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貴重書の有効利用について--貴重書室改修とデジタル化

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Academic year: 2021

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(1)貴 重 書 の有 効 利 用 につ い て 一 貴 重 書 室 改修 とデ ジ タル化 一. 収書整理課. 山. 元. 秀. 明. 中央 図書 館 貴重 書 室 に は貴 重 書 ・準 貴重 書 ・ コ レ ク シ ョ ン を含 め て 約5000冊. の図書 が. あ りま す 。 こ れ らは 図 書 館 の 役 割 と して の 文 化 遺 産 の 継 承 とい う立 場 か ら収 集 して きた も の で す 。 イ ンキ ュ ナ ブ ラ と呼 ば れ る15世. 紀. 印刷 物 をは じめ、 デカ ル ト ・パス カ ル ・ル ソ ー ・ コペ ル ニ クス ・シ ェ イ ク ス ピ ア な ど の 著 述 に よ る各 学 問 分 野 の古 典 ・名 著 の初 版 本 、 シ ー ボ ル ト ・小 泉 八 雲 な ど の西 洋 人 に よ る 日本 お よび 東 洋 研 究 書 な どが あ り ます 。 ま た 、 日本 を 中 心 とす る 「西 洋 古 版 日本 ・ア ジ ァ 地 図 集 紀 ドイ ツ通 俗 文 学 コ レ ク. 一 口 に 貴 重 書 と い っ て も、 豆 本 と よば れ る 小. シ ョンで あ る 「キ ス トナ ー ・コ レ ク シ ョン」 、. さな本か ら先 述 のエ ジプ ト誌 な どの特 大本 まで、. 畳 一 畳 ほ ど の特 大 本 も含 む ナ ポ レ オ ンの 「エ. また巻 物 や掛 け軸 の類 か ら一 枚 ものの文書 な ど、. ジ プ ト誌 」 な ど も所 蔵 して お ります 。. 本 当 に 様 々 な 形 態 の もの が あ りま す 。 そ れ ら. 成 」 、18・19世. これ らの 貴 重 書 を 広 く活 用 す る た め に 、 ま ず 貴 重 書 室 の 改 修 計 画 を 立 て 、平 成12年. の 資 料 を系 統 立 て て 配 架 で き る よ う に、 収 蔵. 度. 力 に は 余 裕 を持 た せ ま した 。 そ の た め 、 書 棚. に 実 施 し ま した 。 書 庫 機 能 重 視 で あ っ た 貴 重. の 棚 板 の 奥 行 き は3種 類 の サ イ ズ を 用 意 し、. 書 室 は、書庫 スペ ース、展 示ス ペ ース、 さ ら. さ らに 、 書 棚 に収 納 で き な い資 料 の た め に 、. に 少 人 数 の ゼ ミ な どの 授 業 に も対 応 で き る 閲. 棚 前 面 の 前 板 を取 り外 し式 と し た ス ラ イ ド式. 覧 ス ペ ー ス を 設 け て 、 保 存 ・展 示 ・閲 覧 の3. 収 納 棚 を設 け ま した 。 展 示 ス ペ ー ス は 二 箇 所. つ の 機 能 を兼 ね 備 え た 斬 新 な貴 重 書 室 に 生 ま. に分 散 させ ま した 。 の ぞ き型 展 示 ケ ー ス は 、. れ 変 わ りま した 。 こ の 改 修 は 、 図 書 館 が 進 め. 上 面 ・前 面 ・後 面 を透 明 ガ ラ ス と して 桟 を 使. て き た 「閲 覧 用 机 の 変 更 ・更 新 」 、 「積 層 書. わ ず 、二 方 向 か ら見 や す くして い ます 。 また 、. 庫 内 の環 境 改 善」 、 「開架 書 架 の増 設 ・更新 」. 展 示 品 を並 べ や す くす る た め に、 前 面 ス ラ イ. に続 く もの で 、 「図 書 館 施 設 の環 境 改 善 」 の. ド引 き出 し式 と して い ます 。 展 示 棚 は 展 示 す. ひ とつ と して 、 さ ら に は大 学 が 進 め る 「教 室. る高 さお よび角度 を変 更で きる棚 受 け を採 用 し、. 外 の 学 習 環 境 の 整 備 」 の一 環 と し て 、 ま さ に. 掛 け軸 等 の展 示 用 に ピク チ ャー レ ー ル とハ ン. 文 部 科 学 省 の す す め る 「教 育 ・学 習 方 法 等 の. ガ ー を設 置 し て い ます 。 展 示 棚 の下 部 収 納 部. 改 善 」 とい う趣 旨 ・目的 に 沿 っ た も の で あ り. は 長 い 巻 物 等 に対 応 出 来 る よ う、 前 面 扉 を ア. ま した。そ の後、私 立大学 等経 常費補 助金事. コ ー デ ィ オ ン式 に しま した 。 閲 覧 ス ペ ー ス と. 業 と して採 択 され た こ とを申 し添 え てお き ます 。. して4人 掛 け の 閲 覧 机3台. を 配 し、 調 査 ・研. 改 修 に あ た っ て は 、 ま ず 書 庫 ス ペ ー ス を十. 究 を は じめ 、 生 きた 資 料 を使 っ て の授 業 を 実. 分 に確 保す るこ とを念 頭 に レイ ァ ウ トしま した 。. 施 で き る よ う に して い ます 。 室 内 の 空 調 管 理. 1.

(2) は24時. 間 体 制 を採 り、 照 明 は 閲 覧 を考 慮 し. そ こ で 、 保 存 と利 用 を両 立 す る た め に 複 写 物. て照 度 を 上 げ る と と も に 、 資 料 を傷 め な い よ. を作 成 しそ れ を利 用 す る 、 つ ま り、 デ ジ タ ル. う に博 物 館 用 の 紫 外 線 カ ッ トタ イ プ を採 用 し. 化 とい う手 法 が 有効 な の で す 。. て い ます 。 書 棚 に は 、 通 気 性 を 高 め 、 空 気 を. デ ジ タ ル化 の 利 点 と して は 、 先 に 述 べ た保. 積 極 的 に循 環 させ る よ う 、 背 板 と棚 板 の 間 を. 存 と利 用 の両 立 が 挙 げ られ ま す が 、何 時 で も. 空 け 、 天 板 と巾 木 に 通 気 孔 ガ ラ リ を設 置 しま. 何 処 で も自由 に利用 で きるので 、研 究 者 ・学生 ・. した 。 防 虫 の た め に 各 通 気 孔 ガ ラ リ に は ネ ッ. 市 民 に対 し広 く公 開 で きる こ とや 、複 数 の利. トを張 り、 ま た 防 塵 の た め に は 、 上 部 と下 部. 用 者 が 同 時 に 一 つ の 資 料 を利 用 で きる こ とが. の ガ ラ リは 取 り外 して 溜 ま っ た埃 等 を 除 去 で. 挙 げ られ ま す 。 ま た 、 原 資 料 の バ ック ア ップ. きる よ う に設 計 しま した。. 機 能 を持 たせ る こ とが で き、 資 料 に よ っ て は. この よ う に 、既 存 の 部 屋 の 改 修 で は あ りま. 画像 デ ータ処理 に よって原初 の姿 に近 づ けた り、. した が 、今 ま で あ る 意 味 で は 眠 っ て い た 貴 重. 肉 眼 で は 判 別 し難 い 文 字 な ど も細 部 に わ た り. 書 に 光 を あ て 、有 効 利 用 を 第 一 に 考 え て 、 設. 拡大 して 見 る こ とが 可 能 に な っ た りし ます 。. 計 段 階 か ら細 部 に わ た っ て検 討 を重 ね た結 果 、. 中央 図 書 館 が 所 蔵 す る 貴 重 書 の な か で 、 デ. の要 素 が 調 和 し. ジ タ ル化 を必 要 とす る 、 も し く は デ ジ タ ル化. た画 期 的 な 貴 重 書 室 が 出 来 上 が っ た と 自負 し. に 値 す る資 料 と して 考 え られ る の は 、 ナ ポ レ. て お りま す 。 平 成13年5月. 保 存 ・展 示 ・閲 覧 と い う3つ. に 開 催 した 披 露. オ ン の 「エ ジ プ ト誌 」 と 「西 洋 古 版 日本 ・ア. 展 示 会 に は 、 中 央 図書 館 が 誇 り う る東 西 の 名. ジ ア地 図 集 成 」 で あ りま し た 。 前 者 は タ イ ト. 著 を約50点. 展 示 し ま した が 、 図 書 の す ば ら. ル ペ ー ジ に 「エ ジ プ ト誌 、 フ ラ ン ス 軍 の 遠 征. し さ も さる こ と なが ら、 書 棚 や 展 示 ケ ー ス な. 中 にエ ジ プ トで 行 っ た 観 察 と研 究 の 集 成 」 と. どの 家 具 へ の 驚 き ・反 響 が 多 くあ りま した 。. あ りま す 。 こ れ は 、 ナ ポ レ オ ンの エ ジ プ ト遠. な か に は 、 「家 具 の展 示 会 で す か 」 と 冗 談 め. 征 軍 に 随 行 した150名. か して 言 わ れ る な ど 、 木 製 の 家 具 で 統 一 した. 査 団 に よ る調 査 報 告 書 で あ り ます 。 ピ ラ ミ ッ. 室 内 は資 料 に も人 に も優 しい 温 か み の あ る空. ドをは じめ とす る古 代遺 物 ・動植 物 ・生活様 式 ・. 以上 か らなる学術調. 間 に な り、 世 界 的 な 貴 重 書 に見 合 う素 晴 ら し. 産業 な どの、古 代 か ら当時代 に至 る歴 史 ・地理 ・. い 貴 重 書 室 と して 、 内 外 に 誇 れ る も の に な り. 博 物 に 関 す る 全 事 象 を記 録 した 集 大 成 と して. ま した 。 図 書 館 の み な らず 大 学 の ひ と つ の 顔. 出 版 され ま した 。1809年. と して 、 貴 重 書 と と も に貴 重 書 室 を もっ と も. 順 次 出 版 さ れ 、 ナ ポ レ オ ンが 失 脚 して 王 制 復. っ とア ピー ル して い きたい と考 えて お り ます 。. 古 に な っ て も、 ル イ18世. つ ぎ に取 り組 ん だ の が 貴 重 書 の デ ジ タル 化. か ら分 冊 形 式 で. の も と で 国 家 的事. 業 と して 出版 は 継 続 さ れ ま した 。 ナ ポ レ オ ン. で あ りま す 。 資 料 は 十 分 な管 理 下 にお い て も. が 流 刑 の 地 セ ン トヘ レ ナ 島 で 没 した 翌 年 の1. 少 しず つ で は あ りま す が 劣 化 して い き ま す 。. 822年. ま た 細 心 の 注 意 を払 っ て も、 利 用 す る こ と に. 蔵 本 は 本 文9冊. よ り破 損 な ど の 危 険 が 生 じ ます 。 一 般 図 書 な. の 合 計23冊. に よ うや く完 結 し た の で す 。 本 館 所 、 図 版13冊. 、 図 版 解 説1冊. で 構 成 さ れ て お り、 本 文 は フ ォ. ら替 わ り を用 意 で き ます が 、 貴 重 書 に つ い て. リオ判(25.4cm×40.7cm)、. は不 可 能 で す 。劣 化 を 防 ぐため の 方 策 と して、. ア トラ ス 判(53.4cm×70.2cm)お. 保 存 環 境 を整 え る 、 つ ま り気 温20℃. ・湿 度5. 5パ ー セ ン ト ・遮 光 の 保 存 条 件 を 遵 守 す る こ. ァン ト判(70.2cm×106.8cm)で. 図版 は グ ラ ン ド ・ よび エ レ フ す 。 内容 は 「 古. とや 、 中性 紙 の保 護 紙 や 保 存 箱 を 使 う こ と、. 代 篇 」 「現 代 篇 」 「博 物 篇 」 「地 図 篇 」 の4 つ に分 か れ 、894葉 の 図 版 の う ち61葉 は. 調 湿 紙 の利 用 、 さ らに は脱 酸 処 理 な ど が挙 げ. カ ラ ー 図 版 で 、 特 に博 物 篇 の 鳥類 と化 石 鉱 物. られ ます が 、 こ れ らに も限 界 が あ りま す 。 貴. の 図 版 は き わ め て美 しい 色 刷 り手 彩 色 仕 上 げ. 重書 の保 存 と利 用 は二 律背 反 にあ る とい えます。. に な って い ます 。 後 者 は本 来 地 図 帳 の1ペ ー ジ.

(3) で あ っ た 地 図 を1枚. ず つ 額 装 した 全124点. の コ レ ク シ ョ ンで す 。16世. も行 い 、 何 よ り も資 料 を傷 め な い こ と に主 眼. 紀 前 半 の想 像 図. を置 き ま した 。 つ ぎ に 、撮 影 した 画 像 をス キ. か ら、 ポ ル トガ ル 人 の 東 洋 進 出 に と もな う独. ャナ ー で 読 み 込 み 、 高 解 像 度 で デ ジ タル 化 処. 立 日本 地 図 、 さ ら に樺 太 探 検 に よ る北 方 地 図. 理 を施 しま した。 撮 影 に1ヶ 月 半 、ス キ ャニ ン. を も含 み 、 ヨ ー ロ ッ パ 人 の 手 に な る16世. 紀. グ に2ヶ 月 弱 、 そ して デ ー タ作 成 と保 存 に1ヶ. 紀 末 に わ た る 日本 地 図 の 変 遷 を辿. 月 半 ほ ど の 時 間 を要 して 画 像 デ ー タ が 出 来 上. か ら18世. る ことがで きる資 料 です。 カ ラーの地 図が多 く、. が りま した。 これ に よっ て、厳密 な色 彩 ・文字 ・. サ イ ズ は様 々 で す が 、 中 に は エ ジ プ ト誌 の エ. 線 画 ・質 感 の 再 現 が 可 能 に な り、 色 彩 な どが. レ フ ァ ン ト判 と同 程 度 の 大 き さ の も の もあ り. 劣 化 しな い 鮮 明 な画 像 を保 つ こ とが で き る よ. ます 。. うに な っ た の で す 。 画像 デ ー タ作 成 と並行 して、各 図版 の説 明(キ ャ プ シ ョン)を. デ ー タ化 し ま した 。 エ ジ プ ト. 誌 につ い て は 、 図版 ご とに 大 き な見 出 し とそ の 図版 につい ての説 明が あ ります。 例 えば、 「メ ン フ ィス の ピ ラ ミ ッ ド ー 南 東 か ら見 た ス フ ィ ンク ス と大 ピ ラ ミ ッ ド」 や 、 「 爬 虫類 一 エ ジ プ ト コブ ラ」 な ど、 も ち ろ ん フ ラ ン ス 語 で書 か れ て い ま す 。 そ れ ら に 英 語 訳 と 日本 語 訳 を つ け、3ヶ 国語 に よ る図版 説 明 をす る と と もに、 3ヶ 国語 に よる検 索 を可 能 に しま した 。 図 版番 号 は もち ろ ん 、 カ ラ ー ・白 黒 の 別 や 判 型 な ど の 属 性 も デ ー タ化 した の で 、 例 え ば 「エ レ フ 度 は 、 エ ジ プ ト誌 の 図 版 と古 版. ァ ン ト判 の カ ラ ー 図 版 」 とい う よ う な 検 索 も. 地 図 の デ ジ タ ル化 を 実 施 し ま した 。 デ ジ タ ル. 可 能 で す 。 訳 につ い て は 、 生 物 の 学 名 で 日本. 化 に は様 々 な手 法 が あ りま す 。 デ ジ タ ル カ メ. 名 が な い もの な ど不 十 分 な 点 もあ り ます が 、. ラ は 日 々進 化 して い ます が 、 ま だ ま だ フ ィ ル. 体 裁 は な ん とか 整 え る こ とが で き た と考 え て. ム 品 質 とは 大 き な差 が あ り ます 。 よ っ て 、 高. い ます 。 古 版 地 図 に つ い て は 、 地 図 製 作 者 ・. 品 質 で 汎 用 性 の 高 い デ ー タ を得 る た め に は 、. 地 図 名 ・刊 行 地 の 原 語 を 日本 語 に訳 し、 原 語. フ ィル ム で 撮 影 を行 い 、 高 精 細 ス キ ャ ン に よ. と 日本 語 で の 検 索 が 可 能 で す 。 ま た刊 行 年 に. っ て デ ジ タル デ ー タ を取 得 す る方 法 が 適 切 で. つ い て の検 索 もで き ます 。. 平 成13年. あ る と考 え ま した 。 フ ィ ル ム と デ ー タ双 方 を. 画 像 デ ー タ と説 明 デ ー タ を あ わ せ て 、 エ ジ. 同 時 に保 存 す る こ と が 最 も安 全 で確 実 性 の 高. プ ト誌 お よび 古 版 地 図 で 各1枚. い 方 法 で あ る とい え ます 。. ま した 。 そ れ ぞ れ メ ニ ュ ー 画 面 ・一 覧 画 面 ・. 本 館 の場 合 も原 資 料 を大 判 の カ ラ ー フ ィ ル. のCDに 仕 上 げ. 詳 細 画 面 お よび そ の 拡 大 画 像 ・検 索 画 面 とい. ム で 高 精 度 に撮 影 す る こ とか ら始 め ま した 。. う構 成 に な っ て い ます 。 検 索 画 面 に は ヘ ル プ. 最 も注 意 す る点 は 原 本 を傷 め る こ と な く作 業. 画 面 を つ け て 検 索 の便 を 図 り、 詳 細 画 面 に は. を進 め る こ と で す 。 そ の た め に 、 貴 重 書 や 国. 図 書 館 が 管 理 す る た め の デ ー タ も盛 り込 み ま. 宝 級 の 美 術 品 ・工 芸 作 品 の撮 影 に 携 わ っ て い. した 。 さ らに、 非 常 に細 か い 図版 につ い て は 、. る ス タ ッ フの 技 術 も さ る こ と な が ら、 貴 重 書. 部 分 的 に撮 影 した画 像 を補 完 画 像 と して 付 与. を取 り扱 う知 識 と豊 富 な経 験 を求 め ま した 。. し ま した 。 ノ ー トパ ソ コ ンで の 使 用 を前 提 に. 撮 影 機 具 の 落 下 な ど万 一 の事 故 を 考 え て 、 本. した の と、 デ ー タ の 扱 い を考 え て 画 像 を軽 く. の真 上 に撮 影 機 を据 え た り し な い よ う な 工 夫. した た め に 、 拡 大 画 像 に つ い て 若 干 の 不 満 は. 16.

(4) 残 り ます が 、 十 分 見 ごた え の あ る も の に な っ. 学 内 外 か ら120名. た と思 い ます 。 このCDと は 別 に、 デ ジ タル ア ー カ イ ブ と して超 高 精 細 の デ ジ タ ル デ ー タ を. た だ き、 盛 会 裏 に終 え る こ とが で き ま した 。. エ ジ プ ト誌 はCDl85枚. に、 古 版 地 図 はCD2. 7枚 に収 め ま した。 こ れ らを拡 大 して み る と、. を超 え る方 々 に お 越 しい. この場 を借 りて御 礼 申 し上 げ ます 。 平 成14年. 度 はエ ジ プ ト誌 の本 文 を対 象 に、. デ ジ タル化 事 業 を継 続 して実 施 してお ります 。. 宮殿 の壁 画の細 部や 、昆虫 の触覚 な ど、肉眼. フ ォ リオ 判9冊. で は 判 別 不 可 能 な もの が は っ き り と浮 か び 上. 本 文 を マ イ ク ロ フ ィル ム に 撮 影 し、 そ れ を ス. 、 約7300ペ. ージにわ たる. が り、 デ ジ タ ル化 の す ば ら し さ を 垣 間見 る こ. キ ャナーで読 み込 み、高解 像度 にてデ ジタル. とが で き ます 。 た だ 、 現 在 は ホ ー ム ペ ー ジ に 一 部 分 紹 介 して い る に 過 ぎず 、 広 く利 用 で き. 化 す る と う い う手 法 で 、 原 資 料 の 厳 密 な文 字. る状 況 に は あ り ませ ん が 、 将 来 的 に は 有 効 利. に して さ らに 翻 訳 す る な ど とい う壮 大 な計 画. 用 を進 め てい きたい と考 え てい ます 。. で は な く、 文 字 情 報 を画 像 デ ー タ と して 扱 っ. の 再 現 を 目指 して い ます 。 全 文 デ ー タベ ー ス. て 既 存 の 図版 と の リ ン ク ・連 動 を は か る予 定 で す 。 これ に よ っ て 、 エ ジ プ ト誌 の デ ジ タ ル 化 が ひ と ま ず 完 結 す る こ と に な りま す 。 こ の 事 業 も貴 重 書 室 改 修 と並 ん で 、 文 部 科 学 省 の 補 助 金対 象 と して 申 請 して い ます 。 秘 蔵 か ら公 開 ・有 効 利 用 へ 、 と い う考 え で は じめ た 貴 重 書 室 改 修 と貴 重 書 の デ ジ タ ル化 で あ り ます が 、 計 画 か ら約4年. の 歳 月 を経 て. よ うや く実 の あ る もの に な り ま した 。 貴 重 書 の 保 存 問 題 は 永 久 に 続 く も の で あ り、 改 修 後 エ ジ プ ト誌 図 版 の デ ジ タ ル 化 を 記 念 して 、 平 成13年ll月. の 貴 重 書 室 の 管 理 お よ び 運 営 、 今 回作 成 した. に は 荒 俣 宏 氏 を お 招 き して. デ ジ タ ル デ ー タ の運 用 管 理 、 新 た な デ ジ タ ル. 講 演 会 「エ ジ プ ト誌 とデ ジ タ ル ア ー カ イ ブ 」. 化 計 画 な ど ま だ ま だ 問 題 が 山積 して い ます 。. を 開 催 し ま した 。 荒 俣 氏 は350万. 部 を超 え. 何 よ り も所 蔵 す る貴 重 書 の 目録 ・解 題 作 成 と. る ベ ス トセ ラ ー 「帝 都 物 語 」 の著 者 で あ る こ. い う重 要 課 題 は残 され た ま まに な って い ます 。. とは よ く知 られ て い ます が 、 蔵書 家 、読 書 家 、. これ ら を念 頭 に置 きつ つ 、 今 回 の 改 修 と デ ジ. ま た博 物 学 者 と し て も著 名 で あ り ます 。 な に. タル 化 とい う2つ の 事 業 に か か わ っ た 方 々 を. よ り もエ ジ プ ト誌 に つ い て 造 詣 が 深 く、 今 回. は じめ 、 本 館 が 誇 り う る財 産 で あ る貴 重 書 の. の講 演 テ ー マ を語 る に 最 もふ さ わ しい 人 で あ. 収集 ・整理 に今 日 まで携 わ って こ られ た方 々 に、. り ま した 。 氏 が 用 意 され た ス ラ イ ドと今 回 デ. 改 め て 感 謝 の 意 を表 す 次 第 で あ ります 。. ジ タル 化 した デ ー タ を駆 使 し て 、神 殿 の 図 版 に考 古 学 的 な分 析 を加 え た り、 ピ ラ ミ ッ ドの 描 写 が こ の と き に始 め て 正 確 に な され た こ と を示 す な ど、実 に興味 深 い内容 で した。 そ して、 こ の デ ジ タル 化 に よ る研 究 成 果 を 大 い に 期 待 さ れ て い ま した 。 時 期 を 同 じ く して 開催 しま した 第8回. 中央 図 書 館 蔵 書 展 「博 物 学 へ の い. ざ な い 」 に も立 ち 寄 りい た だ き 、 展 示 中 の 博 物 学 関 係 の 貴 重 書 を は じめ 、 東 西 交 渉 史 関 係 資 料 の 充 実 に驚 か れ て い ま し た 。 講 演 会 に は. (2002.9.30言. 己).

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