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福島大学学術機関リポジトリ

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Academic year: 2021

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(1)

小豆における種瘤の研究

佐  藤  次  難事

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       」童ro SAτO

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      董 鰭     誉

欝醗躯は静紛鍛灘必鄭あむ庫触編職給厳樋趣て大腿

鯵繊翳灘峯篠落込欝欝灘難灘

あっ一一動体彗鯉として考えられて来た勧である.

・欝簾舞善霧鰻環婁麟綴講叢濃

ものが多レ・.

欝然う癬舞ら入る擁つ》・て鰯妙騰鰍磁藤松禾轄鴛多く瞳

の樋遵鞭罎鋳るとし藤木・漱も又・レγゲ継いで麟賜るとレ、う.彫.

土熱ル轡ンで購癖が主たる駁フ騰湧と離した.

藤臨1犠離離欝轟で騨難鑑  の・ 

短の欝では級麺噺罐勧みであ翻ら熊鷹罐翻す櫨轡て搬欝

畷膿鞭編上緋諏微つも脱考える・そ砥鯵そ罐綬黙の灘.雛

発達の状難鞣した罧醗擁硫つた諸,髄結する.

零薦轟大学学芸学部誉乍勧学醗甕室

(2)

聾藤:小、蔓における種癖

篶 叢 材料および方法  纏織の観察は次の無く行った.鄭ち小寛雛子は本学農場壷の弩葉一思を縫い・種子をスダン

灘の勧艇2鱒罷浸し,γ賊して驕嚥断繊細連講縫縮流動パラ刀ンで縷鏡

観察した.染獣は主として,スダン筆端猶酸鐘フクシゐサフラニン雄風蓬騰の

半覇には,濃塩酸,茎%漁0登,流動パラフィンなどを膨面・

嚇樹樋知る為には,趣の纏哲猫緩雛炊きさ麟彗定し緯織醗罐の平均駿フ納

を後発鋤耀当であるので平均吸ア紡濠綻を孝㌔たこれ総轄多5め吸フ嬬灘定法縦っ

楚.購,険難鵬れた驚切片を灘・ラフでγに入れ融とする叢職の長龍翻・濃

紙でパラηンを撫怯む,働の濃度の轍液に灘繭よ鍛騰い灘浸t・β瞬毎に其

の長龍漫綻し,パラフィン露の長さ識べ長くなる灘お短くなる濃灘検し・最後にそ

の中間濃嚢を求め之を吸水力とみなした・  更に綴織の発達は軽珠の発育段墜にしたがって採取した千慮を翫達して観i察した. 懸 実験および霞察誌果  玉) 種癖の綾織

ノ1畷に彦攣る裁の藩鵬は鰍纏胞薩癬礎癩職からなっているが薩瘤では趨状

編組纏縫衝柱舞醜蝿灘講絶柔緩無偏糠と鋤て複織紐織から欝ドつ

       の吸承綴織として発達し外観的には       ■賑

    ,  騨

       s毒 S之 F玉葛.1.Lo簸§三雛戯a董Sectlo難。董s電でG擁量。至e・ C鎚,c暮登eis翼鋤e醤。搬 C,c畿董de. 夢, 芦al墨s36e ce董L Sz,co沁搬簸aエ。醗, . Si,惣sts毛e玉壷蕊ece董L  S黛,seco鍼ste至猴e c¢董董・  S嚢, S警0糞警y茎}aτeτ董C釜y醗a−    Cε銭. 隆起した涜の醜くにみられるもので ある(F呈9ほ玉  種癖の大さは長さ妬e∼80§鶏輪 鵬∼6倉§μ,摩さ3鶉μ蕪後のもの で,その中心に長さ韓○∼6紛μの溝 隊を持ってお参す託の藻分に1は2彗0μ 蕪そ菱の輻を持った透糀帯が有る;む㍉ これ,は翻訳霧砲に色素がな猶のでこ のような帯状を呈して塗る.  a. 総廠総鞄鮮  種瘤に於ける擬執総髪簾慧箏芝に於 ける飽の額分の樫状灘i婁茎と『ちがいは 無レ、が,種瘤牛1庚!に煮る場1瞬の牽麟釜 だけは長さ60∼総μ,厚さ7∼董雛で やや墓穗のふくらんだ鑛長い耀麹が 玉∼2擁にならび色素が多く餐震れて耽る.これが特に黎盤纏麹と云は解るもので霧状総麹の 露に色表れた状態となって耽る.染色や駿水力をみると,搬状総鰺とはちがった反癒を示して 勝る.又趨1状纏縫では棲穫細胞逢包む部分の纏胞の歎馨は特酸大きく,しかも墓鶴が膨大し更 に轡麟して耽る. 翫 撰整纒駿欝 蚕瘤の中央部.置捨ち醜状纏麹の中央は溝懇の琴露分であるカ㍉この部警にある長さ6(1∼8〔)μ淳1

(3)

2轄 篠 鋳 大置字罷1科 鞭 俊  第8号 ‘韓

灘1響縷靴

     〆◎媛)5∂

  罫量9.2. Lat麦t毬《重量簸a重 se{:t圭0貧 O至 Sセro嚢董盛0垂ε、 C登,c殿el−s魏御磁ce豊茎.S嘆,∫三rstste註3tece墾、 P, 昼9至重sa(墨{i}ce謎.     S聾,Seco登{垂st{∋難呂te ce董L Sz,co勧磁論鍍ce簸.  S郭,飯雌ste難tece玉璽. s嚢, S夢。葺gy至}are簸。麩yπ董段eβ茎L 範 臨ぎovasc穀重麗馳磁董e, さ7∼重重μの穆桑綾彗鐘でスダン橿で 赤篠1色,パラフィンで黄色1こ鳶色さ れる特殊な纈灘である.多くの嬢} 含,櫓状総縁豊に毯蜜れてはレ、る若鷺奪 にはその先繋が搬状繧麓外に案塁書し て黒八る:嚇・含もある.吸71く力盆景も{裂 く○.65Mol紘で吸水経.織雰で葦をも軍 要な機驚を持つものと考へられる.  c. 注釈繧彗露華  鱗状隷i鞄の下1葦に;奮る一馨だけの 鑛胞巣であむン長さ惑∼35μン纏22 ∼鎗μ,尊さ25μ鋳後のもので砂時 計型に透く叢着点が液腔をなして耽 る.軽難生フクシンで…様に着色され、 る.光の罎叛が多恥のでよく灘罷で きる.撰型纏麹の下部及びその盤近 には無く,跳の都分には吸収紛織の第一階編塗が入む込んでV・る.

 δ.星犠細胞群

 檬癖にあっては珠橋管束盤近から分化発達して来たもので,三腰の異った綴胞群から成立す る.  嬉一屡は樫i難i編鞄の下部に接続してお遣,厚さ簸(}∼拶{)μ,轄1妬(取蕪{麦,長さ2鎗∼3鎗詳の、 薯蟹捷なした纏繊で渡欧の纈胞はノ1・さく,長さ32∼53μ,輻25∼3鉱淳さ3侮蕩後の小さな 趨麹が縦に密にならび.スダン穰で最も良く染色される鮮かな朱色である.第二屡は第一履に 続く纏燧蓼で縫螺は直接珠櫓管束に聾達する.第一履に続く部分は鷺鞍豹小さい纒麹であるが 次第に大きくな参,平均26×33x3(秘鍵箋で縦に並んでV、る.スダン獲で茶観1色に染色され る.笛三繕は第一一屡及びシ第二屡を属擁から・包む細胞欝であるが,43×7(}×蟹}潮移嬢:の太きレ、総1 麗が不燐難にならび接着は密でなく液整を持ち・スダン餐で震い朱色に着色される・  e. 柔  革嚢. 織・ 葦難  大小の翻彗釜が不総鬚にならび星状継麹の第三屡辛麟獣隷鋒は小さく垂垂×22×2飯舞嚢のも⑳ が最も多い.ス.グン薩では藤色されない・ £.珠 繕 管 束 綾織Z)最海部にあ参,纏縫が斑纏された状態髪示し,スダン盤で茶色に:染色されるぐF玉92玉

  2)吸 寒 縷 馨

 植鞭犠麹の承の舞人は大蕊分港透現象に基歩くものであるが,緬彗毬に於ける吸水力は,初登 原形質分離に於ける滲;透圧は最大の級1水力を示し,承麹舞賦懇に於ける吸水プ聾ま零であるが・ 之を実験的に証するには流動・!ラフィン及び蔗糖を縫い,継鞄の大きさの変化によむ薦糖譲受 に薄する滲透斑力を纈鞄の吸水力と仮定する方法が行われる・実験の綾果は丁幾蝦e乞の癩く, 騒1東方を紫斑iに換算してみるとシ縫伏縫麹鍾1静。47気蓬・麹i整纏胞i5.鯵気理,鞍状緬麹至銭.97一 気蓬,星状纏胞第一層汐3.簸気窪,第二屡242.舞舞窪,第三屡233.簿気密となっている(絹し

(4)

佐藤:小鑓における種癖

無量蝉。として麟絵であるラ.こ頒縫状慧からみると,灘鵜殆織牙である撰穣礎が

最も吸水力が小さく,次恥で橿状糎麹,鞍状細胞となむ次第に需部に入るにつれ・吸水力は大き くなって弄ぜ・る、たた星渋纏麹舞の第三屡が第二屡よ磐も掛さくなって塗るのが醤立つのである. この箒三思麟雛凍繕と獲擾擾締してレ喝綾織である・鍵ってフ跨は静婁型編曇によって嗜受 取さ厳.,それ.が縷状織麹1こ移されると瞬時に両部に薩って移動され序難くして次第に承が表皮

余儀こ吸叡麟、て行も藪囃しく観察する乙ま歩翼ま織天綴誠露こ{捲されたクチクラ

屡の蟹航を受けながらも徐六に襖型纏胞に入る,この総麹銀吸水して膨張するが次恥でこれと 旛接する鑑状纏難解の第一屡及ぴ譲状継鞄が膨脹するが,叉は星状纏縫舞の第一屡が吸水を始 める.蔓の綴の幸心の総鞄は上下左霧に膨大するが霧壌に行くに従ってそ敷ぞれ轡離した膨腰 を示して来る.これは綾纏饗の厚薄によるのではなく,細胞絹亙鷺の膨窪の一嶺⊂よるものであ る.完全に吸示した場合では,既の轡謡は見られなマ、また,鱗状趨胞はその形懇が特殊な形 をなすので吸水すれば纏駿先螺よむその基部の方が大きくふくらみ,緯織全韓が搾し上げられ

縷型纈⑳膨脹と興に縷癬醗獺の中央藤勧懲げられてくる(P醸・玉∼3)・

P姦。t.1.C芸Gssv離・餓e 肱。t.2.Pa量墨sa撫麟。懸e卜 匪G重・3・賊s誕e麟。瞭e圭『

    老。βG餐t.        s溢鯉ce撫鍛ot     S搬麟ce董孟sめs礁

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 P声 茎}&錐sa{艶cel璽・  S哩, ず量ぎst ste鷺ate ce垂L

  3)腫瘤の発達

,1畷に於ける種瘤の発育は,胚珠の生長に従って行われる毒媛精接待に懸著である・

嚇機織鹸蟹舗芽雑後i7纏3賑である魁蹴の麟か勝れ麟詫辮賄であ

る.藍の雛の離物騨は鰯瞬断し珠子ゆ鰹羅轡職中を合鳶煙る維管束がみ汰

る.翻は瞭書いて維鞍掛報紛鷺に羅織の號がみ硫蕊のであって凝縮に

は未だ絃麹の分紀は行われてマ、ない・

ます鍵が認め硫るのは綬纈菱2尋時舗後で,繧管束の礁付ま⑳編騨・ら・あたか嶽

や茎にみられる頂蟷生長をなす生長点の無き,二つの鍵麹揮犠をなす生長爺錐が理れる・この

(5)

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積鵡牽蹴がやがて魏騨総」8蒔鷺翻麦幽謝生分繋縛緬認められ,影騰の繍勧嚇に

大きくなってくる。之れが漂概1表皮とな凱既の魯灘に2∼3屡のやや彫の小さV・,大室さの ひとし》療務皮緩が現れてくる・茎や根のま易台は多くは既の霞餓ご蒙務中心柱を認める場合も

あるオ懸懸硬いては認められす漂被曝舶譲膨のノ至・さレ噸鞄細物って,啄初礪及ぴ

、豪勢中心柱が醗かに区溺され「ない.

授精後8鱒雛殊はそれぞ纏彗汝に飛してきた二つの生長騰が一つの耀紛織綴建

議呈して来為やがて原初表皮の纏蹴繋酸くなむ,…霧破屡解ヨ欝海に懸垂望等量のノ!、さ

レ’辛朧齢覇妬その膿縫やや煙砺しかも磯購形をし,膜の動て薄い纏懸覆れ

て楽都しかもかって二つの1欝鱗嬉柱礎瓢みられた部分解離は趣の繍窪競べて麺めて

大きくな靱膜も厚く雄やがて葉線粧を含んで,もはや.分i灘紡の無い綴織が完成されて

楽都疑の紛織の中難繊維管勲認められるのであるが発達はしてレ激い.8畷になれば

獲麟表皮は益女舞長くなむ,形も大きさも一定して完全な撫状鑛胞となむ,表皮を彫議して康

初綻屡の影欄に一屡麟豪ぼ等径媒醜群が醸譲皮が完成すると粥縛に概趨鞄となる.藍

の需蝿にあった二通夢の纏麹欝のうち蒙初寝屡の中心を露めた小さい纈.麹霧は縦紅ならんで星

(6)

観藤:小笠における覆癖

2奪 .状纏胞叢の第一屡とな参,その縫懇および下部のやや形の太巻矯細鞄は膜が奪1くな婁彫は不競

買終あるが之が継碾くな嚇工屡を形成して来忍また一蹴匙糠胞のうち・二つの生長韓錐

の鰍搬の食養,勲ま生長遜穣で纏の裁綴雛比べ生錘鍍旗にして彫懇灘長くなら歩

棲型をなして,機縁綴織を形成し,棲靉靆欝と葱る.従って合覆点は灘ミの無くなるが空

騒ではなく,その勧蝦纒の綴蓮があ動力・くの無して種瘤は舷さ嫉全雄織を融

して来るのである.

      費 矯「   要

 ・1豆に於ける種鷺の購造齢よぴ卿懸作訟(発達軽愚を講べた結集次劔蜷事項を鋤得九

 i)癬動講造は特残な駒織織をなし,撫状綴笹漢磐朧避難騰豊穣纈胞傑纏

騰一■珠締管束からなる.  2) これらの編駿は彫慧および纒麹含有鞭がそれぞれ鷲異なものとなって耽るが,特に撰愛 総駿・星状纒麹には騰質を多く食む・

 3)甕瘤の鰹藻緩織に於ける秘跡娚蹄をみる乙棲靉靆が最もノ1・さも以下霞部紅鶴

って次第に大きくなる.従ってア絵は,物納の蟄〔よ鋸撰聾購か畝第紳嚇に移参

 勢 種瘤の癸生は聴芽会化後墨2∼聾講後で授縮後患速に生長し花芽5}建蟹2§∼2娘後には完 滅する.        参 考 文 獣   i)戯本健吾:種子の後熟,休賎,硬実性〔作麹の生還生態3臨2§○一2欝(}%5)   2〉C蚊oc藪翼翼フ驚.:Growt盤。董Pia簸t, 豊1)毒}}・(皇9喜8)

  3)磐搬一郎:石子の硬熟こ麗する藩究農及疑臆難2一麗6留翁

  鉛近藤万太郎:農赫種子学,蕪簾・3弱麺(重㌶侮   5)中野濃醤:纏麹生還及生態学実験淺、2磁恥(翌聾弩   6〉猪野後軍:麺麹綴織学.(汐5働   7)薄霧銭雄・雛藤次鄭:小豆の硬実について}粟態襲業羅甕大会講演(i%磐

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