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<特集:研究生活を振り返って>聖和キャンパスでの44年間を振り返って

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Academic year: 2021

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<特集:研究生活を振り返って>聖和キャンパスで

の44年間を振り返って

著者

井頭 均

雑誌名

教育学論究

11

ページ

iv-v

発行年

2019-12-15

URL

http://hdl.handle.net/10236/00028309

(2)

【T:】Edianserver /【関西学院】/教育学論究/第 11 号/

iv 氏 名

井頭

(いがしら ひとし) 職 名 教育学部 教授 学 歴 大阪教育大学大学院教育学研究科修士課程理科教育修了 学 位 教育学修士 学位論文:Arthrobacter Ureafaciens のイヌリン分解酵 素群の生産について 主な職歴 1976年⚔月 聖和女子大学助手(至1980年⚓月) 1980年⚔月 聖和女子大学講師(至1985年⚓月) 1985年⚔月 聖和短期大学助教授(至1991年⚓月) 1991年⚔月 聖和大学短期大学部教授(至2009年⚓月) 2009年⚔月 関西学院大学教育学部教授(至2020年⚓月)

その他 1988年⚘月 University of Colorado, Science Education 研究員(至1989年⚘月) 1991年⚔月 聖和大学学生副部長(至1994年⚓月) 1991年⚔月 兵庫県大学連携事業推進機構幹事会委員(至1996年⚓月) 1994年⚔月 聖和大学学生部長(至1997年⚓月) 2002年⚔月 西宮市大学交流協議会運営委員会委員(至2005年⚓月) 2002年⚔月 聖和大学児童相談所所長(至2005年⚓月) 2005年⚔月 第三者評価連絡調整委員(ALO)(至2006年⚓月) 2006年⚔月 日本教科教育学会第32回全国大会運営委員(至2007年⚓月) 2012年⚔月 関西学院大学教育学会運営副委員長(至20013年⚓月) 2017年⚔月 大学院研究科副委員長(至2019年⚓月) 2017年11月 猪名川町子ども・子育て会議会長(至現在) 主な著書・論文

・1981年⚓月 Production of Inulin Degrading Enzymes by Arthrobacter Ureafaciens Department of Biology, Osaka Kyoiku University, Vol. 29 No. 2 共著 pp. 111-119. ・1986年⚑月 シャルパンティエ効果 単著 日本理科教育学会研究紀要 Vol. 27 No 1. pp

19-22

・1087年11月 身近な植物 共著 pp. 1-80担当 甲南出版

・1988年⚖月 幼児期と科学 共訳(石垣恵美子他) “Early Childhood and Education” Margaret Mcintyre 著 pp. 40-162担当 創元社

・1992年⚑月 アメリカの学校教育 ―ハイスクールを中心に― 単著 アメリカ教育学会紀要 第⚓号 pp. 48-52

・1992年12月 How to Arouse Student’s Interest in Nature and the Environment Seiwa College Bulletin, Studies in Education, Vol. 26-A pp. 87-96 単著

・1998年⚑月 聖和のみどり 共著(岡村はた他)聖和大学自然研究室 ・2000年⚓月 子どもと環境 単著 中島出版 ・2002年⚑月 日常生活の科学 単著 MM 出版 ・2004年⚗月 ヒトの歩んできた道 単著 リンケージ出版 ・2007年⚙月 数の教育 単著 尼崎印刷 ・2012年12月 おもりが扇形の振り子の周期 単著 関西学院大学教育学論究第⚔号 pp. 1-7 ・2015年⚔月 初等中等 理科教育の研究 単著 尼崎印刷 B⚕版 全 p. 130 ・2017年⚙月 電磁石に関する一研究 単著 関西学院大学教育学論究 第⚙号-⚑ pp. 13-18 ・2017年12月 振り子運動の振れ幅と周期の関係 単著 関西学院大学教育学論究 第⚙号-⚒ pp. 65-72

(3)

【T:】Edianserver /【関西学院】/教育学論究/第 11 号/

v

聖和キャンパスでの44年間を振り返って

井 頭

私が聖和キャンパスにお世話になったのは24歳の ときで、当時は聖和女子大学と呼ばれていた時代で ある。その頃の私は社会の常識も知らない若造で、 周囲の方々にいろいろご迷惑をかけたと思うが、皆 さんが寛大な心で受け入れて頂いたおかげで、何と か続けることができた。また、先輩の先生方はそれ ぞれの研究テーマをしっかりと見据えて、教育や研 究に日々邁進されている姿をみて、自分が大学の教 員としてやっていけるのか不安で一杯であった。 今後の研究テーマを考えたとき、大学や大学院の 研究室で学んだ生化学的な研究を続けることは無理 であったので、他の分野を探す必要があった。これ まで学んできたことの延長線上にあり、自分で研究 を続けることができるのは理科教育しかないと考 え、大阪教育大学の森一夫先生に相談することにし た。研究室に伺うと気さくに応対して下さって、い ろいろアドバイスを頂いた。そのとき研究室に来ら れていた出野先生(武庫川女子大)や北川先生(仏 教大)とも交流が始まった。私は、紹介してもらっ た日本理科教育学会にすぐに入会し、理科の教材研 究や理科教育が私の生涯の主要な研究テーマのひと つとなったのである。 また、学長であった山川道子先生の強い勧めで日 本保育学会に入会し、保育内容の自然(現在の環境) が私の主要な研究テーマとなった。当時、生物学や 保育内容(自然)を担当されていた佐藤民部先生 (神戸大学退職後、赴任)から動植物の名前や生態 などについて多くのことをご指導いただいたが、そ れらの知識と技術はその後の私にとって大切な宝物 となった。このようにして私の研究分野は、理科教 育と幼児教育の自然の二刀流で進むことになったの である。 私は元来勉強熱心ではないことを自覚していたの で、毎年、理科教育学会と保育学会に研究発表を行 うことを自分に課した(関学になってからは、保育 学会の代わりに教育学会)。最初は、他の先生方の 研究の見様見真似で行っていたが、やがて、それら の中にも新しい課題や問題が見つけることができる ようになって、時には学会誌に採用されたり新聞に 掲載されることもあった。また、教科書や本の出版 の誘いが来たときは、できるだけ断らないで引き受 けることにした。文章を書くことは今でも苦手であ るが、シャープの書院というワープロと出会って以 降、修正や訂正がやり易くなり、大いに助けられた。 授業に関しては生物学、生活と科学、生物学、科 学と文明などの総合科目(一般教養科科目)的なも のと保育内容(環境)、理科、理科教育法などの免 許や資格に関連する科目、基礎演習、教育学演習、 卒論などの科目を担当してきたが、その中から印象 の強いものを⚒つばかり紹介したい。 私が聖和に赴任したとき、自然観察実験という科 目が新設され、佐藤先生と二人で担当することに なった。葉脈標本の製作、あぶり出し、擦り染め、 工作、キンギョの飼育、顕微鏡での観察など様々な 実験や実習を行ったが、学生達が毎回、授業を楽し んで受講していることを手応えとして感じられ、指 導する側にとっても教えることの喜びを感じること ができた。 もうひとつは⚓年前までの基礎演習Ⅱである。そ の頃はクラスがコースごとに分かれており、私は幼 児教育コースのクラスを担当していた。前半の課題 として手遊びや絵本の読み聞かせ、折り紙、歌や ゲームの指導などを、先生役と子ども役に分けて ロールプレイを行うのである。みんな先生役や子ど も役になり切って、一生懸命頑張ってくれた。金曜 日の⚕時間目ではあったが、授業を毎回楽しんで進 めることができた。 今年の⚖月の特別支援実習の視察に行ったとき、 その時のひとりが研究授業をしているのを参観させ てもらったが、とても落ち着いてしっかりと指導し ていた。彼らの本教育学部での⚔年間の成長を垣間 見ることができ、とても嬉しかった。 最後に、教育や研究の仕事を共にさせて頂いた教 職員の皆様方に心から感謝とお礼を申し上げます。 いろいろご協力、お世話頂き、本当に有難うござい ました。今後の関西学院教育学部のご発展と皆様方 のご活躍を心よりお祈り申し上げます。

参照

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