• 検索結果がありません。

CKDを合併する高尿酸血症の治療

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "CKDを合併する高尿酸血症の治療"

Copied!
1
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)219. Gout and Nucleic Acid Metabolism Vol.42 No.2(2018). ランチョンセミナー 1. CKD を合併する高尿酸血症の治療 細谷 龍男. 高尿酸血症は CKD 発症の危険因子である.ま. 量)とした.その結果血清尿酸値はフェブキソス. た CKD は高尿酸血症を惹起する.さらに最近で. タット群で 12 週より 5.0mg / dl 以下となり,プラ. は高尿酸血症は痛風関節炎,痛風結節などを発症. セボ群では変化せず,有意に低値となった.主. するばかりでなく,心・血管障害のリスクファク. 要評価項目である eGFR の変化量は両群間に差は. ターとなる可能性があることを示唆する報告が多. 認められなかったが,サブグループの解析結果. くなされている.一方,CKD は腎不全・透析導. では蛋白尿陰性の eGFR の slope がプラセボ群に. 入などのいわゆる腎死に至ることはもとより,そ. 比較してフェブキソスタット群で有意に小さく. れ以上に心・血管障害による死亡が多いというこ. (p = 0.005),また血清クレアチニンの中央値より. とを十分理解しなくてはならない.. 高い群で eGFR の slope がプラセボ群に比較して. CKD を合併する高尿酸血症の治療は痛風関節. フェブキソスタット群で小さかった(p = 0.009).. 炎の発症抑制,CKD の進展の防止以外にも心・. また両群間の有害事象発現率には差がなかった. 血管障害の予防という観点からもその意義は大き. が,痛風関節炎の既往のない対象であったのに. い.従来の尿酸降下薬では CKD などの腎機能が. もかかわらず,痛風関節炎の発現率はフェブキ. 低下した患者では蓄積性があり,用量を減量する. ソスタット群 219 例中 2 例(0.9%),プラセボ群. ため十分な尿酸低下作用が得られない,あるいは. で 222 例中 13 例(5.86%)とフェブキソスタット. 副作用が心配であるなどの問題点がある.. 群で低率であった.以上の結果より以下の結論. そこでこれらの問題点が改善された,新規尿酸. を得た.. 降下薬のフェブキソスタットを用いた多施設,大. 1 .血清尿酸値はフェブキソスタットで十分低. 規模のプラセボコントロールの RCT(FEATHER. 下させることができた. 2 .eGFRの傾きは両群間に有意差を認めなかっ. Study)を行った.. た.. FEATHER Study の目的は中等度の腎機能障害. 3 .部分解析の結果. (CKD ステージ 3a, 3b)を伴う高尿酸血症の治療 において,eGFR を指標とした腎機能低下抑制効. ① 蛋白尿陰性例では eGFR の傾きがプラセ. 果をプラセボを対象として検証するというもので. ボ群より有意に小さかった.. ある.. ② 血清クレアチニン低値例では eGFR の傾. 全例 467 例に対して除外例を除き,443 例をラ. きがプラセボ群より小さかった.. ンダム化し,フェブキソスタット服用群 221 例. 4 .痛風関節炎の発現率はフェブキソスタット. とプラセボ群 22 例の 2 群に分け 108 週観察した.. 群でプラセボ群より有意に少なかった.. 主要評価項目は eGFR の slope(1 年あたりの変化 東京慈恵会医科大学 慢性腎臓病病態治療学. Tatsuo Hosoya.

(2)

参照

関連したドキュメント

 単一の検査項目では血清CK値と血清乳酸値に

私はその様なことは初耳であるし,すでに昨年度入学の時,夜尿症に入用の持物を用

 少子高齢化,地球温暖化,医療技術の進歩,AI

AIDS,高血圧,糖尿病,気管支喘息など長期の治療が必要な 領域で活用されることがある。Morisky Medication Adherence Scale (MMAS-4-Item) 29, 30) の 4

⑹外国の⼤学その他の外国の学校(その教育研究活動等の総合的な状況について、当該外国の政府又は関

(評議員) 東邦協会 東京大学 石川県 評論家 国粋主義の立場を主張する『日

SEED きょうとの最高議決機関であり、通常年 1 回に開催されます。総会では定款の変

 医療的ケアが必要な子どもやそのきょうだいたちは、いろんな