高分子添加ゲル薄膜の作製と染色法を用いた色素増感型太陽電池の作製
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(2) 製した。得られたセルについて“Cと電流・電. ことによって薄膜中に含まれるTi02量が多くな. 圧特性(I−V特性)を測定した。また、比較のた. ったことによるものだと考えられる。. めチタンペースト状酸化チタンを用いた膜で. 各色素で染色した膜を比較すると怖Cが最も. もセルを作製し、同様の測定を行った。. 大きかったのは、ブロモフェノールブルーにより. 染色した場合で、172.5mVとなった。このゲル. 3 結果と考察. 薄膜は400nm∼530nmに幅広く大きな吸収を持. ゲル薄膜の膜厚を増加させるため、HPCの添. つ。また、開放端電圧が1OOmVを超えた色素の. 加量を変えたところ、焼成温度150℃∼250℃で. 吸収は400nm∼530nmにあった。これは光源で. はHPC添加量に伴い吸収が大きくなった。また. ある. 焼成温度300℃∼400℃ではHPC添加量を増加. MEGALIGHT100の光強度の分布と色素の吸収. してもほとんど吸収は増加していないことがわ. ピークが一致したことによるものと考えられる。. かった。これは焼成温度300℃では添加したHlPC. 本研究で得られたゲル薄膜は、染色に用いる色素. が熱分解されたためHPCへ染着していた分の吸. を光源の強度の大きい波長に合わせて選択する. 収が見られなくなったためであると考えられる。. ことで、様々な環境下で有効に働く色素増感型太. また350℃以上では吸収がさらに減少したが、こ. 陽電池に応用できることがわかった。. れは焼成温度が高くなることでHPCの熱分解が. さらに色素増感型太陽電池の特性を評価する. さらに進み、ゲル薄膜の焼結も進んだため染色に. ため、ゲル膜を用いたセルについてI−V特性を測. よりT102に配位する色素量が減少したためと考. 定した。その結果、有機高分子含有ゲル薄膜で作. えられる。. 製したセルは、酸化チタンペースト膜で作製した. 以上の結果から、Ti(0−i−Pr)4の添加量をモル比. セルよりも恥C、短絡電流(ISC)が大きくなり、よ. 2倍、HPC添加量を質量比4倍とし、150℃にて. り大きな電力が得られることがわかった。15ぴ℃. 焼成後、染色するという条件で最も吸収が大きく. で焼成したゲル薄膜には、多くの細孔があり表面. なった。得られた膜をS皿Mにて観察したところ、. 積が大きいため、より多くの色素が酸化チタンに. 染色前後共に均一な膜薄膜が得られていること. 配位したこと、またゲル薄膜の膜厚がべ一スト状. が確認できた。またSEM像から見積もった染色. チタン膜に比べて薄いと考えられるので、ゲル薄. 前の膜厚は12.98μm、染色後の膜厚は6.34μm. 膜の内部抵抗が小さいことから、ゲル薄膜のほう. となった。この減少量が非常に大きいことから、. が大きな電力を示したものと考えられる。. 染色時80℃の温水により、ゲル薄膜の綴密化が おきたものと考えられる。. 作製条件によるv児の違いを検討した結果、. 主任指導員 尾關 徹. Ti(0一冊r)4の添加量をモル比2倍、HPC添加量. 指導教員 小和田善之. を質量比4倍とし、150℃にて焼成し、作製した セルが恥Cは大きくなることが分かった。この条. 件はゲル薄膜の吸収が大きくなるものであるこ とから、v㏄の増加はゲル薄膜の膜厚が厚くなる. 一403一.
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