公益社団法人日本都市計画学会 都市計画報告集 No.10, 2011 年 11 月
Reports of the City Planning Institute of Japan, No.10, November, 2011
表1 福島県内の市町村における除染計画・復旧計画・復興計画の策定状況
一般 準備解除
※3
13,782.76 2,024,401 1,991,506
1,753.42 495,867 489,977
福島市 767.74 291,992 288,406 - - - - ◆ ●平成23年9月 × - ○平成24年1月 -
二本松市 344.65 59,665 58,787 - - - - ◆ ●平成23年10月 × - ●平成23年10月
○平成24年1月 -
伊達市 265.10 65,749 64,981 - - - ◆ ◆ ●平成23年10月 × - ○平成24年3月 -
本宮市 87.94 31,507 31,266 - - - - ◆ ○平成23年12月 × - ○平成23年12月 -
桑折町 42.97 12,784 12,662 - - - - ◆ ●平成23年10月 × - × -
国見町 37.90 10,029 9,985 - - - - ◆ ○平成23年12月 × - ○平成23年12月 -
川俣町 127.66 15,505 15,244 - ◆ - - ◆ ●平成23年8月 × - ○平成23年12月 -
大玉村 79.46 8,636 8,646 - - - - ◆ ●平成23年9月 × - × -
2,406.29 551,169 543,304
郡山市 757.06 338,882 333,279 - - - - ◆ ○平成23年12月 × - ○平成23年12月 -
須賀川市 279.55 79,109 78,298 - - - - ◆ ●平成23年8月 × - ●平成23年5月
○平成23年12月 -
田村市 458.30 40,234 39,637 ◆ - ◆ - ◆ ●平成23年11月 × ●平成23
年9月 ○平成24年3月 -
鏡石町 31.25 12,811 12,711 - - - - ◆ △ × ○平成24年3月 -
天栄村 225.56 6,247 6,150 - - - - ◆ ○時期未定 × - × -
石川町 115.71 17,717 17,612 - - - - ◆ △ × - △ -
玉川村 46.56 7,231 7,160 - - - - ◆ △ × - △ -
平田村 93.53 6,888 6,809 - - - - ◆ ○時期未定 × - × -
浅川町 37.43 6,839 6,814 - - - - ◆ △ × - × -
古殿町 163.47 5,981 5,885 - - - - ◆ △ × - △ -
三春町 72.76 18,089 17,935 - - - - ◆ ○平成23年12月 × - × -
小野町 125.11 11,141 11,014 - - - - ◆ ○平成23年12月 × - × -
1,233.24 149,694 148,633
白河市 305.30 64,602 64,212 - - - - ◆ ○平成23年11月 × - ○平成23年12月 -
西郷村 192.32 19,729 19,692 - - - - ◆ ○平成23年12月 × - ○平成23年12月 -
泉崎村 35.40 6,771 6,690 - - - - ◆ △ × - × -
中島村 18.91 5,121 5,110 - - - - ◆ △ × - × -
矢吹町 60.37 18,365 18,143 - - - - ◆ × × - △ -
棚倉町 159.82 15,011 14,883 - - - - ◆ ○平成23年11月 × - △ -
矢祭町 118.22 6,318 6,251 - - - - ◆ × × - × -
塙町 211.60 9,811 9,734 - - - - ◆ △ × - × -
鮫川村 131.30 3,966 3,918 - - - - ◆ ○平成23年12月 × - ○平成23年12月 -
2,802.68 238,422 237,266
会津若松市 383.03 125,872 125,505 - - - - ◆ × × - ○平成23年12月 -
喜多方市 554.67 52,180 51,784 - - - - ◆ × × - × -
北塩原村 233.94 3,193 3,147 - - - - ◆ × × - × -
西会津町 298.13 7,283 7,216 - - - - ◆ × × - × -
磐梯町 59.69 3,734 3,744 - - - - ◆ × × - × -
猪苗代町 395.00 15,734 15,698 - - - - ◆ ○時期未定 × - × -
会津坂下町 91.65 17,266 17,176 - - - - ◆ △ × - × -
湯川村 16.36 3,343 3,302 - - - - ◆ △ × - × -
柳津町 176.07 3,986 3,920 - - - - ◆ × × - × -
三島町 90.83 1,907 1,883 - - - - ◆ × × - × -
金山町 293.97 2,437 2,408 - - - - ◆ × × - × -
昭和村 209.34 1,487 1,483 - - - - ◆ × × - × -
2,618.01 52,324 51,863
会津美里町 276.37 22,612 22,430 - - - - ◆ △ × - × -
下郷町 317.09 6,413 6,353 - - - - ◆ × × - × -
檜枝岐村 390.50 630 630 - - - - ◆ × × - × -
只見町 747.53 4,896 4,850 - - - - ◆ × × - × -
南会津町 886.52 17,773 17,600 - - - - ◆ × × - × -
1,737.77 195,462 185,806
相馬市 197.67 37,721 36,636 - - - - ◆ ●平成23年8月 × - ●平成23年8月 -
南相馬市 398.50 70,752 66,687 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ●平成23年7月
○平成23年11月 ×
●平成23
年9月
●平成23年8月
○平成23年12月 -
広野町 58.39 5,386 5,166 - - ◆ - - ○平成23年12月 - ●平成23
年9月 ○平成23年12月 いわき市
楢葉町 103.45 7,676 7,372 ◆ - ◆ - - △ × ●平成23
年9月
○平成23年12月
○平成24年3月 会津美里町
富岡町 68.47 15,959 14,852 ◆ - - - - × × - ○平成23年12月
○平成24年3月 郡山市
川内村 197.38 2,819 2,695 ◆ - ◆ ◆ - ●平成23年9月 × ●平成23
年9月 ●平成23年9月 郡山市
大熊町 78.70 11,570 11,054 ◆ - - - - × × - △ 会津若松市
双葉町 51.40 6,891 6,436 ◆ - - - - × × - △ 加須市(埼玉県)
浪江町 223.10 20,854 19,485 ◆ ◆ - - - × × - ○平成24年3月 二本松市
葛尾村 84.23 1,524 1,483 ◆ ◆ - - - × × - ○時期未定 三春町
新地町 46.35 8,178 7,956 - - - - ◆ ○時期未定 × - ●平成23年10月
○平成23年12月 -
飯舘村 230.13 6,132 5,984 - ◆ - - - ●平成23年9月 × - ○平成23年12月 福島市
1,231.35 341,463 334,657
いわき市 1,231.35 341,463 334,657 - - - - ◆ △ ●平成23
年10月 -
●平成23年9月
○平成23年12月 -
※1:会津若松市、磐梯町、猪苗代町、会津美里町、下郷町は、一部境界未定のため、総務省統計局が推定した面積を掲載した。
※2:住民基本台帳に基づく人口である。
※3:緊急時避難準備区域の解除にかかわる復旧計画を指す。
面積
(k㎡)
※1
人口(人)
※2
除染計画・復旧計画・復興計画 【●:策定済み、
○:策定中、△:策定予定・検討、×:策定予定・検討なし】
平成23年
3月1日
平成23年
9月1日
警戒
区域
原発事故避難ゾーニング
【◆:該当する区域や地点】
計画的
避難区域
(旧)緊急時避
難準備区域
特定避難
勧奨地点
無設定
区域 除染 復興
参考:役場の
主な移転先
復旧
市町村
福島県
県北管内
いわき管内
相双管内
南会津管内
会津管内
県南管内
県中管内
-
-
-
-
-
-
-
-
公益社団法人日本都市計画学会 都市計画報告集 No.10, 2011 年 11 月
Reports of the City Planning Institute of Japan, No.10, November, 2011
表2 福島県内の市町村における除染計画の内容(1/3)
南相馬市 相馬市 須賀川市 川俣町 大玉村 川内村
原発事故前 70,752 37,721 79,109 15,505 8,636 2,819
原発事故後 66,687 36,636 78,298 15,244 8,646 2,695
原発事故前 0.05 - - - - -
原発事故後 0.29、1.56*、1.80 0.18、0.19、0.30、1.24 0.22、0.91、0.94 0.53、1.56* 0.47 0.20*
警戒区域 ◆ - - - - ◆
計画的避難
区域 ◆ - - ◆ - -
(旧)緊急時避
難準備区域 ◆ - - - - ◆
特定避難勧
奨地点 ◆ - - - - ◆
無設定区域 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ -
南相馬市
放射性物質除染方針
放射性物質
除染方針
須賀川市放射性
物質除染方針
川俣町放射性
物質除染計画 大玉村除染計画 川内村除染計画
平成23年7月 平成23年8月 平成23年8月 平成23年8月 平成23年9月 平成23年9月
●市全域 ●市全域 ●市全域 ●町全域 ●村全域 ●村全域
- - -
●平成23年9月1日か
ら当面の間
●通学路、公園等は、
平成23年9月から平成
24年2月末まで
-
●平成23年10月上旬から平成
44年12月30日
○構造物:2年 ○田畑:3年
○牧草地:3年 ○山林:20年
○道路:5年
○河川・池・沼・ダム:5年
○その他:必要な期間
●当面(平成23年度中)
は、除染を実施した施設
の放射線量の半減
●将来の空間放射線量を
1mSv/年未満
●除染を実施した施設
の放射線量の半減
●将来的に事故発生以
前の放射線量の水準に
近づけること
●すべての土地の除
染が最終的な目標
●現在の放射線量の
半減
●究極の目標として
は、年間被ばく量
1mSvを参考に毎時0.3
μSv
●除染を実施した施
設等の放射線量の半
減
●妊婦及び乳幼児に
おいては、最終放射
線量を5mSv/年未満
(自然被ばく及び医療
被ばくを除いた線量)
●追加被ばく線量を1mSv/年以
下
●施設の管理者が主体的
に行うことを基本とするが、
市民ボランテイア、地域の
コミュニティ(行政区・PT
A等)との連携による地域
ぐるみの活動を推進
●施設の管理者が主体
的に行うことを基本とす
るが、市民ボランテイ
ア、地域のコミュニティ
(行政区・PTA等)との
連携による地域ぐるみの
活動を推進
●当面は、それぞれ
の地区において、町内
会・行政区を中心とし
てPTA、ボランティア
団体、消防団、老人ク
ラブなどの地域団体で
役割を分担し、活動で
きる人員を確保
●自治会、行政区、町
内会、PTA等の地域
的な共同活動を行っ
ている地域住民団体
●村、行政区、PTA、
各種団体等の相互協
力
●警戒区域:国
●緊急時避難準備区域:村
●特定避難勧奨地点:村(費用
は国が全額負担)
●警戒区域以外:国有地・国管
理地は国、県有地・県管理地は
県、民地・村有地は村
●市民が生活している特
定避難勧奨地点、緊急時
避難準備区域及び無設
定区域から先行(警戒区
域及び計画的避難区域
は、国が示す「原子力被
災者への対応に関する当
面の取組のロードマップ」
ステップ2の見通しに沿っ
て、先行区域に引き続き
実施)
●公共施設の除染は次の
優先順位で実施
①子供が利用する施設
(幼稚園・保育所・学校
(小中高)・公園等)
②不特定多数の市民が
利用する施設(図書館・生
涯学習施設等)
③その他の施設
●農地、森林及び河川等
の除染については、国の
除染方針が明確になった
時点で、本方針に追加
●平成23年6月18日に
実施した1キロメッシュ調
査の放射線量の数値の
高い地域から先行
●公共施設の除染は次
の優先順位で実施
①子供が利用する施
設(幼稚園・保育所・小
中学校・公園等)
②不特定多数の市民
が利用する施設(公民
館、集会所、体育施設
等)
③その他の施設
●農地、森林及び河川
等の除染については、
国の除染方針が明確に
なった時点で、本方針
に追加
●子どもの安全安心を
優先する(①校庭・園
庭の表土除去→②校
舎・園舎の洗浄→③
通学路のホットスポット
の除染→④児童公
園・遊び場・公共施設
の除染→⑤住宅の除
染→⑥宅地の除染)
●放射線量の高い地
区から先行する
●モデル地区を選定
して実施する
●農用地、山林の除
染(土壌改良、植物利
用による除染など国、
県、JAなどの技術指
導を受けながら除染作
業を実施)
●現在、町民が生活し
ている無設定区域で
早急に実施
●農地と山林は、農林
水産省・福島県等によ
る実証実験の結果に
基づき除染計画を策
定し実施
●通学路や家庭生活
圏などの身近な空間
及び相対的に放射線
量の高い地域で優先
的に実施
●被ばく線量を下げるための優
先順位としては、山林部を第一
に行い、次に生活居住区域を除
染することが最良であるが、山
林等の樹木等を短期間に除染
(伐採等)することは極めて難し
いため、山林の除染と生活居住
区域の除染を並行しながら計画
的に実施
●除染後に居住する方々の身
体に与える影響を極力最小値
に抑えるために必要可能な除
染を行うが、特に子供や妊婦を
初めとした放射線に影響を受け
やすい方々の健康を第一に考
えた除染方法を村内すべての
地区において実施
●敷地内を原則とする
(「放射性物質除染マニュ
アル/南相馬市災害対策
本部」(平成23年7月)によ
る)
●敷地内を原則とする
(「放射性物質除染マ
ニュアル/相馬市災害
対策本部」(平成23年8
月)による)
●当面、公共的用地
内に設置
●国・県の方針が決定
する間は、当面、実施
主体の区域内
●通学路及び側溝等
の公共的な施設から
の除去土砂等は行政
区毎に設置する一時
仮置場
●個人の宅地内から
発生した土砂等は
個々の宅地内
●警戒区域内にある国有林地
内を基本とするが、時期及び適
切な場所を選定できない場合
は、村有地及び私有地を検討
●国が仮置き場の設置条件を
明確に提示していないため、
仮・仮置き場を検討
●廃棄物の搬入終了後、5年以
内に中間貯蔵施設等へ搬出
- - -
●計画的避難区域に
ついては、今後、国・
県の除染方針が決定
次第、この計画に盛込
む
-
●放射性物質汚染対処特措法
に基づく法定計画とすることを
意図して策定
●農地は5,000Bq/kg以下も除
染を前提とするなど、国の基準
を上回る計画
※1:「原発事故前」は平成23年3月1日現在、「原発事故後」は平成23年9月1日現在の住民基本台帳に基づく人口である。
仮置場
備考
優先順位等
※2:「原発事故前」は福島県の「平成21年度 県内の放射線レベル調査結果一覧表」に基づく平成22年2月16日の測定値、「原発事故後」は福島県の「県内各市町村環境放射能測定結
果(暫定値)(第178報)」に基づく平成23年8月31日の2回目の測定値および福島県の「20キロメートル~50キロメートル圏付近環境放射能測定結果および環境放射能監視テレメータシス
テム測定結果(20キロメートル圏内) 」に基づく平成23年8月31日の最終測定時刻の測定値であり、単位はμGy/時≒μSv/時である。原発事故後の測定値については、前者と後者の測
定値を区別するため、後者の測定値に*を付した。
目標
除染実施者
市町村
人口(※1)
策定年月
名称
基
礎
デ
ー
タ
計画対象区域
空間放射
線量(※2)
原発避難
ゾーニング
計画期間
公益社団法人日本都市計画学会 都市計画報告集 No.10, 2011 年 11 月
Reports of the City Planning Institute of Japan, No.10, November, 2011
表2 福島県内の市町村における除染計画の内容(2/3)
福島市 飯館村 二本松市 伊達市
原発事故前 291,992 6,132 59,665 65,749
原発事故後 288,406 5,984 58,787 64,981
原発事故前 0.04 - - -
原発事故後 0.36、0.45、0.62、0.99、1.20* 2.41*、8.74* 0.40、0.51、1.00* 0.69*、1.55、1.91、1.95、2.15
警戒区域 - - - -
計画的避難
区域 - ◆ - -
(旧)緊急時避
難準備区域 - - - -
特定避難勧
奨地点 - - - ◆
無設定区域 ◆ - ◆ ◆
福島市ふるさと除染計画(第1版) 飯館村除染計画書 二本松市除染計画(第1版) 伊達市除染基本計画(第1版)
平成23年9月 平成23年9月 平成23年10月 平成23年10月
●市全域 ●村全域 ●市全域 ●市全域
●5年
●重点期間は2年
●住環境は、今年度から
2年程度
●農地は、今年度から5
年程度
●森林は、今年度から20
年程度
●住宅等生活圏の除染の計画期間は
5年間
●重点除染期間は平成23年度から平
成25年度までの3年間
●できるだけ早い時期に全体の事業規模を把握
し設定する
●住宅などの生活圏については2年、農地につい
ては5年、森林については30年を目標とする
●今後2年間で、市民の日常生活環境にお
ける空間放射線量を市内全域で1μSv/時
以下
●現在空間放射線量が1μSv/時以下の地
域においては、今後2年間で、現在の空間
放射線量を60%低減
●将来的には、推定年間被ばく線量を1
mSv以下
●住環境:追加被ばく線
量の長期的な目標である
年間線量1mSv以下
●農地:米の予備調査の
対象基準となる土壌中放
射性セシウム濃度
1,000Bq/kg以下
●森林:土壌中放射性セ
シウム濃度1,000Bq/kg以
下(食料生産地)、年間の
追加被ばく線量1mSv以
下(緩衝地帯)
●現時点での一般公衆の年間追加被
ばく線量を50%減尐、子どもについて
は60%減尐
●できるだけ早い時期に、年間追加被
ばく線量を1mSv以下
●長期的な目標は、追加被ばく線量が年間積算
1mSv以下
●対象ごとの目標
○宅地・生活圏周辺:特定避難勧奨地点がある
など放射線量の高い地域では、当面、年間積算
5mSv(1μSv/時)以下、1μSv/時以下の地域で
も、できるだけ低減
○公共施設:年間積算線量1mSv以下
○農地:年間積算線量5mSv以下。土壌は当面
5,000Bq/㎏以下にし、農産物から放射性物質が
検出されないこと
○森林・原野:長期的には、1~1.5μSv/時
●住宅・宅地・民間所有地:所有者
●国が特定避難勧奨地点の詳細調査をし
た地域で、空間放射線量が2.5μSv/時以上
の住宅・宅地、または、高校生以下の子ども
あるいは妊婦がいる2.0μSv/時以上の住
宅・宅地:市
●通学路・生活道路:市・県・国
●その他の道路・児童遊び場:市・県・国
●学校・保育所・公園・公共施設等:市・県・
国
●賃貸住宅、事業所、工場等:施設管理者
●里山・土手・農地・山林・河川:所有者
●国、県、村とが一体とな
り、村民等の参画によって
推進
●国、県が管理する公共施設、道路、
森林等:国、県
●市が管理する公共施設等:市が主
体+市民の協力
●通学路・生活路:市と市民の協働
●民家、民地等:市が主体+市民の協
力
●放射性物質汚染対処特措法に基づく(公共施
設・道路等は、原則としてそれぞれの管理者)
●市は、管理する公共施設等のほか、住宅を含
む民有地も主体となり責任を持って行なう。また、
市民自らの除染活動を支援する
●当面は以下の範囲を重点対象として実施
○市民が日常生活を過ごす環境:個人住
宅、集合住宅およびその周辺の生活環境
○市民に身近な公共施設:学校、保育
所、道路、公園、児童遊び場、その他公共
施設等
●除染作業の優先度を「空間放射線量」と
「土地用途」の視点から設定し、スケジュー
ル化
○空間放射線量の視点
→ 最重点除染地域(2μSv/時以上の地
点が概ね50%以上):2地区
→ 重点除染地域(2μSv/時以上の地点
が概ね10%以上):8地区
→ その他:9地区
○土地用途の視点
→ 優先度が高い土地用途:学校・保育
所等、住宅・宅地、通学路、生活道路、公共
広場、公共施設
→ その他の土地用途:民間施設(事務
所・小売店、工場など)、その他の道路、里
山・土手、農地・山林・河川
●農地・山林、河川等は、除染手法が確立
された後に本計画においてスケジュール化
し、計画期間内に除染を始める
●住環境、農地、森林に
分けて、村が取り組む項
目と国・県が取り組むべき
項目をスケジュール化
●まず、市民の生活空間を優先し、次
いで、商業・工業施設等の除染を実
施。また、環境放射線量の高さと放射
線による影響が比較的高い妊婦、乳幼
児、児童、生徒等の生活空間を考慮し
て、優先順位を決定
●対象毎の優先順位は、以下の通り
○民家:環境放射線量の高い地域か
ら、妊婦、子どもがいる世帯を優先
→ 第1順位(10mSv/年以上):3地区
→ 第2順位(5mSv/年以上):12地区
→ 第3順位(1mSv/年以上):11地区
○通学路・生活路:通学路及び市街
地商店街の道路側溝を優先
○公共施設等:まず、児童・生徒、乳
幼児及び妊婦が利用する施設、次い
で、市の中核施設、地域のコミュニティ
施設など
●農地や山林などは、今回の計画から
は除き、国等から効果的な方法が示さ
れ次第実施
●基本的に、放射線量の高い地域を優先するとと
もに、市民が最も時間を過ごす住居周辺・生活空
間を優先。ただし、放射線量が比較的低い地域で
あっても、学校や多くの人が使用する公共性が高
い施設は重点的・計画的に除染。農地、森林に
ついては、面積が広いことから年度ごとの実施計
画を作成し、長期計画を立てて市内全域を除染
●優先順位は以下の通り。第1順位:特定避難勧
奨地点など20mSv/年を超える恐れのある地域。
第2順位:10mSv/年を超える地域。第3順位:5mS
v/年を超える地域。第4順位:1mSv/年を超える
地域
●平成23年度の実施計画
○宅地・生活圏の周辺:比較的放射線量が高い
地域のうち仮置き場が確保された集落から300世
帯程度で実施 など
○公共施設:全ての学校、幼稚園、保育所など
の除染を完了。公園等の面的除染を約55ヵ所で
実施 など
○農地及び森林:農地については県・市や農業
団体等で実証試験・研究を実施。実験的に市有
林の伐採を実施 など
○実施体制の整備:除去土壌等を減容化させる
ための焼却炉の整備に向けたプロジェクトチーム
の設置。除染支援センターの設置 など
●公共施設等:原則として、敷地内
●民地・宅地等:原則として、敷地内
●道路、側溝等:原則として、市が方部ごと
に市内数か所に仮置き場を確保し保管
●可燃ごみ(落ち葉、雑草、剪定枝など)
は、市のごみ焼却工場等で焼却し、市が保
管
※地域において仮置き場の場所を選定した
場合は、市が設置し管理
●村内に仮置き
●仮置き場所は、村内の
国有林を選定することで
調整中
●公共建設物:原則として、敷地内
●民地、宅地:原則として、敷地内
●通学路・生活路、側溝等:原則とし
て、市が設置する仮置場
●各町内会・行政区単位又は住民セ
ンター単位で市が設置する仮置場での
保管期間は5年程度
●管理型仮置場の建設を検討
●管理型の仮置き施設を旧町単位で設置。でき
れば年度内に設置場所を決定
●しかし、その設置には一定の時間を要するた
め、当面は、一時保管として自宅敷地や地域での
仮置き
●福島市復興計画の除染についての実行
計画としての位置づけ
●地域ごとの除染の取り組みを促進するた
め、地域除染対策委員会等の設置と地域除
染計画の策定を推奨
●村として除染を行うべき
項目を整理し、放射線防
護に努めながら除染に取
り組むために策定
●除染費総額を3,224億
円と試算
●放射性物質汚染対処特措法と除染
に関する緊急実施基本方針に基づ
き、平成23年8月に策定した「二本松市
放射線量低減実施方針」を踏まえて策
定したもの
●地域ごとの取り組みを促進するため、総合支所
単位で地域やコミュニティごとに計画を策定して
除染を実施する方針
※1:表2(1/3)に同じ
※2:表2(1/3)に同じ
市町村
基
礎
デ
ー
タ
人口(※1)
空間放射
線量(※2)
原発避難
ゾーニング
名称
策定年月
計画対象区域
計画期間
目標
優先順位等
仮置場
備考
除染実施者
公益社団法人日本都市計画学会 都市計画報告集 No.10, 2011 年 11 月
Reports of the City Planning Institute of Japan, No.10, November, 2011
れらの土地の除染方法等に関する科
学的・技術的知見が確立されておらず、
また、それらの面積が広大であること
から、国が具体的な基準や方法などを
定めるのを待って計画に位置づける
ことを予定している市町村が多い
(11)
。
③目標については、緊急実施基本方
針の決定前に策定された除染計画で
は、多様な内容が定められていたが、
緊急実施基本方針の決定後に策定さ
れた除染計画では、年間追加被ばく線
量を 1mSv 以下など、これに即して定
められているものが多い。ただし、飯
館村や伊達市では、森林などに関して、
独自の目標を掲げている。
④除染実施者については、緊急実施
基本方針の決定前に策定された除染
計画では、市町村、住民または地域団
体と定められていたが、緊急実施基本
方針の決定後に策定された除染計画
では、基本的にはこれに即して、警戒
区域と計画的避難区域については国、
その他の区域については市町村と定
められているものが多い。ただし、除
染の対象となる区域の面積が広大で
あり、行政のみでは相当の期間を要す
ることから、早期の除染を行うために、
施設や土地利用の種類に応じて、住民
または所有者が主体となり、あるいは
行政との協働のもとに進めるものと
定めている市町村が多い
(12)
。
⑤優先順位等については、土地・建
物用途や空間放射線量に基づいて定
めている市町村が多い。土地・建物用
途に関しては、子どもが利用する施設、
住宅などの日常生活環境を優先する
ものとされている。空間放射線量に関
しては、緊急時避難準備区域が設定さ
れていた地域や特定避難勧奨地点が
設定されている地域など
(13)
、相対的に
空間放射線量が高い地域を優先する
ものとされており、福島市や二本松市
では行政区域全域を地区単位で評価
して優先順位を定めている。
⑥除染に伴って発生する除去土壌
等の仮置場については、川内村、飯館
村、田村市などの警戒区域や計画的避
難区域が設定されている市町村では、
それらの区域内の国有林などが設置
場所として位置づけられている場合
表2 福島県内の市町村における除染計画の内容(3/3)
桑折町 田村市
原発事故前 12,784 40,234
原発事故後 12,662 39,637
原発事故前 - -
原発事故後 0.81 0.17*、0.19*
警戒区域 - ◆
計画的避難
区域 - -
(旧)緊急時避
難準備区域 - ◆
特定避難勧
奨地点 - -
無設定区域 ◆ ◆
こおり復興除染計画(第1版) 田村市放射性物質除染実施計画(第1版)
平成23年10月 平成23年11月
●町全域 ●市全域
●平成23年11月1日から5年
●重点期間は2年
●日常生活環境については、平成26年3月末まで
●長期的な目標は、追加被ばく線量が年間
1mSv以下
●具体的な目標として、
①平成25年8月までに、一般公衆の推定年
間被ばく線量を平成23年8月末と比べて、放
射性物質の物理的減衰等を含めて約50%
減尐した状態
②平成25年8月までに、子どもの推定年間
被ばく線量が平成23年8月末と比べて、放射
性物質の物理的減衰等を含めて約60%減
尐した状態
●市民の日常生活における追加被ばく線量(地表面か
ら1mの高さ)を1mSv/年(測定値0.23μSv/時相当)未
満にすること
●住宅・宅地・店舗・民間所有地:町・所有者
●通学路・生活道路で放射線量の高い地
域:町・県・国
●通学路・生活道路で放射線量の低い地
域:町内会・PTA等
●その他の道路・児童公園等:町・県・国、社
協
●学校・保育所・公園・公共施設等:町・県
●賃貸住宅、事業所、工場等:施設管理者
●里山・土手・農地・山林・河川:所有者
●警戒区域:国
●警戒区域以外
○幼稚園・学校関係施設:市、一部市民
○公共施設:市、一部市民。ただし、国道及び県道は
県(私道は所有者、一部市)
○学校関係及び公共施設付近の道路:市、一部市民
○住宅・宅地(優先地域):市民、一部市
○住宅・宅地(その他地域):市民、一部市
○商業施設・工場:所有者
○その他道路:市、一部市民
○農地・森林・河川:国の指針・除染方法等が確定し
次第、決定
●当面は、以下の範囲を重点対象として実
施
○町民が日常生活を過ごす環境:個人住
宅、集合住宅およびその周辺の生活環境
○町民に身近な公共施設:学校、幼稚園、
保育所、道路、公園、その他の公共施設等
●除染作業の優先度を「空間放射線量」と
「土地用途」の視点から設定
○空間放射線量の視点
→ これまでの測定により判明した空間放
射線量の高い地域から重点的に進める
→ 重点除染地区は、今後詳細に計測し
直した上で決定
○土地用途の視点
→ 優先度が高い土地用途:学校・保育
所等、住宅・宅地、通学路、生活道路、公共
広場、公共施設
→ その他の土地用途:民間施設(事務
所・小売店、工場など)、その他の道路、里
山・土手、農地・山林・河川
●農地・山林、河川等は、除染方法が確立さ
れた後に、本計画においてスケジュール化
し、計画期間内に除染を開始
●除染作業の優先度を地域と対象の観点から設定
○地域
→ 優先地域:旧緊急時避難準備区域の地域また
は空間線量1μSv/時以上の地域
→ その他地域:上記以外で、空間線量0.23μSv/
時以上の地域
○対象
→ 優先対象物:幼稚園・学校関係施設、公共施
設、学校関係及び公共施設付近の道路、住宅・宅地
(優先地域)
→ その他対象物:住宅・宅地(その他地域)、商業
施設・工場、その他道路
→ 農地・森林・河川:国の指針・除染方法等が確定
し次第、優先度を決定
●除染は行政区単位で行う。住宅・宅地の除染は、行
政区単位等で市と協議を行いながら、地域ぐるみで計
画的に進めることが望まれる
●当面、町の指定する仮置き場で対応 ●基本的には、国有林に1ヵ所設置することを検討
●しかし、その設置には一定程度の時間を要することが
想定されるため、当面、行政区毎に市と行政区で協議
して一時仮置き場を設置
●行政区一時仮置き場は平成23年の冬以降における
利用開始、仮置き場は平成24年の夏以降における利
用開始と計画
●改定予定の桑折町総合計画の除染に関
する実施計画としての位置づけ
●農地や森林・河川については、国が具体的な除染の
実施基準や方法等を確立した後に本計画を改訂
●中長期スケジュールを示した本計画の策定後、別
途、随時、数ヵ月単位での短期的な除染スケジュール
を策定し、公表する予定
※1:表2(1/3)に同じ
※2:表2(1/3)に同じ
市町村
基
礎
デ
ー
タ
人口(※1)
名称
策定年月
計画対象区域
計画期間
目標
除染実施者
優先順位等
空間放射
線量(※2)
原発避難
ゾーニング
仮置場
備考