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物語を楽しもう 〜ブレーメンの音楽隊〜

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Academic year: 2021

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国語科学習指導案

指導者 北広島町立本地小学校 教諭 若栗 真 1 日 時 平成25年1月30日(水) 13時45分~14時30分 2 場 所 北広島町立本地小学校 ひまわり教室 3 学 年 ひまわり学級(知的障害特別支援学級)第3学年 2名 4 単元名 物語を楽しもう ~ブレーメンの音楽隊~ 5 単元について ●教材観 本単元は,特別支援学校小学部学習指導要領の知的障害者である児童に対する国語科3段階(1)(2)(3) (4)の内容を取り扱う。やさしい物語文に興味をもち,好きな場面を見つけて自ら読み進めていき,登場人 物や話の前後関係をとらえることをねらいとする。物語に触れることは,自分の気持ちを登場人物と置き換え たり,文章から感じたことを友だちと交流し合ったりすることで,他者の意図や感情を理解し,言語の概念の 形成を図ることへもつながる。このことは,自立活動「3人間関係の形成(2)他者の意図や感情の理解に関 すること」「6コミュニケーション(3)言語の形成と活用に関すること」にかかわる。 今回取り上げる「ブレーメンの音楽隊」のお話は,目的を同じくする楽しいキャラクターが登場し,途中大 きな展開の変化があることに加え,「音楽」という素敵なアイテムをも含む興味深い物語である。そのため, 児童は自分もその仲間の一員となったような感覚で楽しく読み進めていける教材である。また,自分の好きな 文を見つけて書いたり,次の展開を予想して発表したりする活動も仕組むことができる。 今後,自らいろいろな物語の世界に触れ,実際に周りの人たちと話をしたり聞いたり,記号や文字を読んだ り書いたりして生活の中で生かす力として身に付けるきっかけになることが期待できる。 ●児童観 本学級の児童は,大変学習意欲が高く,何事にも前向きに取り組もうとする。これまで地域の方の絵本の読 み聞かせなど,物語に出会う機会では,とても興味をもって静かに聞くことができている。しかし,そのこと から発想や想像力をふくらませて,もっとこんな本を読んでみたいとか,ここがわからなかったから聞いてみ ようという意欲が低いように思う。感想をたずねたときには「おもしろかった」「楽しかった」という言葉で 片付けてしまうことも多い。 実態 課題 C1 ・自分から話をすることが苦手で,何でも「恥ず かしい」ですませてしまう。 ・人の話はとてもよく聞き,理解する力もある。 ・説明文的な文章が好きで,図鑑などを見ること が多かったが,物語も読むようになってきた。 ・順序良く「したこと」を書く文章が多い。 ・困っているときやわからないときに,自分 から人に聞く姿勢を身に付ける。 ・好きなジャンルの文章を増やす。(特に登場 人物の気持ちがわかりやすいものなど) ・自分の気持ちが素直に出しやすい文章を書 く。 C2 ・話しながら時間的に順序が交錯したり,人の名 前があいまいだったりすることがある。 ・全体指導では,集中して聞くことができない場 面がある。 ・文字から言葉へと大切にしながら読めるように なってきている。 ・思い浮かんだままに書くため,一文がとても長 くなって伝わりにくい文章になる。 ・落ち着いて話をしたり,集中して話を聞い たりする力をつける。 ・時間を表す言葉などキーワードに注目しな がら読む。 ・主述の関係に気を付けながら,短い文で表 せるようになる。

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●指導観 指導にあたっては,物語の世界にしっかりととけこめるように,大きな画面を使って児童にわかりやすく提 示したり,ナレーションのところどころに音楽を取り入れ,リズミカルなお話をそのまま届けられるようにし たりするなど,視覚的支援と聴覚的支援の両面からアプローチする。 登場人物は動物であり,身近で親しみやすい物語となるように好きなキャラクターを選んで役割演技をさせ る。「音楽隊」というストーリーを生かし,実際に楽器の演奏をさせ,自分と登場人物の気持ちや行動を重ね 合わせられるようにしたい。前半の登場の様子と最後の動物たちの表情をしっかりと比べさせ,4人が協力し 合うことで,元気を取り戻し,生き生きと生活できるようになるところに注目させたい。起承転結の読み取り にはあまりこだわらず,自然と登場人物の気持ちが高まっていく様子を捉えられるようにしたり,最終的に幸 せになっていく登場人物にしっかりと共感させたりする。書く場面では,お話の続きが自然と書けるようなワ ークシートを用意する。また,発表は,「型」を示したり,見本を見せたりして,自信をもって表現できるよ うに支援する。 活動は,シンプルで自己選択のできるものを用意し,意欲的に発表しあったり,絵にまとめたり,文章に表 現したりして,物語を楽しんで味わえるようにしていきたい。 6 単元の目標 ○物語の世界を味わい,進んで楽しい場面を発表したり,絵や文章で表現したりする。 7 指導計画 (全4時間) 次 学習内容 評価規準 第一次 ○物語を楽しく読んで,お話の概要をつかむ。(2) ・物語の前半部分を読む。【本時】 ・物語の後半部分を読む。 ・お話の続きを楽しみにしながら一緒 に読んだり,歌ったりしている。 第二次 ○自分に合った方法で,物語の世界を表現する。(2) ・おもしろかった場面を絵に表して,感想を発表する。 ・感想文に書いて,発表する。 ・物語の世界と自分の気持ちを相手に 伝わりやすいように絵や文章でかき 表している。 8 本時の目標 ○物語を楽しく聞き,お話のおおまかな流れをつかむ。 ○画面を見ながら進んで読んだり,歌ったりする。 児童 個人目標 C1 ・多くの人の前でも自分から進んで,手を挙げて発表する。 ・初めて会った人に,一緒に活動してもらうように頼もうとする。 ・前半部分から考えて,筋の通ったお話の続きを書く。 C2 ・ストーリーに合った役割演技ができる。 ・学習の流れがわかり,お話の次の展開を喜んで予想する。 9 準備物 CDデッキ,テレビ,太鼓,ラッパ,鍵盤ハーモニカ,リコーダー,すず,タンブリン,お面(ロバ・イヌ・ ネコ・ニワトリ)

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10 本時の展開 学習活動 指導上の留意点 評価規準 C1 C2 1.挨拶をする。 2.本時の学習内容を確認する。 3.「ブレーメンの音楽隊」のお話の前 半部分を聞く。 ・曲に合わせて,物語を進行する。 ・テレビ画面に,絵や文字・歌詞を うつし,一緒に読んだり歌ったり する。 4.登場人物を確かめる。 ・①ロバ②イヌ③ネコ④ニワトリの 順番 5.好きな動物を選んで役割演技をす る。 6.「ブレーメンの音楽隊」の音楽を楽 しむ。 ・リコーダー ・鍵盤ハーモニカ ・太鼓 ・ラッパ ・すず ・タンブリン 7.物語の後半部分に登場する「どろぼ う」について想像をふくらませる。 8.まとめをする。 9.挨拶をする。 ・ときどき画面を見 て促し,一緒に音 読する。 ・順序も確かめる。 ・それぞれの特徴に ついても少し触 れて意識させる。 ・見本を見せて,気 持ちを高める。 ・簡単なメロディで 自信をもって演 奏できるように する。 ・参観者へ演奏の手 伝いをお願いす るようにさせる。 ・楽しみながら,次 の展開を予想し てワークシート に書かせる。 ・歌を楽しく元気よ く歌えるように 声をかける。 ・クイズ形式にして 楽しい雰囲気を つくる。 ・先にあてて賞賛 し,楽しい雰囲気 をリードさせる。 ・簡単なメロディで 楽しく演奏でき るようにする。 ・前半部分のストー リーを確認しな がら,ワークシー トに書かせる。 ・進んで手を挙げて発表 している。(C1) ・ストーリーに沿った役 割演技ができる。(C 2) ・きちんと相手に伝わる ように手伝いをお願 いできる。(C1) ・ストーリーに合った展 開を予想し,ワークシ ートに書いている。 (C1) ・次の展開を楽しみなが ら,ワークシートに書 いている。(C2) 楽しい音楽で,楽しい雰囲気づくり。視 覚と聴覚からうったえを! 物語を楽しく読んで,お話の続きを想像しよう。 活動の共有化。他者と のつながりを大切に! 書く活動で頭を整理。しっかり 想像をふくらませて!

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11 教室の配置図(場の設定) ホワイトボード C1 C2 TV 太鼓,ラッ パ な ど 楽器類

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