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ボール運動系領域(ゴール型)における技能の指導内容の適切性に関する研究 : 教師による評価を通して

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Academic year: 2021

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研究には、以下がある。 中垣・岡出(2009)は中学生を対象としたベー スボール型に関して、北村ら(2014)は小学校中・ 高学年を対象にしたネット型ゲームに関して、研 究を行った。そこでは、現行の学習指導要領にお いて、一定の学習成果を保障するという観点から、 個々の児童生徒が獲得し得る達成基準を明らかに しようとした。これらの研究によって、個々の児 童生徒の達成状況から、評価基準が作成された。 第二の教師による評価の観点から分析する研究 には、以下がある。 丸山(2014)は、「学校の自主性や自律性を重 視し、それぞれの地域や学校に応じた実践的な『カ リキュラム開発』を教師たちの手で進めることで ある」と主張した。丸山の主張は、カリキュラム 開発そのものから教師が行い、それに基づき授業 実践を行い、評価する、という一連の流れである。 しかし、学習指導要領が法的拘束力を持つ(岩田、 2004)我が国の教育制度のもとでは、教師がカリ キュラム開発から、その評価までを行い、検討を 進めていくのは難しいと考えられる。 一方、学習指導要領解説(以下「解説」と記す) に示された指導内容とそれを指導する学年との対 応関係について教師による評価の観点から分析す る研究に関しては、日本体育科教育学会(2015) による報告が見られる。この研究の目的は、「解 説に記された指導内容に対して、授業者が率直に 感じている指導時期の妥当性に対する評価並びに 指導の実態について明らかにする」(日本体育科 Ⅰ 緒言 平成 20 年及び 21 年に告示された学習指導要領 (文部科学省、2008、2009)では、ボール運動系 領域に関して、以下の 2 点が大きく変更された。 1 つ目は、従来のサッカー、あるいは、バスケッ トボール等の特定の種目を指導するという考え方 から、多様な種目を戦術面から、ゴール型、ネッ ト型、ベースボール型の 3 つに分類し、それらの 型に共通する技術・戦術を指導するという考え方 への変更であった。2 つ目は、戦術的な観点から 「ボール操作の技術」及び「ボールを持たない時 の動き」を児童生徒の発達段階に合わせて系統的 に位置づけるという指導内容に関する変更であっ た。これらの変更は、指導内容の明確化・体系化 を図ることにより、指導内容を確実に身に付ける ことをねらいとしたものであった。 このように指導内容は明確化・体系化されたが、 「誰もが安定した学習成果を保障し得る学習指導 の手続きは、不明瞭な状況である」(岡出、2007) との指摘や、「どのようなボール運動を各学年に 位置づけていくのかということが、今後、現場で の重要な課題になる」(高橋、2008)との指摘も みられた。つまり、実際の授業において、どのよ うな手続きで、どこまで指導するかは明確でない との指摘である。 この点に関して、第一に児童生徒の技能獲得の 観点から、第二に教師による評価の観点から、検 討が進められている。 第一の児童生徒の技能獲得の観点から分析する

ボール運動系領域(ゴール型)における技能の

指導内容の適切性に関する研究

―教師による評価を通して―

A study on the appropriateness for the contents of the motor skills of the Ball Games

Through the evaluation by teachers

深田 直宏・大友  智・吉井 健人・南島永衣子・

上田 憲嗣・梅垣 明美・宮尾 夏姫・友草  司

FUKADA Naohiro・OTOMO Satoshi・YOSHII Takehito・MINAMISHIMA Eiko・

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3 調査方法 解説における指導内容の記述を元に、筆者らが 質問紙を作成した。質問項目として設定した指導 内容が、どの学年段階に適切と考えるかを、対象 教師に評価をしてもらった。回答の選択肢は、「小 学校 4 年まで」(以下、「小 4 まで」と略す)を 1、 「小学校 5 年から 6 年まで」(以下、「小 5-6 まで」 と略す)を 2、「中学校 1 年から 2 年まで」(以下、 「中 1-2 まで」と略す)を 3、「中学校 3 年から高 校卒業まで」(以下、「中 3- 高 3 まで」と略す) を 4、「分からない」を 5 として 5 件法で設定した。 4 分析方法 質問項目ごとにχ2検定を行い、回答傾向を分 析した。回答間に有意差(p<.05)が見られた項 目に関しては、ライアンの多重比較を行った。な お、「分からない」と回答した対象者は、質問項 目毎に分析から除外した。 Ⅲ 結果 1 小学校教師による評価 小学校教師の、小学校の指導内容に対する回答 結果、及び、中学校の指導内容に対する回答結果 は、それぞれ表 2、表 3 に示した通りであった。 (1) 小学校の指導内容に関する分析 1) 「ボール操作の技術」に関して 「ボール操作の技術」に関する指導内容につい て、多重比較の結果、「ボールを持ったらゴール に体を向ける」に関しては、「小 4 まで」及び「小 5-6 まで」とそれ以降の学年段階の間に有意差が 認められた。「味方にボールを手渡したり、パス を出す」に関しては、「小 4 まで」とそれ以降の 学年段階の間に有意差が認められた。「フリーの 味方へのパス」に関しては、「小 4 まで」及び「小 5-6 まで」とそれ以降の学年段階の間に有意差が 認められた。「相手に取られない位置でドリブル する」に関しては、「小 4 まで」と「小 5-6 まで」 の間に有意差が認められ、また、「中 1-2 まで」 と「中 3- 高 3 まで」の間に有意差が認められた。 以上から、小学校段階に例示された「ボール操 作の技術」に関して、小学校教師は、概ね適切で あると考えていることが確認された。 教育学会、2015)ことであった。調査は、小学校、 中学校及び高等学校教師を対象に調査票によって 実施された。調査票の設問は、解説における指導 内容の記述を踏まえて設定され、その指導時期の 妥当性に対する評価を、各校種の教師に求めるも のであった。一例を示すと、解説に記述されてい る「パスやドリブルなどでボールをキープするこ と」(中学校第 1 学年及び第 2 学年の内容)に対 して、「例示された学年より早めの指導がよい 95%」、例示された学年が適切である 5%」、例示 された学年より遅めがよい 0%」、「分からない 0%」というものであった。得られたデータに関 しては、各選択項目の割合が示されるにとどまり、 統計的な検定が行われていないため、明確な傾向 を示すことができず、そのため、調査から得られ た結果に対する考察も十分に行われていない。 以上の先行研究の状況から、本研究の目的を、 児童生徒の学年段階に対応した技能の指導内容の 適切性について、小学校、中学校、及び、高等学 校の教師による評価から明らかにすることに設定 した。特に本研究では、得られたデータに関して、 統計的な検定を加え考察を行う。 なお、これまで指導内容が不明確と指摘されて きた(吉田、1997)ボール運動系領域を対象とし、 ゴール型に焦点を当てて調査を行った。 Ⅱ 方法 1 調査対象 対象は、N 県の小学校教師 174 人、中学校教 師 87 人、及び、高等学校教師 39 人であった(表 1 参照)。全て、体育授業を行っている教師であっ た。 2 調査時期 調査時期は、2014 年 1 月であった。 ᰯ✀ ᑐ㇟ேᩘ㻔ே㻕 ᭷ຠᅇ⟅ᩘ ᅇ཰⋡㻔䠂㻕 ᑠᏛᰯ 㻝㻣㻠 㻝㻠㻝 㻤㻝㻚㻜 ୰Ꮫᰯ 㻤㻣 㻤㻠 㻥㻢㻚㻡 㧗➼Ꮫᰯ 㻟㻥 㻟㻣 㻥㻠㻚㻤 表 1 校種ごとの対象人数、有効回答数及び回収率

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持たない動き」に関して、小学校教師は、小学 3-4 年に例示された指導内容について、小学校第 5 学年及び第 6 学年(以下、「小学 5-6 年」と略す) の方が適切であると考えている。また、小学 5-6 年に例示された指導内容に関しては、適切である と考えていることが確認された。 (2) 中学校の指導内容に関する分析 1)「ボール操作の技術」に関して 中 学 校 第 1 学 年 及 び 第 2 学 年( 以 下、「 中 学 1-2 年」と略す)に例示されている「得点しやす い味方へのパス」及び「ノーマークへの味方への パス」に関しては、多重比較の結果、小学校段階 と中学校以降の間に有意差が認められた。「ドリ ブルでのキープ」に関しては、「小 5-6 まで」と「中 1-2 まで」の間に有意差が認められなかった。また、 「小 4 まで」と「小 5-6 まで」の間に有意差が認 ただし、ドリブルの指導内容に関しては、中学 校段階で指導することが適切であると考えている 教師も確認された。 2) 「ボールを持たない動き」に関して 「ボール保持者と自分の間に守備者がいないよ うに移動する」に関しては、解説に例示された学 年段階は小学校第 3 学年及び第 4 学年(以下、「小 学 3-4 年」と略す)であったが、多重比較の結果、 「小 4 まで」と「小 5-6 まで」の間に有意差が認 められた。「ボール保持者と自分の間に守備者を 入れないように立つ」、「得点しやすい場所への移 動」及び「シュートコースに立って得点を防ぐ」 に関しては、「小 4 まで」と「小 5-6 まで」の間 に有意差が認められ、また、「小 5-6 まで」と中 学校以降の間に有意差が認められた。 以上から、小学校段階に例示された「ボールを 表 2 小学校の指導内容に対し、小学校教師が適切と選んだ結果 ᑠᏛᰯ㻡ᖺ䛛䜙 ୰Ꮫᰯ㻝ᖺ䛛䜙 ୰Ꮫᰯ㻟ᖺ䛛䜙 㻢ᖺ䜎䛷 㻞ᖺ䜎䛷 㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 㻭 㻮 㻯 㻰 㻡㻜㻚㻣 㻟㻥㻚㻥 㻣㻚㻞 㻞㻚㻞 㻥㻠㻚㻤㻣㻜 㻭㻪㻯 㻭㻪㻰 㻮㻪㻯 㻮㻪㻰 㻣㻜 㻡㻡 㻝㻜 㻟 㻖 㻰 㻪 㻮 㻯 㻪 㻮 㻰 㻪 㻭 㻯 㻪 㻭 㻮 㻪 㻭 㻠 㻝 㻣 㻚 㻡 㻠 㻟 㻝 㻚 㻣 㻥 㻚 㻞 㻥 㻖 㻜 㻝 㻜 㻟 㻝 㻟㻣㻚㻥 㻠㻥㻚㻟 㻝㻝㻚㻠 㻝㻚㻠 㻤㻟㻚㻣㻝㻠 㻭㻪㻯 㻭㻪㻰 㻮㻪㻯 㻮㻪㻰 㻯㻪㻰 㻡㻟 㻢㻥 㻝㻢 㻞 㻖 㻝㻥㻚㻟 㻠㻞㻚㻥 㻟㻟㻚㻢 㻠㻚㻟 㻠㻣㻚㻤㻞㻥 㻭㻨㻮 㻭㻪㻰 㻮㻪㻰 㻯㻪㻰 㻞㻣 㻢㻜 㻠㻣 㻢 㻖 㻝㻢㻚㻠 㻡㻡㻚㻣 㻞㻠㻚㻟 㻟㻚㻢 㻤㻞㻚㻢㻤㻢 㻭㻨㻮 㻭㻪㻰 㻮㻪㻯 㻮㻪㻰 㻯㻪㻰 㻞㻟 㻣㻤 㻟㻠 㻡 㻖 㻞㻟㻚㻢 㻢㻣㻚㻥 㻤㻚㻢 㻝㻡㻟㻚㻜㻤㻢 㻭㻨㻮 㻭㻪㻯 㻭㻪㻰 㻮㻪㻯 㻮㻪㻰 㻯㻪㻰 㻟㻟 㻥㻡 㻝㻞 㻖 㻟㻞㻚㻢 㻡㻠㻚㻢 㻝㻞㻚㻤 㻥㻢㻚㻠㻝㻤 㻭㻨㻮 㻭㻪㻯 㻭㻪㻰 㻮㻪㻯 㻮㻪㻰 㻯㻪㻰 㻠㻢 㻣㻣 㻝㻤 㻖 㻞㻡㻚㻜 㻠㻤㻚㻢 㻞㻜㻚㻣 㻡㻚㻣 㻡㻞㻚㻥㻣㻝 㻭㻨㻮 㻭㻪㻰 㻮㻪㻯 㻮㻪㻰 㻯㻪㻰 㻟㻡 㻢㻤 㻞㻥 㻤 㻖 䛷ᅖ䜣䛰䛸䛣䜝䛿䚸ᑠᏛᰯᏛ⩦ᣦᑟせ㡿ゎㄝయ⫱⦅䛻౛♧䛥䜜䛶䛔䜛Ꮫᖺẁ㝵䜢♧䛩 㻤 ᑠᏛᰯ➨㻡Ꮫᖺཬ䜃➨㻢Ꮫᖺ ᣢ䛯䛺䛔ື䛝 䝅䝳䞊䝖䝁䞊䝇䛻❧䛳䛶ᚓⅬ䜢㜵䛠 㻝㻠㻜 㻝 㻣 ᑠᏛᰯ➨㻡Ꮫᖺ ᣢ䛯䛺䛔ື䛝 ᚓⅬ䛧䜔䛩䛔ሙᡤ䜈䛾⛣ື 㻝㻠㻝 㻜 ཬ䜃➨㻢Ꮫᖺ ᣢ 㻢 ᑠᏛᰯ➨㻡Ꮫᖺ 䛯䛺䛔ື䛝䝪䞊䝹ಖᣢ⪅䛸⮬ศ䛾㛫䛻Ᏺഛ⪅䜢ධ䜜䛺䛔䜘䛖䛻❧ 㻝㻠㻜 㻝 ཬ䜃➨㻢Ꮫᖺ 㻡 ᑠᏛᰯ➨㻡Ꮫᖺཬ䜃➨㻢Ꮫᖺ 䝪䞊䝹᧯స ┦ᡭ䛻ྲྀ䜙䜜䛺䛔఩⨨䛷䝗䝸䝤䝹䛩䜛 㻝㻠㻜 㻝 㻝㻠㻜 㻝 ᣢ 㻟 ᑠᏛᰯ➨㻟Ꮫᖺཬ䜃➨㻠Ꮫᖺ 䛯䛺䛔ື䛝䝪䞊䝹ಖᣢ⪅䛸⮬ศ䛾㛫䛻Ᏺഛ⪅䛜䛔䛺䛔䜘䛖䛻⛣ື䛩䜛 㻝㻠㻜 㻝 㻞 ᑠᏛᰯ➨㻟Ꮫᖺཬ䜃➨㻠Ꮫᖺ 䝪䞊䝹᧯స ࿡᪉䛻䝪䞊䝹䜢ᡭΏ䛧䛯䜚䚸䝟䝇䜢ฟ䛩 㻝㻠㻜 㻝 㻠 ᑠᏛᰯ➨㻡Ꮫᖺཬ䜃➨㻢Ꮫᖺ 䝪䞊䝹᧯స 䝣䝸䞊䛾࿡᪉䜈䛾䝟䝇 㻺㻩㻝㻠㻝ே ᭷ពᕪ 䜹䜲㻞஌್ ᭷ពᕪ䛾䛒䛳䛯䜒䛾䛾䜏♧䛧䛯㻔㼜㻨㻚㻜㻡㻕 㑅ᢥ⫥㛫䛾ከ㔜ẚ㍑䛾⤖ᯝ ᑠᏛᰯ➨㻟Ꮫᖺ ཬ䜃➨㻠Ꮫᖺ 䝪䞊䝹᧯స 䝪䞊䝹䜢ᣢ䛳䛯䜙䝂䞊䝹䛻య䜢ྥ䛡䜛 㻝㻟㻤 㻟 㻝 ୖ䛿ᑐ㇟ேᩘ䛻ᑐ䛩䜛๭ྜ㻔䠂㻕 ୗ䛿䛭䛾㑅ᢥ⫥䜢㑅䜣䛰ᩍᖌ䛾ேᩘ㻔ே㻕 䉰 ᣦᑟෆᐜ ྛᏛᖺẁ㝵䛻䛚䛡䜛ලయⓗᣦᑟෆᐜ ᑐ㇟ Ḟᦆ್ 䛔䜛Ꮫᖺẁ㝵 ゎㄝ䛻౛♧䛥䜜䛶 ᑠᏛᰯ㻠ᖺ䜎䛷 (*p<0.05) 表 3 中学校第 1 学年及び第 2 学年の指導内容に対し、小学校教師が適切と選んだ結果 ᑠᏛᰯ㻡ᖺ䛛䜙 ୰Ꮫᰯ㻝ᖺ䛛䜙 ୰Ꮫᰯ㻟ᖺ䛛䜙 㻢ᖺ䜎䛷 㻞ᖺ䜎䛷 㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 㻭 㻮 㻯 㻰 㻞㻡㻚㻡 㻢㻝㻚㻣 㻝㻞㻚㻤 㻝㻝㻥㻚㻢㻤㻝 㻭㻨㻮 㻭㻪㻯 㻭㻪㻰 㻮㻪㻯 㻮㻪㻰 㻯㻪㻰 㻟㻢 㻤㻣 㻝㻤 㻖 㻠㻢㻚㻝 㻟㻢㻚㻥 㻝㻞㻚㻤 㻠㻚㻟 㻢㻡㻚㻣㻤㻜 㻭㻪㻯 㻭㻪㻰 㻮㻪㻯 㻮㻪㻰 㻯㻪㻰 㻢㻡 㻡㻞 㻝㻤 㻢 㻖 㻝㻢㻚㻠 㻠㻞㻚㻝 㻟㻜㻚㻣 㻝㻜㻚㻣 㻟㻟㻚㻤㻞㻥 㻭㻨㻮 㻭㻨㻯 㻮㻪㻰 㻯㻪㻰 㻞㻟 㻡㻥 㻠㻟 㻝㻡 㻖 㻟㻤㻚㻟 㻠㻟㻚㻟 㻝㻣㻚㻜 㻝㻚㻠 㻢㻟㻚㻣㻟㻤 㻭㻪㻯 㻭㻪㻰 㻮㻪㻯 㻮㻪㻰 㻯㻪㻰 㻡㻠 㻢㻝 㻞㻠 㻞 㻖 㻝㻢㻚㻟 㻢㻢㻚㻜 㻝㻣㻚㻜 㻚㻣 㻝㻟㻡㻚㻣㻟㻤 㻭㻨㻮 㻭㻪㻰 㻮㻪㻯 㻮㻪㻰 㻯㻪㻰 㻞㻟 㻥㻟 㻞㻠 㻝 㻖 㻥㻚㻠 㻟㻤㻚㻠 㻟㻥㻚㻥 㻝㻞㻚㻟 㻠㻠㻚㻟㻣㻣 㻭㻨㻮 㻭㻨㻯 㻮㻪㻰 㻯㻪㻰 㻝㻟 㻡㻟 㻡㻡 㻝㻣 㻖 䛷ᅖ䜣䛰䛸䛣䜝䛿䚸୰ᏛᰯᏛ⩦ᣦᑟせ㡿ゎㄝయ⫱⦅䛻౛♧䛥䜜䛶䛔䜛Ꮫᖺẁ㝵䜢♧䛩 ᑐ㇟ Ḟᦆ್ᑠᏛᰯ㻠ᖺ䜎䛷 䛔䜛Ꮫᖺẁ㝵 ᭷ពᕪ ᭷ពᕪ䛾䛒䛳䛯䜒䛾䛾䜏♧䛧䛯㻔㼜㻨㻚㻜㻡㻕 䉰 ᣦᑟෆᐜ ྛᏛᖺẁ㝵䛻䛚䛡䜛ලయⓗᣦᑟෆᐜ 㻺㻩㻝㻠㻝ே ୗ䛿䛭䛾㑅ᢥ⫥䜢㑅䜣䛰ᩍᖌ䛾ேᩘ㻔ே㻕 ゎㄝ䛻౛♧䛥䜜䛶 ୖ䛿ᑐ㇟ேᩘ䛻ᑐ䛩䜛๭ྜ㻔䠂㻕 䜹䜲㻞஌್ 㑅ᢥ⫥㛫䛾ከ㔜ẚ㍑䛾⤖ᯝ 㻝㻠 ୰Ꮫᰯ➨䠍Ꮫᖺཬ䜃➨㻞Ꮫᖺ ᣢ䛯䛺䛔ື䛝 䝪䞊䝹䛸䝂䞊䝹䛜ྠ᫬䛻ぢ䛘䜛ሙᡤ䛻❧䛴 㻝㻟㻤 㻟 㻝㻟 ୰Ꮫᰯ➨䠍Ꮫᖺ ᣢ䛯䛺䛔ື䛝 䝂䞊䝹๓䛾✵䛔䛶䛔䜛ሙᡤ䜈⛣ື䛧䚸䝟䝇䜢ཷ䛡䜛 㻝㻠㻝 㻜 ཬ䜃➨㻞Ꮫᖺ 㻝㻞 ୰Ꮫᰯ➨䠍Ꮫᖺཬ䜃➨㻞Ꮫᖺ ᣢ䛯䛺䛔ື䛝 䝪䞊䝹ಖᣢ⪅䛾䝬䞊䜽 㻝㻠㻝 㻜 㻝㻝 ୰Ꮫᰯ➨䠍Ꮫᖺཬ䜃➨㻞Ꮫᖺ 䝪䞊䝹᧯స 䝗䝸䝤䝹䛷䛾䜻䞊䝥 㻝㻠㻜 㻝 㻝㻜 ୰Ꮫᰯ➨䠍Ꮫᖺཬ䜃➨㻞Ꮫᖺ 䝪䞊䝹᧯స 䝜䞊䝬䞊䜽䛾࿡᪉䜈䛾䝟䝇 㻝㻠㻝 㻜 㻥 ୰Ꮫᰯ➨䠍Ꮫᖺ 䝪䞊䝹᧯స ᚓⅬ䛧䜔䛩䛔࿡᪉䜈䛾䝟䝇 㻝㻠㻝 㻜 ཬ䜃➨㻞Ꮫᖺ (*p<0.05)

(4)

考えていることが確認された。また、「ボールと ゴールが同時に見える場所に立つ」技能に関して は、小学校高学年から中学校にかけての指導が適 切な課題と考えていることが確認された。 2 中学校教師による評価 中学校教師の、小学校の指導内容に対する回答 結果、中学 1-2 年の指導内容に対する回答結果、 及び、中学校第 3 学年から高校卒業(以下、「中 学 3- 高校 3 年」と略す)までの指導内容に対す る回答結果は、それぞれ表 4、表 5、表 6 に示し た通りであった。 (1)小学校の指導内容に関する分析 1)「ボール操作の技術」に関して 多重比較の結果、「ボールを持ったらゴールに 体を向ける」は、「小 5-6 まで」と「中 1-2 まで」 の間に有意差が認められた。「味方にボールを手 渡したり、パスを出す」に関しては、「小 4 まで」 と「小 5-6 まで」の間に有意差が認められた。ま められ、「中 1-2 まで」と「中 3- 高 3 まで」の間 に有意差が認められた。 以上から、パスに関する技能について、小学校 教師は、例示よりも早い小学校段階で指導するこ とが適切であると考えていることが確認された。 ドリブルに関わる技能に関しては、小学校高学年 から中学校にかけての指導が適切であると考える 傾向のあることが確認された。 2) 「ボールを持たない動き」に関して 多重比較の結果、「ボール保持者のマーク」及 び「ゴール前の空いている場所へ移動し、パスを 受ける」に関しては、小学校段階と中学校以降で 有意差が認められた。「ボールとゴールが同時に 見える場所に立つ」に関しては、「小 4 まで」と「小 5-6 まで」、及び「中 1-2 まで」と「中 3- 高 3 まで」 の間に有意差が認められた。 以上から、ディフェンスに関する技能、及びパ スを受ける動きに関して、小学校教師は、例示よ り早い小学校段階での指導が適切な内容であると 表 4 小学校の指導内容に対し、中学校教師が適切と選んだ結果 ᑠᏛᰯ㻡ᖺ䛛䜙 ୰Ꮫᰯ㻝ᖺ䛛䜙 ୰Ꮫᰯ㻟ᖺ䛛䜙 㻢ᖺ䜎䛷 㻞ᖺ䜎䛷 㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 㻭 㻮 㻯 㻰 㻟㻣㻚㻟 㻠㻞㻚㻞 㻝㻥㻚㻟 㻝㻚㻞 㻟㻠㻚㻣㻟㻡 㻭㻪㻰 㻮㻪㻯 㻮㻪㻰 㻯㻪㻰 㻟㻝 㻟㻡 㻝㻢 㻝 㻖 㻣㻞㻚㻟 㻞㻢㻚㻡 㻝㻚㻞 㻝㻝㻟㻚㻤㻢㻣 㻭㻪㻮 㻭㻪㻯 㻭㻪㻰 㻮㻪㻯 㻮㻪㻰 㻢㻜 㻞㻞 㻝 㻖 㻝㻢㻚㻣 㻠㻝㻚㻣 㻟㻥㻚㻟 㻞㻚㻠 㻟㻡㻚㻣㻝㻠 㻭㻨㻮 㻭㻨㻯 㻭㻪㻰 㻮㻪㻰 㻯㻪㻰 㻝㻠 㻟㻡 㻟㻟 㻞 㻖 㻤㻚㻠 㻠㻡㻚㻤 㻟㻣㻚㻟 㻤㻚㻠 㻟㻣㻚㻢㻞㻣 㻭㻨㻮 㻭㻨㻯 㻮㻪㻰 㻯㻪㻰 㻣 㻟㻤 㻟㻝 㻣 㻖 㻟㻚㻣 㻞㻢㻚㻤 㻡㻣㻚㻟 㻝㻞㻚㻞 㻡㻠㻚㻢㻤㻟 㻮㻪㻭 㻯㻪㻭 㻮㻨㻯 㻯㻪㻰 㻟 㻞㻞 㻠㻣 㻝㻜 㻖 㻝㻠㻚㻢 㻠㻝㻚㻡 㻟㻥㻚㻜 㻠㻚㻥 㻟㻞㻚㻝㻠㻢 㻭㻨㻮 㻭㻨㻯 㻮㻪㻰 㻯㻪㻰 㻝㻞 㻟㻠 㻟㻞 㻠 㻖 㻣㻚㻝 㻠㻢㻚㻠 㻠㻞㻚㻥 㻟㻚㻢 㻡㻞㻚㻞㻤㻢 㻭㻨㻮 㻭㻨㻯 㻮㻪㻰 㻯㻪㻰 㻢 㻟㻥 㻟㻢 㻟 㻖 㻝㻞㻚㻜 㻠㻟㻚㻠 㻟㻠㻚㻥 㻥㻚㻢 㻞㻣㻚㻤㻥㻞 㻭㻨㻮 㻭㻨㻯 㻮㻪㻰 㻯㻪㻰 㻝㻜 㻟㻢 㻞㻥 㻤 㻖 䛷ᅖ䜣䛰䛸䛣䜝䛿䚸ᑠᏛᰯᏛ⩦ᣦᑟせ㡿ゎㄝయ⫱⦅䛻౛♧䛥䜜䛶䛔䜛Ꮫᖺẁ㝵䜢♧䛩 ᑐ㇟ Ḟᦆ್ᑠᏛᰯ㻠ᖺ䜎䛷 ᭷ពᕪ ᭷ពᕪ䛾䛒䛳䛯䜒䛾䛾䜏♧䛧䛯㻔㼜㻨㻚㻜㻡㻕 ゎㄝ䛻౛♧䛥䜜䛶 䛔䜛Ꮫᖺẁ㝵 䉰 ᣦᑟෆᐜ ྛᏛᖺẁ㝵䛻䛚䛡䜛ලయⓗᣦᑟෆᐜ 㻺㻩㻤㻠ே ୗ䛿䛭䛾㑅ᢥ⫥䜢㑅䜣䛰ᩍᖌ䛾ேᩘ㻔ே㻕ୖ䛿ᑐ㇟ேᩘ䛻ᑐ䛩䜛๭ྜ㻔䠂㻕 䜹䜲㻞஌್ 㑅ᢥ⫥㛫䛾ከ㔜ẚ㍑䛾⤖ᯝ 㻝 ᑠᏛᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䝪䞊䝹᧯స 䝪䞊䝹䜢ᣢ䛳䛯䜙䝂䞊䝹䛻య䜢ྥ䛡䜛 㻤㻟 㻝 ཬ䜃➨㻠Ꮫᖺ ᑠᏛᰯ➨㻟Ꮫᖺ ཬ䜃➨㻠Ꮫᖺ ᑠᏛᰯ➨㻟Ꮫᖺ ཬ䜃➨㻠Ꮫᖺ 㻞 䝪䞊䝹᧯స ࿡᪉䛻䝪䞊䝹䜢ᡭΏ䛧䛯䜚䚸䝟䝇䜢ฟ䛩 㻤㻟 㻝 㻟 ᣢ䛯䛺䛔ື䛝䝪䞊䝹ಖᣢ⪅䛸⮬ศ䛾㛫䛻Ᏺഛ⪅䛜䛔䛺䛔䜘䛖䛻⛣ື䛩䜛 㻤㻞 㻞 㻠 䝪䞊䝹᧯స 䝣䝸䞊䛾࿡᪉䜈䛾䝟䝇 㻤㻠 㻜 㻡 䝪䞊䝹᧯స ┦ᡭ䛻ྲྀ䜙䜜䛺䛔఩⨨䛷䝗䝸䝤䝹䛩䜛 㻤㻟 㻝 ᑠᏛᰯ➨㻡Ꮫᖺ ཬ䜃➨㻢Ꮫᖺ ᑠᏛᰯ➨㻡Ꮫᖺ ཬ䜃➨㻢Ꮫᖺ 㻢 ᣢ䛯䛺䛔ື䛝䝪䞊䝹ಖᣢ⪅䛸⮬ศ䛾㛫䛻Ᏺഛ⪅䜢ධ䜜䛺䛔䜘䛖䛻❧䛴 㻤㻞 㻞 㻣 ᣢ䛯䛺䛔ື䛝ᚓⅬ䛧䜔䛩䛔ሙᡤ䜈䛾⛣ື 㻤㻠 㻜 ᑠᏛᰯ➨㻡Ꮫᖺ ཬ䜃➨㻢Ꮫᖺ ᑠᏛᰯ➨㻡Ꮫᖺ ཬ䜃➨㻢Ꮫᖺ 㻤 ᑠᏛᰯ➨㻡Ꮫᖺ ᣢ䛯䛺䛔ື䛝䝅䝳䞊䝖䝁䞊䝇䛻❧䛳䛶ᚓⅬ䜢㜵䛠 㻤㻟 㻝 ཬ䜃➨㻢Ꮫᖺ (*p<0.05) 表 5 中学校第 1 学年及び第 2 学年の指導内容に対し、中学校教師が適切と選んだ結果 ᑠᏛᰯ㻡ᖺ䛛䜙 ୰Ꮫᰯ㻝ᖺ䛛䜙 ୰Ꮫᰯ㻟ᖺ䛛䜙 㻢ᖺ䜎䛷 㻞ᖺ䜎䛷 㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 㻭 㻮 㻯 㻰 㻝㻞㻚㻜 㻟㻤㻚㻢 㻠㻤㻚㻞 㻝㻚㻞 㻠㻤㻚㻟㻞㻡 㻭㻨㻮 㻭㻨㻯 㻭㻪㻰 㻮㻪㻰 㻯㻪㻰 㻝㻜 㻟㻞 㻠㻜 㻝 㻖 㻞㻡㻚㻟 㻟㻥㻚㻤 㻟㻝㻚㻟 㻟㻚㻢 㻞㻟㻚㻣㻠㻣 㻭㻪㻰 㻮㻪㻰 㻯㻪㻰 㻞㻝 㻟㻟 㻞㻢 㻟 㻖 㻝㻠㻚㻢 㻠㻞㻚㻣 㻟㻢㻚㻢 㻢㻚㻝 㻞㻥㻚㻥㻜㻞 㻭㻨㻮 㻭㻨㻯 㻮㻪㻰 㻯㻪㻰 㻝㻞 㻟㻡 㻟㻜 㻡 㻖 㻞㻟㻚㻤 㻟㻤㻚㻝 㻟㻢㻚㻥 㻝㻚㻞 㻞㻥㻚㻢㻝㻥 㻭㻪㻰 㻮㻪㻰 㻯㻪㻰 㻞㻜 㻟㻞 㻟㻝 㻝 㻖 㻞㻚㻠 㻟㻤㻚㻝 㻡㻠㻚㻤 㻠㻚㻤 㻢㻢㻚㻠㻣㻢 㻭㻨㻮 㻭㻨㻯 㻮㻪㻰 㻯㻪㻰 㻞 㻟㻞 㻠㻢 㻠 㻖 㻝㻟㻚㻟 㻞㻝㻚㻣 㻡㻝㻚㻤 㻝㻟㻚㻟 㻟㻟㻚㻟㻤㻢 㻭㻨㻯 㻮㻨㻯 㻯㻪㻰 㻝㻝 㻝㻤 㻠㻟 㻝㻝 㻖 䛷ᅖ䜣䛰䛸䛣䜝䛿䚸୰ᏛᰯᏛ⩦ᣦᑟせ㡿ゎㄝయ⫱⦅䛻౛♧䛥䜜䛶䛔䜛Ꮫᖺẁ㝵䜢♧䛩 㑅ᢥ⫥㛫䛾ከ㔜ẚ㍑䛾⤖ᯝ ᑐ㇟ Ḟᦆ್ᑠᏛᰯ㻠ᖺ䜎䛷 䛔䜛Ꮫᖺẁ㝵 ᭷ពᕪ ᭷ពᕪ䛾䛒䛳䛯䜒䛾䛾䜏♧䛧䛯㻔㼜㻨㻚㻜㻡㻕 㻥 䝪䞊䝹᧯స ᚓⅬ䛧䜔䛩䛔࿡᪉䜈䛾䝟䝇 㻤㻟 㻝 ゎㄝ䛻౛♧䛥䜜䛶 ୰Ꮫᰯ➨㻝Ꮫᖺ ཬ䜃➨㻞Ꮫᖺ 䉰 ᣦᑟෆᐜ ྛᏛᖺẁ㝵䛻䛚䛡䜛ලయⓗᣦᑟෆᐜ 㻺㻩㻤㻠ே ୗ䛿䛭䛾㑅ᢥ⫥䜢㑅䜣䛰ᩍᖌ䛾ேᩘ㻔ே㻕 ୖ䛿ᑐ㇟ேᩘ䛻ᑐ䛩䜛๭ྜ㻔䠂㻕 䜹䜲㻞஌್ 㻝㻜 䝪䞊䝹᧯స 䝜䞊䝬䞊䜽䛾࿡᪉䜈䛾䝟䝇 㻤㻟 㻝 㻝㻝 䝪䞊䝹᧯స 䝗䝸䝤䝹䛷䛾䜻䞊䝥 㻤㻞 㻞 ୰Ꮫᰯ➨㻝Ꮫᖺ ཬ䜃➨㻞Ꮫᖺ ୰Ꮫᰯ➨㻝Ꮫᖺ ཬ䜃➨㻞Ꮫᖺ 㻝㻞 ᣢ䛯䛺䛔ື䛝 䝪䞊䝹ಖᣢ⪅䛾䝬䞊䜽 㻤㻠 㻜 㻝㻟 ᣢ䛯䛺䛔ື䛝 䝂䞊䝹๓䛾✵䛔䛶䛔䜛ሙᡤ䜈⛣ື䛧䚸䝟䝇䜢ཷ䛡䜛 㻤㻠 㻜 ୰Ꮫᰯ➨㻝Ꮫᖺ ཬ䜃➨㻞Ꮫᖺ ୰Ꮫᰯ➨㻝Ꮫᖺ ཬ䜃➨㻞Ꮫᖺ 㻝㻠 ୰Ꮫᰯ➨㻝Ꮫᖺཬ䜃➨㻞Ꮫᖺ ᣢ䛯䛺䛔ື䛝 䝪䞊䝹䛸䝂䞊䝹䛜ྠ᫬䛻ぢ䛘䜛ሙᡤ䛻❧䛴 㻤㻟 㻝 (*p<0.05)

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2)「ボールを持たない動き」に関して 小学 3-4 年の指導内容「ボール保持者と自分の 間に守備者がいないように移動する」に関しては、 多重比較の結果、「小 5-6 まで」と「中 1-2 まで」 の間に有意差が認められた。「ボール保持者と自 分の間に守備者を入れないように立つ」、「得点し やすい場所への移動」及び「シュートコースに立っ て得点を防ぐ」に関しては、「小 4 まで」と「小 5-6 まで」の間、及び「中 1-2 まで」と「中 3- 高 3 まで」の間に有意差が認められた。 以上から、小学校の「ボールを持たない動き」 の指導内容に関しては、中学校教師は、小学 5-6 年から中学 1-2 年までに指導することが適切と考 えていることが確認された。 た、「フリーの味方へのパス」及び「相手に取ら れない位置でドリブルする」に関しては、「小 4 まで」と「小 5-6 まで」の間、さらに「中 1-2 まで」 と「中 3- 高 3 まで」の間に有意差が認められた。 以上から、中学校教師は「ボールを持ったらゴー ルに体を向ける」及び「味方にボールを手渡した り、パスを出す」に関しては、小学校段階での指 導が適切であると考える傾向のあることが確認さ れた。また、「フリーの味方へのパス」及び「相 手に取られない位置でドリブルする」は、小学校 高学年から中学校での指導が適切であると考えて いることが確認された。 表 6 中学校第 3 学年から高校卒業までの指導内容に対し、中学校教師が適切と選んだ結果 ᑠᏛᰯ㻡ᖺ䛛䜙 ୰Ꮫᰯ㻝ᖺ䛛䜙 ୰Ꮫᰯ㻟ᖺ䛛䜙 㻢ᖺ䜎䛷 㻞ᖺ䜎䛷 㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 㻭 㻮 㻯 㻰 㻝㻝㻚㻥 㻟㻟㻚㻟 㻠㻢㻚㻠 㻤㻚㻟 㻟㻞㻚㻤㻡㻣 㻭㻨㻮 㻭㻨㻯 㻮㻪㻰 㻯㻪㻰 㻝㻜 㻞㻤 㻟㻥 㻣 㻖 㻣㻚㻝 㻟㻤㻚㻝 㻠㻤㻚㻤 㻢㻚㻜 㻠㻣㻚㻣㻝㻠 㻭㻨㻮 㻭㻨㻯 㻮㻪㻰 㻯㻪㻰 㻢 㻟㻞 㻠㻝 㻡 㻖 㻞㻚㻠 㻝㻡㻚㻥 㻠㻟㻚㻥 㻟㻣㻚㻤 㻟㻢㻚㻡㻟㻣 㻭㻨㻮 㻭㻨㻯 㻭㻨㻰 㻮㻨㻯 㻮㻨㻰 㻞 㻝㻟 㻟㻢 㻟㻝 㻖 㻝㻞㻚㻜 㻠㻣㻚㻜 㻠㻝㻚㻜 㻡㻜㻚㻤㻟㻝 㻭㻨㻮 㻭㻨㻯 㻭㻨㻰 㻮㻨㻯 㻮㻨㻰 㻝㻜 㻟㻥 㻟㻠 㻖 㻝 㻝㻚㻞 㻞㻠㻚㻝 㻡㻠㻚㻞 㻞㻜㻚㻡 㻠㻣㻚㻤㻠㻟 㻭㻨㻮 㻭㻨㻯 㻭㻨㻰 㻮㻨㻯 㻯㻪㻰 㻝 㻞㻜 㻠㻡 㻝㻣 㻖 㻡 㻣㻚㻢 㻝㻥㻚㻜 㻡㻤㻚㻞 㻝㻡㻚㻞 㻠㻤㻚㻢㻠㻢 㻭㻨㻯 㻮㻨㻯 㻯㻪㻰 㻢 㻝㻡 㻠㻢 㻝㻞 㻖 㻞 㻝㻤㻚㻟 㻠㻜㻚㻞 㻟㻢㻚㻢 㻠㻚㻥 㻞㻢㻚㻣㻤㻜 㻭㻪㻰 㻮㻪㻰 㻯㻪㻰 㻝㻡 㻟㻟 㻟㻜 㻠 㻖 㻜 㻟㻝㻚㻜 㻟㻥㻚㻟 㻞㻥㻚㻤 㻞㻥㻚㻤㻝㻜 㻭㻨㻮 㻭㻨㻯 㻭㻨㻰 㻞㻢 㻟㻟 㻞㻡 㻖 㻝 㻠㻚㻤 㻟㻟㻚㻣 㻠㻠㻚㻢 㻝㻢㻚㻥 㻟㻜㻚㻥㻣㻢 㻭㻨㻮 㻭㻨㻯 㻯㻪㻰 㻠 㻞㻤 㻟㻣 㻝㻠 㻖 㻝㻡㻚㻣 㻠㻝㻚㻜 㻟㻤㻚㻢 㻠㻚㻤 㻟㻜㻚㻥㻣㻢 㻭㻨㻮 㻭㻨㻯 㻮㻪㻰 㻯㻪㻰 㻝㻟 㻟㻠 㻟㻞 㻠 㻖 㻞㻚㻠 㻝㻝㻚㻥 㻠㻞㻚㻥 㻠㻞㻚㻥 㻠㻠㻚㻟㻤㻝 㻭㻨㻯 㻭㻨㻰 㻮㻨㻯 㻮㻨㻰 㻞 㻝㻜 㻟㻢 㻟㻢 㻖 㻝㻚㻞 㻝㻞㻚㻞 㻟㻢㻚㻢 㻡㻜㻚㻜 㻠㻤㻚㻤㻞㻥 㻭㻨㻮 㻭㻨㻯 㻭㻨㻰 㻮㻨㻯 㻮㻨㻰 㻝 㻝㻜 㻟㻜 㻠㻝 㻖 㻠㻚㻤 㻟㻡㻚㻣 㻡㻜㻚㻜 㻥㻚㻡 㻠㻢㻚㻢㻢㻣 㻭㻨㻮 㻭㻨㻯 㻮㻪㻰 㻯㻪㻰 㻠 㻟㻜 㻠㻞 㻤 㻖 㻞㻢㻚㻞 㻠㻢㻚㻠 㻞㻣㻚㻠 㻟㻢㻚㻢㻢㻣 㻭㻨㻮 㻭㻨㻯 㻭㻨㻰 㻞㻞 㻟㻥 㻞㻟 㻖 㻣㻚㻟 㻟㻥㻚㻜 㻠㻟㻚㻥 㻥㻚㻤 㻟㻢㻚㻜㻠㻥 㻭㻨㻮 㻭㻨㻯 㻮㻪㻰 㻯㻪㻰 㻢 㻟㻞 㻟㻢 㻤 㻖 㻟㻚㻢 㻟㻞㻚㻡 㻡㻝㻚㻤 㻝㻞㻚㻜 㻠㻢㻚㻠㻥㻠 㻭㻨㻮 㻭㻨㻯 㻮㻪㻰 㻯㻪㻰 㻟 㻞㻣 㻠㻟 㻝㻜 㻖 㻟 㻠㻚㻥 㻞㻥㻚㻢 㻡㻝㻚㻥 㻝㻟㻚㻢 㻠㻝㻚㻟㻞㻝 㻭㻨㻮 㻭㻨㻯 㻯㻪㻰 㻠 㻞㻠 㻠㻞 㻝㻝 㻖 㻝 㻝㻚㻞 㻝㻢㻚㻥 㻡㻥㻚㻜 㻞㻞㻚㻥 㻡㻥㻚㻢㻜㻞 㻭㻨㻮 㻭㻨㻯 㻭㻨㻰 㻮㻨㻯 㻯㻪㻰 㻝 㻝㻠 㻠㻥 㻝㻥 㻖 㻞 㻢㻚㻝 㻞㻠㻚㻠 㻠㻝㻚㻡 㻞㻤㻚㻜 㻞㻜㻚㻥㻞㻣 㻭㻨㻮 㻭㻨㻯 㻭㻨㻰 㻡 㻞㻜 㻟㻠 㻞㻟 㻖 㻞 㻝㻠㻚㻢 㻠㻡㻚㻝 㻠㻜㻚㻞 㻠㻠㻚㻥㻞㻣 㻭㻨㻮 㻭㻨㻯 㻭㻨㻰 㻮㻨㻯 㻮㻨㻰 㻝㻞 㻟㻣 㻟㻟 㻖 㻝 㻝㻚㻞 㻢㻚㻜 㻟㻣㻚㻟 㻡㻡㻚㻠 㻢㻢㻚㻡㻠㻞 㻭㻨㻯 㻭㻨㻰 㻮㻨㻯 㻮㻨㻰 㻝 㻡 㻟㻝 㻠㻢 㻖 㻝 㻝㻟㻚㻟 㻠㻥㻚㻠 㻟㻣㻚㻟 㻡㻜㻚㻝㻡㻣 㻭㻨㻮 㻭㻨㻯 㻭㻨㻰 㻮㻨㻯 㻮㻨㻰 㻝㻝 㻠㻝 㻟㻝 㻖 㻜 㻝㻚㻞 㻢㻚㻜 㻟㻝㻚㻜 㻢㻝㻚㻥 㻣㻤㻚㻝㻥㻜 㻭㻨㻯 㻭㻨㻰 㻮㻨㻯 㻮㻨㻰 㻯㻨㻰 㻝 㻡 㻞㻢 㻡㻞 㻖 㻝 㻞㻚㻠 㻝㻡㻚㻣 㻠㻠㻚㻢 㻟㻣㻚㻟 㻟㻣㻚㻢㻞㻣 㻭㻨㻮 㻭㻨㻯 㻭㻨㻰 㻮㻨㻯 㻮㻨㻰 㻞 㻝㻟 㻟㻣 㻟㻝 㻖 䛷ᅖ䜣䛰䛸䛣䜝䛿䚸୰Ꮫᰯཬ䜃㧗➼ᏛᰯᏛ⩦ᣦᑟせ㡿ゎㄝయ⫱⦅䛻౛♧䛥䜜䛶䛔䜛Ꮫᖺẁ㝵䜢♧䛩 ᑐ㇟ Ḟᦆ್ᑠᏛᰯ㻠ᖺ䜎䛷 䛔䜛Ꮫᖺẁ㝵 ᭷ពᕪ ᭷ពᕪ䛾䛒䛳䛯䜒䛾䛾䜏♧䛧䛯㻔㼜㻨㻚㻜㻡㻕 㻝㻡 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䝪䞊䝹᧯స ⮬ศ䛾య䛷㜵䛔䛰䜻䞊䝥 㻤㻠 㻜 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 㻝㻢 䝪䞊䝹᧯స ࿡᪉䛜᧯స䛧䜔䛩䛔䝟䝇 㻤㻠 㻜 㻝㻣 䝪䞊䝹᧯స 䝂䞊䝹䛾ᯟෆ䛻䝅䝳䞊䝖䜢䝁䞁䝖䝻䞊䝹䛩䜛 㻤㻟 䉰 ᣦᑟෆᐜ ྛᏛᖺẁ㝵䛻䛚䛡䜛ලయⓗᣦᑟෆᐜ 㻺㻩㻤㻠ே ୗ䛿䛭䛾㑅ᢥ⫥䜢㑅䜣䛰ᩍᖌ䛾ேᩘ㻔ே㻕 ゎㄝ䛻౛♧䛥䜜䛶 ୖ䛿ᑐ㇟ேᩘ䛻ᑐ䛩䜛๭ྜ㻔䠂㻕 䜹䜲㻞஌್ 㑅ᢥ⫥㛫䛾ከ㔜ẚ㍑䛾⤖ᯝ 㻝 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 㻝㻤 ᣢ䛯䛺䛔ື䛝Ᏺഛ⪅䜢ᘬ䛝䛴䛡䚸䝂䞊䝹๓䛻ᗈ䛔✵㛫䜢స䜚ฟ䛩ື 㻤㻠 㻜 㻝㻥 ᣢ䛯䛺䛔ື䛝䝪䞊䝹ಖᣢ⪅䛾㐍⾜᪉ྥ䛛䜙㞳䜜䚸㐍⾜䛷䛝䜛✵㛫䜢స䜚ฟ䛩ື䛝 㻤㻞 㻞 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 㻞 㻞㻡 䝪䞊䝹᧯స Ᏺഛ⪅䛾䝍䜲䝭䞁䜾䜢䛿䛪䛧䚸Ᏺഛ⪅䛾䛔䛺䛔䛸䛣䜝䜢≺䛳䛶䝅䝳䞊䝖 㻤㻟 㻝 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 㻞㻢 㻞 㻞㻟 ᣢ䛯䛺䛔ື䛝䝟䝇ᚋ䛾ḟ䛾䝟䝇䜢ཷ䛡䜛ື䛝 㻤㻟 㻝 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 㻞㻜 ᣢ䛯䛺䛔ື䛝䝂䞊䝹䛸䝪䞊䝹ಖᣢ⪅䜢⤖䜣䛰┤⥺ୖ䛷Ᏺ䜛 㻤㻠 㻜 㻞㻝 ᣢ䛯䛺䛔ື䛝䝂䞊䝹๓䛾✵䛔䛶䛔䜛ሙᡤ䜢䜹䝞䞊䛩䜛 㻤㻠 㻜 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 䝪䞊䝹᧯స Ᏺഛ⪅䛾䝍䜲䝭䞁䜾䜢እ䛧䛶䝅䝳䞊䝖䜢ᡴ䛴 㻤㻟 㻞㻣 䝪䞊䝹᧯స Ᏺഛ⪅䛾ᑡ䛺䛔䝂䞊䝹䜶䝸䜰䛻ྥ䛛䛳䛶䝖䝷䜲䛩䜛 㻣㻥 㻞㻠 䝪䞊䝹᧯స ࿡᪉䛜స䜚ฟ䛧䛯✵㛫䛻䝟䝇 㻤㻞 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 㻟㻜 䝪䞊䝹᧯స 䝅䝳䞊䝖䜢ᡴ䛯䜜䛺䛔✵㛫䛻䝪䞊䝹䜢䜽䝸䜰䛩䜛 㻤㻟 㻟㻝 ᣢ䛯䛺䛔ື䛝⮬㝕䛛䜙┦ᡭ㝕ᆅ䛾౵ධ䛧䜔䛩䛔ሙᡤ䜈⛣ື䛩䜛ື䛝 㻤㻝 㻞㻤 䝪䞊䝹᧯స 䝂䞊䝹䛻ྥ䛛䛳䛶䝪䞊䝹䜢䝁䞁䝖䝻䞊䝹䛧䛶㐠䜆 㻤㻞 㻞㻥 䝪䞊䝹᧯స Ᏺഛ⪅䛸䝪䞊䝹䛾㛫䛻య䜢ධ䜜䚸࿘䜚䛾ື䛝䜢ぢ䛺䛜䜙䝪䞊䝹䜻䞊䝥 㻤㻠 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 㻞㻞 ᣢ䛯䛺䛔ື䛝䝂䞊䝹๓䜈䛾ື䛝ฟ䛧 㻤㻞 㻟㻠 ᣢ䛯䛺䛔ື䛝䝪䞊䝹ಖᣢ⪅䛾䝥䝺䜲䛧䜔䛩䛔✵㛫䛾䛯䜑䛻䚸ᚲせ䛺ሙᡤ䛻␃䜎䛳䛯䜚䚸⛣ື䛧䛯䜚䛩䜛ື䛝 㻤㻞 㻟㻡 ᣢ䛯䛺䛔ື䛝䠄䝇䜽䝸䞊䞁䝥䝺䜲䜔䝫䝇䝖䝥䝺䜲䛺䛹䠅ぢ᪉䛜䝂䞊䝹๓䛻౵ධ䛩䜛✵㛫䜢స䜚ฟ䛩ື䛝 㻤㻟 㻟㻞 ᣢ䛯䛺䛔ື䛝䝅䝳䞊䝖䛧䛯䜚䚸䝟䝇䜢ཷ䛡䛯䜚䛩䜛䛯䜑䛻䚸࿡᪉䛜స䜚ฟ䛧✵㛫䜈⛣ື䛩䜛ື䛝 㻤㻟 㻟㻟 ᣢ䛯䛺䛔ື䛝䠄䝰䞊䝹䜔䝷䝑䜽䛛䜙䠅࿡᪉䛸㐃ᦠ䛧䛶䝪䞊䝹䜢䛴䛺䛠 㻤㻞 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 㻟㻤 ᣢ䛯䛺䛔ື䛝䝏䞊䝮䛾ᙺ๭䛻ᛂ䛨䛯ື䛝 㻤㻟 㻟㻢 ᣢ䛯䛺䛔ື䛝࿡᪉䛾Ᏺഛ䛜ᢤ䛛䜜䛯᫬䛾䜹䝞䞊䛾ື䛝 㻤㻟 㻟㻣 ᣢ䛯䛺䛔ື䛝䝂䞊䝹๓䛾䜶䝸䜰䛛䜙䚸䝅䝳䞊䝖䜢ᡴ䛱䛻䛟䛔✵㛫䛻┦ᡭ䜢㏣䛔ฟ䛩Ᏺഛ䛾ື䛝 㻤㻠 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 (*p<0.05)

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また、「小 5-6 まで」と「中 1-2 まで」の間に有 意差は認められなかった。「中 3- 高 3 まで」の 14 の指導内容のうち、「ゴールとボール保持者を 結んだ直線上で守る」、「ゴール前への動きだし」、 「パス後の次のパスを受ける動き」、「自陣から相 手陣地の進入しやすい場所へ移動する動き」及び 「シュートしたり、パスを受けたりするために、 味方が作り出した空間へ移動する動き」の 5 つの 指導内容に関しては、多重比較の結果、「中 3- 高 3 まで」とその前の「中 1-2 まで」の間に有意差 が認められた。つまり、当該学年より早い段階で の指導がよいと考える傾向のあることが確認され た。また、他の 9 つの指導内容では、多重比較の 結果、「中 3- 高 3 まで」又はその前の「中 1-2 まで」 の学年段階が、それ以前の学年段階に対して有意 差が認められた。 以上から、当該学年以上における「ボールを持 たない動き」の指導内容に関して、中学校教師は、 14 の指導内容のうち、5 つの指導内容に関して、 当該学年より早い学年段階で指導した方が良いと 考えていることが確認された。反面、9 つの指導 内容に関しては、当該学年が適切、又は、その前 の学年段階から指導すべきと考えていることが確 認された。 3 高等学校教師による評価 高等学校教師の、中学 1-2 年の指導内容に対す る回答結果、及び、中学 3 年 - 高校 3 年の指導内 容に対する回答結果は、それぞれ表 7、表 8 に示 した通りであった。 (2)中学校及び高等学校の指導内容に関する分析 1) 「ボール操作の技術」に関して 「得点しやすい味方へのパス」に関する多重比 較の結果、「小 4 まで」と「小 5-6 まで」の間に 有意差が認められた。さらに「小 4 まで」と「中 3- 高 3 まで」の間にも有意差が認められた。「ノー マークの味方へのパス」は、「小 4 まで」、「小 5-6 まで」及び「中 1-2 まで」の間に有意差が認 められなかった。つまり、パスの技能に関しては、 小学校中学年から中学 2 年まで各学年に分散して おり特定の学年に集中する傾向は見られなかっ た。「ドリブルでのキープ」に関しては、「小 4 ま で」と「小 5-6 まで」の間に有意差が見られた。 また、「中 1-2 まで」と「中 3- 高 3 まで」の間に 有意差が認められた。 以上から、パスに関する技能について、中学校 教師は、小学校中学年から指導を始め、中学 2 年 までの各学年段階で指導することが適切である、 また、ドリブルに関する技能については、小学校 高学年から中学 2 までに指導することが適切であ る、と考えていることが確認された。 2) 「ボールを持たない動き」に関して 「ボール保持者のマーク」に関して多重比較を 行った結果、「中 3- 高 3 まで」とその他の学年段 階に有意差が認められたが、「小 4 まで」から「中 1-2 まで」の間には、有意差が認められなかった。 「ゴール前の空いている場所へ移動し、パスを受 ける」に関しては、「小 4 まで」と「小 5-6 まで」 の間に有意差が認められた。また「中 1-2 まで」 と「中 3- 高 3 まで」の間に有意差が認められた。 表 7 中学校第 1 学年及び第 2 学年の指導内容に対し、高等学校教師が適切と選んだ結果 ᑠᏛᰯ㻡ᖺ䛛䜙 ୰Ꮫᰯ㻝ᖺ䛛䜙 ୰Ꮫᰯ㻟ᖺ䛛䜙 㻢ᖺ䜎䛷 㻞ᖺ䜎䛷 㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 㻭 㻮 㻯 㻰 㻟㻡 㻞 㻤㻚㻢 㻡㻣㻚㻝 㻝㻣㻚㻝 㻝㻣㻚㻝  㻭㻨㻮 㻮㻪㻯 㻮㻪㻰 㻟 㻞㻜 㻢 㻢 㻟㻣 㻜 㻞㻥㻚㻣 㻞㻠㻚㻟 㻟㻞㻚㻠 㻝㻟㻚㻡  㻝㻝 㻥 㻝㻞 㻡 㻟㻣 㻜 㻝㻢㻚㻞 㻟㻣㻚㻤 㻟㻞㻚㻠 㻝㻟㻚㻡  㻢 㻝㻠 㻝㻞 㻡 㻟㻣 㻜 㻝㻟㻚㻡 㻡㻝㻚㻠 㻞㻠㻚㻟 㻝㻜㻚㻤  㻭㻨㻮 㻮㻪㻰 㻡 㻝㻥 㻥 㻠 㻟㻢 㻝 㻞㻚㻤 㻟㻤㻚㻥 㻠㻝㻚㻣 㻝㻢㻚㻣  㻭㻨㻮 㻭㻨㻯 㻝 㻝㻠 㻝㻡 㻢 㻟㻢 㻝 㻝㻥㻚㻠 㻞㻡㻚㻜 㻟㻟㻚㻟 㻞㻞㻚㻞  㻣 㻥 㻝㻞 㻤 䛷ᅖ䜣䛰䛸䛣䜝䛿䚸୰ᏛᰯᏛ⩦ᣦᑟせ㡿ゎㄝయ⫱⦅䛻౛♧䛥䜜䛶䛔䜛Ꮫᖺẁ㝵䜢♧䛩 ୰Ꮫᰯ➨㻝Ꮫᖺ ཬ䜃➨㻞Ꮫᖺ ୰Ꮫᰯ➨㻝Ꮫᖺ ཬ䜃➨㻞Ꮫᖺ ୰Ꮫᰯ➨㻝Ꮫᖺ ཬ䜃➨㻞Ꮫᖺ ᑐ㇟ Ḟᦆ್ᑠᏛᰯ㻠ᖺ䜎䛷 䛔䜛Ꮫᖺẁ㝵 ᭷ពᕪ ᭷ពᕪ䛾䛒䛳䛯䜒䛾䛾䜏♧䛧䛯㻔㼜㻨㻚㻜㻡㻕 ୰Ꮫᰯ➨㻝Ꮫᖺ ཬ䜃➨㻞Ꮫᖺ ୰Ꮫᰯ➨㻝Ꮫᖺ ཬ䜃➨㻞Ꮫᖺ 㻺㻩㻟㻣ே ୗ䛿䛭䛾㑅ᢥ⫥䜢㑅䜣䛰ᩍᖌ䛾ேᩘ㻔ே㻕 ゎㄝ䛻౛♧䛥䜜䛶 ୖ䛿ᑐ㇟ேᩘ䛻ᑐ䛩䜛๭ྜ㻔䠂㻕 䜹䜲㻞஌್ 㑅ᢥ⫥㛫䛾ከ㔜ẚ㍑䛾⤖ᯝ 䉰 ᣦᑟෆᐜ ྛᏛᖺẁ㝵䛻䛚䛡䜛ලయⓗᣦᑟෆᐜ 䝪 㻥 䞊䝹᧯స ᚓⅬ䛧䜔䛩䛔࿡᪉䜈䛾䝟䝇 㻝㻞 ᣢ䛯䛺䛔ື䛝䝪䞊䝹ಖᣢ⪅䛾䝬䞊䜽 㻝㻝 䝪䞊䝹᧯స 㻝㻠 ᣢ䛯䛺䛔ື䛝䝪䞊䝹䛸䝂䞊䝹䛜ྠ᫬䛻ぢ䛘䜛ሙᡤ䛻❧䛴 㻝㻟 ᣢ䛯䛺䛔ື䛝䝂䞊䝹๓䛾✵䛔䛶䛔䜛ሙᡤ䜈⛣ື䛧䚸䝟䝇䜢ཷ䛡䜛 ୰Ꮫᰯ➨㻝Ꮫᖺ ཬ䜃➨㻞Ꮫᖺ 䝗䝸䝤䝹䛷䛾䜻䞊䝥 㻝㻜 䝪䞊䝹᧯స 䝜䞊䝬䞊䜽䛾࿡᪉䜈䛾䝟䝇 (*p<0.05)

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導が適切と考えている。しかし、「ノーマークへ の味方へのパス」及び「ドリブルでのキープ」に 関しては、適切と考えられる学年段階に、一定の 傾向は確認されなかった。 2) 「ボールを持たない動き」に関して 「ボールとゴールが同時に見える場所に立つ」 に関しては、χ2検定の結果、有意差は確認され なかった。「ボール保持者のマーク」に関しては、 多重比較の結果、「小 5-6 まで」に有意差が確認 された。また、「中 1-2 まで」との間に有意差が 確認されなかった。「ゴール前の空いている場所 (1) 中学 1-2 年の指導内容に関する分析 1) 「ボール操作の技術」に関して 高等学校教師が回答した「中 1-2 まで」の指導 内容に関してχ2検定を行った結果、「ノーマーク への味方へのパス」及び「ドリブルでのキープ」 に関して、有意差が確認されなかった。指導内容 に対して適切と考える学年段階に一定の傾向は確 認されなかった。「得点しやすい味方へのパス」 に関して、多重比較を行った結果、「小 5-6 まで」 が他の学年段階に対し、有意差が確認された。 以上から、高等学校教師は、「得点しやすい味 方へのパス」は、例示よりも早い学年段階での指 表 8 中学校第 3 学年から高校卒業までの指導内容に対し、高等学校教師が適切と選んだ結果 ᑠᏛᰯ㻡ᖺ䛛䜙 ୰Ꮫᰯ㻝ᖺ䛛䜙 ୰Ꮫᰯ㻟ᖺ䛛䜙 㻢ᖺ䜎䛷 㻞ᖺ䜎䛷 㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 㻭 㻮 㻯 㻰 㻟㻢 㻝 㻞㻚㻤 㻝㻟㻚㻥 㻟㻤㻚㻥 㻠㻠㻚㻠  㻭㻨㻯 㻭㻨㻰 㻝 㻡 㻝㻠 㻝㻢 㻟㻢 㻝 㻞㻚㻤 㻟㻢㻚㻝 㻠㻠㻚㻠 㻝㻢㻚㻣  㻭㻨㻮 㻭㻨㻯 㻝 㻝㻟 㻝㻢 㻢 㻟㻢 㻝 㻝㻟㻚㻥 㻞㻡㻚㻜 㻠㻣㻚㻞 㻝㻟㻚㻥  㻡 㻥 㻝㻣 㻡 㻟㻣 㻜 㻞㻠㻚㻟 㻞㻣㻚㻜 㻟㻣㻚㻤 㻝㻜㻚㻤  㻥 㻝㻜 㻝㻠 㻠 㻝 㻚 㻝 㻢 㻤 㻚 㻣 㻞 㻝 㻚 㻝 㻝 㻝 㻢 㻟  㻭㻨㻯 㻭㻨㻰 㻮㻨㻰 㻠 㻝㻜 㻞㻞 㻟㻣 㻜 㻝㻟㻚㻡 㻟㻡㻚㻝 㻡㻝㻚㻠  㻭㻨㻯 㻭㻨㻰 㻮㻨㻰 㻡 㻝㻟 㻝㻥 㻟㻡 㻞 㻤㻚㻢 㻞㻡㻚㻣 㻟㻣㻚㻝 㻞㻤㻚㻢  㻟 㻥 㻝㻟 㻝㻜 㻟㻣 㻜 㻞㻠㻚㻟 㻟㻡㻚㻝 㻟㻞㻚㻠 㻤㻚㻝  㻥 㻝㻟 㻝㻞 㻟 㻤 㻚 㻣 㻞 㻝 㻚 㻝 㻢 㻝 㻚 㻝 㻝 㻝 㻢 㻟  㻭㻨㻯 㻭㻨㻰 㻮㻨㻯 㻠 㻞㻞 㻝㻜 㻟㻢 㻝 㻤㻚㻟 㻟㻤㻚㻥 㻟㻜㻚㻢 㻞㻞㻚㻞  㻟 㻝㻠 㻝㻝 㻤 㻣 㻚 㻠 㻢 㻢 㻚 㻜 㻞 㻣 㻚 㻠 㻝 㻟 㻠 㻟  㻭㻨㻰 㻮㻨㻰 㻯㻨㻰 㻡 㻣 㻞㻞 㻟㻢 㻝 㻡㻚㻢 㻟㻤㻚㻥 㻡㻡㻚㻢  㻭㻨㻯 㻭㻨㻰 㻮㻨㻯 㻮㻨㻰 㻞 㻝㻠 㻞㻜 㻟㻢 㻝 㻝㻝㻚㻝 㻞㻣㻚㻤 㻡㻜㻚㻜 㻝㻝㻚㻝  㻭㻨㻯 㻯㻪㻰 㻠 㻝㻜 㻝㻤 㻠 㻟㻢 㻝 㻞㻞㻚㻞 㻠㻣㻚㻞 㻟㻜㻚㻢  㻭㻨㻮 㻭㻨㻯 㻭㻨㻰 㻤 㻝㻣 㻝㻝 㻟㻢 㻝 㻡㻚㻢 㻞㻞㻚㻞 㻠㻝㻚㻣 㻟㻜㻚㻢  㻭㻨㻯 㻞 㻤 㻝㻡 㻝㻝 㻟㻣 㻜 㻤㻚㻝 㻞㻥㻚㻣 㻟㻣㻚㻤 㻞㻠㻚㻟  㻟 㻝㻝 㻝㻠 㻥 㻠 㻚 㻥 㻝 㻟 㻚 㻤 㻡 㻞 㻚 㻞 㻞 㻝 㻢 㻟  㻭㻨㻯 㻭㻨㻰 㻤 㻞㻝 㻣 㻟㻠 㻟 㻡㻚㻥 㻠㻝㻚㻞 㻡㻞㻚㻥  㻭㻨㻯 㻭㻨㻰 㻮㻨㻯 㻮㻨㻰 㻞 㻝㻠 㻝㻤 㻟㻡 㻞 㻞㻚㻥 㻝㻣㻚㻝 㻟㻣㻚㻝 㻠㻞㻚㻥  㻭㻨㻯 㻭㻨㻰 㻝 㻢 㻝㻟 㻝㻡 㻟㻢 㻝 㻡㻚㻢 㻟㻢㻚㻝 㻡㻤㻚㻟  㻭㻨㻯 㻭㻨㻰 㻮㻨㻯 㻮㻨㻰 㻞 㻝㻟 㻞㻝 㻟㻢 㻝 㻞㻚㻤 㻞㻞㻚㻞 㻣㻡㻚㻜  㻭㻨㻰 㻯㻨㻰 㻝 㻤 㻞㻣 㻟㻢 㻝 㻝㻝㻚㻝 㻠㻝㻚㻣 㻠㻣㻚㻞  㻭㻨㻯 㻭㻨㻰 㻮㻨㻯 㻮㻨㻰 㻠 㻝㻡 㻝㻣 㻟㻢 㻝 㻝㻝㻚㻝 㻞㻣㻚㻤 㻢㻝㻚㻝  㻭㻨㻯 㻭㻨㻰 㻮㻨㻰 㻠 㻝㻜 㻞㻞 㻟㻢 㻝 㻞㻚㻤 㻝㻝㻚㻝 㻡㻜㻚㻜 㻟㻢㻚㻝  㻭㻨㻯 㻭㻨㻰 㻮㻨㻯 㻝 㻠 㻝㻤 㻝㻟 䛷ᅖ䜣䛰䛸䛣䜝䛿䚸୰Ꮫᰯཬ䜃㧗➼ᏛᰯᏛ⩦ᣦᑟせ㡿ゎㄝయ⫱⦅䛻౛♧䛥䜜䛶䛔䜛Ꮫᖺẁ㝵䜢♧䛩 ᑐ㇟ Ḟᦆ್ᑠᏛᰯ㻠ᖺ䜎䛷 䛔䜛Ꮫᖺẁ㝵 ᭷ពᕪ ᭷ពᕪ䛾䛒䛳䛯䜒䛾䛾䜏♧䛧䛯㻔㼜㻨㻚㻜㻡㻕 䉰 ᣦᑟෆᐜ ྛᏛᖺẁ㝵䛻䛚䛡䜛ලయⓗᣦᑟෆᐜ 㻺㻩㻟㻣ே ୗ䛿䛭䛾㑅ᢥ⫥䜢㑅䜣䛰ᩍᖌ䛾ேᩘ㻔ே㻕 ゎㄝ䛻౛♧䛥䜜䛶 ୖ䛿ᑐ㇟ேᩘ䛻ᑐ䛩䜛๭ྜ㻔䠂㻕 䜹䜲㻞஌್ 㑅ᢥ⫥㛫䛾ከ㔜ẚ㍑䛾⤖ᯝ 㻟㻝 ᣢ䛯䛺䛔ື䛝⮬㝕䛛䜙┦ᡭ㝕ᆅ䛾౵ධ䛧䜔䛩䛔ሙᡤ䜈⛣ື䛩䜛ື䛝 㻟㻠 ᣢ䛯䛺䛔ື䛝䝪䞊䝹ಖᣢ⪅䛾䝥䝺䜲䛧䜔䛩䛔✵㛫䛾䛯䜑䛻䚸ᚲせ䛺ሙᡤ䛻␃䜎䛳䛯䜚䚸⛣ື䛧䛯䜚䛩䜛ື䛝 㻟㻟 ᣢ䛯䛺䛔ື䛝 䝪䞊䝹᧯స Ᏺഛ⪅䛾ᑡ䛺䛔䝂䞊䝹䜶䝸䜰䛻ྥ䛛䛳䛶䝖䝷䜲䛩䜛 䝪䞊䝹ಖᣢ⪅䛾㐍⾜᪉ྥ䛛䜙㞳䜜䚸㐍⾜䛷䛝䜛✵㛫䜢 స䜚ฟ䛩ື䛝 㻞㻡 ᣢ䛯䛺䛔ື䛝Ᏺഛ⪅䜢ᘬ䛝䛴䛡䚸䝂䞊䝹๓䛻ᗈ䛔✵㛫䜢స䜚ฟ䛩ື䛝 㻝㻣 䝪䞊䝹᧯స ࿡᪉䛜᧯స䛧䜔䛩䛔䝟䝇 㻝㻢 䝪䞊䝹᧯స ⮬ศ䛾య䛷㜵䛔䛰䜻䞊䝥 㻝㻤 䝪䞊䝹᧯స 㻟㻢 ᣢ䛯䛺䛔ື䛝࿡᪉䛾Ᏺഛ䛜ᢤ䛛䜜䛯᫬䛾䜹䝞䞊䛾ື䛝 㻟㻡 ᣢ䛯䛺䛔ື䛝䠄䝇䜽䝸䞊䞁䝥䝺䜲䜔䝫䝇䝖䝥䝺䜲䛺䛹䠅ぢ᪉䛜䝂䞊䝹๓䛻౵ධ䛩䜛✵㛫䜢స䜚ฟ䛩ື䛝 㻞㻢 ᣢ䛯䛺䛔ື䛝 㻞㻜 䝪䞊䝹᧯స Ᏺഛ⪅䛾䝍䜲䝭䞁䜾䜢䛿䛪䛧䚸Ᏺഛ⪅䛾䛔䛺䛔䛸䛣䜝䜢≺䛳䛶䝅䝳䞊䝖 㻞㻠 䝪䞊䝹᧯స 䝅䝳䞊䝖䜢ᡴ䛯䜜䛺䛔✵㛫䛻䝪䞊䝹䜢䜽䝸䜰䛩䜛 㻞㻟 䝪䞊䝹᧯స Ᏺഛ⪅䛸䝪䞊䝹䛾㛫䛻య䜢ධ䜜䚸࿘䜚䛾ື䛝䜢ぢ䛺䛜䜙䝪䞊䝹䜻䞊䝥 㻞㻞 䝪䞊䝹᧯స 䝂䞊䝹䛻ྥ䛛䛳䛶䝪䞊䝹䜢䝁䞁䝖䝻䞊䝹䛧䛶㐠䜆 㻞㻝 㻟㻤 ᣢ䛯䛺䛔ື䛝䝏䞊䝮䛾ᙺ๭䛻ᛂ䛨䛯ື䛝 㻟㻣 ᣢ䛯䛺䛔ື䛝䝂䞊䝹๓䛾䜶䝸䜰䛛䜙䚸䝅䝳䞊䝖䜢ᡴ䛱䛻䛟䛔✵㛫䛻┦ᡭ䜢㏣䛔ฟ䛩Ᏺഛ䛾ື䛝 㻞㻣 ᣢ䛯䛺䛔ື䛝䝂䞊䝹䛸䝪䞊䝹ಖᣢ⪅䜢⤖䜣䛰┤⥺ୖ䛷Ᏺ䜛 䠄䝰䞊䝹䜔䝷䝑䜽䛛䜙䠅࿡᪉䛸㐃ᦠ䛧䛶䝪䞊䝹䜢䛴䛺䛠 㻟㻞 ᣢ䛯䛺䛔ື䛝䝅䝳䞊䝖䛧䛯䜚䚸䝟䝇䜢ཷ䛡䛯䜚䛩䜛䛯䜑䛻䚸࿡᪉䛜స䜚ฟ䛧✵㛫䜈⛣ື䛩䜛ື䛝 㻟㻜 ᣢ䛯䛺䛔ື䛝䝟䝇ᚋ䛾ḟ䛾䝟䝇䜢ཷ䛡䜛ື䛝 㻞㻥 ᣢ䛯䛺䛔ື䛝䝂䞊䝹๓䜈䛾ື䛝ฟ䛧 㻞㻤 ᣢ䛯䛺䛔ື䛝䝂䞊䝹๓䛾✵䛔䛶䛔䜛ሙᡤ䜢䜹䝞䞊䛩䜛 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 㻝㻥 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䝪䞊䝹᧯స ࿡᪉䛜స䜚ฟ䛧䛯✵㛫䛻䝟䝇 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 Ᏺഛ⪅䛾䝍䜲䝭䞁䜾䜢እ䛧䛶䝅䝳䞊䝖䜢ᡴ䛴 స ᧯ 䝹 䞊 䝪 㻡 㻝 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 䝂䞊䝹䛾ᯟෆ䛻䝅䝳䞊䝖䜢䝁䞁䝖䝻䞊䝹䛩䜛 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 ୰Ꮫᰯ➨㻟Ꮫᖺ 䛛䜙㧗ᰯ༞ᴗ䜎䛷 (*p<0.05)

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る。 以上から、高等学校教師は、当該学年で例示さ れた「ボールを持たない動き」の指導内容に関し て、例示された学年が適切、又は、その少し前の 学年段階から指導するのが適切と考えていること が確認された。 Ⅳ 考察 1 小学校教師による評価の検討 小学校段階に例示された「ボール操作の技術」 に関して、小学校教師は、概ね適切であると考え ているようである。ただし、ドリブルの指導内容 に関しては、小学 5-6 年から中学 1-2 年で指導す ることが適切であると考える教師が多い。これは、 ドリブル技能の習得に個人差があり、児童にとっ て難しい技能であることが推察される。 また、小学校教師は、中学 1-2 年の学習内容の 中でもパスに関わる技能、「得点しやすい味方へ のパス」及び「ノーマークへの味方へのパス」に 関しては、小学 3-4 年の早い時期に指導すること が適切であると考えている教師が多い。これは、 パスに関わる技能が、ゴール型ゲームの中心的な 技能であるため、解説に示されている小学校の指 導内容である「味方にボールを手渡したりパスを 出す」、「フリーの味方へのパス」といった易しい 内容以上のものを、小学校段階から指導しようと する傾向があるのではないかと推察される。 小学 3-4 年に例示された「ボールを持たない動 き」に関して、小学 5-6 年が適切であると考える 小学校教師が多かった。これは実際の授業場面で の指導の手続きが分からず、指導しにくいのでは ないかと考えられる。また、小学 5-6 年に例示さ れた指導内容に関しては、適切であると考えてい る。「ボールを持たない動き」はゲームを理解す ることであり、小学校の中学年より高学年の方が 適していると考える教師が多いのではないかと考 えられる。 また、日本体育科教育学会(2015)の報告は、「小 6 以下の段階で例示された指導内容は、解説に示 された段階で指導する方が良い、また、中 1- 中 2 の段階で例示された指導内容は、解説に示され た段階よりも早めの段階で指導する方が良いと考 に移動し、パスを受ける」に関しては、多重比較 の結果、「小 5-6 まで」と「中 1-2 まで」の間に 有意差が認められず、「小 4 まで」との間に有意 差が確認された。 以上から、高等学校教師は、中学 1-2 年の指導 内容に関して、「ボールとゴールが同時に見える 位置に立つ」内容に関しては、一定傾向は確認さ れなかった。「ボール保持者のマーク」及び「ゴー ル前の空いている場所へ移動し、パスを受ける」 に関しては、当該学年を含めながらも、さらに早 い学年段階からの指導が適切と考えていることが 確認された。 (2) 中学 3 年 - 高校 3 年の指導内容に関する分析 1) 「ボール操作の技術」に関して 「ゴールの枠内にシュートをコントロールす る」、「守備者の少ないゴールエリアに向かってト ライする」、「ゴールに向かってボールをコント ロールして運ぶ」及び「シュートを打たれない空 間にボールをクリアする」に関して、χ2検定を 行った結果、有意差は確認されなかった。また、「味 方が操作しやすいパス」に関して多重比較を行っ た結果、有意差は、確認されなかった。他の 5 つ の指導内容に関しては、有意差は確認されたもの の、適切と考える学年段階に幅があり、「小 5-6 まで」からの早い段階からの指導が適切であると 考える高等学校教師が確認された。 以上から、高等学校教師は、当該学年で例示さ れた「ボール操作」の指導内容に関して、適切と 考えられる学年段階に一定の傾向が見られない、 又は、幅広い学年段階に及ぶ傾向が確認された。 2) 「ボールを持たない動き」に関して 「ボールを持たない動き」14 の指導内容に関し てχ2検定を行った結果、「パス後の次のパスを受 ける動き」に有意差が確認されなかった。残り 13 の指導内容のうち、11 の指導内容において、 多重比較の結果、有意差が確認された。また、「ゴー ルとボール保持者を結んだ直線上で守る」、「自陣 から相手陣地の進入しやすい場所へ移動する動 き」に関しては、有意差が認められ、当該学年よ りも早い「中 1-2 まで」が適切な課題と考えてい

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対象教師が 37 名と比較的少数であったため、一 定の傾向が確認できなかった可能性も考えられ る。 また、中学 3- 高校 3 年に例示されている「ボー ルを持たない動き」の指導内容は、中学校から指 導するのが適切と考えている。これについては、 中学校教師と同様の傾向が見られた。 日本体育科教育学会(2015)の報告では、「中 1- 中 2 の段階で例示された指導内容は、解説に 示された段階で指導するのが良い、また、中 3 以 上の段階で例示された指導内容は、解説に示され た段階よりも早めの段階で指導する方が良い」と している。これは本研究の結果と相違が見られた。 その理由としては、本研究の対象者が 37 名と少 ないことや N 県に限定されていることなどが考 えられる。しかし、詳細な検討については、日本 体育科教育学会の調査結果を詳しく分析する必要 がある。 Ⅴ 摘要 本研究の目的は、児童生徒の学年段階に対応し た技能の指導内容の適切性を、小学校、中学校、 及び、高等学校の教師による評価から明らかにす ることであった。具体的には、ボール運動系領域 を対象とし、ゴール型に焦点を当てて行った。 対象は、N 県の小学校教師 174 人、中学校教 師 87 人、及び、高等学校教師 39 人であった。 得られた主な結果は、以下の通りであった。 (1)小学校教師は、小学 3-4 年及び小学 5-6 年で 示された技能の内容に関して、設定された学年は 適切と評価する傾向にあった。 (2)小学校教師は、小学 3-4 年の内容のうち「ボー ル保持者と自分の間に守備者がいないように移動 する」に関して、小学 5-6 年以降に設定すること が適切と評価する傾向にあった。 (3)小学校教師は、中学校の指導内容に関して、 小学校段階の早い時期に指導することが適切と評 価する傾向にあった。 (4)中学校教師及び高等学校教師は、中学 3 年 -高校 3 年までの内容について、設定された学年よ りも前に指導することが適切と評価する傾向に あった。 えていると、推察される」としており、これは本 研究で得られた結果と、概ね一致する内容であっ たと考えられる。 2 中学校教師による評価の検討 パスに関する技能については、小学 3-4 年から 指導を始め、中学 1-2 年まで継続的に各学年段階 で指導することが適切と考えている教師が多い。 これは、小学校教師と同様に、パスに関わる技能 が、ゴール型ゲームの中心的技能であることから、 早い段階からの指導が適切であると考えていると 推察される。また、ドリブルの技能に関しては、 小学 3-4 年の早い段階からの指導が良いと考える 中学校教師が多い。これは小学校教師が、ドリブ ルに関しては、小学 5-6 年から中学 1-2 にかけて の指導が適切と考えていることと一致しない。そ の理由とし、ドリブルの技能は難しいため、中学 校教師は、早い段階から、ボール操作に親しんで、 技能習得に長い時間かける必要があると考えてい るのではないかと思われる。 ディフェンスの技能である「ボール保持者の マーク」は、小学 3-4 年から指導を始め、それぞ れの学年段階で指導することが適切と考える中学 校教師が多い。これは、ボールを持たない動きの 中でも、ディフェンスの動きは理解しやすいため、 早い学年段階からの指導が適切と考えているいの ではないかと思われる。 また、日本体育科教育学会(2015)の報告では、 「中学校 1-2 年生に示された指導内容について、 解説で示された学年段階で指導するのが良い」と している。しかし、日本体育科教育学会の報告を、 指導内容ごとにみると、「ボール保持者のマーク」 やドリブルの技能に関する指導内容では、早めの 学年段階で指導するのが良いと回答している教師 の割合が高く、これは本研究の結果と、概ね一致 する内容であったと考えられる。 3 高等学校教師による評価の検討 高等学校教師は、当該学年で例示された「ボー ル操作の技術」に関して、適切と考えられる学年 段階に対して一定の傾向が見られず、幅広い学年 段階に及ぶ傾向が確認された。これについては、

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中垣貴裕・岡出美則(2009) 中学校におけるベースボール型 ゲームの守備のゲームパフォーマンスに関する評価基準 の事例的検討.スポーツ教育学研究.29(1):29-39. 北村政弘・岡出美則・近藤智康・内田雄三(2014) 小学校中・ 高学年におけるネット型ゲームのゲームパフォーマンス に関する達成基準の事例的検討.体育科教育学研究.30 (1):1-16. 丸山真司(2015) 体育のカリキュラム開発方法論.創文企画: 東京. 岩 田 靖(2004)  学 習 指 導 要 領 の 変 遷. 体 育 科 教 育,52 (2):160-167. 日本体育科教育学会(2015) 学会プロジェクト報告・現行学 習指導要領の実施状況を問う.日本体育科教育学会第 20 回大会.横浜国立大学. 文部科学省(2008) 小学校学習指導要領.東洋館出版社:東 京 文部科学省(2008) 小学校学習指導要領解説体育編.東洋館 出版社:東京. 文部科学省(2008) 中学校学習指導要領.東山書房:京都. 文部科学省(2008) 中学校学習指導要領解説保健体育編.東 山書房:京都. 文部科学省(2009) 高等学校学習指導要領.東山書房:京都 . 文部科学省(2009) 高等学校学習指導要領解説保健体育編. 東山書房:京都 . 吉田文久(1997) 球技の学習内容.竹田清彦・高橋健夫・岡 出美則編.体育科教育学の探究.大修館書店:東京. pp.165-180. 白旗和也(2013) 体育の学力調査の計画と課題 . スポーツ教育学研究.32(2):99−102 中央教育審議会(2002) 子どもの体力向上のための総合的な 方策について(答申).http://www.mext.go.jp/b_menu/ shingi/chukyo/chukyo0/toushin/021001.htm( 参 照 日 2015 年 9 月 30 日) リンダ・L・グリフィン,ステファン・ミッチェル,ジュディ・ オスリン:高橋健夫ほか訳(1999) ボール運動の指導 プログラムー楽しい戦術学習の進め方ー.大修館書店: 東京. (5)本研究と日本体育科教育学会(2015)の報告 を比較すると、解説に示された指導内容とその学 年段階についての評価は、小学校教師及び中学校 教師は、同様の傾向であった。一方、高等学校教 師には、相違が見られた。 (6)本研究は、N 県に限ったデータではあるが、 その分析結果から、解説に示される指導内容の学 年段階に検討を加える内容があることが示唆され た。具体的には、以下の内容である。 ・ドリブルに関する技能については、小学 5-6 年 以降で指導する。 ・パスに関する技能は、現行の解説で例示されて いる学年段階より、前倒しで指導する。 ・ボールを持たない動きに関する内容に関して は、理解力の育つ小学 5-6 年以降で指導する。 本研究は、N 県のみを対象としたデータであっ た。地域的に絞られているので、研究の限界を示 している。今後、他の都道府県のデータを収集し、 分析する必要がある。また、小学校では体育主任 経験のない教師や中学校、あるいは、高等学校の 保健体育科の教員免許を持たない教師が多い。そ のため、教師の属性から分析を加える必要がある。 文献 岡出美則・劉静波・吉永武史・鬼澤陽子・小松崎敏(2007)  戦術学習モデルの効果 - 小学校におけるフラッグフット ボールの授業分析を通して -. スポーツ教育学研究.27(1): 37-50. 高橋健夫(2008) 新しい学習指導要領の方向(その 3) ボー ル運動の指導 .小学校体育ジャーナル.学習研究社. 54:1-12.

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