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宮崎県土地利用基本計画書

平成22年3月

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計画策定の趣旨等 1 1 土地利用の基本方向 2 (1) 県土利用の基本方向 2 (2) 地域類型別の県土利用の基本方向 6 (3) 地域別の土地利用の基本方向 8 ア 県北地域 8 イ 県央地域 9 ウ 県南地域 9 (4) 土地利用の原則 10 ア 都市地域 10 イ 農業地域 11 ウ 森林地域 12 エ 自然公園地域 13 オ 自然保全地域 13 2 五地域区分の重複する地域における土地利用の調整指導方針 14 (1) 都市地域と農業地域とが重複する地域 14 (2) 都市地域と森林地域とが重複する地域 14 (3) 都市地域と自然公園地域とが重複する地域 14 (4) 都市地域と自然保全地域とが重複する地域 15 (5) 農業地域と森林地域とが重複する地域 15 (6) 農業地域と自然公園地域とが重複する地域 15 (7) 農業地域と自然保全地域とが重複する地域 15 (8) 森林地域と自然公園地域とが重複する地域 16 (9) 森林地域と自然保全地域とが重複する地域 16

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計画策定の趣旨等 本県は九州の南東部に位置し、県土は南北に長く、おおよそ8割が森林となっている。 地形は、北に祖母傾の高峰が連なり、西に国見岳、市房山さらに韓国岳、高千穂峰の霧島 連山がそびえ、これらを源として五ヶ瀬川、耳川、小丸川、一ツ瀬川、大淀川等の河川が 太平洋に注いでいる。 また、平地は宮崎市を中心に宮崎平野、北・西諸県地方に盆地が広がっている。 県域の大部分は温暖地帯に入り、日照時間が長く、かつ降雨量が多いことから、常緑広 葉樹林の成長が著しく、動植物の分布も多種多様に及び、また、四季を通じて耕作が可能 である。 この貴重な県土の活用については、国土利用計画法(昭和49年法律第92号)をはじ め、県土の利用に関する関係個別法の円滑な運用に努めることにより、農林業との調和に 最善の配慮をしつつ、各種の土地利用を図ってきたところである。 (計画策定の趣旨) 県土の利用は、県土が現在及び将来における県民のための限られた資源であるとともに、 生活及び生産を通ずる諸活動の共通の基盤であることから、公共の福祉を優先させ、自然 環境の保全を図る必要がある。また、県土をより良い状態で次の世代に引き継ぐため、県 土の利用は長期的な展望に基づき適正かつ合理的に行わなければならず、このような理念 のもと、本県における総合的な土地利用計画を確立するため土地利用基本計画(以下「基 本計画」という。)を策定するものである。 なお、基本計画は国土利用計画法第9条の規定に基づき、国土利用計画(全国計画及び 宮崎県計画)を基本として策定する。 (基本計画の役割) 本基本計画は、国土利用計画法に基づく土地取引規制及び遊休土地に関する措置、土地 利用に関する他の諸法律に基づく開発行為の規制その他の措置を実施するに当たっての基 本となる計画である。 すなわち、都市計画法(昭和43年法律第100号)、農業振興地域の整備に関する法 律(昭和44年法律第58号)、森林法(昭和26年法律第249号)、自然公園法(昭 和32年法律第161号)、自然環境保全法(昭和47年法律第85号)等(以下「個別 規制法」という。)に基づく諸計画に対する上位計画として行政内部の総合調整機能を果 たすとともに、土地取引に関しては直接的に、開発行為については個別規制法を通じて間 接的に規制の基準としての役割を果たすものである。

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1 土地利用の基本方向 (1) 県土利用の基本方向 ア 県土の利用は、県土が現在及び将来における県民のための限られた資源であると ともに、生活及び生産を通ずる諸活動の共通の基盤であることから、公共の福祉を 優先させ、自然環境の保全を図りつつ、地域の自然的、社会的、経済的及び文化的 条件に配意して、健康で文化的な生活環境の確保と県土の均衡ある発展を図ること を基本理念として、総合的かつ計画的に行わなければならない。 本県は、「日本の原点 時代の起点 創造みやざき」を基本目標として新しいラ イフスタイルや経済社会システムの創造をめざしているところであり、そのために は、「県民総力戦」により宮崎本来の魅力や発展の可能性を引き出すとともに、よ り調和のとれた県土の利用を図っていくことが重要である。 イ 今後の県土の利用に当たっては、次のような基本的条件の変化を考慮する必要が ある。 ○ 人口減少社会の到来と急速な高齢化の進展の中で、全体としては市街化圧力が 更に弱まり、市街地の人口密度の低下が進むことが見通される。都市内において は、一部の利便性の高い地区での人口増加の一方、それ以外の地区での人口減少 が見通される中、中心市街地の空洞化、虫食い状に増加する低・未利用地などに より、土地利用の効率の低下などが懸念される。経済社会諸活動については、東 アジアの急速な経済成長、情報通信技術の発達、新産業分野の成長などが見通さ れ、各地の成長力や競争力の強化につながることも期待される。したがって、全 体としては地目間の土地利用転換は鈍化しているものの、地区によっては土地の 収益性や利便性に対応した新たな集積なども見込まれることから、土地需要の調 整、効率的利用の観点から引き続き県土の有効利用を図る必要がある。 ○ 他方、近年の災害の増加や被害の甚大化の傾向や、大規模地震・津波の発生の 懸念に加え、都市における諸機能の集中やライフラインへの依存の高まり、農山 漁村における県土資源の管理水準の低下、都市化の一層の進展や高齢化、過疎化 にともなうコミュニティの弱体化なども懸念される中、県土の安全性に対する要 請が高まっている。また、地球温暖化が進行し温室効果ガス排出削減が急がれる 状況や、地球規模での生態系の危機等、自然の物質循環への負荷の増大にともな って生じる諸問題、東アジアの経済成長にともなう資源制約の高まりや我が国の 消費資源の安定確保に係る懸念等に適切に対処するため、循環と共生を重視した 県土利用を基本とすることが重要になっている。さらに、美しい農山漁村や落ち 着いた都市の景観の毀損、生活環境や自然環境の悪化などが懸念される一方、良

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好なまちなみ景観の形成や里地里山の保全・再生、自然とのふれあいや心の豊か さ等に対する県民志向が高まっている中で、安全面や環境面も含め、人の営みと 自然の営みの調和を図ることにより、美(うるわ)しくゆとりある県土利用を更 に進めていくことが求められている。 このような県民的要請にこたえる県土利用の質的向上を図っていくことが重要 となっている。 ○ これに加え、県土の有効利用や質的向上を図るに当たっては、次のような状況 を踏まえる必要がある。 まず、県民の価値観やライフスタイルの多様化などの中で、例えば、身近な生 活空間としての土地利用を認識し、宅地や建物、道路、緑などを一連のものとし てとらえて快適性や安全性を考えるなど、空間における個々の土地利用を横断的 にとらえるべき状況がみられる。 また、交通網の発達などによって人々の行動範囲が拡大する中で、例えば、都 市近郊での大規模集客施設の立地と既存中心市街地での低・未利用地の増加が行 政界を越えて連動するなど、特定の土地利用が他の土地利用と相互に関係する状 況がみられる。 さらに、地域間の交流連携が進む中で、例えば、森林づくり活動への都市住民 の参加など、地域の土地利用に対して地域外からも含めて様々な人や団体が関与 する状況もみられる。すなわち、土地利用の相互の関係性の深まりや多様な主体 のかかわりの増大などを踏まえ、これらを総合的にとらえていくことの重要性が 高まっている。 また、このような土地利用をめぐる関係性は本来地域性を強く帯びたものであ り、身近な空間の土地利用に自らもかかわりたいという人々の意識の高まりや、 土地利用諸制度にかかる地方分権の進展などの中で、地域での創意工夫ある取組 の重要性も高まっている。 これらの状況に適切に対応するため、地域ごとの柔軟な対応の下、次世代へ向 けて能動的に県土利用について総合的な観点からマネジメントを行っておくこと が期待される。 ウ このため、県土利用における課題は、限られた県土資源を前提として、必要に応 じて再利用を行うなど、その有効利用を図りつつ、適切に維持管理するとともに、 県土の利用目的に応じた区分ごとの個々の土地需要の量的な調整を行うこと、また、 全体としては土地利用転換の圧力が低下しているという状況を県土利用の質的向上 をより一層積極的に推進するための機会ととらえ、県土利用の質的向上を図ること、 さらに、これらを含め県土利用の総合的なマネジメントを能動的に進めることによ

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って、より良い状態で県土を次世代に引き継ぐこと、すなわち「持続可能な県土管 理」を行うことである。 このような持続可能な県土管理という課題への対応に際しては、長期にわたる内 外の潮流変化をも展望しつつ、豊かな生活や活力ある生産が展開される場として、 県土の魅力を総合的に向上させるよう努めることが重要である。 ○ 土地需要の量的調整に関しては、まず、人口減少下であっても当面増加する都 市的土地利用について、土地の高度利用、低・未利用地の有効利用の促進により、 その合理化及び効率化を図るとともに、計画的に良好な市街地の形成と再生を図 る。他方、農林業的土地利用を含む自然的土地利用については、地球温暖化防止、 食料等の安定供給と自給能力の向上、自然循環システムの維持、生物多様性の確 保に配慮しつつ、農林業の生産活動とゆとりある人間環境の場としての役割に配 意して、適正な保全と耕作放棄地等の適切な利用を図る。また、森林、原野、農 用地、宅地等の相互の土地利用の転換については、今後は全体として市街地の形 成圧力が更に弱まると見通されるが、土地利用の可逆性が容易に得られないこと、 生態系を始めとする自然の様々な循環系や景観に影響を与えること等にかんが み、慎重な配慮の下で計画的に行うことが重要である。 ○ 県土利用の質的向上に関しては、県土利用の質的側面をめぐる状況の変化を踏 まえ、安全で安心できる県土利用、循環と共生を重視した県土利用、美しくゆと りある県土利用といった観点を基本とすることが重要である。その際、これら相 互の関連性にも留意する必要がある。 安全で安心できる県土利用の観点では、本県が、地震の震源域である日向灘に 面し、県内の6市町が東南海・南海地震の防災対策推進地域の指定を受けるとと もに、内陸部の西諸県・北諸県地区では霧島火山群による噴火等の発生の危険性 もあるなど、地震や津波、火山による被害を考慮に入れる自然地理的条件にある こと、さらに、台風、集中豪雨等による被害を受けやすく、しかも県土全体がシ ラス等の特殊土壌地帯に指定されていること、また、山間部は、地質的、地形的 に、土砂災害等の災害に対してぜい弱な構造をもっていることから、適正な県土 利用を通じて安全性を強化することが重要である。 このため、災害に対する地域ごとの特性を踏まえた適正な県土の利用を基本と しつつ、被災時の被害の最小化を図る「減災」の考え方や海面上昇など気候変動 の影響への適応も踏まえ、諸機能の適正な配置、防災拠点の整備、被害拡大の防 止や復旧復興の備えとしてのオープンスペースの確保、ライフラインの多重化・ 多元化、水系の総合的管理、農用地の管理保全、森林の持つ県土保全機能の向上 等を図ることにより、地域レベルから県土構造レベルまでそれぞれの段階で県土

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の安全性を総合的に高めていく必要がある。 循環と共生を重視した県土利用の観点では、「宮崎県環境基本条例」等を踏ま え、人間活動と自然とが調和した物質循環の維持、流域における水循環と県土利 用の調和、緑地・水面等の活用による環境負荷の低減、都市的土地利用に当たっ ての自然環境への配慮、原生的な自然地域を核として県境を越えた視点や生態的 なまとまりを考慮したエコロジカル・ネットワークの形成による自然の保全・再 生・創出などを図ることにより、自然のシステムにかなった県土利用を進める必 要がある。 美しくゆとりある県土利用の観点では、人の営みや自然の営み、あるいはそれ らの相互作用の結果を特質とし、かつ、人々が美しくゆとりがあると認識する空 間的な広がりを「ランドスケープ」ととらえ、それが良好な状態にあることを県 土の美(うるわ)しさと呼ぶこととし、地域が主体となってその質を総合的に高 めていくことが重要である。このため、ゆとりある都市環境の形成、農山漁村に おける緑豊かな環境の確保、歴史的・文化的風土の保存、眺望景観の保全、地域 の自然的・社会的条件等を踏まえた個性ある景観の保全・形成などを進めるとと もに、安全で安心できる県土利用や循環と共生を重視した県土利用も含めて総合 的に県土利用の質を高めていく必要がある。 ○ 県土利用の総合的なマネジメントに関しては、土地利用をめぐる様々な関連性 の深まりや多様な主体のかかわりの増大を踏まえ、地域において、総合的な観点 で県土利用の基本的な考え方についての合意形成を図るとともに、慎重な土地利 用転換、土地の有効利用と適切な維持管理、再利用といった一連のプロセスを管 理する視点や、県土利用の質的向上などの視点も踏まえ、地域の実情に即して県 土利用の諸問題に柔軟かつ能動的に取り組んでいくことが期待される。その際、 土地利用の影響の広域性を踏まえ地域間の適切な調整を図ることが重要である。 また、このような地域の主体的な取組を促進していくことも重要である。 例えば、都市計画区域(都市計画法第4条第2項による都市計画区域をいう。 以下同じ。)外への無秩序な開発の進行等が懸念される場合においては、良好な 環境形成を図るために、都市計画手法による開発の規制・誘導について検討を進 める。また、林地開発により、個別規制法の規制が及ばない地域(いわゆる白地 地域)が生じ、将来の無秩序な開発等が懸念される場合においては、当該地域の 特性及び周辺地域との関連等を考慮して、他の個別規制法の区域・地域による措 置その他の措置を講じ、土地利用の適切な規制・誘導を図ることを検討する。 ○ これらの課題への対処に当たっては、都市における土地利用の高度化、農山漁 村における農用地及び森林の有効利用、両地域を通じた低・未利用地の利用促進

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を図るとともに、都市的土地利用と自然的土地利用の適切な配置と組合せにより 調和ある土地利用を進めるなど、地域の自然的・社会的特性を踏まえた上で、県 土の有効かつ適切な利用に配慮する必要がある。 特に、低・未利用地のうち、耕作放棄地については、県土の有効利用並びに県 土及び環境の保全の観点から、周辺土地利用との調整を図りつつ、農用地として の活用を積極的に促進するとともに、地域の実情に応じ、地域の活性化のための 施設用地、森林等への転換を図る必要がある。 また、海洋から漂着するゴミなどにより沿岸域において県土利用の質の劣化を 生じさせる場合もあることから、海洋利用と県土利用とが相互に及ぼす影響につ いても考慮していくことが重要である。 さらに、国、県及び市町村による公的な役割の発揮、所有者等による適切な管 理に加え、都市住民等の多様な主体による森林づくりや農地の保全管理等直接的 な県土管理への参加や、地元農産品の購入や募金等間接的に県土管理につながる 取組などにより、県民一人一人が県土管理の一翼を担う動き、すなわち「県土の 県民的経営」を促進していく必要がある。 エ 今後の県土利用に当たっては、地方分権の進捗状況を十分に踏まえる必要がある。 (2) 地域類型別の県土利用の基本方向 都市、農山漁村、自然維持地域の県土利用の基本方向を以下のとおりとする。な お、地域類型別の県土利用に当たっては、相互の関係性にかんがみ、各地域類型を 別個にとらえるだけでなく、相互の機能分担、交流・連携といった地域類型間のつ ながりを双方向的に考慮することが重要である。 ア 都市 市街地(人口集中地区)については、人口減少、高齢化の進展の中で全体として は市街化圧力が低下することが見通されることから、これを環境負荷の少ない豊か で暮らしやすい都市形成の好機ととらえ、省CO2型の都市構造や集約型都市構造 なども視野に入れて、都市における環境を安全かつ健全でゆとりあるものとし、あ わせて経済社会活動を取り巻く状況の変化に適切に対応できるようにすることが重 要となっている。 このため、中心市街地等における都市機能の集積や交通利便性の向上を推進しつ つ、既成市街地においては、再開発等により土地利用の高度化を図るとともに、低 ・未利用地の有効利用を促進する。市街化を図るべき区域においては、地域の合意 を踏まえ計画的に良好な市街地等の整備を図る。また、都市間の広域的な交通体系 によって、拠点性を有する複数の都市や周辺の農山漁村との相互の機能分担、交流

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・連携を促進することを通じ、効率的な土地利用を図る。なお、新たな土地需要が ある場合には、既存の低・未利用地の再利用を優先させる一方、農用地や森林を含 む自然的土地利用からの転換は抑制することを基本とする。 また、自然条件や防災施設の整備状況を考慮した県土利用への誘導、諸機能の分 散配置やバックアップシステムの整備、地域防災拠点の整備、オープンスペースの 確保、電気、ガス、上下水道、通信、交通等のライフラインの多重化・多元化等に より、災害に対する安全性を高め、災害に強い都市構造の形成を図る。あわせて、 住居系、商業系、業務系等の多様な機能をバランスよく配置すること、健全な水循 環系の構築や資源・エネルギー利用の効率化、熱環境改善のための緑地・水面等の 効率的な配置などにより、都市活動による環境への負荷が少ない都市の形成を図る とともに、美しく良好なまちなみ景観の形成、豊かな居住環境の創出、緑地及び水 辺空間によるエコロジカル・ネットワークの形成等を通じた自然環境の再生・創出 などにより、美しくゆとりある環境の形成を図る。 特に、引き続き人口の増加や産業の集積が見込まれる都市については、将来の人 口、産業等の動向や、当該都市の拠点性の高まり、周辺地域を始めとする各地域と の交流・連携の進展の状況等を見通し、自然条件に配慮しつつ、計画的かつ適切な 土地利用を推進する。 イ 農山漁村 農山漁村については、人口の減少、高齢化が一層進む中で、食料の生産活動と生 活の場であるだけでなく、豊かな自然環境や美しい景観、県土保全機能を有する等、 県民共有の財産であるという認識の下、地域特性を踏まえた良好な生活環境を整備 するとともに、多様な県民のニーズに対応した農林水産業の展開、地域産業の振興 や地域に適合した諸産業の導入、余暇需要への対応等により総合的に就業機会を確 保し、健全な地域社会を築く。このような対応の中で、優良農用地及び森林を確保 し、その整備と利用の高度化を図るとともに、地域住民を含む多様な主体の参画等 により県土資源の適切な管理を図る。また、あわせて二次的自然としての農山漁村 における景観、県土のエコロジカル・ネットワークを構成する生態系の維持・形成 を図るとともに、都市との機能分担や交流・連携を促進することを通じ、効率的な 土地利用を図る。 特に、農業の規模拡大が比較的容易な地域にあっては、生産性の向上に重点を置 いて、農業生産基盤の整備と効率的かつ安定的な農業経営の担い手への農用地の集 積を図り、農業等の生産条件や交通等の生活条件が不利な地域にあっては、生産条 件の不利を補正するとともに、公益的機能の高い森林については、公有林化や公的 関与による適切な森林管理を検討するなど、地域資源の総合的な活用等による地域 の活性化を踏まえた土地利用を図る。

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また、農地と宅地が混在する地域においては、地域住民の意向に配慮しつつ、農 村地域の特性に応じた良好な生産及び生活環境の一体的な形成を進め、農業生産活 動と地域住民の生活環境が調和するよう、地域の実情に応じた計画的かつ適切な土 地利用を図る。 ウ 自然維持地域 高い価値を有する原生的な自然の地域や野生生物の重要な生息・生育地、すぐれ た自然の風景地など、自然環境の保全を旨として維持すべき地域については、県土 のエコロジカル・ネットワーク形成上、中核的な役割を果たすことから、野生生物 の生息・生育空間の適切な配置や連続性を確保しつつ、自然環境が劣化している場 合は再生すること等により、適正に保全する。その際、特定外来生物について外来 生物法に基づき適切な対応を図ることや野生鳥獣被害の防止に努めるとともに、同 観点から都市・農山漁村との適切な関係の構築を図る。あわせて、自然環境データ の整備等を図る。また、適正な管理の下で、自然の特性を踏まえつつ自然体験・学 習等の自然とのふれあいの場としての利用を図る。 (3) 地域別の土地利用の基本方向 地域の区分は、県土の自然的、社会的、経済的及び文化的諸条件を勘案して、県北 地域、県央地域、県南地域の三区分とする。 ◆ 県北地域 延岡市、日向市、門川町、諸塚村、椎葉村、美郷町、高千穂町、日之影町、五ヶ 瀬町(2市5町2村) ◆ 県央地域 宮崎市、西都市、国富町、綾町、高鍋町、新富町、西米良村、木城町、川南町、 都農町(2市7町1村) ◆ 県南地域 都城市、日南市、小林市、串間市、えびの市、三股町、高原町(5市2町) ア 県北地域 この地域は九州山脈の中心部にある山間地帯を多く含み、地勢も一般に急峻で標 高1,000mを超える山稜が重畳して雄大な山容をみせ、いわゆる九州の屋根の 一角を形成している地域であり、土地利用については次により対処する。

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山間部については、林業を中心とした農林業的利用が図られていることを踏まえ、 木材生産機能及び県土保全機能等を有する森林はもとより、しいたけなど特用林産 物の生産基盤となっている森林の確保と整備を図る一方で、地域の振興や安全安心 なくらしを確保する観点から交通体系の整備を推進するとともに生活基盤の計画的 整備などの強化に努める。また、祖母傾国定公園等すぐれた景勝地を始め原生自然 林等の多い地域であることから、これらの自然の風景及び植生等の保全を図るとと もに、農林業との調和のとれた土地利用に努める。 平地部については、高規格道路及び高速道路インターチェンジの開設に対応した 幹線道路網やアクセス道路を含めた交通体系及び都市施設の整備を計画的に進め、 定住自立圏の中心市を核とした活気ある魅力的な都市の形成を図るとともに、優良 農林地の確保に努める。インターチェンジ周辺では、周辺環境と調和した秩序ある 土地利用が図られるよう配慮する。 また、当地域の海岸部はすぐれたリアス式海岸を有する日豊海岸国定公園地域で あり、恵まれた自然条件をいかした県北地域観光開発を推進するため、自然環境の 保全に留意し、農林漁業との調和のとれた土地利用を図る。 イ 県央地域 この地域は県のほぼ中央部で、九州山脈の一部及び本県最大の平野部からなる地 域であり、土地利用については広域的な高次都市機能の強化、地域特性をいかした 産業基盤整備並びに自然環境及び歴史的景観の保全を柱とし、次により対処する。 宮崎市を中心とした地域は、広域的な高次都市機能の集積・強化を図るとともに、 都市機能の集約化とあわせた戦略的な都市交通体系の整備及び企業立地環境の整備 など経済基盤の強化を積極的に推進する一方で、樹林地など都市環境を増進させる 上で必要な自然環境の保全に努めるほか、周辺地域における農業的土地利用との調 和に配慮する。 北部沿岸地域及び内陸部の平野は、大規模な施設園芸や畜産など、先駆的な農業 が営まれている有数の農業地帯であり、優良農用地を確保しつつ、農業生産基盤の 整備を進めるとともに農村生活環境の整備等を図る。 当該地域の山間部については森林資源が豊富であり、西都原杉安峡、尾鈴等の県 立自然公園のほかすぐれた景勝地も多くみられることから、木材生産機能及び県土 保全機能等を有する森林の確保と整備を図るとともに、地域の振興や安全安心なく らしを確保する観点から高速道路のインターチェンジの開設に対応した幹線道路網 やアクセス道路整備を進めるなど、経済基盤の強化に努める。また、インターチェ ンジ周辺では、周辺環境と調和した秩序ある土地利用が図られるよう配慮する。 ウ 県南地域

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この地域は、北・西諸県盆地を中心とする地域及び鰐塚山地以南の南部地域から なり、土地利用については、自然環境の保全等に配意し、次により対処する。 北・西諸県盆地を中心とする一帯の地域については、高速道路の整備に伴い県南 地域の陸上交通の要衝的機能を果たしており、さらに地域高規格道路などの広域的 な交通体系及び都市施設の整備を図ることによって定住自立圏の中心市を核とした 健全な都市の形成に努める。また、この地域は畜産、土地利用型農業の大型産地化 が進んでおり、優良農用地を確保しつつ農業生産基盤の整備及び農村生活環境の整 備を図るとともに地域産業のバランスある発展のために地域の個性を育む振興を図 る。高速道路のインターチェンジ周辺では、周辺環境と調和した秩序ある土地利用 が図られるよう配慮する。 霧島屋久国立公園を含む一帯のすぐれた自然環境については、地域における各種 産業との調和に努め、適正な保護及び利用を図る。 南部地域は地域の振興や安全安心なくらしを確保する観点から、交通体系の整備 を推進するとともに農業生産・生活基盤の計画的整備、飫肥杉をはじめとする森林 資源の保全、企業立地の推進など経済基盤の強化に努める。また、日南海岸国定公 園などのすぐれた自然環境に恵まれており、これらの自然環境の利用と保全につい ては、農林漁業との調整はもとより、地域振興を踏まえた高度の観点からの対処に 努め、自然的景観などの保全に留意しながら海洋性リゾート機能の増進を図る。 (4) 土地利用の原則 土地利用は土地利用基本計画図に図示された都市地域、農業地域、森林地域、自然 公園地域及び自然保全地域の五地域ごとにそれぞれ次の原則に従って適正に行わなけ ればならない。 なお、五地域のいずれにも属さない地域においては、当該地域の特性及び周辺地域 との関連等を考慮して適正な土地利用を図る。 ア 都市地域 都市地域は、一体の都市として総合的に開発し、整備し、及び保全する必要があ る地域である。 都市地域の土地利用については、農林漁業との健全な調和を図りつつ、健康で文 化的な都市生活と機能的な都市活動を確保するため、適正な制限のもとに合理的な 利用を図る。 特に、都市地域の優良な集団的農地内を通る幹線道路沿道においては、優良な集 団的農地の保全を図る観点から、営農環境に支障を及ぼすおそれのある農用地区域 の除外は適当でないものとし、除外を行う場合には、その位置・規模等の適切性や 農用地の集団化、農作業の効率化等に支障を及ぼすことのないよう十分配意する。

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また、このような幹線道路沿道においては、インフラへの影響を及ぼす施設の立地 や、良好な田園風景を阻害するような無秩序な開発を抑制していくことが必要であ る。 ○ 市街化区域 市街化区域(都市計画法第7条第1項による市街化区域をいう。以下同じ。) においては、安全性、快適性、利便性等に十分配慮した都市基盤、交通体系の計 画的な整備及び都市の緑化の推進等により快適でうるおいのある都市環境の形成 を図る。 ○ 市街化調整区域 市街化調整区域(都市計画法第7条第1項による市街化調整区域をいう。以下 同じ。)は、市街化を抑制すべき区域であることから、特定の場合に限り都市的 利用を認める。 例えば、市街化調整区域であり農業地域でもある地域においては、良好な農業 ・都市環境を保持するため、保全的土地利用を図り市街化を抑制することを原則 とするが、市街化区域では立地困難かつ市街化を促進するおそれがない場合、さ らに、農用地区域の除外を伴うときは、その位置・規模等の適切性や農用地の集 団化、農作業の効率化等に支障を及ぼすことのないような場合について、土地利 用の変更等を検討することができるものとする。なお、具体的な許可又は計画の 変更に当たっては、当然に、個別規制法の規定を踏まえて行われるものである。 ○ その他の都市地域 市街化区域及び市街化調整区域に関する都市計画が定められていない都市計画 区域における用途地域(都市計画法第8条第1項第1号の用途地域をいう。以下 同じ。)内の土地利用については、市街化区域における土地利用に準ずるものと し、用途地域以外の地域においては、土地利用の現状を踏まえ、環境及び農林地 の保全に留意しつつ、都市的な利用を認める。 イ 農業地域 農業地域は、農用地として利用すべき土地があり、総合的に農業の振興を図る必 要がある地域である。 農業地域の土地利用については、農用地が食料供給源として国民の最も基礎的な 土地資源であるとともに、地域の農業経営の安定上あるいは自然環境保全上、県土 保全上等重要な役割を果たしており、現況農用地は極力、その保全と有効利用を図 る。

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また、県土の有効利用、生産性の向上等の見地から農用地区域(農業振興地域の 整備に関する法律第8条第2項第1号による農用地等として利用すべき土地の区域 をいう。以下同じ。)内の土地は計画的に確保、整備する。 ○ 農用地区域 農用地区域の土地は、農業生産の基盤として確保されるべき土地であり、生産 基盤整備を計画的、積極的に推進するとともに、農用地の他用途への転用は行わ ない。 ○ 農用地区域を除く農業地域 農用地区域を除く農業地域内の農用地については、都市計画等農業以外の土地 利用計画との調整を了した場合には、その転用は極力調整された計画を尊重する。 一方、農業以外の土地利用との調整を了しない地域及び農業以外の土地利用計 画の存しない地域においては、優良農用地の転用は原則として行わない。 ウ 森林地域 森林地域は、森林の土地として利用すべき土地があり、林業の振興又は森林の有 する諸機能の維持増進を図る必要がある地域である。 森林地域の土地利用については、森林が木材生産等の経済的諸機能を持つととも に、水源のかん養、県土保全、レクリエーション利用の受け入れ等の公益的機能を 通じて県民生活に大きく寄与しており、必要な森林の確保を図るとともに、森林の 有する諸機能が最高度に発揮されるよう整備を図る。 ○ 保安林区域 保安林(森林法第25条第1項並びに第25条の2第1項及び第2項による保 安林をいう。以下同じ。)については、水源のかん養、県土保全、生活環境の保 全等の諸機能の積極的な維持増進を図るべきものであり、適正な管理を行うとと もに他用途への転用は行わない。 ○ 保安林以外の森林地域 保安林以外の森林地域については経済的・公益的機能の維持増進を図るものと し、林地の保全に特に留意すべき森林、水源として依存度の高い森林、施業方法 を特定されている森林、優良人工造林地及びこれに準じる天然林等機能の高い森 林については、極力、他用途への転用を避ける。 なお、森林を他用途へ転用する場合には、森林の保続培養と林業経営の安定に 留意し、災害の発生、環境の悪化等をきたさないよう十分配慮する。

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エ 自然公園地域 自然公園地域は、すぐれた自然の風景地で、その保護及び利用の増進を図る必要 がある地域である。 自然公園地域の土地利用については、自然公園がすぐれた自然の風景地であり、 その利用を通じて県民の保健、休養及び教化に資するものであることから、すぐれ た自然の保護と適正な利用を図る。 ○ 特別保護地区 特別保護地区(自然公園法第14条第1項による特別保護地区をいう。)につ いては、景観の厳正な維持を図る。 ○ 特別地域 特別地域(自然公園法第13条第1項又は第60条第1項による特別地域をい う。以下同じ。)については、その風致の維持を図るべきものであり、都市的利 用等を行うための開発行為は極力、避ける。 ○ その他の自然公園地域 その他の自然公園地域においては、都市的利用を行うための大規模な開発行為、 その他自然公園としての風景地の保護に支障をきたすおそれのある土地利用は極 力、避ける。 オ 自然保全地域 自然保全地域は、良好な自然環境を形成しており、その自然環境の保全を図る必 要がある地域である。 自然保全地域の土地利用については、自然環境が人間の健康で文化的な生活に欠 くことのできないものであり、広く県民がその恵沢を享受するとともに、将来に自 然環境を継承することができるよう積極的に保全を図る。 ○ 特別地区 特別地区(自然環境保全法第25条第1項又は同法第46条第1項による特別 地区をいう。以下同じ。)においては、特定の自然環境の状況に対応した適正な 保全を図る。 ○ その他の自然保全地域 その他の自然保全地域においては、原則として土地の利用目的を変更しないも のとし、自然環境の保全に努める。

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2 五地域区分の重複する地域における土地利用の調整指導方針 都市地域、農業地域、森林地域、自然公園地域及び自然保全地域のうち2地域が重複 している地域においては、次に掲げる調整指導方針に即し、また3以上の地域が重複し ている地域においては、次に掲げる調整指導方針におけるそれぞれの関係からみた優先 順位、指導の方向等を考慮して、適正かつ合理的な土地利用を図る。 (1) 都市地域と農業地域とが重複する地域 ア 市街化区域及び用途地域以外の都市地域と農用地区域とが重複する場合 ▲ 農用地としての利用を優先する。 イ 市街化区域及び用途地域以外の都市地域と農用地区域以外の農業地域とが重複す る場合 ▲ 土地利用の現況に留意しつつ、農業上の利用との調整を図りながら、都市的な 利用を認める。 (2) 都市地域と森林地域とが重複する地域 ア 都市地域と保安林の区域とが重複する場合 ▲ 保安林としての利用を優先する。 イ 市街化区域及び用途地域と保安林の区域以外の森林地域とが重複する場合 ▲ 原則として、都市的利用を優先するが、緑地としての森林保全に努める。 ウ 市街化区域及び用途地域以外の都市地域と保安林の区域以外の森林地域とが重複 する場合 ▲ 森林としての利用の現況に留意しつつ、森林としての利用との調整を図りなが ら都市的な利用を認める。 (3) 都市地域と自然公園地域とが重複する地域 ア 市街化区域及び用途地域と自然公園地域とが重複する場合 ▲ 自然公園としての機能をできる限り維持するよう調整を図りながら、都市的利 用を図る。 イ 市街化区域及び用途地域以外の都市地域と特別地域とが重複する場合 ▲ 自然公園としての保護及び利用を優先する。

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ウ 市街化区域及び用途地域以外の都市地域と特別地域以外の自然公園地域とが重複 する場合 ▲ 自然公園としての利用との調整を図りながら、都市的利用を認める。 (4) 都市地域と自然保全地域とが重複する地域 ア 市街化区域及び用途地域以外の都市地域と特別地区とが重複する場合 ▲ 自然環境としての保全を優先する。 イ 市街化区域及び用途地域以外の都市地域と特別地区以外の自然保全地域とが重複 する場合 ▲ 両地域が両立するよう調整を図る。 (5) 農業地域と森林地域とが重複する地域 ア 農業地域と保安林の区域とが重複する場合 ▲ 保安林としての利用を優先する。 イ 農用地区域と保安林の区域以外の森林地域とが重複する場合 ▲ 原則として、農用地としての利用を優先するものとするが、農業上の利用との 調整を図りながら、森林としての利用を認める。 ウ 農用地区域以外の農業地域と保安林の区域以外の森林地域とが重複する場合 ▲ 森林としての利用を優先するものとするが、森林としての利用との調整を図り ながら、農業上の利用を認める。 (6) 農業地域と自然公園地域とが重複する地域 ア 農用地区域以外の農業地域と特別地域とが重複する場合 ▲ 自然公園としての保護及び利用を優先する。 イ 農用地区域と特別地域以外の自然公園地域とが重複する場合 ▲ 自然公園としての機能の保全に留意しつつ、農業としての利用を優先する。 ウ 農用地区域以外の農業地域と特別地域以外の自然公園地域とが重複する場合 ▲ 両地域が両立するよう調整を図る。 (7) 農業地域と自然保全地域とが重複する地域 ア 農業地域と特別地区とが重複する場合

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▲ 自然環境としての保全を優先する。 イ 農業地域と特別地区以外の自然保全地域とが重複する場合 ▲ 両地域が両立するよう調整を図る。 (8) 森林地域と自然公園地域とが重複する地域 ▲ 両地域が両立するよう調整を図る。 (9) 森林地域と自然保全地域とが重複する地域 ▲ 両地域が両立するよう調整を図る。

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(参考)計画書の概要

Ⅰ 土地利用の基本方向 (1) 県土利用の基本方向 人口減少その他経済社会情勢の変化の中で本県の県土利用は大きく変化している。 ・人口減少と急速な高齢化 ・災害の増加・県土資源の管理 ・大規模集客施設の郊外立地 ・中心市街地の空洞化、低・未 水準低下の懸念 等、土地利用の影響の広域化 利用地の増加 ・良好な景観、心の豊かさ等へ ・土地利用に対する人々の参加 ・東アジアの経済成長 の希求の高まり 意識の高まり →全体としては市街化圧力低下 →県土利用の →県土利用について さらなる質の向上が重要 地域での創意工夫が重要 より良い状態で県土を次世代に引き継ぐ「持続可能な県土管理」を基本方向とする。 ○土地需要の量的調整、県土の ○「安全・安心」「循環・共生」 ○県土利用の総合的なマネジメ 有効利用 「美しさ」の重視 ント ・都市的土地利用の高度化 ・災害に配慮した県土利用 ・地域の県土利用の合意形成 ・低・未利用地の優先的な再利 ・環境負荷の低減、自然の保全 ・地域の実情に即した県土利用 用 ・再生 の諸問題(懸念される事項) ・土地利用転換は慎重な配慮の ・個性ある景観の保全・形成 への柔軟かつ能動的な取組 下、計画的に行う。 ・影響の広域性の考慮 (2)地域類型別の県土利用の基本方向 (3)地域別の土地利用の基本方向 都市 県北地域 ・再開発等により土地利用の高度化を図る。 ・交通体系の整備を推進する。 ・既存の低・未利用地の再利用を優先する。 ・自然環境の保全に留意し、農林漁業との調和のと ・災害に強い都市構造の形成を図る。 れた土地利用を図る。 ・自然環境の再生・創出などにより、美しくゆとりある環 境の形成を図る。 農山漁村 県央地域 ・優良農用地及び森林を確保し、その整備と利用の高度化 ・広域的な高次都市機能の集積・強化を図る。 を図る。 ・優良農用地を確保しつつ、農業生産基盤の整備を ・多様な主体の参画により県土資源の適切な管理を図る。 進める。 自然維持地域 県南地域 ・野生生物の生息・生育空間の適切な配置や連続性を確保 ・交通体系の整備を推進する。 する。 ・優良農用地を確保しつつ農業生産基盤の整備及び ・特定外来生物について適切な対応を図るとともに、野生 農村生活環境の整備を図る。

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(4) 都 市 地 域 農林漁業との健全な調和等を図りつつ、健康で文化的な都市生活と機能的な都市活動を確保す 土 るため、適正な制限のもとに合理的な利用を図る。 地 ※農林漁業との健全な調和等、土地利用転換等に係る具体的事象への対応を明示 利 用 農 業 地 域 食料供給源であるとともに、農業経営の安定上あるいは自然環境保全上、県土保全上等重要な の 役割を果たしており、現況農用地は極力その保全と有効利用を図る。 原 則 森 林 地 域 必要な森林の確保を図るとともに、森林の有する諸機能が最高度に発揮されるよう整備を図る。 自然公園地域 すぐれた自然の保護と適正な利用を図る。 自然保全地域 自然環境の積極的な保全を図る。 Ⅱ 五地域区分の重複する地域における土地利用の調整指導方針 × 制度上又は実態上、一部の例外を除いて重複のないもの。 ← 相互に重複している場合は、矢印方向の土地利用を優先する。 ○ 相互に重複している場合は、両地域が両立するよう調整を図る。 ① 土地利用の現況に留意しつつ、農業上の利用との調整を図りながら、都市的な利用を認める。 ② 原則として都市的な利用を優先するが、緑地として森林の保全に努める。 ③ 森林としての利用の現況に留意しつつ、森林としての利用との調整を図りながら都市的な利用を認める。 ④ 原則として農用地としての利用を優先するものとするが、農業上の利用との調整を図りながら森林とし ての利用を認める。 ⑤ 森林としての利用を優先するものとするが、森林としての利用との調整を図りながら、農業上の利用を 認める。 ⑥ 自然公園としての機能をできる限り維持するよう調整を図りながら、都市的利用を図る。 ⑦ 自然公園としての利用との調整を図りながら、都市的利用を認める。 ⑧ 自然公園としての機能の保全に留意しつつ、農業としての利用を優先する。 五地域区分 細区分 五 地 域 区 分 細 区 分 × × ← × ① × × ← × ← ② ③ ④ ⑤ × × ← × ← ○ ○ ⑥ ⑦ ⑧ ○ ○ ○ × × ← ← ← ○ ○ × × × ○ ○ ○ ○ ○ × × × 普通地区 特別地区 普通地域 特別地域 その他 市街化区域及び用途地域 都市 地域 その他 保安林 その他 農用地区域 農業 地域 森林 地域 自然 公園 地域 自然 保全 地域 普 通 地 域 都市地域 農業地域 森林地域 自然公園地域 特 別 地 区 普 通 地 区 自然保全地域 市 街 化 区 域 及 び 用 途 地 域 そ の 他 農 用 地 区 域 そ の 他 保 安 林 そ の 他 特 別 地 域

参照

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