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再生可能エネルギーのファイナンスと地域展開の可能性

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Academic year: 2021

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Instructions for use

Title

再生可能エネルギーのファイナンスと地域展開の可能性

Author(s)

竹ケ原, 啓介

Citation

環境政策セミナー:再生可能エネルギーとグリーンエコノミー(Seminar on Environmental Policy:RenewableEnergy & Green Economy). 2012年10月19日. 北海道大学学術交流会館講堂 , 札幌市.

Issue Date

2012-10-19

Doc URL

http://hdl.handle.net/2115/50804

Type

conference presentation

(2)

2012年10月19日

再生可能エネルギーのファイナンスと地域展開の可能性

環境・CSR部 竹ケ原 啓介

I.N.R.I.

環境政策セミナー

持続可能な北海道・日本・世界へ

~再生可能エネルギーとグリーンエコノミー~

(3)
(4)

環境ビジネスの基本的性格

○枯渇性資源の価格は資源埋蔵量の減少とともに上昇する

○特定資源価格が時系列的に上昇していくと・・・・

所有者は、将来の価格上昇をにらんで、現時点での資源の保全を

図り、販売量を抑える

消費者・生産者とも、高価になった資源をより有効に使うようになる

その資源のリサイクル方法と代替資源の開発・発見を促す。その技

術開発が促進される

節約効果

保全効果

技術開発効果

化石燃料の高騰→再生可能エネルギー、各種省エネ投資

資源価格上昇、レアメタル争奪戦→リサイクル(都市鉱山)

(5)

事業としては不安定(ボラティリティ)

暖房用

オイル

木質ペ

レット

天然ガ

∴不確実性をはらむ環境投資を短期間に急拡大させるためには、

適切な政策

面でのサポートが極めて重要

(6)

ファイナンスの観点

金額

割引(FV→PV)

NPV=50 >0

プロジェクトA

プロジェクトB NPV=35

プロジェクトC NPV=100

将来価値と現在価値をつなぐ定数「金利」を用いて、将来の資産価値を

把握、経済性を判断。

再生可能エネルギープロジェクトも同様。条件を満たせばファイナンスがつくし

、満たせなければつかない。スキーム構築の巧拙はあっても、基本的には貸せる

ものには貸せるし、貸せないものには貸せない。

キャッシュフローの安定性!

(7)

ドイツにおける再生可能エネルギー生産の推移

0 2 4 6 8 10 12 14 0 50 100 150 200 250 300 350 1990 91 92 93 94 95 96 97 98 99 2000 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11

再生可能燃料

再生可能電力

再生可能熱

最終エネルギー消費割合(右目盛)

TWh

%

(8)

ドイツにおける再生可能電力とEEG

0

5

10

15

20

25

30

0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000 120,000 140,000

1990

91

92

93

94

95

96

97

98

99

2000

01

02

03

04

05

06

07

08

09

10

11

地熱

太陽光

焼却廃棄物中の有機物

バイオマス*2

風力

水力*1

GWh

*1 水力にはEEG対象外の大型水力を含む。 *2 汚泥ガス・処分場ガスを含む。 EEG導入(2000/4/1) 改正EEG(2004/8/1) 電力買取法(1991.1.1) 改正EEG(2009/1

~)

改正EEG(2012/4

~)

(9)

再生可能電力の寄与度別推移

▲ 0.7 17.4 4.2 7.3 8.9 ▲ 7.3 5.5 10.6 13.8 24.7 4.9 16.9 ▲ 1.4 24.6 10.8 15.1 22.5 6.2 1.8 10.3 16.9

▲ 15

▲ 10

▲ 5

0

5

10

15

20

25

30

1991 92 93 94 95 96 97 98 99 2000 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11

太陽光

焼却廃棄物

中の有機物

バイオマス

風力

水力

地熱

増減率

(10)

金融セクターによるリスクプロファイル

風力パーク

ソラーパーク

バイオガス

プロジェクト内在

① 完工リスク

・ 能力不足

・ 工事遅延

・ コストオーバーラン

② 機能リスク

・ 品質

・ アウトプット量

③ 運営リスク

・ 運転停止時間

・ 資源消費

プロジェクト外性

① 資源リスク

・ アベイラビリティ

・ 価格

② 市場-販売リスク

・ 販売量

・ 市場価格

③ 政治リスク

・ 法・規制領域

(11)

ドイツにおける太陽光発電装置の導入量推移

100 178 296 435 1,105 2,056 2,899 4,170 5,979 9,785 17,193 24,800 42 78 118 139 670 951 843 1,271 1,809 3,806 7,408 7,500 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 2000 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11

累計

新規

MW

(12)

同太陽光発電量の推移

64 76 162 313 556 1,282 2,220 3,075 4,420 6,578 11,683 18,500 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000 20,000 2000 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11

Gwh

(13)

太陽光パネル価格Index

0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 Q2 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

ユーロ/kWp

(出所)BSW Solar

最終消費者向け平均システム価格(屋根置き ~100kWp)

(14)
(15)

2012/4の新タリフ

区分

~2012.3.31

2012.4.1~

増減

屋根(小型)-10kW

24.43

19.50

▲20.2%

屋根(大型)

21.98

16.50

▲24.9%

平地置き

17.94

13.50

▲24.7%

Ct/kWh

・買い取り額引き下げが年次から月次へ変更

・引き下げベースは1%/月(年換算11.4%)

・年間の太陽光導入量が7,500MWを超過する場合、引き上げ幅

は2.8%/月(年29%減)へ拡大

BSW Solarのコメント(2012.3.30)

「エネルギー転換にとって暗黒の日 (Schwarzer Tag für die Energiewende)」

今回の

EEG

の多岐に亘る改正は、将来の国内における太陽光利用整備を

少なくとも半減されるものであり・・・・太陽光分野におけるトップランナーとし

てのドイツの地位と多くの関連企業の存立を危機に晒すものである・・・

(16)

バイオガス発電事業を巡る環境変化

0

500

1000

1500

2000

2500

0

1000

2000

3000

4000

5000

6000

7000

1992 93

94

95

96

97

98

99 2000 01

02

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04

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07

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09

10

プラント数(累計)

出力(右目盛)

MW

急ブレーキ

再加速

(17)

バイオガスパーク事業例(Klarsee)

・2500立方メートルの発酵槽と標準出力500kW機×40機(出力計20 MWel.)。

・敷地内に肥料工場を併設、熱需要を確保する事業モデル

(18)

2007年、ドイツのバイオガス設備ベンダーは、大幅な受注減による業績悪

化に見舞われ、株価が急落。

受注減少の要因は、①前年の急成長の反動、②穀物価格の急騰を受けて

原料トウモロコシ価格が上昇したこと(原材料費はバイオガスプラント運営コ

ストの5~6割)。

原材料供給リスクとFIT

(19)

原材料調達リスクに対応すべくFITタリフを見直し

→プラントメーカーの受注は回復

発電事業者にはビジネスモデルの変更の動き

①エネルギー作物による大型プラントから、糞尿処理を主体と

する中小規模への移行

②大規模事業者は売電事業からガス供給事業への転換を指向

FITタリフ見直しとビジネスモデルの変化

(20)

バイオガスプラント建設数の推移

(21)

バイオマス投資ファンドの残高推移

(出所)Scope Analyses, Stand Januar 2010

千ユーロ

(22)
(23)

「地域展開」という条件を付加すると・・・・

■アクターの問題

■「地産地消」とエネルギーの関係性

■資金調達の問題

■公民連携の問題

出来るだけ地域に根ざした事業を多数実現する

アクターの多様化と信用力というボトルネックへの対応

FITを前提とするだけに、資金の地域循環が重要

財政負担への依存は低下させるべきだが、他方、自治体による単な

るファシリティマネジメント化は避けるべき

財政支援に過度に依存することなく、自立した地域エネ

ルギービジネスを如何に確立するか?

(24)

従来型手法の発想

官のみ or 民間のみが

全ての

コストとリスク

を負って、事業を

遂行する。

追求すべきストラクチャー

それぞれのリスクをよく管理できる

主体を集める

→ 全体のコストとリスクが小さくなる

→ 事業としてのパフォーマンス向上

行政

建設

企業

運営

企業

金融

機関

コスト、リスク

コスト、リスク総体も縮小

適切な役割分担・リスク分担というアプローチ

大企業モ

デル

補助金依

存モデル

より多様な

主体を受容

もコストは

要留意

(25)

プロジェクトにおけるリスクの考え方

スポンサーリスク

工事完成リスク

原料・燃料調達リスク

オペレーションリスク

技術リスク

販売リスク

金利・為替リスク

キャッシュフローリスク

環境リスク

災害リスク

カントリーリスク

(26)

まとめ 地域特性に応じた連携モデルの重要性

■地域版プロジェクトファイナンスの可能性

■公民連携モデルの確立

■市民ファンドの重要性

地域資源(賦存エネルギー)の同定

各種権利調整へのサポート

再生可能エネルギーにおけるPPPモデル

地域資源(賦存エネルギー)を活用するうえで重要な資金循環の確保

FIT拡大に伴う対立の回避

地域金融機関の積極的な関与

一種の標準化・モジュール化の検討

(27)

著作権(C)Development Bank of Japan Inc. 2012 当資料は、株式会社日本政策投資銀行(DBJ)により作成されたものです。 当資料は、貴社及び当行間で検討/議論を行うことを目的に貴社限りの資料として作成されたものであり、特定の取引等を勧誘するものではなく、当行がその提案内容の 実現性を保証するものではありません。 当資料に記載された内容は、現時点において一般に認識されている経済・社会等の情勢および当行が合理的と判断した一定の前提に基づき作成されておりますが、当行 はその正確性・確実性を保証するものではありません。また、ここに記載されている内容は、経営環境の変化等の事由により、予告なしに変更される可能性があります。 当資料のご利用並びに取り組みの最終決定に際しましては、貴社ご自身のご判断でなされますよう、また必要な場合には顧問弁護士、顧問会計士などにご相談の上でお 取り扱い下さいますようお願い致します。 当行の承諾なしに、本資料(添付資料を含む)の全部または一部を引用または複製することを禁じます。

ご清聴ありがとうございました。

参照

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