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定量データとして 正確 迅速に計測できる計測方法を提案するものである 色を数値で表す方法には 大きく XYZ 表色系と L*u*v* 表色系とがある 一般に人間の感覚量と物理量の関係は非線形であることが多く 光や色の感覚においても例外ではない したがって 物理量に比例した尺度で表される XYZ 色空

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均等色度図を用いた緑視率自動計測装置の開発

財団法人都市緑化機構 都市緑化技術研究所 外崎公知 アドバンストシステムズ株式会社 瀧澤惣一 1.はじめに 居住環境における緑は、景観を構成する重要な要素の一つである。やすらぎ、落ち着き、美しさ など人間の心理に直接及ぼす効果によるものである。この人間の知覚を通して把握される緑は、立 体的に存在する緑であろう。知覚の中心となる視覚については、視覚量として写真の緑視量を用い て分析され、緑視率が高まるにつれ、潤い感、安らぎ感、さわやかさなどの心理的効果が向上し、 真夏日の不快感をやわらげるのに役立つ、また緑視率25%以上で「緑が多い」と感じる等快適性や 緑の多少感との間に密接な関係があることが数多く報告されている1) 2) 3) 4)。 都市における緑景観については、景観緑三法や環境性能表示等を契機に、社会的な関心が高まっ てきている。都市緑地法に基づく「緑の基本計画」や景観法に基づく「景観計画」に、市民が生活 の中で緑の豊かさが実感できる指標として緑視率の計画目標を定めている地方公共団体や、緑視率 の向上を明記している地方公共団体が増えてきている。 平成23 年 5 月に策定された「第1次京のみどり推進プラン」(「京都市緑の基本計画」実施計画) では、人々が感じる“緑の豊かさ(緑に対する満足度)”を向上させるため、目に見える範囲の緑の 割合を計測・評価する「緑視率」等を取り入れながら、今後5年間の目標や実施する事業をまとめ ている。平成 23 年 9 月にソウル市で開催された「都市景観改善のための立体緑化活用方策セミナ ー」において、ソウル市の担当者は市内約500 箇所の緑視率を 2010 年 9 月に計測し平均で 20.35%、 2009 年 9 月(19.32%)よりも 1.03%増加したと報告している。 また、日本学術会議の「魅力ある都市構築のための空間緑化-近未来のアーバングリーニング-」 (平成 19 年 9 月)、産業構造審議会の「工場立地法の課題と今後のあり方について」(平成 19 年 10 月)、(独)都市再生機構の「みどりのちから~緑景観の不動産価値~」(平成 20 年 3 月)、(社) プレハブ建築協会の「まちなみ景観評価の提案」(平成20 年 3 月)等の中でも、緑視率の重要性・ 有効性が指摘されている。 しかしながら、この緑視率については検討すべき課題がいくつかあり、緑視率に含める緑の範囲 又は緑視率の定義に関するものと、緑視率の計測方法に関するものとがあり、これらが密接に関連 し緑視率の環境指標としての一般化を困難にしている。中でも画像に占める緑の面積を計測する方 法 に つ い て は 、 画 像 処 理 ソ フ ト ( 例 え ば Photoshop)による緑色指定法 、方眼法、点 格子板法などの方法(図 1)があるが、いず れも人間による目視計測のため、多くの時間 と労力を要するだけでなく、測定者による誤 差が生じ、正確で客観的なデータを取ること が容易ではないのが現状である。 図 1 これまでの緑視率計測方法 2.緑視率計測方法の概要 本研究では、樹木などの植物の葉の色は、クロロフィルの反射特性に起因して緑に見えること5)6) に着目し、植物の葉の定点観測の結果等により緑に見える範囲(以下、「緑視領域」という。)を精 度よく識別することを試みる。その上で、葉の緑視領域を画像の識別基準に用い緑視率を客観的な

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定量データとして、正確・迅速に計測できる計測方法を提案するものである。 色を数値で表す方法には、大きく XYZ 表色系と L*u*v*表色系とがある。一般に人間の感覚量と 物理量の関係は非線形であることが多く、光や色の感覚においても例外ではない。したがって、物 理量に比例した尺度で表される XYZ 色空間は人間の感覚量のスケールに対応していない。一方、 L*u*v*表色系は、CIE が 1976 年に定めた均等色空間の一つである。XYZ 表色系の xy 色度図は、 均等な知覚尺度を持っていないが、u*v*色度図は、人の眼による等しい色差感を表したものである。 このため、人間の心理に直接影響する緑視領域の識別にはCIE1976 u'v'色度図(図2)を用いる。 本研究は、国営昭和記念公園(立川市、昭島市)において、樹木等の景観画像を撮影し画像中の 葉の色がCIE1976 u'v'色度図上でどのように分布するかを求め、葉の色度分布の範囲を緑視率の識 別基準としようとするものである。 撮影方法は、緑視率に関する文献に記された知見をもとに、 人間が広い場所で全体を見渡す感じのする自然な視野範囲と し、デジタルカメラ(35mm フィルム換算で焦点距離 28mm 相当)で、人の視線に相当する高さ 1.5m で撮影した。詳細 は次の通りである。 ・撮影日時:2008 年 6~9 月の毎月中旬 1 回、10 時~14 時 ・天候条件:快晴、薄曇り ・撮影条件:三脚を使用し水平に、出来るだけ順光下で撮影 定点観測地点で撮影した 24 画像を用いて、1画像当たり 約5~10 箇所の葉の測点(大きさ 25~100 ピクセル相当)を 抽出し、約200 箇所の測点の CIE1976 u'v'色度データを月単位で取得した(図3、図4参照)。多 くの緑の要素が含まれるように、目視により枝や幹等の情報ノイズを除去する方法として、樹冠等 で属性が同一の部分を円形に測定しその平均値を用いた。CIE1976 u'v'色度データの計測には、ア ドバンストシステムズ株式会社製の「カラーコンフォートメータ」を使用した。 図2 CIE1976 u'v'色度図 各月の色度データをCIE1976 u'v'色度図にプロットした上で、u’v’の最大値、最小値、平均値 を求め、6~9 月における葉の色度が分布する領域(以下「緑視色度領域」という。)を特定した。 CIE1976 u'v'色度図は均等色空間であり色差感覚が色度図内の距離とほぼ等しいことから、葉の色 度領域を楕円形で指定することができる。 次に、緑視率の測定データを取得するため、定点観測地点から 12 地点を選択し 2008 年 6~9 月 に撮影した画像を用いて、目視による方眼法により緑視率を測定した。一般に緑視率に含める“緑 ”については、緑被率との関連から植物の属性(樹木の幹・枝・葉・花)や水面等を含めることが 多い(属性緑視率)が、本研究では心理学的・統計学的に有意 7)と考えられる葉の緑視領域に限定 する(色度緑視率)。 具体的には、パソコン・モニター上で計測画像に方眼(45×30)を重ね、肉眼で一法眼中の緑の 割合が50%以上と判定できる場合に当該方眼に 1 を入力し、全て判定後に文字カウント機能を利用 し総数の集計を行い、全方眼数(1,350 メッシュ)に対する割合として緑視率を算定した。方眼を 少し移動させこれを3 回行い、その平均値を緑視率の測定データとした。 上記の画像を用いて、同様に CIE1976u'v'空間の緑視色度領域による緑視データ(緑視率)を算 出するとともに、緑視率の計測方法として画像RGB データを G(green)>R((red),B(blue)とし て緑視領域を識別している事例があることから、G>R,B による緑視データ(緑視率)を算出した。 その上で、葉の量や色が比較的安定する 7 月の 12 地点の画像を対象に、方眼法で測定した緑視 率、CIE1976u'v'空間の緑視色度領域による緑視データ、RGB データの G>R,B による緑視データ で相関分析を実施した。次に、この相関分析の結果を吟味し、7 月の定点画像から重複を除く全 23 画像のデータを用いて回帰分析を実施した。

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3.各種データの算出結果 (1) 植物の葉の色度データの整理 図3 は 7 月における葉の色度分布を CIE1976 u'v'色度図上に示したものであり、色度図上の境界 線(区分線)はカテゴリカルカラー分類*1による 11 色境界線である。また、図3の一部を拡大し たものが図4である。葉の色度は、カテゴリカルカラーのGreen 領域内に分布し、しかも比較的狭 い範囲に集中している。表1 に CIE1976u'v'空間における葉の色度の基本統計量を示す。 図3 CIE1976 u'v'色度図上の葉(7月)の色度分布 図4 図3の色度分布拡大図 表1 定点観測地点で撮影した画像中の葉の色度 u'v'値 (2) 葉の色度領域の特定

葉の色度が CIE1976 u'v'色度図上でどのように変化するかを求め、葉の色度の範囲を CIE1976 u'v'色度図上で傾斜楕円形として特定し、これを緑視率の基準としようとするものである。 表1より各月の平均色度 u'v'値がカテゴリカルカラーの Green 領域内にあることから、6~9 月 までの各月の平均色度u'v'値より、葉の色度の均等色度図上の中心点(以下、「緑視色度中心」とい う。)を求める。 6~9 月の平均色度 u'v'値 u’値 0.188 v’値 0.523 ① 緑視色度中心を軸とする傾斜角度は約10°である。 また、6~9 月までの各月の色度 u'v'値の最小値と最大値から、葉の色度の均等色度図上における 距離を求め、緑視色度中心からの平均距離を求める。 u’値 0.045 v’値 0.032 ② 図3に示す楕円に囲まれた色度 u'v'値の範囲が、葉の色度の均等色度図上における範囲、緑視色 度領域である。 u’値 0.14 ~ 0.23 v’値 0.49 ~ 0.56 ③ (3) 緑視率・緑視データの検討 12 地点の定点観測地点で撮影した画像を用い、方眼法により緑視率を測定するとともに、CIE1 976u’v’空間の緑視色度領域による方法(以下、「緑視色度領域法」という。)及び画像 RGB 色度

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のG>R,B による方法(以下、「色度 G>R,B 法」という。)で緑視データを取得した。緑視率及び緑 視データを表2に示す。 緑視率と各緑視データの相関分析の結果を表3に示す。方眼法による緑視率の測定値と各緑視デ ータの相関係数はいずれも高く、特に緑視色度領域法による緑視データとの相関が高い値を示した。 い値を示した。 表2 緑視率・緑視データ(%) 表3 相関分析の結果 表4 回帰分析の結果 緑視率と各緑視データの相関分析結果をもとに、方眼法による緑視率の測定値を目的変数とし、 緑視データを説明変数に用いて回帰分析を実施した。回帰分析の結果、表4に示すようにP値及び相 関係数から緑視色度領域法の方が色度G>R,B 法より精度よく識別できることが判明した。 4.CIE1976u'v'色度図を用いた緑視率の計測方法 (1) 緑視率の計測方法 CIE1976 u'v'色度図は均等色空間であるため色差感覚が色度図内の距離とほぼ等しいので、樹木 など植物の緑視色度領域を楕円形で指定できる。このことから、CIE1976 u'v'色度図を用いて緑視 色度領域を傾斜楕円形で指定すれば、明度に影響されずに植物の葉の部分を画像の中からより正確 に特定することができると期待される。 CIE1976 u'v'色度図空間における、緑視色度領域の範囲は、次の式(1)となる。

Gu’は CIE1976 u'v'色度図 u’軸上で緑視色度中心からの距離、Gv’は CIE1976 u'v'色度図 v’軸上 で緑視色度中心からの距離,Ga は緑視色度中心からの u’軸上の距離,Gb は緑視色度中心からの v’ 軸上の距離,θ は緑視色度中心を軸とした傾斜角度である。 遠景の樹木などの緑は空気中の水分などにより彩度が低くなる(無彩色領域に向かう)ため、その 色度は均等色度図(CIE1976 u'v'色度図)において、緑視色度中心から光源方向へ移動する。この 点を考慮し、均等色度図(CIE1976u’v’色度図)空間でカテゴリカルカラー分類の無彩色領域(グ レイ領域)にある緑視色度領域を取り除き緑視率を計測する。緑視率の算出方法は、デジタル画像 処理により、画像中からグレイ領域を除いた緑視色度領域を緑視量として抽出し、画像データ全体 に占める緑視量の割合を緑視率として算出するものである。なお、この計測方法は画像中の緑視色 度領域を葉の緑と識別することから、以下の点に留意する必要がある。 (緑と識別しないもの)

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ベニカナメモチやクス等赤い若葉の葉、赤や黄色に紅葉した葉、花や樹幹の部分、光が反射しな い影の部分、遠景の樹木等 (緑と識別するもの) 水面や鏡等に反射した樹木の緑、樹木トンネル下の道路面等の葉群下部(可視光の内、緑の光が やや多くなる)、緑視色度領域内の色で被覆された人工物(塗装、タイル等)等 (2) 緑視率自動計測装置 簡単な操作で正確な緑視率をその場で瞬時に計測・表示し、画像データとともに保存できる緑視 率自動計測装置(アドバンストシステムズ社「アーバングリーング」)を開発した。データ処理の流 れ及び装置の概観等を図5、図6に示す。 図5 自動計測装置でのデータ処理の流れ 図6 自動計測装置の外観と緑視率表示 (3) 有効性 これまで緑視率は、計測方法の煩雑さから特定の地点で撮影された単一画像又はパノラマ画像を 用いることが多かったが、自動計測装置の開発により大量のデータを容易に取得できるようになり、 多面的な調査・分析が可能となる。試みに、銀座三越前~銀座松屋、表参道交差点~アニバーサリ ーの間を10m ピッチで緑視率を計測した(図7、図8)ところ両者の差異が明瞭となり、連続して緑 視率を計測することにより線的な評価・分析にも有効であると考えられる。 図7 表参道(撮影地点2)の画像データ 図8 10m ピッチの緑視率の変化 (4) 効率性 先の撮影画像を用いて、目視による方眼法とアーバングリーニングによる緑視色度領域法により、

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緑視率の測定時間を比較した。撮影及びデータ集計の作業は両者とも同様なので、緑視率計測の効 率性は画像判読の作業時間が大きく影響する。方眼法による 24 枚の判読作業の結果を表5に示す。 なお、方眼メッシュ設定やデータ平均値の算出等に関する所要時間は含めていない。画像判読の作 業が実質ゼロとなることから、緑視色度領域法の効率性は飛躍的に高いことが分かる。 表5 方眼法による所要時間 作 業 平均所要時間 備 考 画像判読(メッシュデータ入力) 1 枚×約 5 分×3 回=約 15 分 熟練度で2 割程度の増減あり 画像・メッシュ調整 1 枚×約 5 分×2 回=約 10 分 計 約25 分 5.おわりに 今回開発した緑視率自動計測装置は、植物の葉の色度領域を特定することにより、測定者による 誤差の影響を受けることなく、客観的且つ定量的な緑視率の自動測定を可能にした。その結果、都 市景観の画像データあるいはシュミレーションした画像データ等の緑視率を瞬時に測定することで きるようになる。緑視色度領域法を都市における緑地の快適性を科学的にモニタリングするための 標準的な手法とすることにより、画像データのアーカイブ化やデータ相互の科学的な比較検証も可 能となる。 都市緑化が、都市の熱環境改善や生物多様性保全はもとより、人間の快適性を高める心理的・生 理的効果を踏まえ、一層促進されることを期待したい。 参考文献 1) 外崎公知:住環境における緑地景観に関する研究-札幌市をケーススタディとして-、北海道大学大 学院農学研究科修士論文、1980

2) Ohno,R. : Ambient Vision of the Environmental Perception : Describing Ambient Visual Information、Proceedings of the 22nd EDRA Conference, Mexico、1991

3) 青木陽二:1974 年からの緑視研究の歴史、環境情報科学 34(4)、46-49、2006

4) 国土交通省都市・地域整備局:都市の緑量と心理的効果の相関関係の社会実験調査について、2006、 国土交通省ホームページhttp://www.mlit.go.jp/kisha/kisha05/04/040812_3_.html、2009.5.15 更新、 2009.5.16 参照

5) Inada, Katsumi:Spectral Ratio of Reflectance for Estimating Chlorophyll Content of Leaf、Japan Jour. Crop Sci.、54(3)、261-265、1985

6) 吉川賢他:樹木の葉のクロロフィル濃度の季節的変化、日緑工誌、19(4)、215-222、1994 7) 加藤雪枝:2 色配色に対する心理的及び生理的反応、日本色彩学会誌、29(3)、210-219、2005 8) 外崎公知:植物の葉の色度領域を用いた緑視率の新たな計測手法に関する基礎的研究、ランドスケー

プ研究(オンライン論文集) Vol.3、20-31、2010

9) Saitoh, M , Takizawa, S, Tonosaki, K:A Measurement Method of the Ratio of Vertical Green Coverage with Leaves Colors、Proceeding of the 2nd International Conference of Urban Biodiversity and Design(URBIO 2010)、2010

*1 カテゴリカルカラー分類

提唱者である Berlin and Kay によれば、発達した文化を有する国や民族の言語には「文化・言語の 違いによらず」カテゴリカルカラーの基本分類は、赤、橙、黄、緑、青、紫、茶、桃、白、灰、黒 の 11 色となる。言語学的に調査した結果から出てきた概念。

参照

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