文化事象を中核とした中学校社会科歴史的分野の授業開発とその評価
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(2) ② 文化事象から政治・経済事象にアプロー. い。. チすることで,時代像をイメージしやすく. ③ 文化事象を中核として授業を行って. なる。. も,政治・経済事象が印象に強く残る場. (2)現行社会科の文化史学習の分析. 会もある。. 学習指導要領の検討,教科書記載の分析,. ④文化事象を中核に据えると,文化事象. 先行研究の分析よりわかった社会認識形成. の基底にあるものまで理解することが. に有効な文化史学習は以下の通りである。. 容易になる。. ① 教科書の記載内容や教科書以外の社会諸. 科学の研究成果などを素材として,なぜ疑. 6研究の成果と課題. 問に対応した説明的知識を習得させる学習。 ② 「問題発見→仮説→検証」の概念探究過 程をとる学習。. ③あるミクロな文化事象を中核とし,通史. (1)研究の成果. ① 先行研究の分析より,現行の文化史学. 晋の改善プランは,ある1つの時代を学 んだ後,文化史の単元において,文化事. の中にも文化事象をちりぱめていく「中. 象を中核に据えた「中核・文化分離型」. 核・一体型」の授業形式を用いた学習。. が限界であるということ。. (3)文化事象を中核とした文化史学習の構成. ② 「中核・一体型」という文化史学習の. これまでの研究成果をもとに,小単元r鎌. 理念型を提案でき,その理念型をもとに. 倉幕府の成立」で,「寄木造り」を中核的題材. 授業開発ができたこと。. とし,小単元r近世から近代へ」ではr反射. ③「中核・一体型」の文化史学習を実践. 炉」を中核的題材とした授業のモデルを作成. した結果,37名中20名近くの生徒が文. した。. 化事象と他事象とを関連づけて捉える. (4)実習における社会科授業の実践. ことができていたということ。. 実習では,小単元r近世から近代へ」,ギ近. (2)研究の課題. 代目本の社会と文化」,「大正デモクラシーの. ①「中核・一体型」の授業を多く開発し,. 時代」の3つの実践を行い,小単元r大正デ. 他の授業形式との比較が必要であると. モクラシー」の時代において,r中核・一体型」. いうこと。. の授業形式で学習を行った。. ②他の授業形式の授業を実践し,比較す. (5)授業実践における成果と課題. ることで,「中核・一体型」の授業が杜. 本実践で導き出せた成果と課題は以下の4. 会認識形成に有効であるのか,さらなる. 点である。. 検証が必要であるということ。. ① 「中核・一体型」の授業を行えば,文化 事象と政治・経済事象を関連づけて捉える. 修学指導教員 大根哲治. ことができる。. 永田智子. ②r中核・一体型」の授業を行ったからと. 指導教員 吉水裕他. いって必ずしも知識量が増えるとは限らな. 一51一.
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