平成２２年度に建設工事で発生した事故事例 （交通事故）
事故概要： 表層を撤去して露出した路盤が、通過車両の交通および雨水の浸透による影響で深さ１０ｃｍ程度の穴が開 き、車両が通行した際に損傷させた。 事故原因： ・天候と通行量から現場パトロールの必要性を感じて いたが対応が遅れた ・雨天ならびに夜間で路面の視認性が悪かった 改善対策： ・現場管理体制の強化 ・十分な路面の視認性の確保 被害状況：一般車両右前方及び右後方のバンパーを損傷 照明灯設置 分類：舗装工、その他事故概要： 工事区間中の道路交差点部の路面で、通行中の車両の左前車輪が大雨の影響で発生した穴ぼこにはまり損 傷させた。 事故原因： 舗装穴の発生に気付くのが遅れた 改善対策： 天候等の現場状況に対応した現場パトロールの実 施を徹底する 被害状況：一般車両左前輪のタイヤがパンク、ホイール・車輪アームが損傷 補修前の穴ぼこ 分類：舗装工、その他
平成２２年度に建設工事で発生した事故事例 （交通事故）
事故概要： 横断暗渠排水（現場打ちボックスカルバート）部の埋戻し舗装復旧箇所が部分的に陥没し、既設舗装との段差 が生じたことから、通行車両を損傷させた。 事故原因： 路肩側の埋戻しが実施されておらず、開口部となっ ており、雨に対する養生対策が未実施だったため、 雨水により路盤に使用した土砂が流出した 改善対策： 路肩側も埋戻しを行い、雨水が侵入しないよう路肩 部の補強を徹底する 被害状況：一般車両２台パンク 事故箇所 分類：舗装工、その他事故概要： 路面切削してある舗装に、豪雨や走行車両により穴が出来、一般車両が通行した際にホイールに傷がついた。 事故原因： ・切削後直ちに舗装しなかった ・解放中の安全対策が不十分だった 改善対策： ・直ちに舗装できる工程計画とする ・荒天時等必要に応じ現場パトロール回数を増やす 被害状況：一般車両のホイールを損傷 現場内事故発生時 舗装を５ｃｍ切削した状況で、路面に穴が開き 事故が発生 1.8×1.0×0.1 分類：舗装工、その他
平成２３年度に建設工事で発生した事故事例 （交通事故）
事故概要： 一般車両が舗装前の砕石擦り付け箇所（延長２ｍ）を通行した際に、車のフロントバンパーを損傷した。 事故原因： 擦り付けを合材ではなく砕石で行っていた 改善対策： 合材による擦り付けを行い、段差ができないようにす る 被害状況：一般車両フロントバンパー損傷 分類：舗装工、その他事故概要： 歩車道境界ブロックと集水桝との間の段差処理がされておらず、この部分を一般車両が走行し、タイヤを破損 させた。 事故原因： ・段差注意を促す看板がなかった ・外側線未設置にもかかわらず視線誘導を怠った 改善対策： 安全対策の実施を徹底 被害状況：一般車両左前輪側面部を一部損傷 分類：舗装工、その他
平成２３年度に建設工事で発生した事故事例 （交通事故）
事故概要： 既設舗装の切削を行い、夜間道路開放をしていたところ、降雨等により路面に穴ぼこが発生し、そこを一般車 両が通過してタイヤがはまりパンクした。 事故原因： ・Ａ工区を路面切削後にＢ工区を路面切削し、その後 舗装する施工手順をとったため、路面切削から舗装 までの期間が空いた 改善対策： 施工の工程を検討する際に、切削した状態で交通開 放を行う区間と期間が少なくなるように工程を組む 被害状況：一般車両パンク２件発生 分類：舗装工、その他事故概要： 運行バスが舗装補修工事区間に進入した際に、舗装前準備のため路面に設置した釘を踏み、右前タイヤが パンクした。 事故原因： ・交通整理員の配置が不十分だった ・設置した釘を一般車両が識別できる表示がなかっ た 改善対策： ・施工範囲に応じた交通整理員の配置変更を実施す る ・ポストコーンを設置し一般車両が識別しやすい措置 を行う 被害状況：バスの右前タイヤがパンク 自主運行バス 水糸 コンクリート釘 発生箇所 交通整理員 分類：舗装工、その他
平成２４年度に建設工事で発生した事故事例 （交通事故）
事故概要： 舗装を切削し、切削された状態で交通開放をしていたところ、原動機付き自転車の運転手が切削による舗装 段差付近でハンドル操作が不安定となり転倒した。 事故原因： 車両通行帯外についてはカラーコーンを設置してい たが、想定外の隅角部の擦り付け未施工部分より侵 入した 改善対策： 車両通行帯外も含め段差部の全てに擦り付けを施 工する 被害状況：原動機付き自転車転倒による負傷 隙間2.0m程度 （段差t=50） 事故発生箇所 分類：舗装工、その他 擦り付け舗装 （施工済み） 擦り付け舗装（未施工）事故概要： 現場内の歩道を路盤（RC-30）状態で開放していたところ、現場を通行していた自転車がＬ字型の鉄線を踏みパ ンクした。 事故原因： 再生砕石に混入している材料や路盤表面の点検を 怠っていた 改善対策： 路盤資材の異物混入確認、交通開放前に路盤表面 の点検を徹底する 被害状況：自転車の後輪がパンク 異物等点検状況 分類：舗装工、その他 路盤の状況
平成２４年度に建設工事で発生した事故事例 （交通事故）
事故概要： 車道舗装において既設舗装と新設舗装の間に隙間が５０ｃｍ生じるため、路盤と常温合材を敷設してすりつけ ていたが、前日の雨により穴ぼこが生じ、通行車両のパンク事故が２件生じた。 事故原因： ・雨天に耐えることができない常温合材を使用した ・通行者への注意喚起不足 改善対策： ・擦り付け舗装箇所を加熱合材を使用する ・注意喚起看板を設置する 被害状況：一般車両２台パンク 分類：舗装工、その他事故概要： 地下埋設物調査にあたり、試掘後に仮舗装を行ったが、降雨により舗装がめくれ、段差（最大5cm程度）により 一般車両の底部を損傷した。 事故原因： 試掘箇所の復旧にあたり、加熱アスファルト合材を 使用すべきところを、舗装工の準備ができず常温ア スファルト合材を使用した 改善対策： ・加熱アスファルト合材の使用を徹底する。 ・降雨時等にパトロールを実施する。 被害状況：一般車両底部の損傷 舗装の破損状況 舗装復旧完了（加熱） 分類：舗装工、その他
平成２４年度に建設工事で発生した事故事例 （工具・資材による事故）
事故概要： 道路を北進中の車両が踏切手前で停止中に対向車の水はねを受け、常温合材による補修の際に発生したと 思われるタールがフロントガラス等に付着した。 事故原因： 全天候型ではない常温合材を使用していたため、 雨の影響を受けた 改善対策： 全天候型の常温合材を使用する。 被害状況：タールが車体のボディ及びフロントガラスに付着 踏切 対向車より水跳ねを受ける 分類：舗装工、その他 対向車より水跳ねを受ける＜平面図＞
＜横断図＞
事故概要： 舗装版を撤去し、段差擦り付けを施工する準備をしていたところ、自転車が施工箇所を通過し、段差擦り付け 部で転倒し負傷した。 事故原因： ・歩行者、自転車に対する現場内誘導員が配置され ていなかった ・擦り付け施工を完了する前に現場開放した 改善対策： ・歩行者、自転車に対しても現場内を安全に通過でき るよう誘導する ・安全に通過できない場合は現場開放しない 被害状況：自転車にて転倒し負傷 分類：舗装工、その他 起点側 擦り付けが仮りの擦り付けであったため 転圧は不十分であった。（ｔ＝5cm） 断面図 市道部 被災者転倒箇所 被災者進行方向 舗装版撤去後のため 路盤の状態 市道側の既設舗装 作業箇所 交通誘導員 終点側
平成２６年度に建設工事で発生した事故事例 （交通事故）
事故概要： 自転車で走行中の通行者が施工箇所を通過した際に、道路側溝と瀝青安定処理との段差（H=5cm）にハンド ルを取られ転倒し、路外にうつ伏せ状態で落下（H=1.5m）し負傷した。 事故原因： ・保安施設の不備 改善対策： ・保安施設設置の遵守 被害状況：路外に落下し負傷 分類：舗装工、その他事故概要： 舗装補修において上層路盤完成区間と既設舗装との擦り付けを掘削にて行い、交通開放していたところ、降 雨により上層路盤が剥離して穴があき、通行車両２台のタイヤを損傷させた 事故原因： ・切削時の振動や走行車両の振動により緩みが生じ た ・路盤状態で長期間交通開放した 改善対策： ・現場終了後は不完全な場所が無いか点検を行う ・長期間の路盤開放や週末を挟んだ施工計画は控え る（特に降雨時） 被害状況：一般車両２台のタイヤを損傷 分類：舗装工、その他 既設の 瀝青安定処理
