攻防相乱型シュートゲームにおける「状況判断遂行能力」の評価法開発とその育成について
2
0
0
全文
(2) 皿.結果ならびに考察. {歳). 1.状況判断能力の評価における先行研究. 9. 状況判断とは,「状況を把握し,その状況下で何を すべきかを決定すること」である。そのため,ビデオに. 満 一雌レベルg1亭,,1・r◆13、へ2人11. 12 ◆09● 惣. 駐1o ×●. よる場面提示を行い,そこでの判断を記述テスト等に. §、 ・・ .・ 霧 県!・・●。. よって把握し,頭の中で行われる判断を顕在化させ. 塗・ ㍑。. て推定把握しようとされていた。. しかし,これらは実際のプレーを伴わないために,. 自身の技術水準を無視した状況判断を行う傾向にあ ることから,体育授業の中で判断力の評価を行うには 適合性を欠く。そこで,本研究では,状況判断の後に 遂行されるプレー(この過程までで発揮される能力を. 寡 会●・. 嚢4 ・ 父○・. ・1・llぷ 二燃二. 0 {劇 0 1 2 3 4 5 6. 主撹鉤状況制鎌力得点 図2.状況判断遂行能力得点と主観的状況判断力得点の関係. r状況判断遂行能力」と表現する)を通して,下された. i、集団的技能:作戦成功の指標である攻撃完了率. 判断の適否を評価することによって判断力を把握しよ. は,PS群148.11%±22.53→60.20%±19,87,BB. うとした。. 群:57.42%±22.82→58.24%±18.40であり,PS群. 2.状況判断遂行能力の評価法開発 A.状況判断場面の類型化・序列化. のみが有意な向上した。また,ズレ創出パス率は,P. 分析した状況判断場面に現れた典型的な入とボ. ±12.08→8.74%±6.97,最重要空間シュート率は,. ールの動きを,バスケットボールで用いられるプレー. PS群:61.08%±26.73→77.06%±19.99,BB群:. パターンに置き換えたものと,用いたパスの回数を観. 63.35%±31.19→63.52%±26.34であり,PS群のみ. 点に類型化・序列化した。. が有意に向上した。. 一般に,小学生の技能レベルで実行できるのは,. これらのことから,PS群はBB群に比してより意図. 3回までのパスの中で,ドリブル・フィード・パスワー. 的に攻撃を組み立て,よりよい場所からのシュートに. ク・カットイン・ポストを用いたプレーパターンであった。. 至っていたことが推察された。. S群:9.67%±8,58→15.39%±8.15,BB群:10.11%. その中でも,パスワーク・カットイン・ポストを用いたも. C)認識的側面. のは,味方との一致した判断が必要とされるプレーで. 戦術テスト得点率は,PS群:63.2%±10.4→. あると考えられた。. 66.5%±10,7,BB群:65.0%±8.0→67.1%±8,9で. B.評価ゲームの作成. あり、PS群のみが有意に向上した。. rP&Sバスケット」は,フロントコードの2点エリア内. d)情意的側面. でのみプレーするポストマンを置き,攻撃側に数的優. r態度測定」の診断結果が成功∼かなり成功を示し. 位を保証した。加えて,防御者が入ることのできない. たことから,両群に用いた学習過程がともに児童の意欲. サイドゾーンを設定し,ディフェンスからの圧力を軽減. をかき立てるものであったことが示された。また,PS群は. し,技能が未熟であっても意図的な戦術プレーが容. BB群に比して,児童の「できる一わかる」に関わる態度. 易に行えるようにした。これらの工夫により,Aで類型. 項目を向上させる働きが強いことが示唆された。. 化したプレーパターンの頻出が確認された。 「状況判断遂行能力得点」と「主観的判断力得点」. 1V、まとめ. 「状況判断遂行能力」を評価するゲ』ムを作成する. の間には,有意な相関(r・0,654,p<O.01)が認められ. た(図2)。また,これらの関係には,技能レベルが大. とともに,得点算出の方法を開発・提示した。. きく関係していないことが認められた。. また,「P&Sバスケット」を用いた授業によって,状. 3.状況判断遂行能力の育成. 況判断能力の育成が促進されることを実証した。. a)状況判断能力. r状況判断遂行能力得点」は,PS群14.44点± 2.58→6.06点±2.71,BB群:4.07点士1.36→4.64点. ±2.61であり,PS群のみが有意に向上した。. b)技能的側面 i.個人的技能=8の宇ドリブル得点・ピボットターン シュート得点は両群ともに有意に向上した。. (本研究の一部は,第49回大阪体育学会,および,. 第62回日本体育学会,第31回日本スポーツ教育学 会で発表した。また,ベネッセ教員育成研究奨学金 の助成を受けた。). 主任指導教官(後藤幸弘). 指導教官(後藤幸弘). 一429一.
(3)
関連したドキュメント
・Squamous cell carcinoma 8070 とその亜型/変異型 注3: 以下のような状況にて腫瘤の組織型が異なると
[r]
印刷物をみた。右側を開けるのか,左側を開け
評価点 1 0.8 0.5 0.2 0 ―.. 取組状況の程度の選択又は記入に係る判断基準 根拠 調書 その5、6、7 基本情報
析の視角について付言しておくことが必要であろう︒各国の状況に対する比較法的視点からの分析は︑直ちに国際法
本判決が不合理だとした事実関係の︱つに原因となった暴行を裏づける診断書ないし患部写真の欠落がある︒この
具体的な取組の 状況とその効果 に対する評価.
具体的な取組の 状況とその効果