日本教育経営学会紀要第61号・2019年 150 [参考・引用文献] ・高野桂一「福岡地区:『九州教育経営学会』について(地区研究情報)」『日本教育経 営学会紀要』第30号,1988年,194-195頁。 ・高野桂一「福岡地区:『九州教育経営学会』の近況(地区研究情報)」『日本教育経営 学会紀要』第31号,1989年,158-159頁。 ・中留武昭「私の教育経営学講義:その位置づけと特色(教育経営ノート)」『日本教 育経営学会紀要』第40号,1998年,145-148頁。 ・秦政春「九州地区:『九州教育経営学会』の活動(地区研究情報)」『日本教育経営学 会紀要』第32号,1990年,150-151頁。 ・秦政春「九州地区:『九州教育経営学会』会員の活動(地区研究情報)」『日本教育経 営学会紀要』第33号,1991年,155-156頁。 ・秦政春「九州地区:『九州教育経営学会』会員の活動(地区研究情報)」『日本教育経 営学会紀要』第34号,1992年,143-144頁。 ・秦政春「九州地区:『九州教育経営学会』会員の活動(地区研究情報)」『日本教育経 営学会紀要』第35号,1993年,156-157頁。 ・九州教育経営学会編『九州教育経営学会紀要』第 3 号,1997年。 実践研究フォーラム
九州教育経営学会と学校現場を
つなぎ続けて
前福岡県小学校長会会長/福岡教育大学入 江 誠 剛
1 九州教育経営学会と学校現場の接点:学会参加
者を得るために
平成16年 1 月,福岡県教育センター長期研修員の私に定例研究会での発表要 請があり,臨時会員として「学校改善を目指す学校評価の研究」について発表 したのが,九州教育経営学会との出会いである。その後,正式に会員となり, 発表を重ねるうちに会計監査に指名され,さらに理事に選任されるという経過 をたどりながら現在に至っている。 本稿では,理事就任後に推進してきた学校現場での定例研究会開催や校長会実践研究フォーラム 日本教育経営学会紀要第61号・2019年 151 との協力関係づくりなど,学会と学校現場をつなぐ取組について述べる。 小中学校等の教員にとって「敷居が高い」学会をより多くの方に体験しても らうために,平成25年10月の理事会において第88回定例研究会(平成26年 1 月)を福岡市立東月隈小学校で開催する提案を行い了承された。おそらく本学 会において初めて公立学校を施設利用した学会であった。 研究会当日,東月隈小学校は市街地から離れ,交通の便が悪い条件であった にもかかわらず,自由研究発表( 3 分科会)と講演(福岡県小学校長会会長) に,通常の 2 倍を超える84名の参加があり,研究者と現場教員との交流が行わ れる機会になり得たと感じている。この活動を契機に,その後,平成26年10月 には,福岡市教育センターでの開催も実現し,これ以降,以下のように学校現 場や教育センターでの学会開催が定着していく。 ・福岡市立舞鶴小中学校 (平成27年 1 月第91回) ・福岡市立堅粕小学校 (平成27年10月第93回,平成29年10月第99回) ・福岡市立東吉塚小学校 (平成28年11月第96回) ・福岡市教育センター (平成29年 1 月第97回) ・福岡市立東光中学校 (平成30年12月第101回)
2 学会と校長会との協力関係づくり
第88回定例研究会の講師に福岡県小学校長会の会長を招聘して以来,本学会 と校長会との間には,以下に述べるような協力関係が築かれてきた。 まず,(1)講師や発表者の相互派遣が行われていく。特に,学会所属の研究 者が,福岡県小学校長会の研究大会や二年次校長研修会の講師を務め,校長会 の会員が,学会の要請を受けて定例研究会特別分科会で実践発表を行うなど, 人材の相互派遣が行われてきた。次に,(2)研究紀要等への寄稿として,学会 所属の研究者が,福岡県小学校長会発刊書籍の理論編に寄稿し,定例研究会特 別分科会の実践発表者が,学会紀要の特集に寄稿するなど,研究推進面での協 力関係も進みつつある。更に,(3)定例研究会の後援という形で,第97回定例 研究会(平成29年 1 月)以来,福岡県小学校長会が名義後援をしている。これ により,福岡市教育委員会の広報を通じて学会案内状の配布が円滑に行えるよ うになり,参加者の増加や新会員の加入につながっている。日本教育経営学会紀要第61号・2019年 152