Japanese Physical Therapy Association
NII-Electronic Library Service
Japanese Physioal Therapy Assooiation理 学療 法 学
有
30
巻第
4
号264
〜
26
ア貝 〔20
〔〕3
年)専
門 領 域 研 究 部 会
「
内 部
障
害 系
」
米 国呼
吸 療 法
士 か ら み
た
呼
吸
療 法
と理
学 療 法
の
隣
接
領 域
と
今 後
の
課
題
*鵜 澤 吉
宏
* * は じ め に理
11
:霏 法 〔以 ドPT
)は卞に運 動 障 害を有し全 身状 態 が 安 定 し た 回復期の 症 例 に 対 して,
運 動 機 能や1
」常 生 活 動 作の改 善目 的に発 展 して き た.
理学 療 法 白吉によ る と,
近 年 は集中 治療 室 で のPT
や呼吸障害を有 する{r’
1.
例へ の治療 機 会 が 増 え て おり、
PT
の対 豸疾 患の 広 が りを示し て いる 1::
tt
当 院 で は 急 性期 患 者 へ のベ ッ トサ イ ド診療 を専 従PT
が 実 施 すること でII亅期離床 を 促してい る。 その 中で外 科 系 症 例の約83
%は集 中治療 室 か らPT
を開始して い るL’
1 集 中治 療’
では,
さ まざ ま な治 療 機 器 やモニ ター
機 器によ り管 理 さ れ て お り,
こ れ らの状況を 把握しPT
を 行わ な け れ ば な ら ないtt 安 全に かつ 効 果 的な 治 療 を行 う ため に は、
病 態の理 解・
モ ニ タ リン グ・
胸 斛1
現 学 所見等の計 価 技術
人工呼 吸 器・
気道 管 理1
去・
急変時の対 応 等の1
台療 技術の 専門知 識 と技 術 を習 得する 必要が あ る、
また,
症 例に関わ る 他 職種との 連 携 も必 要であ1
.
そこでPT
の隣 接 領成であ る 呼 吸 療法[判連 資 格の紹 介と その運 用 に 関 し今 後の課 題 を含め述べ る。
理学
療法
士 が 取得
でき
る呼 吸 療 法 関
連 領 域の資 格
呼 吸 療 法 に 関連する資 格川 度 と して
.
本 邦 で は 日本 胸「
.
1’
外 科 学 会・
1
.
[本11
乎吸 器学 会・
日本 麻 酔科 学 会 に よ る3
学会 合1
司呼吸 療 法 認 定.
1
マ認定 制 度カゴある.
.
1996
年,
第1
回 認定 試験が行わ れ,
2001
年
の第6
回認 定11弋験 まで に7
,
e61
名が 合格した、
t こ の 武験の受
験 資恪は看 護 師・
理 学 療 法十・
臨床工 学技士の資 格 取 得 後2
年以 上,
また は准看 誰 師の資 格 収 得 後3
年以 「.
t
の実 務 経 験を有す る 者 と さ れ,
2
口 円の講 習を聴 講し た 後,
筆記試験 を 受 け る,
全 合 格 者 中,
看 斐 師がE’
.
も多く登体の (’
5
% を 占め,
埋 学 療 法 士 は1239
名『
.
一
約18
%を II了めてい る/1こ び)資 格はチ
ー
ム医 療 と し て1
呼吸 療 法に携わるコ メ デ ィカル に 呼 吸療 法につ い て興 昧を 持っ
て もらい,
そのすそ 野 を 広 げ ること が大 きな目 的と さ れ.
高 度 な呼 吸 療 法の専 口家 育成 で は ない と し てい る’
1、
そのた め,
業 務 内容は各 人の国 家 資 格に よ り 規定され る渠 務の 範囲を逸 脱 するもの ではな く,
PT
はこれまで逓 り気 管 内吸 引*
Physica1
「
1’
hc
/rupydlld
RcSpir
とLtt}ryThe
ヒ
.
〜
lp》「
一
丶
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:
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H
’
1亀 田 総 合
.
1亅院〔〒
296
−
86
〔}2r
.
本
県 鴨Jllr
[丁東1
ト「」.
Ylt911・
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しzawa、
RPT
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.
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atiori,
K…[111edaN
.
.
[edicalCcn
卞・
r キー
ワー
ド1
呼 吸 療法,
[呼吸 療 9卜,
隣 接鳳 域 や動 脈ill
[.
採lfrLを行うこ とが で き ない.
臨床で呼 吸療 法に関わっ てい る 医 療 従事 者へ の ア ン ケー
ト 調 査 結果 で は,
高 度 な1
呼 吸療 法 割1
教 育へ の期待と,
それに応 じ た 呼吸 療法 従事 者の 業 務 範 囲の確立 を求め てい る5また
,
呼吸 療 法は他の専門職 種 とのチー
ム医療が 大 切 で あ る が,
実 際はス タッフN
の連 携の 薙 し さ がある。 その要因 と して.
各専 門 職 種 の相1イ1
理 解 が 不 足L
連携が取れ ない,
医 師・
上 司の 呼 吸 療 法に 対す る 認11
冂
」不足.
教育 機会が乏しく知 識が不十 分 とい った 回答 が 上位を占め てい た。
さ ら に,
他の業 務に追 わ れ 呼 吸 痴 ⊥ に 専 従できない、
リー
ダー
が存 在しない.
院外のネッ トワー
ク が な い,
ガイドラインが ない等,
呼 吸療 法 認 定士の資格 は 取 得 し た が.
A
施 設での運 用 が 困難であ り,
ロイ』
にお けるir
乎吸療 法の 現 状 が伺 えるc米
国呼
吸療 法 士
の紹 介
米 国で は本 邦よ り光に呼吸 療 法 士 が 国 家負 格 化され
、
チー
ム 医 療の 中で確立 さ れ た業 務を 行っ てい るc その歴 史は1947
年 に 販 人療 法 [th
会が 匙立、
認 定 資 格 で あっ た が.
1960
年に国 家 資恪 と な る 1吸 人療 法 士 登 球 制 度が開始 さ れ,
T974
年11
乎吸療1
」1
十 登 録副 度へ 変 更 され た「。1
呼1
吸療 法の定 義と して,
米 国 呼吸療 法 協 会 (
Tlle
Amurk
⊃anAssodinac
)nfor
Respiratory
Care
:AARC
} は,
1
.
呼吸療 法は質の保 証さ れ た 医療に おい て,
生 命 支 持 や 向 ヒさ せ る 医療 専門職である。
これ は 心肺 機 能に障 害 を 持っ た 忠 者 に 対.
して,
診 断 的 検査・
治 療・
モ ニ タ リン グ・
リハ ビ リテー
ショ ン を長 供 する ことであ る,
,
患 者・
家 族・
公衆へ の 教 育がこ の訂門 職の 中心であり.
呼吸療 法は 全 ての 健 康・
医療 関 連 施 設や在 宅で提 供され るもの であ る.
」 と し てい る」
、
現 在,
II
乎吸 療 法 に 関 わ る国 家 資 格は5
種類 あ り,
NBRC
(XTationaL
B
〔〕ardfor
RespiraLor
}
,
⊂:are }とい う機関 が管 理し て いる、
.
11乎吸療 法lt
は認 定 呼 吸4
寮法士 (CertMe
〔1
Resl
)irat
〔>ryTherapist
(CRT
)) と登 録
1
呼1吸 療 法 士(
Regis
[eredRc
/spli・
a匸01・
y
Therapist
(RRT
))の2
種
類 が あ る。
ま た,
専 門 技 能の 資 格 と して肺 機 能 検杏に1,
」わ る 国 家 資 格 は,
認定肺機能 検 査 技 師・
登録 肺 機 能 検査 技 師 と2
種 類 あ り,
さ らに,
成人 と 耕 生児・
小 児 領域では一
A
・
,
亅象と す る 病 態 や11
乎吸療 法に使 用する機 器 が全 く異なるた め、
新 生 児ノ」・
児 専 門lr
乎1吸療 法士 という 資格 があるt.
/
11乎吸療 法士 に な る に は,
全 米に約350
ある専 門 学 校 や 大学の 呼 吸 療 法 学 科へ
入 り,
規定プロ グ ラム を 終 え1
.
一
[家 試 験 を 受験 す る.
.
入学は医療 従 亊 者に限ら ず,
医 療に携わっ た経 験の ない 般の 人々 も 可 能であるtt N工 工一
Eleotronio LibraryJapanese Physical Therapy Association
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Japanese Physioal Therapy Assooiation米国呼吸 療 法 トか らみた呼 吸療法 と 理 学 療法の隣 接 領 域と今 後の課 題
265
呼吸療 法十は現 在 全米で 約
1
⊥万2
下.
人お り,
多く は 病 院 に 勤 務し.
他はナー
シング ホー
ム〔
SkHled
Nursing
H
〔〕me :1・
在 宅 訪問・
教 育 機 関・
医療 機 器 販売 会社等
に勤 務して いる.
、
.
主 な 業 務は管埋・
教 育・
臨床・
研 究 担 当に 分 け ら れ,
それぞ れ専 任 で行なう、
所 属は1
呼 吸療 浸ミ部で,
病 床 数約800
床以 上の医療 機 関で は,
約 ⊥00
名の呼 吸 療 法 士 が 蚩∬ してい る施 設 もあ り.
24
時間体 制の勤 務を してい る、
臨 床で は,
外
科・
外 傷・
内 科 系・
新 生 児等
の各隼 中 治療 室や救急セン ター,
肺 機 能 検 査 室.
1
乖 眠 倹 査室,
高圧 酸 素 療 法 室,
患 音 教 育 室tt
.
に配属 され る。
医 師の 指 示で検査 (動 静 脈血L
採lill
,
喀 痰 検 査,
肺 機 能 検 査,
運 動負 荷 試 験 一 乖眠時 無 呼吸 症 候 群 に 対 す る 陲 眠検杏等}や,
治療 〔人 工呼 吸 器の設定・
変曳.
吸入1
{tut
.
.
酸 素療 法.
肺リハ ビ リ テー
ショ ン等}を 行な う。
ま た 必姜に応 じてヘ リコ プ ター
や飛 行機 寸 で患 者搬 送に 関 わ るtt 対 象疔例は新 生 児,
小 児か ら成 人 と幅 広 くそれ ぞ れの専 門 領 域に配 属さ れ業 務を 行 なっ てい る。
ま た,
院 内で患 者.
が急変 し蘇生 が 必要と なっ たH
/i
.
蘇 生 チー
t、
(医 師・
看II隻師 一1
∫級 療 法士に より構 成 )の一
員 と して対応 する,
呼 吸療
法 の質 を保
つた
め の 取 り組 み呼 吸 療 法の質を保つ ため に米国 で 実践さ れてい る代 表 的 な
5
項目 につ い て紹 介するs’
1.
.
第1
に1
「乎吸専 門の医 師の存 在である。
呼吸療 法は呼 吸 療 法.
1
/・
看 壟師 等に よ るチー
ム で行われ る が.
そ れ に は麻 酔 科 医か呼 吸 器 内 科医の 呼吸専 円 医がお り,
チー
ム リー
ダー
的なft
,1
]を 担 っ てい るu
第2
にガ イ ト1
ライン・
プロ ト コー
ル の運用であ る。
詳 細 は 後 述 す る が,
AARC
は呼吸療法 を 実施するため に ガイ ド ラ インを 作 成L
て い るま た
,
呼吸療 法チー
ム は ガイ ド ラ インに.
4
つい た プロ トコー
ルを作 成し て,
各専i
叩殿の役 割 分 担を 1り1
確に示し.
治療の計[嘶と実 施は そ れ ら に基 づい て行わ れてい る、
、
第3
に,
呼 吸 療 法 従 事 者へ の 教 育と して,
教 育 機関 の 允 実 と各
専 門 領域の 国 家 資 格制 度がある.
、
.
ま た,
職 場で は教 育 専任呼吸 療法士が お り.
蒔 具の取 り扱い や 心 肺 蘇 生 法の 定 期的 な 指導.
ガ イ ドラ イ ン の解説等,
必 要 に 応 じ て 教育を 行 う第
4
に 診療の質の監 視である。
卞 任 呼 吸 療 法r
/ に よ るス タッ フの診療 鍔1己載の チ ェ ック,
ガイ ドラ インに 慕つ い た ケー
ス ス タ デ ィー、
年に1
度の治 療 技 術のli
寉
誌 が行わ れ る.
.
.
第
5
にpati
〔川・
i
’ecused carc,
(患 者 中心の ケア 〕の試みで あ る,これは
lr
乎吸 療浸上 を各荊季東専属とし,
各専門職とコ.
ミュニ ケー
シ ョ ンを高め.
病 棟 内で の業 務 を 円 滑に行 うように して い る、
また,
緊急 時の気 管 内挿 管 等,
呼吸 燎 法 上の業 務 範囲 以外であ v ても.
必 要 な技f1
∫を院 内教 育し患者 ケアの 充 実 を 図っ て い るu ガ イ ド ライ
ンAARC
は質の高い1
呼吸 療 法の臨 床 技術 を 保 証 す7
た め.
臨 床 に お け る ガ イ ドラインを作 戊し てい るtt これ はlr
乎吸 療 法 士 が 実 施 す る 治 療・
検 査につ い て、
定 義・
適応・
禁 忌・
実 施 方1
ユ1
・
注意点・
隈界・
評 仙i・
モニ ダリング・
治 療頻 度・
感 染 対 策 等の 診 療指 垂.
1
を 示 してい る、 現 在乱 種 類 あり,
こ れ ら は 約5
年ご と に見 直しをさ れ.
適 宜修工1
::さ れてい る1.
’)、
以前は米国でも r呼 吸 療 法に はガ イ ドラ イン は な かっ た.
1960
年か ら1970
年 前 半 に 「D
(的1
卿王呼 吸 療 法 (111termittem
PositlVe
l
・r {・ssUre [lreathing
:IPPB
) が 新 技 術 と して 脚 光を浴び.
多くの 施 之 で術 後の無 気 肺 予 防 や,
気 管 支 拡 張剤 吸 入 が必要 な 症 例へf
吏用 さ れ る よ う になっ た、
し か し,
こ の治 療 法の適応や 制 限 が 明確 で なく臨 床 使 用 が 拡 大し た た め,
AARC
は呼吸 療 法の 科 学 性 を 提 唱 し,
1990
年代 に 人 り各検査・
治 療 法の ガ イ ドライン作 成を 進 め た/i:1。
ガイ ド ラ イン は 全米で使 用され,
呼吸 療 法 部 が あ る医 療 施設で はどこで も,
標準化 さ れ た治療 を 受け ること が で き る。
臨 床 実召 や 研修で は このガ イ ドラインに沿っ た内 容の 教育が提 供 され るGプ
ロ トコー
ル の使
用ガイ ドラ インを も とに
,
各施 設で診 療の プロ トコー
ル を作 成 してい る。
これ は呼吸療 法7
一
ムに よ る1
「”
療の 質,
効果を高め る こ と や 医 療 費の 削 減 等 を 目的に し て い る、
これ ら を幽
’
Therapisl
・
Driven
Protocotg
.
/TDPs
’
層
とい い.
患 者の状態が変 化し た 時,
医 師の診察や指小を待つ ので な く,
匝 師・
呼 吸 療 法 士・
看護 師 を 中 心 と し た呼 吸 療 法チー
ムが 設定し た治療 計 画に 沿い,
患者を常 時 観 察 している看護 師や 呼 吸療 法士の判 断によ り,
治療を進めてい くとい う形である,
例 え ば.
1
呼吸 器 離 脱に つ い て.
恵者の状 態 が 離 脱 開 始凵∫能と 医 師 が判 断した後は,
患 者の状態に応じて呼 吸 療 法十 が 人 工 呼 吸 器の設 定を変 更して抜 管を行う もの である.
本邦 で は 人 二1
.
:呼 吸 器の設 定 変 更に は常に 医師の指 示を必 要と し,
抜 管も 医 師 が 行うの で,
担 当 医 師 と連 絡 が取れ ない時や他の診療・
検 査 を してい る場 合は,
状 態が改 卉 して い て も、
設 定の 変更 や 抜管ができず,
呼 吸器 離 脱が進ま ない こと を経 験 する。
こ のよ う なTDPs
の試みによ り呼 吸 器 装 着 期 間短 縮・
離 脱 実 施 期間$1
縮・
離 脱 成功 率 向上,
肺 合 併 症 減 少・
ICU
入 室 期 間 中の 医 療 費 削 減が図ら れて い る 1{H4「司様 に
,
動 脈lf「[液ガス分 析]f”1 や.
般病棟で の肺 理 学 療 法附,
呼吸 療 法 処 万17 )1呂; に 関 し て もTL
)Ps
が利 用さ れ,
こ れ らの実 施 に より医療 費の削 減が で き る と 報 告 さ れて い る、
職 域 を越
え た 知 識・
技 術
の習 得
吸 入療 法士 発 足 当 初 は
,
業 務 範 囲は酸 素 療 法や陰圧式人 工呼 吸器の設 定な ど に 制 限 さ れr
〔い たが.
1970
年 以 降.
医療の発 展に伴い呼 吸 療法 士の業 務力拡 大し た,
、
米 国で は気 管 内挿
管はIM
酔 科や呼 吸 器 内科医 な ど.
「垠定され た診 療 科医 師 に よ り 実 施 される.
L
か し.
患 者の急 変等にそれ ら の区師が 早 急 に 立 ち 会 えない こと が あ り,
その易 合呼 吸 療 法一
L
に よ り気 管 内挿 管 が 実 施さ れ る。
院 内 教 育 と してお よそポ ド以L
の経 験の あ る 呼 吸 療 法士 に 対.
し.
気 管 内挿 管;巴 妛な講 習・
実 技 指導
・
iS
1,
己試 験と、
高 度心 肺 蘇 生 法 〔:
Advan
〔〕edCardia
〔:Life
Support
:ACLS
)を取 得さ 也 教 育を終 えた呼 吸 療 法十;こ緊 急 時の 弌 管 内挿 管を 失 施させ てい る
。
気 管 内挿 管に関 して,
医 師以外の関 連 職種に 対して系統 だっ た教 育と臨 床 実凵 を 行 うことで,
安 をに効 果 的 な技 術が 習得さ れる と してい る 10−
22動 脈
1
「]L
カ テー
テル 挿入2/・
1/ につ い ても同様の効 果が ゴ われ てお り,
呼吸 療 法 士へ の隣 接 領 域の専門 教 育 を 行 うこ とにより.
職域 を越 えた技術の習 得 が 安 全に 凵J
.
能であ る とい わ れ てい る.
こ の ように医療 従爭 者へ の隣援 領域の教 育は
,
“・
’
luLtiskilled
Healthcare
Practitioners
の育成 といわ れ,
米 国で は多く実 施 さ れてい る。
これ は医療の連 続 性や 人 的資 源の利用
.
業 務の拡 張等
を 改善 することを 目的に,
2
Japanese Physical Therapy Association
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Japanese Physioal Therapy Assooiation266
理学 療 法学第
30
巻 第47
」一
つ 以上の学 問・
分 野 や役 割を行な う た め に クロ ストレー
= ング され た医 療従
事 者と定 義さ れて い るL”1)。
歴史 的 背 景と して196Q
年か ら1970
年 代にか け,
米 国で は新
しい 医療 専 門 職が 誕 生 し た が.
当時は そ れらの専 門職 者の 就業
が都 市 部の医 療 施設 に限ら れ,
地方に は普 及 しな かっ た た め,
地方の医療 機 関では 医療 従事 者を 教 育 し,
隣接 領 域の技 術を提供 できるスタッ フを 育て一
冫療 効 率を は かっ てい た、
,
1980
年 代にな り医 療 経 済 圧 迫 によ る医 療サー
ビ スの 再構 築が問 題と なり.
効 率のよい 医療サー
ビスを図る方 法と して,
地方の医 療 機 関だ けでな く,
郡市部 や大 規 便 な教 育 医 療 機 関 等で も導 入さ れ始め たL’
.,
医 療 従事 者に対 し,
その専 門の隣接1頁域の知 識や技 術の教 育 を 行い,
習 得したこ とを診 療に実践す るこ とで,
患 者 満 足 度が一
L
が り,
質 の高い患 者ケ アが行わ れ る.
:
旨
また,
ス タッ フ の巣 務に対す る充 実 感の向.
.
1
’
.
と離 職 率の改霽,
業 務 効 率の改 善T
医 療 経 済 効 果等
の結 果 をもた らすと さ れてい る2〔tt
/
。
今後
の課 題
呼
吸 器疾 患に対するPT
は集中 治 療 室 や在 宅で実 施される機 会が多
く な り,
これ らの要 求に応え てい か なくて は ならない。
今 後,
PT
の 質 を保 証 して い くた め,
い くつ かの課 題につ い て 考えてみ る.
各医 療 機 関レ ベ ルに おい ては
,
専門 教育で得た知 識 をどのよ う に シス テム化する か が問わ れる。
第⊥に,
呼 吸器 専1
”i
の医 師 を リー
ダー
と し て体 系 化 する こと が 望 ま しい形 で あ る。
また,
医師 以 外 で も高 度な専門知 赦を持つ 者が リー
ダー
や チー
ム の キー
パー
ソ ン に な るこ と がで きる。
第2
に,
リー
ダー
を 中 心に チー
ムを作 り,
その各 職 種の役 割を 明確に 示 し.
診 療の方 針が共 通 認識で き る ような,
ガイ ドライン等を作るこ と で あ る。
第3
に,
チー
ム医 療が.
.
ヒ手に運 用 する た め に は,
知識・
技 術の整 理 が必要であ り,
ま た,
他 職秤 とのコ ミュ ニ ケー
ショ ンを 図 る た め の共通 用 語の学 習 も 大 切である、
、
そのた めの院内教育が大 切 である、
、
第4
に,
他 職種とのコ ミュ ニ ケー
シ ョ ンを 強化し患 暫 ケ ア の充 実 を 図 る に は 情報の共 有 化が 唯要であ り,
管 理 運 営 面 で病 棟専 属ス タッ フ 配区や勤 務・
参療 体制の調 髭 が 必 要 で あ る。
病棟に専 従 することで患 者の状 態 変 化に対.
応 で き,
情 報 収 集 を行いや す くな る、
、
こ の場 合はPT
室で診 療す る 場 合 と 異 な り,
患 者の急 変に 遭 う機
会が多 くなるため,
必 要 な医 療 器具の 取り扱い や初 期 対応等
,
PT
以外の 知 識・
技 術 を必要と す る.
.
また.
24
時 問ケ アが 必 要 な患 者に対 し診 療サー
ビス の提供 を する に は,
診 療II
寺間の修 止 や 休 祭 口の対応 など従来の診 療体
制 にとらわ れ ない,
柔 軟 な シス テムを構 築 する必要が あ る。
こ のような 職 場 レベ ル の課 題 を解 決 するた めに学術 団 体 や 協 会レベ ル の 攴 援 が 必 要 と な る
.
,
まず,
呼 吸 器疾 患に対.
す るPT
のガ イ ドライン等の墨:備である。
木 邦では,
教 育 機 関 に よ りT・
技の名 称や 技術の指 導が異なる こと や,
治 療 方 針 に統.
一
性が少 ないよ う に 思 わ れ るPT
技 術につ い て定 義や方法,
適 応,
禁 忌、
限 界,
頻 度 な ど,
臨 床 的に使 用で き るガイ ド ラ インを統・
す ることは,
各 施 設 内のみ な らずH
本全 体の呼 吸 器 疾 患に対 す るPT
の質の保証に必 要であ る。
ま た
,
職 場内での 厚「il教 育はある程 度 限 界が あ る た め,
協 会 レベ ルの 専 門 教育が大 切と なるttPT
を 対象に し た講 習 会では 基 礎 的 な知識と技術の整理 に留 まること が多い が,
基礎教育 を 習 得 した人材に対し,
実技や臨床で の経 験を合わ せ た高 度 な 教 育が必 要である。
過 去の受 講 歴 や 予備 試 験 等の.
一
定 条件
をつ け、
あ る基 準以 上の知 識を 持つ もの が 優先 的に受 講で き る ような シ ステムが望 まれる。
内容はPT
技 術 に 限定し たもの でな く,
呼 吸療 法の知 識,
人1
.
:呼吸 器の取 り扱いや気 管 内 吸 引の技術 等,
隣 接領 域 に 関すること を導 人し,
チー
ム医療と して安全 かつ 効 果 的に診療が行 えるよ う教 育 すること が 大 切である。
また,
各 教 育 機 関や施 設が個 別に講 習 内容を作成 す る よ りも.
全 国規 模 でガ イ ドラインに 沿っ た系 統 的 な教 育シ ス テム の構 築が で きる こと が 望 ま しいこ の ような 現 状 を 踏 まえて
.
当 院で は平成15
年 度 か ら呼吸 療 法チー
ム を 作 り 運 営 を始め てい る。
その中にPT
も 含 ま れ、
卒 後2
−
3
年の臨 床 経 験を経て チー
ム に加わり,
臨床で の呼 吸 療 法 専 門教 育 を実 施し てい る。
終 わ りに以 ヒの こ と から
,
本 邦におい ては ま だまだ解 決 しな ければな ら ない 課 題 が あ る、
、
本 邦の呼吸療 法は 米 国 と 異 な り,
すで に医 療の 国 家資 格 を持 ち.
臨 床で疑 問を 持っ てい る 人材が 興味 を も ち学 習し てい るtt 今 後,
ガ イ ドラ イン の整 備 や 教育 体 制の充 実Ttt
が 進 め ば,
本 邦独 自の よ り よい ものが1
.
1
来 上 が ると確 信し て い る。
参 考 文 献
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