 題
とこ ろ で 「内」の謬騰に関 連し て注 意 すべ き点があるe 「チャク ラ サ ンヴァラ タ ン トラ」第二十八章の章名はnafi
Pt
sbyinbSTeg
dan
,ips
gcig
‘lafi
lda
,Lpa4i
cho
ga
「内の護摩と一
族 を伴 う儀 軌」 (本タン トラの梵 文 写本は本章 全 体が 失 われている。
) となってお り、
そ れ はサンヴァラ流の身 体 内的 護 摩 を予 感 させ る。
しか しその内 容 は (あ くまで字 面 通 り読 む な らば }後のサンヴァ ラ系 審 教の伝 統において 「内j
という言葉で 想像す る よ う な身体 内 的 護摩isを説 くもので は ない。
本 章 で説 か れ る護 塵 儀 礼 は 以下のよ うな もの であ る。ha
lafi
da
daii
rta
da
dwh
/yi
話adag
d
創i
by
&dag
卵〃
dkyi1
臥hor
grug
byas
nas nil
safis 騨dag
kya
血 丘es paぼ塘喀/
〆((>ta
.
80b7
−
b8
}
[
gom
脚h
日y 鰤 c艮6v
動 am 蜘 α匹pa
崢m β[t盛
ko
圃 鮎 興匚ku
竃y記d
闘budd
’pin
囲y
崩 〃】(Athiditanottarottarntantra
,
Ma
箇 皿齟10
,12
より還梵) 「牛肉・
馬肉・
犬肉・
鳥た ちの (肉)が ある。
三角形の曼荼 羅 を彼 は作るな らば、
仏で さえも確かに溝 減 す る。
」t4Jaymh
もまた 当該 箇所 に対 してその ような身体 内的護摩を特に読み込 むことを しない。
彼 は 火炉 の 甃備や点火 や その中に供 物 を投下する こと を身体外に設 定 し、
その目的 も法 を保 持 す る 者 た ちの守 護 と してお り、
どち らか といえば 「外1
的 な 護摩 とし て把 握 している。
脚 ty 飆
in
亘 夥 舳 鵬 attv蜘 脚 呻 帥VinEgirtharn
ttP61ieVern1
嫡 F鱒
kmm
的一
田P
極yi
Ψ瞭 a舳Enena
trikorpakmp
蜘kTtvakrgrabOm
(卜画 m 脚 ravye4a
taduktaVidltEnens
katd
tai1Mibhibprajvalya
khapdarohEip
da
・
姻
puVerta
prav
吻亘P
鰍 酒yuv
娩 a亀蜘 (翫y
酖v 轟tay直喝r謡ku
飆 健k
轍 曲 壌y
δn 調bb
瓧 躑 vi 出bhUta
:p
cas勸 m繭ya
騨 vakh
衂 蜘 夢kltaiP
vicirrtya gorn函41eEdi yathiv三hitamdrpsair
蓍abdh 卿 隙 s 西dhy
朋ya m 働Piti
vicintya mahattrodhEnvite ”Ah
− rnErayeti皿tUarnantrepa
juhuyEd
iti
〃 (28
.
5
) 「“牛肉”云々を以って、
教 え を保 持 す る有 情 た ち に危 害 を加 え る 者 た ち を亡 き者 とす る義が説か れ た。
こ れ がその次 第であ る。
饒 摩方 便 で定められ た方 法 に 従って三 角形 の火炉を作り、
そこに語 られ た方 法に従い、
残 忍 な 護摩のための用 具 と物 質によって、
香 りの強い胡麻 な どによって点 火 してか ら、
(その火の中 か ら生 じた) カンダロー
ハー
を (自分の》右の鼻の穴 を通 して 伯 分の体 内に) 入れ.
(続いて彼 女 が)アバー
ナ呼 気に よって (体 外に} 出る と瞑 想 し、
裸 となった 疲労 困憊 した犠 牲 者 を,
金 瞬 鈎と カ ルトリ包丁 を手 に持つ彼 女によって引 き寄 せてか ら、
同一
の彼 女によって 〔その犠牲 者 が )粉々に引 き裂 か れ た と思念 し、
与 え られ ただ けの諸々 の肉 と と もに、
牛 肉 な ど、
(
95
) N工工一
Electronic LibraryCHISAN-KANGAKU-KAI
NII-Electronic Library Service
CH 工SAN
−
KANGAKU−
KA 工r
チャク ラ サ ンヴァ ラ タン トラ亅
の成 立段 階につ いて 得られ た ものをその犠 牲 者の肉 であ ると思 念 して から、
大憤 怒を備 えた慢心に よって“
誰々を殺せ1
”
とい う (マ ントラ を)根 本マ ントラと ともに (唱えなが ら、
その肉を) 彼は火 中に投じるべ きである、
と醤われる。
」 ゆ え に こ の第二十八章の章名の 「内 亅 という言 葉 は オ リジナル の ものであった か どうか疑わ しい。
“「外 」に対 応す る 「内亅”
という発 想 は 第 五十 章 後 半部 分 で は じめ て明 確 化 す るの である。実際
、
現存全五 †一
章の 「チt
クラサンヴァラタントラ亅の各章に付され た章名 は「Jsyabhadra
注1
には一
つ も登 場 しない。
また彼は現 存 「チャク ラ サ ン ヴァラ タ ントラ亅に付 さ れている章の 切 れ 目 を無 視 して 注釈 を施 す 場 合 もある。たとえ ば、
漉 藺吊 π瓰麟 肋 シ醐 妬 噂 馳ψ施鵬 畝αg
幡 馴槭 編 冱 郷 ‘u3 獻 祕 伽 (2
,
1
)とい う文言が 「Jayabhsdra
n
亅に登場するが,
「チャク ラサンヴァラ タントラ亅 か らの引用 であるgtrili
赫 鰄 動α四 伽 80鰄 α祕 の部分のう ち、
φル の部分 は 第一
・
章、
ilnaifanarp
’
tu
samt;emed の部分は第二章と して 『チャク ラサンヴァラ タ ン トラ亅で は分 けら れ て い る15e 現 存 「チャクラサンヴァラタ ントラ亅の各 章に付さ れ た章名 が全て オ リ ジ ナ ル のもの であった とい う確証 はない。
7
「
Jayabhadra
注
』
の位 置
一
『
チ
ャク ラ サ
ンヴ
ァラタ
ン トラ』
の原 始 形 態
から完 成 態
へとこ ろ で 「
Jaorabhadre
注」に は、
「チャク ラサンヴァラタン トラ」の原 始 形態(す な わ ち第一
章か ら第五十章前 半部 分 まで の部分 ) とその完 成 態 (す なわち第一
章か ら第五十一
章)の問の橋 渡しをすると思 わ れるい くつかの発 想 が 記 されている。
本 稿 第二節で述べた ように、
「チヤ ク ラサンヴァラタン トラ」の原始 形 態のもともとの経 典 名は お そ ら くHeruhabliidiLana
であった。 こ の原始形態に関っ た注釈者 が 」型めdra
で あ る が、
彼 は そ れに対 しedkrasaPtth
¢ ratanha の名称を既に与えてい る (1
.
l
v eNo
.
2c
,
1
.
2
)。
な らば、
この 原始 形 態に第 五 十 章 後 半部 分 およ び第 五十一
章が付加さ れ る以前のJaysbhadra
の時代には 本タ ン トラ の原 始 形 態 をCdinusarpvaru
の名称で呼ぷ風 潮が 既 にあっ た、
あるいはCdWafpvaru
の名 称が タ ン ト ラ に何 らかの形で認 されていたこ とが理解できる。 従って本タン トラ の成立の遇程 は く < 黴れ晦 兢 泗 画 (篤一
章、
第五 十 章前 半 部分):Javabhadra
以前→
σainusaptvara (第一
章層
一
第五十 章 前 半 部 分):Jcyabhadra
の時代一
一
adktusamuara
(第一
章〜
第五十一
章}:Jayabhadra
以降〉 〉 と考えることが で きようe
ま た
r
Jayabliadra
注亅に は、
本 タントラの原始形態が十万偈のSL虚空と等しい (khosama
>根本タ ン トラ
”
から略出され た、
嘘 空 と等 しい根 本 タン トラ”のウッタラ タ ン トラ であるという考え 方 が告 げら れ てい る
。
馳
gntasthas
,tkEtnaasarnan
mOlafantrtd uddillttattntttEtralvEdau
mtilatantra
iLy
石di
聴 血d
均latvid
St
匸a重o鹹 α伽 π醜 a凸k
τ也ai
価/〔L1
)「(な ぜ本タ ン ト ラ は胃頭がeuarp mapt
fuanl
で始 まってい ないの か とい う 疑問に対し
、
)だ が別の者 た ち は、
(本 タン トラが } 十 万偈の“虚 空と等しい根 本タ ン ト ラ”
か ら略 出 さ れ た が故に
、
ま さ し くそこ で (すな わち1
根本タ ン トラ の 四頭の箇 所でevern 云々と (既 に) 謡 られ た が故に
、
こ こ (す なわち) その ウッタ ラ タ ン ト ラ (である本タン トラ)において は (euapa mova
rfilttaM
の記 述‘よ)な さ れなかったの であると醫 う
。
」(
96
)CHISAN-KANGAKU-KAI
NII-Electronic Library Service
CH 工SAN
−
KANGAKU−
KA 工智 山 学 報 第 五 十 輯
本稿 第 二 節で述べたよう に
、
r
チャク ラ サ ン ヴァラ タ ン トラ」は第五十一
章において本 タン トラ が十万掲のHerukEthitha
’
na よ り略 出 された旨を告 げている のだが、
第五十一
章の注 釈 を行っ
て いないJayal
)hadlra
は当然こ の文 言につ いては何 も触 れていない。
Hertthabhithtima
の名によるこの類いの認述 が第
一
章か ら第五十章前半 部 分に存在 していたこ ともJayabh
曲 a は伝えて いない。そ し て 「
Jayabhadra
ea
に現れ る、
tantru
の形容 詞 句 としてのkhasatna
(ない しkhasana
な るタントラ名〉は 「チャク ラ サ ン ヴァヲ タン トラ亅には
一
度も登 場 しない。
こ こには様々 な推測力呵能 だろう
。
本 タントラの完成態ではffimkabhidi
:ana の名によって十万偈の大経のこ とが 記 されている のだが
、
原 始形 態においてはそ れはkhasama
の語 によって記さ れ ていた の かもしれ ない。
あるいは
、
原 始 形憩にはその類いの記述 が一
切 な く、
Ja
)rabhadra の時 代 まで にMasan
αtantra
なる大経の発想が生まれ
、
完成態においてH
臨 醐 伽 πα の名で タ ン トラ に内在化した の かもしれ ない
。
現 段 階で は不 明である。
次 に 「
Jayabhadra
注 亅には“
「外」の蔑摩 (babyahoma
}”
に対する“
身体の護摩 (hayChonta
)”
ない し“
「内」の護 摩 (antai M )”の発 想が見ら れ る。
piSitEdy
asya ma 職 【uta8y& ce唖p
面tam Edi凶 肥蟋sgin 血nyenoktam,
eweti
homasya
,
sa cahorno
dViVid
的一
b
藪hya1
a尊kavahenUi
ca,
ate
evolctarTi matsyamElpsqyutasya oeti
〃
(40
)
16 「’
za
や肉を用いるこ のこ とIT に とって、
肉 が第一
のものであ る”
という記述は、“
肉”
を第一
のものとして見 よ ということが一
般 的に (す な わ ち全ての護摩俄礼に爽通の定 義と して)語ら れ たもの である。
“こ の ことにとって”
とは 護摩にとって (という意味 である)。
そ し てその護摩 は二種類 あ る一
外の鍍 摩 と身 体の霞 鷹である。
まさ しくこ の故に¢魚や肉を用いることにとってS と語られ たの である。撮 後のca は韻 律 上 挿 入 され た無 意 味の ea )1
勵 mb 蜘 nし向
P
画 ivi轆ho
【b
日1
韮y
鋤皿yojy
功1homo
ln¢arkomae冊
1
!
(
32
.
1
)
18 「#
ne
”
か らE鵝”
までは 鳥の種 別の ことで あ り、
(そk
らは)“
護摩とバ リ の儀礼”
に よ ろし く用いら れるべ きである。
(ここで)犠 摩”
とはまさ しく内の護摩の ことであ る。
」 だが (本 稿 第 四 節で述べ た通 り)互い に対 応す るr
外1
「内」とい う概 念 ない し単 語、
およ び‘
L
身体 の 護 肆 なる 言紫 は 「チ ャク ラサンヴァラタ ン ト ラ1
の原始形態の部分 自体には一
度 も登場 しない。
上 述 引 用文のよ うに、
魚 や 肉 ない し鳥 類を食べる実践を指してJayabhadra
が“
身体の 護摩”
ないし“
「内 亅の護 摩”
と呼 んでいるにす ぎ ないm。
“ 「外 」対 「内 」”
とい う概念ない し 単語がは じめ て本タントラ に登 規 するのはJayabhadra
以降に付 加さ れ た第五 十章後半部 分な の である。 ならば.
Jayaktratira
の時代に既に“
「外亅に対す る 「内j
” とい う発想が現れ、
そ れ に よってJayabbedm
は魚や肉 を食べ る実 践 をtir
内亅 (あ るいは身体)の護摩”
と位置づけ、
そ し てJayabhadra
以 陣本タン トラ に第 五十 章後 半 部 分が 付 加 され た際に“
「外 亅に対応 する 「内 亅”
という慨 念 お よ び単 語 が 本 タン トラ に明 詫 され る に至った と考え る こ と が できよう。
な お
、
Jaysbhadra
が 「内」の護摩の発想を持って い た にも関 らず、
前 節で検 討 したr
チ ャク ラ サンヴァラ タントラ亅 第二十八章 (その章名は U 「内亅の護摩擢彪g蕗6
炉錫6
卿”
の語 を 含む}の 注釈 に際 し“
「内 亅(あるいは身体)の護庶”
の慨念を用いずにむ しろそ れ を (タン トラ の 本 文 に 忠 実 に )「外亅 的な もの として注釈していた ことは、
第二十八章の章 名の“
ttafipt
”
な る語 が 後代 に付 加 されたもの であったという前節で の筆者の見解 を更に支 持 している。
(97
) N工工一
Electronic LibraryCHISAN-KANGAKU-KAI
NII-Electronic Library Service
CH 工SAN
−
KANGAKU−
KA 工『
チャク ラサンヴァ ラ タン トラ9
の成 立段階
につ いて8
『
チ
ャクラ サ
ンヴ
ァラ タ
ントラ」 梵 本 写 本
の第
一
章
〜
第
五十 章 前 半 部
分
と チベ ッ ト語
訳
の相違点
に関す
る問
題
さて 「チャクラサンヴァラ タン トラ亅の梵 文 写 本お よび その チペ ット訳 を 比 較 すると
、
僅 か な、
しか し露 要 な 相 違 点 が 認め られる6 本タン トラ の第三十六章では、
世 間 的 な成 就 を得るため のマ ン トラ の鬘の観 想が説か れ る が.
そのある箇所 (26b5
)を梵文写本は“
陣 霞翫cΨε彦p
叫 卿 αガ (「加行のために彼は (マ ン トラ の燮 を)成 就 す るべ きであ る亅)としているのに 対 し、
チベ ッ ト訳は‘LPTusedivayet
pruyctsTarthapt
掣α贓 勵 欝 ηB 嫩 瞬 質 鵬 (5
隠卿 μ轟崔吻d
θπ如/P
罎.
rot
pa
bs
ゐtn
nande
behin
〃
Teta237a3
/0ta
.
85a5
)”とい うよ うに‘
」
vatltaba
’
hyaei
tathathttattTtam
” 「「外」と同様 に「内亅の亅という文 を挿入 している (以 上
、
Kam
囲a の注釈Kath
uReeLB31
!
20
よ り還 梵)。
こ れ に対しJayabhadra
は こ の文の挿入を認め て い な いa 「Jayab
血ad膃 注」で は“
yαtha
’
bChytt1lz
tathadhvatmam ”に相当す る部 分が引朋文に含まれ ていない (
36
.
2
)20。
ま た第五 十章前半部 分のある箇所 (こ の部分は梵丈写本で は欠け ている)は チベ ット訳 (
Tota245a51
0te
.
94b6
)では“
即yu
6a
ch舶gi8
〃P
傾d
αn
na,i
Pt
sbyin −mg
tva
〃71とい った よ うに 「外 」 「内亅 という言 葉 が 用いられているが、
「Jaysbhedru
注 」に引用 さ れ たこ の箇 所 は“
gemiytcrnaqtsaui
nvadyenahaTnay
εt
”
(50
〕とのみ なっ てお り、
やは り 「外 」 「内 亅の請 は 記 されていない。
主に本稿第四節で諭じた よ うに
、
「外」「内」舛応理諭を説 く第五十章後半部分がJaysbhadra
の後に本タ ン トラ に付加さ れ たと考えれば
、
それ が付加さ れ た際に、
「外」 「内」対応理 論の発想を本タ ントラの 第 五 十章 前半部 分 以前の箇 所 にも
一
僅かで はあるが一
新た に盛 り込 も う とする動 きがあっ たことが 予想 され る
。
“y
αtha
bdegem
tatltadhyatmam
”といった 上述の ような 加 肇、
お よ び先に ふれ た第二 十八 章の章名の
“
処 吻 巨”
の語の加 筆 はこ のよ うな動 きの痕 跡であると考え ら れ る。
9
結
ts
一
『
チャク
ラサ
ンヴ
ァ ラタン トラ盟
の成 立 段 階
以 上の議論 を 簡潔にまと めて結 論 と したい
。
「チャクラサンヴァラタン トラ」の成 立段 階 は以 下 のよ う な もの だ と推定でき る。
(1
)原始r
チv クラサンヴァラタントラ亅 (第一
章一
第五 十章前半 部 分}の鵬 立 :その経 典 名 はお そ ら くHerukdibhithinatantTn
:本タン トラが十万偶の大経か ら略 出され たことを 告げる記 述の有 無 は不 明 :「外亅「内」 対 応 理 詮 お よび 空観 は 明瞭に自覚 され ない 【Jayabhadra
Pt
こ の段階の 「チャク ラサンヴァラ タン トラ亅を注 釈 す る :本タン トラをCdmopuarate
,;ttn
と呼ぷ :本タン トラが 十 万偶の大経 か ら略 出 され た と考 え る :「外」に雑する 「内 亅 (=
身 体 )の蔑 摩の発 想 を既み込 む (これ ら3
点は本 タン トラの原始 形 態に明 確 な内在的 根 拠 が ない)s
(2
}r
テ ヤ ク ラサンヴァラ タン トラ亅 全五十一
章の成 立 (98
) N工工一
Electronic LibraryCHISAN-KANGAKU-KAI
NII-Electronic Library Service
CH 工SAN
−
KANGAKU−
KA 工智 山学報 第
五十 輯 :本タン トラの経名と してのCdkensa
甲 uaraが本文中に明示される :本タントラが 十 万偶の大経か ら略出 さ れ た ことが本文中に明 示さ れ る :第五十章後 半 部 分の付加→
「外亅「内亅対応 理瞳が盛り込 まれ る :第五十一
章の付加鱒
空観が盛 り込ま れ る :第一
章〜
第五 十 章前 半 部 分へ の加筆 「外」「内亅対応理 繭 を本 タン トラの原始 部 分 に も読 み 込 む (嫗嬉6
畝 四 皿 衄 臨 百畝蹴p
傾 面 沌觚 樋砿 鴇戚g
此 いっ た加筆) 以上の こと を思想 面 に限定してよb
簡潔に述べ よう。「チャク ラサンヴァラ タ ン トラ1
は 「外」「内」 対 応 鵬 お よび 空観を説かない原始形態 (第一
章〜
第五十 章前 半 部 分 )と し てまず 成 立 した。 だ がJayabhadra
の時代の思想解釈の風潮に影響され、
Jaysbhadrs
以 降 に本タ ントラ に第五 十 章 後 半 部分 (「外」「内」対応理諭を説く)と第五十一
章 (空観を説 く)が付加 され た。
そ してその 際に、
第一
章 か ら第五 十章前 半 部 分 に も「外 」「内」 対 応理 謫 を醗 む 込 む ため の様々な加筆 が行 わ れもした21。
その結 果、
本 タントラは全 体 と して 「外」「内」対 応理論および 堂観 を説 くタントラ として整備 されていったの である。
「チ ャクラサンヴァラ タ ン トラ」の こ の解釈の方向性は本タ ン トラ に対するK
baLa
の注釈 書で (ある意味}ピー
ク に達し、
Vairn4dhatantSu
の成 立へ とつ なが る。
この問題 につ いて は稿 を 改めねばな る まい。 注 匡た とえば (本 文 で後 に一
部 引用 する が }【チtクラサンヴ7 ラ タ ントラ」には以下 のよう な形 而上学的議 贐が見 ら れ る。
mhasye
m
轡 tae} y嚔 脚 烈刑ani sadE sthitab 〆surve41ikintmayab eattvo vajrasattvall para4t eukham !
uhi svayatpbhin bhagewdn伽
CEktnlallasarpnnm
!!serFbhavin
naderapnd
Whi
團kTintEll
SEinaydeEragoceraj / d肛
』bb訌
P trSu
lo
脚u 西dimadhy血剛 hi語皿〃 (lb2−
b3)この引用 丈 と頻似 する文章が
、
先行 する 「サマー
E一
ガ ダ ン ト ラ1
の冒頭 に登 嶋 す る。
{括 弧 内はr
チャク ラサン ヴァラ タ ントラ亅お よび 岫 伽 融{SeStffnt
M曲 細 343,
以 下1
ヴァジ畠
ラダー
カ タ ン トラ亅とす る) を も とに し て作 虞した遼 元梵 文)8軸 鵡 騨 邸i伽 帥 巾一 d帥 b由 励i舳 〃
9臨血
ba
mehog9i
dg調es pa nal
thamg Chdbd
■
9配 曲 9tu
bah
5〃1〃{【岬 P τ隅 噸 訓四舳 聞面 醜hiu啅 ノWhddhNnayall sattyo vsjrasattvslh PErarp
咄 b5m 〃1〃 }
Pdi
ni rafibyu
島 bcom ldan4des
!副9P凹π
曲 切d b晦 血81曲 Tgyal thams cad mEhm sbyor biL!皿lehab
ljgO
nyrvu ma bde baljfi rrcbog 〃2!!(esan …pm叩thtr bhagevSndeevSdhieSvet
“
U
/servabUldhesameyogatPEkinvatesenyivaratU 〃2〃>
d岬 血醐 山 5 価 湖b8
mio /dbu
mBr
yafi
ni
ni
{
d igesoノ
d
π
劇 koo顱 egyumab
rgtS/
Pdi
bi giis med thes pahi mehOE 〃SXノ〔ne rEgo ns rirignS ca medbysmi n 叩abbhPt ノ湘 啣 1脚 醐 脚 m u 伽 m
〃
3
〃}sgn ma dag ni im csd pas !btitt taed sgyu me khyad par Cheノ
加 bo塹dk訴皿 d 嶼
1r
砿 b曲 血餌 n 」甅面b
邸 ubp 啝 〃41ノ (,
,
昌
,
・
9・
,
,
・
ノ・
.
榊
,
・
.
、
軸
!ノ4〃 ) 切啗珈n 騨 m 図瞹b瞳d d蠢d臨!騨 P臼r圃 P巳血9馳llgyur
/ rfieddm
bd8
血 血d8晦 邸 魯〆血m p帥町囲 p的 誠 川b p壁鵯yuτ〃5〃 {・
一
・
.
…
_
ノdthScdrb叩bi
SldhyentezarvalSbhaeukhcrtzavalb〃5〃1
(99
) N工工一
Electronic LibraryCHISAN-KANGAKU-KAI
NII-Electronic Library Service
CH 工SAN
−
KANGAKU−
KA 工r
チャクラサンヴァラ タントラ 亅の成 立段 階 につ い てrafi gi面b巳四舵b ア巳r
.
1Ut!bud m日d kun 5yi鞨y■1 m囲ljg
田b
/bO mteher sgyu rnabi phyae rgya
pal
/ mkhab.
9
。 ma 曲e8 加 曲 0。/!6〃 (_
_
.
、
『
.
〆.
・
.
…
.
…
1
/6!〆,
9
亘uin&m
mkhar 脚o
ba
shes !kham5 tnfion
du
brtaeB
pa
sta !
皿mmkhnij
kua
d“5P 脚d
ljg
ロ tb pa1
皿kh
晦betO
ma shes rab t賦grags 〃7〃{
_
_
_
.
/窟 幅 黼 slddhir 鋤 in脆i Fresidkyatl〆!71〆)tharm
・
cad・
ma 置usPtyqs
ieva yit
thams cad ma luG bde nd・
幅 幽.
ノ safis rgyas thOtms cad mfia皿8by。r hax
皿k』画 触即 伽 rab 切 伊ag罩〃81!(鮴 め 幅
凵
d馗 抛枷 v瓱
鴨凹
叩varai41SarVDbttdtihaSEmEyt ,gagakiniti prasidhyati〃8〃)de ni r隅m mk い晦 頃即つ ba
Whes
1
皰 ya8 kh聞鵬 parb
噸1
k皿 du m baτ即 ub p旦ni
l
s 曲 B yaskun
da
区 mkh8 奐81jgrt}ma噂o 〃9〃 〔_
_
.
_
〆__,
,
〃9!1
} こ のうちverse Ne.
1
と2al》が.
上にfHlgしたr
チヤクラサンヴ7ラ タン トラt
に (.
・
郎 を除いて}共 通 して い る。
その 異なった 筋分はr
サマー
ヨ冖
ガ タ ン ト ラ亅の sarva 加 己齲 6亭 「金て の仏 た ちか ら成 る亅 (lc).
蔚β ε醐 面 印¢励f
噬一
の最 高 神 亅 〔2b} と1
チャク ラ サ ン ヴ7 ラ タ ン トラ亅の 8 個 聞 幽 漁 「念て のダキニた ちか ら成 る玉 ¢酬 脚 叩 vorunt 「勇者 で あ 臥 ダキニた ちの集 合の瞠も優れ た楽 亅の衢 所で あ る。
「全て の 仏た ちか ら成る」と 「全 て の ダ キニた ちか ら戚る」の桐 遍点に閲 して.
「サマー
ヨー
ガタントラ亅で はまだ ダキニ
が垂視 されて いないの に対 し、
r
チ ャ ク ラサンヴγラタントラ」で は ダキニが 重視 されているので、
r
サマー
ヨー
ガ タ ントラ亅の 「仏 (・
buddia
−
)」 の箇 所 をf
チャク ラ サ ン ヴァラ タ ン トラ1
では 「ダキニ {蜘 の 」に ア レンジ したのだ ろ うer チャクラサンヴ7 ラ タントラ」で は ダ キニは行 君の悟り に は必 要 な もの であ 献 身 して購岬 †べき ものと して 位 置付 けら れ ている。
な お.
も う一
つの相 逸す る郎 分で あ る「唯一
の姓高神 」と 「剪 者であ り、
ダキニた ちの集 含の倣 も優 れた 楽亅 に関 して.
「金剛 サッタ(vgfrus4Uuab )」と岡格であるこ れらの意味するとこ ろは同じ鵬実在であ る と考え られ る
。
「サマー
ヨー
ガ タントラ亠 と1
チヤク ラサンヴァラ タントラ1
に後続するr
ヴアジi ラ ダー
カ タ ントラ」も以下 の よ う に留騏の箇所 で 同様の文章 を挙げてい るt (以 下、
C はcalcutta写 本.
T はTbkye写 本 }脚 P& e y巳SErv 砒皿8」ii SAdg stbitalj
1
saeve“akinimeyab sattvo vajredSkell pareqT sukhatn 〃
跏
)esan svevaiTtbhgr bhagavan dlm evMhldalvatale 尸,
sarpbhavEn n 聰 artPEd ViniSkfintEs sumaySceregecer 巨略〃
’
t,血r bh明 1 tritロLeku edimadhyEntasa叩 sthha 悶
t4
レn
巳
【
義9
。ma Vitqgab ca rnsdhyam5 凹palathyate〃wwLtTmfiyannndreyHm ndveyajfiinam tittametn !5)
du衄 ri寧yo
,
Pl
Sidhys”ta
sarval 齟bhssukhotSEvaib
l
sarvma siddhlt
4alanttl
prasklhyatl〃8}satvatO Viimudrd tu servabo v 區脚 冊r齠 塑
1
ηsetW−
4
−tioTvambyegevajrsddw p黼 」hysdi!ノ(C
.
1b1−
b4 !T.
1b1−
bS)1)
lsattvoltirVo
−
T.
:
ト4
繭 P猷 測“訓k }4
止h闘P閃m 甲一
G;
2 }隔 叩bhilr]mpbha−
T=
3)[vini喞ktE
”
tEs]Vinf苧krinra−
T.
:
4)【mnpmil,item]soresOSUt−
T・
:5)[ssma ]serv9−
C
.
:
[utttmantl
腿
tし瞞@
一T.: 5, @
馳
5
−C1 匡 一 丁d冒 【舗de
隔
畔
Siddbi
rv T.:7p
1
鰯wnud
慮
Ou
]
冒
鰍
m凵dth− C.
1ラ
駈ピ】r査aL
巳一T・ その
文
章は
郎分部 分によe て1
ザ
マーヨー ガタ ン トラ亅の 文 輩 、r
チャ クラサンヴ7ラ ント
ラ 亅 の文 章を探用してい る。対応に
しては詳
細をここ
では
省二う。 なお、「 サマーヨーガタ ントラ亅 とr
チt クラサ ンヴ
ァ ラタントラ亅とr
ヴァ ジn
ダ ー カタント
ラi
の前 後朋係は明 らかであ る 。「チャク
ヲサ
ン ヴ7ラタントラ」には「 サ マ ーヨ ーガタ
ントラ
」の名称が記されてお(
tattyAsaspgvahesaeiVaft vEpi邸」hンe
va vajrabhalrave!ayaTP mae4alardiE ma bhtrtone
bha“
tllyi/ )、「ヴ
7
ジ;ラダーカタ ント ラ亅Pt15 “tt
r テヤクラサンヴ7 ラタン トラ1
第3
狸 の逐認 的注釈 にな
ているにの具
体
的
内容 に つい
て臥T
. Su 鍾ki ,師IK鱒ya ,5舘軸 鴨r 圏飼 na−Critic 日1
e
曲互輔
ヒh no曜「智
艮t学
lff@ts
,
mm
, pp、59}
60を見
よ)。 2NedsS4t,denm,“VejraySeer
Otiginand fUnvtiOn”
,Btdthiminto
de Vcar2eoe,日en
eek
り199d , p.S7−
102. 30d 城夏mtit
鴫ta
of
Baroda
が この パー
厶り一7 写本の表紙に貼b付けたタイ トルは」
r”
kSbhidhEnatantra
” で あ る。
だ がこ の写本の末屋 が述べ るそのタ
イ トル
は、本稿回 頭郎 分 肥したものである。なお.本タントラの写本は他にOrienl
Institute of Bmroda .Aoc No .!32Sb およびN 就km 劇樵i鴨50rOh 巳
du
R
I
No
.C44f3 の二 本(
双 方と
も紙写本)
があ
るが.こ
らは前 掲
の
パー ム リ ー7
写本のコピ ー であ る。 4な
お . 注 釈 書騨
本タントラ名をCdWarrwwu とLて い る。 5梵本写本のこの部分はコ ラプ シ
P
ン がひどいが.チベット 訳 参照する ならば〔
ただし 必 ずしも 逐晒 的にN応する わけではない
}.そのよ う な旨のことを述べている と推測できる。“itimad
ithdne mahqn1 (齪} 需 緬
r
迦 Oe } 妣 画吻α面 仭 tt耐 甲,
両 直蝋 繭 師紬鵬曲西V哩竺{山i)鰡iddh
柵
r 嗹0髄)
pe両
it両
・fidiSiddhi
cottaratantvant 〃ITib
, 劇巉
ru肋
舵31 κ
v
励d3
協妙即&
μ噂 ‘ 回 功 矍誘馳’鹽’・6
なお 覧艾 写本と
連 い、 本タ ンbラの チベ
7
卜語 訳 テ キス (これも第 五十一 章ま で 含 む1
は第 五 十一章の
締めくくり において示される本タントラ名を 鰄四aPtVUtUで
はなくHtTuhibhidnanニ
しているCHISAN-KANGAKU-KAI
NII-Electronic Library Service
CH 工SAN
−
KANGAKU−
KA 工智山学報第
五十輯
こ れ は こ の経 興 名がもともと は挽
【
幽 醐d
嬉πo であっ
たことの何 らかの名 残 りである とも考 え られないわ け でもない。
7B y昌 tiも
J
呂yabhudm 同 様、
第五 十 牽前 半部 分 まで しか注 釈 を行り
ていない。
Bhavyakirti
とJayabhadra
の前 後 関係 を述べれ ば
,
現段 陪 で は簸者tt
JnysbhacLrs
の方が 先で あ る と考 えている。
BhavyakMi
の注 叡 には非 常 にしば しぼKo 亢kenEなる督の注釈が引 用され て い る が
.
こ のKo fike na の注駅文灘 とJayabhadraの注 釈文 章 は 【いくつかの単順 冏の桐違 は ある に し ろ) 羞本的に.
一
致するからであるoKo
bka oa とJayebhedraの閃の何 らかの深い関 係 (あるいは 二人は同
一
人勵・
もし紘 い)が予鱗 れ る。
Ko
恤 a 流 〔あるいはJarabhedtaSU
)の 「テヤク ラサンヴ7ラタントラj
解釈 は おそ ら くBhavyakrttiの時 代に一
つの権威 説 と して広 まワていたのだろ う。
恥血 cha噛 蜘
叩tゴ 1±
SEnima
の聖 典 では 非ttt
:しば しば“
rrdeDthebhi }4ya’
の意 で用いられ ているよ う に思 わ れる。
9
夲タントラ蛤 む踟
系の緻 お よ び
r
ヘー
ヴ 醜 ラ タントラJl
こも、
いわ ゆ るr
照 矧 醂 溜 身としての最 高実 在 と色 身 としての最 高実 在の区別 が 存在す る。
今 その聾点の みを述べれ ば,
r
爽 実摂 経亅で はそれ ら をMah蕊v 甫 r a岫 とV白irocanatathEgatalJの蹶によって区別 す るが.
毋 タントラで は一
般にそれ ら を中性 単 致のHeru と男 性 単数の Herukabで区 嬲 する
。
なお、
これはsalaajeに関し てもいえ ることであ り.
前者 を中性 峯 薮 のSabajNm.
後者を男性 単 骸のSehajab (あ るいは姙 が断 題の燭合 は女性 形のSahaj馬S由司麟 )に よって 区 別 し ているo後 者 (す な わ ち)色 身と しての最 高実 在は智 身の体現 者 〔;
人岡亀
多 くの柵 合 男性行 者)である の で噛
智身を 表わす 中性 雛 数 は男性 行 者 を表 わ す名 詞1
そ れ らは多 くの場 合 男性 形 》 を修飾 す る形 容 詞 となってその名 詞の性 に影 讐 され るか らであ る薩
なおこ の問 題について の詳細 は今 回は係 留 とす る。
tOet かにr
チャク ラサンヴァラタントラ」には需犀r「脈 管」 な る語 が以 下の文脈で登場 す る。
“bha 拠別
d
且
嘔 m畍
t百輔P職 〔ni〕tOyojayeL
t
nigraLgnugrahirtheSti 山h
直v 岬 prEbbivayttt
bhediva[sl tattvabhedene
nad7F皿irge4u yejitib〃 (26M
−
b5)こ の文 章 を
rJayabhadra
注 」 体 文でも述べた ように.
これは本 タントラ の最吉の解 釈の韶 類に入 る と思 われ る) に 即 して 訳せ ば 以下 の よ うにな る。
自分の望み に従っ
て 〔儀 礼 を) 区 分 してか ら.
マントラを保 持 す る者は、
睹々 の転 渕せる 〔ee
番L
)を実 践す るべきである。
降 伏 や恩忠のため に、
儀礼 なる ものを現 出 す るべきで ある。
儀 礼の区 別 に従っ
て区 圃さ れ た (踏々 の マ ントラ}が脈管 〔すな わち金剛 と題撃)の談々 の遭に付 置さ れ る。
これ は 竪† る に、
本 書 の み な らず 母 タン トラ の儲 続においてしば しば 重 要 視 され る観 想 法.
す なわち榎 牢マント ラや各儀礼 に 後って ア レンジ され た 賭々のマントラを、
一
体 化 した行 麿 と瑜 侮 女の口 と性 器の部 分 を 通 して 互い の体内 を徳環させ る観想怯であると考えら れ る(tt お!
・
本タ ン ト ラ で は こ の実践の詳紹(±特に第35 章に説か れる・
卿 蟹 同 畷M
軸 皿 軸 伽 繊 /啣 物 鰤 触 り 加 馳 叩幽 畆 勣勧〃ahatvayed
erikeStneiva
dyobhane
mtifalae
;
tathi/pmane
pm
euaktam
vediione
Sanyqftam
122aeT
−
bl)・
こ こでの 「脈 管」 は四 輸 三腺 や 「外
j
「内亅 対応 理諭に則った脈管 給 といった、
旗 雑に体 系 化 された脈 管理 陰 の それ で はない、
紊朴 な もの であるg lt これによって 完 虞 した曼 荼羅の中尊へ一
ルカの曝容 は同章において次のように説 か れ る。
そ してこ れが 本章の第 二番目 の項目 の内容で あ るg り嫩 o繭 y鵬 甲 姻 岬 br雄 朋aLrakem /kee弊hil岬 kPtmi melLhalE
ghunghurEravel4
〃
9irtmestakakimi
”“ve viEvapedtoELIkilyarp ce/gattrya pati[刺 蜘 8呵r
h8
騨悶 齣 〃csturvlPtatiSErdharp llmpyttkta[p virtWnTmpdahaill
I
翻 蜩 呻 鵬 囓 亀)醐 陣 m 〃
、 .
ww 》醜 y&y i叫蘭即 岬 a medhyg yegevitL / 側 【vε 亀岬嬉頗 bhほ倒陣16
興姻崢k鰍 蕊鵬陰(k眞,』 〃(38&3ト5) (ヘー
ル カは1
首飾り.
冠毛.
脆輪、
耳鱒り、
覧翫を(身に蔚けている}。
諸々 の叫び声とともに、
(人闘 の }鼠を つ な ぎ 合 わ せ て作ったネック レ ス、
瞑持 が {ヘー
ル カ に 帰 せ ら れ る)。
山 頂 の 雑 色題 華の雄 蕊 の アー
・
1)と カー
り か ら生 じ た、
ガ ウ リー
の夫を踏みつけ.
金駢 と蹄を つ 手で妃の}身 体を砲擁し.
,
勇 者 と壇傳 女の集会 を伴っ
て 二十四体(の合体嚀たち1
と紹合して いる吉祥 なるへ一
ル カという大 王 を+
最 も優れた住 居 を被は鯉 想する べきである。
(そこ に は}凹
切 勇者の瓏伽女たちが い る。
従者を従 えて,
{ヘー
ル カ は》中央で 理 釦 し て い る。
(被ら1
全 て は実に 満 足 して おり、
拡敵と収 締 を行 う。
へ一
ルカの尊容について は、
こ の他にも、
第二章お よび螂三 十二挈に既に説か れている。
それ らの比 鞍については 機 会 をitbt
う。
12だ が賄か に 調疏脚なる語は1
テt ク ラ サ ン ヴ 7 ラ タ ン ト ラ亅 鐵十二章(tWyatana
,p gatv5eatejsptaSikhE[Ptl be曲頃画1a廓りy un鵬
ib可=
uno 岫 y噌綱j
叩醐 y 酬 噸 bhtiノ
11
【
ben叩 unsrdijy 或e lla7−
11b1}お よび郷三+
一
章 (醐 纏 鰍h
匝機蜘 咽 贓 哩 哺 ノbejab pi“aaTikhyizapm
[i}tari PtaUittiti〃cumb 髻 露nりc 馳p瓧 釦 驚加 b 髄 m醐hye tu