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JAIST Repository: 建設業における戦略的研究開発マネジメント

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Academic year: 2021

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全文

(1)

Japan Advanced Institute of Science and Technology

JAIST Repository

https://dspace.jaist.ac.jp/

Title

建設業における戦略的研究開発マネジメント

Author(s)

藤盛, 紀明; Ahmed, U.Mohi

Citation

年次学術大会講演要旨集, 8: 6-9

Issue Date

1993-10-22

Type

Conference Paper

Text version

publisher

URL

http://hdl.handle.net/10119/5379

Rights

本著作物は研究・技術計画学会の許可のもとに掲載す

るものです。This material is posted here with

permission of the Japan Society for Science

Policy and Research Management.

(2)

1

B2

建設業における

戦略的研究開発マネジメント

藤盛 紀

W,

OMohi

U. Ahmed

(

清水建設

) 1. はじめに 日本の建設業は、 1980 年代後半から 研究・開発の 幅を拡げてきた。 これに ょ り、 世 界 各国の各業界か 目注目されている。 1990 年の前半からの 日本国内経済の 低迷と共に様々 な変化が生じてきている。 政治・経済の 改革、 市場の自由化・ 構造変化、 産業の先進化、 企業活動のグローバル 化、 地球環境保全活動等があ げられる。 この変化は、 日本の主要産 業であ る建設業にも 大きな変化を 及ぼしている。 幅広い分野にわたって 研究・開発を 行っ てきた建設業にとって、 研究・開発マネジメントの 今後の在り方は 極めて重要な 課題であ る 。 ここでは、 建設業における 研究・開発の 背景と現状を 紹介し、 研究・開発マネジメ ント の目指すべき 方向を検討したり。 2. 日本の建設業における 研究・開発 まず、 建設業の研究・ 開発の背景と 現状の説明を 行 う 。 はじめに、 建設技術開発の 推進を紹介する。 ( 泰一 1 参照 ) 泰一 1 : 建設技術開発の 推進

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4 式Ⅰ 火 Ⅰ仕切Ⅹ 資料出所 : 日建連 ( 建設業の生産性向上の 研究 ) 一 6 一

(3)

背景 : 日本の建設業における 研究・開発の 背景について 様々な考え方があ ると思う。 研究・ 開発は、 建設現場の技術支援を 目的として始まったが、 それだけに留まらず、 生産性向上 を図り、 会社の受注にも 貢献し、 さらに社会への 貢献も行った。 現ク吠 : 現在、 幅広い分野にわたって 研究・開発を 行っている建設業の 研究・開発をよりよ く理解するために 事例紹介を行う。 ここでは、 清水建設における 研究・開発領域・テーマ の設定、 研究・開発の 区分、 そして技術開発テーマの 重点化について 述べる。 ( 図一 1 、 2 、 3% ㈲

戦略

営 経

R & D

戦略

事業戦略

巳キ

情報戦略

l 巳キ

4 コ

将 来 の 社

社会貢献戦略

R & D 長期重要テーマ 領域

貝口ち、

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究つ

開発資源の下で

の重点化が重要な

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%

研究・開発の 区分 研究・開発の 領域・テーマ

施設べ ー ス 技術べ ー ス

。 ,

社会のニーズに 応、 えた コスト低減・ 差別化 受注競争力強化 新空間・施設の 開発

@

生産技術

生産管理システムの 確立

未来技術 未来市場の開拓

21

技術・基盤技術 世紀へ向けての 新

図一 2 : 研究・開発の 区分 一 7 一

(4)

図一 3 : 技術開発テーマの 重 , 点ィヒ 大幅に研究・ 開発を行う産業を 3 つの枠に分けて 考えたいと思う。 技術先行型、 加工中心型、 設計中心型産業。 建設業にとって 設計は非常に 重要だと思うが、 現在の建設業の 研究・開 発の分野は設計だけに 留まらず、 さらに幅広い 分野にわたっている。 技術先行型産業 ( バイオ関連産業等 ) 、 加工中心型産業 ( 自動車産業等 ) における研究・ 開発は先進国のほとんどの 国でも行っているので、 その産業の研究・ 開発の問題・ 解決方 法は ついて調査することは 可能であ るが、 日本の建設業で 行っているような 幅広い分野で の研究・開発は 日本以外の他の 先進国の民間企業ではほとんど 行わない。 大学・政府系の 研究所に限られる。 例えば、 米国の建設業を 代表とするような 民間企業においてもほとんど 必要に応、 じ て プロジェクトベースの 研究・開発しか 行われていない。 3. 建設業における 経営戦略と研究・ 開発戦略 経営戦略と研究・ 開発戦略の統合は 研究・開発を 行 う 産業において 重要な課題であ る。 しかし、 建設業の経営戦略と 研究・開発戦略の 統合についての 研究は数少ないと 思わ れる。 現在、 経営戦略の一環としてのみ 研究・開発戦略が 存在すると - 般的に認識される が 、 今後も、 この考え方が 存在していくかどうかを 検討したいと 思う。 ここでは、 戦略的研究・ 開発マネジメントの 定義を明らかにする。 戦略的研究・ 開 発 マネジメントは、 現在または将来のマーケットにおける 競争力 ( 社会性 / コスト優位, 性 Ⅰ 商品企画・開発力 / 差別 イヒ / マネジメント 機能の強化 ) の強化を重視し、 研究・開発により 建設業の進歩 ( 先端技術分野の 研究・開発からのスピン ,オフ効果、 イメージアップ、 グロー バルコミューニティ 創 りのリーダーシッカを 図り、 研究・開発の 生産,性向上例 率 的なテー マ設定、 効率的な研究・ 開発の組織・システム 割 りによる生産性向上 ) を目指すものであ る。 一 8 一

(5)

建設業ではこれから 様々な変化が 起ると 苦 られる。 今後、 建設業は新しい 姿に変わって 先 進的なバローバルコミューニティのオーガナイザ 一になるのか、 地球環境保冷する 産業に なるのか、 又は今の段階では 予測できない 産業に変わって 行くのかを見極めたい。 これか ら 、 グロバール化がさらに 進化し、 技術力 め 重姉 要 ,性はさらに 高まると 思、 ぅ 0 これから産業 間の協力をさらに 促すと 思、 う 0 また、 この ょ うな変化のサイクルは 建設業をさらに 変え続 けていくと 居 、 う 。 ( 図一 4 参照 ) 背景

建設業の変化

変 化済

進経化

先 ・ 変

の治の

業 改進 産 ・ 構 連

会場

杜甫

協カ

オ地ヮ

ヘヴ

神子

ォ文

図一 4 : 建設業における 変化の将来予測 4. まとめ 社会・政治・ 経済を含めて、 日本では様々な 変化が今後も 続くと思われる。 建設業 にも大きな変化が 予測される。 このような現状では、 戦略的研究・ 開発マネジメントの 重 要,性が高まる。 将来の確実な 予測はむずかしいが、 今後は競争力 ( 社会性Ⅰマネジメント 機能の強 ィヒ 等を含む ) 強化に技術力向上がさらに 重要となる。 経営戦略に基づいて 研究・開発戦略が 設 定 されるだけではなく、 技術を中心とした 社会的信用と 地位の向上、 商品企画・開発力の 強化、 基盤技術の強化、 そして技術に よ る国内外競争力の 強化を重視し、 経営戦略にも 影 響を与えうる 戦略の設定はこれからの 建設業の研究・ 開発マネジメントの 目指すべき方向 だと 思、 ぅ 。 一 9 一

参照

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