JSL児童のためのイラスト付きリライト教材の開発とそれを用いた授業実践-小学校国語の物語教材を中心にして-
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全文
(2) るという効果に寄与した可育歓勃ミあると言える。. リライト文が大体対応しているように作る。文脈. 第4の授業は同国人、同学年の_人のJSL児童を. を考慮して、大胆な省略も認める。レベル3の上. 比べた。持っているスキーマが異なると内容の理. 級用は、文体を教示轄と同じにする。複文や長文. 解も異なることが発見できた。. をそのまま使う。これも、全ての文を忠実にリラ. 7.指導経験によるリライト教材の開発の比較. イトしていく。次に、物語の展開に影響しない細. 指導者の経験に関わらずに、あるレベルのリラ. かい描写を省いていく。ただ語彙は、’1喘交3年. イト教材が制作できる簡潔な幟十が必要である。. 生程度のものを使う。それでも説明が難しい場合. 筆者は、二人の指導者に、同一教材のリライト作. は、注釈を入れても良いとする。第2の問題のイ. 成を依頼した。結果として、指導経験の差がリラ. ラストの作成基準も、上記を提案する。第3の問. イト文に明らかに表れた。しかし、筆者は経験の. 題は授業の構成である。導入で、児童は順不同の. 浅い指導者の案を全面的に否定するわけではな. イラストを見て内容を考える、順番通りのリライ. い。その案も十分に効果があると思える。イラス. ト文を聞いて適合するイラストを選び並べる等. トも、描画の専門家の作品でなくても十分に使え. の活動をする。これで児童の興味づけができる。. ること那勧・められた。JSL児童の指導に関わる. 次に内容理解を深める質問に答えていく。最後に. 者はイラストもリライトも敬遠することなく、関. 学習内容に即したワークシートで復習をする。こ. 係者で合議しながら積極的に取り組んでいくべ. のような構成を提案する。第四の問題は「リライ. きであると思う。. トでは、その物語の主題を理解していないのでは. 8.問題点についての解決策. ないか。」ということである。指導者が、児童が. 第1の物語のリライト教材の作成幟十を以下. 主題に気づくように質問を工夫していくことを. に提案する。物語の粗筋をJSL児童が理解するこ. 提案する。昴五の新出漢字の問題については、リ. とを第1の目的として、種類はすべて粗筋リライ. ライトでは取り上げず他の機会を設けることを. トとする。レベル1は初級用、レベル2は中級用、. 提案する。. レベル3は上級用とする。まずレベル2の中級用. 9.課題. を作る。教科書の原文がどの文体であっても、敬. 「イラスト付きリライト教材、ワークシー・ト、。. 体(です・ます体)で表現する。最初に全ての文. 注釈集等の制作と改善」、r実験、テストを周し、た. を忠実に単文にしていく。次に全体を見て、物語. 実証的な研究の取り入れ」、「日本語としてつけた. の展開に影響しない細かし描写を省いていく。ま. い力や国語としてつけたし、カを指導案に盛り込. た中級の児童の語彙のレベルを超えていると思. んだ授業」、「初級の文法項目を国語のリライト教. われるものは別の表現に書き換える。これでレベ. 材の中に埋め込んでゆく方法」、r原作の外国の絵. ル2中級用ができる。次にこれを元にして、場面. 本や海外の文献や論文の調査」、「特別支援学級で. が変わるところや人物が登場してくるところ、人. の活用」等を今後の課題とする。. 物の心理が変わるところを見つける。そこにイラ. ストを入れることにし、そのイラストの説明を単. 主任指導教員 田中 雅和. 文で表現していく。それがレベル1の初級用リラ. 指導教員 寺尾裕手. イト文となる。1枚のイラストに一つか二つの. 一247一.
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