Title バイオ人工肝臓の開発( はしがき ) Author(s) 永木, 正仁 Report No. 平成10年度-平成12年度年度科学研究費補助金 (基盤研究(C)(2) 課題番号10670462) 研究成果報告書 Issue Date 2000 Type 研究報告書 Version URL http://hdl.handle.net/20.500.12099/468 ※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。
平成10年度から平成12年度までの研究成果を要約すると、(1)細胞外マ トリックスを応用したバイオ人工肝モジュールの作製と治療効果の検討
(Biochem Biophys Res Commun1995、Biochem Biムphys Res Commun 1997,JHepato12000、DigestDisSci(in press))と、(2)遺伝子導入を応 用したスーパ「肝細胞確立への試み(肝臓 2000)、の2項となろう。 本研究の最大の成果は、基底膜に類似した細胞外マトリックスであるEHSゲ ルをバイオ人工肝に応用することにより、極めて高度の肝細胞機能を長期間発現 させることに成功し、そのバイオリアクターの効果を大型哺乳動物で証明できた 点にある。しかし、それをヒト肝疾患患者に応用するには、免疫学、ウイルス学、 遺伝子学的側面を含めたバイオリアクターの安全性を詳細に検討する必要がある。 また、モジュールを含めた体外港流システムの改良、とくに工学的な面からの検 討が今後の課題である。一方、HNF-4遺伝子導入を応用したスーパー肝細胞の確 立は、細胞工学の発達とともにバイオ人工肝への臨床応用へ大きく責献できる可 能性を秘めている。