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青森県汚水処理施設整備構想 ( 第 3 次構想 ) 平成 24 年 2 月 青森県

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青 森 県 汚 水 処 理 施 設 整 備 構 想

(第3次構想)

平成

24 年

2 月

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I 本 編 ... 1 1. 総論 ... 3 1.1 はじめに ... 3 1.2 汚水処理施設 整備構想策定の趣旨 ... 4 1.3 汚水処理施設 整備構想の基本方針 ... 6 1.4 計画の構成と 期間 ... 7 1.5 主な用語定義 ... 8 2. 汚水処理施設の役割 と しくみ ... 9 2.1 役割 ... 9 2.2 しくみと特徴 ... 11 2.3 汚水処理事業 の種類 ... 14 3. 整備の現状と課題 ... 16 3.1 汚水処理施設 の整備状況 ... 16 3.2 現状の課題 ... 23 4. 第3次構想の検討過 程 ... 30 4.1 検討組織 ... 30 4.2 構想策定フロ ー ... 32 4.3 基本方針 ... 35 5. 青森県汚水処理施設 整 備構想(第3次構想) ... 36 5.1 全体フレーム の概要 ... 36 5.2 第2次構想と の比較 ... 37 5.3 事業種別汚水 処理人口及び汚水処 理 人口普及率 ... 42 5.4 人口規模別の 汚水処理人口普及率 ... 43 5.5 地域別の汚水 処理人口普及率 ... 44 5.6 構想を推進す るための施策 ... 48 5.7 県民・市町村 ・県の役割 ... 51 II 参考資料編 ... 1 1. 青森県汚水処理施設 整 備構想策定マニュア ル (案) ... 3 2. 統一的な経済比較の で きるマニュアル作成 の 考え方 ... 4 3. 汚水処理施設の比較 ... 6 4. 用語集 ... 17

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1. 総論 1.1 はじめに 河川、湖沼等の水質 保 全を図り、また、快 適 な生活環境を確保す る 上で、汚水処 理 施 設 の 整 備 は 不 可 欠 で す 。 こ の た め 、 青 森 県 で は 、 平 成 9 年 度 に 「 青 森 県 汚 水 処 理 施 設 整 備 構 想 」 を 策 定 し 、 そ の 後 、 平 成 15 年 度 に 第 1 回 見 直 し を 実 施 し 、 計 画 的 に整備を進めてきま し た。 しかし、少子高齢 化 の進展による人口減 少 、市町村合併の推進 、 財政的な制約な ど社会情勢が大きく 変 化し、これまでの計 画 と実情があわなくな っ てきたことから 第2回見直しを実施し ました。 社会情勢の大きな 変 化に対応するため、 あ らためて住民の意向 や 施設の整備状況、 将来の人口予測、地 域 の実情をふまえ、下 水 道等の集合処理を予 定 していた区域の 一部を、合併処理浄 化 槽等の個別処理へ変 更 したことが、主な見 直 し内容となって おります。 今後は、この構想 を 着実に進め、青森県 の 美しい自然環境の保 全 と生活の豊かさ を実感できる社会の 実 現を目指していきま す 。

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1.2 汚水処理施設整備構 想 策定の趣旨 (1)第1次構想 本県の当初構想で あ る「青森県汚水処理 施 設整備構想」は、平 成 9年9月に策定さ れ、下水道をはじめ と した各種汚水処理施 設 の効果的、効率的整 備 が実施されてい ます。これは、平成 7年12月に、汚水処理 施 設を所管する3省( 建 設省(現国土交通 省)、農林水産省、 厚 生省(現環境省)) が 連名で「汚水処理施 設 の整備に関する 構想策定の基本指針 に ついて」を都道府県 に 通知した事を受けた も のです。 【背景や制度等】 (2)第2次構想 その後、平成14年の 「 都道府県構想の見直 し の推進について」に 準 じ、平成15年 度に都道府県構想の 見 直しを行い「青森県 汚 水処理施設整備構想 (第2次構想)」の 策定を行っています 。 【背景や制度等】 ○ 平 成 1 4 年 1 2 月 4 日 付 け 関 係 省 部 長 通 知 ( 農 林 水 産 省 、 水 産 庁 、 国 土 交 通 省 、 環 境 省 ) 「 都 道 府県 構想 の見 直し の推進 につ いて 」 社 会 経 済 情 勢 の 変 化 を 反 映 し 、 地 域 の 実 態 に 応 じ た 整 備 手 法 の 検 討 を 行 い 「 都 道 府 県 構 想 」を 見直 す ○ 平成 7年 12月 19日 付け関 係省 課長 通知 (建 設省、 農林 水産 省、 厚生 省) 「 汚水 処理 施設 の整 備に関 する 構想 策定 の基 本方針 につ いて 」 【 構想 策定 の基 本方 針】 1 市町 村の 計画 、構 想等を も とに 、広 域的 な観 点か ら 所要 の調 整・ 検討 を行 い 、都 道府 県 の 全域 を対 象に 合理 的な構 想と する こと 。 2 地方 公共 団体 は、 各種汚 水 処理 施設 の有 する 特性 、 水質 保全 効果 、経 済性 、 汚泥 の処 理 等 の 将 来 の 維 持管 理 、 汚水 処 理 施 設 整 備の 緊 急 性等 を 総 合 的 に 勘案 し 、 地域 の 実 状 に 応 じ た効 率的 かつ 適正 な整備 手法 の選 定を 行う こと。 3 本構 想の 策定 にあ たって は 、都 道府 県の 関係 部局 は 、相 互に 連絡 を密 にし 十 分な 調整 を 図 ると とも に、 市町 村と連 携を 図り 市町 村の 意向を 十分 に反 映す るこ と。 4 本 構 想 は 、 情 勢 の 変 化 に 応 じ 、 ま た 市 町 村 の 意 向 等 を 踏 ま え 、 必 要 な 見 直 し を 行 う こ と 。

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(3)第3次構想 今回の見直しは、平 成 19年通知の「人口減 少 等の社会情勢の変化 を 踏まえた都道 府県構想の見直しの 推 進について」に基づ い て行うもので、昨今 の 人口実績や財政 状況を考慮していま す 。 【背景や制度等】 ○ 平 成 1 9年 9 月 14 日 付 け 関 係 省 課 長 通 知 ( 農 林 水 産 省 、 水 産 庁 、 国 土 交 通 省 、 環 境 省 ) 「 人 口 減少 等の 社会 情勢 の変化 を踏 まえ た都 道府 県構想 の見 直し の推 進に ついて 」 【 都道 府県 構想 見直 しの留 意事 項】 1 )社 会情 勢の 変化 等の反 映 ① 今 後 本 格 的 に 人 口 減 少 が 進 み 、 高 齢 化 と も 相 ま っ て 地 域 全 体 の 社 会 構 造 、 と り わ け 、 住 居 の 地 域 的 偏 在 や 世 帯 構 成 等 居 住 形 態 が 大 き く 変 化 す る こ と が 見 込 ま れ る こ と を 踏 ま え、 適切 に将 来の 人口想 定を 行う こと 。 ② 都道 府県 の全 域に おいて 汚水 処理 施設 が整 備され るこ とを 基本 とす る。 ③ 整 備 手 法 の 見 直 し に あ た っ て は 、 各 種 汚 水 処 理 施 設 の 有 す る 特 性 を 踏 ま え た 上 で 、 地 区 ( 集 落 や 排 水 区 等 ) ご と に 、 今 後 の 人 口 動 態 ・ 分 布 の 見 通 し や 既 存 汚 水 処 理 施 設 の 整 備 状 況 を 考 慮 し つ つ 、 建 設 及 び 維 持 管 理 に 係 る コ ス ト 比 較 を 行 い 、 当 該 地 区 の 特 性 、 水 質 保 全 効 果 、 維 持 管 理 等 と 併 せ た 総 合 的 な 判 断 に 基 づ い て 、 当 該 地 区 に 最 も 適 し た効 率的 かつ 適正 な整備 手法 とな るよ う検 討する こと 。 ④ 市 町 村 合 併 に よ る 行 政 区 域 の 再 編 も 踏 ま え 、 最 適 な 整 備 手 法 と な る よ う に 検 討 を 行 う こ と。 ⑤ 検 討 の 方 法 や 経 済 比 較 の た め の 建 設 費 等 の 基 礎 数 値 に つ い て は 最 新 の 知 見 に 基 づ く も の を用 い、 地域 の実 状に応 じた 検討 を行 うこ と。 ⑥ 各 汚 水 処 理 施 設 の 整 備 に つ い て 、 予 定 区 域 の み な ら ず 、 予 定 時 期 も 可 能 な 限 り 表 示 す る こと 。 ⑦ 将 来 人 口 の 想 定 と 実 態 に 差 違 が 生 じ う る こ と 等 を 踏 ま え 定 期 的 ( 5 年 を 基 本 と す る ) に 内容 を点 検す るほ か、社 会情 勢の 変化 等に 合わせ て適 宜見 直し を行 うこと 。 2 )連 携の 強化 汚 水 処 理 施 設 の 所 管 部 局 間 で 各 事 業 の 整 備 進 捗 や 維 持 管 理 状 況 に つ い て の 情 報 を 有 す る 等 緊 密 な 連 絡 調 整 を 図 り 、 地 区 の 実 情 に 即 し た 効 率 的 な 汚 水 処 理 施 設 整 備 が 行 わ れ る よう に連 携す るこ と。 3 )住 民の 意向 の把 握 あ ら か じ め 構 想 の 案 を 公 表 す る 等 情 報 公 開 を 積 極 的 に 行 い 、 住 民 の 意 向 の 把 握 に 努 め る こと 。

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1.3 汚水処理施設整備構 想 の基本方針 ◆構想の基本方針 汚水処理施設は、健 康 で快適な生活環境を 確 保し、併せて公共用 水 域の水質保全 を図るためには欠く こ とができない施設で あ り、今やナショナル ミ ニマムとして、 すべての県民を対象 に その整備が行われる べ きものです。 (1)構想の具体像の提示 汚 水 処 理 施 設 整 備 構 想 の 実 現 を 図 る た め に は 、可 能 な あ ら ゆ る 事 業 制 度 を 活 用 し 、 県民、市町村及び県 が 連携して協力し汚水 処 理施設整備を推進す る 必要があります。 本構想は、各種の整 備 手法による対象区域 を 明らかにし、適正な 役 割分担のもと 計画的、かつ、効率 的 な汚水処理に向けた 具 体的なイメージを示 す ものです。 (2)県民に対する長期ビ ジ ョンの提示 汚水処理施設の整備 を 行うためには、これ ら 汚水処理施設に対す る 県民の理解と 協力が必要不可欠で あ るため、汚水処理施 設 の果たしている役割 や 長期的な展望に ついて、県民一人ひ と りに認識を深めても ら うとともに、全県域 に おける汚水処理 施設整備の長期ビジ ョ ンを示し、県民意識 の 向上に役立てるもの で す。 (3)構想を推進するため の 施策の提示 汚水処理施設の整備 を 促進するためには、 克 服すべき課題を的確 に 把握し、具体 的、かつ、効果的な 推 進策を講じていく必 要 があります。 併せて、県民はもと よ り、市町村及び県に よ る一体的な推進体制 を 確立するため、 それぞれの果たすべ き 役割を明らかにする 必 要があります。 本構想は、汚水処理 施 設の整備促進に対処 す べき各種施策を提示 す るものです。 (4)汚水処理施設の多面 的 役割の提示 汚水処理施設は、単 に 汚水の処理だけでは な く、県民生活に密接 に 関わる根幹的 な施設として、地域 と 一体となった「まち づ くり」等に貢献する た めの多面的な役 割を担っています。 例えば、汚水処理施 設 からの処理水につい て は農業用水や快適な 水 環境の創出の ための修景用水、さ ら には消融雪水等とし て の有効利用、汚泥に つ いては肥料や建 設資材等としての再 利 用、消化ガスについ て はバイオマス発電資 源 としての有効活 用等が挙げられます 。

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◆整備の方針 汚水処理構想の推進 に あたり、人口減少、 高 齢化等の社会情勢の 変 化を反映し、 地区ごとに最も適し た 効率的かつ適正な整 備 手法となるよう検討 し たうえで、集合 処理区域については 、 各種整備事業の推進 は もとより、できるだ け 多くの処理区に おいて事業着手と早 期 供用開始を目指し、 個 別処理区域について は 合併処理浄化槽 等による整備促進を 図 ります。 これによって平成32年 度までに、県内の汚 水 処理人口普及率を概 ね 82%にする事 を目指します。 1.4 計画の構成と期間 本構想においては 、 「実施プログラム」 と して計画目標年度で あ る平成32年度ま での10年間の整備計 画 を策定します。 本構想の構成と計 画 期間を表 1.1に示 し ます。 表 1.1 本構想の 構 成と計画期間 区 分 期 間 内 容 実 施 プ ロ グ ラ ム 平成23年度 ~平成32年度 (10年間) ・ 平 成 3 2 年 度 ま で に 整 備 を 進 め る 区 域 と 、 そ こ に住む県民の割合を示すもの。 ・ 汚水処理人口普及率 82%

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1.5 主な用語定義 (1)汚水処理施設 汚水処理施設とは、 生 活排水等を集合処理 ま たは個別処理するた め の施設であり、 下水道(下水道法に 基 づく公共下水道等) 、 農漁業集落排水処理 施 設、コミュニテ ィ・プラント(コミ プ ラ)等の集合処理施 設 に、個別処理施設で あ る合併処理浄化 槽等を加えたもので す 。各施設は、概ね以 下 の区分になっていま す (「2.3 汚 水処理事業の種類」 参 照)。 2市町村以上の区 域の下水を排除し処理する下水道で 管理主体は原則として都道府県です。 主として市街地における下水を排除し、処 理するために地方公共団体が 管理する下水道です。 公共下水道で行える区域以外の集落を整備す るものです。 農業集落におけるし尿、生活雑排水を処理す る施設です。 漁業集落におけるし尿、生活雑排水等を処 理する施設です。 林業集落におけるし尿、生活雑排水等を処 理する施設です。 山村振興地域等において、各戸から排出さ れる汚水を処理する施設です。 開発による住宅団地等で、汚水を処理する施 設です。 小規模集落における汚水を処理す る施設です。 集合排水処理施設が整備されていない区域に おいて、個別に汚水を 処理するもので、市町村の補助で個人等が設 置するものです。 市町村が公営事業として、浄化槽を設置し管 理するものです。 上記の汚水処理施設以外で、民間・個人が設 置する施設です。 汚 水 処 理 施 設 流域下水道 集 合 処 理 施 設 個 別 処 理 施 設 公共下水道 特定環境保全公共下水道 農業集落排水施設 漁業集落排水施設 林業集落排水施設 簡易排水施設 コミュニティ・プラント 小規模集合排水処理施設 浄化槽 市町村設置型浄化槽 個人設置型浄化槽 その他 (2)汚水処理人口普及率 以下の計算式によ り 表されます。 なお、汚水処理人 口 とは、集合処理につ い ては供用開始された 区 域内の人口であ り、また個別処理に つ いては合併処理浄化 槽 等が設置された人口 で す。 汚水処理人口普及率 ( %)= 汚水処理人口 ×100 全県人口 ※ 汚 水処 理人 口: 集 合処 理に つい ては 供用開 始さ れた 区域 内人 口 個 別処 理に つい ては 合併処 理浄 化槽 等が 設置 された 人口

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2. 汚水処理施設の役割 と しくみ 2.1 役割 汚水処理施設は、 人 口の集中する都市部 を 整備する施設として だ けではなく、自 然保護や農山漁村の 生 活環境整備のための 施 設でもあります。 このほか、近年で は 処理水、汚泥、熱等 の 資源・エネルギーの 有 効利用、さらに は処理場や管渠等の 有 効利用を図ることが 求 められています。 汚水処理施設の主 な 役割を以下に示しま す 。 (1)生活環境の改善 家庭等から発生す る 雑排水が水路に流入 す ると、蚊や蝿等の発 生 や悪臭が発生す る原因となり、生活 環 境が悪化する事とな り ます。また、農業用 水 路の水質悪化の 原因ともなります。 汚水処理施設の整 備 により、汚いドブや 溝 がなくなり、蚊や蝿 の 発生を防ぎ、伝 染病の心配もなくな り ます。その結果、街 並 みも美しく快適で安 心 した暮らしが可 能となります。 また、汚水処理施 設 の整備により、速や か な汚水の排除とトイ レ の水洗化が可能 となり、清潔で快適 な 居住環境を創り出す こ とが可能となります 。 (2)河川・湖沼・海域の 水 質保全 家 庭 や 工 場 か ら 排 出 さ れ る 汚 水 が 、 そ の ま ま 河 川 ・ 湖 沼 ・ 海 域 等 の 公 共 用 水 域 に流入すると、水質 の 汚濁が進行する事と な ります。 汚水処理施設の整備 は 、公共用水域の水質 保 全に不可欠な施設で す 。 汚水処理施設の整 備 による、公共用水域 の 水質改善例について 、 以下に示します。 【公共用水域の水質改 善例】 青森県弘前市の例 -城下町弘前に甦る 素 敵な水辺空間- 市の中心部を南北 に 流れる土淵川は、昭 和 30年代後半まで子供 た ちが水遊びに興 じ、そこに棲む鯉や 鮒 の姿は人々の心に安 ら ぎと潤いを与えてい た が、昭和40年代 前半から土淵川流域 の 開発が進み大量の生 活 排水が流入し自浄作 用 を失い悪臭を放 つドブ川と化し、魚 も 棲めない死の川とな り ました。しかし、町 会 やボランティア 団体が積極的に行っ て いる河川清掃、鯉の 放 流等川に対する市民 の 意識が高まって いること、さらに下 水 道整備を積極的に行 っ ている事が評価され 、 昭和59年にはア クアトピア(親水都 市 )に指定されました 。 それにより下水道整 備 に弾みがつき、 土淵川流域に重点投 資 した結果、土淵川が 浄 化され、昭和63年に は 「サケ」が遡上

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し て き た の が 確 認 さ れ ま し た 。 ま た 、 平 成 9 年 度 に は 環 境 庁 の 「 植 物 版 レ ッ ド リ ス ト」で絶滅危惧Ⅱ類 に 指定されている湿地 植 物の「ミズアオイ」 が 確認されました。 そして平成18年度に は 、きれいな水を好む と される「アユ」の遊 泳 が確認されてい ます。これらは、土 淵 川の水質が改善され て いることを示すもの で あり、良好な水 辺環境が蘇り市民生 活 に安らぎと潤いを復 活 させました。 24.8 24.5 8.6 7.2 6.5 6.0 4.9 5.9 4.0 3.9 4.8 3.7 3.8 3.3 4.4 3.2 2.4 2.1 2.5 1.9 2.2 2.0 9.6 35.3 47.6 50.2 51.853.0 55.5 58.2 59.7 62.1 64.4 66.7 69.2 71.9 74.0 75.9 77.578.8 79.9 82.783.2 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 S47S48S59S63 H1 H2 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10H11H12H13H14H15H16H17H18 年度 B O D 7 5 % 値   ( 大 久 保 橋 , m g / l ) 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 100.0 下 水 道 普 及 率   ( % ) アユの遊泳を確認 弘前処理区及び 弘前処理分区(土淵川流域) 処理場供用開始 アクアトピア指定 「甦る水100選(建設大臣賞)」に選定 サケの遡上を確認 ミズアオイを確認 (環境基準 BOD=2.0mg/l) 図 2.1 下水道の 普 及率と河川水質の推 移 (3)資源及び施設の有効 利 用 汚水処理施設は処 理 水、汚泥、熱等、多 く の利用可能なエネル ギ ーを有している ため、省エネ・リサ イ クル型社会の実現に 向 けてその有効利用を 図 ることが可能で す。 また、処理場の上 部 を公園、運動場とし て 利用したり、管渠を 活 用した情報通信 網(光ファイバーケ ー ブル)の構築等、有 効 利用を図ることも可 能 になります。

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2.2 しくみと特徴 汚水処理施設のしく み と特徴を以下に示し ま す。 (1)集合処理施設(下水 道 ・集落排水等) 集 合 処 理 施 設 は 、 家 庭 の 台 所 ・ 水 洗 ト イ レ ・ 風 呂 場 及 び 事 業 所 ・ 工 場 等 か ら 排 水される汚水を集め て 流す「下水管」と、 汚 水を処理する「処理 場 」、またこれら の 施 設 を 補 完 す る 「 ポ ン プ 場 」 等 か ら 成 り 立 っ て い ま す 。 集 合 処 理 の し く み を 図 2.2に示します。 事業所 工場 木 一般家庭 雨 水 工 場 雨水事業所 一般家庭 沈砂池 最終沈殿池 消毒施設 ポンプ室 オキシディーションディッチ 事業所など の汚水 終末処理場 終末処理場終末処理場 終末処理場 流入した汚水を微生物により分解し 汚れと微生物を沈殿させます。 上澄水は消毒して放流し,沈殿物は 濃縮・脱水の後処分されます。 集合処理方式(オキシディーションディッチ法等) 家庭の汚水 図 2.2 集合処理 の しくみ 一 般 に 集 合 処 理 施 設 に は 、 既 成 市 街 地 等 人 口 の 密 集 し た 地 域 を 対 象 に 進 め ら れ ている『下水道』と 、 農山漁村集落を対象 に 幾つかの集落単位で 、 小規模分散的に 進められる『集落排 水 等』等に分類されま す 。 下水道は一般に人 口 規模が大きいものと な っており、対象とす る 汚水も一般家庭 の生活排水の他、商 店 からの営業排水、事 業 所や工場からの排水 及 び観光地で観光 客排水等、多くの種 類 の汚水を対象として い ます。また、処理場 で 汚水をきれいに する事により発生し た 汚泥については、濃 縮 後に脱水され、産業 廃 棄物として埋め 立て又は焼却処分と な ります。一部は肥料 ( コンポスト)にした り 、焼却灰は建設 用資材等に有効利用 さ れています。

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集落排水等につい て は、比較的人口規模 が 小さいものとなって お り、対象とする 汚水は基本的に一般 家 庭からの生活排水と な っています。また、 処 理場にて発生す る汚泥については、 濃 縮後に一般廃棄物と し てし尿処理場で処分 さ れるほか、一部 は有機質肥料や土壌 改 良材として農地等へ 還 元利用されています 。 (2)個別処理施設(合併 処 理浄化槽等) 個別処理施設は、 し 尿と雑排水を併せて 処 理する施設で、一般 に 個人で家屋単位 にて設置される施設 で す。図 2.3に個別 処 理のしくみを示しま す 。 浄化システムとし て は、水中の微生物の 働 きにより汚水中の有 機 物を分解し、き れいになった上澄水 を 消毒して放流するも の です。また、水が浄 化 されることによ り発生した汚泥は、 浄 化槽内に溜まる事に な るので、安定した放 流 水質を維持する ためには定期的な保 守 点検、清掃(汚泥の 引 抜き)及び法定検査 を 受けることが必 要となります。

個別処理方式

(嫌気ろ床接触ばっ気方式等) 合併処理 浄化槽 ブロワー 汚水を浄化した微生 物のかたまりは沈殿 します。 ブロワーから送り込まれる 空気がェ にある状態で接 触材に付いた増殖した好気 性の微生物が働き汚れを分 解します。 汚水中の浮遊物を取り除く とともに「ろ材」に付いた 嫌気性微生物(酸素のない ところで働く微生物)が汚 水の中の有機物を分解しま す。 ※ 合併処理浄化槽は,維持管理のため専門業者に よる定期的な保守点検,年1回の清掃,使用開始後 3ヵ月~8ヵ月の間に行う水質検査と毎年1回の定 期検査が必要です。 【 合併処理浄化槽 】 嫌 気 ろ 床 槽 嫌 気 ろ 床 槽 接 触 ばっ 気 槽 沈 殿 槽 消 毒 槽 図 2.3 個別処理 の しくみ

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(3)集合処理(区域)、 個 別処理(区域)の設 定 について 既成市街地等の人 口 密集地域や、都市計 画 上の市街化区域及び 用 途地域に指定さ れている区域や、水 質 保全上、放流水に特 段 の配慮が必要とされ る 区域等について は、「集合処理」が 原 則となります。 一方、農山漁村の 集 落が位置する中山間 地 域については、家屋 が 比較的分散して 位置している事等か ら 、管渠建設費が割高 と なる傾向にあります 。 したがって、集 合処理が必ずしも経 済 的・効率的とはいえ な い場合もあります。 「集合処理」又は 「 個別処理」かについ て は、経済比較で判断 し ますが、経済比 較上換算しがたいそ の 他の地域要件(住民 の 要望、放流先の確保 及 び放流先の環境 に与える影響等)等 も 十分勘案し、地域の 特 性に合った適切な整 備 手法を選択する ことが肝要です。 表 2.1に集合処 理 施設と個別処理施設 の 特徴を示します。 表 2.1 集合処理 施 設と個別処理施設の 特 徴 項 目 集 合処 理方 式 個 別処 理方 式 種 類 公 共 下 水 道 、 流 域 下 水 道 、 農 ・ 漁 業 集 落 排 水施 設等 合 併処 理浄 化槽 処 理 対 象 ・ 汚水 の他 、汚 泥も 処理す る ・ 雨水 の排 除も 行う ・ 汚水 のみ 対象 ・ 汚 泥 処 理 は 、 個 別 に 運 搬 し 、 し 尿 処 理 場 で行 う 対 象 汚 水 ・ 各 家 庭 だ け で な く 、 事 業 所 、 工 場 等 、 町 ・集 落全 体の 排水 を対象 ・ 各家 庭が 対象 ・ 事 業 所 、 工 場 等 は 、 個 別 に 設 置 す る 事 に なる 概 要 ・ 地 下 に 排 水 管 ( 下 水 管 ) を 敷 設 し て 、 排 水( 汚水 )は 処理 場で処 理す る ・ 各 家 庭 の 敷 地 に 浄 化 槽 を 埋 め 込 み 、 浄 化 槽ご とに 処理 する 特 色 ・ 家 屋 が 密 集 し た 集 落 、 市 街 地 等 に 適 し て い る ( 浄 化槽 を 埋 め込む ス ペ ー スが な い家 屋の 密集 地帯 でも 整 備が 可能 ) ・ 整備 に比 較的 長い 期間が かか る ・ 排 水 の 高 度 処 理 や 汚 泥 の リ サ イ ク ル が 容 易 ・ 家 と 家 と の 間 が 離 れ て い る 場 合 に 適 し て いる ・ 短期 間で 整備 でき る ・ 浄 化 槽 ご と に 定 期 的 な 点 検 、 清 掃 、 検 査 が必 要

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2.3 汚水処理事業の種類 私たちが毎日の生活 に おいて排出するし尿 や 生活排水等の汚水処 理 には、下水道 や集落排水等の集合 処 理方式と合併処理浄 化 槽等による個別処理 方 式とがあります。 これらのうち主な事 業 の内容は表 2.2、 図 2.4に示します(詳 細は参考資料3参 照)。 表 2.2 汚水処理 施 設の種類 事業名 汚水処理施設 設置主体・ 維持管理主体 対象人口 (1)公共下水道事業 公共下水道 地方団体 特になし。 (2)特定環境保全  公共下水道事業 特定環境保全公共下水道 地方団体 1,000人~10,000人水質保全上、 特に緊急に下水道の整備を必要と する地区においては、1,000人未 満も実施できる。 (3)農業集落排水事業 農業集落排水施設 地方団体・ 土地改良区 原則として概ね1,000人以下。 1,000人以上で実施する場合は、 市町村及び都道府県の関係部局間 で協議調整を行う。 (4)漁業集落排水事業 漁業集落排水施設 地方団体 100人~5,000人。なお、1,000人 以上で実施する場合は、市町村及 び都道府県の関係部局間で協議調 整を行う。 (5)林業集落排水事業 林業集落排水施設 地方団体・ 森林組合等 原則として概ね1,000人以下。 1,000人以上で実施する場合は、 市町村及び都道府県の関係部局間 で協議調整を行う。 (6)簡易排水施設  整備事業 簡易排水施設 地方団体・ 森林組合等 農業共同組合等 住宅戸数10戸以上20戸未満。 (7)小規模集合排水  処理施設整備事業 小規模集合排水処理施設 地方団体 原則として住宅戸数2戸以上20戸 未満。 (8)浄化槽市町村整備  推進事業 個別処理施設 地方団体 住宅戸数20戸以上(離島地域に あっては、10戸以上)。 (9)個別排水処理施設  整備事業 個別処理施設 地方団体 原則として住宅戸数20戸未満。 (10)浄化槽設置整備事 業 個別処理施設 個人 特に制限なし。 (11)コミュニティ・  プラント コミュニティ・プラント 地方団体 101人~30,000人。

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3. 整備の現状と課題 3.1 汚水処理施設の整備 状 況 本県の下水道をは じ めとする汚水処理施 設 の整備状況について 、 平成21年度(平 成 22 年 3月 31 日 現 在 ) の 汚 水 処 理 人 口 普 及 率 は 、 青 森 県 に お い て は 7 0.3 % の 状 況 に あり、全国平均が85.7%であるのに対して 遅 れております。また 、 整備手法別状況 は、下水道53.6%、 集 落排水等8.8%、合併 処理浄化槽等8.0%と なっています。 第 2 次 構 想 は 策 定 後 6 年 以 上 が 経 過 し 、 汚 水 処 理 施 設 整 備 事 業 の 着 実 な 進 展 に 伴 い、平成21年度の事 業 着手状況は、下水道 33市町村、集落排水31市 町村、合併処理 浄化槽39市町村(各 種 別で計上)となって い ます。 図 3.1に事業種 別 汚水処理人口シェア ( 平成21年度)を、表 3.1に汚水処理 施設整備状況を示し ま す。 合併処理 浄化槽 8.0% 下水道, 53.6% 未処理, 29.7% 集落排水等, 8.8% 図 3.1 事業種別 汚 水処理人口シェア( 平 成21年度) 表 3.1 汚水処理 施 設整備状況(平成21年 度) 市町村数 処理人口 着手済 供用済 (人) 集合処理 下水道 単独公共 19 16 478,108 34.0% 流関公共 12 12 240,594 17.1% 特環公共 16 16 34,102 2.4% 特環流関 - - - 0.0% 小計 小計小計 小計 33333333 33333333 752,804752,804752,804752,804 53.6%53.6%53.6%53.6% 集落排水等 農集排 26 26 115,207 8.2% 簡易排水 1 1 63 0.0% 漁集排 8 8 8,056 0.6% 小規模排水 1 1 32 0.0% コミプラ - - - 0.0% 小計 小計小計 小計 31313131 31313131 123,358123,358123,358123,358 8.8%8.8%8.8%8.8% 集合処理計 36 35 876,162 62.3% 個別処理 合併処理浄化槽 市町村設置型 8 7 3,487 0.2% 個人設置型 39 39 108,411 7.7% 小計(個別処理計) 小計(個別処理計)小計(個別処理計) 小計(個別処理計) 39393939 39393939 111,898111,898111,898111,898 8.0%8.0%8.0%8.0% 汚水処理計 40 40 988,060 70.3% 417,475 29.7% 1,405,535 100.0% ※処理人口、普及率は、四捨五入を行ったため、合計が合わないことがあります。 ※市町村数の合計は、各市町村によって複数の事業種別で整備しているため一致しません。 ※「着手済」には、整備面積が計上されているものの処理人口が0人である場合が含まれます。 項 目 種 別 未処理人口 行政人口 事業種別 普及率

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(1)都道府県別汚水処理 人 口普及率 都道府県別の汚水処 理 人口普及率を図 3.2 に示します。本県の 汚 水処理人口普 及率は平成21年度で 70.3%と、全国平均の 85.7%と比較していま だ 整備が遅れてい る状況にあり、47都 道 府県中、40番目の汚 水 処理人口普及率順位 と なっています。 しかし表 3.2・図 3.3に示すように 、 普及率の上昇に関し て は過去5年で7.9 ポ イ ン ト の 上 昇 で あ り 、 全 国 平 均 の 4 .8 ポ イ ン ト を 大 き く 上 回 る 結 果 と な っ て い ま す。 7 8 .8 % 6 8 .5 % 7 6 .4 % 6 6.1 % 78 .4 % 73 .6 % 7 1 .3 % 8 6 .7 % 66 .0 % 69 .0 % 6 6.2 % 4 7 .6 % 7 9 .0 % 8 1 .3% 7 7 .8 % 7 0 .4% 8 9 .8 % 50 .1 % 8 3 .9 % 9 8 .1 % 9 5 .2 % 9 4 .8 % 9 7 .8 % 7 6 .5 % 8 4 .0 % 7 1 .5 % 8 6 .3% 9 4.5 % 75 .4 % 8 8 .8 % 8 8 .6 % 9 2.8 % 7 9 .7% 9 7 .2% 9 9 .4 % 8 2 .6 % 8 7 .7% 7 1 .4 % 7 7 .8 % 7 6 .0 % 7 3 .1 % 8 6.5 % 78 .5 % 8 6.6 % 7 1 .9% 7 0 .3% 9 3 .4 % 8 5 .7 % 沖縄県 鹿児島 宮崎県 大分県 熊本県 長崎県 佐賀県 福岡県 高知県 愛媛県 香川県 徳島県 山口県 広島県 岡山県 島根県 鳥取県 和歌山 奈良県 兵庫県 大阪府 京都府 滋賀県 三重県 愛知県 静岡県 岐阜県 長野県 山梨県 福井県 石川県 富山県 新潟県 神奈川 東京都 千葉県 埼玉県 群馬県 栃木県 茨城県 福島県 山形県 秋田県 宮城県 岩手県 青森県 北海道 全国 図 3.2 都道府県 別 汚水処理人口普及率 ( 平成21年度)

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表 3.2 青森県に お ける汚水処理人口普 及 状況 人口 (千人) 普及率 (%) 人口 (千人) 普及率 (%) 人口 (千人) 普及率 (%) 人口 (千人) 普及率 (%) 人口 (千人) 普及率 (%) 人口 (千人) 普及率 (%) 1,469 1,460 1,446 1,431 1,417 1,406 880 59.9 911 62.4 940 65.0 957 66.9 974 68.7 988 70.3 下 水 道 691 47.0 711 48.7 719 49.7 730 51.0 740 52.2 753 53.6 集 落 排 水 108 7.4 112 7.7 119 8.2 121 8.5 124 8.7 123 8.8 合 併 浄 化 槽 81 5.5 88 6.0 102 7.1 106 7.4 110 7.8 112 8.0 【79.4】 【80.9】 【82.4】 【83.7】 【84.8】 【85.7】 【 全 国 普 及 率 】 行 政 人 口 汚 水 処 理 人 口 平成17年度 平成16年度 平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度 0 200 400 600 800 1,000 1,200 H16 H17 H18 H19 H20 H21 汚 水 処 理 人 口 ( 千 人 ) 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 普 及 率 ( % ) 汚水処理人口(千人) 普及率(%) 図 3.3 青森県に お ける汚水処理人口普 及 状況 (2)市町村別事業実施状 況 平成21年度におけ る 市町村別汚水処理人 口 と普及率を表 3.3 ・ 図 3.4に示し ます。本県における 実 施事業としては下水 道 が最も多く、行政人 口 のうち53.6%の 汚水処理を下水道で 実 施しています。また 、 一般に下水道より小 規 模な区域での普 及 が 進 ん で い る 集 落 排 水 等 が 8 .8 % 、 個 別 処 理 に も 用 い ら れ る 合 併 処 理 浄 化 槽 が 8 . 0%と続いています。

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表 3.3 市町村別 汚 水処理人口と普及率 ( 平成21年度末:実績 ) 1 201 青森市 304,321 228,829 75.2% 7,500 2.5% - 9,883 3.2% 9,883 3.2% 246,212 80.9% 58,109 19.1% 2 202 弘前市 183,834 150,082 81.6% 22,374 12.2% 956 0.5% 1,448 0.8% 2,404 1.3% 174,860 95.1% 8,974 4.9% 3 203 八戸市 241,928 127,750 52.8% 5,281 2.2% - 30,959 12.8% 30,959 12.8% 163,990 67.8% 77,938 32.2% 4 204 黒石市 37,423 21,013 56.1% 187 0.5% - 2,711 7.2% 2,711 7.2% 23,911 63.9% 13,512 36.1% 5 205 五所川原市 61,061 22,249 36.4% 3,279 5.4% - 5,258 8.6% 5,258 8.6% 30,786 50.4% 30,275 49.6% 6 206 十和田市 65,852 40,432 61.4% 8,922 13.5% 1,011 1.5% 2,623 4.0% 3,634 5.5% 52,988 80.5% 12,864 19.5% 7 207 三沢市 42,226 22,695 53.7% 3,908 9.3% - 3,975 9.4% 3,975 9.4% 30,578 72.4% 11,648 27.6% 8 208 むつ市 64,247 9,477 14.8% 263 0.4% - 8,699 13.5% 8,699 13.5% 18,439 28.7% 45,808 71.3% 9 209 つがる市 37,698 8,821 23.4% 14,942 39.6% - 1,847 4.9% 1,847 4.9% 25,610 67.9% 12,088 32.1% 10 210 平川市 34,291 26,434 77.1% 7,189 21.0% 58 0.2% 72 0.2% 130 0.4% 33,753 98.4% 538 1.6% 11 301 平内町 13,177 3,121 23.7% 3,183 24.2% - 665 5.0% 665 5.0% 6,969 52.9% 6,208 47.1% 12 303 今別町 3,496 - - - 378 10.8% 378 10.8% 378 10.8% 3,118 89.2% 13 304 蓬田村 3,300 - - - 763 23.1% 763 23.1% 763 23.1% 2,537 76.9% 14 307 外ヶ浜町 7,761 1,615 20.8% - 6 0.1% 278 3.6% 284 3.7% 1,899 24.5% 5,862 75.5% 15 321 鰺ヶ沢町 12,242 2,699 22.0% 2,088 17.1% - 828 6.8% 828 6.8% 5,615 45.9% 6,627 54.1% 16 323 深浦町 10,203 1,243 12.2% 915 9.0% - 1,432 14.0% 1,432 14.0% 3,590 35.2% 6,613 64.8% 17 343 西目屋村 1,594 - 1,555 97.6% - - - 1,555 97.6% 39 2.4% 18 361 藤崎町 16,206 7,694 47.5% 8,108 50.0% - 147 0.9% 147 0.9% 15,949 98.4% 257 1.6% 19 362 大鰐町 11,694 5,578 47.7% - 765 6.5% 257 2.2% 1,022 8.7% 6,600 56.4% 5,094 43.6% 20 367 田舎館村 8,468 7,514 88.7% 819 9.7% - 48 0.6% 48 0.6% 8,381 99.0% 87 1.0% 21 381 板柳町 15,515 7,155 46.1% 4,140 26.7% - 741 4.8% 741 4.8% 12,036 77.6% 3,479 22.4% 22 384 鶴田町 14,495 6,067 41.9% 3,819 26.3% - 261 1.8% 261 1.8% 10,147 70.0% 4,348 30.0% 23 387 中泊町 13,548 - 1,988 14.7% 343 2.5% 316 2.3% 659 4.9% 2,647 19.5% 10,901 80.5% 24 401 野辺地町 14,915 - - - 4,589 30.8% 4,589 30.8% 4,589 30.8% 10,326 69.2% 25 402 七戸町 17,920 4,116 23.0% 999 5.6% - 3,018 16.8% 3,018 16.8% 8,133 45.4% 9,787 54.6% 26 405 六戸町 10,664 4,170 39.1% 1,818 17.0% - 2,017 18.9% 2,017 18.9% 8,005 75.1% 2,659 24.9% 27 406 横浜町 5,191 - 304 5.9% - 931 17.9% 931 17.9% 1,235 23.8% 3,956 76.2% 28 408 東北町 19,843 5,461 27.5% 1,248 6.3% 305 1.5% 3,175 16.0% 3,480 17.5% 10,189 51.3% 9,654 48.7% 29 411 六ヶ所村 11,225 7,726 68.8% 1,033 9.2% 43 0.4% 602 5.4% 645 5.7% 9,404 83.8% 1,821 16.2% 30 412 おいらせ町 25,075 15,065 60.1% 3,115 12.4% - 4,935 19.7% 4,935 19.7% 23,115 92.2% 1,960 7.8% 31 423 大間町 6,210 3,180 51.2% - - 169 2.7% 169 2.7% 3,349 53.9% 2,861 46.1% 32 424 東通村 7,403 382 5.2% 2,665 36.0% - 519 7.0% 519 7.0% 3,566 48.2% 3,837 51.8% 33 425 風間浦村 2,475 - - - 462 18.7% 462 18.7% 462 18.7% 2,013 81.3% 34 426 佐井村 2,494 1,734 69.5% 511 20.5% - 50 2.0% 50 2.0% 2,295 92.0% 199 8.0% 35 441 三戸町 12,110 2,196 18.1% - - 1,369 11.3% 1,369 11.3% 3,565 29.4% 8,545 70.6% 36 442 五戸町 19,731 4,933 25.0% 2,904 14.7% - 2,148 10.9% 2,148 10.9% 9,985 50.6% 9,746 49.4% 37 443 田子町 6,758 - - - 2,392 35.4% 2,392 35.4% 2,392 35.4% 4,366 64.6% 38 445 南部町 21,123 - 6,913 32.7% - 4,945 23.4% 4,945 23.4% 11,858 56.1% 9,265 43.9% 39 446 階上町 14,741 1,807 12.3% 1,016 6.9% - 3,451 23.4% 3,451 23.4% 6,274 42.6% 8,467 57.4% 40 450 新郷村 3,077 1,566 50.9% 372 12.1% - 50 1.6% 50 1.6% 1,988 64.6% 1,089 35.4% 1,072,881 657,782 61.3% 73,845 6.9% 1,967 0.2% 65,556 6.1% 69,500 6.5% 801,127 74.7% 271,754 25.3% 332,654 95,022 28.6% 49,513 14.9% 1,520 0.5% 42,855 12.9% 42,398 12.7% 186,933 56.2% 145,721 43.8% 1,405,535 752,804 53.6% 123,358 8.8% 3,487 0.2% 108,411 7.7% 111,898 8.0% 988,060 70.3% 417,475 29.7% 処理人口 (人) 普及率 処理人口 (人) 普及率 処理人口 (人) 普及率 処理人口 (人) 普及率 合併処理浄化槽 NO. 行政人口 (人) 処理人口 (人) 普及率 市町村名 下水道 処理人口 (人) 普及率 未普及人口 (人) 未普及率 計 県 市部 町村部 集落排水等 市町村設置型 個人設置型 合計 未普及

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(3)人口規模別及び地域 別 の整備状況 県内市町村の汚水 処 理人口・普及率を行 政 人口規模別に分類し た ものを図 3.5 に示します。棒グラ フ の高さが全体人口を 表 しており、着色部分 が 各事業種別の処 理人口となっていま す 。また、折れ線グラ フ は各人口規模区分別 の 汚水処理人口普 及率を表しています 。 人口規模別に見た 青 森県の特徴は、県下 40市町村のうち約4分 の3に相当する29町 村が、人口2.5万人以 下となっていること で す。 汚 水 処 理 人 口 普 及 率 は 、 人 口 規 模 に 連 動 し て お り 、 30 ~ 1 0万 人 規 模 で 8 0% 、 1万 人以下規模で49%と な っています。また、 人 口規模が大きいほど 下 水道の割合が大 きく、規模が小さく な るほど、集落排水等 ・ 合併処理浄化槽の割 合 が大きくなって います。 人口(人) 普及率(%) 市町村名 青森市 黒石市 平内町板柳町 七戸町 三戸町今別町 田舎館村 佐井村 八戸市 五所川原市 鰺ヶ沢町 六戸町 五戸町蓬田村 横浜町 大間町 田子町 弘前市 十和田市 深浦町鶴田町 東北町 南部町外ヶ浜町 東通村 新郷村 三沢市 藤崎町中泊町 六ヶ所村 西目屋村 風間浦村 むつ市 大鰐町野辺地町 階上町 つがる市 平川市 おいらせ町 市町村数 3市 8市町 17町村 12町村 行政人口 730,083 367,873 249,352 58,227 処理人口 585,062 238,111 135,555 28,263 普及率 80% 65% 54% 49% 506,661 166,186 63,966 129,762 15,991 6,226 41,805 40,172 35,155 6,046 30,120 43,246 31,417 113,797 145,021 29,964 49% 54% 65% 80% -100,000 200,000 300,000 400,000 500,000 600,000 700,000 800,000 30~10万人 10~2.5万人 2.5~1万人 1万人以下 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 下水道 集落排水等 合併処理浄化槽 未処理 普及率 図 3.5 人口規模 別 汚水処理人口・普及 率 (平成21年度)

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次に、県内市町村 の 汚水処理人口普及率 を 地域別に分類したも の を図 3.6に示 します。 市町村別にみると 、 10市の平均は75%、30町村の平均は56%で す 。 また、中津軽郡(98% )、南津軽郡(85% ) は、汚水処理人口普 及 率が町村全県 平均を大きく上回っ て います。その理由と し て、下水道および集 落 排水等事業に早 期着手した事が挙げ ら れます。 これに対し、東津軽 郡 (36%)、西津軽郡 ( 41%)は、汚水処理 事 業に未着手あ るいは事業実施初期 の 町村が多いため、町 村 全県平均を大きく下 回 っています。 普及率(%) 市町村名 青森市 30町村 西目屋村 藤崎町 野辺地町 三戸町 鰺ヶ沢町 板柳町 大間町 平内町 弘前市 ※省略 大鰐町 七戸町 五戸町 深浦町 中泊町 東通村 外ヶ浜町 八戸市 (郡の合計) 田舎館村 おいらせ町 田子町 鶴田町 風間浦村 今別町 黒石市 六戸町 南部町 佐井村 蓬田村 五所川原市 横浜町 階上町 十和田市 東北町 新郷村 三沢市 六ヶ所村 むつ市 つがる市 平川市 市町村数 10市 30町村 1村 3町村 7町村 6町村 2町 3町 4町村 4町村 行政人口 1,072,881 332,654 1,594 36,368 104,833 77,540 22,445 43,558 18,582 27,734 処理人口 801,127 186,933 1,555 30,930 64,670 36,062 9,205 24,830 9,672 10,009 普及率 75% 56% 98% 85% 62% 47% 41% 57% 52% 36% 62% 28% 57% 35% 14% 18% 30% 29% 17% 15% 25% 8% 14% 13% 23% 19% 25% 15% 38% 53% 59% 43% 48% 64% 0% 11% 17% 98% 7% 8% 6% 0% 6% 3% 4% 10% 19% 13% 2% 44% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 市部 町村部 中津軽郡 南津軽郡 上北郡 三戸郡 西津軽郡 北津軽郡 下北郡 東津軽郡 下水道 集落排水等 合併処理浄化槽 未処理 図 3.6 地域別汚 水 処理人口・普及率

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3.2 現状の課題 汚水処理施設の現 状 の課題としてまとめ る と以下の事項が挙げ ら れます。 (1)人口減少 青森県内の人口動 態 を、表 3.4・図 3.7に示します。青森 県 は、昭和35年か ら昭和40年にかけて 、 10万人以上の社会減 に より、戦後初めて人 口 減少を記録しま し た 。 そ の 後 は 一 旦 上 昇 に 転 じ ま し た が 、 平 成 2 年 以 降 は 再 び 人 口 減 少 が 続 い て い ます。 一方社会増減は、戦 後 一貫してマイナスと な っており、就学・就 業 ・出稼ぎ等に より大都市への人口 転 出が長く続いてきた 社 会構造が影響してい る といえます。 表 3.4 昭和25年 以 降の国勢調査の県人 口 と自然増減・社会増 減 (単位:人) 注1)  人口増減は、平成17年国勢調査最終報告書「日本の人口」(時系列表、都道府県一覧表) 第13表都道府県人口の 自然増減数及び社会増減数による。ただし、平成22年は「青森県の人口移動」(県統計分析課)による。 注2)  社会増減は、人口増減の総数から自然増減を差し引いたものであり、住民票の転出・転入の届出などを伴わない場合 も含む。 社会増減数 増減率% 人口増減数 増減率% 自然増減数 増減率% 年次 人  口 昭和50年(1975年) 1,468,646 1,382,523 昭和25年(1950年) 昭和45年(1970年) 昭和30年(1955年) 50,374 55,261 65,205 昭和60年(1985年) 30,415 1,524,448 3.8 0.0 4.4 △ 9,944 △ 0.7 5.9 △ 5.1 3.3 △ 0.6 △ 8,761 0.2 △ 49,833 △ 3.3 △ 4.7 13,456 △ 14,666 △ 1.0 2.0 △ 71,990 △ 37,701 △ 2.6 △ 10,017 △ 0.7 △ 29,054 △ 2.0 △ 1.8 △ 25,756 平成12年(2000年) 1,475,728 2,826 0.9 平成 2 年(1990年) 1,482,873 △ 0.1 △ 1,210 △ 41,575 平成 7 年(1995年) 平成22年(2010年) △ 39,071 △ 4.4 △ 5,935 1,373,200 平成17年(2005年) 1,436,657 △ 63,457 △ 0.4 △ 2.6 △ 2.5 99,656 7.8 131,101 △ 59,310 7.5 1,426,606 10.2 1,282,867 △ 31,445 1,427,520 1,481,663 △ 2.7 昭和55年(1980年) 1,523,907 541 5.6 △ 38,775 △ 2.7 △ 72,180 41,126 2.9 3.2 103,393 79,901 44,083 10,929 0.8 83,109 昭和35年(1960年) 昭和40年(1965年) △ 7.1 △ 101,363 6.4 91,348 △ 0.7 △ 10,015 △ 4.3 1,416,591

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1 ,1 5 0 ,0 0 0 1 ,2 0 0 ,0 0 0 1 ,2 5 0 ,0 0 0 1 ,3 0 0 ,0 0 0 1 ,3 5 0 ,0 0 0 1 ,4 0 0 ,0 0 0 1 ,4 5 0 ,0 0 0 1 ,5 0 0 ,0 0 0 1 ,5 5 0 ,0 0 0 昭 和 2 5 年 (1 9 5 0 年 ) 昭 和 3 0 年 (1 9 5 5 年 ) 昭 和 3 5 年 (1 9 6 0 年 ) 昭 和 4 0 年 (1 9 6 5 年 ) 昭 和 4 5 年 (1 9 7 0 年 ) 昭 和 5 0 年 (1 9 7 5 年 ) 昭 和 5 5 年 (1 9 8 0 年 ) 昭 和 6 0 年 (1 9 8 5 年 ) 平 成 2 年 (1 9 9 0 年 ) 平 成 7 年 (1 9 9 5 年 ) 平 成 1 2 年 (2 0 0 0 年 ) 平 成 1 7 年 (2 0 0 5 年 ) 平 成 2 2 年 (2 0 1 0 年 ) ( 人 ) 図 3.7 青森県人 口 推移(国勢調査結果 ) また図 3.8・図 3.9に、将来予想 さ れている市町村別人 口 減少率を示します。 平成27年度末・平成 32年度末時点において 人 口増加を示している の は、三沢市と東 通村のみであり、他 の 市町村では全て事項 減 少傾向が続くことが 予 想されています。 人口の減少傾向が続 き 人口密度が低下する 事 で、従来は集合処理 で 汚水処理をする ことが望ましいとさ れ ていた地域でも、再 検 討の結果、個別処理 の 方が安価となり 効率的に整備できる ケ ースがでてくる事が 予 想されます。

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図 3.8 市町村別 人 口減少率(平成21年 基 準、平成27年度末)

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(2)公共用水域の水質改 善 及び保全 本県は、日本海、 津 軽海峡、太平洋と三 方 を海に囲まれるとと も に、中央には大 型内湾の陸奥湾があ り ます。また岩木川や 馬 淵川等の河川や、十 和 田湖・小川原湖 等の湖沼といった公 共 用水域を有していま す 。これらの主な公共 用 水域の水質汚濁 の程度を示す代表的 指 標としては、BOD( ま たはCOD)があり、 水 質環境基準点にお いて定期的に測定を 行 うことで、水質環境 の モニタリングを行っ て います。 平成21年度の環境基 準 達成率は、河川96% 、 湖沼33%、海域96% と 湖沼では達成 度が低くなっていま す が、全体では94%と な っており、全国平均 ( 87.6%)を上回 っていました(図 3 .10参照)。 ( 出 典 : 平 成 2 1 年 度 公 共 用 水 域 水 質 測 定 結 果 の 概 要 青 森 県 ホ ー ム ペ ー ジ ) 図 3.10 水質環 境 基準達成の推移 しかし、局所的に み ると、一部の中小河 川 等の水質は依然とし て 改善されていな い状況にあり、この 原 因は主として生活排 水 に起因する事から、 汚 水処理施設の整 備の推進や家庭でで き る生活排水対策の県 民 への周知・啓発、さ ら には事業所・工 場に対するきめ細か な 排水監視や指導によ る 水質改善及び保全は 重 要であり、緊急 の課題となっていま す 。 (3)下水道等の生活環境 の 整備に関する県民の 要 望 近年、生活が豊か に なるにつれて、うる お いや安らぎのある、 よ り質の高い快適 な環境を求める県民 の 意識が高まっていま す 。 平 成 15 年 9 月 に 実 施 し た 国 の ア ン ケ ー ト 調 査 に よ る と 、 青 森 県 の 住 民 を 対 象 に し た 「 今 後 の 生 活 環 境 に つ い て 重 点 的 に 実 施 す べ き 20 施 策 の う ち ベ ス ト 5」 を 集 計 し た結果において、「 下 水道や排水路の整備 」 が、ベスト1~5のす べ てを合計した順 位で6番目にランク さ れており、次に「自 然 環境の保全」が同じ く 7番目にランクさ れ て い ま す 。 ま た 、 ベ ス ト 1 だ け を 合 計 し た 順 位 で は 、 「 下 水 道 や 排 水 路 の 整 備 」

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が 3 番 目 に ラ ン ク さ れ て お り 、 「 高 齢 者 の た め の 福 祉 施 設 ・ サ ー ビ ス の 充 実 」 、 「産業の振興による 就 業の場の確保」につ い で高い結果となって い ました。これは、 多くの県民が、汚水 処 理施設の目的である 快 適な生活環境の確保 や 水環境の保全と いった施策について 、 意識は高く、一方で 現 状に対する満足度は 低 いと感じている と考えられます。 ( 出 典 : 東 北 ブ ロ ッ ク 下 水 道 ビ ジ ョ ン 策 定 に 係 る ア ン ケ ー ト 調 査 、 東 北 地 方 整 備 局 : 平 成 15年 9月 ) (4) 低い汚水処理人口普 及 率及び地域間格差 本県の汚水処理人 口 普及率は平成21年度 で 70.3%と、全国平均 の 85.7%と比較し ていまだ整備が遅れ て いる状況です。また 、 市町村単位でみると 汚 水処理人口普及 率75%以上が12町村あ る一方、25%未満が8市町村ある状況です 。 地域別にみると、 市 部の汚水処理人口普 及 率は75%、中津軽郡 は 98%、南津軽郡 は85%と高く、逆に 東 津軽郡は36%、西津 軽 郡は41%と低く、地 域 間で非常に大き な格差が生じていま す 。 (5)厳しい市町村財政状 況 下水道事業は一般 に 建設投資規模が大き く 、建設期間も長期に わ たるなど、市町 村の財政運営に多大 な 影響を与えます。 本来、利用者の使 用 料で賄うべき経費と 市 町村の一般会計で負 担 すべき経費とは 明確に区分されるべ き ですが、現状では、 一 般会計からの多額の 繰 入に依存してい る事業が多く、市町 村 財政を圧迫する大き な 要因となっています 。 (6)汚水処理施設の適切 な 整備手法の選択 今後の汚水処理施 設 整備は、対象地域が 、 人口密集地域から市 街 地周辺部、中山 間地域の家屋が散在 し た地域及び地理的・ 地 形的条件が厳しい地 域 に移り、建設投 資効果が低くなるこ と が予想されます。 このため、「集合 処 理方式」と「個別処 理 方式」の有する特性 を 十分把握し、将 来の維持管理コスト を 考慮しながら、その 市 町村の地域特性に応 じ た整備手法を選 択し、事前の財政計 画 等を周到に行い、過 大 な投資を避けた効率 的 な施設の整備を 図る必要があります 。 このような汚水処 理 施設の整備状況や現 状 の課題の中で、今後 、 地域間格差の是 正を図り、青森県全 域 の汚水処理人口普及 率 拡大を図るために、 よ り一層効率的な 整備が望まれている と ころです。 また、コスト縮減 意 識の高まり、費用対 効 果の明確化や説明責 任 の必要性等社会

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経済状況の変化、設 計 基準の見直し等によ り 、汚水処理施設や管 渠 等の建設コスト も変化してきていま す 。したがって、第3 次 構想においてはこれ ら の状況を踏まえ、 これまでの費用実績 や 地域特性等を十分考 慮 した比較検討を行う 事 により、当初構 想より更に経済的、 効 率的な処理区の設定 や 事業整備手法の選択 が 求められていま す。

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4. 第3次構想の検討過 程 4.1 検討組織 第3次構想を定め る にあたって、関係市 町 村の協力が必要と考 え られる事項につ いて、県と市町村の 間 で役割分担を行い、 効 率的に作業を進める も のとしました。 県では、以下の要 綱 に示す庁内連絡会議 を 設置して、全県的な 事 業間での計画調 整を図るものとしま し た。なお、構想見直 し に当たって、青森県 汚 水処理施設整備 構想策定マニュアル(案)を作成し、各市町 村に配布しておりま す (参考資料1)。 青森県汚水処理施設整備構想策定庁内連絡会議設置要綱 (目的) 第 1 下水道をはじめ、各種汚水処理施設の効果的、効率的な整備を行うことを目的として、 平成16年3月に策定した、「青森県汚水処理施設整備構想」(以下「整備構想」という。)に 基づき、整備を進めているところであるが、近年、人口減少や高齢化の本格化、また、市町 村合併に伴う行政区域の再編等による社会構造の変化によって、既整備構想と現状に乖離が 生 じ て き た 事 か ら 、 既 整 備 構 想 の 見 直 し す る こ と と し 、 そ の た め 、「 青 森県 汚 水 処 理 施 設 整 備構想策定庁内連絡会議」(以下「連絡会議」という。)を設置するものである。 (所掌事項) 第 2 連絡会議は、次の各号に掲げる事項について検討し、市町村と協議しながら汚水処理施 設整備構想の見直しを実施する。 (1)汚水処理施設を整備する区域 (2)汚水処理施設の概算事業費 (3)汚水処理施設の整備スケジュール (4)その他必要な事項 (組織) 第3 連絡会議は、別表1に掲げる職にある者で組織し、会長は都市計画課長の職にある者をも って充てる。 2 連絡会議の円滑な検討に資するため、作業部会を置く事とし、別表 2 に掲げる職にある 者 で 組 織 し 、 作 業 部 会 長 は 都 市 計 画 課 下 水 道 グ ル ー プ マ ネ ー ジ ャ ー の 職 に あ る 者 を も っ て充てる。 (会議) 第4 連絡会議及び作業部会は、必要に応じて会長及び作業部会長が招集し、主催する。

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2 会長は、必要があると認めるときは、第 3 に規定する以外の者を連絡会議及び作業部会 に出席させることができる。 (事務局) 第5 連絡会議並びに作業部会の事務を処理するために、事務局を都市計画課に置く。 (補足) 第 6 要 綱 に 定 め る も の の ほ か 、 連 絡 会 議 ・ 作 業 部 会 の 運 営 に 関 し 必 要 な 事 項 は 、 会 長 が 定 め る。 附 則 こ の 要 綱 は 、 平 成 14年 7月 22日 か ら 施 行 す る 。 こ の 要 綱 の 別 表 2は 、 平 成 15年 6月 7日 に 改 正 す る 。 こ の 要 綱 の 第 1、 第 3、 別 表 1、 別 表 2は 平 成 22年 8月 24日 に 改 正 す る 。 別表1 青森県汚水処理施設整備構想策定庁内連絡会議委員名簿 ・青森県総務部 市町村振興課長 ・青森県環境生活部 環境政策課長 ・青森県農林水産部 農村整備課長 ・青森県農林水産部 水産局 漁港漁場整備課長 ・青森県県土整備部 都市計画課長 別表2 青森県汚水処理施設整備構想策定庁内連絡会議作業部会委員名簿 ・総務部 市町村振興課 理財グループマネージャー ・環境生活部 環境政策課 環境保全グループマネージャー ・農林水産部 農村整備課 計画審査グループマネージャー ・農林水産部 水産局 漁港漁場整備課 施設整備グループマネージャー ・県土整備部 都市計画課 下水道グループマネージャー

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4.2 構想策定フロー (1)構想策定フロー、構 想 のイメージ 汚水処理施設整備 構 想(第3次構想)の策 定 にあたり、県におい て は作業の指針と なるべき、「青森県 汚 水処理構想 作業マ ニ ュアル」を作成しま し た。このマニュア ルに基づき、各市町 村 及び県の関係各課が 一 体となり、本構想を 取 りまとめました。 なお、新構想の策 定 にあたっては、事業 採 択済の区域以外につ い ては、全て見直 しの対象としました 。 図 4.1に第3次 構 想の策定手順、図 4 .2にそのイメージ図 を 示します。

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H H H H 222222 .22... 8888 ... 24.242424 H HH H 22222222 .... 888 .8... 30303030 H HH H 22222222 .... 888 .8... 31313131 市町村への説明会 HH 22HH222222 .. 9..99 . 9. . .  3333  1)検討単位区域の設定 【国マニュアル P14】  2)処理区域の 設定 【国マニュアル P25】 依頼 H H H H 222222 .22... 1212 .1212... 15151515 回答(素案)  3)整備手法の選定(見 直し)【国マニュアル P36】 H H H H 232323 .23... 22 .22.. 15.151515 ヒアリング等 ~~~~ H H H H 232323 .23... 66 .66.. 2.222  4)段階的整備の方針 【国マニュアル P42】 H H H H 232323 .23... 7777 ... 19.191919 H23.7~8月 【国マニュアル P46】 H H H H 23232323 .... 8888 下旬下旬下旬下旬 8/下旬 8/下旬 8/下旬 8/下旬 ~9/22~9/22~9/22~9/22 H H H H 232323 .9/2723.9/27.9/27.9/27 H H H H 232323 .10/2823.10/28.10/28.10/28 ~~~~ H H H H 232323 .11/2823.11/28.11/28.11/28 H H H H 232323 .1223.12.12.12 月月月 ~1月~1~1~1 月月月月 H H H H 242424 .24... 2222 月月月 ~月~~~ H H H H 242424 .24... 2222 月月月 ~月~~~ ・都市計画 課ホームページに掲載(1年以上、翌 年度末まで) 印刷物 印刷物印刷物 印刷物 ののの 配布の配布配布 、配布、、 配置、配置配置配置 ・構想、パ ンフレットの配置(庁舎、合庁 、県政情報セ ンター) ・     〃     配布(国、他県) ・庁内関係 課に構想、計画 図、パンフレ ット、その他資料配布 ・構想(見直し案)に対する意見対応等 必要に応じて開催 パブリ ックコメント パブリ ックコメントパブリ ックコメント パブリ ックコメント ((( パブコメの(パブコメのパブコメの 結果パブコメの結果結果結果 をを 実 施公表をを実 施公表実 施公表実 施公表 )、)、)、)、 公表公表公表公表 市町村計画の公表 ・都市計画 課、県政情報センター、合庁住民情報 コーナーに資料配置 パブリッ クコメント パブリッ クコメントパブリッ クコメント パブリッ クコメント (((( 3 03 03 0 日間3 0日間 、日間日間、、 情報公開、情報公開情報公開情報公開 )))) ・都市計画 課、県政情報センター、合庁住民情報 コーナーに資料配置 ・都市計画 課ホームページに掲載 第3回青森県 汚水処理施設整備 構想策定連絡会議 第3回青森県 汚水処理施設整備 構想策定連絡会議第3回青森県 汚水処理施設整備 構想策定連絡会議 第3回青森県 汚水処理施設整備 構想策定連絡会議 調 査結果 調 査結果調 査結果 調 査結果 のとりまと めのとりまと めのとりまと めのとりまと め <<< 青森県<青森県青森県青森県 >>>> ・構想とり まとめ(構想の最終確認) 第2回青森県 汚水処理施設整備 構想策定連絡会議 第2回青森県 汚水処理施設整備 構想策定連絡会議第2回青森県 汚水処理施設整備 構想策定連絡会議 第2回青森県 汚水処理施設整備 構想策定連絡会議 ・構想とり まとめ(構想の最終確認) ・目標年次におけ る整備目標設定 第1回青森県 汚水処理施設整備 構想策定作業部会 第1回青森県 汚水処理施設整備 構想策定作業部会第1回青森県 汚水処理施設整備 構想策定作業部会 第1回青森県 汚水処理施設整備 構想策定作業部会 ・構想(見直し案)の概要について パブリックコメント(住民説明) ・関係各課との協議・調整 ・市町村との協議・調整 ・採択基準を考慮 した最適事業の検討 ・整備スケ ジュールの確認及び関連部局による確認 ・事業間連携の検討 ・集合処理区域と個別処理区域との接続検討 ・集合処理区域同 士の接続検討 市 町村変更内容 市 町村変更内容市 町村変更内容 市 町村変更内容 のの 確認のの確認確認確認 << 青森県<<青森県青森県青森県 >>>> ・住民の意向を考 慮した処理区域の設定 ・構想に用 いるフレーム値を設定 ・既存汚水処理施 設の状況把握 ・作成要領の作成 ・集合処理、個別 処理の判定 基 本方針 基 本方針 基 本方針 基 本方針 ののの 確認の確認確認 <確認< 青森県<<青森県青森県 >青森県>>> (既整備区域 等の把握と検討単位区域の設定) ・構想見直 しの基本方針を決定 ・費用関数 等の設定 ・検討単位区域毎 の将来人口等の設定 ・汚水処理 施設の概算事業費 ・汚水処理 施設の整備スケジュール ・その他必 要事項 処理区域 処理区域処理区域 処理区域 ののの 設 定の設 定設 定設 定 <<<< 市町村市町村市町村 >市町村>>> 第1回青森県汚 水処理施設整備構 想策定庁内連絡会 議 第1回青森県汚 水処理施設整備構 想策定庁内連絡会 議 第1回青森県汚 水処理施設整備構 想策定庁内連絡会 議 第1回青森県汚 水処理施設整備構 想策定庁内連絡会 議  構想見直し骨子 ・汚水処理 施設を整備する区域 図 4.1 青森県汚 水 処理施設整備構想策 定 フロー

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図 4.2 構想のイ メ ージ

見直し作業内容(パターン別)

項 目 概 要 見直し内容 図中No 集合処理区域 集合処理区域の再検討 集合処理区域 → 集合処理区域 ① の 設 定 集合処理区域 → 一部個別処理区域 ② 集合処理区域 → 個別処理区域 ③ 個別処理区域の再検討 個別処理区域 → 集合処理区域 ④ 既整備区域等と個別処理区域の接続検討 個別処理区域 → 既整備区域等に接続 ⑤ 処理区の設定 既整備区域等と集合処理区域の接続検討 集合処理区域 → 既整備区域等に接続 ⑥ 集合処理区域同士の接続検討 集合処理区域同士の接続 ⑦ ○ ○ 川 集合 T 集合 集合 ⑦集合同士の接続 集合 T ④集合へ変更 個別 B B B B 町町町町 A A A A 町町町町 行政界を 超えた接続 T 流域下水道幹線 集合 個別 ⑤既整備区域等 へ接続 ⑥既整備区域等 へ接続 個別 T ④集合へ変更 大規模な下水道 T 集 合 C CC C 村村村村 行政界を 超えた接続 集合 T ①独立した 集合へ変更 集 合 ⑥既整備区域等 へ接続 個 別 ⑤既整備区域等 へ接続 個別 ②一部個別へ変更 個別 T 集合 T ①集合 ③個別へ変更

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4.3 基本方針 (1)計画目標年次 ・ 計 画 目 標 年 次 は 概 ね 10 年 後 の 平 成 32 年 度 と し て 設 定 し ま す 。 ま た 、 中 間 年 次 で ある平成27年度につ い ても設定します。 (2)社会情勢を踏まえた 人 口フレームの採用 ・ 人 口 減 少 化 に 伴 う 社 会 構 造 、 居 住 形 態 の 変 化 に 対 応 し た 将 来 的 人 口 の 想 定 ( 整 備 手 法 検 討 に お け る 経 済 比 較 時 の 設 定 人 口 に 使 用 ) 。 こ の 際 、 市 町 村 の 上 位 計 画等で定めている計 画 値と基本的に整合を 図 る事とします。 ・ 上 位 計 画 の 策 定 時 か ら 相 当 年 数 が 経 過 し 、 想 定 人 口 と 現 況 人 口 に 乖 離 が 生 じ て いる場合は、独自推 計 に基づく行政人口の 採 用を検討することと し ます。 ① 国立社会保障・人口 問 題研究所による人口 推 計 ② 都市計画マスタープ ラ ン、流総計画等、上 位 計画との整合を図っ た 人口推計 ③ 人口実績等を用いた 独 自推計 (3)汚水処理施設間の連 携 の強化 ・ 当 該 地 区 の 汚 水 処 理 施 設 整 備 に 向 け て 、 効 率 的 な 整 備 手 法 の 検 討 と し て 、 費 用 (LCC)比較に基づ き区域の選定を行う 事 とします。 ・ 各 汚 水 処 理 施 設 の 整 備 進 捗 状 況 や 老 朽 化 の 度 合 い 、 ま た 、 大 規 模 な 施 設 の 改 築 計画等を把握したう え で、汚水処理施設の 連 携を行うこととしま す 。 ・ 他 事 業 接 続 ( 農 業 集 落 排 水 と 下 水 道 接 続 等 、 集 合 処 理 同 士 の 接 続 検 討 ) や 、 汚 泥 の 集 約 処 理 ( ス ク ラ ム や M I C S ) を 必 要 に 応 じ て 検 討 し 、 総 合 的 な 行 政 コ ストの削減を目指す 事 とします。 (4)段階的整備の方針 ・ 各 市 町 村 に お い て は 、 汚 水 処 理 施 設 の 整 備 状 況 を 把 握 し 、 財 政 状 況 を 勘 案 し て 汚水処理施設の整備 方 針を定めることとし ま す。 ・ 目標年次である平成32年(中間年の平成27年 )における整備目標を 設 定します。 (5)住民意向の把握 ・ 住 民 の 意 向 の 把 握 ・ 反 映 : パ ブ リ ッ ク コ メ ン ト の 実 施 や 地 元 住 民 へ の 説 明 会 等 、 住 民 に 対 し て の 周 知 徹 底 を 行 う 事 で 汚 水 処 理 施 設 の 整 備 促 進 を 図 り ま す 。 (アンケート、意見交 換会等) ・ 住民への計画案の公 表

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5. 青森県汚水処理施設 整 備構想(第3次構 想) 5.1 全体フレームの概要 平成32年度の全体 フ レームの策定結果と し て、集合処理区域人 口 は、916千人で8 8.3%、個別処理区域 の人口は122千人で11.7%となりました。 整備手法別に見る と 、下水道の占める割 合 は76.3%であり、集 落 排水等は12.0%、 合併処理浄化槽は11.7%となっています。 表 5.1、図 5.1 に全体フレームの概 要 を示します。 処理人口 集合処理 下水道 単独公共 19 513,524 49.5% 流関公共 12 240,528 23.2% 特環公共 18 37,674 3.6% 特環流関 - - 0.0% 小計 小計小計 小計 35353535 791,726791,726791,726791,726 76.3%76.3%76.3%76.3% 集落排水等 農集排 26 113,058 10.9% 簡易排水 1 58 0.0% 漁集排 9 10,859 1.0% 小規模排水 1 25 0.0% コミプラ - - 0.0% 小計 小計小計 小計 32323232 124,000124,000124,000124,000 12.0%12.0%12.0%12.0% 集合処理計 集合処理計 集合処理計 集合処理計 37373737 915,726915,726915,726915,726 88.3%88.3%88.3%88.3% 個別処理 合併処理浄化槽 市町村設置型 9 7,953 0.8% 個人設置型 39 113,572 10.9% 小計(個別処理計) 小計(個別処理計) 小計(個別処理計) 小計(個別処理計) 39393939 121,525121,525121,525121,525 11.7%11.7%11.7%11.7% 合計 合計 合計 合計 40404040 1,037,2511,037,2511,037,2511,037,251 100.0%100.0%100.0%100.0% ※処理人口、普及率は、四捨五入を行ったため、合計が合わないことがあります。 ※市町村数の合計は、各市町村によって複数の事業種別で整備しているため一致しません。 人口シェア 種 別 項 目 (人) 事業種別 市町村数 表 5.1 全体フレ ー ムの概要 合併処理 浄化槽 11.7% 集落排水等 12.0% 下水道 76.3% 図 5.1 事業種別 処 理人口シェア(第3次 構想)

図 2.4  各事業の 概 念図
表 3.2  青森県に お ける汚水処理人口普 及 状況  人口 (千人) 普及率(%) 人口 (千人) 普及率(%) 人口 (千人) 普及率(%) 人口 (千人) 普及率(%) 人口 (千人) 普及率(%) 人口 (千人) 普及率(%) 1,469 1,460 1,446 1,431 1,417 1,406 880 59.9 911 62.4 940 65.0 957 66.9 974 68.7 988 70.3 下 水 道 691 47.0 711 48.7 719 49.7 730 51.0 740
表 3.3  市町村別 汚 水処理人口と普及率 ( 平成21年度末:実績 )   1 201 青森市     304,321     228,829 75.2%       7,500 2.5%          -       9,883 3.2%       9,883 3.2%     246,212 80.9%      58,109 19.1% 2 202 弘前市     183,834     150,082 81.6%      22,374 12.2%         956 0.5%
図 3.8  市町村別 人 口減少率(平成21年 基 準、平成27年度末)
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参照

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