家庭科領域における高大連携教育の開発と今後の方向性-京都高大連携実践共同教育プログラムを通して-
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(2) ぶことの一端」を体験出来たと思われる。. 3結果と考察 主として、2年生を対象とした2008年度の実践 (表1)における生徒アンケートにもとづいて評価・. 生徒たちは、r調査・研究」という新しい授業に対 して、興味を示しつつも最初は戸惑いも多い。しか. 考察を行った。 (1)探求的学習として興味・関心が得られたか。. し内容を理解するにつれ、楽しんで積極的に取り. r研究調査活動について」大変興味を持った・少し. 組む生徒が大半になった。r仮説」r実験」r検証」と. 興味を持った生徒が72%であり、r最初は難しい. いうプロセスを通して、思考方法や、学びに対する. 内容だと思ったが、調査を進めていくうちに楽しく. 視野が広がり、またr地域・保護者授業公開」という. なった。」「時間が短い気がして、足りないと思っ. 大きな場での発表で、良い評価を得て自信になっ. た。」という感想等から、研究するという実感と興味. た。同時に、プレゼンテーションの難しさを経験す. ・関心は概ね得られたようである。. ることも出来た。「進路希望実現」という課題におい. (2)授業への積極的な参加が促されたか。. ては、大学で学ぶ目的を、早期から具体的に考え. 91%の生徒が実際の活動と報告書等のまとめ活. る生徒が多く見られたことや、連携大学である京都. 動及び発表会について積極的・まあまあ積極的で. 府立大学(今まで進学実績がなかった)への合格. あったと答えている。自由記述では「大学の先生方. 者数が4名になるなど、本校での進路指導にも大. と一緒に授業をすることで、楽しくなっていった。」. きく貢献することも出来た。. 「専門的な話が聞けて集中して授業を受けれた。」. 高大連携教育は全国的にも拡大しつつある。そ. r普段の授業では聞けない話が聞けた。」とあり、授. の実態は長期的・組織的な連携から、一過性の出. 業への積極的な参加が促され、前向きな態度で臨. 前授業的なものまで様々である。. 今回の取り組みは、生徒のr学習意欲向上」につ. んでいたと考えられる。. (3)教科内容の理解は向上したか。. なげることが大きな目的であった。この点について. 「講義内容について」は91%、r講義内容の理. は所期の目的を達成したと考える。また、高校と大. 解」では88%が、大変良かった、まあまあ良かった. 学双方の教員が互いに影響し合いながらともに高. と答えている。自由記述ではr本当にためになるこ. め合える関係が構築されるようにすることも大切な. とを色々教えてもらった、いい経験になった。」「も. 課題である。高校と大学が共通理解を持って連携. っと広い範囲で知りたいと思った。」「自分たちの目. 教育プログラムが開発出来るように、事前準備等の. 線で感じる内容が多く出ていて聞きやすかった。」. 時間的確保や校内での周知徹底と授業時間確保. rもっと知識を身につけて自分にプラスにしようと思 った。とあり、理解度が上がったことで、さらに知識. などに対する学校体制の整備、予算面での行政 支援等が望まれる。そのためには的確なコーディ. を得たいという感想であると思われる。また70%の. ネーターの存在が必須であると考える。. 生徒が自分の理解できた具体的な内容を感想に 書いている。. *京都高大連携研究協議会は、京都のr産・官・学(高校. (4)進路希望実現へのr学び」の広がりはでき. ・大学)京都府教育委員会、京都市教育委員会、京都. たか。. 府私学中・高等学校連盟、京都商工会議所、(財)大学. 「大学の先生の授業を受けてみて、大学の講義 も受けてみたいと思いますか」については88%が 肯定的であり、r身についた能力」として、調査能. 力66%、まとめる力41%、プレゼンテーシ能力38 %、企画力13%(複数回答)という結果があり、r経. コンソーシアム京都)が一堂に会して、高校・大学問の個. の連携ではなく、組織と組織による高大連携を実現して 達成する。」ことを目的として、2003年5月に発足した。. 共同教育プログラムは、高校と大学の接続教育における. 課題を研究・協議し、京都の生徒・学生にとって有益な 教育プログラムを構築するためのものである。. 験できたことを今後の進学につなげたい。」「このよ. うな取り組みは初めてだったので、とても新鮮な気 持ちで勉強できた、本当に良い経験だった。」「長. 主任指導教員 岸田恵津. い時間かけて研究し、みんなで結果を出していくこ. 指導教員 増澤康男. となど、いい経験になった。」とあった。r大学で学. 一421.
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