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プレキャストコンクリート防護柵(PGF)の

製造及び施工における品質管理基準

平成 17 年 6 月

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目 次 1.総 則 1.1 適用範囲 ···1 1.2 品質管理の意義 ···1 2.PGFの製造品質管理基準 2.1 一般事項 ···2 2.2 PGFの製造工程図 ···2 2.3 コンクリートの品質基準 ···3 1)コンクリート用材料 ···3 (1)セメント ···3 (2)細骨材 ···3 (3)粗骨材 ···3 (4)混和材 ···3 (5)練り混ぜ用水 ···4 (6)混和剤 ···4 2)鋼 材 ···4 (1)鉄 筋 ···4 (2)PC鋼棒 ···4 (3)PC鋼より線 ···4 (4)PC鋼材定着具 ···4 (5)PGF固定用アンカー筋及び付属品 ···5 3)材料の管理試験 ···5 (1)一 般 ···5 (2)コンクリート材料の定期管理試験 ···5 ⅰ)セメントの管理方法 ···5 ⅱ)細骨材及び粗骨材の管理方法 ···5 ⅲ)混和剤の管理方法 ···5 4)コンクリート材料の日常管理試験 ···5 (1)細骨材の管理方法 ···5 (2)粗骨材の管理方法 ···5 (3)現場配合の修正 ···6 5)鉄筋の管理試験 ···6 (1)一 般 ···6 (2)試 験 ···6 6)PC鋼棒及びPC鋼より線の管理試験 ···6

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2.4 コンクリートの配合及び管理試験 ···7 1)コンクリートの配合 ···7 (1)一 般 ···7 (2)配合条件 ···7 (3)配合設計 ···7 (4)試し練り ···8 2)フレッシュコンクリートの管理試験 ···8 (1)一 般 ···8 (2)試験方法 ···8 (3)試験頻度 ···9 (4)判 定 ···9 (5)不合格品の処置 ···9 (6)報 告 ···9 3)コンクリート圧縮強度の管理試験 ···9 (1)一 般 ···9 (2)供試体の製作方法 ···9 (3)強度の管理方法 ···9 (4)管理図法による管理方法 ···10 (5)判 定 ···11 (6)不合格の場合の処置 ···11 (7)報 告 ···11 2.5 養 生 ···11 1)養生方法 ···11 2)養生記録 ···11 2.6 外観形状寸法の管理方法 ···11 1)一 般 ···11 2)外観検査 ···11 3)寸法検査 ···12 4)不合格の場合の処置 ···13 5)報 告 ···13 3.PGFの施工品質管理基準 3.1 一般事項 ···14 1)適用範囲 ···14 2)施工管理の意義 ···14 3)施工計画及び仮設備等 ···14

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4)工程管理 ···14 3.2 PGFの施工要領図 ···15 1)埋込み式 ···15 2)固定式 ···15 3.3 埋込み式の施工管理 ···16 1)基礎工 ···16 2)敷 設 ···16 3)目 地 ···16 (1)材料・配合及び注入 ···16 (2)圧縮強度 ···16 4)PC鋼材の緊張管理 ···17 (1)緊張力と伸び量の算出 ···17 (2)緊張管理 ···23 (3)管理記録の整理 ···25 3.4 固定式の施工管理 ···25 1)基礎工 ···25 2)敷 設 ···25 3)PC鋼材の緊張作業 ···26 4)目 地 ···26 4.提出資料及び様式 4.1 PGF製造に関する提出資料 ···26 1)工場設備の概要 ···26 2)コンクリート用材料の銘柄・産地及び試験成績表 ···26 3)コンクリートの配合試験結果 ···26 4)フレッシュコンクリートに関する試験結果 ···26 5)コンクリート圧縮強度試験結果 ···26 6)PC鋼材の材料規格証明書 ···26 7)鉄筋の材料規格証明書 ···26 8)外観形状・寸法検査結果 ···27 4.2 施工に関する提出資料 ···27 1)工程管理 ···27 2)出来形管理 ···27 3)PC緊張管理結果 ···27

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1.総 則 1.1 適用範囲 本基準は、プレキャスト・ガードフェンス協会会員が製造販売するコンクリート製防護柵(以下、PGFと いう。)の製造及び施工に係わる品質管理に適用する。 この適用に当たっては、現地の状況を十分に勘案し、現場に適合した管理を行うように留意しなければなら ない。 1.2 品質管理の意義 品質管理は、契約図書に定められた品質を経済的かつ合理的に管理するために工程の各段階においてそれぞ れの必要な品質を確認することである。 一般的な品質管理では、規格に合致しているか否かを工程において確認し、問題があればこれを改善するこ とである。 しかし、土木工事においては工事の最終段階において手戻りしにくいことが多く、また、例えできたとして も非常に費用がかかるため、施工過程の各段階毎に品質を確認しつつ施工することが重要な意義を持っている。 したがって、品質管理は、請負人としては契約書類に示された品質規格を、十分に満足する工事目的物を効 率的に作るための手段として行うものであり、また極めて重要なことであると位置付けられるものであるため、 PGFとして要求される品質確保のための請負人が遵守しなければならないものである。

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2.PGFの製造品質管理基準 2.1 一般事項 製造者は、プレキャストコンクリート製防護柵としての指示があった場合は、その製造に先立ち、品質基準 に適合する配合を決定するための基準試験を行った後、製造工場名、使用材料の品質試験結果、コンクリート の配合設計結果、製造計画(計量及び練り混ぜ方法、成形方法、養生方法)について監督員の承諾を得るもの とし、承諾を得た後に製造を開始するものとする。 2.2 PGFの製造工程 PGFの製造工場におけるフローを示すと、図−2.1 のとおりである。 スランプ・空気量検査 鋼 材 コンクリート用材料 バッチングプラント計量 コンクリート 鉄筋篭製作 付属品取付 ストックヤード 脱 型 養 生 振動成形 コンクリート注入 型枠組立 出 荷 受入検査 組立検査 材料受入試験 計量器検査 外観形状寸法検査 コンクリート圧縮強度試験 図−2.1 PGFの製造工程図

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2.3 コンクリートの品質基準 1)コンクリート用材料 コンクリートの材料及びその材料貯蔵は、「コンクリート標準示方書(施工編)」に示す規定を適用するもの とする。 (1)セメント セメントは、JIS R 5210(ポルトランドセメント)に適合する普通ポルトランドセメント又は早強ポル トランドセメントを使用する。 (2)細骨材 細骨材の品質は、表−2.1 及び表−2.2 に適合するものとし、砕砂を使用する場合は、JIS A 5005(コン クリート用砕石及び砕砂)また高炉スラグ細骨材を使用する場合は、JIS A 5011−1(コンクリート用ス ラグ骨材−第1部:高炉スラグ骨材)に適合するものを使用する。 表−2.1 細骨材の品質【JIS A 5308 附属書 1(レディーミクストコンクリート用骨材)】 品質特性 規格値 吸水率(%) ※1 粘土塊量(%) 骨材の微粒分量試験方法で失われる量(%) 有機不純物 塩化物量(%) アルカリ骨材反応 ※2 3.5 以下 1.0 以下 3.0 以下 標準色液の色よりも淡い 0.04 以下 無害であること ※1 使用者の承認を得た場合は、4.0 以下としてもよい。 ※2 規格外の場合は、JIS A 5308 附属書 2 による処置を講じる。 表−2.2 細骨材の標準粒度 ふるいを通るものの質量百分率(%) ふるいの呼び寸法 (mm) 種 類 10 5 2.5 1.2 0.6 0.3 0.15 砂 100 90 100 80 100 50 90 25 65 10 35 2 10 (3)粗骨材 粗骨材の品質は、表−2.3 に適合するものとし、砕石を使用する場合は、JIS A 5005(コンクリート用砕 石及び砕砂)また高炉スラグ細骨材を使用する場合は、JIS A 5011−1(コンクリート用スラグ骨材−第 1部:高炉スラグ骨材)に適合するものを使用する。 表−2.3 粗骨材の品質【JIS A 5308 附属書 1(レディーミクストコンクリート用骨材)】 品質特性 規格値 吸水率(%) ※1 粘土塊量(%) 骨材の微粒分量試験方法で失われる量(%) アルカリ骨材反応 ※2 3.0 以下 0.25 以下 1.0 以下 無害であること

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※1 使用者の承認を得た場合は、4.0 以下としてもよい。 ※2 規格外の場合は、JIS A 5308 附属書 2 による処置を講じる。 ただし、使用する粗骨材の最大寸法は、25mm 以下のものとする。 (4)混和材 混和材料を使用する場合は、PGFの品質に有害な影響を及ぼさないものでなければならない。 (5)練り混ぜ用水 コンクリートの練り混ぜに用いる水は、JIS A 5308 附属書 3(レディーミクストコンクリートの練混ぜ に用いる水)に規定する上水道水を原則とする。 上水道水以外の水を用いる場合は、表−2.4 に適合するものとする。 表−2.4 水の品質【JIS A 5308 附属書 3】 項 目 品 質 懸濁物質の量 溶解性蒸発残留物の量 塩化物イオン(Cl−)量 水素イオン濃度(PH) ※1 2g/l 以下 1g/l 以下 200ppm 以下 5.8∼8.6 ※1 JSCE-B 101 (6)混和剤 混和剤は、JIS A 6204(コンクリート用化学混和剤)に適合するものを使用する。 2)鋼 材 (1)鉄 筋

鉄筋は、JIS G 3112(鉄筋コンクリート用棒鋼)に規定する SD295A 又は SD345 及び JIS G 3532(鉄線) に規定するSWM-B に適合するものを使用する。 (2)PC鋼棒 緊張力導入用としてPC鋼棒を用いる場合は、JIS G 3109(PC鋼棒)に規定するB種1 号SBPR 930/1080 φ26mm のアンボンド加工処理したものを使用する。 ただし、PGFが固定式の場合は、同種類のφ13mm のアンボンド加工処理したものを使用する。 (3)PC鋼より線 緊張力導入用としてPC鋼より線を用いる場合は、JIS G 3536(PC鋼線及びPC鋼より線)に規定す るSWPR19 1Tφ21.8mm のアンボンド加工処理したものを使用する。 (4)PC鋼材定着具 ⅰ)PC鋼棒の場合 支圧板は、JIS G 3101(一般構造用圧延鋼材)に規定するSS400 に適合するもので、寸法が110×110×28t のものとする。 定着ナットは、JIS G 4051(機械構造用炭素鋼鋼材)に規定する S45C に適合するもので、六角形状 のφ26mm 用を使用する。 PC鋼棒の接続用カップラーは、JIS G 4051(機械構造用炭素鋼鋼材)に規定する S45C に適合する

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ⅱ)PC鋼より線の場合 支圧板は、JIS G 3101(一般構造用圧延鋼材)に規定するSS400 に適合するもので、寸法が100×135×28t のものとする。 ただし、支圧板には、JIS G 3452(配管用炭素鋼管)に規定する SGP40A の長さ 50mm のものを溶 接で取り付ける。 定着グリップは、JIS G 4802(ばね用冷間圧延鋼帯)に規定する S55C に適合する外径 65mm×長さ 75mm のスリーブと、JIS G 3441(機械構造用合金鋼鋼管)に規定する SCM415 に適合する 4 分割され たウエッジを使用する。 (5)PGF固定用アンカー筋及び付属品 PGFのF型でボルト固定式の場合は、コンクリート基礎部との接合のためのアンカー筋として、ア ンカーに樹脂がセットされているケミカルアンカー[♯24CA M24(D25)×225mm−両端 55mm ネジ付] を用いるものとする。 また、付属品として、アンカープレート(60×60×12mm)及びワッシャ(φ393.2mm)、ナット(M24 用)を使用する。 3)材料の管理試験 (1)一 般 コンクリート材料の管理試験は、日常の受入検査のほか定期管理試験によって品質基準を満足してい るかを確認しなければならない。 (2)コンクリート材料の定期管理試験 ⅰ)セメントの管理方法 試験成績表の試験値が規定値を満足しているかどうかを確認する。 ⅱ)細骨材及び粗骨材の管理方法 コンクリート材料の品質基準に示した項目について、その試験規定に基づき試験を行い、規定値を 満足しているかどうかを確認する。 また、日常管理試験におけるコンクリートスランプ、空気量、温度、塩化物イオン量、所定材令に おける強度の変動の関係を調査する。 JIS A 1146(骨材のアルカリシリカ反応性試験(モルタルバー法))で、試験値が規格値に近い値で 合格した場合には、試験の頻度を高めて管理するようにする。 ⅲ)混和剤の管理方法 試験成績表の試験値が規定値を満足しているかどうかを確認する。 4)コンクリート材料の日常管理試験 (1)細骨材の管理方法 ⅰ)粒度については、限度見本によって入荷ごとに目視によって確認する。 ⅱ)表面水は、変動が大きいものであり、特にプラントの休止後の初回以後の変動が大きくなりやすいの で測定回数を多くし、その都度表面水補正装置で補正を行う。 ⅲ)海砂と川砂を混合する方法や海砂を脱塩して細骨材として用いる場合には、表−2.1 に示す許容限界値 を超えないよう管理する。 (2)粗骨材の管理方法 ⅰ)粒度については、限度見本によって入荷ごとに目視によって確認する。 ⅱ)粗骨材の表面に粘土分が付着しているかどうか目視によって確認する。

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(3)現場配合の修正 (1)、(2)による骨材の品質変動又は気温によるコンクリート温度の変化がある場合、社内規格に規定す る方法によって現場コンクリート配合の修正を行う。 5)鉄筋の管理試験 (1)一 般 PGFの製作に使用する鉄筋の材質規格証明書(写)を資料として添付する他、工事における鉄筋の径別、 種類別で使用量が10t を超える場合は、以下の試験を実施するものとする。 また、試験の実施は公的試験機関(大学を含む)に依頼するものとする。 (2)試 験 鉄筋の試験は、引張試験、曲げ試験、曲げ戻し試験について実施する。 ⅰ)引張試験 試験片は、JIS Z 2201(金属材料引張試験片)に規定する 2 号又は 3 号試験片とし、機械加工は一切 行わないものとする。 その試験本数は、製鋼メーカー同一種類につき各径3 本とする。 試験方法は、JIS Z 2241(金属材料引張試験方法)によるものとし、降伏点は 0.2%耐力及び引張強 さを求める場合の断面積は、JIS G 3112(鉄筋コンクリート用棒鋼)に規定する公称断面積を用いるも のとする。 試験結果は、JIS Z 3112 に規定する機械的性質を満足するものでなければならない。 ⅱ)曲げ試験 試験片は、JIS Z 2204(金属材料曲げ試験片)の押し曲げ法に規定する 2 号試験片とし、機械加工は 一切行わないものとする。試験本数は引張試験の場合と同様とする。 試験方法は、JIS Z 2248(金属材料曲げ試験方法)の押し曲げ法又は巻き付け法によるものとし、曲 げ角度及び内側半径はJIS G 3112 によるものとする。 試験片を曲げ装置から取り外した後、わん曲部の外側にさけ傷その他の欠点があってはならない。 ⅲ)曲げ戻し試験 試験片は、JIS Z 2204(金属材料曲げ試験片)に規定する 2 号試験片で、対象呼び径はD13∼D22 とし、試験本数は引張試験の場合と同様とする。曲げ戻し試験の方法は、表−2.5 によって行い、試験 片に亀裂が生じてはならない。 表−2.5 曲げ戻し試験方法 【日本道路公団 施工管理要領基準集 2-2-9 鉄筋の管理試験】 項 目 規 定 値 曲げ角度 90 度 曲げ戻し角度 90 度 曲げ半径 内側半径 D16 以下 2.5 D D 16 超 3.0 D 時効処理 試験片の温度を1 時間 100℃に保持 試験温度 20℃ 6)PC鋼棒及びPC鋼より線の管理試験 PC鋼棒及びPC鋼より線の材質規格証明書を確認し、その写しを資料として添付するものとする。

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2.4 コンクリートの配合及び管理試験 1)コンクリートの配合 (1)一 般 コンクリートの配合は、所要の強度(35N/mm2以上)、スランプ、空気量が得られる範囲で、コンクリー トの耐久性を考慮し、単位水量ができるだけ少なくなるように決定するものとする。 配合計画から示方配合決定までのフローを図−2.2 に示す。 (2)配合条件 契約書類等に記載されている事項の他、表−2.6「コンクリート配合設計のための品質基準」を参考に 示す。 表−2.6 コンクリートの配合設計のための品質基準 品 質 基 準 圧縮強度 (N/mm2) ス ラ ン プ (cm) 空 気 量 (%) 粗 骨 材 の 最 大 寸 法 (mm) セ メ ン ト の 種 類 最 低 単 位 セメント量 (kg/m3) 混 和 剤 の 種 類 最 大 の 水 セメント比 (%) 最大塩化 物イオン量 (Cl−) (kg/m3) 35 ∼ 4±1.5 25 以下 N、H − AS 60 0.3 (3)配合設計 ⅰ)コンクリートの配合設計は、図−2.3 に示す手順で行うものとする。 配合条件(表−2.6) 変動係数(標準偏差)の設定 割増し係数αの設定(一般にαは、1.10≦α≦1.25 程度) 目標強度σγの設定 計画配合(単位水量が最小となるように定める) 図−2.3 配合設計の手順 配合条件 配合設計(計画配合を定める) 試し練り(圧縮強度、スランプ、空気量、塩化物イオン含有量試験) 示方配合の決定(発注者の承諾を得る) 図−2.2 配合計画から示方配合決定までのフロー

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ⅱ)コンクリートの配合条件は、コンクリートの打ち込み箇所におけるもので、コンクリートの打設時期、 現場状況、打設機械等を考慮して、プラントにおける目標スランプ、空気量を定めるようにする。 ⅲ)計画配合の単位水量は、計画配合に示される単位セメント量に対してできるだけ少なくなるように配 合設計しなければならない。 (4)試し練り コンクリートの試し練りは、計画配合に基づきコンクリートを練り、目標圧縮強度、目標スランプ、 目標空気量及び塩化物イオン量が規定値以内にあること等を確認し、示方配合決定のための資料を得 るためのものである。 試し練りの一般的な流れを図−2.4 に示す。 2)フレッシュコンクリートの管理試験 (1)一 般 フレッシュコンクリートの管理試験とは、スランプ、空気量、温度、塩化物イオン量及び運搬、打ち 込み時間の管理をいう。 (2)試験方法 ⅰ)試料は、コンクリートの打ち込み箇所において、JIS A 1115(フレッシュコンクリートの試料採取 方法)により採取する。 ⅱ)試験は、スランプをJIS A 1101(コンクリートのスランプ試験方法)、空気量を JIS A 1128(フレ ッシュコンクリートの空気量の圧力による試験方法−空気室圧力方法)、コンクリート温度は棒状温 度計によって測定する。 塩化物イオン量は、(財)国土開発技術研究センターが技術評価した簡易塩分測定器によって測定す るものとし、測定器は所定の精度(0.1∼0.5% Cl−WATER で±10%)以内にあることを確認されて いるものを使用する。 計画配合 練り混ぜ試験(A、B、C 配合:A 及びC 配合は、 B 配合に対して W/C3∼5%減少及び増加した配合) 各配合の強度試験用供試体作成(空気量、スランプの確認) 強度試験 強度とセメント水比等の関係式の作成 セメント量の確認 示方配合の決定 図−2.4 試し練りの手順

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(3)試験頻度 スランプ、空気量、コンクリート温度、塩化物イオン量は、コンクリートを打ち込む日毎に運搬車の最 初の1 台について測定するものとする。 ただし、スランプは連続して2 回測定し、所要のワーカビリチーが得られているかを確認する。変動が 大きい場合は、更に試験を継続するものとする。 また塩化物イオン含有量試験は 1 回の試験において 3 回の測定を行いその平均値を試験値とする。 (4)判 定 フレッシュコンクリートは、次の条件を満足した場合に合格とする。 ⅰ)フレッシュコンクリートのスランプ、空気量の試験値が表−2.6 に規定する値以内であること。 ⅱ)フレッシュコンクリートの温度は、社内規格の「暑中コンクリート」及び「寒中コンクリート」に 規定する値以内であること。 ⅲ)フレッシュコンクリートの塩化物イオン量の試験値が表−2.6 に規定する値以内であること。 ⅳ)運搬及び打ち込み時間は、外気温が25 を越える時は 1.5 時間以内であること。ただし、25 以下の 時でも2 時間を超えてはならない。 (5)不合格品の処置 ⅰ)(4)に規定する値を満足しない場合は、不合格品として運搬車のコンクリートは、廃棄しなければ らない。 ⅱ)不合格の場合は、その後の運搬車については連続してフレッシュコンクリートの管理試験を実施し、 試験値が(4)を満足し大きい変動がないことが確認できた段階で通常の試験頻度に戻す。 (6)報 告 試験結果は、様式−2 にまとめて報告するものとする。 3)コンクリート圧縮強度の管理試験 (1)一 般 コンクリート圧縮強度の管理試験は、構造物に使用するコンクリートが所要の設計基準強度が得られたか 判断するためのものであり、重要な試験である。 (2)供試体の製作方法 供試体の製作方法は、コンクリートの打ち込み箇所において、JIS A 1115(フレッシュコンクリートの 試料採取方法)により試料を採取して、JIS A 1132(コンクリートの強度試験用供試体の作り方)により 供試体を製作する。 1 回の供試体の採取本数は 3 本とし、製品と同一養生条件によって所定材令で試験を行うものとする。 なお、供試体の寸法は、原則として表−2.7 に示すとおりとする。 表−2.7 円柱供試体の寸法 粗骨材の最大寸法 円柱供試体寸法 20mm 又は 25mm 10φ×20cm (3)強度の管理方法 ⅰ)試験方法 JIS A 1108(コンクリートの圧縮強度試験方法)により圧縮強度試験を行う。

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ⅱ)管理基準 コンクリート圧縮強度試験はJIS A 5364(プレキャストコンクリート製品−材料及び製造方法の通 則)附属書(参考)に基づき、次の条件を満足するように品質管理を行わなければならない。 a)1 回の試験値は、任意の 1 バッチから採取した試料で作成した 3 個の供試体の平均値で表し、 その平均値は設計強度の90%以上とする。 b)連続 3 回の試験の平均値は、設計強度以上とする。 上記の条件の基準値を表−2.8 に示す。 表−2.8 コンクリートの強度の管理基準 ※ 材令 14 日以前に出荷の場合は、製品と同一養生を行った供試体で、設計基準強度以上であること を確認しなければならない。 (4)管理図法による管理方法 ⅰ)様式−3 の記入方法 圧縮強度の管理図は、様式−3「コンクリートの圧縮強度試験報告書」に示す中心線(x管理図)、 移動範囲(Rs 管理図)、測定範囲(Rm 管理図)を記入する。また、判定に規定する合格判定のた めの管理限界線をそれぞれ実線及び破線で記入する。 ⅱ)管理作業 a)様式−3 の記入結果から圧縮強度の試験値に対して、次に示す管理作業を行わなければならな い。 ① 打点が管理限界線の外に出た場合、明らかに工程の異常が起こったと見て、直ちに異常の 原因を追究してそれを取り除き工程を正常な状態に戻す。 ② 打点が外側限界線と内側限界線との間に入った場合は、工程に異常が起きている可能性も あるので原因を調査して原因があれば、 と同じ処置をとるが、原因がなければそのままに しておく。 ③ 打点が内側限界線の中にある場合で、 中心線の片側に続いて 5 点出た場合 ・・・・・要注意 〃 6 〃 ・・・・・調査開始 〃 7 〃 ・・・・・技術的活動開始 b)aによる管理作業の結果、所定材令強度の試験値は、次の条件を満足するように努めなければ ならない。 ① 圧縮強度の試験値の平均は、目標強度以上であること。 ② 圧縮強度の試験値の標準偏差は、目標強度を決定するために定めた標準偏差以下であるこ と。 最初の10個 11∼30個 31個後30個ごと 標準偏差 σ0 内側 限界線 外側 限界線 外側 限界線 中心線 m1 標準偏差 σ1 コンクリート の品質基準 σck (N/mm2 コンクリートの 圧縮強度管理基準 管  理  図  法 目標強度 計算方法 最低強度 σmin 強度検査 方法 中心線 m1 標準偏差 σ1 内側 限界線 内側 限界線 外側 限界線 (N/mm2 (N/mm2 中心線 m0 (N/mm2 (N/mm2 (N/mm2 (N/mm2 (N/mm2 (N/mm2 (N/mm2 (N/mm2 (N/mm2 (N/mm2) (N/mm2 35 σγ= σmin+T1σ σγ= σck +T2σ/31/2 31.5 k1≧0.90 k2≧1.00 配合設計に おいて示方 配合とした 単位セメント 量に対する 所定材令強 度σi 配合設計時 に 考慮した 目標強度 の 標準偏差 m0±1.732 ×σ0 m0±3σ0 最初から10 個の 所定材令 強度の 平均値 最初から 10個の 所定材令 強度の 標準偏差 m1±2σ1 m1±3σ1 m1±3σ1 前回の 30個の 所定材令 強度の 平均値 前回の 30個の 所定材令 強度の 標準偏差 m1±2σ1

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(5)判 定 圧縮強度の試験値については次のとおり判定するものとする。 ⅰ)供試体3 個 1 組の平均値を 1 回の試験値(Xi)として、次の 2 条件を満足する場合には合格とする。 a)k1≧0.90 b)k2≧1.00 ⅱ)i で用いた記号は、次に示すものを表す。 、 K2= Xi3 σck K1= Xi σck Xi3:1 回の試験値Xi から 2 回前の試験値Xi-2までの3 回の試験値の平均値 i=n-2nΣXi Xi3= 3 σck:所定材令におけるコンクリート圧縮強度(表−2.6) (6)不合格の場合の処置 所定材令における強度が不合格となった場合には、すみやかに発注監督員に報告しなければならない。 また、不合格となった試験値が得られた検査対象打設量に該当する製品は、発注者監督員の指示によ り適切な処置をとるものとする。 (7)報 告 試験結果は、様式−3 に整理し、報告する。 2.5 養 生 1)養生方法 養生は、常圧蒸気養生又は、コンクリート打設後 5 日間の湿潤養生を行うものとする。 常圧蒸気養生を行う場合には、型枠のまま養生室に入れて行うものとし、カプセルを用いて養生を行う場合 は、十分な空間を確保しなければならない。 蒸気は、養生室内の温度が均等に上昇するように通さなければならない。 また、養生方法に関する下記の条件を満足しなければならない。 前 置 時 間:2 時間以上 温度上昇率:20℃/hr 以下 最 高 温 度:60℃以下、3 時間以上保持 温 度 降 下:出来るだけ外気温と同一になるまで保温除冷とする。 二 次 養 生:常圧蒸気養生を行った製品は、型枠脱型後は自然養生を行うものとする。 2)養生記録 常圧蒸気養生をする場合は、前置時間、温度上昇率、最高温度とその保持時間及び温度降下の状況を自動 記録するものとする。 湿潤養生をする場合は、養生期間を記録する。 2.6 外観形状寸法の管理方法 1)一 般 製品は、その質が密で有害な傷がなく、形状寸法が正しく、据え付けたとき露出する面が平らで外観がよ くなければならない。そのため次の検査を実施する。 2)外観検査 (1)外観検査は、全数について行う。 (2)外観検査項目及び判定基準は、表−2.9 のとおりとする。

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表−2.9 外観検査項目及び判定基準 検 査 項 目 判 定 基 準 ヘアークラック 幅0.1mm 以上又は長さ 30cm 以上のものがあってはならな い。 気泡 直径が15mm 以上又は深さ 5mm を越えてはならない。 鉄筋露出 あってはならない。ただし、脱型時の吊り上げ筋は除く。 製品のそり、ねじれ 15mm 以上あってはならない。 表面の凹凸 3mm 以上あってはならない。 施工後露出する面 施工後露出しない面 角欠け 2cm2を越えるものが3 箇所 以上あってはならない。 2cm2を越えるものが4 箇所 以上あってはならない。 豆板 あってはならない。 25cm2以上があってはならな い。 ペースト漏れ 300cm2以下であること。 600cm2以下であること。 (3)外観検査において、気泡、表面の凹凸、角欠け、豆板、ペースト漏れの項目で不合格となった製品につ いては、補修を行い再度外観検査を行う。 3)寸法検査 (1)ロットの大きさと抜き取り個数は、形状が異なるごとに 10 個又はその端数を 1 ロットとして、その中か ら1 個を無作為に抜き取るものとする。 (2)形状寸法の測定箇所は、図−2.5 のとおりとする。 図−2.5 形状寸法の測定位置 (3)PGFの寸法の許容差 PGFの寸法の許容差は、表−2.10 のとおりとする。 表−2.10 PGFの寸法の許容差 (単位:mm) 上 幅 A1、A2 下 幅 B1、B2 高 さ H1、H2 長 さ L1、L2 ±3 +5 −3 +5 −3 +6 −3

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(4)抜き取り検査で不合格の場合の処置 形状寸法検査で不合格となった場合は、残りを全数検査とし合否を判定する。 4)不合格の場合の処置 外観及び形状寸法検査において不合格となった製品については、良品と区別し、不良品置場に置くものとす る。 不良品となった原因を追求し、必要な対策を講じ、再発防止に努めなければならない。 5)報 告 検査結果は、納入に際し、速やかに様式−4 にしたがってまとめ、報告しなければならない。

(18)

3.PGFの施工品質管理基準 3.1 一般事項 1)適用範囲 本要領は、PGFの現場敷設における施工管理に適用する。 この適用にあたっては、現地の状況を十分に勘案し、現場に適合した管理を行うよう留意しなければならな い。 2)施工管理の意義 施工管理は、契約図書に定められた品質を経済的かつ合理的に管理するため、施工工程の各段階において、 それぞれの品質を確認することである。 一般的に行われている品質管理は、出来上がった製品の品質を調べて、製造工程における問題点を発見し、 これを改善することである。しかし、土木工事は、工事の最終段階において手戻りしにくいとが多く、たとえ 出来たとしても費用がかかる。したがって、発注者が要求する品質を理解し、その品質確保のため、施工過程 の各段階ごとに品質を確認して施工することが重要な意義を持つことになる。 3)施工計画及び仮設備等 (1)PGF施工要領書(平成 17 年 6 月)に記載する内容に従って施工計画書を作成する。 (2)施工範囲を測量し、平面図、縦断図及び横断図を作成するとともに、測量と埋設物調査で得られた情 報をもとに、PGFを敷設する線形計画を作成する。 (3)埋設物がある場合は、その保護工を行い、施工計画書にしたがって、安全管理及び交通管理は、支障 のないように行わなければならない。 (4)工事搬入路は、工事用資材搬入と工程確保のための重要なポイントとなる。 搬入路には、交通整理員を配置し、交通車両に支障をきたすことのないように配慮し、工事完了後は撤 去し、原形に復旧する。 (5)運搬道路や搬入路の維持管理は十分に行うものとし、路面の凹凸が著しい場合は、切り込み砕石などに より補修を行う。 また、砂利道で砂ほこりの多い場合などには、散水などの処置を実施する。 4)工程管理 工程管理については、バーチャート方式により作成した実施工程表で総合的に管理する。 また、必要に応じて工事の進捗状況の確認を受けるとともに、実施工程については、日々管理する。

(19)

3.2 PGFの施工要領図 1)埋込み式 2)固定式 図−3.1 埋込み式の施工フロー 図−3.2 固定式の施工フロー ① 測量・埋設物調査・線形計画等 ② 埋設物保護工・安全設備の設置および保安要員の配置 ③ 舗装の切断・既設物の撤去 ④ 基準線出し ⑤ 路盤掘削・転圧砕石基礎路盤工・均しコンクリート基礎路盤工 ⑥ プレキャストコンクリート防護柵の芯出し・レベル出し ⑦ 不陸調整工・不陸調整空練りモルタル工・砂敷き均し工 運 搬 プレキャストブロックの製造(JIS 工場) ⑧ プレキャストブロックの据え付け工(トラッククレーン架設) ⑨ プレキャストブロック間目地型枠工および無収縮モルタル充填工 ⑩ PC 鋼材配置工 ・PC 鋼より線(1T21.8 ㎜アンボンド処理) アンボンド被覆切断および定着具セット ⑪ PC 鋼材の緊張工 P=294kN 導入 ⑫ PC 鋼材定着切欠部の無収縮モルタル充填工 ⑬ ブロック下端両側の舗装またはシールコンクリート工 ⑭ 視線誘導標識などの取付工 ⑮ 検 査 ① 測量・埋設物調査・線形計画等 ② 埋設物保護工・安全設備の設置および保安要員の配置 ③ 路側部舗装の切断・既設物の撤去 ④ 基準線出し ⑤ 路側路盤掘削・コンクリート基礎の施工 ⑥ プレキャストコンクリート防護柵の芯出し・レベル出し ⑦ 不陸調整工(不陸調整空練りモルタル工) 運 搬 プレキャストブロックの製造(JIS 工場) ⑧ プレキャストブロックの据え付け工(トラッククレーン架設) ⑨ プレキャストブロック間目地型枠工および無収縮モルタル充填工 ⑩ PC 鋼材配置工 ・PC 鋼より線(1T21.8 ㎜ アンボンド処理) アンボンド被覆切断および定着具セット ⑪ PC鋼材の緊張工 P=294kN 導入 ⑫ PC鋼材定着切欠箱の無収縮モルタル充填工 ⑬ ブロック裏側とコンクリート基礎突起間のモルタル施工 ⑭ ブロック下端固定部の舗装またはシールコンクリート工 ⑮ 視線誘導標識などの取付工 ⑯ 検 査

(20)

3.3 埋込み式の施工管理 1)基礎工 (1)PGFを設置するための基準になる基準線出しは、重要であるので監督員や元請業者の立会いのもとで実 施する。 (2)基準線及び基準高さ等の引照点は、確実な方法で行う。 (3)床掘りの幅及び深さは、設計図書に基づき、丁張り等によって実施するが、掘削延長 40m 毎に規定厚さに なっているかを確認しなければならない。 (4)砕石基礎の場合は、砕石敷厚さを 100mm とし、十分な転圧を行い、施工延長 40m 毎に規定厚さとなって いるかを確認しなければならない。 (5)不陸調整は、コンクリート基礎が容易であり、地盤状態等によって対応する。 (6)PGFの敷設における地盤の必要耐荷力は、150kN/m2程度であり、地盤が軟弱な場合は、地盤改良等を検 討しなければならない。 2)敷 設 (1)製品の荷降しや敷設時の吊り込み時に衝撃を与えないように丁寧に取り扱うようにしなければならない。 特に、製品の欠けや目地部用止水材に損傷を与えないようにする。 (2)クレーン等の能力は、十分に余裕を持った機種を使用する。 (3)敷設では、PGFの上端面又は、側面の相対変位量が 3mm 以内となるよう、各PGF毎に管理しなけれ ばならない。 緊張材にPC鋼棒を用いる場合は、緊張区間長がケーブル方式に比べて短いため、緊張作業によって製品 が移動し変位量が大きくなる場合があるので、留意する必要がある。 PC鋼より線(φ21.8mm)及び鋼棒(φ26mm)の緊張力の標準は、294kN/本とする。 (4)敷設延長 40m 毎に次の管理をしなければならない。 ⅰ)PGF上端面の基準高さ ⅱ)PGFの施工基準線に対するPGF側面のずれ量 ⅲ)PGFの施工計画延長に対するずれ量は、割付け図を作成し施工延長を確保するように管理する。 なお、PGFの目地部で、±10mm の調整を行いながら施工延長の管理を行うようにする。 3)目 地 (1)材料・配合及び注入 ⅰ)交通規制を日々開放する場合は、目地部は早期に強度を発現させて、PGFに緊張力を与える必要が あるので、無収縮モルタルを使用する。 緊張作業までの時期に余裕がある場合は、所要の強度を得るために必要な材料を、確認・実験等によ って調査確認し使用するものとする。 ⅱ)無収縮材を使用する場合は、明記されているフロー値等を遵守しなければならない。 ⅲ)目地材の注入に際しては、漏れが生じないように、スポンジシール材等を用い、万一漏液した時は、 PGF外面から粘着テープ等で処理するなどの対策を講じる。 この場合、PGFの最下端部の処置をしておかないと、基礎部に逸流してしまう危険性が高い。 (2)圧縮強度 目地材の圧縮強度は、PGFのプレストレス導入時において 10N/mm2以上が得られるものでなければ ならない。 ただし、目地材の圧縮強度が材料メーカーの実験等によって、所定の圧縮強度が得られることが確認 されていれば、現場における確認試験は行わなくてもよい。

(21)

【参考】プレストレス導入時の圧縮強度を10N/mm2以上とした理由は、プレストレス導入実験によって PGFの躯体に生じるひずみの挙動から、PGF上端部の高さの約1/3 が有効であることが確認 されている。 したがって、PGF高さの上端部の1/3 に相当する部分を有効断面積とし、これに対しPC鋼 材による導入力を294kN としてプレストレスを求めると 5N/mm2程度となっている。 よって、最小のプレストレス導入時の圧縮強度は、導入プレストレスの1.7 倍以上とする規定を 遵守して、10N/mm2以上とした。 また、早期強度発現のために用いられる無収縮又は低収縮モルタルでは、プレストレス導入時 に10N/mm2以上の強度発現があれば、長期材令においてもPGFの設計基準強度を十分上回るこ とが材料メーカーの実験により確認されている。 施工現場の条件を勘案し、材料メーカーの実験データを基に選定しなければならない。 PGF協会が、日々開放を目的として行った目地材の圧縮強度の実験結果を次に示す。 表−3.1 目地材の圧縮強度 商品名 養 生 温 度 (℃) 圧縮強度(1h) (N/mm2) 圧縮強度(2h) (N/mm2) 圧縮強度(28 日) (N/mm2) 会社名 デンカハイプレタスコン TYPE−1 11 11.6 13.2 50.7 電気化学工業㈱ 4)PC 鋼材の緊張管理 PC 鋼材の緊張作業は、目地工が完了した後に実施するものとする。 PGF の緊張管理方法は、「コンクリート道路橋施工便覧」に示される緊張力と伸び量による管理方法に基づい て行う。 (1)緊張力と伸び量の算出 (ⅰ)PC 鋼より線の場合 a)PC 鋼より線の機械的性質及び許容引張力(表−3.2) 表−3.2 PC 鋼より線の機械的性質及び許容引張力 鋼より線 種類 断面積 (mm2 引張荷重(kN) :Pu 降伏点荷重(kN) :Py プレストレッシング中の 許容引張力(kN) 0.8Pu かつ 0.9Py の値以下 1T21.8 312.9 573 495 445.5 ※ なお、PC 鋼より線はアンボンド PC 鋼より線を用いる。 b)緊張力と伸び量の算出 表−3.3 に示す µ、λ 及び Ep を用いて、計算断面に所定の引張力が与えられるよう緊張端引張力および PC 鋼 材の伸び量を算出する。PGF への所要有効緊張力は Pe=294kN である。 以下に例として図−3.3 に示す PC 鋼より線形状(PGF の PC 鋼より線標準配置)について、緊張力と伸び量 を算出する。 表−3.3 アンボンド PC 鋼より線の摩擦係数及び見かけのヤング係数 角変化1rad 当りの摩擦係数 µ (1/rad) 長さ1m 当りの摩擦係数 λ (1/m) 見かけのヤング係数 Ep (N/mm2 0.1 0.003 1.92×105 ※ CCL アンボンドケーブル設計施工指針より

(22)

図−3.3 における各ケーブル区間長および角変化量は表−3.4 に示すものとする。 表−3.4 ケーブル区間長と角変化量 l 1(m) l2(m) l 3(m) l 4(m) l 5(m) l 6(m) l 7(m) l 8(m) α1(rad) α2(rad) 0.07 0.309 0.101 21.242 0.101 0.309 0.07 0.984 0.245 0.245 ※ 1°≒0.0175rad 図−3.3 PGF の PC 鋼より線標準配置におけるケーブル形状図 図−3.3 において PC 鋼材応力度 σ0は(1)式で、σ1およびσ7は(2)式で、σ8は(3)式によって算出される。 p e p x

A

p

A

P

=

=

η

σ

0 ···(1)

(

)

0 6 7 1および

1

γ

σ

および

σ

=

+

···(2) βθ

σ

σ

8

=

7

e

···(3)

l

l

l

l

l

l

l

l

(23)

ここで、 Px : 設計時の緊張力(レラクセーション考慮) Ap : PC 鋼材の断面積 Pe : PGF への所要有効緊張力 η : レラクセーションによる損失を考慮した係数(0.985) γ : 定着具及びジャッキの内部摩擦係数(0.01) β : ラムチェアーによる1rad 当りの摩擦係数(協会摩擦実験より 0.10) θ : ラムチェアーの角度(30°≒0.525rad) また、σ2∼σ6は以下の(4)式によって算出される。 i 点の PC 鋼材応力度 σiは ( ) (µα λl)

σ

σ

+ −

=

i

e

i 1 ···(4) 上記の計算式を用いて、図−3.3 に示すケーブル形状について各点の PC 鋼材応力度を算出すると、表−3.5 となる。 表−3.5 各点における応力度(単位:N/mm2 σ0 σ1 σ2 σ3 σ4 σ5 σ6 σ7 σ8 953.9 963.4 964.3 978.9 1043.3 1059.1 1060.1 1070.7 1128.4 次に以下の(5)式を用いて、各点間の平均応力度を算出すると、表−3.6 となる。 i 点∼(i−1)点間の平均応力度 σmiは

2

1 −

+

=

i i mi

σ

σ

σ

···(5) 表−3.6 各点間の平均応力度(単位:N/mm2) σm1 σm2 σm3 σm4 σm5 σm6 σm7 σm8 958.7 963.9 971.6 1011.1 1051.2 1059.6 1065.4 1099.5 次に以下の(6)式を用いて、各点間の PC 鋼材伸び量を算出すると、表−3.7 となる。 i 点∼(i−1)点間の PC 鋼材伸び量⊿liは i p mi i

E

l

l

=

σ

···(6) 表−3.7 各点間の PC 鋼材伸び量(単位:mm) ⊿l1 ⊿l 2 ⊿l 3 ⊿l 4 ⊿l 5 ⊿l 6 ⊿l 7 ⊿l 8 Σ⊿l i 0.3 1.6 0.5 111.9 0.6 1.7 0.4 5.6 123

(24)

c)セットロスによる PC 鋼材応力度不足量の算出 PC 鋼より線の定着に用いられるくさび式定着方式では、定着具のセットロスにより PC 鋼材応力度の減少が 生じる。セットロスの影響を考慮したPC 鋼材応力度の分布は図−3.4 のようになり、斜線部の面積がセット量 に対応する。この斜線部を三角形と仮定すると、(7)式の関係が成り立つ。 3

10

2

×

=

set p set set

E

l

δ

σ

···(7) ここで、 ⊿σset : 緊張端でのPC 鋼材応力度損失量(N/mm2) δset : セット量(mm) lset : セットロスの影響範囲長(m) また、摩擦損失の(4)式から、(8)式の関係が成り立つ。 ( )

{

(

)

}

set set

e

set

l

l

σ

µ

α

λ

σ

σ

σ

=

−µ∆α+λ

1

+

2

7 7 7

···(8) ここで、 ⊿α : 単位長さ当りの角変化 Σα/Σli (rad/m) この(7)式及び(8)式から、セットロスの影響範囲長 lsetは(9)式で表される。

(

)

3 7

×

10

+

=

σ

λ

α

µ

δ

set p set

E

l

···(9) PGF は全断面に有効緊張力 Pe=294kN から求まる有効 PC 鋼材応力度 σ0が作用することでその性能を発揮す ることから、セットロスの影響により全断面には σ0が作用しない状態に対しては、その不足分を先で求めた PC 鋼材応力度に加算する必要が生じる。(図−3.5 参照) また、定着具にはその種類によって設計セット量が製造メーカーによって定められていることから、設計セ ット量によるセットロスの影響範囲を求め、必要となるPC 鋼材応力度不足量⊿σ を(10)式により算出する。

(

σ

σ

set

)

σ

σ

=

0 7 ···(10) 表−3.8 設計セット量とセットロス影響範囲長及び PC 鋼材応力度不足量

δset lset ⊿σset ⊿σ

4 11.8 129.7 12.9

(25)

図−3.4 セットロスの影響を考慮した PC 鋼材応力度分布 図−3.5 セットロスの影響により不足が生じた PC 鋼材応力度分布 以上の計算より、現場において緊張管理作業を行う際に必要となる緊張ポンプの圧力計示度σm及びジャッキ 端での伸び量⊿l を次式(11)式、(12)式にて算出し、表−3.9 にまとめる。 m p p m i m

A

A

A

P

=

=

σ

σ

···(11) 8

σ

σ

p i

×

=

l

l

···(12) ここで、 σp : ジャッキ端でのPC 鋼材応力度=σ8+⊿σ Am : ジャッキの受圧面積(=72.50cm2 ※CCL アンボンドケーブル設計施工指針) 表−3.9 緊張ポンプの圧力計示度とジャッキ端での伸び量 緊張ポンプの圧力計示度:σm 49.3 MPa ジャッキ端での伸び量:⊿l 126 mm

l

l

(26)

(ⅱ)PC 鋼棒の場合 a)PC 鋼棒の機械的性質及び許容引張力(表−3.10) 表−3.10 PC 鋼棒の機械的性質及び許容引張力 鋼棒 種類 (B 種1 号) 断面積 (mm2 引張荷重(kN) :Pu 降伏点荷重(kN) :Py プレストレッシング中の 許容引張力(kN) 0.8Pu または 0.9Py の値以下 φ26mm 530.9 573 494 445.5 ※ なお、PC 鋼棒はアンボンド PC 鋼棒を用いる。 b)緊張力と伸び量の算出 表−3.11 に示す λ 及び Ep を用いて、計算断面に所定の引張力が与えられるよう緊張端引張力および PC 鋼材 の伸び量を算出する。PGF への所要有効緊張力は Pe=294kN である。 PC 鋼棒はナット定着であるため定着具によるセットロスは生じないものと考えられる。 また、PC 鋼棒を用いる場合は、通常直線配置となるため、前述の PC 鋼より線での角変化による PC 鋼材応 力度の摩擦損失は考えなくてよい。 以上の事項からPC 鋼棒の緊張力と伸び量の算出は以下の(13)式∼(17)式により行う。 表−3.11 アンボンド PC 鋼棒の摩擦係数及び見かけのヤング係数※ 長さ1m 当りの摩擦係数 λ (1/m) 見かけのヤング係数 Ep (N/mm2 0.003 2.00×105 ※ 道示 Ⅰ 3.3 より p e p x

A

P

A

P

=

=

η

σ

0 ···(13) L t

e

λ

σ

σ

=

0

···(14)

2

0 t m

σ

σ

σ

=

+

···(15)

L

E

L

p m

σ

=

···(16)

(

)

m p t m

A

A

A

P

+

=

=

γ

σ

σ

1

···(17) ここで、 σ0 : 所要有効PC 鋼材応力度(固定端) (N/mm2) Px : 設計時の緊張力(レラクセーション考慮) (N) Ap : PC 鋼材の断面積 (mm2) Pe : PGF への所要有効緊張力 (N) η : レラクセーションによる損失を考慮した係数(0.985) σt : PC 鋼材応力度(緊張端) (N/mm2) L : PC 鋼棒の全長 (m)

(27)

σm : 平均PC 鋼材応力度 (N/mm2) ⊿L : ジャッキ端での伸び量 (mm) σ : 緊張ポンプの圧力計示度 (MPa) Am : ジャッキの受圧面積(=115.45cm2 ※神鋼鋼線工業㈱ PC 鋼材カタログ) γ : 定着具及びジャッキの内部摩擦係数(0.03) (2)緊張管理 緊張管理は、所定のプレストレスが部材に与えられていることを緊張作業時点で確認し、もし異常が検出さ れた場合、ただちにこれを修正処置するために行うものである。 緊張作業の際は、計算により求めた緊張ポンプの圧力計示度およびジャッキ端での伸び量のいずれも不足し ないようにしなければならない。(引張力と伸びの管理手法) (ⅰ)管理限界の設定 PC 鋼材にはそれぞれプレストレッシング中の許容引張力が規定されており、緊張作業においてこの許容引張 力以上の力をPC 鋼材に与えてはならない。 以下に、PC 鋼材のプレストレッシング中の許容引張力を緊張ポンプの圧力計示度に変換した値(絶対上限値) とその算出式を示す。 m

A

P

max max

=

σ

···(18) ここで、 σmax : 絶対上限値 (MPa) Pmax : プレストレッシング中の許容引張力 (N) 表−3.12 プレストレッシング中の許容引張力と絶対上限値 PC 鋼材種類 プレストレッシング中の 許容引張力 Pmax (kN) 絶対上限値 σmax (MPa) PC 鋼より線 1T21.8mm 445.5 61.4 PC 鋼棒 B 種 1 号 φ26mm 445.5 38.6 また、前述の計算により求めたジャッキ端での伸び量に対する管理限界は±10%とする。 この管理限界±10%は PC 鋼材の断面積・ヤング係数のばらつき、摩擦損失量の推定誤差、その他種々の誤差 を考慮した値である。 (ⅱ)緊張管理図の作成 これまで計算してきた緊張ポンプの圧力計示度、ジャッキ端での伸び量および管理限界によって、緊張作業 で用いる緊張管理図を作成する。 この緊張管理図は、所定のプレストレスが部材に与えられていることを証明する重要なデータであるととも に、緊張作業中に異常を察知するデータとなるため重要である。 緊張管理方法および手順を図−3.6 に示す。また、図−3.7 に、前述の PC 鋼より線の計算結果を用いた緊張 管理図を示す。

(28)

図−3.6 緊張管理方法および手順 また、測定セット量と設計セット量を比較して、測定セット量<設計セット量であることを確認する。仮に 測定セット量>設計セット量となった場合には、セットロスの影響で必要なプレストレスが導入できていない こととなるため、(測定セット量−設計セット量)の値を補正全伸び量より減じ、その値が⊿l の±10%以内であ るか確認する。 ここで、測定セット量とは(最終緊張力時伸び量−定着後伸び量−定着具背面からジャッキ内グリップまで のPC 鋼材の伸び量−ジャッキ内グリップの移動量)である。 定着具背面からジャッキ内グリップまでのPC 鋼材の伸び量は、緊張計算における値を用い(⊿l8)、ジャッ キ内グリップの移動量は定着具製造メーカーより出されているカタログ等を参照する。 σ ( 圧 力 計 示 度 ) σ ma x σ σ m 最 終 緊 張 力 時 の 測 定 伸 び 量 ⊿ l 0 補 正 全 伸 び 量 ( 測 定 伸 び 量 +0補 正 : ⊿ l0 ) 5MP a ⊿ l 0 -10% +10 % ⊿ l ⊿ L( 伸 び ) ( 補 正 全 伸 び 量 の 確 認 ) σ ( 圧 力 計 示 度 ) σ ma x σ σ m 最 終 緊 張 力 補 正 線 実 測 値 仮 定 線 5MP a ⊿ L( 伸 び ) ⊿ l 0 ⊿ l ( 最 終 緊 張 力 の 決 定 ) 引 き 止 め 線 σ ( 圧 力 計 示 度 ) 絶 対 上 限 線 σ ma x σ m -10 % +10 % 管 理 限 界 線 伸 び の 管 理 限 界 か ら の 管 理 限 界 線 ⊿ L( 伸 び ) ⊿ l ( 緊 張 管 理 図 の 作 成 ) 手順1(緊張管理図の作成) 緊張計算より求めた緊張ポンプの圧力計示度σm とジャッキ端での伸び量⊿l 及び絶対上限値σmax、 管理限界(⊿l の±10%)を用いて、左図のように 緊張管理図を作成する。 ここで、伸びの管理限界線(−10%)と絶対上限 値からの管理限界線を比べ、内側の線を管理限界線 とする。 手順2(最終緊張力の決定) 次に緊張作業で測定される値を管理図上にプロ ットし、プロット点を通る仮定線を作図する。ここ で、PC 鋼材のたるみを解消するために伸び量は 5MPa で 0mm とする。よって仮定線は原点を通ら ない線であるため、原点補正を行う。(⊿l0を仮定 線に加える) この補正線と引き止め線の交点に対応する圧力 計示度を最終緊張力とする。 手順3(補正全伸び量の確認) 最終緊張力を導入した際の伸び量を測定する。手 順2 と同様、⊿l0を加えることで原点補正を行う。 (補正全伸び量) 求めた補正全伸び量が⊿l の±10%以内であるか 確認する。−10%以下の場合は、伸び量が範囲内に なるよう再度緊張を行う。+10%以上の場合は、緊 張計算内容に誤りがないか確認するとともに、PC 鋼材配置や伸びの測定方法等を確認する。

(29)

図−3.6 緊張管理図(例) (3)管理記録の整理 緊張作業で作成した緊張管理図より最終緊張力(圧力計示度)、補正全伸び量及びセット量を様式−6 にまと めて報告する。また、緊張管理図原図を様式−7 に示す。 3.4 固定式の施工管理 1)基礎工 (1)PGFを設置するための基準になる基準線出しは、重要であるので監督員や元請業者の立会いのもとで 実施する。 (2)基準線及び基準高さ等の引照点は、確実な方法で行う。 (3)床掘りの幅及び深さは、設計図書に基づき、丁張り等によって実施するが、掘削延長 40m 毎に規定厚さ となっているかを確認しなければならない。 (4)基礎用の砕石は、100mm 厚さとし転圧を行った後にコンクリート基礎を築造する。コンクリート基礎の 形状寸法及びボルトの設置間隔は、PGF施工要領によるものとする。 2)敷 設 (1)製品の荷降しや敷設時の吊り込み時に衝撃を与えないように丁寧に取り扱うようにしなければならない。 特に、製品の欠けや目地部用止水材に損傷を与えないようにする。 (2)クレーン等の能力は、十分に余裕を持った機種を用意する。 (3)敷設では、PGFの上端面又は、側面の相対変位量が 3mm 以内となるよう、各PGF毎に管理しなけれ ばならない。 (4)アンカー取り付け工は、PGF施工要領により確実に取り付けるものとする。 (5)PGFには、PC鋼より線(1Tφ21.8mm)又は、PC鋼棒(φ26mm)のアンボンド加工を施した鋼材 70 60 50 40 30 20 10 20 40 60 80 100 120 140 160 180 緊   張   管   理   図 1 0 1 5 2 0 2 5 3 0 3 5 4 0 4 5 緊 張 側 固 定 側 合   計 伸 び 量 ( mm) 圧 力 計 ( MPa) 0  補   正 補 正 全 伸 び 量 σ ⊿ L -20 緊 張 年 月 日 現   場   名 監   督   者 担   当   者 平 成   年   月   日 計 算 値 実 測 値 最 終 緊 張 力 補 正 全 伸 び 量 M P a M P a m m m m m m m m 絶 対 上 限 線 M P a PC鋼 材 種 類 絶 対 上 限 値 セ ッ ト 量 m m 61.4 m m グ リ ッ プ の ジ ャ ッ キ 内 グ リ ッ プ ま で の 定 着 具 背 面 か ら ※ セ ッ ト 量 = 戻 り − δ a - δ b 移 動 量 : δ a 鋼 材 伸 び 量 : δ b 戻     り 1T21.8mm 5.6 3.5 4.0 126 49.3

(30)

を挿入して、緊張力を与えるものとする。 (6)敷設延長 40m 毎に次の管理をしなければならない。 ⅰ)PGF上端面の基準高さ ⅱ)PGFの施工基準線に対するPGF側面のずれ量 ⅲ)PGFの施工計画延長に対するずれ量は、割付け図を作成し施工延長を確保するように管理する。 3)PC鋼材の緊張作業 PC鋼材の緊張作業は、埋込み式に準じて行うものとし、緊張力は 294kN を標準とする。 4)目 地 使用する目地材の品質及び施工要領は、埋込み式の 3)項に準じるものとする。 ただし、PC鋼材の防食のための継手位置の切欠部には無収縮モルタルを使用する。 4.提出資料及び様式 4.1 PGFの製造に関する提出資料 1)工場設備の概要 工場設備等については、次の事項を報告書に記載する。 ① 製造工場名及び所在地 ② JIS 等の認定番号及び取得年月日 ③ 工場敷地面積 ④ 当該工場の製造品目 ⑤ 製造設備及び検査設備(能力及び台数) 2)コンクリート用材料の銘柄・産地及び試験成績表 使用するコンクリート用材料に関する試験成績表を添付する。 ① セメント ② 骨 材 ③ 混和剤 ④ 混和材 ⑤ 練り混ぜ水 3)コンクリートの配合試験結果 PGFの所要圧縮強度を得るために実施するコンクリート配合試験結果を、様式−1 に整理し、提出する。 4)フレッシュコンクリートに関する試験結果 フレッシュコンクリートの管理試験に準じて、次の項目について測定した結果を、様式−2 に整理し、提出 する。 ① 打設日 ② コンクリート温度 ③ スランプ ④ 空気量 ⑤ 塩化物含有量 5)コンクリートの圧縮強度試験結果 コンクリートの圧縮強度試験結果を、様式−3 に整理し、提出するものとする。 6)PC鋼材の材料規格証明書 使用したPC鋼材について、メーカーが発行する材料試験成績表を添付する。 7)鉄筋の材料規格証明書

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8)外観形状・寸法検査結果 PGFの2.6 外観形状寸法の管理方法に準じ検査した結果を、様式−4 に整理し提出するものとする。 4.2 施工に関する提出資料 1)工程管理 工程管理は、バーチャート方式により作成した実施工程表にまとめて整理し、提出する。 2)出来形管理 PGFの3.3 埋込み式及び 3.4 固定式の施工管理により、次の項目の測定結果を、出来形管理として、 様式−5 に整理し提出するものとする。 ① 砕石基礎工 厚さ ② 据付け工 PGF上端基準高さ、ずれ、延長 3)PC緊張管理結果 PGFの緊張管理は、緊張毎の全数について記録し、様式−6 に整理し提出するものとする。

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> δi= N/㎜2 = = N/㎜2 < ㎜2 ) 所 定 材 令 強 度 (+5%) ント比 水セメ W/C 項 目 (-5%) № N/㎜2 N/㎜2 練り混ぜ(   年   月   日) 材令   日(   年   月   日) 材令   日(   年   月   日) 強 度 試 験 報 告 書 2.試験結果(配合及びフレッシュコンクリートの性質) 所定材令  における強度     年     月     日 日 付 練り混ぜ 時の室温 目標強度δ ℃ 立会監督員名 水セメ (%) 項 目 配      合 (㎜) (%) 水 W 混和剤 セ メ ン ト C S1 S2 G1 細骨材S 粗骨材G 配 合 計 算 書 (№) 温 度 (℃) フレッシュコンクリートの性質 ミ キ サ の 種 類 練 り 混 ぜ 量 材料の役入順序 空 気 量 コンシステンシー (%) ス ラ ン プ (%) 水セメント比 (㎝) 細材 骨率 材令  日強度(N/㎜2 各 個 値 平 均 (%) 産 (±0%) 水セメント比 試 験 年月日 試験場所 練り混ぜ 時の温度 水セメント比 W/C ント比 -5 W/C (+5%) 0 +5 +5 -5 0 +5 細 骨 材 率 (%) -5 0 -5 0 水セメント比 W/C +5 -5 (-5%) 水セメント比 0 水セメント比 W/C 0 +5 W/C (±0%) +5 -5 σr 水セメント比 W/C(%) σi ( N / 1.試験方法 練り 秒       ㎜×        ㎜×        ㎜ ミ キ サ の 容 量 練 り 混 ぜ 時 間 供 試 体 寸 法 水ト ・比 セW メ/ ンC 粗最 骨大 材寸 の法 細 骨 材 率 単 位 量 (㎏/m3 産 産 産 G2 材令  日強度(N/㎜2 各 個 値 平 均 l l

( )( )( )( )

様式-1 (1)

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(34)
(35)
(36)

プ レ キ ャ ス ト ガ ー ド フ ェ ン ス 検 査 表 種 別 : PGF    型    タイプ H=     製品No. 製造年月日 許 容 値 区    分 標 準 寸 法 A1 A2 B1 高 さ H +5,-3 B2 H1 H2 ±3 上 幅 A 150 下 幅 B +5,-3 長 さ L +6,-3 外 観 単位 (㎜) L2 L1 合 否 判 定 合 ・ 否 合 ・ 否 合 ・ 否 合 ・ 否 合 ・ 否 合 ・ 否 合 ・ 否 合 ・ 否 合 ・ 否 合 ・ 否 合 ・ 否 合 ・ 否 合 ・ 否 合 ・ 否 合 ・ 否 合 ・ 否 合 ・ 否 合 ・ 否 合 ・ 否 合 ・ 否

様式-4

(37)
(38)

緊張管 理表 No-備  考 ⊿ l − <⊿ − ⊿ − <⊿ l − 最終 全伸び (㎜ ) ⊿+ ⊿ l0 最終 緊張 力 (N/ ㎜ 2 ) σ セッ ト 量 (㎜ ) ⊿ − F( ㎜ ) ⊿+ ⊿ l0 Fa < F F< Fb 補正 全伸 び 実測 緊張 力 実測 伸び 0補 正 (N/ ㎜ 2 )( ㎜ ) (㎜ ) σ⊿ ⊿ l0 伸 び の管 理限界 σ m ⊿ l ⊿ l×0 .9 ⊿ l×1 .1 下限値 上限 値 Fa( ㎜ ) F b( ㎜ ) 計算 緊張 力 伸 び (N/ ㎜ 2 )( ㎜ ) ケー ブ ル 番号 計算 設計 セッ ト量 (㎜ ) ⊿ l − 判定 判定

様式−6

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様式−7

70 60 50 40 30 20 10 20 40 60 80 1 0 0 1 2 0 14 0 1 6 0 18 0 緊 張  管 理 図 10 15 20 25 30 35 40 45 緊張側 固定側 合 計 伸び 量 ( m m ) 圧力計 (M P a ) 0 補  正 補正全伸び 量 σ ⊿L -2 0 緊張 年 月 日 現  場   名 監  督   者 担  当   者 平成   年  月   日 計算値 実測 値 最 終緊張 力 補正 全伸 び 量 MP a M P a mm mm mm m m MP a P C 鋼材種類 絶 対上限値 セ ット量 mm mm グ リップの ジ ャッキ内 グ リップ までの 定 着具背 面から ※ セッ ト量= 戻り −δ a -δ b 移 動 量 : δ a 鋼材 伸び 量 : δ b 戻   り

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引用規格及び参考文献一覧 【引用規格】 JIS A 1101:1998 【コンクリートのスランプ試験方法】 JIS A 1108:1999 【コンクリートの圧縮強度試験方法】 JIS A 1115:1998 【フレッシュコンクリートの試料採取方法】 JIS A 1128:1999 【フレッシュコンクリートの空気量の圧力による試験方法(空気室圧力方法)】 JIS A 1132:1999 【コンクリートの強度試験用供試体の作り方】 JIS A 1146:2001 【骨材のアルカリシリカ反応性試験方法(モルタルバー試験)】 JIS A 5005:1993 【コンクリート用砕石及び砕砂】 JIS A 5011-1:2003 【コンクリート用スラグ骨材−第 1 部:高炉スラグ骨材】 JIS A 5308:2003 附属書 1(規定) 【レディーミクストコンクリート用骨材】 JIS A 5308:2003 附属書 2(規定) 【アルカリシリカ反応抑制対策の方法】 JIS A 5364:2004 【プレキャストコンクリート製品−材料及び製造方法の通則】 JIS A 6204:2000 【コンクリート用化学混和剤】 JIS G 3101:2004 【一般構造用圧延鋼材】 JIS G 3109:1994 【PC 鋼棒】 JIS G 3112:2004 【鉄筋コンクリート用棒鋼】 JIS G 3441:2004 【機械構造用合金鋼鋼管】 JIS G 3452:2004 【配管用炭素鋼管】 JIS G 3532:2000 【鉄線】 JIS G 3536:1999 【PC 鋼線及び PC 鋼より線】 JIS G 4051:1979 【機械構造用炭素鋼鋼材】 JIS G 4802:2005 【ばね用冷間圧延鋼帯】 JIS Z 2201:1998 【金属材料引張試験片】 JIS Z 2204:1996 【金属材料曲げ試験片】 JIS Z 2241:1998 【金属材料引張試験方法】 JIS Z 2248:1996 【金属材料曲げ試験方法】 【参考文献】 コンクリート標準示方書〔施工編〕 ―土木学会― コンクリート標準示方書〔構造性能照査編〕 ―土木学会― 道路橋示方書・同解説 Ⅰ 平成14 年 3 月 ―日本道路協会― コンクリート道路橋施工便覧 平成10 年 1 月 ―日本道路協会― CCL アンボンドケーブル設計施工指針 1994 年 9 月 ―株式会社 シー・シー・エル・ジャパン― CCL シングルストランド工法設計施工基準 2003 年 ―株式会社 シー・シー・エル・ジャパン―

参照

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