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公益社団法人日本都市計画学会 都市計画報告集 No.10, 2011 年 11 月

Reports of the City Planning Institute of Japan, No.10, November, 2011

* 正会員 福島大学 共生システム理工学類(Faculty of Symbiotic Systems Science, Fukushima University)

福島県内の市町村における除染計画・復旧計画・復興計画

-放射性物質汚染対処特措法の全面施行前における非法定の除染計画を中心として-

Municipal Decontamination Plans, Disaster Recovery Plans and Reconstruction Plans in Fukushima

Prefecture: Special Focus on Non-statutory Municipal Decontamination Plans

川﨑 興太

Kota KAWASAKI

It is widely known that the Great East Japan Earthquake caused the Fukushima Daiichi nuclear disaster, and many places in

Fukushima Prefecture were greatly contaminated by a large amount of radioactive materials. Since then, safety and security, the most

basic values of our living environment, have been lost to a large extent in Fukushima, and people have been obliged to evacuate from

their home or lead their daily lives under the fear of radiation effects. The revitalization of Fukushima must start with the

decontamination of radioactive materials. This paper discusses actual conditions of planning activities by the 59 municipalities in

Fukushima Prefecture, and it discusses non-statutory decontamination plans in detail. This paper will contribute especially to make sure

of planning efforts toward the revitalization of Fukushima over at least several decades.

Keywords: Decontamination Plan, Recovery Plan, Reconstruction Plan, Radioactive Contamination, Fukushima Daiichi Nuclear Disaster

除染計画、復旧計画、復興計画、放射能汚染、福島第一原子力発電所事故

1.本稿の目的

平成 23 年 3 月 11 日の東北地方太平洋沖地震に伴って、福島

第一原子力発電所事故が発生し、水も空気も大地も全て、福島は

大量の放射性物質によって汚染されることになった

(図 1、

図 2)

この生命と場所を全否定する力を持った無色透明で無味無臭の

物質によって、福島の多くの人びとは住み慣れた家を奪われ、超

現実的な避難生活を強いられており、

今なお福島で暮らす人びと

は、

科学的で政治的な危険の定義や根拠の多様性に戸惑いながら、

一人ひとりが心のどこかで不安に折り合いをつけて生きてゆく

ことを余儀なくされている。

こうした状況の中で、福島の復興像を思い描くことはとても

難しいが、

いつも母親のこころから離れない子どもの健康面での

心配がなくなったとき、あるいは、老夫婦が盆と正月のたびに孫

の帰省を楽しみに待つことができるようになったとき、

少し復興

の兆しが見えてくるのだと思う。そうだとすれば、福島が被った

放射能汚染による想像界でのダメージは、

現時点では本質的には

図1 推定年間被ばく線量が1mSv 以上の場所

回復不可能であろうが、放射性物質自体は、幾重にも克服しがた

い困難があったとしても、

除染によって部分的には解決できる可

能性があるので、福島の復興を実現する上では、生活環境の最も

基本的な価値である安全と安心を取り戻すための除染こそ、

その

出発点として取り組まれるべき喫緊の課題だと言えるだろう。

原発事故が発生してから半年以上が経過した平成23 年8 月30

日になって、

原発事故による環境汚染に対処するための放射性物

質汚染対処特措法が公布・一部施行され

(1)

、11 月 11 日には、同

法に基づき、8 月 26 日に原子力災害対策本部が決定した「除染

図2 原発事故避難ゾーニングの概要

資料:福島県復興計画(第1次)たたき台 (http://wwwcms.pref.fukushima.jp/download/ 1/sougoukeikaku_tatakidai231114.pdf) 注:緊急時避難準備区域は、平成23年9 月30 日に解除されている 資料:原子力災害対策本部が平成23年9 月30 日に発表した「警戒区域、計画的避難区域、緊急 時避難準備区域及び特定避難勧奨地点がある 地域の概要図(緊急時避難準備区域解除前)」 ( http://www.meti.go.jp/press/2011/09/2011093001 5/20110930015-12.pdf)に一部加筆

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公益社団法人日本都市計画学会 都市計画報告集 No.10, 2011 年 11 月

Reports of the City Planning Institute of Japan, No.10, November, 2011

に関する緊急実施基本方針」

(以下「緊急実施基本方針」と言う)

を引き継ぐ基本方針(以下「基本方針」と言う)が閣議決定され

た。基本方針では、国際放射線防護委員会(ICRP)の 2007 年基

本勧告などを踏まえつつ、

土壌等の除染等の措置に係る目標とし

て、①自然被ばく線量及び医療被ばく線量を除いた被ばく線量

(追加被ばく線量)が年間 20mSv 以上である地域については、

当該地域を段階的かつ迅速に縮小すること、

②追加被ばく線量が

年間 20mSv 未満である地域については、1)長期的には追加被ば

く線量が年間 1mSv 以下となること、2)平成 25 年 8 月末までに

一般公衆の年間追加被ばく線量が平成 23 年 8 月末と比べて約

50%減少した状態を実現すること、3)平成 25 年 8 月末までに子

どもの年間追加被ばく線量が平成23 年8 月末と比べて約60%減

少した状態を実現することと設定されている

(2)

放射性物質汚染対処特措法は、平成 24 年 1 月 1 日に全面施行

されることになっており、上記の目標は、今後、環境大臣が警戒

区域

(3)

又は計画的避難区域

(4)

として設定されている地域(除染特

別地域)を対象として策定する「特別地域内除染実施計画」と、

放射線量が 0.23μSv/時以上(追加被ばく線量が年間 1mSv 以上)

である除染特別地域以外の地域を対象として環境大臣が指定す

る汚染状況重点調査地域内の区域において、

都道府県知事又は政

令で定める市町村の長が策定する「除染実施計画」を通じて実現

されることが法令上予定されている

(5)

。しかし、こうした法的枠

組みの整備に先立って、

いくつかの市町村では非法定の除染計画

を策定し

(6)

、住民と協働しながら学校や通学路、公園などの除染

を行ってきたところである

(7)

本稿は、福島県内の全 59 市町村に対するインタビュー調査や

現地調査の結果などに基づき

(8)

、原発事故が発生してから 8 ヵ月

以上が経過した現時点での市町村による除染計画、復旧計画、復

興計画の策定状況を概観した上で、

放射性物質汚染対処特措法の

全面施行前における非法定の除染計画の内容を明らかにし、

大量

かつ広範囲に拡散した放射性物質の除染を出発点として、

今後数

十年以上にわたって続くであろう福島の復興に向けた計画行為

の最初期を記録することを目的とするものである。

2.除染計画・復旧計画・復興計画の策定状況

表 1 は、福島県内の市町村を対象として、除染計画、復旧計

画、復興計画の策定状況を整理したものである。ここからは、以

下の点を指摘することができる。

①除染計画、復旧計画、復興計画の策定状況は、原発事故避

難ゾーニングの有無などによって大きく異なっている。即ち、原

発事故避難ゾーニングを有するところが多い浜通りの市町村

(相

双管内といわき管内の市町村)

では、

緊急実施基本方針において、

警戒区域と計画的避難区域の除染実施者は国と規定されたこと

などを背景として、今後の見通しが全く立たないながらも、基礎

自治体としてのビジョンを掲げた復興計画を策定済み又は策定

中のところが多い。これに対して、原発事故避難ゾーニングを有

するところは少ないながらも、

相対的に空間放射線量が高い中通

りの市町村(県北管内、県中管内、県南管内の市町村)では、県

北管内を中心として、

復興にあたってはまず除染が必要だとの認

識のもとに、

除染計画を復興計画に先駆けて策定しているところ

が多い。また、原発事故避難ゾーニングを有するところはなく、

相対的に空間放射線量が低い会津の市町村

(会津管内と南会津管

内の市町村)では、全体的に計画を策定する動きが少ない。

②除染計画については、南相馬市が平成 23 年 7 月に策定した

ことを皮切りに 12 市町村で策定されており、14 市町村で策定中

(うち 10 市町村が年内に策定予定)

、13 市町村で策定予定・検

討の状況にある。策定済みの 12 市町村のうち、何らかの原発事

故避難ゾーニングが設定されているのは 6 市町村で半数を占め

ており、

行政区域全域が計画的避難区域である飯館村については、

緊急実施基本方針において国が除染実施者と規定されたものの、

村として独自に除染を行うべき項目を整理した計画を策定して

いる。また、策定中の本宮市、国見町、三春町などでは、放射性

物質汚染対処特措法に基づく法定計画として策定することを予

定しており、南相馬市では、除染方針を発展させた法定計画の策

定作業を進めている状況にある

(9)

③復旧計画については、2 種類存在する。一つは、緊急時避難

準備区域の解除の前提とされた復旧計画であり、

同区域が設定さ

れていた 5 市町村において策定されている

(10)

。もう一つは、一般

的な復旧計画であるが、

福島県では地震や津波による被害が相対

的に少なかったこともあって、

いわき市において策定されている

のみであり、

次に述べる復興計画を策定している市町村において

は、これに復旧計画の内容を含めている場合が多い。

④復興計画については、南相馬市と相馬市が平成 23 年 8 月に

策定してから、これまでに 7 市町村において策定されており、18

市町村で策定中(うち 12 市町村が年内に策定予定)

、7 市町村で

策定予定・検討の状況にある。また、上記の南相馬市のほか、二

本松市、須賀川市、新地町、いわき市などでは、既に復興ビジョ

ンなどを策定しているが、

現在ではこれを踏まえながら復興計画

を策定しつつあり、

相馬市では復興計画の改定作業を行っている

状況にある。

⑤これらのほか、桑折町や三春町などでは、復興計画などの

策定は予定していないものの、

総合計画においてその内容を組み

入れるべく改訂作業を進めており、

小野町などでは防災計画の見

直しを進めている状況にある。

3.除染計画の内容

表 2 は、除染計画を策定済みの 12 市町村におけるその内容を

比較したものである。ここからは、以下の点を指摘することがで

きる。

①計画対象区域については、

原発事故避難ゾーニングの有無や

種類にかかわらず、

全ての市町村において行政区域全域とされて

いる。ただし、例えば、計画的避難区域が設定されている川俣町

では、

緊急実施基本方針において当該区域の除染実施者として規

定されている国が除染方針を決定した段階で、

これを計画に盛り

込むものとしている。

②計画期間については、

「除染方針」を策定した市町村などで

は明示されていないが、

今後 2~3 年間を重点期間として設定し、

子どもをはじめとする住民の日常生活環境の除染を計画してい

る市町村が多い。農地、森林、河川等については、例えば農地は

5 年、森林は 20 年などと設定している市町村も見られるが、そ

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公益社団法人日本都市計画学会 都市計画報告集 No.10, 2011 年 11 月

Reports of the City Planning Institute of Japan, No.10, November, 2011

表1 福島県内の市町村における除染計画・復旧計画・復興計画の策定状況

一般 準備解除 ※3 13,782.76 2,024,401 1,991,506 1,753.42 495,867 489,977 福島市 767.74 291,992 288,406 - - - - ◆ ●平成23年9月 × - ○平成24年1月 - 二本松市 344.65 59,665 58,787 - - - - ◆ ●平成23年10月 × - ●平成23年10月 ○平成24年1月 - 伊達市 265.10 65,749 64,981 - - - ◆ ◆ ●平成23年10月 × - ○平成24年3月 - 本宮市 87.94 31,507 31,266 - - - - ◆ ○平成23年12月 × - ○平成23年12月 - 桑折町 42.97 12,784 12,662 - - - - ◆ ●平成23年10月 × - × - 国見町 37.90 10,029 9,985 - - - - ◆ ○平成23年12月 × - ○平成23年12月 - 川俣町 127.66 15,505 15,244 - ◆ - - ◆ ●平成23年8月 × - ○平成23年12月 - 大玉村 79.46 8,636 8,646 - - - - ◆ ●平成23年9月 × - × - 2,406.29 551,169 543,304 郡山市 757.06 338,882 333,279 - - - - ◆ ○平成23年12月 × - ○平成23年12月 - 須賀川市 279.55 79,109 78,298 - - - - ◆ ●平成23年8月 × - ●平成23年5月 ○平成23年12月 - 田村市 458.30 40,234 39,637 ◆ - ◆ - ◆ ●平成23年11月 × ●平成23 年9月 ○平成24年3月 - 鏡石町 31.25 12,811 12,711 - - - - ◆ △ × ○平成24年3月 - 天栄村 225.56 6,247 6,150 - - - - ◆ ○時期未定 × - × - 石川町 115.71 17,717 17,612 - - - - ◆ △ × - △ - 玉川村 46.56 7,231 7,160 - - - - ◆ △ × - △ - 平田村 93.53 6,888 6,809 - - - - ◆ ○時期未定 × - × - 浅川町 37.43 6,839 6,814 - - - - ◆ △ × - × - 古殿町 163.47 5,981 5,885 - - - - ◆ △ × - △ - 三春町 72.76 18,089 17,935 - - - - ◆ ○平成23年12月 × - × - 小野町 125.11 11,141 11,014 - - - - ◆ ○平成23年12月 × - × - 1,233.24 149,694 148,633 白河市 305.30 64,602 64,212 - - - - ◆ ○平成23年11月 × - ○平成23年12月 - 西郷村 192.32 19,729 19,692 - - - - ◆ ○平成23年12月 × - ○平成23年12月 - 泉崎村 35.40 6,771 6,690 - - - - ◆ △ × - × - 中島村 18.91 5,121 5,110 - - - - ◆ △ × - × - 矢吹町 60.37 18,365 18,143 - - - - ◆ × × - △ - 棚倉町 159.82 15,011 14,883 - - - - ◆ ○平成23年11月 × - △ - 矢祭町 118.22 6,318 6,251 - - - - ◆ × × - × - 塙町 211.60 9,811 9,734 - - - - ◆ △ × - × - 鮫川村 131.30 3,966 3,918 - - - - ◆ ○平成23年12月 × - ○平成23年12月 - 2,802.68 238,422 237,266 会津若松市 383.03 125,872 125,505 - - - - ◆ × × - ○平成23年12月 - 喜多方市 554.67 52,180 51,784 - - - - ◆ × × - × - 北塩原村 233.94 3,193 3,147 - - - - ◆ × × - × - 西会津町 298.13 7,283 7,216 - - - - ◆ × × - × - 磐梯町 59.69 3,734 3,744 - - - - ◆ × × - × - 猪苗代町 395.00 15,734 15,698 - - - - ◆ ○時期未定 × - × - 会津坂下町 91.65 17,266 17,176 - - - - ◆ △ × - × - 湯川村 16.36 3,343 3,302 - - - - ◆ △ × - × - 柳津町 176.07 3,986 3,920 - - - - ◆ × × - × - 三島町 90.83 1,907 1,883 - - - - ◆ × × - × - 金山町 293.97 2,437 2,408 - - - - ◆ × × - × - 昭和村 209.34 1,487 1,483 - - - - ◆ × × - × - 2,618.01 52,324 51,863 会津美里町 276.37 22,612 22,430 - - - - ◆ △ × - × - 下郷町 317.09 6,413 6,353 - - - - ◆ × × - × - 檜枝岐村 390.50 630 630 - - - - ◆ × × - × - 只見町 747.53 4,896 4,850 - - - - ◆ × × - × - 南会津町 886.52 17,773 17,600 - - - - ◆ × × - × - 1,737.77 195,462 185,806 相馬市 197.67 37,721 36,636 - - - - ◆ ●平成23年8月 × - ●平成23年8月 - 南相馬市 398.50 70,752 66,687 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ●平成23年7月 ○平成23年11月 × ●平成23 年9月 ●平成23年8月 ○平成23年12月 - 広野町 58.39 5,386 5,166 - - ◆ - - ○平成23年12月 - ●平成23 年9月 ○平成23年12月 いわき市 楢葉町 103.45 7,676 7,372 ◆ - ◆ - - △ × ●平成23 年9月 ○平成23年12月 ○平成24年3月 会津美里町 富岡町 68.47 15,959 14,852 ◆ - - - - × × - ○平成23年12月 ○平成24年3月 郡山市 川内村 197.38 2,819 2,695 ◆ - ◆ ◆ - ●平成23年9月 × ●平成23 年9月 ●平成23年9月 郡山市 大熊町 78.70 11,570 11,054 ◆ - - - - × × - △ 会津若松市 双葉町 51.40 6,891 6,436 ◆ - - - - × × - △ 加須市(埼玉県) 浪江町 223.10 20,854 19,485 ◆ ◆ - - - × × - ○平成24年3月 二本松市 葛尾村 84.23 1,524 1,483 ◆ ◆ - - - × × - ○時期未定 三春町 新地町 46.35 8,178 7,956 - - - - ◆ ○時期未定 × - ●平成23年10月 ○平成23年12月 - 飯舘村 230.13 6,132 5,984 - ◆ - - - ●平成23年9月 × - ○平成23年12月 福島市 1,231.35 341,463 334,657 いわき市 1,231.35 341,463 334,657 - - - - ◆ △ ●平成23 年10月 - ●平成23年9月 ○平成23年12月 - ※1:会津若松市、磐梯町、猪苗代町、会津美里町、下郷町は、一部境界未定のため、総務省統計局が推定した面積を掲載した。 ※2:住民基本台帳に基づく人口である。 ※3:緊急時避難準備区域の解除にかかわる復旧計画を指す。 面積 (k㎡) ※1 人口(人) ※2 除染計画・復旧計画・復興計画 【●:策定済み、 ○:策定中、△:策定予定・検討、×:策定予定・検討なし】 平成23年 3月1日 平成23年 9月1日 警戒 区域 原発事故避難ゾーニング 【◆:該当する区域や地点】 計画的 避難区域 (旧)緊急時避 難準備区域 特定避難 勧奨地点 無設定 区域 除染 復興 参考:役場の 主な移転先 復旧 市町村 福島県 県北管内 いわき管内 相双管内 南会津管内 会津管内 県南管内 県中管内 - - - - - - - -

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公益社団法人日本都市計画学会 都市計画報告集 No.10, 2011 年 11 月

Reports of the City Planning Institute of Japan, No.10, November, 2011

表2 福島県内の市町村における除染計画の内容(1/3)

南相馬市 相馬市 須賀川市 川俣町 大玉村 川内村 原発事故前 70,752 37,721 79,109 15,505 8,636 2,819 原発事故後 66,687 36,636 78,298 15,244 8,646 2,695 原発事故前 0.05 - - - - - 原発事故後 0.29、1.56*、1.80 0.18、0.19、0.30、1.24 0.22、0.91、0.94 0.53、1.56* 0.47 0.20* 警戒区域 ◆ - - - - ◆ 計画的避難 区域 ◆ - - ◆ - - (旧)緊急時避 難準備区域 ◆ - - - - ◆ 特定避難勧 奨地点 ◆ - - - - ◆ 無設定区域 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ - 南相馬市 放射性物質除染方針 放射性物質 除染方針 須賀川市放射性 物質除染方針 川俣町放射性 物質除染計画 大玉村除染計画 川内村除染計画 平成23年7月 平成23年8月 平成23年8月 平成23年8月 平成23年9月 平成23年9月 ●市全域 ●市全域 ●市全域 ●町全域 ●村全域 ●村全域 - - - ●平成23年9月1日か ら当面の間 ●通学路、公園等は、 平成23年9月から平成 24年2月末まで - ●平成23年10月上旬から平成 44年12月30日  ○構造物:2年 ○田畑:3年  ○牧草地:3年 ○山林:20年  ○道路:5年  ○河川・池・沼・ダム:5年  ○その他:必要な期間 ●当面(平成23年度中) は、除染を実施した施設 の放射線量の半減 ●将来の空間放射線量を 1mSv/年未満 ●除染を実施した施設 の放射線量の半減 ●将来的に事故発生以 前の放射線量の水準に 近づけること ●すべての土地の除 染が最終的な目標 ●現在の放射線量の 半減 ●究極の目標として は、年間被ばく量 1mSvを参考に毎時0.3 μSv ●除染を実施した施 設等の放射線量の半 減 ●妊婦及び乳幼児に おいては、最終放射 線量を5mSv/年未満 (自然被ばく及び医療 被ばくを除いた線量) ●追加被ばく線量を1mSv/年以 下 ●施設の管理者が主体的 に行うことを基本とするが、 市民ボランテイア、地域の コミュニティ(行政区・PT A等)との連携による地域 ぐるみの活動を推進 ●施設の管理者が主体 的に行うことを基本とす るが、市民ボランテイ ア、地域のコミュニティ (行政区・PTA等)との 連携による地域ぐるみの 活動を推進 ●当面は、それぞれ の地区において、町内 会・行政区を中心とし てPTA、ボランティア 団体、消防団、老人ク ラブなどの地域団体で 役割を分担し、活動で きる人員を確保 ●自治会、行政区、町 内会、PTA等の地域 的な共同活動を行っ ている地域住民団体 ●村、行政区、PTA、 各種団体等の相互協 力 ●警戒区域:国 ●緊急時避難準備区域:村 ●特定避難勧奨地点:村(費用 は国が全額負担) ●警戒区域以外:国有地・国管 理地は国、県有地・県管理地は 県、民地・村有地は村 ●市民が生活している特 定避難勧奨地点、緊急時 避難準備区域及び無設 定区域から先行(警戒区 域及び計画的避難区域 は、国が示す「原子力被 災者への対応に関する当 面の取組のロードマップ」 ステップ2の見通しに沿っ て、先行区域に引き続き 実施) ●公共施設の除染は次の 優先順位で実施  ①子供が利用する施設 (幼稚園・保育所・学校 (小中高)・公園等)  ②不特定多数の市民が 利用する施設(図書館・生 涯学習施設等)  ③その他の施設 ●農地、森林及び河川等 の除染については、国の 除染方針が明確になった 時点で、本方針に追加 ●平成23年6月18日に 実施した1キロメッシュ調 査の放射線量の数値の 高い地域から先行 ●公共施設の除染は次 の優先順位で実施  ①子供が利用する施 設(幼稚園・保育所・小 中学校・公園等)  ②不特定多数の市民 が利用する施設(公民 館、集会所、体育施設 等)  ③その他の施設 ●農地、森林及び河川 等の除染については、 国の除染方針が明確に なった時点で、本方針 に追加 ●子どもの安全安心を 優先する(①校庭・園 庭の表土除去→②校 舎・園舎の洗浄→③ 通学路のホットスポット の除染→④児童公 園・遊び場・公共施設 の除染→⑤住宅の除 染→⑥宅地の除染) ●放射線量の高い地 区から先行する ●モデル地区を選定 して実施する ●農用地、山林の除 染(土壌改良、植物利 用による除染など国、 県、JAなどの技術指 導を受けながら除染作 業を実施) ●現在、町民が生活し ている無設定区域で 早急に実施 ●農地と山林は、農林 水産省・福島県等によ る実証実験の結果に 基づき除染計画を策 定し実施 ●通学路や家庭生活 圏などの身近な空間 及び相対的に放射線 量の高い地域で優先 的に実施 ●被ばく線量を下げるための優 先順位としては、山林部を第一 に行い、次に生活居住区域を除 染することが最良であるが、山 林等の樹木等を短期間に除染 (伐採等)することは極めて難し いため、山林の除染と生活居住 区域の除染を並行しながら計画 的に実施 ●除染後に居住する方々の身 体に与える影響を極力最小値 に抑えるために必要可能な除 染を行うが、特に子供や妊婦を 初めとした放射線に影響を受け やすい方々の健康を第一に考 えた除染方法を村内すべての 地区において実施 ●敷地内を原則とする (「放射性物質除染マニュ アル/南相馬市災害対策 本部」(平成23年7月)によ る) ●敷地内を原則とする (「放射性物質除染マ ニュアル/相馬市災害 対策本部」(平成23年8 月)による) ●当面、公共的用地 内に設置 ●国・県の方針が決定 する間は、当面、実施 主体の区域内 ●通学路及び側溝等 の公共的な施設から の除去土砂等は行政 区毎に設置する一時 仮置場 ●個人の宅地内から 発生した土砂等は 個々の宅地内 ●警戒区域内にある国有林地 内を基本とするが、時期及び適 切な場所を選定できない場合 は、村有地及び私有地を検討 ●国が仮置き場の設置条件を 明確に提示していないため、 仮・仮置き場を検討 ●廃棄物の搬入終了後、5年以 内に中間貯蔵施設等へ搬出 - - - ●計画的避難区域に ついては、今後、国・ 県の除染方針が決定 次第、この計画に盛込 む - ●放射性物質汚染対処特措法 に基づく法定計画とすることを 意図して策定 ●農地は5,000Bq/kg以下も除 染を前提とするなど、国の基準 を上回る計画 ※1:「原発事故前」は平成23年3月1日現在、「原発事故後」は平成23年9月1日現在の住民基本台帳に基づく人口である。 仮置場 備考 優先順位等 ※2:「原発事故前」は福島県の「平成21年度 県内の放射線レベル調査結果一覧表」に基づく平成22年2月16日の測定値、「原発事故後」は福島県の「県内各市町村環境放射能測定結 果(暫定値)(第178報)」に基づく平成23年8月31日の2回目の測定値および福島県の「20キロメートル~50キロメートル圏付近環境放射能測定結果および環境放射能監視テレメータシス テム測定結果(20キロメートル圏内) 」に基づく平成23年8月31日の最終測定時刻の測定値であり、単位はμGy/時≒μSv/時である。原発事故後の測定値については、前者と後者の測 定値を区別するため、後者の測定値に*を付した。 目標 除染実施者 市町村 人口(※1) 策定年月 名称 基 礎 デ ー タ 計画対象区域 空間放射 線量(※2) 原発避難 ゾーニング 計画期間

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Reports of the City Planning Institute of Japan, No.10, November, 2011

表2 福島県内の市町村における除染計画の内容(2/3)

福島市 飯館村 二本松市 伊達市 原発事故前 291,992 6,132 59,665 65,749 原発事故後 288,406 5,984 58,787 64,981 原発事故前 0.04 - - - 原発事故後 0.36、0.45、0.62、0.99、1.20* 2.41*、8.74* 0.40、0.51、1.00* 0.69*、1.55、1.91、1.95、2.15 警戒区域 - - - - 計画的避難 区域 - ◆ - - (旧)緊急時避 難準備区域 - - - - 特定避難勧 奨地点 - - - ◆ 無設定区域 ◆ - ◆ ◆ 福島市ふるさと除染計画(第1版) 飯館村除染計画書 二本松市除染計画(第1版) 伊達市除染基本計画(第1版) 平成23年9月 平成23年9月 平成23年10月 平成23年10月 ●市全域 ●村全域 ●市全域 ●市全域 ●5年 ●重点期間は2年 ●住環境は、今年度から 2年程度 ●農地は、今年度から5 年程度 ●森林は、今年度から20 年程度 ●住宅等生活圏の除染の計画期間は 5年間 ●重点除染期間は平成23年度から平 成25年度までの3年間 ●できるだけ早い時期に全体の事業規模を把握 し設定する ●住宅などの生活圏については2年、農地につい ては5年、森林については30年を目標とする ●今後2年間で、市民の日常生活環境にお ける空間放射線量を市内全域で1μSv/時 以下 ●現在空間放射線量が1μSv/時以下の地 域においては、今後2年間で、現在の空間 放射線量を60%低減 ●将来的には、推定年間被ばく線量を1 mSv以下 ●住環境:追加被ばく線 量の長期的な目標である 年間線量1mSv以下 ●農地:米の予備調査の 対象基準となる土壌中放 射性セシウム濃度 1,000Bq/kg以下 ●森林:土壌中放射性セ シウム濃度1,000Bq/kg以 下(食料生産地)、年間の 追加被ばく線量1mSv以 下(緩衝地帯) ●現時点での一般公衆の年間追加被 ばく線量を50%減尐、子どもについて は60%減尐 ●できるだけ早い時期に、年間追加被 ばく線量を1mSv以下 ●長期的な目標は、追加被ばく線量が年間積算 1mSv以下 ●対象ごとの目標  ○宅地・生活圏周辺:特定避難勧奨地点がある など放射線量の高い地域では、当面、年間積算 5mSv(1μSv/時)以下、1μSv/時以下の地域で も、できるだけ低減  ○公共施設:年間積算線量1mSv以下  ○農地:年間積算線量5mSv以下。土壌は当面 5,000Bq/㎏以下にし、農産物から放射性物質が 検出されないこと  ○森林・原野:長期的には、1~1.5μSv/時 ●住宅・宅地・民間所有地:所有者 ●国が特定避難勧奨地点の詳細調査をし た地域で、空間放射線量が2.5μSv/時以上 の住宅・宅地、または、高校生以下の子ども あるいは妊婦がいる2.0μSv/時以上の住 宅・宅地:市 ●通学路・生活道路:市・県・国 ●その他の道路・児童遊び場:市・県・国 ●学校・保育所・公園・公共施設等:市・県・ 国 ●賃貸住宅、事業所、工場等:施設管理者 ●里山・土手・農地・山林・河川:所有者 ●国、県、村とが一体とな り、村民等の参画によって 推進 ●国、県が管理する公共施設、道路、 森林等:国、県 ●市が管理する公共施設等:市が主 体+市民の協力 ●通学路・生活路:市と市民の協働 ●民家、民地等:市が主体+市民の協 力 ●放射性物質汚染対処特措法に基づく(公共施 設・道路等は、原則としてそれぞれの管理者) ●市は、管理する公共施設等のほか、住宅を含 む民有地も主体となり責任を持って行なう。また、 市民自らの除染活動を支援する ●当面は以下の範囲を重点対象として実施  ○市民が日常生活を過ごす環境:個人住 宅、集合住宅およびその周辺の生活環境  ○市民に身近な公共施設:学校、保育 所、道路、公園、児童遊び場、その他公共 施設等 ●除染作業の優先度を「空間放射線量」と 「土地用途」の視点から設定し、スケジュー ル化  ○空間放射線量の視点   → 最重点除染地域(2μSv/時以上の地 点が概ね50%以上):2地区   → 重点除染地域(2μSv/時以上の地点 が概ね10%以上):8地区   → その他:9地区  ○土地用途の視点   → 優先度が高い土地用途:学校・保育 所等、住宅・宅地、通学路、生活道路、公共 広場、公共施設   → その他の土地用途:民間施設(事務 所・小売店、工場など)、その他の道路、里 山・土手、農地・山林・河川 ●農地・山林、河川等は、除染手法が確立 された後に本計画においてスケジュール化 し、計画期間内に除染を始める ●住環境、農地、森林に 分けて、村が取り組む項 目と国・県が取り組むべき 項目をスケジュール化 ●まず、市民の生活空間を優先し、次 いで、商業・工業施設等の除染を実 施。また、環境放射線量の高さと放射 線による影響が比較的高い妊婦、乳幼 児、児童、生徒等の生活空間を考慮し て、優先順位を決定 ●対象毎の優先順位は、以下の通り  ○民家:環境放射線量の高い地域か ら、妊婦、子どもがいる世帯を優先   → 第1順位(10mSv/年以上):3地区   → 第2順位(5mSv/年以上):12地区   → 第3順位(1mSv/年以上):11地区  ○通学路・生活路:通学路及び市街 地商店街の道路側溝を優先  ○公共施設等:まず、児童・生徒、乳 幼児及び妊婦が利用する施設、次い で、市の中核施設、地域のコミュニティ 施設など ●農地や山林などは、今回の計画から は除き、国等から効果的な方法が示さ れ次第実施 ●基本的に、放射線量の高い地域を優先するとと もに、市民が最も時間を過ごす住居周辺・生活空 間を優先。ただし、放射線量が比較的低い地域で あっても、学校や多くの人が使用する公共性が高 い施設は重点的・計画的に除染。農地、森林に ついては、面積が広いことから年度ごとの実施計 画を作成し、長期計画を立てて市内全域を除染 ●優先順位は以下の通り。第1順位:特定避難勧 奨地点など20mSv/年を超える恐れのある地域。 第2順位:10mSv/年を超える地域。第3順位:5mS v/年を超える地域。第4順位:1mSv/年を超える 地域 ●平成23年度の実施計画  ○宅地・生活圏の周辺:比較的放射線量が高い 地域のうち仮置き場が確保された集落から300世 帯程度で実施 など  ○公共施設:全ての学校、幼稚園、保育所など の除染を完了。公園等の面的除染を約55ヵ所で 実施 など  ○農地及び森林:農地については県・市や農業 団体等で実証試験・研究を実施。実験的に市有 林の伐採を実施 など  ○実施体制の整備:除去土壌等を減容化させる ための焼却炉の整備に向けたプロジェクトチーム の設置。除染支援センターの設置 など ●公共施設等:原則として、敷地内 ●民地・宅地等:原則として、敷地内 ●道路、側溝等:原則として、市が方部ごと に市内数か所に仮置き場を確保し保管 ●可燃ごみ(落ち葉、雑草、剪定枝など) は、市のごみ焼却工場等で焼却し、市が保 管 ※地域において仮置き場の場所を選定した 場合は、市が設置し管理 ●村内に仮置き ●仮置き場所は、村内の 国有林を選定することで 調整中 ●公共建設物:原則として、敷地内 ●民地、宅地:原則として、敷地内 ●通学路・生活路、側溝等:原則とし て、市が設置する仮置場 ●各町内会・行政区単位又は住民セ ンター単位で市が設置する仮置場での 保管期間は5年程度 ●管理型仮置場の建設を検討 ●管理型の仮置き施設を旧町単位で設置。でき れば年度内に設置場所を決定 ●しかし、その設置には一定の時間を要するた め、当面は、一時保管として自宅敷地や地域での 仮置き ●福島市復興計画の除染についての実行 計画としての位置づけ ●地域ごとの除染の取り組みを促進するた め、地域除染対策委員会等の設置と地域除 染計画の策定を推奨 ●村として除染を行うべき 項目を整理し、放射線防 護に努めながら除染に取 り組むために策定 ●除染費総額を3,224億 円と試算 ●放射性物質汚染対処特措法と除染 に関する緊急実施基本方針に基づ き、平成23年8月に策定した「二本松市 放射線量低減実施方針」を踏まえて策 定したもの ●地域ごとの取り組みを促進するため、総合支所 単位で地域やコミュニティごとに計画を策定して 除染を実施する方針 ※1:表2(1/3)に同じ ※2:表2(1/3)に同じ 市町村 基 礎 デ ー タ 人口(※1) 空間放射 線量(※2) 原発避難 ゾーニング 名称 策定年月 計画対象区域 計画期間 目標 優先順位等 仮置場 備考 除染実施者

(6)

公益社団法人日本都市計画学会 都市計画報告集 No.10, 2011 年 11 月

Reports of the City Planning Institute of Japan, No.10, November, 2011

れらの土地の除染方法等に関する科

学的・技術的知見が確立されておらず、

また、それらの面積が広大であること

から、国が具体的な基準や方法などを

定めるのを待って計画に位置づける

ことを予定している市町村が多い

(11)

③目標については、緊急実施基本方

針の決定前に策定された除染計画で

は、多様な内容が定められていたが、

緊急実施基本方針の決定後に策定さ

れた除染計画では、年間追加被ばく線

量を 1mSv 以下など、これに即して定

められているものが多い。ただし、飯

館村や伊達市では、森林などに関して、

独自の目標を掲げている。

④除染実施者については、緊急実施

基本方針の決定前に策定された除染

計画では、市町村、住民または地域団

体と定められていたが、緊急実施基本

方針の決定後に策定された除染計画

では、基本的にはこれに即して、警戒

区域と計画的避難区域については国、

その他の区域については市町村と定

められているものが多い。ただし、除

染の対象となる区域の面積が広大で

あり、行政のみでは相当の期間を要す

ることから、早期の除染を行うために、

施設や土地利用の種類に応じて、住民

または所有者が主体となり、あるいは

行政との協働のもとに進めるものと

定めている市町村が多い

(12)

⑤優先順位等については、土地・建

物用途や空間放射線量に基づいて定

めている市町村が多い。土地・建物用

途に関しては、子どもが利用する施設、

住宅などの日常生活環境を優先する

ものとされている。空間放射線量に関

しては、緊急時避難準備区域が設定さ

れていた地域や特定避難勧奨地点が

設定されている地域など

(13)

、相対的に

空間放射線量が高い地域を優先する

ものとされており、福島市や二本松市

では行政区域全域を地区単位で評価

して優先順位を定めている。

⑥除染に伴って発生する除去土壌

等の仮置場については、川内村、飯館

村、田村市などの警戒区域や計画的避

難区域が設定されている市町村では、

それらの区域内の国有林などが設置

場所として位置づけられている場合

表2 福島県内の市町村における除染計画の内容(3/3)

桑折町 田村市 原発事故前 12,784 40,234 原発事故後 12,662 39,637 原発事故前 - - 原発事故後 0.81 0.17*、0.19* 警戒区域 - ◆ 計画的避難 区域 - - (旧)緊急時避 難準備区域 - ◆ 特定避難勧 奨地点 - - 無設定区域 ◆ ◆ こおり復興除染計画(第1版) 田村市放射性物質除染実施計画(第1版) 平成23年10月 平成23年11月 ●町全域 ●市全域 ●平成23年11月1日から5年 ●重点期間は2年 ●日常生活環境については、平成26年3月末まで ●長期的な目標は、追加被ばく線量が年間 1mSv以下 ●具体的な目標として、  ①平成25年8月までに、一般公衆の推定年 間被ばく線量を平成23年8月末と比べて、放 射性物質の物理的減衰等を含めて約50% 減尐した状態  ②平成25年8月までに、子どもの推定年間 被ばく線量が平成23年8月末と比べて、放射 性物質の物理的減衰等を含めて約60%減 尐した状態 ●市民の日常生活における追加被ばく線量(地表面か ら1mの高さ)を1mSv/年(測定値0.23μSv/時相当)未 満にすること ●住宅・宅地・店舗・民間所有地:町・所有者 ●通学路・生活道路で放射線量の高い地 域:町・県・国 ●通学路・生活道路で放射線量の低い地 域:町内会・PTA等 ●その他の道路・児童公園等:町・県・国、社 協 ●学校・保育所・公園・公共施設等:町・県 ●賃貸住宅、事業所、工場等:施設管理者 ●里山・土手・農地・山林・河川:所有者 ●警戒区域:国 ●警戒区域以外  ○幼稚園・学校関係施設:市、一部市民  ○公共施設:市、一部市民。ただし、国道及び県道は 県(私道は所有者、一部市)  ○学校関係及び公共施設付近の道路:市、一部市民  ○住宅・宅地(優先地域):市民、一部市  ○住宅・宅地(その他地域):市民、一部市  ○商業施設・工場:所有者  ○その他道路:市、一部市民  ○農地・森林・河川:国の指針・除染方法等が確定し 次第、決定 ●当面は、以下の範囲を重点対象として実 施  ○町民が日常生活を過ごす環境:個人住 宅、集合住宅およびその周辺の生活環境  ○町民に身近な公共施設:学校、幼稚園、 保育所、道路、公園、その他の公共施設等 ●除染作業の優先度を「空間放射線量」と 「土地用途」の視点から設定  ○空間放射線量の視点   → これまでの測定により判明した空間放 射線量の高い地域から重点的に進める   → 重点除染地区は、今後詳細に計測し 直した上で決定  ○土地用途の視点   → 優先度が高い土地用途:学校・保育 所等、住宅・宅地、通学路、生活道路、公共 広場、公共施設   → その他の土地用途:民間施設(事務 所・小売店、工場など)、その他の道路、里 山・土手、農地・山林・河川 ●農地・山林、河川等は、除染方法が確立さ れた後に、本計画においてスケジュール化 し、計画期間内に除染を開始 ●除染作業の優先度を地域と対象の観点から設定  ○地域   → 優先地域:旧緊急時避難準備区域の地域また は空間線量1μSv/時以上の地域   → その他地域:上記以外で、空間線量0.23μSv/ 時以上の地域  ○対象   → 優先対象物:幼稚園・学校関係施設、公共施 設、学校関係及び公共施設付近の道路、住宅・宅地 (優先地域)   → その他対象物:住宅・宅地(その他地域)、商業 施設・工場、その他道路   → 農地・森林・河川:国の指針・除染方法等が確定 し次第、優先度を決定 ●除染は行政区単位で行う。住宅・宅地の除染は、行 政区単位等で市と協議を行いながら、地域ぐるみで計 画的に進めることが望まれる ●当面、町の指定する仮置き場で対応 ●基本的には、国有林に1ヵ所設置することを検討 ●しかし、その設置には一定程度の時間を要することが 想定されるため、当面、行政区毎に市と行政区で協議 して一時仮置き場を設置 ●行政区一時仮置き場は平成23年の冬以降における 利用開始、仮置き場は平成24年の夏以降における利 用開始と計画 ●改定予定の桑折町総合計画の除染に関 する実施計画としての位置づけ ●農地や森林・河川については、国が具体的な除染の 実施基準や方法等を確立した後に本計画を改訂 ●中長期スケジュールを示した本計画の策定後、別 途、随時、数ヵ月単位での短期的な除染スケジュール を策定し、公表する予定 ※1:表2(1/3)に同じ ※2:表2(1/3)に同じ 市町村 基 礎 デ ー タ 人口(※1) 名称 策定年月 計画対象区域 計画期間 目標 除染実施者 優先順位等 空間放射 線量(※2) 原発避難 ゾーニング 仮置場 備考

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公益社団法人日本都市計画学会 都市計画報告集 No.10, 2011 年 11 月

Reports of the City Planning Institute of Japan, No.10, November, 2011

写真1 小学校の除染(福島市・平成23 年6 月)

写真2 除染ボランティア(福島市・平成23 年11 月)

写真3 仮置場(伊達市・平成23 年11 月)

が多い。他方、それらの区域が設定されていない市町村では、原

則として、民地などで発生したものは敷地内に保管し、通学路・

生活路などで発生したものは市町村が行政区や町内会ごとに設

置する仮置場に保管するものと定められている場合が多い

(14)

⑦なお、

放射性物質汚染対処特措法に規定されている計画事項

に対応させて計画を策定しているのは、川内村のみである

(15)

4.結びにかえて

早急に除染することが望まれている。実際に、住民、行政、

ボランティアなどの方々が精力的に取り組んでいるところもあ

(16)

。しかし、全体としては、ようやく学校や通学路、公園の除

染が終わろうとしている状態であって、

肝心の住宅にはほとんど

何も行われていないのが実態である。

なぜなのか? 確かに、政治や行政の問題はあるだろう。仮置

場、人員、財源の問題もあるだろう

(17)

。しかし、そうした外在的

な問題よりも、

むしろ心的な問題が大きいように思えてならない。

つまり、

日本的あるいはアジア的な心性が働いていると言ったら

よいのであろうか、

一人ひとりが将来に不安を抱えていながらも、

起こってしまった結果としての放射能汚染は、

これから生きてゆ

く場所に“ある”ものとして、無意識のうちに受け入れられてし

まっているような感じがする。

また、除染といっても、屋根やアスファルトに付着したセシ

ウムは容易には除去することができないし、

家の周りの山や畑は

手つかずのままだから、

庭の表土を削って落ち葉を拾ったくらい

では、線量は思ったようには下がらない。しかも、セシウムは雤

水の流れに乗って動いてくるので、一度は除染をしてみても、し

ばらくすると、かえって線量が高くなっていることもある。こう

なると、いつまで続ければよいのかと気が遠くなり、そもそも、

どうして俺が除染しなくちゃいけないのかと、

ふたたび原点に立

ち戻る。しかし、自分の子どもは、ここにいる。

平成 24 年1 月 1 日に、放射性物質汚染対処特措法が全面的に

施行される。

たった一つの法律で福島が大きく変わるということ

はあり得ない。福島の復興に向けた道のりには、その出発点から

して大きな困難が立ちはだかっている。

しかし、いまは、それでも、と思っている。

【補注】

(1)

正式名称は、

「平成二十三年三月十一日に発生した東北地方太平洋沖

地震に伴う原子力発電所の事故により放出された放射性物質による

環境の汚染への対処に関する特別措置法」である。

(2)

この2 年間における年間追加被ばく線量の減少率のうち、約40%は

放射性物質の物理的減衰及び風雤などの自然要因による減衰(ウェ

ザリング効果)によるものと見込まれており、除染による減少率の

目標は、一般公衆の場合で約10%、子どもの場合で約20%とされて

いる。

(3)

警戒区域とは、原子力災害対策特別措置法及び災害対策基本法に基

づき、

「緊急事態応急対策に従事する者以外の者に対して当該区域へ

の立入りを制限し、若しくは禁止し、又は当該区域からの退去を命

ずることができる」区域であり、福島第一原子力発電所から半径

20km 圏内(海域を含む)について、平成 23 年 4 月 21 日に、原子

力災害対策本部長(内閣総理大臣)が関係市町村長に対して、同日

以前に設定されていた避難指示区域にその設定を指示し、当該指示

に基づいて、4 月22 日に、関係市町村長が富岡町、大熊町、双葉町

の全部、田村市、南相馬市、楢葉町、川内村、浪江町、葛尾村の一

部に設定した区域である。警戒区域への立入の制限や制限、退去命

令に従わなかった者には、10 万円以下の罰金又は拘留が課せられる。

警戒区域内に居住していた住民は約7.8 万人である。

(4)

計画的避難区域とは、事故発生から 1 年の期間内に積算線量が

20mSv に達するおそれがあるため、原子力災害対策特別措置法に基

づき、平成23 年4 月22 日に、原子力災害対策本部長が「当該区域

の居住者等は、原則としておおむね 1 月程度の間に順次当該区域外

へ避難のための立退きを行うこと」とする区域として設定し、福島

県知事及び関係市町村長に対してその旨を居住者等に対して周知さ

せるべきこととして指示した区域であり、同日に飯館村の全部、南

相馬市、川俣町、浪江町、葛尾村の一部に設定された。計画的避難

区域は、国際放射線防護委員会(ICRP)と国際原子力機関(IAEA)

の緊急時被ばく状況における放射線防護の基準値(20~100mSv/年)

を考慮しつつ、その設定以前には屋内退避指示区域であった半径20

~30km の範囲の地域およびその北西方向の周辺地域を対象として

設定されたものであり、同区域内に居住していた住民は約 1 万人で

ある。

(5)

除染実施計画を定める市町村の長に関する政令については、未だ定

(8)

公益社団法人日本都市計画学会 都市計画報告集 No.10, 2011 年 11 月

Reports of the City Planning Institute of Japan, No.10, November, 2011

められていない。

(6)

本稿では、

「除染計画」という用語について、

「除染方針」などを含

むものとして使っており、特に必要がある場合に限ってこれらを区

別する。この点については、

「復旧計画」や「復興計画」についても

同様である。

(7)

もっとも、緊急実施基本方針は、放射性物質汚染対処特措法に基づ

く抜本的な除染措置が実施できるのは一定期間経過後にならざるを

得ないとの認識のもとに定められたものであり、同緊急実施基本方

針において、追加被ばく線量がおおむね年間 1~20mSv の地域につ

いては、同日に定められた「市町村による除染実施ガイドライン」

に基づいて市町村が除染計画を策定し、コミュニティ単位で計画的

に除染を進めることが最も効果的であると示されたことが、非法定

の除染計画の策定を促した要因の一つになっている。

(8)

インタビュー調査は、平成23 年10 月から11 月にかけて、福島大学

都市計画研究室の長島和也君、船山悟君、星優太君、本柳健君と共

同で行ったものである。

(9)

現在、市町村に対して、法定計画を策定するかどうかについての意

見照会が行われている。

(10) 緊急時避難準備区域とは、福島第一原子力発電所の事故の状況が安

定しておらず、緊急時に屋内退避や避難の対応が求められる可能性

が否定できない状況にあることから、原子力災害対策特別措置法に

基づき、平成23 年4 月22 日に、原子力災害対策本部長が「当該区

域の居住者等は、常に緊急時に避難のための立退き又は屋内への退

避が可能な準備を行うこと。なお、この区域においては、引き続き

自主的避難をし、特に子供、妊婦、要介護者、入院患者等は、当該

区域内に入らないようにすること。また、この区域においては、保

育所、幼稚園、小中学校及び高等学校は、休所、休園又は休校とす

ること。しかし、勤務等のやむを得ない用務等を果たすために当該

区域内に入ることは妨げられないが、その場合においても常に避難

のための立退き又は屋内への退避を自力で行えるようにしておくこ

と」とする区域として設定し、福島県知事及び関係市町村長に対し

てその旨を居住者等に対して周知させるべきこととして指示した区

域であり、当該指示に基づいて、同日に広野町の全部、田村市、南

相馬市、楢葉町、川内村の一部に設定された。緊急時避難準備区域

は、その設定以前には屋内退避指示区域であった半径 20~30km 圏

内の計画的避難区域を除く地域を中心に設定されたものであり、同

区域内に居住していた住民は約 5.8 万人であったが、原子炉施設の

安全性と空間線量率などの観点からの安全性が確認されたこと、関

係市町村による緊急時避難準備区域にかかわる復旧計画の策定が完

了したことを受けて、9 月30 日に解除された。

(11) 原子力災害対策本部は、平成23 年9 月 30 日に、農地と森林の除染

方法等に関する文書を公表しているが、具体的な基準や方法は示さ

れていない。なお、11 月から、環境省は、警戒区域や計画的避難区

域等に設定されている12 市町村を対象として、農地や森林を含めた

除染方法を構築するための除染モデル実証事業を進めており、福島

県は、福島市を対象として、上記12 市町村以外における農地や森林

を含めた面的な除染技術の実証と効果検証を行うための面的除染モ

デル事業を進めている。

(12) 放射性物質汚染対処特措法では、除染実施者は、除染特別地域にあ

っては国、

除染実施計画の対象区域である除染実施区域にあっては、

①国が管理する土地は国、②都道府県が管理する土地は当該都道府

県、③市町村が管理する土地は当該市町村、④環境省令で定める者

が管理する土地は当該環境省令で定める者(筆者注:未だ環境省令

は定められていない)

⑤上記土地以外の土地は当該土地が所在する

市町村とされている。ただし、除染実施区域内の土地であって上記

⑤に掲げるもののうち農用地又はこれに存する工作物、立木その他

土地に定着する物件にあっては、市町村の要請により都道府県が除

染等の措置等を実施することができ、また、除染実施区域内の土地

であって上記①~⑤に掲げるもの又はこれに存する工作物、立木そ

の他土地に定着する物件にあっては、国、都道府県、市町村、上記

④の環境省令で定める者又は当該土地等の所有者等が、当該①~⑤

に定める者との合意により、除染等の措置等を実施することができ

るものとされている。

(13) 特定避難勧奨地点とは、原子力災害対策本部が平成23 年 6 月 16 日

に定めた「事故発生後1 年間の積算線量が20mSv を超えると推定さ

れる特定の地点への対応について」において示された概念であり、

警戒区域及び計画的避難区域の外であって、計画的避難区域とする

ほどの地域的な広がりが見られない一部の地域で、事故発生後 1 年

間の積算線量が 20mSv を超えると推定される空間線量率が続いて

いる地点に居住する住民に対して注意を喚起し、避難を支援、促進

するため、

住居単位で設定される地点である。

特定避難勧奨地点は、

文部科学省がモニタリングの結果を原子力災害現地対策本部を通じ

て福島県知事及び関係市町村に連絡し、現地対策本部、福島県、関

係市町村が協議の上で地点を特定した後に、現地対策本部長によっ

て設定されることになり、現地対策本部長は当該市町村に文書でこ

れを通知する。市町村は、これを受けて、特定避難勧奨地点に該当

する住居の住民に対して個別に通知するが、警戒区域や計画的避難

区域とは異なって、避難するかどうかの判断は当該地点に居住する

住民に委ねられている。これまでの実績を見ると、平成 23 年 6 月

30 日に伊達市の104 地点(113 世帯)

、7 月21 日に南相馬市の57 地

点(59 世帯)

、8 月3 日に南相馬市の65 地点(72 世帯)および川内

村の 1 地点(1 世帯)

、11 月 25 日に南相馬市の 20 地点(22 世帯)

および伊達市の 13 地点(15 世帯)に設定されており、合計で 260

地点(282 世帯)となっている。なお、特定避難勧奨地点の設定基

準は市町村ごとに異なっており、例えば、南相馬市では地上 1m の

位置で3.0μSv/時以上(ただし18 歳以下の子どもと妊婦のいる世帯

では地上 50cm の位置で 2.0μSv/時以上)

、伊達市では地上 1m の位

置で3.2μSv/時以上(ただし18 歳以下の子どもと妊婦のいる世帯で

は地上1m の位置で2.7μSv/時以上)となっている。

(14) 基本方針においては、除去土壌等の仮置場について、土壌等の除染

等の措置を迅速に実施するため、当分の間、市町村又はコミュニテ

ィごとに確保する必要があり、

除染特別地域に係るものについては、

環境省が市町村の協力を得つつ確保し、除染実施区域に係るものに

ついては、国が財政的・技術的な責任を果たしつつ、市町村が確保

するものとされているが、放射性物質汚染対処特措法においては、

除染特別地域内にあっては国、除染実施区域内にあっては国、都道

府県又は市町村が、除去土壌等をやむを得ず現場保管する必要があ

ると認めるときは、当分の間、当該土地の所有者等に対して現場保

管させることができるものとされている。また、基本方針において

は、除染等に伴って発生する除去土壌等および一定程度以上(10 万

Bq/kg 超)に汚染されている指定廃棄物等のための中間貯蔵施設と

最終処分場の確保、そしてその安全性の確保について、国が責任を

持って行うものとされており、

環境省が平成23 年10 月29 日に公表

した中間貯蔵施設等の基本的な考え方においては、中間貯蔵施設は

遅くとも平成 24 年度内に立地場所を 1 箇所程度選定し(容量が約

1,500~2,800m

2

程度、必要な敷地面積が約3~5km

2

程度)

、仮置場へ

の本格搬入開始から 3 年程度を目途として供用開始するように政府

として最大限の努力を行うものとされ、さらに中間貯蔵開始後 30

年以内に福島県外で最終処分を完了するものとされている。

(15) 特別地域内除染実施計画において定める事項は、①除染等の措置等

の実施に関する方針、②特別地域内除染実施計画の目標、③ ②の目

標を達成するために必要な措置等の実施に関し必要な事項、④その

他除染特別地域に係る除染等の実施に関し必要な事項である。

また、

除染実施計画において定める事項は、①除染等の措置等の実施に関

する方針、②除染実施計画の対象となる区域、③除染等の措置等の

実施者及び当該実施者が除染等の措置等を実施する区域、

④ ③に規

定する区域内の土地の利用上の区分に応じて講ずべき土壌等の除染

等の措置、⑤土壌等の除染等の措置の着手予定時期及び完了予定時

期、⑥除去土壌の収集、運搬、保管及び処分に関する事項、⑦その

他環境省令で定める事項(筆者注:計画において配慮すべき事項、

その他計画に必要な事項)である。

(16) 本稿で整理したような除染計画を策定していなくても、除染に取り

組んでいる市町村も存在する。

(17) 例えば、福島市では今なお 1 ヵ所、伊達市では 3 ヵ所確保されてい

るにすぎない。福島県の「線量低減化活動支援事業」は、子どもが

生活空間として過ごす時間が多い通学路、公園等における放射線量

の低減を図るため、町内会、PTA、ボランティアなどが側溝の清掃

や草刈りなどを行う場合にその活動を支援するものであり、1 事業

実施主体につき 50 万円を限度として補助金を交付するものである

が、当初 6,000 団体・件の申請を予想していたところ、仮置場の設

置が適用要件の一つになっていることもあって、施行日である平成

23 年8 月2 日から今日に至るまでの申請数は、360 団体・件(20 市

町村)にとどまっている。

【参考文献】

1)

川﨑興太(2011)「福島の場所復興に向けて」日本建築学会都市計画

委員会

『スマートシュリンクと空間管理-人口減少時代のアーバンフ

ォームとマネジメント 3-』pp.79-85

2)

吉本隆明(2008)『心的現象論』文化科学高等研究院出版局

3)

ウルリヒ・ベック(1998)『危険社会-新しい近代への道-』法政大

学出版局

【付記】

本稿の脱稿後に、「南相馬市除染計画(第一版)」に接した。放射性物

質汚染対処特措法に基づく除染実施計画とすることを意図して策定された

ものである。ただし、国や県などとの協議・調整は行っていないという。

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■実 施 日: 2014年5月~2017年3月.. ■実施場所: 福島県

※1 13市町村とは、飯舘村,いわき市,大熊町,葛尾村, 川内村,川俣町,田村市,富岡町,浪江町,楢葉町, 広野町, 双葉町, 南相馬市.

番号 団体名称 (市町名) 目標 取組内容 計画期間

■実 施 日: 2014年5月~2017年3月.. ■実施場所: 福島県

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