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2019 年度 情報リテラシー 第 13 回 2019/07/15 総合演習 特許調査とレポート作成 ここでは INPIT が提供する知財情報検索ツール JPlat-Pat を用いて 簡単な特許調査を行う 得られたデータを主に Excel を用いてグラフ化し 簡潔な構成の レポート パテントマップ

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◼ 総合演習(特許調査とレポート作成)

ここでは,INPIT が提供する知財情報検索ツール「JPlat-Pat」を用いて,簡単な特許調査を行う.得られたデータを主に Excel を用いてグラフ化し,簡潔な構成の「レポート(パテントマップ)」を作成する. 1. 総合課題の確認 表計算の基本的な機能を用いて,下記の課題をこなす.  JPlatPat に慣れる.  簡単な特許検索を行う.  とりあえず,特許がどのような形で登録されているか,見てみる.  企業を限定して,特許出願件数を記録して,グラフを作成してみる. 2. JPlatPat の使い方 インターネットの検索サイトで「jplatpat」と検索する.検索結果に「知財情報ポータル」というのが 出てくるので,クリックしてサイトを表示させる. J-PlatPat のアドレス:https://www.j-platpat.inpit.go.jp J-PlatPat の初期画面 2.1. J-PlatPat の操作(特許調査の基本インタフェース) トップページでは,特・実,意匠,商標を簡易検索する画面が表示される.

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2.2.

特許・実用新案検索 【特許・実用新案番号照会/QPD】 J-PlatPat で検索できるデータには,書類の番号(出願番号, 登録番号)などがある.この番号をもとにデータを検索する場 合は,これを使う. 【特許・実用新案検索】 公報のテキストや日付,分類などをキーワードとして検索す る場合はこれを使う.公報の構造を理解していないと活用で きないので,掲載されている内容を知っておく必要がある. 【特許実用新案分類照会(PMGS)】 特許にはIPC,FI,F タームが掲載されている.これらが何を示しているか調べたい際に利用する. また調べた分類をそのまま検索に利用することができる. 2.3. 演算子について 公報テキスト検索では,複数の条件を指定して検索を行う.そのため「AND,OR,NOT」を理解し ておく必要がある. ※上記の図形に,各演算子で検索対象となる領域に「斜線」を入れる. 3. テキスト検索 公報テキスト検索は,インターネット検索のようにキーワードを入力する形式のサービスである.「特 許・実用新案公報 DB」より検索可能範囲(登録年の範囲)が限られるが,詳細な条件を設定すること ができるため,パテントマップの作成に非常に役立つサービスである. 公報テキスト検索の画面は下記のとおりである. A OR B A AND B A NOT B

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図 特許・実用新案テキスト検索 ここで,入力するキーワードは,探したい文献に記載されていると考えられる言葉,時間,特許分類 などを入力する. 公報テキスト検索では膨大な量の登録データを対象としているため,検索結果の閲覧は件数が 3000 件 までの制限が設けられている. 以下に,公報テキスト検索を利用するにあたって必要となる「検索式」「特許分類」について記載する. 3.1. 検索式について 検索を行う際は,探したい文献に関するキーワードを単一で用いることはなく,検索式を構成して検 索が行われる. 例えば,「シャープペン」に関する特許文献を探す際,文献によっては「繰出式鉛筆」と書かれている 可能性がある.J-PlatPat の検索にキーワードを用いると完全一致となるため,このような検索漏れに対 処するために検索式を構成する. 繰出し式鉛筆の場合は,「シャープペン」「繰出式鉛筆」のいずれかが含まれる文献が必要になるので, 検索式は「シャープペン」OR「繰出式鉛筆」となり,下記のようなイメージとなる(あくまでイメー 検索期間,特許のみなど設定できる 「追加」で検索項目を増やすこと も可能 キーワードを入力 KW で除外することも可 検索対象となる項目を選択 検索対象の公報種別を選択(複数可)

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※色の濃い箇所が検索対象 出願人では,「検索項目選択」で「出願人/権利者」を選択し,「検索キーワード」に社名を入力する ことになるが,必ずしも一般的に認知されている社名で登録されているとは限らないことに注意しなく てはならない.例えば,「ミズノ」は「美津濃」など,表記に違いがあることが予想される.さらに,過 去に社名が変更された企業,合併した企業についても留意する必要がある. データベースのバージョンアップで,社名変更や合併などが「名寄せ」という形で網羅されているこ ともあるが,念のために考慮しておく必要がある. 3.2. 特許分類について 他の講義でも解説があったかもしれないが,特許には3つの分類が存在する.下記に簡単に解説をす る. IPC:国際特許分類と呼ばれ,国際的に共通利用されている技術分類である. FI:IPC に日本独自の細分類を加えたものである. F ターム:完全に日本独自の分類であり,IPC や FI と違い「観点(目的,材料,適用対象など)」 で分類を行っている 例えば,B43K だと「筆記具」,B43K7/00 だと「ボールペン」,という形式で,階層構造を持たせる形 で,技術分類が設定されている.これらは調査の経験が高くないと把握できないところなので,この講 義では設定の厳密さは求めない. 3.3. 検索の例 下記に検索の例を示す.検索項目に公報に記載されている項目を設定し,その範囲内でキーワードを 設定して検索する.キーワードのボックス内には,スペースを空けて複数のキーワードを設定できるが, その場合は「OR」設定(いずれのキーワードも含む)となる. 検索の例 上記の検索では,下記のような検索式を実施していることになる.ここでは,()内が優先される形に なり,出願人が「常翔学園」で FI が「A61B」「B22D」のいずれかが含まれるものが検索対象となる. 「AND」

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【出願人:常翔学園】 and(【FI:A61B】 or 【FI:B22D】) これで検索すると,検索結果一覧が表示され,最上部に出願年毎,FI 毎で件数の一覧が表示される. これを利用して Excel ファイルにデータを転機すれば,グラフの作成に利用することができる. 検索結果から各年の件数をみる 3.4. 【参考】バブルチャートの作り方 ここで,検索した結果をバブルチャートとして作成する方法 を示す.例えば,A~C 社の出願件数5年分が記録できた場合, 右のような表を作ることができる. これをバブルチャートで表示したいが,Excel にはその機能が ない.そこで,この表データを下記のように変更する(連番で 構成される列を追加する). 表を構成した後,表は選択せずに「バブルチャート(「散布図の中にある」)」を作成し,空のグラフの 状態で,「データの選択」をクリックし,「系列の編集」を表示させる. ここで,「凡例」の「追加」ボタンで系列を下記の要領で作成する. ここに,公知年毎の件数が表示されている. 間に数字を入れる(1,2,3…と順番に) 社名 年のセル(列) 挿入した「数字」(列) 各社のデータ(列) 「追加」で系列を増やしていく A社 B社 C社 2000年 10 4 15 2001年 20 4 40 2002年 50 5 20 2003年 40 10 10 2004年 30 7 5 横軸は数値のみ

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上記の方法で,各社のデータを「系列」として追加していく,すると下記に示すようなバブルチャー ト作成することができる. バブルチャートの結果 4. 【課題】 【目的】  3 社(または特許分類)の出願・登録件数調査 【検索対象】  同じ業種から3社,または関連する分類を3つ,選択して,件数を調べる. 【対象とする期間】  5 年以上(例えば 2000~2005 年を指定する場合,「20000101 から 20051231」と設定する) 【作成するデータ】  3社(または特許分類)の対象期間の特許出願件数の変化を示すグラフ →バブルチャート  3社(または特許分類)の特許登録件数の比率を示したグラフ →円グラフ 上記2グラフをWord に貼り付け,「タイトル」「著者」「検索内容に関する文章(選んだ3社,どのよう に検索をしたかなど)」を記載して,レポートの形式にまとめよ. 【提出物】  作成したWORD,EXCEL 5. 提出について 件名に「組-学籍番号 情報リテラシー 第 13 回課題」を記載すること. 例)3組 学籍番号 P19991 の場合. 3-991 情報リテラシー 第 13 回課題

図  特許・実用新案テキスト検索  ここで,入力するキーワードは,探したい文献に記載されていると考えられる言葉,時間,特許分類 などを入力する.  公報テキスト検索では膨大な量の登録データを対象としているため,検索結果の閲覧は件数が 3000 件 までの制限が設けられている.  以下に,公報テキスト検索を利用するにあたって必要となる「検索式」 「特許分類」について記載する.  3.1

参照

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