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-- フランス公営企業に対する議会の分科委員会の統制 --

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(1)じ. ー フラ ン. 一ヽ は. ス公 営 企 業 に対 す る. に. ‘ ' 特 殊の経営 管理制度、 艤会・政府 の糀. 宏. 議 会 の分 科 委 員 会 の統 制 ー. め. ^フラ ン スの 公営諸 企 業は、「公営 」 という特 殊性がもたらす制約諸条件. 督・統制制度 ー ーの下において、企 業体 として如何 に運 党されているのか>. 和. その第二として、 本稿で は、 議会 の統制という 、 今 ―つ別の制約条件を採り上 げよう とするので ある。. ことを指 摘しよう としたので あっ た 。 ①. とりまく 一特 殊条件として視 、 この「 三 部制が企 業としての円 滑なる諸 活 動を殺 ぐ結果を招く一嬰 因で ある」という. l. その手 始めとして、 先に、 フラン ス公営諸企 業の独自の一ー 公党 企 業を 一 部制によ る管理 組 織制度を、 それ自体 、 「. ) れが当 面の研 究課題なので ある。. 田. 議会は公営 企 業を法 により創 り出 す 。 その機 構を法により修 正する。 その長 期計画・年度予算、あるいは、 補助金 交付を脹決•承 謁する。 艤会 は立法府 としての決定機 術を保有 している。. - 81 -. 堀.

(2) 議会 は、 貞任諸大拒 •諸々の行政体 の公 営諸企 業に対する 訛粁 ・統制諸 活動を、 文書 ・ロ 叫質問、 訴問により統制. する 。政府 の諸権限の行使 に対する 統制、という 一 般的機 祀を保 持しており 、これ を公微 諸企業にも同 じよう に適 用. する ことが出来 る 。. こ のよう な意 味において、 品会 の公 党 諸 企 業に対する 統 制は、 当然、 見られる もので あり 、 容 抵される べき もので ある 。. かかる 版会 の諸槻能 は、公堂諸企 業の経常 を大 きく 規制する もので ある から、吟 味されねばなら ない。. し かし、ここでは議会 が、 そのよう な諸機 能 を遂行し得る ため、 議会 に情報 を提供する情報 蒐 集機 関に限定する 。. 公 営 請法が議会 を通 過し た当 初には、公営 諸企 業に 関する 特定 の情報 について、議会 は殆 んど要求していなかっ た. ので ある 。 ②この点 については、 積極的なる 意 志を持っ ていなかっ たとさえ言 える ので ある 。. (1947. 3. 21). 九 四七年 以後、議会 は、 自助的もしく は、 蔽会の種 々の委員会 の要請 に 枯き、 梢報 を提出 す べき こと しかし、 一. を、 順次規定してき たので ある 。1 自動的に堤出を受けるものとしては 。. 。 貸 借対照表、 損益計算得、公営企業の理 事会及 び会計検介且約の報告祖は、 大々、 釦年議会に尉出される 。. 公 け検丑院 (Co urde mpt e s ) に 属する 公企業揺 卦委艮会 (Co mmi sCo s s i o n deve nt r r e i pri f ic a s e t i s o n de mpt s Co e sde se 。. (1948. 1. 6 ). 潜を議 会に 堤出しなけれ fl publ i que s ) は、 位年十二月三十一日、公常企業及 び公私共同企業の 訊動及び成果についての 一般報 ロ ばならない。. - 82 -.

(3) . 1 8). ' )に 名簿記 録簿を 堤出 しなければなら ない。 e a mbl e s As u dee a e 。政府は 予算 案上程 と同時に 、国民議会の 理事部 (Bur 7. 彩以上の 公私共同 企業‘ 助成金を 受け ている 企業の 名簿゜ ーー 公営企業とその 傍系会社、 公資本 30. l そ れら 企業の 理事及び管 理者の 名簿゜ 要請に より 堤供を 受けるもの としては。. •. 21). (1937. 3. 21). (1949.. ま た、 二院の 経. )は 政府諸 大臣を 通じ て、 二院の 財務 委員 会の 委員 長及び報告者の 要請に より、当 t urd' e l 6 r Eta 。政府の コントローラー (Cont. (1951. 5. 委貝 会に 、 公企業の 予算 計画、 財務 運用状態に 関する 情報をす べて堤 供 しなければなら ない。. 済 委貝 会に も同 一条 件で堤供 しなければなら ない。. 公 営企 業に 対 して談 会がそ の 一般 的諸 機 能を 円 滑に 行使 す る ため に は 、 議 会は 有効 なる 資料 あ る いは 情報を 受取 っ. てい なけ れ ば なら ない 。議 会の 決定 諸 機 彬 や 、政 府の 監督・ 統制椒 の 行使 に 対す る 議 会の 統 制が認 め ら れる 限り 、 議. 会 の 情報 確保 は 、不 可欠 の もの であ り 、当 然 の もの とし て容 認 さる べき もの で あ る 。. 問 題は 、政 府・ 政 府諸 機 関 もし くは 独立 の 肱査 検 関を 通 し て、 今 掲げ た如 き 情報 を 得 る こ とで 満足 す る こ となく 、 議 会が 自ら の 手 で 、 情報 蒐 集機 関を 設 立 し たこ とから 生ず る 。 ー. 各 院 内の 財務委 員 会の 「分 科委 員 会」(SousCommi s s i on) がこ れで あ る 。. この 様 関は 、 創 設 当 初 より 、 大 巾の 諸 権 限 を 与えら れ てお っ たが、 そ の 後順 次無 条件 とさえ 思 わ れる 諸 権 限 を つけ. 加え ら れるに 至 り 政 府の 節督・ 統制 の 執 行権を 侵害 し たり 、 就中 、企 業の 自治 的経 営管 理を 背 か し、 これが経 営に 対. - 83 -.

(4) する干 渉・圧 力手 段に転化 してゆく 、 と推 論さ れる と ころ に問題 が生 ずるので ある。 正規 の巖会 機能 を逸 脱した誤会. 統 制、 従っ て は、 隈会 ー政府 ー公営 企 業の本来 の在り方 に係る問題 が生 ずるので ある。. 尚、 本稿 の対 象を明 確に限定しておきたい。. 、業 、自 、治 、をど のよう に侵 すものか」を単 に法 公営 企 業活 動を保障 する企. 、が、 、定 、規 この分 科委員会 が与えられた諸権限を、 公営 企 業に対する一制約条件と見倣すので あるが、「 その権限の諸 企 業体 と して の、 ー 経済組 織体 と してのー 解 釈的 に推 論しよう とするもので ある。. .3 60 9 1. ① 拙稿 「フランス公営企業の管 理組織」ー 鼎立管 理組織の成 立と失敗の諸 要因ー 商経学叢、第 八巻第 三号. .4.8) ② 皐 の例 外 条により( 1 9 4 6 はある 。例 へば、 フランス電 力、 ガスの公営化法30. されて 工業生 産大臣は、 フランス電 気及 びガスの状 態に関する報告書を、 毎年議会理事部に堤出しなければならない 。と 規 定 ,L' . 1 い る 。( Ma 7 0 ) 9 4 7P1 t i o na li s a t i o ns Ex pe r i e nc ede sna nt e na t r c e lVe. 二、 分 科 委 員 会 の 諸 権 限 の 限 界. 一 九 四七年 三 月 ニ ―日の財務法七0条 は、 各議院に夫々分 科委員会 を設け、 同年 七月三日法 はこれら委 員会 に「 議 会質問権」 を与 えた ので ある。. 法が成立 するまで には、 多種の修 正がなさ れてきた ので あるが、 結局、 次のよう な内 容 となっ た 。 ①. 「貸借対照 表、 損益計算書、 公営 企 業の理 事会 の報 告書、 公営 企 業の会 計検 在員の報 告書は、 夫々、 毎年 誤会 に提. - 84 -.

(5) 出さ れる」. 「公営及 び公私共 同企 業の経営を 評価する任の分 科委員会が両 院に 毎年創 設さ れる」. 「この委員会は一六名の構成で 、財務委員会・八名、 工業生 産委員会•四名、経済委員会•四名で ある」. 「 これら委員は、 前述諸企 業の経済的•財務的 状 態を即 座に個々に検 森する資格がある」. 「これら委員の任務を容 易にする性質の全て の情報 及 び資料 は提供さ れねばなら な い」 「 委員会は誤会質問権を保持 する質格が与 えられる」. 以上の諸規 定を一覧するだ けで も、 解釈と適 用につ いて、 これら規 定がもち込 む問題 は複 雑で あろう ことが推 察さ. - 85 -. れるので ある。. この分 科委員会に認められた諸権限は、 これを そのまま受 取れば、 異常に広 いものと言わ ねばなら ぬ。. しかし乍ら、諸権限の限界は存 すると考 えねばなら ぬ。 仮りに、諸企 業に対する委員会の諸権限が根 本的に全 一 的. で あり、無条件のもので あると認めるならば、 それは、 い合憲性にも、 回委員会自体 の設置 目的 にも、 い公営化諸法. に も、 反す る こと に なるからで ある。. 議 会は、公営企 業に関する政府の諸権限の その行使 に対して、統制を行うと いう権限を保有 して いるので あっ. 立 法 と行政の区別を前提とする限り、議会の委員会が、政府の監 督して いる公営企 業に全一的 無 条 件の統制を行う. 独立 せる自治 を保有 して いる と いう事実 によっ て、なおさ らに確認されるので ある。. この ことは、立 法 府と行政府の関係から生 ずるので あるが、さら に、公営企 業は一行政槻関で はなく、政 府から も. て 、 従っ て そ こで は、公営企 業 そのものより も、政府の委ねられた諸権限の執 行諸活 動を統制するので ある。. (イ).

(6) ことは認められ得ないのである。. 公常 企業に対する巌会 の 統制は同 接性 によって条件づけられねばならない。. . E` 委員会の目的は、公 常 企業の指 揮•俺 狸にあったのではなく、 梢報 蒐 集にあったのである 。 設立 当初、 釉 々の. 修 正が行 われた とはいえ、 ②その目 的につ いては修 正されていなかったのである 。. さらに、 この情報 蒐 集は、 企業の経 格的• 財 務的状 船という 限られた屁 血で考え ら れ て いる のである 。 この こと. は 、 例えば技 術諸計画、第三 者との契 約、あるいは、 製泊諸 工程についての梢 報を装 求す るものてはなく、 単に、 仕. 借対照 表、 損益計算書の如き梢報 ・ 資 料を議会自ら確保せん と したものである という ことである 。. - 86 -. 公堂 晶企業の経 営状胆を後 づけ、 評価す る 」べ きものであり、この評 価す るた めの情報 蒐 蝶 かくて、 委具会 は‘ 「. という 目的に条件づけられた検 寵語 方汰に限 昇づけられねばならぬ 。 事後統制 こそがその目的であったのである。. 分 科委 員会 の検 森諸杭限は、かくして、 経済的 ・則 務的 状態に周す る 梢報 蒐 集による 事 後統制という 条件の内で存. す る ものである 。. い 公党 企業は、いう までもなく企 業として経 営 活動を党 む紀 餓休である 。 従って、 そ の訊 動自 体の性 格から、. の経 済諸法則 や絲 党請手続きに従 い、 出来る 限りの 又、 これをよく経 幌せん とす る 限りでは、 私企染と同 様に、 二紋. 柔軟性をもたねばならぬ 。 形式主義や煩 雑な手 続から解 放されねばならない。 企業としての経 党 活動がそれを要 求す る のである 。 企業自治 とは この ことの表 現に外ならない。. 公堂 諸法は、 これを認めた のである。. 公営企 業は、 性 工業的性 格の法人 としての公 共改 ' 訊体として存 在す る 。 単なる行 政体とは異っ た地 位にある 。. ヵヽ.

(7) て、 公 腐企 業は国 家の 手 中に在 る もの で は な く、 企 業内 部の 経 営管 理者脳 も本 来の意 味の 政 府の 階 層の 内に 含 ま れる. もの で は な い。政 府 と企業の 閲 係です ら、 監 朽 ・統 制 という 概 念で結 ば れる もの で あ る 。. か よう に 、 法の 与え た自 治を 保有す る 公 営 企 業に 対 し て、 譲 会 の 一委 員会 が 、政 府行 政 体に 対す る と同じ よう に 直. 接の 統 制 を 行 い、 検鉦 に没 叫す る こ とは 出 来 な い。 企業 自治 が存す る か らで あ る 。. さ らに 、 企業の 自治 という こ とか ら、 後述す る よう に 企業経 営の 「 事業の 秘 密一 が存 在 し、こ れが、 検牡 諸 橙 限及 び全 ゆ る 情報 蒐 集 を 条件 ずけ なけ れ ば な らな いで あ ろう 。. か よう に し て、委 員 会の 諸 権 限に は 、 統 制の 問 接 性 、 事 後統 制、 企 業 自治 か ら生 ず る 事業 の 秘 密の 尊重 という 三 点 か ら、 上限 とも一 ー ロう べき 限昇 が存す る こ とは考え られる 。. 問題 は 、 「そ の 限 界線 は何 処に あ る べき か 」が 、 さ らに 、 甲確に 引 かれ なけ れ ば な ら な い という 点 で あ る 。. , onales.R evve Poli ti que et Parlem entarie. Jan 1 955 C ontrole de Parlem ent sur J es Entreprises N ati. 委且会叔立の 端 緒は 、政 府堤出法案であ った。その 囚容 は、恒年、 公営企業の 貸借対照 表を 議会に 堤 出する という もの であ っ. xxx. , 1 959. ques. ses Publi A. on L ' i E tat et ! es Entrepri G D el. ① 法規定に つ いては、以下より引用 。. ⑨. た。この法案を 、議会の 側から まず、損益計箕杏、会け 検低長の 報告を も含め る という 修正案が 出され 、さらに 、 「 企業の 経 常を 後づ け 評価する 」 任 の 委員会別度が 上程され たのである 。. 一 、分 科 委 貝 会 の 諸 権 阪 と 企 業 の 自 治. - 87 -.

(8) 分 科委員 会の任務を容 易にする性 質の全ゆる 情報及 び資料は、委員会に提供されねばなら な い」 と い う 規定か 「. ら 、今― つ には、分 科委員会に謡会質問諸権限を与えた規定から、委員会は、 全ての情報 を要求 し 、確保する権限を. 保有 する こと になる。 この二法規は、刑 法の定める如き秘密厳 守義務の諸規定とあるいは、公営企 業の組 織や機 能 に. 関する諸 法規と、 同一 水 準に位 惜しているので あるが、 この両 者の関係を吟 味する ことによっ て、今問題 の限界 線が. 引かれるこ とになる。. 第一に、委員会の全ゆる情報 の蒐 集権は、法の定めた秘密厳 守の義務によっ て限定されねばなら ないので ある。. 秘密厳 守の義務としては、 国防機 密(刑 法七八条)製 造機 密(刑 法四一八条)職 業上の秘密(刑 法三七八条)があ る。. 職 業上 の秘密の規定の目的は、全般 利 益の保護で はなく 、合法的なる個人 利 益の保腹 にある。 これは、 他人 の秘密. の受 託者で ある ものに全て係わる義務で ある。公営企 業に関 していえば、 銀行・保険会社の如き企 業は、 就中 、 第三. 者の秘 密事項 の 多数の情報 ・ 資料の所有 者といえよう 。. かかる刑 法の諸規定は、委員 会の情報 要求 権に、 どう 対抗する もので あろう か。. この疑問 に答えるに、明 白な事 例がある。①. 誤会がイ ン ド シナの通 貨に対する質問委員会を組 織した際、 これに関する 資料及 び情報 の提供を拒 否する ことは. 秘密厳 守義務により合法で あるとされた。. そこで、 談会は、特 別に、法により、 「 政府要員 、公務員、 銀行 •金 融業務 の 従業 員 は、 このイ ン ドシナ通 貨に. - 88 -.

(9) 対する質問委員会に証人として要請さ れれば、諸々の法規定に反 しても、 これに関する事央について聴 聞さ れる 時. . には、これに対して職 業上 の秘密厳 守義務を対抗さ せる ことは 出来 ない」 ) 10 30 19 53. ) とした。. 般法規における秘密厳 守の義務は、質問委員会に対抗するという ことになろう 。何 ん この措 摘に鑑みてみれば、 一. となれば、 これを避けて、 対抗できなくする ためには、そ こに、特別の法律上の措 置が必要だからで ある。. 当然の帰 結として、分 科委員会の 議会質問権も秘密の義務により条 件づけられることになる。 かくて、全ゆる 情報 要求 という 委員会の権限は、一般的には、制約さ れる ことになるので ある。 第二に特に「企 業自治 という条 件が限界範 囲を用確にするといえる。. 公営 化法が与え た企 業の自治の― つの意 味は、公営 企 業を、 一 般私企 業と 出来 るだけ同 一の条 件で 活 動さ せ、企 業. に柔軟性を与える ことにある。かくて又、その管理 者層にその経営 を委ねたわけで ある。. かかる企 業自治を含 む一般法規に対して、委員会の特殊なる法は並 懺関係におかれているので あるが、 この委員会. 規定の中 には、公営 化法の企 業自治を放 棄する意 図は見 出さ れない。その限りにおいては、一般諸法規の普 逼性が認. めら れねばなら ないので ある。. 企 業自治を明 文で 放 棄しない限り、分 科委員会の諸権限は、 次の諸点で 、制約を受 けざるを得 ない ので ある。. 委員 会が誤会質問権によっ て、企 業内 部の職 員を情報 蒐 集という 口 実の下 に、 自由に直 接召喚する ことになれ. ば、 これは企 業の管理 者層の人事に対する自治権を脅 か し、 同時に、管理 者層に政治的圧 力を無 意 識のう ちに加える 危険があり、 彼らのイ ニイ シャテ ィ・ フをもぎとるという おそれがある。. - 89 -.

(10) かく て、 巖会 質間権で 忍 められる 証人 召険は、 少くとも 管刑者層を 通 じる こと が認められ ねばならないので ある。. 委 員会の 全 ゆる 情報の 蒐集樅は、 今 ― つ、 企 業自沿と表 裏の 喝係にある 秘 密保持の権 利に よって、限定され ね. ばならないのである。. 秘 密 の義 務は、 ある人の 他の人 の 利 益において 尊 重され ねばならぬもので ある 。 秘 密の権 利は、 その秘 密を保 溝す. る ものと、 それに よって 利 益を 受 ける もの が、 同 一 人 格で ある 場合に、自 ずから生 するものである。. かく て、 この 両者は「 同 じ メタ ルの 両 面にす ぎない 」②と 言う こと が出来 よう。. 例えば、 各人は、 一般に、 法 が提 供義務を 課した 情報 は別として、 自 己の 固有の 仕事の秘 密楕をもっ ている と認め. られている 。 この権 利は、 その人 の 肉係者は この秘 密を 守ら ねばなら ぬばかりで なく 、 彼自らも、 特定法規で 課せ ら. れて おらない検 在を 全て 拒否する 自由を保 付する、という ことを意 味しているのである。. 注人の地位も これと 異るもので はない。 むしろ、 白 己の秘 密権で 自らを 守るという 、 怯人 の 樅利 こそが、 怯人 にと. っ て 問嵐なので ある 。 ここにおいて、 9 事業の秘 密」という 面に 触れる わ けで ある。 これは、 法の 尊 重という 条 件に. おいて、 各人は 私 生活をもっと 判断される 順則を経 済語活動に 適用した ものに外ならない。. 公 常企 業 が法人とされ た則由は、 これ が企 業の 自沿を 悲 礎づ けるからで ある 。企 業の 私的活動を認める こと こそ法. 人 化の 典由 そのもので あった。 又、 法の 仔えた 商 上業 的性格には、 自治 が条件なので ある 。 私 的活 動 が認 められる こ と が、 商 工業的経常を なし 得る 条件そのも ので ある。. かく て、 商 工業 的性 格を りえ られた公 堂企 業は、一 般商 t業の 諸方 法に 従って 経堂される 故に、 「 事業の 籾密」は 公 常企業にとっても 同様に必 裳なる ことは用 白なので ある 。. - 90 -. (口).

(11) この ことは 、公党企業の 柄仙 が競争条件の 下で 展測されている ような 企業にとっては 、とり わけ明 瞭で ある 。製造. 機 密や技術訓の機 密 だけで はない 。経沼・ 則務 上の 請政 策 には 、 秘密の保 雌 が要求 されるので ある 。. 道 路 に対 する 鉄道・ 電気と 他の 動 力 源の 語会社 )にとっても、 同 じよう にして 、間接的の 説争条件にある 品企業 (. 事業の 秘密は 允 分の 政味 を持つので ある 。. II 立 汰府I ら か公営企業 を廂 じ菜 的性 格の 法人 と した 以上、 公党企業は 私企 業と 同様の権 利 をサえら れ 、ま た 、. 中、競争企業と 同 一 条 件で 糾党する権利 を廿えられ たので ある 。立法府 は 、 公営 企業 を自治体 とし 、国家の 諸機 関か. ら 独立 せしめたので あった 。 l. 般 の 私企業 が亨受 する [車業の秘 密 の権利は ヽ公営企業にも認められねばならな いo かく て 、 一. しか し 乍ら 、 この 「事業の秘 密」は 、厳 密に 、分科 委 員会 の検 壺椒限と対 抗 するもので はないで あろう 。仮り に そ. う なると すれ は、企業の 内部語活動にお ける 惰報 は 全て 、 その 企業の 「事業の 秘 密」に 係 わるので あり 、委員会の検 在の ほと ん と全て は 、事火 上、 不祀になるで あろう 。. 従って 、具体 的に問 阻となるのは 、 「全ゆる情報 の蒐 集権」と 、企業の自 主活 動より 牛ずる 「事業の秘 密権 」の 昨 重との 調整如何という ことで あろう 。. ちなみ に、 これに対しては 、 Cons 行政 審判所 )が、「 企業の管理 者 が企業利 益を害 すると 判断し 、公 ld i e ` ot( Et. 開 を拒否し 得ると 見 倣した 賜合には 、糀督大 臣に 報告し 、大 臣の 責任の下 に その 可否 を決 する 」③という 勧告 を行っ. ている 。揺督大 臣に 、 調幣役割を委ね んと したので ある 。. - 91 -. 就.

(12) 九四 七年の分 科委 員会に 関 する 二法 規の 、 その権限範 囲如何 と いう 点 に つ いて 、限界づ けて来 たので あ 以 上、 一 る 。 そのよう な 枠内 にお いて分 科委 員会は活 動 す べきもので ある 。. 改めて 、 この 線に 沿っ て 、委 員会の諸権限が法的に明 確化されれば 、議会の政府 、公 常企業に対 する諸機 能の 本来. , A.G • D el i on, op. cit. P60. nal i sees ndustri ell es nati entre· pri ses i. の 在り方 も明 瞭にされ 、従っ ては 、企 業の自治 活 動は保障 され 、実際にも確保され 得るものとなっ たで あ ろう 。 ①. , Le con trol V edel G. a gesti d oe ns e par k s C om m i ssi ons parlem ent ai res de l. P.143. ,i bi V edel G. d. , M ars .1 955 o! e m ixte• D roilSoci econom i et des Societes d' ②. , Parl EG .Lew i i tical Science Revi ew,Sept onali zed i ndustry i s i am entary con trolof nati n France. T he A m erecan Pol. P.144. ③. P.145. 1957 PP.672� 673. , G .V edel op.cit. 四、 分 科 委 員 会 の 諸 権 限 の 拡 大. 一九四 七年の諸法にお いて すら 、委 員会の諸権限は 、 そのまま放置 すれ ば 、企 業の 自治に対 する 重大なる 危 険を持. ち込 むよう に 思われた にも 拘ら ず 、議会は 、 その 危険 をさらに明 白にさ せるよう な諸権限 を 大巾に委 員会に与 える に. 至ったので ある 。. 二章で 「 権限 の上 限 」として述 べた三つの 論拠に対 応さ せて 、 これ を 観てゆく ことに する 。 上限 すら も 越えるに 至. - 92 -.

(13) っ たので ある 。. 委 員会 の構成 員数 か坪人したばかりで なく 、 ①検 府される企 業体の 範囲が 拡大され た。. 、僕 、企 業の 傍 系会 社 について は、 過半数所 有会社 にのみ行 われ る、 と 政府 の統制は、 公 い う に 反して、 委員会. ここで 、 招意す べきは. る。. 全傍系会 社、 公賓本が 過半数を 占 める 傍系会 社、及 び国家資本参 加 三0形以上 の 公私共同企 業 も含 まれている のであ. この 記録される組 織体とは、 松律 上の制度 如何 に拘ら ず、 全ての 公企 業を対 象としており、 加う る に、 公堂企 業の. .7 .1 と になっ た。 (1 94 9 8). 当初は 「公堂企 業及 び公私八同企 業 ] に限定されていた 範 囲が、 毎年予算 案の 中に記録される 紀織体 全てを 含 む こ. H. そればかりで なく 、 委 員会 の 長は、検 在 調蒼の た め、 公務 員を指名 し、 その 公務 員が独 立桟関 たる監 牡委 員会. て も、 公資本参加 五0形 ( 委 員会は 三 0%以上 )以 上の会社 を対 象とする に過ぎ ないので ある 。. .8 .9) によっ て、関係 諸大 臣の決 裁を まって、 傍系会 社 にもその検 在権が及 び得る こと になっ たが、 これ にし ( 1 9 53. .1 .6)で は、 その 枠は、 公企 業の 傍 系会 社 には及ばなかっ たの で あ る 。 その 後 デ ク レ 監査委 員会創 設当 初 ( 1 94 8. いう点で ある 。. く 、 本来 の 訛壺機 関たる 公企 業監 在委員会 が検 査する組 織体の 枠より も広い権限を も つに至っ たと 口 なお 、 同 じ �. は、 全会 社を対 象 にするという 瓜で あり、. (イ). の報 告者と 同様の 諸権 限を 特つよう 要 求する ことが 出 米るばかりで ない。 その上、 委員会は、監 壺 委員会 の特 別報 告. (ハ). 93.

(14) .4 . を も受 取る 資格を持 つに 至っ た 。 ( 19 55 3). 以上 の三点 は 、 重要 なる意 味をもつ 。すな わち 、 二箪で 掲 げた 、公 営企業に対する 議会 の統制 の 「間接性」 が 維持. され 得なく なるからで ある。. 委員会 は 本来 殿会 の 情報鬼集 機隔にすぎない 。 それに反 して 、政府 及 び監査委員会 は 、夫 々、 固有 の意 味の 監 督・. 統制機 関で ある。. それにも 拘ら ず 、直接 的なる 揺 督統制機 肉の 企 業体 について の対 象範 囲以上に 、間接性を保持 す べき 際会 の委員会. の範 囲は広 いので ある。. 政府 の 監 督統制 活動を統制するだけ の 議会 が 、政府 が 監督統制を行っ て いない 企 業について 、何 故情報 を必 要とす. るので あろう か 、政府 活 動の統制という 機能を 逸脱していることを 立証するもので あろう 。. さらに 、原則 と して政府 に対して のみ報 告義務 のある 監査委員会 の特 別報 告をも受 取る 、という ことは 、特 別報 告. の内 容が 個 々の 企 業活 動の 細部に 亘る 調雀であり 、政府 の 監督・統制 にのみ 充てら れる べき性格 のも のだけに 、既存. の 本来 の 監督 ・ 統制体 の上 に 、脹会 が さらに自 己の統制 の 間接性 を放 棄して 、直接的 永続的 なる統制を公 営企業につ け加 えるという 傾 向を 招く ので ある。. そ かくて 、単 なる 情報 蒐 集 機関が 、本米の統制機 関と 菫複する 傾向をもち 、企業の活 動は 二元の 直接統制 を受け 、. の自治 は さら に 縮 少 される ことになろう 。. それにも 増して 、統制機 関 の関 与 し て い ない 諸企業にまで 脹会 が直 接の統制を行う に 至り 、 「議会 に よる行政 」. ' As embl e e) :§という 懸 念が 強く生 じてくるので ある 。 ra t i ond' (l Admi ni st. - 94 -.

(15) 委 員会の任 務は 「企業の 経済 的• 財務的 状態を 後づけ 評価する」 こと にあり 、これ によ り、 政府の 監督 ・ 統制. の活 動を統制する に存するもので ある。かくて 、自ずから事 後統 制 の 性格を もつもので あっ た 。 従っ て は 又、この目. 的のた め に必要な 情報 は 全て 提供されねばなら ないと 規定されているものの 、 その 情報 の 内容は 、経微管理 上の 諸点. た。 には及ばないと 見なければならぬ としたので あ っ. しかる に、委 員会 は 、経営管理 面の 、 経済 的 財務的情報 とは別の 、技 術的 悟報 をも要 求することが出来 、し カヽも ヽ. 過 去 ・現 在の 情報 ばかりで なく 、経弼諸計画の 如 き、 将米の 事狛 についても蒐 集する ことの 椛限が 与えら れた 。 ( 1 9 5 5.4.3 ). これら 梢報の 捉供は 、企業の 独立性を 綽う だけで はない 。公 四呂 企業の 経済 的地 位をも 危く する。 特 に、販売計画 ·. 製 造計画の 如 きものの公 開は 、企業体 としての公 営 企業 に大 きな 不利点 をもたら す。 多かれ 少かれ 、直接的に し ろ、. その 程度は 非常に 頗繁な技 術面 へ の 千渉よ りは 少い 」③と. ま た 、間接的 にし ろ、内 外の 多釉企業と 競争状態 にある 限り、これら 梢報の公 開は 耐え 難いものといえる。 「財政 伽 へ の 干渉は 、外見上、 企業自治 を殺 ぐよう に思われる が. いはねばならぬ 。. しかも 、 将来に ついての情報 蒐傑梃が明 確 に法 により 認められた 限り 、事 前 的統 制が 浸入し 、 これが 企業の 諸計 画. i. 定の 枠内で 、考 瑚. に干渉し 得るので ある。かくて 、議会 は 、 「 企 業の 内部諸決 定の 最も 単純なも ので すら 尊重していないという ことは 言い 得るで あ ろう l④という点 にまで 至り 得るので ある。. 実 際 に重要で 尊重される べ きは 、経 営管 狸上の 諸決 定の 如 き技 術的な もので ある 。与えられた. を 行い 、組 織を 編成し 、人事を行い 、 経営を 運営管理 するという 執行権の 自由こ そ 実質的なる企 業の自治で ある。. - 95 -. (二).

(16) 自治の この 最 後の 砦が 奪わ れる ことになろう 。検 査という事 後統 制から 事前の統 制 へ の 浸透で ある 。正し い 情報を. 得 るた めの検 査から 、ここで も 、直接統 制に逸 脱していくと 言えるので ある 。. 「検 査任務 を 遂行するに必要 な 情報、資料 は全て提供 を受 ける 、 」同時に 、 「 その 為に 議会 質問権が与 えられる」. という委員会の諸権限は 、 ― つには 、企 業自治 を 規定した公 営化法から 、 二つ には 、 その 自治から生 ずる 「 事 業の秘. 密」の 適 用から 、三 つには 、刑 法の定 める秘密厳 守の義務 規定から 、さら には 、事 後統 制という性格から 、限界 づけ. ら れね ばなら ないとして来 たので あっ た 。. し かるに 、改 めて 、「分 科委員会は 、この統 制に 属すると ころの企 業の 根能に関して 、如何なるもので も 、 その資. . .4 料 全てにつ いて 、 伝達される資格を保 有する 」。 (19 55 3) とされ 、さら に 、陵会 質問権に関して 、欠 席は 科料 ・拘引. 状の対象となり 、召喚は企 業の全ての職員 ・従 業員 ・ 及 び監督諸 省の公務員にまで 及 ぶことになっ たので ある。 (19 5. . .4 • 19 o.1.6 3) 55. 「 事 業の秘密」の権利は 、全ゆる 情報獲得権 に 、少くとも 、対抗し なけれ ばなら ぬ。という 論拠が 完全に無視 され. た ので ある。この ことは 、公 営企 業の 商 工業的性格の法人た るを 否定する こと に な る の で ある 。先にみた通りで あ る。. . · ① 委員会活動の 増大とい う理由で、次の 如く 補充された 。 ( 1 9 5 3 31 1 2 ) 財務委員会四名‘交通観光委員会三名、海運委員会 一名。. .4.3) (1 9 5 5 しかし 、その 二年後に 「 将来、各院において 、この 規 定 は :· :•この 委員会の 構成員数を 修正すること が出来る 」. と 規定 されたた め、議会はな ほ また 委員数を 三四名に 増加させた 。. - 96 -. (ハ).

(17) ③. ②. A.G.Del i on, i bi b. P71. A. GDel i on. i bi d.. , A.G• Del i on op, ci t P 80. P 64. ④. 五、 む. 如 何なる 梢報も 獲 得す る、 事業の 秘 密も対 抗し 得ない、 「 仙報他集権 」 。これを 補 うと ころの、 従業員 ・公 務 員をも. し かる に、委 員会の 語権 限は、 先の 限界線を こと ごとく 越えたので ある。. 題 になるにす ぎなかったので ある 。. 従って、問 組は 程度 で あって、 どの 範 囲において 求め 得、 ど の範 囲において それに 応 ずる こと が出 米るのか、 が問. の権 利と して保障 されねばなら ない。. れ、 商 工業的 性格の 汰 人と なったので ある 。かく して、必 然的 に、 「 事 業の秘密 」「 経常 内部の 自 主活 動」は公 営企 業. と ころが他方 では、公 営企 業は 同時に、経済 組織体で ある。 これを より よく 経 営す るために、企 業に 自治 が与えら. はない 。公 常企 業は公 共財産で ある。 この限りにおいて、公 憚企業に 対する 談会の 話権 限は 本源的 たからで ある 。. しか し、 逆に、企 業自治 の 名の 下に、 公営企 業は、 品 会に 対して、 全ての検 査及 び全て の 情報 を 拒否し 得るもので. の自治 活 動に対する 侵 害として きたので ある。. 分 科 委員会は、ついに、 将米に も 旦る検 牡権と、 それに 要する 全ての 情報 を 得る 権限を持 つに 至っ た 。 これを企 業. び. 含む 一 ぶ面会質 間権 」経営骨 狸上の 内部袂定に事 前に 干渉し 得る ような、 将来にも 亘る 「 検 査権」で ある。. - 97 -. す.

(18) 公 営企 業は、すで に、政府の厳格 なる 糀督・ 統制を受 けている 。経 営内 部諸 決定 以前の財務的統制 牽制を 議会 から. 受 けている 。. この 上に、 分科委 員会 のかかる 諸権限を受 ける 限り、企 業の自治活 動の 存立 する 余地は ほと んど な く な る で あ ろ. 自治 活 動 以上は、 分科委 員会 の 「 権限の諸規定 」の内 容 それだ けを、単 に技 術的 に採り 上 げ、 これを公 堂企 業の 「. の 理 念」 と対 置させた にすぎ ない。 これで は、いはば、 仮定的 価 値しか持 ち得 ないので ある 。. 委 員会 制度 ある いは、 その諸権限が、 消極的 に しろ、 積極的 に しろ、 肯定されている ことも 少く ないよう で ある 。 ① その 論拠は フラ ン スの政治的・ 行政的 環境の特 殊性で ある 。. フラ ン スに おいて、何 故かかる制度 が生 じたか、特 に、何 故かかる 大巾の権限が与 えられたのか、 その 背景如何 が. 実 は、問われなけれ ば ならぬであろう 。 その特 殊なる 基盤を理 解した 上で、 公 営企 業に対して、委 員会 制 度のもたら す実 際の 作用の 評価が 改めて行われねばなら ぬ 。. ば I ① 例へ , 1PP1 6 9 1 5 9 �1 4 9 p cOwne i hi s bl r n,Pa o ndPu ns nta me a H•Ha li r A•. , PP1 ,Di 5 9 �1 6 3 B.Che r e ont c t i one r ol ede nt r e pr se i s t not e i sna ona tc li s e e s 6 5 9 · 1 ) a ne e1 1 s e e se nFr t 1 ona nt r e i; ns e sna se t i onne me ntde u reFonc ,Lg E:i. . .1 6 9 2 5 9 8�1 PP11 s e i s i sNa ondl e i s t i pr e r t not he B.c. - 98 -. ぅ゜.

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参照

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