投 稿 論 文 研 究 タイ トル : グルー プホーム にお ける認知症高齢者 の 「な じみ の場」づ く りのためのケア実践 ―看護職 ケアマネ
Tジ
ャー配置施設 と介護福祉士 ケアマネー ジャー配置施設 の比較― 日本 語 要 旨 グル ー プ ホ ー ム にお け る認 知 症 高 齢 者 の 「な じみ の場 」 づ く りの た め に行 って い る ケ ア実 践 を、看 護 職 ケ アマ ネ ジ ャー を配 置 して い る施 設 と介 護 福 祉 士 を配 置 して い る施 設 間 を比 較 す る こと を 目的 と した 。無 作 為 抽 出 に よ り全 国5250施
設 に郵 送 調 査 し、1046の
回答 を 得 た 。 この うち看 護 職 ケ アマ ネ ジ ャー お よ び 介 護 福 祉 士 ケ アマ ネ ジ ャ=を
配 置 して い る520施
設 の 回答 を分 析 対 象 と した 。「な じみ の場 」 づ く りのた め の ケ ア実 践48項
目は 、筆 者 らが 先 に行 った質 的研 究 結 果 を用 いた。 統 計解 析 した結 果 、 【生活行 動 の達 成 を支 え る】 を構 成 す る4項
目、 【入 所 者 へ の悪 影 響 を予 防 す る 】 の4項
目、 【そ の 高 齢 者 を尊 重 す る】 に9項
目な どの 計`30項
目にお いて 、看 護 職 ケ アマ ネ ー ジ ャー 配 置 施 設 が 有 意 に多 く実 施 して い た 。 配 置 され て い るケ アマ ネー ジ ャー の専 門性 によ って 、施 設 の ケ ア実 践 が 異 な っ て い る実 態 が伺 えた 。 キー ワー ド: 認知症 グルー プホーム,
な じみ の場づ く り,
介護福祉士,
看 護職,I.背
景 認 知症 高 齢 者 が そ の 人 ら し く主体 的 に生活 で き る施 設 づ く りを 目指 して 、 認 知 症 対 応 型 介 護 共 同生 活 (以下 グル ー プ ホ ー ム)が
設 立 され 、 普 及 して きた 。 そ の数 は2000年
介 護 保 険 制 度 の導 入 以 降 も急 増 し、2014年
には13000施
設 を超 え、約17万
人 が 入 居 生活 して い る 1)。 認 知 症 高齢 者 が 施 設 で 快 適 な 生活 を送 るた め に は施 設 にお け るケ ア の質 が 重 要 な 要 素 とな る。 認 知 症 ケ ア の質 につ いて は 、「そ の 人 ら しさ(personhood)の
尊 重 」 の 重 要 性 を理 論 的基 盤 とす るパ ー ソ ンセ ンター ドケ ア の提 唱2)され 、施 設 にお け る認 知 症 ケ ア の 質 が 注 目され る よ うにな って きた 。 認 知 症 高 齢 者 に ケ アが 提 供 され る場 所 は 、 自宅 、 介 護 保 険施 設 、 グル ー プ ホ ー ム な ど多 様 で あ り、 そ れ ぞ れ の場 にお いて ケ ア の質 が 追 及 され る 必 要 が あ る3)と 認 知 症 ケ ア の 質 向 上 を 目指 して 、 グル ー プホ ー ム にお け る ケ ア ガ イ ドライ ン 4)ゃ 介 護老 人福 祉 施 設 にお け る認 知症 ケ ア指針 の 開発 5)6)が 進 め られ て きた 。 介 護 保 険 制 度 にお け る認 知 症 高 齢 者 ケ アマ ネ ジ メ ン トは 、介 護 支 援 専 門員 (以下 ケ アマ ネ ー ジ ャー)が
位 置 づ いて い る。 そ の数 は 、 全 国 で60万
人 を超 え 7)、 認 知 症 グル ー プホ ー ム にお いて もケ アマ ネー ジ ャー の配 置 一 人 が基準 とされ て い る。 認 知症 グル ー プホー ム に配 置 され た ケ アマ ネー ジ ャー は 、認 知症 高齢者 の ケ ア プ ラ ンの作 成・ 修 正 、継 続 的な マ ネ ジ メ ン トを とお して 、 認 知 症 高 齢 者 の独 自で 豊 か な 生 活 を支 え る こ とを 目指 す こ とが 期 待 され て い る。 ケ アマ ネ ー ジ ャー のマ ネ ジ メ ン ト実態 つ いて は、辻 村 ら 8)は`、訪 問看 護サ ー ビス の導 入 の ケ アマ ネー ジ ャー の判 断 は職 種 によ る違 いが あ る ことを報 告 して い る。 また 、伊 藤 ら9) は 、 認 知 症 ケ ア マ ネ ジ メ ン トにお いて 医 師 は ケ アマ ネ ー ジ ャー の行 う役割 を重 視 しる もの の 、 医 師が ケ アマ ネ ー ジ ャー と医学 的情 報 共 有 で きて いな い理 由の一 つ に 「職 種 によ るケ ア マ ネ ー ジ ャー の知 識・ 判 断 な どに違 いが 大 き い」 実態 を報 告 して い る。 この よ うに、認 知 症 ケ ア の質 保 障 にお いて ケ アマ ネ ー ジ ャー に期 待 され る役割 は大 き い に も関 わ らず 、そ の活 動 は基 礎 資格 よ って 異 な る点が指 摘 され て い る。 認 知症 グル ー プホー ム にお いて は、 医 療 職 の配 置 が 義 務 づ け られ て お らず 、入 所 定 員 、 ス タ ッフ数 も小規模 で あ る ことか ら、 ケ ア マ ネ ー ジ ャー の施 設 ケ アヘ の影 響 は大 き く、そ の考 え方 の違 い によ って ケ ア実 践 もま た 異 な って くる と考 え られ る。 しか し、 これ まで 基 礎 資 格 が 異 な る ケ アマ ネ ー ジ ャー が 配 置 され た施 設 間 で 、 ケ ア実 践 を比 較 した報 告 は見 られ て いな い。 筆 者 らは 、 先行 研 究 にお いて 、 認 知症 高 齢 者 の個 別 的 な ケ ア の質 の 向 上 を 目指 して 、 認 知 症 高 齢 者 の 「そ の 人 ら しさ」 を 中心 と した考 え に立 脚 し、「な じみ の場 づ く り」 に必 要 な ケ ア 内容 と方 法 を明 らか に して きた 10)。 この先行研 究 結 果 を グル ー プホー ム に適 用 し、施 設 に配 置 され て い る ケ アマ ネ ー ジ ャー の基 礎 資 格 と認 知 症 高 齢 者 の 「な じみ の場 づ く り」 の ケ ア実 践 の関係 に着 眼 した 。 ケ アマ ネ ー ジ ャー の基 礎 資 格 が 異 な る グル ー プホ ー ム 間 で 、 行 わ れ て い る認 知 症 ケ ア 内 容 の違 いが 具体 的 にな った な らば 、 この結 果 に基 づ き、 ケ アマ ネ ー ジ ャー の資 質 向 上 、 ケ アマ ネ ジ メ ン トの質 向 上 に有 用 な 対 策 を検 討 す る こ とが 可 能 とな る。 ひ いて は認 知 症 マ ネ ジ メ ン トとケ ア の質 向上 に貢 献 し得 る と考 えた 。 Ⅱ.目
的認知症 グルー プホームの うち、看 護職 (看護師・准看護師
)ケ
アマネー ジャー配置施設 と介護福祉士 ケアマネージャー配置施設 の2群
間 にお いて、施設 の属性、入所者 の属性 、 認知症 ケアマネ ジメン ト結果 として の 「な じみ の場づ く り」 のケア実践 に違 いが あるのか を明 らか にす る ことを 目的 とす る。 Ⅲ.方
法1
デ ー タ収 集 方 法2013年 9月
時 点 で 独 立 行 政 法 人福 祉 医療 機 構 が 運 営 して い る福 祉 ・ 保 健 ・ 医 療 の総 合 サ イ トWAM NETに
登 録 され て い る認 知 症 グル ー プホ ー ム 全 国11012施
設 か ら等 間 隔サ ンプ リング法 で抽 出 し、 同上住 所 で複 数 の施 設 名 の もの 、住 所 不備 の ものな どを除外 し、 最 終 的 に5250施
設 に調 査 用紙 を配 布 した 。 調 査 は2013年
12月
∼2014年
1月 に実 施 し た 。 調 査 用 紙 は施 設 管 理 者 宛 と し、研 究 の 主 旨 を説 明 す る文 章 と と もに 質 問紙 を郵 送 した 。 調 査 用 紙 の記 入 は 、看 護 職 が 在 職 して い る場 合 は看 護 職 に、看 護 職 が 不 在 の施 設 の場 合 は 介 護 責 任 者 に依 頼 した 。 返 送 を持 って 調 査 協 力 に 同意 が 得 られ た もの と判 断 した 。2.デ
ー タの 回収 と分 析対 象 の抽 出1067施
設 か ら回答 が あ り (回収 率 20.3%)、 有 効 回答 は,1046(有
効 回答 率98.3%)で
あ った 。1046回
答 の うち ケ アマ ネ ー ジ ャー を配 置 して いた の は631施
設 で あ り、 ケ アマ ネ ー ジ ャー の職 種 の 内 訳 は、看 護 職 (看護 師,准看 護 師)80名
、介 護 福 祉±440名
、そ の 他 ■1名で あ った 。そ の うち 、看 護 職 又 は介 護 福 祉 士 の ケ アマ ネ ー ジ ャー を配 置 して いた 施 設 の 回答 計520施
設 を本研 究 の分 析 対 象 と した 。 以 下 、本 研 究 の分 析 対 象 につ いて 、看 護 師 と准 看 護 師 の ケ アマ ネ ー ジ ャー を配 置 して い る80施
設 を看 護 職 配 置 群 と し、介 護 福 祉 士 の ケ アマ ネ ー ジ ャー を配 置 して い る440施
設 、 介 護 福 祉 士 配 置 群 と して 、 以 下 に述 べ る。3.調
査 内容1)質
問紙 の構 成 質 問紙 は、 対 象 施 設 の概 要 (規模 、 経 営 母 体 、併 設 施 設 、入 所 定 員)に
加 え 、 入 所 者 の 平 均 年 齢 、 入 所 者 の ラ ンク介 護 度 別 人 数 、 認 知 症 高 齢 者 の重 症 度 別 人 数 、対 象 者 の属 性 、 保 有 資 格 、職 位 、 認 知 症 ケ ア経 験 年 数 に加 え 、 認 知 症 高 齢 者 の 「な じみ の場 づ く り」 の た め の ケ ア実 践 に関す る48項
目に よ り構 成 した 。 2)「 な じみ の場 づ く り」 のた め の ケ ア実 践 に関す る48項
目の作 成 過 程 ① 先行研 究 による 「な じみの場づ く り」 のためのケア実践 内容 の抽 出 この48項
目の作成 は筆者 らの先行研 究 に基づ いた 10)。2008年
6∼9月 に認知症 ケア経 験3年
以上 を有す る看護職6名
、介護職5名
の認知症 高齢者へ の 日常生活援助 場面 を参加 観察 した。参加観察 は、「認知症 高齢者が場 にな じむ」ことを達成す るため に対象者が どの よ うに関わ り、どのよ うに援助 して いるか とい う視 点で行 った。フイール ドノー トに、「認知症高齢者が場 にな じむ」た めに実施 して いる者が行 って いると観察者が判 断 した援助行 為 を記録 した。参加観察後 、速や か に、対象者へ のイ ンタ ビュー を行 い、観察 された援助 行為 の意 図 を確認 して フィール ドノー トを完成 させた。 フィール ドノー トか ら認知症 高齢 者 の 「な じみの場づ く り」 を意 図 した援助行為
1内
容 を1単
位 として コー ド化 した。 この コー ドの類似性・ 異質性 を統合・分類 してサ ブカテ ゴ リー,カテ ゴ リー化 した。そ の結 果、48サ
ブカテ ゴ リー、8カ
テ ゴ リー 【入所者 の今 の状態 をアセス メ ン トす る】【生活行動 の 達成 を支 える】【入所者へ の悪影響 を予 防す る】【そ の高齢者 を尊重す る】【慣れ親 しんだ対 話 をす る】【生活 に笑 いや楽 しさを取 り入れ る】【関係 を調整す る】【人生で培われた強み を 引き出す 】が抽 出された。 ② 内容 ・ 表 現 の再検 討 と重 み づ け 上 記 の分 析 の結 果得 られ た8カ
テ ゴ リー に所 属 す る48サ
ブ カ テ ゴ リー を認 知症 高 齢者 の 「な じみ の場 づ く り」 のた め の ケ ア実 践 項 目と し、そ の 内容 の妥 当性 お よび 文 章 のわ か り易 さ につ いて老年 看 護 学研 究者5名
で デ ィスカ ッシ ョンを行 うた。そ の結 果 、表現 を一 部 の項 目で修 正 した 。 この手 順 を経 て 修 正 され た48項
目は 、 認 知 症 高 齢 者 の 「な じみ の 場 づ く り」 のた め の ケ ア実 践 項 目 と して 妥 当 で あ る とい う結 論 を得 た 。 各 質 問項 目の記 入 は 、「行 って いな い=1」 「あ ま り行 つて いな い=2」 「時 々行 って い る=3」 「常 に行 って い る=4」 の実 施 頻 度 によ って4段
階 評 定 と した 。 3.分析 方 法 対 象 施 設 の概 要 、 伊 アマ ネ ー ジ ャー の概 要 につ いて は 、 全体 集 団 、看 護 職 配 置 群 、介 護 福 祉 士 配 置 群 でそ れ ぞ れ 単 純 集 計 した 。看 護 職 配 置 群 と介 護 福 祉 士 配 置 群 につ いて は 、 度 数 、平 均 を算 出 し、 χ2検 定 、分 布 を確 認 した 上 でt検
定 を行 った 。 認 知 症 高 齢 者 のな じみ の場 づ く り」 の た め ケ ア実 践48項
目は 、看 護 職 配 置 群 と介 護 福 祉 士 配 置 群 の 回答 を各 項 目で 単 純 集 計 し、Mann‐Whitney検
定 によ り2群
間 を比 較 した 。 統 計解 析 の 際 の有 意 水 準 は0.05未
満 と し、統 計 ソ フ トはIBM SPSS Statistic Ver.21を用 いた。4.倫
理 的配 慮 調 査 は個 別 に郵 送 で 回収 し、 施 設 名や 記 入 者 や 差 出 人 の記 入 され た 封 書 は速 や か に破棄 した 。 調査 用紙 には、施 設 名 、個 人名 は未 記 入 と し、 プ ライ バ シー を保 護 した。 施 設管 理 者 と研 究 参 加 者 に は研 究 の 目的 、 内容 、 方 法 につ いて 説 明 した 。 調 査 へ の参 加 は 自由意 思 に基 づ く こ と、調 査 の不 参加 によ って 不 利 益 を受 け る ことは な い こと、研 究 目的以外 にデ ー タ を使 用す る ことはな い こ と、成 果 公 表 の際 には施 設 名 、個 人が特 定 され る ことはな い こ とを書面 で説 明 した 。本研 究 は長 野県看 護 大学倫 理 委 員 会 の承 認 を得 て実 施 した。 Ⅳ.結
果1.対
象 所 属 施 設 の概 要 対 象 所 属 施 設 の概 要 を表1に
示 した 。全体 群(n=520)、
看 護 職 配 置 群 、介 護 福 祉 士 配 群 と もに経 営母 体 は株 式 会 社 ・ 有 限 会 社 が 最 も多 か つた 。 看 護 職 の所 属 す る施 設 群 と介 護 表1挿
入福祉士が所属す る施設群 にお いて経営母体 の比率 に有意差 は認 め られなか った。 併設施設 につ いて は、併設施設 はデイサ ー ビスが最 も多 く、全体群 、看護職配 置群 、介 護福祉士所属群 いずれ も
6割
以上の施設で併設 して いた。併設施設 の割合 も、看 護職 配置 群 と介護福祉士配置群 の2群
間 に有意差 は認 め られなか った。 入所者 の平均年齢 は、全体群 、看護職配置群 、介護福祉士配置群 いずれ も85歳
を上 回 ってお り、看 護職配置群 と介護福祉配置群 の2群
間で平均年齢 に有意差 は認 め られなかっ た。入所者 の平均要介護度 はいずれ の施設群 も2.7∼2.9未満で あ り、看護職配 置群 と介護 福祉配置群 にお いて平均要介護度 に有意差 は認め られなかった。認知症要介護度 は全体群 では 2.79±0.42であ り、看護職配置群 の方が介 護福祉士配置群 よ りも有意 に認知症介護度 が高か った。2.ケ
ア マ ネ ー ジ ャー の概 要 ケアマネー ジャー の概 要 を表2に
示 した。平均年齢 は、全体 で 49.45±10.06歳
、看護 職配置群が 56.09±8.67歳
、介護福祉士配置群 48.22±9.83歳
で あ り、看護職 配置群 は介 護福祉士配置群 よ りも有意 に高か った。男女構成比 は、全体群 、看護職配置群 、介護福祉 士配置群 いずれ も70%以
上 を女性が 占めてお り、看護職配置群 と介護福祉士配置群 の男女 比率 に有意差 はなか った。看護職配置群 の資格 の内訳 は看護 師が72.5%で
あ り、准看 護師 は27.5%で
あった。対象者 の職場での立場 は、全体群 、看護職配置群、介護福祉士配置群 いずれ も管理職 が90%以
上 を占め、看護職配置群 と介護福祉士配置群 にお いて有 意な比率 の差 はなか った。認知症 ケア経験 の平均年数 は、全体 、看護職配置群、介護福 祉士配置群 いずれ も11年
を上 回つてお り、看 護職配置群 と介護福祉士配置群 に有意差 はなか った。3.認
知 症 高 齢 者 の 「な じみ の場 づ く り」 の ケ ア実 践 の 比 較 看護職配置群 と介護福祉士配置群 にお ける認知症 高齢者 の 「な じみ の場づ く り」 ケア実 践 の比較 を表3に
示 した。認知症 高齢者 の 「な じみ の場づ く り」 ケア実践 は、統 計解析 の 結果、看護職配置群 と介護福祉士配置群 に48項
目中30項
目に有意差が認め られ た。以下 に、先行研 究 にお いて各質 問項 目 (サブカテ ゴ リー)が
属 して いたI∼
Ⅷ のカテ ゴ リー ご とに結果 を述べ る。 【I。今 の状態 をアセス メ ン トす る】のカテ ゴ リー にお いて は、1項
目「4.不安 の程度 の 原 因や原 因を把握す る」 (pく0.05)に
お いて看 護職配置群 の実施頻度が高か った。 【Ⅱ.生活行動 の達成 を支 える】のカテ ゴ リー にお いて は、7項
目中5項
目 「6.高齢者が できな い行動だ けを手伝 う」 (p<0.05)、 「9。 これ か ら (生活行 動 の)何
をす るのか具体 的 に説明す る」(pくo.01)、「10.高齢者ができな い と思 って いる ことに対 し具体 的 にア ドバイ ス を行 う」(pく0.05)、 「11.高齢者が好 きな活動が継続 してで きるよ う、高齢者 の言動 を見 守 る」(p<o.01)、 「12.最初 はケア提供者 も余暇活動 を共 に行 う」(p<0.01)に
有意差が あ り、 いずれ も看 護職配置群 の実践頻度が高か った。 【Ⅲ.入所者へ の悪影 響 を予防す る】のカテ ゴ リー にお いて は、5項
目中4項
目 「14.異 食や怪我 の原 因 とな る ものは片づ けてお く」(pく0.05)、「15.異 食や怪我の無 いよ うに、常 に対応 でき る場所 で見守 る」(pくo.01)、 「16.他 者の苛立 ち感情 を引き起 こさな いよ う、高 表2挿
入 表3挿
入齢者 の言動 を見守 る」(pく0.05)、「17.高齢者 同士が不快 に感 じる集 団 レク レー シ ョンを避 ける」
(p<0,01)に
お いて有意差 が認 め られ、いずれ も看護職配置群 の実践頻 度が 高か っ た。 【Ⅳ.その高齢者 を尊重す る】のカテゴ リー にお いて は、10項
目中9項
目「18.その高齢 者 のみ に関わ る時間 をつ くる」(pくo.05)、「19.高齢者 のそ ばに付 き添 い、生活 のガイ ド役 を務め る」(っ く0.05)、 「20.高齢者 の限を見つめ、主張す る ことに対 して受容 的な態度 を示 す」(pく0.05)、「21.呼 ばれた時や視線が合 った時 には優先 して応対す る」(p<0,01)、 「22. 高齢者 の気がすむ まで、話やや りた い事 を見守 る」(pくo.05)、 「24.高 齢者が納得できる説 明の仕方 をす る」 (pくo.01)、 「25.高 齢者 の気持 ちが 向いてか ら話 しか ける」 (p<0.01)、 「26.高 齢者 の意 向 と食 い違 った ケア方法 で あった場合 は、 ケアを中止 し修 正す る」(p
く0.01)、 「27.排 泄、食事、入浴な どは本人が望むペースでケアを行 う」(p<0.05)に
お い て有意差 が認め られ 、 いずれ の項 目も看護職配置群 の実践頻度が高か った。 【V.慣
れ親 しんだ対話 をす る】のカテ ゴ リー にお いて は、4項
目中2項
目 「28.そ の高 齢者が使 い慣れた言葉 を使 って話 しか ける」(pく0.01)、「31.今 で の職業や生活 に合わせた 話 し方 をす る」 (pく0.05)に
お いて有意差が認 め られ、両項 目ともに看護職配置群 の実践 頻度が高か った。 【Ⅵ.生活 に笑や 楽 しみ を取 り入れ る】のカテ ゴ リー にお いて は、3項
目中1項
目 「33. 雰 囲気 が盛 り上が るよ うにケア提供者 も余暇活動 に参加す る」 (pく0.05)に
お いて有意差 が認め られ 、看 護職配置群 の実践頻度が高か った。 【Ⅶ.関係 を調整す る】のカテ ゴ リー にお いて は、7項
目中5項
目 「35.同 じことを行 っ て いる入所者 同士 を近 い席 にす る」(p<0,05)、 「86.気 のお ける同士 を隣 にす る」(p<0.01)、 「37.知 らな い同士 で も会話 がで き るよ うに話 の中継 ぎをす る」 (pく0,01)、 「39.入 所者同 士 の争 いが起 きた場合 には、お互 いの姿が見 えな いよ うにす る」(pく0.05)、 「41.ケ ア提供 者 を身近な人だ と思 って も らえるよ うにTV鑑
賞な ど余暇 の時間 を共 に過 ごす」(p<0.05)
において有意差 が あ り、いずれ も看 護職配置群 の実践頻度が高か った。 【Ⅷ.人生で培われた強み を引き出す 】のカテ ゴ リー にお いて は、7項
目中3項
目 「45. 不得意な ことや 、得て きた知識 を人前で披露す る機会 をつ くる」(p<0.05)、 「46.過 去 に得 意だ った ことを手がか りにで きそ うな ことを勧 めてみ る」(pく0.05)れ 「48.今 も『人のため にな って い る』 と思 える ことをや って も らう」(p<0.05)に
お いて有意差が あ り、 いずれ も看護職配置群 の実践頻度が高か った。V.考
察 1.対象 集 団 の特 徴 本研 究 の分 析 対 象 は ケ ア マ ネ ー ジ ャー の 中で も、看 護 職 と介 護 福 祉 士 を配 置 して い る施 設520施
設 に限 られ て いた た め 、 本 調 査 の対 象 集 団 を全 国事 業 所 調 査 結 果 ■)を 用 い全 国 デ ー タ と比 較 す る。 経 営母 体 の割 合 は 、株 式 会 社 ・ 有 限 会 社 (営利 団体)41.9%、
社 会 福 祉 法 人 30.6%、 医療 法 人19.2%で
あ り、全 国 実 態 の株 式 会 社・有 限 会 社(営利 団体)52.9.%、 社 会 福 祉 法 人 30.6%、 医療 法 人 17.グ%に
比 べ 、株 式 会 社・有 限会 社 が 少 な く、社 会 福 祉 法 人 と医 療 法 人 が や や 多 い傾 向 に あ った 。 入 所 者 の平 均 年 齢 と要 介 護 度 を全 国 グル ー プホ ーム協 会 調査 結 果 12)と比 較 す る と、入 所 者 の平 均年 齢 は本 調 査 で は、85。
66歳
に対 し、全 国 集 団 で は83.8歳
とや や 高 く、平 均 要介 護 度 は本 調 査 で は、2.78に対 し全 国集 団 で は 2.64 で あ った 。 以 上 の こ とか ら、 本 調 査 の分 析対 象 は施 設 の経 営母 体 で は、 医療 法 人・ 社 会 福 祉 法 人が 全 国集 団 に比 べ て や や 多 く、入所 者 の平 均 要介 護 度 、年 齢 と もに全 国集 団 よ りもや や 高 い とい う特徴 が あ った 。2.看
護 職 配 置 施 設 と介 護福 祉 士 配 置 施 設 間 の 比 較 看 護 職 ケ アマ ネ ー ジ ャー 配 置 施 設 と介 護 福 祉 士 ケ アマ ネー ジ ャー配 置施 設 間 で施 設 とケ アマ ネ ー ジ ャー の属 性 につ いて統 計解 析 した結 果 、両職 種 配 置施 設 にお け る経 営母 体 の比 率 と併 設 施 設 の 比 率 に違 いはな いが 、入所 者 の認 知 症 要介 護 の程 度 が看 護職 配 置 施 設 が有 意 に高 か った 。BPSDで
継 続 した 観 察 が 必 要 また は専 門 医 に よ る治 療 が 必 要 で あ るな どの 入 所 者 が 多 い施 設 にお いて は、入 所 者 の生活 上 の健 康 管 理 と同時 に認 知症 症 状 に対 す る医 学 的根 拠 を持 っ た 判 断 と対 応 を迫 られ る。 そ の た め施 設 の 医療 ニ ー ズ に対 応 す べ く、看 護 職 ケ アマ ネ ー ジ ャー が配 置 され て い る とい う現 状 が うか が え る。3.看
護 職 ケ ア マ ネ ー ジ ャー 配 置 施 設 と介 護 福 祉 士 ケ ア マ ネ ー ジ ャー 配 置 施 設 間 にお け る 認 知 症 高 齢 者 「な じみ の場 づ く り」 の ケ ア実 践 の比 較 看 護 職 ケ アマ ネ ー ジ ャー配 置 施 設 は介 護福 祉 士 ケ アマ ネー ジ ャー 配 置施 設 の認 知症 高齢 者 のな じみ の場 づ く りの ケ ア実 践 は48項
目中、30項
目に有 意 差 が 認 め られ 、 いず れ も、 看 護 職 ケ ア マ ネ ー ジ ャー配 置 施 設 にお いて 実 施頻 度 が 高 か った 。 以 下 に、 カ テ ゴ リー ごと にそ の 内容 を検 討す る。 1)【 I。今 の状 態 を アセ ス メ ン トす る】 看 護 職 ケ ア マ ネ ー ジ ャー を配 置 して い る施 設 は、介 護 福 祉 士 を配 置 して い る施 設 よ りも 有 意 に 「そ の 高 齢 者 の不安や 原 因 を把 握 す る」 を行 つて い る頻 度 が 高 か った。 認 知 症 の 人 々 の持 つ 不安 につ いて 、箕 岡 13)は3つ
の 内容 「記 憶 力・ 認知機 能 の低 下や 他 の知 力 を失 う こ とへ の不 安 」「自己意 識 お よび 自己 コ ン トロー ル を失 う ことへ の不安 」「身 体 的機 能 低 下 や 苦痛 に対 す る不 安」 を指 摘 して い る。 これ らの不 安 を持 つ に も関わ らず 、 認 知 症 高 齢 者 は、記 憶 力 と言 語 的 コ ミュニ ケー シ ョ ン能 力 に限 りが あ り、 自 らそ の 内容 を 語 る こ とは難 しい。 そ の結 果 、 不 安 心 理 は、表 情 の こわ ば り、混 乱 した行 動 とな って表 現 され て くる。 この よ うに、認 知症 高齢者 の不安 心 理 の様 相 は 、認 知 症 の系統 的 な疾 患 理解 とい う文脈 の 中で 、そ の時 々 の表 情 や 行 動 か ら察 知 し、 医学 的な根 拠 と情 報 を駆使 した ケ ア提 供 者 の推 察 の繰 り返 しによ って 浮 き彫 りに され て い くとい う性 質 を持 つ 。 この認 知 症 高 齢 者 の心 理 的特 徴 と、そ の ケ ア の性 質 が ゆ え に、 医学 的基 盤 が備 わ った基 礎 教 育 を習 得 した看 護職 配 置 施 設群 にお いて 、不安 心理 の詳細 と原 因 を探 求 す る頻 度 が 高 くな って いた もの と考 え られ る。 2)【 Ⅱ.生活 行 動 の達 成 を支 え る 】 看 護 職 ケ アマ ネ ー ジ ャー を配 置 して い る施 設 の方 が 、介 護 福 祉 士 ケ アマ ネ ー ジ ャー を配 置 して い る施 設 よ りも、「で き な い行 動 だ け を手伝 う」「これ か ら行 う生活 行 動 の具体 的な説 明」「で きな い と思 って い る ことに対 す る具体 的な ア ドバ イ ス」を有 意 に多 く行 って いた 。 同時 に、「好 き な 活 動 の継 続 」の た め 「最 初 は一 緒 に余 暇 活 動 を行 う」な どケ ア頻 度 が 高 か った 。 グル ー プ ホ ー ム にお いて は認 知 症 高 齢 者 と職 員 が共 に生活 課 題 を行 い入 所 者 の主体 的 な 生活 を支 えて い る。安 14)は 、介 護 福 祉 士 の専 門性 につ いて 、そ の構 成 要 素 と して 【日 常 生活 の支 援 】 【介 護 過 程 の展 開 】 【生 きが い支 援 】な ど
8カ
テ ゴ リー を抽 出 し、 【日常 生 活 支 援 】のサ ブカ テ ゴ リー と して は 「自立 支 援 」「寄 り添 う支援 」 を示 して い る。 この よ う に、入 所 者 の 日常 生活援 助 と 自立 支援 は看 護 と介 護 福 祉 士 の共通 課 題 と して実 施 され て い る もの の 、看 護 職 施 設群 にお いて 「生活 行 動 を達 成 す るた め の認 知 症 高齢 者 に具体 的で わ か りや す い説 明や ア ドバ イ ス」な ど教 育 。指 導 的 関わ りの実 施 頻 度 が 高 い の に対 し、「介 護 福 祉 士 の専 門性 にお いて は 「寄 り添 う支 援 」 が抽 出 され て い る と い う違 いが あ つた 。 セ ル フ ケ ア能 力 の拡 大 15)は 、 高齢者 看 護 の重 要 な 要 素 で あ る。認 知 症 高齢 者 のセ ル フ ケ ア能 力 は 、そ の認 知 機 能 が 個 別 的 で 流 動 性 が あ るが ゆ え に変 動 す る とい う特 徴 が あ り、 そ の アセ ス メ ン トは認 知症 病 態 の 医学 的知 識 に基 づ く。 した が って 、 生活 行 動 の達 成 の ケ ア実 践 には 、認 知症 に関す る系統 的 な病 態 理解 と高 齢者看 護 の考 え方 の両 者 が 求 め られ た め両群 間 に違 いが 生 じた と考 え られ る。 3)【 Ⅲ.入所 者 へ の悪 影 響 を予 防す る 】 看 護 職 ケ アマ ネ ー ジ ャー を配 置 して い る施 設 は 、「認 知 症 高 齢 者 の 異 食 。怪 我 の予 防」 と「感 情 の苛 立 ち を予 防」「不快 に感 じる ものか らの 回避 」の ケ ア を有 意 に多 く実施 して い た 。 異 食や 怪 我 の予 防 は看 護職 が 責任 を持 つ 健康 管 理 上 の主 要課 題 で あ る。 認 知症 高齢 者 は 、記 憶 力や 判 断 力 の低 下 によ り危 瞼や 不 快 な ことに対 処 す る能 力 も限 られ て い る。伊 東 16)は 、施 設で 生活 す る認知症 高齢者 には、介護職員 との関わ りの 中で 生 じる意識 とは言 え な い不 安 や 混 乱・ 落 ち着 きのな さ 。あき らめ を示す 態 度や 言 動 が 存 在 し、 これ らはBPSD
に進 行 す る危 険性 が あ る と して 、早期 に『ケ ア の方 向性 を変更 す る 』『 状況 が 変化 す るの を 待 つ 』な どの対 応 によ り関 わ りが見 直 され た 場 合 にBPSDが
回避 され て いた こ とを報 告 し て い る。 この よ うに、看 護職 ケ アマ ネー ジ ャー の配 置 施 設 にお いて は健 康 管 理 責任 と認 知 症 の疾 患・症 状 管 理 とい う観 点 か ら、怪 我 予 防やBPSD回
避 の た め の具 体 的 な 対 応 が位 置 づ いて い るた め と考 え られ る。 4)【 Ⅳ 。そ の 高 齢 者 を尊 重 す る】 看 護 職 ケ アマ ネ ー ジ ャー 配 置 施 設 にお いて は「W乎ばれ た 時 、視 線 が 合 った 時 に対 応 す る」 「気 持 ちが 向 いて か ら話 しか け る」 の実施 頻 度 が有 意 に高 か った 。 認 知 症 を持 つ 人 との コ ニ ュニ ケー シ ョンは、 認 知症 の進 行 に伴 って 言語 症 状 が 異 な って くる とい う特 徴 が あ る。 北 ナ│117)は、 認 知症 の言 語 症 状 の変 化 も着 目 した独 自の方 法 が必 要 で あ る と し、表 情や視 線 か らニ ー ズ を読 み 取 り観 察 者 の 日で と らえ た 瞬 時 の表 情 を、状 況 の 文 脈(ど ん な場 面 で 、 誰 と い る とき 、 との よ うな 脈 絡 の 中)で
関 連 させ て 考 察 す る こ とで 、 か な り正 確 に認 知 症 者 の感 情 や 意 思 を読 み 取 る こ とが 可 能 と述 べ て い る。 この よ うに 、 コ ミュニ ケー シ ョン技 術 を駆 使 す る こ とに よ って 、認 知 症 高齢 者 の意 思 を把 握 す るか ら こそ 、「意 向 と食 い違 った 場 合 に は 中止 し修 正 す る」「望 む ペ ー ス で 行 う」 な どの実 践 が 達 成 され る の で あ る。 箕 岡 18)は認 知 症 ケ ア の倫 理 につ いて 、「日常 ケ ア に潜 んで い る倫 理 的 問題 に敏 感 にな る」 「日常 ケ ア の実 践 に基 づ いて 発展 させ る」「多 職 種 協 働 で 何 がそ の人 に とって幸 せ(wel卜being)と最 善 の利 益 か (best― interest)配慮 す る」の
3点
を強 調 して い る。また 、 施 設 入 所 高 齢 者 の生 活 上 の 自己 決 定 に は ケ ア提 供 者 との相 互 作 用 の影 響 が 極 め て 大 き い 19)。 認 知 症 高 齢 者 の「や りた い こ とを認 め る」「入 所 者 の意 向 と食 い違 つた 場 合 に は 中止 し 修 正 す る」「望 む ペ ー ス で行 う」な どは 、日常 の 自己 決 定 を認 め る と い う倫 理 的実 践 そ の も の で あ る。 認 知症 高 齢 者 へ の一見 何 気 な く見 え るケ ア提 供 者 の関わ りの 中 に、 コ ミュニ ケ ー シ ョン技 術 力、意 思 を把握 す る技術 力、倫 理 的感 受 性 が潜 んで い る。 これ らの要 素が 、 本 調 査 の ケ ア頻 度 に影 響 を もた ら した 可 能 性 が 推 察 され るが 、 さ らな る詳 細 な検 討 が 必 要 で あ る。 5)【V.慣
れ 親 しん だ 対 応 をす る】 看 護 職 ケ アマ ネ ー ジ ャー 配 置 施 設 にお いて 「そ の 人 が 使 い慣 れ た 言 葉 を使 つて 話 しか け る」「今 まで の職 業や 生活 に合 わせ た接 し方 をす る」の実 施 頻 度 が有 意 に高 か った 。認 知症 は時 間軸 にお いて は短 期 記 憶 か ら、 内容 的 には意 味記 憶 か ら失 う。 逆 に、そ の認 知 症 高 齢 者 が 長 い生 活 の 中で な じん だ 言 葉 、 仕 事 や 作 業 、 生 活 上 の 出来 事 や 技 術 に は 、 長 期 記 憶 、 エ ピソー ド記 憶 、手 続 き記 憶 が多 く存在 し、保 持 され て い る こと も多 い。 認 知 症 高 齢者 の この記 憶 の欠落 と保 持 の特 徴 を理解 し、活 用 す るか らこそ 「使 い慣 れ た言 葉」、「慣 れ親 し ん だ 接 し方 」 にな る ので あ る。 したが って 、認 知症 の記 憶 障害 の特 徴 につ いて の詳細 な理 解 が 、 専 門職 種 間 で は 異 な って お り、 そ の結 果 前述 の ケ ア実 施 頻 度 にお いて も違 いが 生 じ た もの と考 え られ る。 6)【 Ⅵ .生 活 に笑 いや 楽 しさ を取 り入 れ る】 看 護 職 ケ アマ ネ ー ジ ャー 配 置 施 設 にお いて 、「雰 囲気 が 盛 り上 が る よ う に ケ ア提 供 者 も 余 暇 活 動 に参 加 す る」 の実 施 頻 度 が 高 か っ た 。 介 護 福 祉 士 は 「日常 生 生活 援 助 に支 障 が あ る もの につ いて 入 浴 、排 せ つ 、食 事 そ の他 の介 護 を行 い (…中略 …)介
護 に関 す る指 導 を 行 う」 規 定 され 、2007年
に 「入 浴,排 せ つ 、食 事 そ の他 の介 護 」 か ら 「Jい身 の状 況 に応 じ た介 護 」 と一 部 改 訂 され た 20)21)。 余 暇 活 動 と共 に行 う行 動 は 、 認 知 症 高 齢 者 に とって 生 活 リズ ム の確 立 、 生 活 満 足 感 を高 め る とい う意 味 が あ る もの の 、 日常 生活 の介 助 とそ の性 質 は 異 な る。 これ らの 理 由か ら職 種 間 の専 門性 の違 いか ら 「余 暇 活 動 を一 緒 に行 う」 こ と の捉 え方 も異 な り、 実 施 頻 度 に違 いが 生 じた と考 え られ る。 7)【 Ⅶ .関 係 を調 整 す る 】 看 護 職 ケ アマ ネ ー ジ ャー 配 置 施 設 は 、「気 のお け る 同士 を 隣 席 」「同 じ こ とを行 って い る 同士 を近 い席」「会 話 が で き る よ うな 中継 ぎ」「身近 な 人 に思 って も らえ る よ う共 に過 ごす 」 「争 いが起 きた 場 合 姿 が見 えな いよ うにす る」 の人 間関係 をよ りよ く し、 さ らな る悪化 を 防止 す る と い う要 素 が 含 まれ て いた 。 看 護 機 能 に は 生 活 環 境 の調 整 、す な わ ち 人 間 関係 の 調 整 も含 まれ て い る。 この 生活 環 境 調 整 役割 が 専 門職 と して 位 置 づ け られ て い るか 否 か に よ って 、 ケ ア プ ラ ン、 マ ネ ジ メ ン トの実 際 も異 な り、 ケ ア実 践 頻 度 に も違 い あ った こ とが 推 察 され る。 8)【Ⅷ。人生で培われた強み を引き 出す 】 看 護職 ケアマネー ジ ャー配置施設 にお いて は 「得意な こと、得て きた知識 を披露す る機 会 をつ くる」「過去 に得意だ った ことを手がか りにで きそ うな ことを勧 めてみ る」「人のた め にな って いる と思 え る機会 をつ くる」 の実施頻度が有 意 に高か つた。 いずれ も、認知症高 齢 者 の で き る能 力 す な わ ち 「強 み」 を査 定 し、 そ の 力 を発 揮 す るそ の機 会 をつ くる とい う性 質 が あ る。 そ もそ も看 護 職 は対 象 者 の 「力」 が そ の 人 の発 達 段 階や 生活 環 境 下 にお い て 最 大 限 に発揮 で き るよ うに援 助 す る専 門職 で あ り、 この強 み (ス トレ ング ス
)へ
の着 目 によ って 、高齢者個 人 のエ ンパ ワ メ ン トは達 成 され る22)。 この ょ うな看 護 専 門職 の性 質 に 基 づ くケ ア実 践 が 行 わ れ て いた た め 、 実 施 頻 度 に違 いが あ った と推 察 され る。4.認
知 症 グル ー プホ ー ム の ケ ア の質 向 上 に 向 けて 近 年 、 グル ー プホ ー ム お いて は 、 入 居 者 の 医療 依 存 度 の重 度化 と認 知 症 の 重 度 化 23)に 加 え 、9割
以 上 の施 設 でBPSDを
持 つ 入 所 者 を抱 え 、約8割
の施 設 で精 神 薬 の使 用 され て い る実 態 が あ り施 設職 員 が 不安 とジ レンマ を抱 えて い る実 状 24)も報 告 され て い る。 グル ー プホー ム にお いて 、 認知 症 に対 す る非 薬 剤 的介 入 と して 日常 ケ ア を見 直 し、 ことに職 種 間 で実 施 頻 度 が 異 な った 項 目の多 か った 【生 活 行 動 の達 成 を支 え る 】【入 所 者 へ の悪 影 響 を 予 防す る 】 【そ の 高 齢者 を尊 重す る】 【関係 を調 整 す る】 を達 成 す る具体 的対 応 力 を強化 す る こ とが 重 要 で あ る。そ のた め には、 ケ ア の計画 、実 践 、評価 とい う一連 の過 程 を施 設 内 外 の看 護 職 と と もに話 し合 う、 また は コ ンサ ル テ ー シ ョン を受 け る こ とが 施 設 ケ ア の質 向 上 の助 け とな る 25)。 さ らに、 先 に指 摘 して きた 「系統 的 な認 知症 の病 態 の理解 」「高齢者 の心 身 の特 徴 の理解 とそ の アセ ス メ ン ト」、「日常 ケ ア にお け る倫 理 的実 践 の方 法 」「生活県 境 調 整 方 法 」 に関す る事 例検 討 会 や 学 習 会 を地 区単 位 又 は施 設 横 断 的 に開催 し、 多 職 種 協 働 によ って 実 践 知 を構 築 して い く必 要 が あ る。 本研 究 の限界 と今後 の課題 本研 究 は全国施設調査 を試 みた ものの、研 究 目的 にかな った施設 のデー タ数 は限 られて いた。 したが って、 この結果 を全 国の結果 と して一般化す る ことはできな い。今後 は さ ら にデー タ数 を増や し、全国的な知見 を得て い く必要が ある。 また、看 護職 ケアマネー ジャ ー、介護福祉士 ケアマネー ジャーが作成 した ケアプ ランや ケアマネ ジメ ン ト実態 は把握 で きて いな いため、ケアマネ ジメ ン ト実態が異な って いるか否かは明 らか出来なか った。 し たが って、 ケアプラン内容や ケアマネ ジメ ン トの実態 と施設 で行 われて いるケア内容 の関 係 を検 討 して い く必 要が ある。 謝辞 本研 究 に参加 し、貴 重 な情報 を提供 して くだ さった認 知症 グル ー プホー ム施 設管 理者 の 方々 に深 く感謝 申 し上 げます。 文 献1)日
本 認 知 症 グル ー プホ ー ム 協 会(2013)i平
成24年
度 老 人 保 健 健 康 増 進 等 事 業 によ る 研 究 報 告 書 「認 知 症 グル ー プ ホ ー ム にお け る利 用 者 の重 度 化 の実 態 に関 す る調 査研 究 」 報 告 書.2)ト
ム・ キ ッ トウ ッ ド (高橋 誠 一 訳)(2005):認
知 症 のパ ー ソ ンセ ンター ドケ ア ;新し い ケ ア の文化 へ.筒井 書 房,東京.3)永
田 千 鶴(2009):グ
ル ー プ ホ ー ム に お け る 認 知 症 高 齢 者 ケ ア と質 の 探 究,ミネ ル ヴ ァ 書 房,京都.4)永
田 千 鶴,忍博 次(2007):認
知 症 グ ル ー プ ホ ー ム ケ ア の 質 ;ケア プ ロセ ス ガ イ ドラ イ ンの 開 発.最新 社 会 福 祉 学 研 究,2,50-67.5)原
祥 子,吉岡 佐 知 子,賞金 栄 他(2012):介
護 老 人 福 祉 施 設 に お け る 認 知 症 ケ ア 指 針 の 開 発,11 (3),678‐ 688. ‐6)Shachiko Hara, Sakaeム
/1ikaH五,Yoshiko Futoyu et, al.(2011): Development of aMeaSure tOEvaluate the Quahty Of Dementia Care PrOvided Caregiver at Unit Care Geriatric Health Service Facihties.Kawasaki」 ournal of Medical Welfare,16(2),
64‐75.
7)厚
生 労 働 省 ホ ー ム ベ ー ジ:平
成24年
度 介 護 サ ー ビ ス 施 設 ・ 事 業 所 調 査 結 果 の 概 要. http://www.mhlw.go.jp/tOukei/saikin/hw/kaigo/service12/index.html.(2014.9.20 閲 覧)8)辻
村 真 由子,樋ロキ エ子,川上 節 子 他(2014):介
護 支 援 専 門員 の ケ ア プ ラ ン作 成 にお け る訪 問看 護 導入 に関す る実 態;A県
の福 祉 系 と看 護 系 の介 護 支 援 専 門員 の比 較 か ら.医
療 看 護研 究,10(2),19‐ 26.9)伊
藤 美 智 予,伊
藤 大 介,鈴
木 亮 子(2014):認
知 症 ケ アマ ネ ジ メ ン トにお け る 医療 と介 護 の連 携 の現 状 と課 題 ;医 師 か らみ た ケ アマ ネ ー ジ ャー との連 携 へ の評価,日本 認 知 症 ケ ア学 会 誌,12(4),2014.
10)細 田江 美,渡辺 み ど り,千葉 真 弓(2011):介
護 老 人保 健 施 設 にお け る認 知 症 高 齢 者 の “な じみ の場 づ く り"の
た め の ケ ア の構 造.日 本 看 護 福 祉 学 会 誌,16(2),53‐67.11)前
掲 7)12)富
士 通 総研(2013):平
成24年
度 老 人 保 健 事 象 推 進 費 等 補 助 金 老 人保 健 健 康 増 進 事 業 「認 知 症 対 応 型共 同 生活 介 護 の在 り方 に 関す る調 査研 究 事 業 」 報 告 書.13)箕
面 真 子 著(2011):認
知 症 ケ ア の倫 理,16。 ワー ル ドプ ラ ンニ ング,東京.14)安
瑣 伊(2014):介
護 福 祉 士 の専 門性 の構 成 要 素 の抽 出 ;介護 福 祉 士 養 成 講 座 の介 護 教 員 の 自由記 述 の 内容 分 析 に基 づ いて 。社 会 老 年 科 学,35(2),419-427.
15)奥
野 茂 代,大西 和 子 編(2014):老
年 看 護 学 第5版
;概論 と看 護 の実 践 .174‐178,ヌ ー ヴ ェル ヒロカ ワ,東京.16)伊
東 美 緒,宮
本 真 巳,高
橋 龍 太 郎 (20■):不
同意 メ ッセ ー ジヘ の気 づ き ;介護 職 員 と の 関 わ りの 中で 出現 す る認 知 症 の行 動 。心 理 症 状 の 回避 に 向 けた ケ ア.老
年 看 護 学,15(1),5‐
■.17)中
島紀 恵 子 編 /北 ナ「1公子 執 筆(2013):認
知 症 の人 々 の看 護 ;認知 症 ケ ア にお け る コ ミ ュニ ケー シ ョン,104‐105.医 歯 薬 出版会,東京.18)前
掲 書 ■ )16‐21.19)渡
辺 み ど り(2008):老
人 保 健 施 設 入 所 高 齢 者 の清 潔行 動 プ ロセ ス ;ケア提 供 者 との 相 互 作 用 に焦 点 を あて て 。 日本 看 護 福 祉 学 会 誌,13(2),27‐ 38.20)見
藤 隆 子,児玉 香津 子 編(2003):看
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生 統 計協 会 (20■):厚
生 の指 標 増 刊 国 民福 祉 の動 向 ,2011,東 京.22)正
木 治 恵,真田 弘 美(2011):老
年 看 護 学 概 論 ;「老 い を 生 き る」 を 支 え る こ と と は,126‐127,南 江 堂,東
京.´23)前
掲 1)24)大
嶋光子,青石恵子(2014):認
知症グループホームにおける向精神薬使用実態 と職員の不安 に対する不安の現状
,
日本認知症ケア学会誌,12(4),723‐
730.25)Dyck Mary J.,Schwindenhammer Theresa(2014):Quality lmprovementin Nursing
Hohes,Eヤ
idence‐Based Practice Guideline.oerontological Nursing,40(7),21‐53.表
1.紺
象者 の所属施設 の概 要 全 体 (n=520) 看護 職 群 の 所 属施 設 (n=80) 介護 福祉 士群 の 所 属施 設 (n=440) 看護職 と介護福祉 士の所属施設 2群間の検定結果 n n 比率 の 社会福祉 法人 医療法人 経営NPO法
人 母体株式会社・有限会社 社会福祉協議会・地方公共団体 なし(単独型) 特別養護老人ホーム 老人保健施設 病院・診療所 訪問看護ステーション デイサービス 訪問介護 n 159(30.6) 100(19,2) 27(5,2) 218(41,9) 9(1,7) 7 1.3 520 100 n 207 62(11,9) 39(7.5) 54 (10.4) 31(6.0) 324 (62.3) 75 (14.4) 13 15 18(22.5) 9(H。3) 38 (47.4) 1(1.3) 146 33.2 82(18.6) 18 (4。1) 180 (40,9) 8(1.8) lχ 2圭lo.o, p=0,350 1.3 .4 440 100 n 35 43 172(39,0)
5(6.3) 57(13.0)
3(3.8) 36(8.1)
χ2=14.0, p==0.301 10 (12.5) 44 (10.0) 、 3(3,8) 28(6.3) 26 (32.5) 298 (67.8) 13(16.3) 62 (14.0) 6 80 n 設 設 併 施 入所者の平均年齢 入所者の平均要介護度 平均認知症要介護慶注1) 85.66=L2.73 2.78=上0.54 2.79=上 0.42 85.59三L2.68 2.88=上0.59 2.89=LO.47 85,99三L2.57 2,75=LO.53 2.78=LO.40 平 均 値 の差 の検 定 t==-1.35,p==0.177 t==1,85,p=0.067 t=2.15,p=0.034* 、 *:p〈 0.05 注1)施設 の認知症要介護度の平均 は、1認知症 高齢者 の 日常生活 自立度」を用いて、I=1,
Ⅱ=2,Ⅲ
=3,M=4と
重みづ けした各施設 の平均値を代表値 と して算出した.表
2.ケ
アマネージャーの概要
全体 (n=520) 看護 職 ケアマネー ジャー配 置施 設 (n=80) 介護福祉士ケアマネー ジャー配置施設群 (n=440) 2群間の差の検定結果 年齢(歳) 49.45±10.06(歳) 56.09±
8.67 48.22三L9.83 t=7.70, p<0.001 性別(人%)
男性 女性 149(28.7) 371(71.3) 17(21.3) 63(78..7) 132(30.0) 308(70,0) χ 2=4.00, p=0.26 資格(人%)
看護 師 准看護師 58(72.5) 22(27.5) 職 場 での立場(人%)
管理月設 (主任・リーダー) スタッフ その他 497(90.4) 8(15,4) 15(2.9) 73(91.3) 2(2.4) 5(6.3) 424(96.4) 6(1.4) 10(2.3) χ2=6.0, p=0,31 認知症ケア経験年数 11.77=L5,06 12.34三L6.13 11.66=L4.85 t==0,97, p=0.33Ⅷ 人生で培われた 強みを引き出す Ⅶ 関係を調整する Ⅵ 生活 に笑や楽し さを取り入れる V 慣れ親 しんだ対 話をする Ⅳ その高齢者 を尊 重する Ⅲ 入所者への悪影 響を予防する Ⅱ 生活行動の達成 を支える I 今の状態を アセスメントする カテゴリー 42高齢者の創作活動ぶりを言葉だけでなくゼスチャーも交えて褒める 43やってよかったと思えるように人前で察め、お礼を述べる 44少々不出来であっても果たせた役割を感謝する 45得意なことや 、得てきた知識 を人前で披露する機 会をつくる 46過去 に得意だつたことを手がかり1こ出来そうなことを勧 めてみる 47その高齢者 にとつて少し難しいと思われることをあえて提案してみる 48今も「人のためになつているJと思えることをやってもらう 35同じことを行なっている入所者 同士を近い席 にする 36気のおける同士を隣席 にする 37知らない者 同とでも会話 ができるように話 の中継ぎをする 38参加者同士が楽しめる共通の話題を提供する 39入所者 同士の争いが起きた場合 には、お互いの姿が見えないようにする 40気軽なことが言える関係 を築くために挨拶や 日常での会話などを頻回 に行う 41ケア提供者を身近な人だと思ってもらえるようにTV鑑賞など余暇の時間を共 に過ごす 32その高齢者の笑いのツポを利用する 38雰囲気が盛 り上がるようにケア提供者も余暇活動 に参加する 34楽しめる話題 にその場を切 り替える 28その高齢者が使いなれた言葉を使って話しかける 29その高齢者が好む冗談を使いながら接する 30その高齢者が慣れ親しんだ話題を提供する 31今までの職 業や生活 に合わせた接 し方をする 18その高齢者のみに関わる時間をつくる 19高齢者のそばに付き添い、生活のガイド役を務める 20高齢者の 目を見つめ、主張することに対して受容的な態度を示す 21呼ばれた時や視線が合った場合 には、優先して応 対する 22高齢者の気がすむまで、話やや りたい事を見守る 23収集癖や現実離れした行動でも否定せず見守る 24高齢者が納得できる説 明の仕方をする 25高齢者の気持ちが向いてから話 しかける 26高齢者の意 向と食い違 ったケア方法であった時はクアを中止 し修正する 27排泄、食事 、入浴などは本人が望むベースでクアを行う 13収集 したものが健康 に悪影響 を与えないよう1こ、気をそらすなどとして回収する 14異食ミう怪我の原因となるものは片づけておく 15異食や怪我の無いよう1こ、常に対応できる場所で見守る 16他者の苛立ち感情を引き起こさないよう、高齢者の言動を見守る 17高齢者 同士が不快 に感 じる集 団レクリエー ションを避 ける 6 高齢者ができない生活行動だけを手伝う 7 高齢者が生活上望むことを 目の前で代わりに行なう 8 高齢者の言いたいことを確認 しながら聞く 9 これから何をするのか具体的に説明する 10高齢者が出来ないと思つていることに対し具体的 にアドバイスを行う H高 齢者の好きな活動が継続 して出来るように一緒 に行なう 12最初はケア提供者も余暇活動を共 に行う 1 日常生活の中で顔色や表情の変化などを観察する 2 いつもと違う様子の時は顔色や意識を確認する 3 共に過ごしながら認知機能の程度を把握する 生不安の程度や原因を把握する 5 その高齢者の意向・好みを把握する 調査用紙の質問項 目
椒
値
28094 28201 27424 29863 28648 2783 29723 29889 29931 29439 28669 29476 28466 29045 26271 29857 27298 29858 26878 27571 28939 28803 29561 29331 30586 29433 28478 2979 29921 29759 28831 28683 29422 30226 291 1 30186 29585 28796 27524 29693 29647 29959 29716 26348 26924 26971 28508 26938 平均ランク 看護職 ケアマネー ジャ配置施設 ( n‐80 )椒
値
25798 25779 25919 25568 25698 25846 2553 25564 25466 25555 25694 25548 25731 25626 26128 2557 25942 25479 26018 25893 25645 2567 25533 25574 25347 25556 25729 25491 25463 25497 25665 25692 25558 25412 25614 2542 25528 25671 25901 25509 25517 25461 25505 261 14 2601 26001 25723 26007 平均ランク 介護福祉士ケアマ ネージャー配置施 設 (n=440 ) 161245 160395 16661 151095 156815 16336 14822 1508C 1465E 1504g 156646 150195 15827 15364 175835 151145 167615 14714 17098 16543 15449 15558 149515 15135 14131 15054 15818 14768 146635 147925 155355 15654 150625 144195 15312 144515 14932 16563 16581 148455 148825 14633 14827 17522 17061 17023 15794 17050 U 0166 0125 0245 0023* 0072* 0247 001* 0022■ 0006キ ■ 0017* 0065 0022* 0065 0039* 0982 0019半 0404 0007** 0602 0288 0045* 0049キ 0017キ 0015キ 0001** 0017* 009 0007** 0007** 0008** 0049* 0068 001* 0001キ * 0018キ 0005キ ■ 0015キ 007 0253 0006** 0015* 0005** 0008■ ホ 0679 0152 0503 0043キ 0537 検定結果(Man― Wh■ney) 表3.看
護職ケアマネージャー配置施設 と介護福祉 士ケアマネージャー配置施設 間における 「なじみの場づくり」のケア実践の比較Care practices to enable old persOns with dementia in groupぃ homes to be faniliar with the living en宙ronment,Comparison offacユ ities with care rnanagers holding nursing licenses and facilities with certified care workers as care managers
Midori Watanabe(Nagano C6nege of Nursing) Emi Hosoda(Nagano College of Nursing) Chikako Sone(Nagano College of Nursing)
Mayumi Chお
a(Nagano College of Nursing) Yuka M[atsuzawa(Nagano College of Nursing)Tomoya Anlga(Nagano Conege of Nursing) Emi Kawakita(Nagano College of Nursing)
This study ai】ms to compare the care pro宙 ded tO enable old persons in group‐
homes
to feel faHliliar Ⅵ th the living enⅥronment by focusing on differences between facilities assigning careェnanagers with nursing licenses and certined care workers,
A questionnaire was sent by postto 5,250 randondy chosen fhcilities an over Japan,and l,046 responses were received.Of these,520 facilities assigning care managers with nursing licenses and certified care workers were selected for tho analysis.For 48 items related to the care provided to enable residents to be familiar Ⅵth the li宙
ng
envlronment,results of a qucstionnare sllⅣoy previously conducted by thc au血ors wcrc used. The statistical analysis showed that facihties assigning care inanagers with nursing licenses signiacantly lnore frequently reported care in 30 of the suⅣ ey items,including four for“Supporting the achievement oflふ嵐ng activities,four for“ Preventing negative effects on the residents of the facihtプ ',and nine related to“Respecting the persoゴ '.
Findings suggest ditterences in the care pro工ded in facilities depending on the specialty
ofthe care managers.
Key word: ' Group‐ Home for People with DeJmentia,Nurse,Certined Care worker,