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子どもが必然性をもって学ぶ理科授業の開発 : 新しい知識や考えを受容する構えに着目して

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Academic year: 2021

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(1)子どもが必然性をもって学ぶ理科授業の開発 一新しい知識や考えを受容する構え1手着目して一                         授業案残高度化専攻                         授業実践リーダ」コース.                         学籍番号 P11028A                         氏 名 竹下 裕子 1.問題の所在と研究の日的  これまでの実践において,子どもの野間から問. 2.研究報告書の構成 本報告書は次の5章で構成した。. 題解決的に学びをつくってい一く授業づくりを心が. 第1章 問題の所在と研究の目的. けてきた。しかし,実際には何を調べていくのか. 第2章 研究の方法と内容. という目的意識を持つことができない姿や実験か. 第3章 実践I:第6学年「ものが燃えるとき」. らどんなことが推論できるのかという,・科学的な. 第4章 実践1I二第5学年「もののとけ方」. 根拠に基づいた考察や縞諭づけができない姿が見. 第5章 本研究のまとめ及び今後め課題. 受けられた。これは,課睡設定や実験計画の段階. 3.研究の概要. 1とおいて,子ども自身に実験の意味や目的,学ぶ.  第1章では日頃の実践における課題と研究の一日. 価値を明・確にもたせられていないこと,つまり子. 的を述べた。. .どもにとって必然性のある学びとなっていないこ.  第2章では研究の方法と理論的背景として,構. とが考えられる。. 成主義の考え方に基づく授業モデルや素朴概念,.  堀一(2010)は,学習の成立する最も重要な要因. 認知的葛藤のとらえ方を整理し,子どもの考えを. の1つとして,学習者自身に新しい知識や考えを. 表現させる方法として,描画法と対話活動の利点. 受容する構えがつくられていることをあげている。. について述べた。さらに,本研究における新しい. そして,その構えをつくるためには,学習活動の. 知識や考えを受容する構えをつくる3つの場の工. 中で,学習者に既有の知識や考えを自覚させ,自. 夫を取り入れた授業デザインについて示した。. 分の知識や考えが何かおかしいという不満が出て くるようにすることが必要であると、している。. 《3つの視点に基づく場の工夫》 ①認知的葛藤を促すための教材の活用.  したがって,単に自然事象と出会わせるだけで. ②自然事象に対する自分の考えを図や言葉で表. なく,自然事象に対する自分の見方や考え方を奉.  現するワークシートの工夫 ③他者と考えを比較する対話活動の場の設定. 琴する;とを通して,自分の考え方と科学的な見 方や考え方とのズレを認識し,r不思議だ」「知り.  第3章では実践Iの第6学年「ものの燃ネ方」. たい」「確かめたい」といらた必然性を促していく. における3つの工夫を取り入れた単元計画(表1)一 D. 場を取り入れた授業づくりが必要であると考えた。. と授業の実際,場の工夫の効果についての分析,.  そこで,本研究では,子どもたちに必然性をも. 考姦を整理した。その結果,工夫①の認知的葛藤. った学びを促していくたφに,子どもの考えを引. 一を促すための教材の活用により,自分の考えの曖. き出し,新しい知識や考えを受容する構えをつく. 昧さや矛層点を認識させたことが,「なぜだろう」. る場を工夫した授業の開発を行っていくことを買. 「不思議だ」「調べたい」という構えにつながった. 的とする。。. 一という結果が得られた。しかし,場の工夫②③に.

(2) ついては,自分の考えを描画法で表現するこ一とで,. 【表2】3つの場の工夫を取り入れた単元計画(実践皿). 自分の考えを整理し,自分の曖昧さに気づくとと 自分の考えを整理し,自分の曖昧さに気づくこと. 暗. ができるという思考の道具としての有効性はあっ ェできるという思考の道具としての有効性はあっ. i. 拳習活動と3つの視点に基づくコ:夫. 導入:もののとけ方 E水にものが瀞ナる様子を観察し.「湧ける」とはどういうことかを考える。. たものの,描画したもgを媒介とした他者とのや スものの,描画したもgを媒介とした他者とのや りとりにおいて,相違点を見出し,課題を明確に 閧ニりにおいて,相違点を見出し,課題を明確に. 剃次:炊鮒たもののゆくえ E永に溶けたもののゆくえについて自分なりの考えを表調する、 2. もっというところまでは至らず,対話活動の質が 烽チというところまでは至らず,対話活動の質が. 課題となった。この課題を受け,実践1Iでは場の ロ題となった。この課題を受け,実践1Iでは場の 工夫②③に重点をおき,授業をデザインした。 H夫②③に重点をおき,授業をデザインした。. H  水にものが瀕た  についての自 のイメージ捻 と記述で表. 男させることで自のえの味さや矛盾点に気づかせる ・互いの零えを交流し、蟹糧を免出し,実験方塗を考える。 3. n= イメージ図を  とし 丁 げたものはど’払ったのか   点と. した   のの.  【表口3つの場の工夫を取り入れた単元計画(実践I). @【表口3つの場の工夫を取り入れた単元計画(実践I).■             L』凹皿 I…1■■■   ■         一一一         一⊥一一 …       0一■  阯… ■ I1■ 時          学習活動と3つの視点{こ基づく工夫. 4.まとめと今後の課題・ 1・2. 導入=燃える」のイメージ略語連想渕 H     な2つの  「 ■そ一で ■主い   ’螂 コ・ブ. r,’准さぞuてえ      ・ を示し 知. 幽,. 第I次:ものを燃やす工夫 3・4. E空き紡実験からよく燃える条件を考える E絵や図でよく燃える理出を書き、交流することで,自分の葛えを. セ確にする ものρ燃え方と空気の流れ 5・6. E糖土や慶のない集気びんでものの燃え方と空気の流れの関係を調べる. 第2次:ものが燃える前後の空気の変化 7・8・9’.  本研究では,子どもが必然性をもった学びの @本研究では,子どもが必然性をもった学びの 中で科学的な理解を一深めることをねらいとし ?ナ科学的な理解を深めることをねらいとし て実践を行った。一授業において3つの場の工夫 ト実践を行った。一授業において3つの場の工夫. を取り入れることにより,子どもたちに新しい 取り 黷驍アとにより,子どもたちに新しい. 知識や考えを受容する構えを形成させること t織や考えを受容する構えを形成させること ができたという結果が得られた。すなわち,工 ェできたという結果が得られた。すなわち,工 夫①②により,手ともが自分の素朴概念を認識 v①②により,子どもが自分の素朴概念を認識. E気体検鋼管や石灰水でものが燃える前後の空気の質的変化を調べる. し,曖昧さや矛盾点を自覚することを促すこと オ,曖昧さや矛盾点を自覚することを促すこと. n二夫あろうそ が燃えるIの笙気の質的変ヒについての自分の誇えを. ができ,工夫②③により,他者の考えと比較し, ェでき,工夫②③により,他者の考えと比較し,. 幽王3地のヒ劇こした。の. 相違点を見出すことで,課題を明確にもたせる 葛T点を見出すことで,課題を明確にもたせる ことができた。子どもが自分の考えに対一 オて, アとができた。子どもが自分の考えに対して,.  第4章では,実践皿の第5学年rもののとけ方」. 何かおかしいとい、う不満を感じ,自分’. ゥ身の課. において,実践Iの改善点をふまえ,2つの場の二. 題を見出すことで,「調べたい」r確かめたい」. 工夫に重点をおいた単元計画(表2)と授業の実. という必然性につながったといえる。. 際,場の工夫の効果についての分析,考察を整理.  今後の課題として,描画することに苦手意識. した。特に対話活動の場では,時間的保障に加え,. をもつ子どもに対し,絵の完成が目的ではなく,. 比較する税点を明確にするために,子どもたちの・. 思考と表現の道具としての価値を感じさせら. 考えを5つの説に分類し,全体で共有させた上で. れるよう,個別の対応を行っていくこと,対話. 活動させた。さらに,疑問点や相薄点などを記録. 活動の質を今後さらに高めていくために,必ず. ,させるワークシートを取り入れた。その結果,自. 明確な課題や話し合いの視点をも。たせ,グルー. 分のイメージ図を媒介としたやりとりにおいて,. プのメンバーがしっかりと参加できる活動に. 比較のしやすさや細かい部分についての相違点へ. していくことが必要であると考える。. の気づきが促されたことが成果として挙げられた。.  また,描画法を中学年や化学分野以外壱こも取. また,多様な考えにふれる機会が保障されたこと. り入れ,継続的に活用した場合の効果について. で,より確からしい考えを創り上げていこうとす. も今後明らかにしていきたいと考えている。. る姿も見られ,子どもの必然性をもった学びにつ.       修学指導教員 佐藤真伊藤博之. ながったのではないかととらえている。.         指導教員 松本件宗.

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