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Userʼs Guide for PC and Network (English Edition)編集方針: 国際化への取り組み

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Academic year: 2021

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Userʼs Guide for PC and Network (English Edition)編集方針: 

国際化への取り組み 

シュティフ ロマン, 金光 永煥, 小林 直人, 大足 恭平

メディアネットワークセンター 早稲田大学

[email protected]

概要:早稲田大学では毎年 9 月に、外国人留学生向けに、学内情報環境の利用法やインターネットを 正しく利用するための情報倫理について記載した日本語版「PC・ネットワーク利用ガイド」をもとに 作成した Userʼs Guide for PC and Network (English Edition)を配布している。本稿では、2008 年 9 月に配布された Guide の編集方針を紹介し、今後の編集に使われる新ガイドラインの要点を示す。 

1 国際化への取り組み

早稲田大学(以下、本学と記す)は、教育の国 際化と異文化交流の推進を目指し、積極的に留学 生の受入や、日本人学生の海外留学を実施してい る。2008年5月1日時点では、本学外国人留学生 数は2830人(93ヶ国)であると報告され[1]、年々 その数が増え続けている(図1)。

図1:本学外国人留学生数増加動向

さらに、5年以内をめどに 8000 人(全学部生の 1割程度)の外国人留学生を受け入れる計画も宣 言されている[2]。その一方では、この計画を実施 する際の課題は多くある。例えば、学生寮の拡充 [3]のようなオフキャンパスサポートの充実化に 加えて、学習やキャンパス生活を円滑に始められ るためのサポート体制の強化も極めて重要である。

その中で特に、オンデマンド授業、メール、お知 らせ等の学内生活に必要不可欠なサービスを提供

する Waseda-netポータルをはじめ、コンピュー

タ教室や学生ネットワークの利用が徹底的に説明

される英語版「PC・ネットワーク利用ガイド」は 外国人留学生にとって大きな役割を果たしている。

2「PC・ネットワーク利用ガイド」

本学では、2004 年度より外国人留学生向けに

「Userʼs Guide for PC and Network (English

Edition)」(以下、英語版ガイド)という冊子は作

成され、毎年9 月に配布されている。英語版ガイ ドのベースになっているのは、毎年4月配布され る学内情報環境の利用法ならびにインターネット を正しく利用するための情報倫理について記載し た日本語版「PC・ネットワーク利用ガイド」[4-6]

である。毎年の英語版ガイドの作成では,基本的 に同年度の日本語版ガイドを翻訳し、毎年4月で ある日本語版ガイド発行時点から学内ネットワー クや各種システムにあった変更点を反映するとう いう方針をとっている。

3 英語版ガイド作成・編集の要点

英語版ガイド作成作業は、日本語版ガイドの本 文内容が完成した直後から始まる。前章にも記さ れている通り、作業全体の中では英訳の占める割 合が大きい。だが、最新情報の更新、学内の各箇 所からの要求収集、編集チーム内査読やネイティ ブ・スピーカーによる査読なども、質のよいガイ ドを作成するためには非常に重要である。英語版 ガイドは、これらの点を考慮して基本的に下記の ような方針に従い作成される。

• 編集作業にあたって、その手順・注意点をまと めた「英語版ガイド作成マニュアル」に記載さ

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れてあるガイド作成・編集規定を厳守する

• 英語版ガイドはネイティブ・スピーカー以外の 留学生にも読まれるため、簡潔な文章を作成 する

• 本学で利用される公式用語・英語名称を用い、

用語統一の徹底を図る。専門用語の使用を明記 しているリストを参照して編集作業を進める

• 文章の作成完了後、必ずネイティブ・スピーカ ーに査読協力してもらう

4 スタイル一貫性の維持:

編集ガイドライン作成

編集作業は上記のような要点を考慮して行わ れるため、毎年質の良いガイドを発行できるよう になっている。しかしながら、さらなる質の向上 の実現のためには、文章スタイルの一貫性を維持 させることが必要である。すなわち、

編集チームの各メンバーのライティングスタ イルにより、作成した文のスタイルに相違が生じ ることや、ネイティブ・スピーカー査読者からの スタイルに関する指摘・修正によって、ガイド本 文のスタイルの一貫性が崩れてしまう恐れがある。

単 純 な 例 と し て 、 コ ン テ キ ス ト に よ っ て window, frame, paneはそれぞれ同じ意味と異な る意味を持つ場合がある。編集作業に約10人が携 わって100ページ以上の文章を作成する場合、こ のような一貫性崩壊の危険性が増大する。我々は この一貫性が崩れる危険性を極力避けるために、

新ガイドラインの作成に取り組んだ。新ガイドラ インでは、既存の(3 章参照)編集作業の要点を 再確認・修正した上で、次のような要点を加えた。

• 文体の詳細規定

• 固定表現の使い方

• インタフェースのウィジェット名の使い方 など

今後、英語版ガイド編集者は、この新ガイドラ インの内容に従って作業を進める予定である。ま た、本文の一貫性維持のために新ガイドラインは ネイティブ査読者にも渡し、文章スタイルの理解 と統一化を浸透させる予定である。

5 まとめ

本稿では、本学の国際化の一環である、学内情 報環境の利用法やウェブ上の情報倫理について記 載 し た 「User’s Guide for PC and Network

(English Edition)」の現行編集方針を示し、本文 スタイル一貫性の維持を主な目標とするガイドラ インを紹介した。早稲田大学メディアネットワー クセンターのメンバーは、ガイドの利用にあたっ ての利便性や記載内容・質の向上を目指している。

そのため、ガイドライン作成以外にも本学のネイ ティブ・スピーカー教員との定期的な査読協力体 制の形成などの取り組みを行っている。

参考文献 

[1] 早稲田大学留学センター、留学生データ、

http://www.cie-waseda.jp/admission/menu_r ight/data.html

[2] 「早大、留学生8千人受け入れへ  学部生の 1割に外国人占める5年以内に」、朝日新聞、

朝刊、pp. 37、2007年10月18日

[3] 「留学生と交流目指す寮新設  早稲田大, 12 年めどに」、朝日新聞、朝刊、pp. 33、2008年 4月7日

[4] 齋藤 郎宏、見崎 研志、「早稲田大学における 2006年度版『PC・ネットワーク利用ガイド』」、

平成18年度情報教育研究集会、p. 217、2006 年

[5] 渡橋 憲司、金光 永煥、見崎 研志、小林 直 人、「早稲田大学における『PC・ネットワーク 利用ガイド』の改訂点(2007 年度)」、平成 19 年度情報教育研究集会、2007年

[6] 金光 永煥、渡橋 憲司、小林 直人、「早稲田 大学における 2008 年度「PC・ネットワーク 利用ガイド」の改訂方針について」、PC カン ファレンス論文集、2008年

参照

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