相似変換を用いたブラインド画像分離のための線形解法
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(4) あらまし. 反射分離や表面反射成分分離に応用されるブラインド信号源分離(. )は,最も基本的かつ重要な信号. の既存手法のほとんどは,独立成分分析()や何らかの統計量に基づく非線形手法で, 計算コストや初期値設定がしばしば問題になる.一方, の線形手法はごく少数しか存在しなかったが,最近,画. 源分離問題である.. 像混合の比を用いた線形手法が提案された.この手法は,計算コストや数値的安定性の点で優れているが,二個の原 信号に適用が限られていた.本稿では,この線形手法を多数個の原信号に適用可能な線形手法に一般化する.ブライ ンド画像分離の実験により,提案手法が高速であることを示す.さらに,提案手法で得られた線形解を初期値とする ことで既存の非線形手法の分離性能が大きく改善した例を紹介する. キーワード ブラインド信号源分離,ブラインド画像分離,原信号数,線形解法. 割と多次元の相似変換の導入である.ブラインド画像分. はじめに. 離の実験により,提案手法が高速であることを示す.さ. 複数の互いに独立な原信号を複数の混合比で線形混合. らに,提案手法で得られた線形解を初期値として用いる. した信号を観測信号として与え,原信号と混合比を未知. ことで既存の非線形手法の分離性能が大きく改善した例. として,これらを推定する問題は(注 ½),ブラインド信号源. を紹介する.. 分離(. の非反復行列解法. )と呼ばれる. は,最も基本的かつ重要. な信号源分離問題で,信号処理,ニューラルネットワー ク,画像処理,コンピュータビジョンなどの幅広い分野 で盛んに研究されてきた.特に,. の中でも画像を対. 象とするものは,ブラインド画像分離と呼ばれ,反射分 離 や表面反射成分分離 などに応用された.. 手法は,独立成分分析()
(5) の枠 組みや何らかの統計量に基づくものが多く ∼ ,これらのほとんどが非線形手法に属する.一般に, 既存の. 非線形手法には計算コストの問題がある.また,その逐 次最適化において,パラメータの初期値設定に依存し. 本章では,原信号数が偶数と奇数の場合のそれぞれに ついて,多数個の原信号に適用可能な線形. 原信号数が偶数の場合の線形解 本節では,原画像枚数が偶数 (. 枚の画素数 の原画像における 番目の画像を ベクトル . る(注 ¾).. の 線形 手 法は 少数 し か存 在し な い
(6) ∼.近年, らは,画像混合の比を 用いた線形手法を提案した .彼らの手法は,計算コ. なるのは, らの観測信号間の値同士を比較 するという単純なアプローチと,混合行列のブロック分 (注 ):本稿では,原信号数と観測信号数が等しいという標準的な仮 定をおくが,これらが異なる場合も盛んに研究されている
(7)
(8) . (注 ): の線形な数値計算法として
(9) が知られている が,高次元の場合の計算コストの問題がある.. . . は 番目の原画像の 番目の画. 素位置における画素値である.このとき,. 像は,. . に適用が限られるという問題があった. 能な線形手法に一般化する.本手法の導出において鍵と. . で表す.ここで,. ストや数値的安定性の点で優れているが,二個の原信号 本稿では,彼らの線形手法を多数個の原信号に適用可. は正の整数)の. 場合のブラインド画像分離について述べる.. て低品質の局所最適解に収束することがしばしば起こ こ れに 対 し,. 手法を導. く.以下では,混合画像分離のシナリオを用いて述べる.. 行列 . で表すことができる.ここで, の第. 列ベクトルである.. . 枚の原画 . . は. また, 次の正方な混合行列を . . . . . . と表し, 枚の画素数 の観測画像における 番目の. IS3-34 : 1088.
(10) ベクトル で表す.ここで, は 番目の観測画像の 番目の画 画像を . 素位置における画素値である.このとき,. 行列. 像は,. . . . . . 枚の原画. したがって. と書くことができる.ここで. . . は. で表すことができる.ここで,. ここで,. . ベクトルの組 . 個の . . が線形独立であることを仮 定する.さらに,混合行列 が正則と仮定すると, 個の ベクトルの組 も線形独立,す なわち 枚の観測画像も独立となる. 今,式
(11) を次式のように書き表す.. . ここで,. . . . . は. は. 次正方行列,. 行列, は . . 行列であり,それぞれ . . . . . . . . . . . . . である.ここで, は行列 の第 列 ベクトル, は行列 の第 列ベクトル . . . . . 次正方行列 , はいずれも正 則と仮定する.このとき,式 は次式のように書ける.. . . . . . . . . . . . . . .
(12) . と はいずれも正則で と の行ベクトルからなる組が線形. 独立であることから, と の行ベクトルからなる. 組も線形独立となる.このことと, と の行ベク. トルからなる組が線形独立であることから,式 にお. いて . に左から掛かる 次正方行列は正 となり, 次正方行列 則,すなわち !" は正則であることが分かる. . のブラインド画像分. 行列で表された 枚の観測画像 の入力に対し,これを二つの 行列 に 分割し,二つの 次正方行列 と二つの 行列 を未知として,これらを推定する問題に帰 が得られ 着される.このとき, の推定値 も ると, の推定値 離の問題は,. . . . . . により得られる.. ベクトル から ベクトル への相似変換 行列 の 列目の の 次正方行列を ,行列 の 列目の ベクトル から行列 の 列目の への相 似変換の 次正方行列を とすると いま,行列 の . 列目の. . . . と表される.相似変換は直交変換の正スカラー倍で表さ. 次直交行列を ,正スカラー
(13)
(14) とおいて, と をそれぞれ
(15)
(16) と表す.一般に,直交行列の行列式の値は または で あるが,本稿では, と の値として,行列 式の値が の直交行列,すなわち 次特殊直交群 れるので, を. . . 式 において,. あること,及び. である.ここで,. . . は行列 の第 列. 以上により,この原画像枚数 . . . . . ベクトルである..
(17) . 枚の原画像が独立,すなわち . . である.ここで, . このとき,原画像の混合過程は次式で与えられる.. . . . . の第 列ベクトルである.. . IS3-34 : 1089.
(18) の数に対して ,負の数に対して. に属するものを選ぶことにする.したがって. !"
(19) !"
(20) . . と書ける.. の自由度は であるが, 次元ベ クトル の組が与えられたとき,その自由 減る.したがって, (
(21) の解は 度は より得られる)は, すなわち 原画像が 枚のときは,一意に存在し,回転前後の 次. 元ベクトルの組から 次元平面上の回転行列を計算すれ. の場合は
(22) のみ用いればよい), すなわち原画像が
(23) 枚以上のときは無数に存在す. ば求まるが(. ることになる. この. のとき, を求めるためには,回転. 前後の 次元ベクトルの組から 次元空間における回転. 行列を最適に計算する必要があるが,これについては, 例えば,特異値分解や四元数などを用いて線形に求める. すなわち. 方法が知られている .さらに,. 原画像が 枚以上のときの高次直交行列を計算する方法. については,例えば,文献 などを参照されたい.上. と
(24) に関しても同様. 記の議論は,もちろん, である.. 以下,読みやすさのため,画素番号. の表記を省略. する.. .
(25). . . .
(26) . が得られる.これに式 を代入し,整理すると
(27). . . が得られる.ここで, は. のとき,式 において . . 次元零ベクトルである.こ は正則,. 組も線形独立となり,次式が成り立たなければならない.. . . . 次零行列である.これに式 を代入. ここで, は し,整理すると
(28).
(29).
(30) が得られる.これと が正則であることから, !" の場合を除いて # !" # !"
(31) が成り立つ(証明は付録に示す).ここで,# は正 . したがって,. . が正値のとき(. のとき),!" は,.
(32) . . が負値.
(33) に関して単調増加 . し(単調減少し), . のとき,すなわち . のとき,すなわち . (式 )のときの値が上. . (式 )のときの値が下限(上限)となり,.
(34) . 限(下限)となる. そこで,原画像枚数が偶数の場合のブラインド画像分 離では,以下の手続きを実行する.. ごとに,観測画素値列 と から 次正方行列 (式 )を ( ) 画素 . 求める.. 個の行列 のうち,行列式が最大となる を ,最小と . . なる を とおく.このとき, ( ) 上で得られた. , が正値のとき, . , とおく. . ,負値のとき,. . ごとに,式 を実行 を式 右辺に代入)すること (上で得られた ( ) 画素. により,混合行列と原画像の推定値を求める.. . ( ) 上で得られた各原画像ごとに, の範囲で. スケーリングを行う.. . 原信号数が奇数の場合の線形解. (. 原画像枚数が奇数 . は正の整数)の場合の. ブラインド画像分離について述べる.これは,式
(35) を. ¼ ¼ ¼ ここで,¼ は観測画像に対応する 行列, ¼ は混合行列に対応する 次正方行列, ¼ は原画. 像に対応する . ¼ ¼ ¼ . の行ベクトル. からなる組は線形独立なので, の行ベクトルからなる
(36). す符号関数である.. 次式のように表したもので定式化される.. 今,式 , を式 に代入して . ,零に対して を返. ¼. . . 行列であり, . ¼ . . . . . . ¼ ¼ ¼ ¼ と表せる.これらの式の右辺に現れる変数の意味も前節 と同様である.また,¼ と. ¼ に関する行ベクトル間の. 独立性と ¼ に関する正則性の仮定についても,前節と. 同様である. 今,この . 枚の観測画像 ¼ ¼ ¼ . のどれとも同サイズで独立,かつどの画素値も非零の画 を観測画像に追加することを考える.このような 像 画像は,例えば,各画素の値を乱数で与えることにより,. IS3-34 : 1090.
(37) ほぼ確実に生成することができる.これに伴い,混合行. 約のため,*' チャネルのうち ' 成分の画素値を用い. と . はこれらの原画像を 種類の異なる比で混合した画像,. 列に ¼ に . ベクトル ベクトル とスカ ,原画像 ¼ に 番目の原画像を表す ラー . ベクトル を追加することにより,次式が得られる. . . て
(38) の計算を行った.図. + は原画像,!,. # は !, の画像と同サイズのダミー画像,-. は !# が入力として与えられたときの出力画像であ り,これらのうち -/ の画像が推定された原画像で ある.図 も同様である.. ここで . . . . . . . ¼. . . . . ¼ . . . . . ¼. . . . .
(39) . . 今,式. . . であり,それぞれ前節の ,, と同じサイズの行列 である.. . . . . . . . . . を満たす混合行列 ¼ と原画像 ¼ が存. 在 す るこ とを 仮 定す ると ,¼. ¼ 間の 独. 立性の仮定により,式 で与えられた画像分離問 における ベ 題の解のうち,混合行列 . . と ベクトル はいずれも零ベクトル, と はいずれも非零かつ となり,残りの部分行列 ¼ と原画像 ¼ は, クトル . 混合画像分離(混合数 ) : 原画像, 入 力画像( が混合画像, が追加されたダミー画 像), 提案手法(
(40) が推定された原画像). 図. 式 の解と一致するはずである. したがって,原画像枚数が . の画像分離問題で. は,入力として与えられた観測画像 ¼ に,上述のダミー を追加する.このようにして得られた原画像 画像 . 枚数が . . の画像分離問題を前節の方法で解く.このよ と の推定値から適当に抽出した うにして得られた . 部分行列をそれぞれ混合行列 ¼ と原画像. . . ¼ の推定値と. する.. 実. 験. 本章において用いられた画像のサイズは. 使用したソフトウェアは $%&. . . . . . . . . ,. であり,計算時間は.
(41) '() の計算機で約
(42) 秒であった.非線形手法として, 例えば の手法では同条件で約 秒であった. 合 成 画 像. 図. 複数枚の実画像を異なる比で混合した合成画像に対し. 混合画像分離(混合数 ) : 原画像, 入 力画像( が混合画像, が追加されたダミー画 像), 提案手法(
(43) が推定された原画像). て,提案手法を適用した結果を紹介する.. まず,原画像枚数が の場合において, 枚の異なる. 混合比の混合画像に同サイズのダミー画像(
(44) )を追加 した 枚の画像を入力として与え,本手法による画像分. の乱. 離を行った.ここで,ダミー画像は各画素に . 数を与えることにより生成された.また,計算時間の節. 次に,原画像枚数が の場合において, 枚の異なる 混合比の混合画像を入力として与え,提案手法による画 像分離を行った.図. ! は原画像,"- はこれ 0. らの原画像を 種類の異なる比で混合した画像, は ". IS3-34 : 1091. - が入力として与えられたときの出力画像であ.
(45) 射像・背景像・不透明領域像の三つに分離する問題に対す る提案手法の適用可能性についても調べる.図. +. は原画像であり, は反射像,1 は背景像,+ は不 透明領域像にそれぞれ対応する.!. . . . あり(ダミー画像は図. . , は入力画像で. や図 と同様なので表示は省. 略),! は反射像と背景像が重畳した透明領域と不透明. 領域からなる画像," は ! の画像においてその反射像 の強度を変えた画像(カメラの前に偏光フィルタを配置 . . . したことを想定),, は " の画像においてその反射像. . と不透明領域像の強度を変えた画像(照明を暗くしたこ とを想定)である.#. は !, とこれらと同サイ. ズのダミー画像が入力として与えられたときの出力画像. 0 2)は # を初期値として画像分離の非線形. (推定されたダミー画像の表示は省略)である./ . 図. . . (. . 混合画像分離(混合数 ) : 原画像, 入 力画像, 提案手法. 手法のひとつである 3. ( の手法)を適用した. 出力画像(推定されたダミー画像の表示は省略)である..
(46) +(!,)は,図 !, とこれらと同サ イズのダミー画像が入力として与えられたときの 3 ( の手法)のみを適用した出力画像(推定され 図. たダミー画像の表示は省略)である.以上より,いずれ の非線形手法においても,提案手法で得られた画像を初 . . . 期値とすることにより,その分離性能が改善されている. . ことがわかる.. 図 . . . 実. 画. 像. の実験と同様の目的で,テープを貼ったガラス窓. にチラシの反射像が映り込んだシーンの実写画像を入力. . とし,提案手法を用いて反射像・背景像・不透明領域像. + は入力画像で あり(ダミー画像の表示は省略), は上記のシーンを 撮影した画像,1 はカメラの前に偏光フィルタを配置し て同シーンを撮影した画像,+ は照明を暗くして同シー ンを撮影した画像である.!, は + とこれら. の三つに分離した結果を示す.図. . 図. . . . 混合画像分離(混合数 ) : 原画像, 入 力画像, 提案手法. も同様である. ところで,前述したように,既存の の非線形解法. り,推定された原画像である.図. と同サイズのダミー画像が入力として与えられたときの 出力画像(推定されたダミー画像の表示は省略)である.. #(/0)は !, を初期値として画像分離の ( の手法)を適. 非線形手法のひとつである 3. は,パラメータの初期値や更新順序が悪いと,初期値付. 用した出力画像(推定されたダミー画像の表示は省略). 近の低精度な局所最適解に捕捉されたり学習が非常に遅. である.図. くなったり収束しなかったりするなど,数値的安定性の. らと同サイズのダミー画像が入力として与えられたとき. +(!,)は,図 !, とこれ. が多かった.そこで,この線形解法と既存の非線形解法. ( の手法)のみを適用した出力画像(推 定されたダミー画像の表示は省略)である.図 #0 と図 , の比較により,提案手法で得られた画像を 初期値とすることで, の手法では改善が見られない ものの,3 では特に反射像と背景像の復元にお. とを相補的に組み合わせ,提案手法で得られた線形解を. いて改善していることがわかる.. 非線形解法で改善するアプローチの有効性を調べるため. む す び. 点でしばしば問題が生じた.一方,提案手法では,ほぼ 正しい線形解が常に得られるものの,通常の非線形解法 においてパラメータ条件を適切に設定して高精度な分離 結果が得られた場合と比べると,解は低品質であること. に,合成画像で実験を行った結果を示す.ここでは同時 に,例えばガラス窓と窓枠を含むシーンのような透明領 域と不透明領域の両方を含む画像を入力として与えて反. の 3. 本稿では,数少ない の線形手法である 4 らの手法を任意個の原信号に適用可能な線形手法. IS3-34 : 1092.
(47) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 図 . 図. !. ". 反射像・背景像・不透明領域像への分離: 原画 像, 入力画像, 提案手法,
(48) 提案 手法 非線形手法( ), 提案手法 非線形手法( の手法). . . 反射・背景・不透 明領域の分離: 入力 画像, 提 案 手 法 , 提 案 手 法 ,
(49) 提案手法 の手法. . 図. . . . . . . 非線形手法: , の手法. 謝辞 本研究の一部は,公益財団法人スズキ財団の助 成により行われた. . 図. . 文. . 非線形手法: , の手法. に一般化した.また,ガラス窓と窓枠を含むシーンのよ うな透明領域と不透明領域の両方を含む実画像から反射 像・背景像・不透明領域像の三つに分離することで,提案 手法の実問題への有効性を示した.さらに,既存の. . の非線形解法がパラメータの初期値設定に依存して低品 質な解に収束するなど数値的安定性の点で問題があった のに対し,提案手法で得られた線形解を初期値とするこ とで既存の非線形手法の分離性能が大きく改善すること を示した.. 献. !" #$ %" &$ " $ '" (" " ) * %" +, -.*&&* /* 0& 1&* / * 1& &1&**2$ 333 4&** * %* 5&*$ $ $ 11" 6 77" 8" 9$ :" % * " : *, -;*< 1&* =0& 01 <& > 1 2$ 5&" ?5@$ 11" 6 77 " )" & * 3" )" *, -%1&* &A* & /< 0 *1** 1** *B <2$ C" D1 %< & $ $ E$ 11" 6 EEE" ;" %& * F" &*, -%1&* &*1&* <& &0 <& * &* = *2$ 5&" 3?$ 11" 6 77" %" .<, -%1&* G0 * 10&. IS3-34 : 1093.
(50) E. 7. . . . . . E. 7 . 1** 0& &A* /< 0 1&HB * * *< 2$ 333 4&*" * 5&* *< * F * **$ $ $ 11" E 6 77" " )<I&**$ C" 8& 0** * 3" D
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(53) .
(54) . . これに,式 より得られる. .
(55) . . . を代入して.
(56)
(57) .
(58) が得られる. 一般に,行列式の微分に関して . !" !" %
(59)
(60) が成り立つ.ここで,% は行列の対角和である.式 の右辺における !" は !" !"
(61)
(62) !"
(63)
(64) の正負を調べる. となるので,残りの %
(65)
(66) . . .
(67) .
(68) %
(69) %
(70) .
(71)
(72)
(73) と式 により. となる.ここで,!" . から,. . !" であること. と は正値となる.また,.
(74) . 正値であることから,. たがって,. . .
(75) . が. も正値となる.し. が正値のとき(. . が負値のと. き),式 の % 内の行列は正値となり(負値とな. . り),その対角和の正数倍である式 も正(負),す. . なわち式 は正となる(負となる).よって,式 . が成り立つ..
(76) が正値であることの証明.
(77) より,
(78) の行列式は .
(79). .
(80) !" .
(81) に関して偏微分すると.
(82)
(83) . .
(84) .
(85) は,
(86) . において正値であり(証明は次節に示す),よって逆行. !"
(87) !"
(88) . 式 の証明 式 を. が得られる.ここで, 次正方行列 . .
(89) . .
(90) . . と書ける.この式の右辺の !" のところを零とおいた式, すなわち. IS3-34 : 1094.
(91) . !" . .
(92) . .
(93) を固有値の変数とする の特性方程式と みなせるので,
(94) が の実固有値と等しいとき のみ,式 が成り立つ.しかし, の実固有値 は のみであり,
(95) に対して,
(96) となる ことはなく,式 が成り立つことはない.したがっ て,
(97) に関する 次多項式である式 の正負符号 は,
(98) において一定であることが分かる.さらに,
(99) のとき,!" であるから,式 は,
(100) において常に正となり,
(101) が正値である は,. ことが示された.. IS3-34 : 1095.
(102)
図
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