中国の対外借款と債務危機問題
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(2) 状況を統 一 管理する必要性が高まってきたとい えよう。. 款は IMF, 世界銀行, 第二世界銀行 . 国際農 業開発基金 (IFAD), アジア開発銀行の諸機関. 中国の国際的信用は, 198 9年6月 の学生の. である。. 民主化要求運動に対する武力制圧を機に大きな 低下を余儀なくされた。 中国情勢の激変は. 中 国の外資甜入に大きな影習を及ぽし, 対外借款 においても国際金融機関や各国政府からの融資 延期, 凍結. 見直しが相次ぎ. 一定期間の冷却. まず世界銀行からの融資は, 1981年 6月の ゜. 大学教育拡充 フ ロジェクト に 対する 2 億 ドル (IBRD 1億 ドル , IDA 1億 ドル) 借り入れに 始まり, 以後88年6月までの承認額は累計7 2億 ゜. ドル, 建設フ ロジェクト68件に達し. そのうち. 化は避けられない状況になった。 日本の債券格. 28億ド)レ ( 3 9% ) が期間35年 (86 年までは55年. 付け機関も. 中国銀行などによる東京市場で起. であった) の ソフ ト ロ ー ン (無息貸款一軟貸. 債した銘柄を格付け監視銘柄に指定した。 中国. 款), 44億ドル (61.slる) が期間 20年のハ ー ド ロ. の対外信用力は失墜を余儀なくされた。. ー. 小論では, まず各種の対外借款状況を考察し. ン(有息貸款ー 硬貸款) である。借款の使用 °. 済額は26億 ドルになる。 建設フ ロジェクト66件. たのち, 対外債務危機への中国の対応をとくに. の項目別では.. 債務返済の管理強化の面から検討した。. ドル), 交通12件 (16億6,600 万 ドル). 工業 9 件 (11億5,000万ドル), 文教 ・ 衛生10件C 9億. n. 国際金融機関借款. エ ネルギ ー13件. (15億 7, 800万. 3,400万 ド)レ), 農林• 水利17件 (16億 2,000 万. 対外開放の実施に伴い, 中国は積極的に国際 一. 金融機構に参入し, その主要な 員として 国際 金融協力関係を開拓してきた。 中国が IMFでの合法的議席を回復したのは 1980年4月であり, その出資額は 2 3億 9,000万 SDR , 表決権は総投票数の2.6%であった。IMF 復帰後の翌月,世界銀行グル ー プは「国際復興開 発銀行 (IBRD), 第二世界銀行(国際開発協会, IDA)および国際金融公社 (IFC)」における中 国の代表権の回復を正式に決定した。 世界銀行 における中国の株式数は1万 2,000 株, 約13億 8,07 2万ドルに相当,中国の表決権総数に占める 割合は3.47彩である。 中国の株式数と表決権数 は米国,イギリ ス,西ドイツ, フ ランス,日本に 次いで第6位となった (1) 。 中国は85年5月には アフ リ カ開発銀行 ( AFDB) に , 翌 86年 3月に はアジア開発銀行 ( ADB)に加盟している。 ア ジア開発銀行への払込資本金は, 13,6 91株, 約 1億4,000万ドルであった。 また中国は84年12月 に国際決済銀行との業務閑係を樹立している。 中国が参入したこれら国際金融機関のうち, 借 車培欽「中国対外金融関係的発展(上)」「中国金 融」(<中 国金融"扁輯部) 1986年第11期,47-..49頁。. (1). -2. ドル), 環境保全 ( 2 億 2,500万ドル), その他 3 件となっている (2) 。 その多くは基本施設およ び原材料生産の開発に充て られていることがわ かるが.. エ ネルギ ー 関連では大慶.. カラマイ,. 中原の油田開発プ ロジェクトが目立ち. 交通運 °. 輸では天津, 上海. 黄浦の 港湾フ ロジェクト ゜. (コンテナ埠頭など) や鉄道フ ロジェクト(ト ンネル, 複線化. 電化など), また三江平原食 糧某地プ ロジェクトがある。 中国にとって世銀グル ー プからの融資を希望 しているのは IBRDのハ ード ロ ー ンとIDAの 優遇条件であるソフ ト ロ ー ンである。 IBRD は 返済期間20年, 据え置き期間5 年で最初の5年 は金利の支払いだけで元本の返済は要しない。 借款協定調印後の60 日目から未使用の金額に対 して年率0.75%のコミットメント ・ チャ ー ジを 支払う。 使用済で未返済の金額には半年毎に調 整される変動金利が課せられる。 IDA は返済 期間35年. 据え置き期間 10年で0.5%のコミッ トメント. ・. チャ. ー. ジを支払う。 無利子であるが. 使用済で未返済の金額に対して0.75形の手数料 (2). 財政部外事司世界銀行処「中国同世界銀行的合 作」「中国対外貿易」(中 国国際貿易促進委員会・ 中国国際裔会) 1988年第12期, 19頁。. (100)-.
(3) 第1表 年. 次. [. 合意金額 1979-88 1979-82. 合 合意プロ ジェクト ]. 中国の外資導入状況(1979-1988年). 計. 対外借款 額 [合意プロ ] ジェクト. 金. 791.68 205.48 34.30. (370). (949) (522). 1985. (1,894) (3,145). 47.91 98.67. 1986. (1,551). 1987 1988. (2,289) (6,011). (16,325). 1983 1984. 使用済額 1979-88 1979-82 1983 1984. 金. 額 [. (単位:億ドル). その他の投資受け入れ 直接投資受け入れ ゜ 合意プロ 合 フ 口 額 [ 意 額 ] 金 ] 金 ジェクト ジェクト 282.01 60.10. (27). 469.86 135.49. (52). 15.13. (470). 17.32. 1.85. (38) (72). 19.16 35.34. Cl,856). 26.51. (3,073). 59.32. 2.24 4.01. 117.37. (53). 84.07. (1,498). 28.34. 4.96. 121.36 166.59. (56) (108). 78.17 102.50. (2,233) (5,903). 37.09 53.33. 10.76. 473.40. (15,955) (922). 39.81 9.89. 6.10. 115.86. 124.57. 331.26 106.90. 19.81 27 05. 10.65 12.86. 1985. 46.47. 26.88. 16.61. 2.98. 1986. 72.58. 50.14. 18.74. 3.70. 1987. 84.52. 58.05. 1988. 98.40. 65.78. 23.14 26.77. 3.30 6.46. 出所)『中国統計年鑑. 中国の外資導入内訳(1979-87年) 使用済額(万ドル) 2,667,158. I対外借款 国際金融機関借款. 385,241. の. 他. I). II直接投資受け入れ 企 業 合 弁 合作経営企業 外 資 企 業 発 合 作 開 コマ ー ジャル・クレジット 合. 2). 計. 70.9 10.2. 1,228,372 408,207. 10.8. 890,734 329,808 322,226 15,181 223,519. 23.7 8.8 8.6 0.4 5.9. 204,392. 5.4. 3,762,284. 100.0. 注) 1 )債券株の発行など。 2 )補償貿易加工貿易国際リ ー スなど。 出所) 『中国対 外経済貿易年鑑』各年版。. -3. 構成比(%). 13.4 3.8 32.6. 504,246 141,092. 外国政府借款 パイヤ ー ズ・クレジット バンク・ロ ー ン. m. 2.80 1.61. 1988年』733頁.及び『北京週報』1989年3月7日,21頁より算出。. 第2表. そ. 26.89 6.01. 11.66 6.36 12.58. C 101)-.
(4) 第 1図 1988年の外資導入契約内訳 単位:万ドル. で, 世銀スタッフと中国側専門家が共同でプロ ジェクト評価を しており, 「中国にとって資金 の有効利用がある程度保証される仕組み」 (7) に なっている点も, 中国が世銀融資を 希望する理 由であろう。 世界銀行グ)レ ー プの対中融資が増加するに伴 い, 世銀は中国との経済協力問題を専門に処理 する中国局(アジア地区第三国家局 (8)) を 設置 し, 1988年から92年までの間に新中期協力計画 の一環として120億ドルの 融資を 発表してお り叫そこ には中国の農村改革や都市の社会開 発に参加するマクロ経済の改革を 支援 する貸し 付けも行われることになった。 たとえば世界銀 行の援助を受ける農村改革には. 農産品の国際 市場開拓, 農産物管理価格の軽減. 農産物価格. 注) ( )は使用済額 出所) 「国際貿易」1989年7月4日. 体制形成の進展, 土地使用権の改善, 郷鎮企業 の強化, 金融市場改革の促進などがある。 とり. 中国にとって 1人当たり GNP. がかかる (3) 。. 410ドル以下の国に融資するw 超低利の IDA の融資は最も希望するものであるが, 借入国の 1人当たり GNP が790ドルに達した場合は.. 期毎の返済金額を2倍にして返済期間を短縮す ることになる。 世界銀行から の融資は,(1)中国の建設資金不. 足を補完するものであること. (2)金利が低 く返 済期間が長いこと,(3)先進設備, 先進技術と先 進的管理経験を導入できること,(4)先進的技術 者, 専門家の旋成に役立つこと (5) に大きな利 点がある。 世銀融資を受ける場合には,(1)プロ ジェクトの選定,(2)プロジェクトの事前準備.. わけ注目されるのは, 国家科学技術委員会が農 村開発(科学技術ノウハウの普及) を目的にカ 点を おいている「星火(火花)計画 (10) 」. の約. 100件の事業に対して, 世界銀行は1億1,000万 ドルを 融資することになっている。 マクロ経済 の改革への支援といえよう。 中国における債務 危機問題•財政赤字•国際収支赤字が発生する なかで, これまでの主流であった個別プロジェ クトヘの資金 協力とともに, これをとりまく経 済構造の改革が必要となったのである。 こ のような貸し付け国に対する世銀の政策ベ ース. ・. ロ ー ンすなわち構造調整融資 (SAL, 経. 済全体にかかわる政策• 制度の改革を 対象) や. (3)プロジェクトの事前評価. (4)交渉と理事会の. セクタ ー 調整融資(農業, 製造業など個別セク. 承認. (5)プロジェクトの実施と監督,(6)プロジ. タ ー にかかわる政策•制度の改革を 対象)とい. ェクトの事後評価の6段階の手続きを 経ること. 12期,37�38頁 。「国際貿易」(日本国際貿易促進 協会) 1988年8月23日。 (7)南部 稔「中国の国際金融」(神戸商科大) 1985 年9月, 68頁。 (8) 尤少忠, 前掲論文, 36頁。 (9) コナプル世界銀行総裁の発言(「中国通信」1988 年3月16日)。 GO) 「金融界与科技界共燃「星火」ー—ー全国「星火 計画」項目発展到九千項銀行貸款占総投資的近百 分之四十ー」「金融時報」(中国人民銀行総行他) 1988年1月11日。. になるが (6) .. いずれも 世銀借款の 実施 の過程. (3) 同上論文, 22頁。 (4) 羅龍「我国利用世界銀行 貸款的経験与問題」 「国際貿易」 (中国 対外経済 貿易部国際貿易研究 所) 1987年第11期,21頁。 (5) 財政部外事司世界銀行処, 前掲論文, 22-23 頁。 (6) 尤少忠「世界銀行的貸款方式及業務程序」「国 際貿易問題J C中国対外 経済貿易大学) 1988年第. -4. C 102)-.
(5) 第3表 世界銀行グル ー プの対中融資(1981-87年) IBRD 件 数 融資額. ゜. 1981 1982 1983 1984 1985 1986 1987. 1. 合計. IDA 件 数 融資額. 100.0. 5 5 7 7 8. 463. 1 616.0 659.6 687. 0 867. 4. 1 1 5 5 4 3. 33. 3,393. 1. 19. 年次合 計 件 数 融資額. 100.0 60.0 150.4 423.5 442.3 450.0 556. 2. 1 1 6 10 12 11 11. 200.0 60.0 613. 5 1,039.5 1,101.9 1,137.0 1,423.6. 2,182.4. 52. 5,575.5. 単位: 100万ドル. 件 数. 計 融資額. 1 2 8 18 30 41 52. 200.0 260. 0 873. 5 1,913.0 3,014.9 4,151. 9 5,575.5. 累. 加盟国中の 融 資順位 70/125 63/125 28/128 18/132 14/136 11/136 8/137. 出所) William R. Feeney, "Chinese Policy toward Maltilateral Economic Institutions" in Samu. el s. Kim, edit., China and the World -New Diretions in Chinese Foreign Relations, Westview Press, 1989, pp. 246. 第4表 世界銀行グル ー プの国別融資(1987年) 国 別 順 位. ン 1 イ ド )レ ジ 2 プ ラ 3 イ ン ド ネ シ ア コ シ キ 4 メ コ Jレ 5 卜 6 韓 国 7 コ ロ ン ピ ア 8 中 国 9 バ キ ス 夕 ン ピ ン リ 10 フ イ ー ゴス ラ ビ ア 11 ユ 12 バングラディ ッシュ ロ コ 13 モ ツ 14 タ イ ジ 15 エ 卜 プ 16 ナ イ ジ ェ リ ア 17 ア ル ゼ ン チ ン 18 ア ル ジ ェ リ ア シ ア 19 マ レ 二 マ ア 20 ル 二 ア 21 ケ 22象 牙 海 岸 23 チ 工 二 ジ ア .. 24 チ リ )レ 25 ペ ム ロ. 計. IBRD 融資額 係 数 106 162 119 102 89 84 117 33 60 99 83 1 76 86 45 64 32 31 70 33 46 51 71 38 60. 件 数. 12,819. 9 14,346. 1 10,180. 9 10,496.1 8,065. 8 6,631.0 5,731.4 3,393. 1 2,532.2 4,808. 7 4,736. 7 46. 1 3,833. 2 3,692.6 2,820. 3 3,634. 6 3,607.8 2,345.0 2,329. 9 2,184. 3 1,200.0 1,980.4 1,849. 7 1,714. 7 1,711.9. IDA. 174. 14,505. 8. 46. 931. 8. 10 6 19 75 3. 178. 5 110. 8 19.5 2,182.4 2,637. 8 122.2. 112 3 6 26 2. 4,057. 6 50. 8 125. 1 981. 2 35.5. 38 1 5. 826.8 7. 5 74.6 19.0. 140,286. 8. ··-. 43,307. 7. 出所) William R. Feeney, op. cit, pp. 248-249.. -5. 融資額. (103)-. (単位: 100万ドル). 合 件 数. 計 融資額. 構成比. 280 162 165 102 99 90 117 52 135 102 83 113 79 92 71 66 32 31 70 33 84 52 76 38 60. 27,325. 7 14,346. 1 11,112. 7 10,496. 1 8,244.3 6,741. 8 5,750. 9 5,575. 5 5,170. 0 4,930. 9 4,736. 7 4,103. 7 3,884. 0 3,817.7 3,801.5 3,670. 1 3,607. 8 2,345. 0 2,329. 9 2,184. 3 2,026. 8 1,987.9 1,924. 3 1,733. 7 1,711. 9. 14.88 7.81 6.05 5.72 4.49 3.67 3.13 3.04 2.82 2.69 2. 58 2. 24 2. 12 2.08 2.07 2.00 1.97 1.28 1.27 1.19 1.10 1.08 1.05 0.94 0.93. 183,595. 5.
(6) ったいわゆ るポ リ シ ー. ・. ベ ー ス ト ・ レ ンデ ィ ン. ての意見調整については, 従来, 同 一 の国に対. ) は1980年代に入って グ(政策協調融資 , PBL. する政策勧告や コ ンデ ィ シ ョ ナ リ テ ィ. から 重視さ れ急速に拡大 し て き たものであり.. di tionality , 条件付け) の面で十分とはいえな. 従来の専ら 個 々 のプ ロ ジェク ト 案件の毀用 を ま. かったが, 近年両 機 関 の意見交換 ・ 意見調整は. かなうため の貸 し 付けから , 途上国の開発戦略. 組織的 に実施 さ れ るように な った (1() 0. を 支援 するため の融資へと世銀の融資業務 自 体 その性格を大 き く 変質さ せ ているのである. (ll). 。. PBL が経済調整政策支援 融資とも いう べ き. (con. ー. IMF の任務が赤字国に対する 一 時的短期資 金 供与で あっても,. コ ンデ ィ シ ョ ナ リ テ ィ. ー. (con di tionali ty ) と コ ンサ ルテ ー シ ョ ン (con. 借り 入 れ 国政府にとっ. sultation ) によ って加盟国の諸 政策を 監視する. て, 場合によ ってはその国の政策や 制度の変更. ことが一 層 強化さ れ ている。 こ こ から IMF か. を も決断さ せら れ るような 厳 し い条件がつけら. ら 融資を受ける場合, 借り入れ側 はノ ー マ ルな. れ る。 世銀内 で一層重視さ れ る融資プロ グ ラ ム. 環境 において赤字フ ァ イ ナ ンスを もはや. である。 世銀の融資国に対する融資の基本方針. に頼る必要 がな く , その信用度が著 し く 低下 し. ものであることから ,. IMF. は近年 き わめ て組織的 である。 中 国のような 多. たと き にのみ借り入れている。 し たがって中国. 額の借り入れ国については2 年 ごとにカ ン ト リ. においても IMF 融資は世銀に比 べ てその融資. ー ・ ス ト ラ テ ジ ー ・ ペ ー パ ー (CSP ) を 作成 し , 経済全体の見直 し の 中 で戦略 を 策定 し 5年 間 の 融資につな げ る プ ロ グ ラ ム を 組む。 また. 額は少 な いといえる。 ア ジア 開発銀行 (ADBー加盟 4 7 カ 国. ・. 地域 ,. うち域 内 32 , 域外15 ) への加盟は198 6 年3月に. CSP での基本方針を 受けて , 世銀の 当該国に. 実現 し た (台 湾 は 「 中 国台北」 と 改 称 し て. 対する業務の年度計画とその予算の裏付けを 策. ADB に留 まる)。 中 国の ADB への拠 出額は. 定する作業. カ ン ト リ. ADB の総株数の7 . 10 3%を 占 め る 1 1万4 0, 00 株. ー. ・ ア シ スタ ン ト. ・. マネ. ジメ ン ト (CAM ) な ども実施 さ れている(Ii) 。 IMF から の借り入れについては ,. 198 1年 3. (16億1 , 72 7 万2,000ドル) で 日 本 , 米国に次 ぎ 第 3 位である (15) 。 借り入れを 開始 し たのは 8 7. 月 に第 1 回ク レ ジ ッ ト ・ ト ラ ンシ ェ(信用 貸款). 年から で, 同年1 1 月 に 1 億ドルの借款供与の協. 4 億5,000万SDR C約5億 5 0, 00万ド)レ , 利率6.2 5. 定が調 印 さ れ たのを 皮切 りに(期間15年, 据え. %) を 引 き 出 し , 同年 4 月 に低所得国を 対象と. 置 き 3年, 金利年7 0. 3%. 中 国 人民銀行が中国. し た低利, 長期の援助資金 である ト ラ ス ト ・ フ ァ. 建設銀行に貸 し 付け国内 の中小企業の技術 改造. ンド (信託基金 貸款)3億9 50 万SDR (約3億8,000. を 技術 更新に利用),. 万ドル)の借り入れを 行った。 ただ し 上記の第 1. 同年12 月 には エ ネ ルギ ー. 関連プロ ジェク ト に約 3 , 300万ド)レ の 融資(期. 回ク レ ジ ッ ト ・ ト ラ ンシ ェ は. 中 国の国際収支. 間20年, 金利年7 0. 3% ) を受け入れた。 88年に. 状況が好転 し たため期限前に返済さ れ た。 ト ラ. は製鉄近代化フ ロ ジェク ト , 化学工場の拡張,. スト. ・. フ ァ ンドは198 6 年から 返済がは じ まり,. °. タ イ ヤ 製造 な ど6件, 総額 4 億ドルを 超す借り. 1990年には完済さ れ る。 な お 86 年1 1 月 に再 びク. 入れを し た。 産 業の近代化に力 点を お く ととも. レ ジ ッ ト ・ ト ラ ン シ ェ 約 7 億ドルを 引 き 出 し て. に, 地方の企業 レ ベ ルでも融資を 求 め 始 め た. いる. (13). 。 IMF が世銀との間で行う融資につい. 皿 谷内 満 「 日 本型政策対話借款のすすめ 一一新 し い経済協力 の方向—」 「ESPJ 1987年 8 月 号 , 62頁。 U2l 清水正治 「経済協力 に 欠かせぬ世銀」 「 日 本経 済新聞」 1987年10月 2 日 。 U3l 張之譲 「中国与国 際貨幣基金組餓」 「中国 対外 貿易」 1987年 6 月 , 10頁。 -6. ことが特色で,. 中 国と し ても ADB を 経済開. 発に積極活用 する戦略 をとり始 め たと い え よ う。 ADB はまた 88年9 月 ,. 中 国の大同 セ メ ント. U4l 清水正治, 前掲論文。 U5l 韓宝成「中国と アジ ア開発銀行」 「北京週報 」 1989 年 5 月 16 日 , 22頁。 C 10 4)-.
(7) 工場な ど 5 つ の工業企業の工業エ ネ ルギ ー 備蓄. タ リ ア, ォ ー スト ラ リ アな ど19 カ 国(19 88年末). 計画 に 83万ドルの技術 援助を 供与,. 中国広 西. と政府借款を 開始 し てい る 。 とりわけ 日 本政府. チ ワ ン 族 自 治区南寧の 合成染料開発計画 に も. の借款の 占 め る 比重が大きい。 世界銀行借款と. (16). 。 さ. 同 じ く , 主と し てエ ネ ルギ ー , 交通, 通信, 原. ら に ADB は 40万ドルの 技術 援助補助金 の 供. 材料工業, 先進技術導入, 企業改造な どの重点. 4 ,650万ドルの融資 2 ( 1年) を 行 っ た 与 (パ ルプ, し ている. (17). 。. 紙製造の 訓練と教育) にも同意. プ ロ ジェクトに使用されている 。 79年から 9 年. さ ら に 89 年 5 月 には, 山西省の. 間でみ ると, 交通運輸 プ ロ ジェクト12件 2 ( 2億. 鉄道建設 3 9, 70万ドルの 融資取り決 め に調 印 し. ドル),. 通信プ ロ ジェクト19 件 (3 億 658万ド. ル), エ ネ ルギ ー プ ロ ジェクト1 6 件 (1 億 5 8 0, 00. た。 ADB の融資資金 には通常基 金と特別 基金 が. 万ドル) でこ の 3 項目で外国政府全借款の58%. ある 。 通常基金 の財源には各加盟国が納入 し た. を 占 め る (20) 別の資料によれば , 19 79 -88年 5. 出 資金 , 国 際 金 融市場から の借款, お よ び投 資. 月 までにエ ネ ルギ ー ・ 交通運輸 • 郵電47 . 7 % ,. と融資金利面での純益が含 まれる 。 特別基金 の. 治 金 • 石油化学 ・ 建築材料 ・ 機 械工業40 . 36% ,. 財源にはア ジ ア 開発基金と技術 援助特別資金 が. 食 品加工 ・ 軽工業 ・ 紡織6. 74%, 文教 · 科学研. 含 まれ, 主に ADB 加盟先進国の寄 付金 であ. 究 ・ 医薬衛生 2 . 51 %, 農業 ・ 牧畜 ・ 漁 業その他. る 。 特別基金 は 域 内 発展 途上国への 優遇融資. 3 . 32 %とな っている (21) 0. (無利子,. 返 済期間35-40年,. 据 え 置 き10年). である が, 中国には未だ使用されていな い (18) 0 19 89 年6月 , 「民主」 を 求 め る 中国の学生 ・ 市民運動を強 硬派指導部と戒厳軍が武力 鎮圧す るという政治情勢の混迷は, 中国の対外借款, 應接投資の受け入れ, 対外貿 易 な どに大きな 影 響を与え る ことにな った。 世銀の対中融資の見 直 し 作 業の始 ま り,. ADB の対中投融資案件の. 延 期 な ど政情不安定のな かでの見送り項目が増 加 し た。. ]ll. 19 79年以降10年間 に中国は20 カ 国と総額199 億ドルにのぽ る 政府 借款を受け入れた。 借款供 与取り決 め総額のうち120億ド)レの 契約 がすで に調 印 され, 52億ドルが支払われた。 19 88年の 政府借款総額は 9億 8 ドルであり, こ の数字は過 去9 年間の合計数字に等 し い。 約42億ドルの契 約 が88年中に合意され, こ のうち31億ドルは各 種プ ロ ジェクトに投資された (22) 。 日 本の対中資金 協力 を 政府間ベ ー スによ る 協 力 関係でみ ると. わが国海外経済協力 基 金 によ. 政府借款 と 民 間 金 融機関借款. 政府間借款は, 貸 出 し 国の政府援助の一部 を な すものであり,. 貸 出 し 金利は 無利子から 4 . 5. % ま で幅広 く (一 般的には 3 %) ,. 期間は20 -. 30 年 (な かには 50 年) と 長期に わた る (19) 0 19 80 年 5 月 に 日 本政府( 日 本輸 出 入銀行)との 間で資源開発を目的と し た 20億ドルの借款を 取 り決 め たのを 皮切りに, イ ギ リ ス, フ ラ ンス, カ ナ ダ, 西ドイ ツ , ベ ルギ ー , クウ ェ ー ト, ィ (16) 『 中 国 通信J 1988年 9 月 29 日 。 (17) 『中国通信J 1988年12月 22 日 。 UB) 韓宝成, 前掲論文, 23頁。 (19) 陳孔明 「 利 用外国政府貸款回顧与展望」 「 国 際 貿易問縣J 1988年 第 1 期, 52頁。 -7. る 円 借款は, 鉄 道 関 連の建設工事, 水力 発電所, 港湾拡充への融資であり, ま た 日 本輸 出 入銀行 によ る バ ンク ・ ロ. ー. ンは石油 • 石炭開発への融. 資である 。 さ ら に わが国の 無償 経済協力 も病 院建設, 医療施 設整備, 養殖セ ンタ ー , 青年交 流セ ンタ ー を は じ めと し て文化 ・ 教育, 農業, 通信な ど各分野 にわたっている 。 19 79年から 88 年 ま での 日 本の政府借款は.. 総額1 兆6,109億. 円 にのぼ る 。 すな わち19 79 年12 月 , 大平正芳元 (20) 沈覚人 「把利用外国政府貸款工作提高到一個新 水平」 r 国 際経済合作」 (中国 対外経済貿易部国際 経済合作研究所) 1988年 第 11期, 3 -4頁o (21) 王子川 ・ 孫笑華 「 対 我国接受国外経済援助的回 顧与意見」 「国際経済合作」 1989年 3 月 , 5 頁。 (22) 劉志誠「 中 国 の外国 政府借款導入状況」 「国際 貿易」 1989年 5 月 23 日 。 C 10 5 ) -.
(8) 第5表. 日 本 の対中資金協力 (公的ベ ー ス ). I . 円借款 海外経済協力基金→対外経済貿易部 (1) 第 1 次円借款 ( 1979-83年. 融資総額3.309億円 ) 0. 円借款 2 , 009 億 円 (融資完了), 金利年 3 %. 返済期間30年 ( う ち据置10年) ①石臼所港建設②克州 ・ 石臼所間鉄道建設③北京 ・ 泰皇島間鉄道拡充④泰皇島港拡充⑤広州 ・ 衡陽間鉄 道拡充 (大揺山 ト ン ネ ル) ⑥五強渓水力発電所建設 (以上の う ち ⑤ は延期. ⑥ は計画見直 し . そ の分商. 0. 品借款の 一部 に 転 用 ) 商品借款 1 , 300 億 円 (融資完了 ) ①宝山 プ ロ ジ ェ ク ト ②大慶油化プ ロ ジ ェ ク ト 用 資金協力……総額3, 000億円 の 一部. (2) 第 2 次円借款 ( 1984-90年. 融資総額4 , 700億 円 ) 金利84年3 . 2%→88年2.5%. 返却期間30年 ( う ち 据置10年) 0. 0. 7 プ ロ ジ ェ ク ト 円借款 ①広州 ・ 衡陽間鉄道輸送力拡充②鄭州 ・ 宝鶏間鉄道電化③泰皇島港丙丁バ ー ス 建設④連雲港拡充⑤青島 港拡充⑥天津 • 上海 • 州九電話網拡充⑦天生橋水力発電所建設 9 プ ロ ジ ェ ク ト 円借款 ( 1988年に追加 し た分 ) ①五強渓 ダ ム 建設②大同 • 泰皇島間鉄道建設③観音閣多 目 的 ダ ム 建設④国家経済情報 シ ス テ ム モ デ ル事 業⑤北京市地下鉄建設⑥北京市上水道設備⑦北京市下水道処理場建設⑧地方都市上水道設備⑨地方都市 ガ ス 整備. (3) 第 3 次円借款 ( 1990-95年, 融資総額8, 100億 円 ) 0 円借款 (42 プ ロ ジ ェ ク ト . 約7, 700億 円 ) ①発電分野 (五強渓水力発電所な ど 8 プ ロ ジ ェ ク ト ) ②鉄道分野 (宝鶏 ・ 中衛鉄道な ど 6 プロ ジ ェ ク ト ) ③港湾分野 (重慶第 2 長江大橋な ど 6 プ ロ ジ ェ ク ト ) ④通信分野 (東北部長距離電話網建設な ど 2 プ ロ ジ ェ ク ト ) ⑤航空関連事業 (民用航空官制 シ ス テ ム整備. 北京首都空港増設等 3 プ ロ ジ ェ ク ト ) ⑥化学 肥料工場 (雲南化学肥料工場な ど 6 プ ロ ジ ェ ク ト ) ⑦上水路 ・ 用水路建設 ( 7 都市上水道, 黄河用水路 建設) ⑧ そ の他 9 プ ロ ジ ェ ク ト 0. 資金還流措置下の 資金協力 ( 約400億円 ) ①青島黄島地区開発②海南省総合開発. II . バ ン ク ・ ロ ー ン 日 本輸出入銀行→中国銀行 (1) 第 1 次資源開発バ ン ク ・ ロ ー ン ( 1979年 5 月 締結) ……4,200億円限度 (融資完了 ) 金利 年6.5%, 返済期間15年 石油開発 (2,226億円 ) ①華北 • 勝利油田②坦北油田③渤海南部西部油 田 石炭開発 ( 1 ,974億 円 ) ①飽店②蒋庄③西曲④銭家営⑤馬蘭⑥鎮城底⑦四台溝 (2) 第 2 次資源開発バ ン ク ・ ロ ー ン (1984年12月 締結) ……5 , 800億円限度 金利 年7. 12%. 返済期間15年 石油開発 (3.383億円 ) ①遼河油田②大港油田③大慶油田④渤海南部西部油田 石炭開発 (2,417億 円 ) ① ジ ュ ン ガル (露天掘) ②東曲炭鉱 (3) 中小型企業改造資金用 バ ン ク ・ ロ ー ン. 日 本輸出入銀行 • 市中銀行→中国銀行. 50億円. 金利年7 .5%. 返済期間 5 年 皿 無償経済協力. 国際協力事業団 (JICA). 中 日 友好記念病院建設 (北京 164.3億円). 中国肉類食品総合研究 セ ン タ ー 建設計画 (27 億 円 ) . 肢体障害 者 リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン研究セ ン タ ー 整備計画 (北京20. 2億 円 ). 上海医療器械検査 セ ン タ ー 整備計画 ( 3 . 2 億 円 ). 北京淡水魚養殖 セ ン タ ー 計画 (7. 8億 円 ). 日 中青年交流セ ン タ ー 建設計画 (北京 101 . 1億円). 鉱産 物検査研究セ ン タ ー 整備計画 ( 1 1 .4億円 ), 長春市浄水場整備計画 ( 14 . 65億 円 ). 東北興安殿 の 火 災復興 ( 13. 14億円). 北載河中央増殖実験 セ ン タ ー 建設 (7.47億円 ). 敦煙研究セ ン タ ー 建設計画 ( 10億円 ) . そ の 他文化, 教育, 研究, 農業, 通信な ど各分野に わ た る 。. -8. ( 106 ) -.
(9) 款供与を取り決め, 8 4 年 3月, 中 曽 根 康弘元首. 銀行2 2 行と中国銀行との間の20億ドルのシンジ ケ ー ト ・ ロ ー ン . および 日 本の民間銀行31行に. 相訪中時に, 8 4 年から8 9 年までの 7件のプ ロ ジ. よる60億ドルの短期貿易フ ァ シリ テ ィ. ェク ト に 4, 700億 円 の 借款供与を取り決め, さ. されて おり, ま た8 2 年10月に調 印され た 宝山製. 首相の訪中時に, 5 年間で 総額 3, 30 9億 円 の借. らに88 年 8月, 竹下登元首相訪中時に, 90 年か ら95年までの電力 • 鉄道. ・. ・. 港湾 ・ 民間航空. 通信• 化学 · 水利. ・. 報 システ ム などの. プ ロ ジェク. 道路橋 • 都市基盤施設. ・. 情. ト 4 2件に8, 100億. ー. が締結. 鉄 所. 大慶油化プ ロ ジェク ト 用の円 建て シンジ ケー ト. ・. ロ. ー. ン 700億 円 がある。 この短期貿易. 金融と長期民間金融に ついては. 当 初 ユ. ー. ロ. ド)レ金利高騰のた め に ま た 比較的条件の 悪い. 円 の借款供与を取り決め た 。この ほ か 日 本政府. 民間資金の導入を避け た た め 設定 さ れ た ク レ. は88 年の 日 中平和友好 条 約 締結10 周 年の 際,. ジッ ト ラインから殆ど引 き 出されて いない。 し. 1,000億 円 の 「黒字還流」 借款を中国に供与す. かし外貨資金不足の事態が予測されて いること. ることを決定した。この間の政府借款状況を第. から将来この分野での専入も避けられない だ ろ. 5 表に示した。. う。. 外国政府からの借款は対外経済貿易部が受け. 民間金融機関からの借款の場合. 用 途を決め. 環. る必要なく借入れ 国が 自 由にその資金を使用で. として 同部は, 198 7年末, 中国対外経済貿易信. きるのが一 般的であるが. 一方において 貸 出し. 託 投資公司 (The China Trust and lnvest. の用途が決められ. 輸 出国からの商品の買い入. ment Corporation) を設立した 。 外国 政府の. れ以外には使用できず. 貸 出し金利が市場金利. 入れ管理していたが, 対外貿易体制改革の. 一. 対中借款の転貸, 管理業務を主業務とし, 国外. より低 < . 金利差額が輸出国政府によって 補埴. での外貨 借り入れ, 外貨信託預金, 外貨投融. される輸 出者供与の延べ払い信用―― 輸 出信用 (Export Credit) 方式がある。西側諸国の大 型. 資, 国際フ ァ イナ ンス リ. ー. ス, 外貨保証などの. 金融業務も行う。外国政府からの調達資金は主 として外貨獲得事業と輸 出型企業支援に使用さ れる。 民間金融機関からの借款も増加している。各 国の商業銀行から借り入れる場合,. 一. 般的には. 輸 出品 目 と関係なくま た 使用方法を決める必要 はなく借り入れ国が 自 由に その資金を利用でき る。借款の金利は資金市場金利, 通常, ン銀行 間 取引 金利. ンド Inter. ロ. (LIBO R-London. プラン ト 設備の輸 出などがこの信用 方式をとる 場合が多い。たとえ ば198 7年12月. 中国銀行と スイス 銀行 シンジ ケ ー ト 団 (クレデ ィ ス. スイス. ・. ・. スイ. ユ ニ オ ン銀行, スイス銀行 コ ー ポ. レ ー シ ョ ン. スイス ・ フ ォ ルクス銀行) との総 額 1億5,500万 スイスフ ラン (約 1億 1, 75 5万ド ル) との融資取り決めがある (23) 。 この 資金は 上海石洞 口発電所のスイス関係に使用されるも ので. 同国のプラ ウ ン. ・. ボ ベ リ 社とスルザ ー. ・. bank O ffered Rate) が用いられる。その方式. プラザ. に は , 短期借款 (Short Term Loans , 1 年以. の設備を提供する。中国銀行がスイスの銀行と. 内の銀行間資金の取り引 き) , 双務的借款 ( Bi lateral Loans , 2 つの銀行が 3 -5 本の信用貸 し協定を締結する), コンソ. ー. シアム. ・. ロ. ー. ン. ( Consortium Loans , 国際的な銀行借款団を結 成して発展途上国に援助する。 シンジケ ロ. ー. ー. ト. ・. ンともいい10 年の長期にわ た る) があり,. シンジ ケ ー ト. ・. ロ. ー. ン方式が最も多い。たとえ. ば 「 日 中長期貿易取り決め」 を金融面から支援 する ため, 1979 年 8月に調 印され た 日 本の民間 -9. ー. ス社が60万 キ ロ ワ ッ ト 炭焼発電機 2 基. 具体的な建設事業に調 印 した 最初の輸出信用取 り決めであった。 そのほかの 民間 融資として 注 目 されたもの に, 198 9 年 4月. 中国対外経済貿易信託投資公 司が 日 本興業銀行, 三井物 産から 1億ドルの民 間融資を受ける契約 調 印 がある (24) 。 同公 司 は . 対外経済貿易振興のた めに. 資金を集め融通す 図 「中国通信J 1987年12月 24 日 。 (24) 「中国通信」 1989年 4 月 26 日 。 C 10 7 )-.
(10) る国営の金融機関で対外経済貿易部の委託を受. 8,000万ド)レ, 86年12億5,000万ドル と 増加し,. けて , 一部外国政府借款の転貸業務などを取り. 88年は 9 回, 計 10 億 1 ,000万ドルの 外債を発. 扱う。この1億ドルの民間融資は, 主 と して 対. 行 , うち円建て 債は 7 回,. ー. ー. 外 経済貿易部系列の公司• 輸 出商 品メ カ に 供給される。. t- (25) ゜. 8 億ドルに のぽっ. 中国が最初に海外で発行した債券は中国国際 信託投資公司が198 2年1月, 東京市場での円建. IV. て 私 暮債100億 円である。 次 いで 福建投資企業. 国 際 金融市場での起債. 公司が83年 8月に東京市場で私募債50億 円を発 全国の金融事業を統轄する機関は, 中央銀行. 行し, 8 4 年11月には 中国銀行が 東京市場で200. の機能をもつ中国人民銀行である。同銀行は国. 億 円の円建公募債を発行した。この 3 年間は中. 内機関の内外における債券の発行を管理してお. 国の起債の試行段階であった。本格化したのは. り, 198 7年 9月に公布された 「中国国内機構の. 85年からで, 中国国際信託投資公司が同年1月. 国外における債券発行に関する管理規定 」 に明. に 300億 円の公募債を発行 し た。 公募債は福建. 記された。同 規定は , 中国人民銀行総行 (本店). 投資企業公司など地方公司も加わって東京市場. は国内機構の国外における債券発行の審査・認. における円建て 債券の発行が相ついだ 。さらに. 可 機関であるこ と , 国家外国為替管理局 と その. フ ランク フ ルト, 香港市場も加わり, 西ドイツ. 分局は海外債券発行の管理機関 と して , 債券発 行および調達した資金の使用 と 償還にたいする. マル ク建, 香港ドル建の 債券も発行 するよう になった。1986年には, 上記の中国銀行, 中国. 審査, 意見の取りま と め と 監督を担当するこ と. 国際信託 投資公司 , 福建投資企業公司 のほか上. が明記された (同 規定第 3 条 )。 また 債券発行. 海国際投資信託公司, 広東国際信託投資公司 ,. 機関が自身の業務経営の必要から起債するもの. 天津国際信託投資公司も起債を開 始し, 発行市. については , 調達した資金は認可された用途に したがって 使用され, 債券元利の償還は自己責. 場に シンガ ボ ー ルも加わった。. 任で行う (第10 条 )。 地方政府の 委託で起債し. 一般投資家を対象 と するのに対して , 円建て 私. たばあい, 調達した資金は地方政府が決定した プロジェクトに使用し元利償還は地方の外貨支 出計画に組み込まれ, 地方政府の責任で償還さ れる(第11 条 )。 国の委託で発行した場合, 調 達した資金は国家がその用途を決め, 元利償還 は国家外貨支出計画に組み込まれ, 国の責任で 償還される (第12 条 )。 中国政府および その所属の機関, 銀行, 大 手 のエ商業企業は, いずれも海外債券市場で中長 期債券を発行し資金を調達している。中国が外 債発行による資金調達をはじめたのは198 2年か らであり, 88年までの 7 年 間で ロンドン, 東 京, 香港, シンガ ボ ー )レ , フ ランク フ ルトの資 本市場で各種債券4 2億5,000万 ドルを発行して いる。これは8 2年の106倍に当たり, 79年以降 の外資利用実績, 外国借款総額のそれぞれ 1 割 以上を占める。 中国の 外 債発行額は85年 7億. いうまでもなく円建て 公募債が不特定多数の 募債は, 非居住者 (外国側) が東京市場で私募 形式で発行する債券であり, あっせん人が発行 を と りま と め特定少数 (50 人未満) の投資家を 対象に販売する。あっせん業務は銀行 ・ 証券会 社の相のりで1 投資家あたり発行額の20%以内 に購入額を制 限されている。銀行などが私募債 を低利で一 括購入する と , 発行者に と って 公募 債の魅力がうすれて しまうからである。いずれ にしても発行者は 公募債, 私募債, ー. ト. ・. シンジ ケ. ロ ー ンの中からその時 その金融情勢に応. じて有利な調達形態を選択しているが, 近年長 期プライム レ ー ト (最優遇貸 出金利) の水準が 対外配慮から低めに抑えられているこ と もあっ て , 金利が連動する シンジケ ー ト. ・. ロ ー ンが好. 調に推移している と いえる。 四 「我国七年対外発行債券四十二点五億美元」 「人 民 日 報」 1989年 2 月 17 日 。. -10 ( 108)-.
(11) 第6表 発行 時期 1982年 1月 1983年 8月 l 淡 11 月 1 985年 1月. 発 行 機 関. 発 行 額. 期間 (年 ). 利 率 (%). 中国の外債発行状況 発行価格. 種. (%). 100億円. 12. 8.7. 100. 8,700 私 募 / 円 建 野. 福建投資企 業 公 司. 50億円. JO. 8.5. 100. 8.500. 行. 200億円. 10. 7.0. 99 .65. 7 059 公 募 / 円 建 野. 中国国際信託投資公司. 300億円. 10. 6.6. 99.55. 6.675. 行. 200億円. 10. 7.1. 6月. 中. 行. ドイ ツ 1.5億 マ ル ク. 7. 7.0. 7月. 中国国際信託投資公司 3 億香港 ド ル. 5. 9 375. 9月. 中国国際信託投資公司. 中. 中. 国. 銀. 銀. 国. 銀. 国. 100. ドイ ツ 1.5億 マ ル ク. 6 10. 10.0. 100 99.90. 99.75. 6.625. 10月. 中. 国. 銀. 行. 1.5億米 ド ル. 10月. 中. 国. 銀. 行. 300億円. 10. 6.1. 12 月. 福建投 資 企 業 公 司. 100億円. 10. 7.10. 1 2月. 中国国際信託投資公司. 1 億米 ド ル. 10. 9 .625. 101.50. 500億円. 12. 53. 100. 2. 100. ク. 建. ド. ,,. 6 349. 日. 興. 5 300 公 募 / 円 建 野. 村. 二重通貨(円 • 米 ド ル) ユー ドルフ ロ ー タ ー. 中. 億米 ド ル. 10. L+ l/16. 100. L+ l/16. 7. 7 875. 100. 7.785. 香. 9月. 広東国際信託投資公司. 6I. 100. 6 100. 公 募 / 円 建 野. 11月. 福 建 投 資 企 業 公 司 5 千万米 ド ル. 101. 7.852. ア. 12月. 1 987年 1月 3月. 200億円. 10 10. 8.0. 天津国際信託投資公司. 100億円. 10. 6.0. 100. 中国国際信託投資公司. 200億円. 5. 7.ff/5. 101.50. 中国国際信託投資公司. 100億円. 5. 1.0 7.875. 4月. 中国国際信託投資公司. 5月. 中. 7月. 福建投資企業公司. 銀. 国. 行. 2. 4.9. 101 875. 4.514 公募/(STEP-UP). 山. 100. 4 900. 100. L+ l/16. 99 75. 4 837. 公 募 / 円 建 野. 99 70. 5 275. 公 募 / 円 建. 100.50. 8. 374. ド ル箱 ス ト レ ー ト. 行. 150億円. 5. 0.5億米 ド ル. 5. 85. 9. 中. ー. ド ルFRN. ( B O T). 東. (BOT). 興 一. (安田信託). 京 京 京. ル. ト. 港 京 (三井 B K ). シ ン ガポ. ー. 東 東. ル 京. ( I B J) 京 (富士 B K ). シ ン ガポ. 東. ー. ( I B J). ル 京. シ ン ガポー ル. 村 東 ( L T C B )京 東 京 興 日 (三井 B K ) ケ ミ カ ル B K 港 三 井 B K 香. 億米 ド ル. 5. 100. L+ l/16. 部. 3 億マ ル ク. 5. 6.0. 100. 6.000. マ ル ク 建ス ト レ ー ト. ド. 中国国際信託投資公司. 150億円. 5. 5 625. 102 .625. 5.018 ユ ー ロ 円 ス ト レ ー ト. 野. 村. ルク セ ン プル グ. 山. ー. ル ク セ ン プル ク. 村. )レク セ ン プルク. 中. 国. 政. L+ l/16. ユーロ. 行. 150億円. 5. 25. 5.0. 101 .875. 4.572. ユ ー ロ 円ス ト レ_ ト. 5月. 広東国際信託投資公司. 200億円. 5. 5 1 25. 101 .875. 4.699. ユー ロ 円ス ト レ ー ト. 7.25. 5 25. 101.625. 4.981. ユー ロ 円ス ト レ ー ト. 5. 5.30. 100.00. 5 300 香港 ド ル建 ワ ラ ン ト. 5. 25. 5. 25. 101 875. 5. 256. IOI.SO. 8 98. 国. 銀. 6月. 上海信託 投 資 公 司. 150憶円. 7月. 交. 行. 2億香港 ド ル. 7月. 中国国際信託投資公司. 150億円. 交. 通. 通. 銀. 銀. 行. 1 億米 ド ル. 5. 9 375. ド. BT A sia 財 香 交 通 務. ン. 港. 大. シ ン ガポ. ー. 債 山. _. 東. 村. 日 本興業銀行. 5.9. 101.30. 5 695 公. 10. 5.1. 100 90. 4. 965. 200億円. 10. 5.3. 101.35. 5.01 9 公. ア. ジ. 募. /. 円. 公 募 / 円 債 募. /. 円. 日. 債 野. ル ル 京. ( 長 銀) 興 東 ( I B J) 京. ジ ェ ト ロ , 1989年 8 月 , 15-17ペ ー ジ。 「資料日 中経済」 1989年 4 月, 10ベ ー ジ。 「国際貿易」 1989年 7 月 25 日 。. ( 109 ) -. ン. 和. 10. -11. ン. ド ル建 ス ト レ ー ト. 100億円. r中国経済」. ド. ー. 150億円. 行. ン. フ ラ ン ク フル ト. ロ. LTCB. 野. ロ. シ ン ガポ. 天津国際信託投貸公司 銀. ー. 興. 福建投 資 企 業 公 司. 国. レ ス ナ. 日. 月. 1 989年 4月 中. SGWク ライ ン. 円. ア. 12月. (出所). ( B O T). 東. 京 京. 2. 財. 中. 9. (I BJ). 東. 東. 京. (I BJ). 東. フランクフ. 村. 京. 行. 銀. 国. 3月. 8月. (BOT). 東. 香. 和. 48. ( I B J). 東. 9ぐ. 和. 円. 京. 東. 銀. 建 大. 公 ;,: / ー. ツ リ. ド ルFRN 大. 10. 中. 10月. 日 山. 100億円. 広東国際信託投資公司. 亨 1月. 公 募 / 円 建 二重通貨(円 • 米 ド ル). ユー ロ. イ. フ ァ ース ト シカ ゴ. 10. 8月 月. ル. 10. 8月. 銀. ジ. ド. 300億円. 5. 2. 国. 6.000. ア. ド. ル バ. ド. 港. 億米 ド ル. L+ l/16. 村 和. 中国国際信託投資公司 4 億香港 ド ル. 行. ツ. 大. 9月. 銀. イ. 6 600 公 募 / 円 建 野. 7月. 国. ト. 港. 9.506 公 募 / ド ル 建 山. 7. 2. 行. フ ラ ンク フ. 100 75. 10. 銀. 銀. ス 銀 香. 村. 200億円. 国. ツ ー. 7 . 100 公 募 / 円 建 野. 99 .70. 中. イ. 100. 6.3. 4月. ド. チ ェ. 京. ル. 村. 6.6. 行. 9レ. 建. ル 建. (BOT). 京. 村. 10. 銀. マ. ク ド. 村. (BOT). 東. 6 1 24 公 募 / 円 建 野. 9985. 10. 国. 6.677. 港. 野. (BOT). 東. フ ラ ンク フル ト. 250億円. 中. 香. 和. 東. 400億円. 4月. 9 401. Jレ. 村. 大. 銀. 中国国際信託投資公司. 月. ,,. 7.000. 京. " ,,. 洋. ,, マ. 東. 10 000 公 募 / ド ル 建 野. 100. 1 986年 2 月 上海投 資 信 託 公 司 2. 村. ". 7. 100. 発行市場 (主受託). 主 幹 事. 類. 中国国際信託投資公司. 4月. l. 利回り.
(12) ン ドン市場において新中国成. ジケ. 立後初め ての債券が発行された。 これは同年6. ュ. ー. 月 に中英政府間で, 清朝時代の対英借款など未. た。. 198 7年10 月 ,. ロ. 払い債務問 題が解決 され,. ユー. ロ 市場での資金. 調達が可能になったこ と によ る。. ユー. ロ 市場で. の初の調達は中国銀行が発行したもので,. ロ. ン. ドン金 融市場で2億ドルの変動利付債(金利は ゜. 2 5形 , 期間 5年) を 発行し LIBOR フ ラ ス0 0. 6 た。 主幹事は S · G ォート. ・. 同で担 当. ・. ウォ. ー. パーグとクラ イ ン. ベ ン ソ ンのイ ギ リ ス証券会社2 社が共 (26). ,. 資金 は 石油化学 開発事業に使用. される。 次いで中国国際信託投資公 司 も 88年 1 月. ツ. ン ドンで 日 本 ・ 米 国 ・ イ ギ リ ス. ロ ・. ・. 西ドイ. フ ラ ンスの銀行18 行 と 1 50億 円 ( 1億 700万. ドル) のユ ー ロ 円 債を 発行した。 円 建 て債の発 行を ヨ った. ー ロ. (27). ッ パ金 融市場で行うのは初 め てであ. 。 さ ら に 同年 5 月 には,. 広東国際信託. 投資公司 が ロ ンドンで ユ ー ロ 円 債発行契約に調. ー. ト. ヨ. ー. ・ ロ ー. ン の借り入れに調 印 した。. ニ. ク 金 融資本市場への 初の参入であっ. 中国財政部は198 7年10 月 , 西ドイ ツ のフ ラ ン クフ ルト金 融市場で 3億 マ )レク (約 1億6 , 320 万ドル) の国債を発行した。 中国が外国で国債 を 発行す るのはは じ め てであった。 しかし同債 券に対して米国の民間格 付け機関であるム ー デ ィ. ーズ ・. イ ンベスタ ー ズ. ・. サ ー ビ ス社は. イ ン. ドや 韓国の国債 を 下回 る A マ イ ナ スの 格 付け を 与 えたこ と で (1988年 5 月), 中国財政部は 不滴 を 表明 した. c29>. c東京市場の 実績で は 中国. 銀行が 最上級の ト リ プ)レ A,. 中国国際信託投. 資公司 が A を獲得している。 中国は 過去の起 債 が 東京市場に 集 中した反省 に立 ち , 10 月 から 起 債市場の 重 点 を ユ. ー ロ. 198 7 年. 市場に移. し, さ ら に米国での起債実現に向 け てきたので あるが. ム ー デ ィ. ー. ズ. ・. イ ンベスタ ー ズ. ・. サー. 債遠期間 5年で. ビ ス社の格 付け 問 題でこ の市場は立ち遅れた感. 表面金利 5 . 12 5彩. 額面の 10 1 8. 75%で 発行し. がある。 しかし米国市場での米ドル債 を 発行す る準備は進 め ら れている。. 印 している。 総額は200億 円 ,. た。 主幹事は日 本長期信用銀行イ ンタ ー ナ シ ョ. もっと も, カ ント リ. ナ ル, 幹事会社には 日 本, フ ラ ンス, 西ドイ ツ. ー. ー ・. リ スク (融資対象 国. テ ィ ング(国の格 付け) は,. の銀行 2 7行が参 加した。 中国が債券 を 発行す る. の信用度) の レ. 国際金 融 市場 と しては,. 借り入れ国の リ スク要 因 を総合的にかつ比 較可. ロ ンドンは 東京, 香. 港, シ ンガ ボ ー )レ , フ ラ ンクフ ルトに次いで 5. 能なかたち でどう と ら えるかの試 みであるが,. 番目であった。 これま での起債は東京での 円 建. 評価基準や状況認識の違いによ っ て. 借り入れ. て債が殆どであったが, 円 高 によ って償還が割. 国に対す る融資側 の評価はかなり異なっている 点は留意しなければなら ない。. 高 と なったため. 資金 調 達源の多角化を進め て 為替 リ スクを 回 避す る必要 性が生 じ たから であ っ t· (28). 。. 中英間での債務清算の合意は, 米国でも同様 の問 題が解決したこ と で起債が可能になった。 米国と の債務問題は, 198 7年 3 月 , 米連邦最高 裁が債権者の湖広鉄 道建設のために清朝が発行 した債務未払分の返済訴訟の再審請求を 却下し たこ と で解決を み たから である。 そして 8 7年10 月 , 中国銀行が ニ ュ. ー. ヨ. ー. クで2億ドルの シ ン. (<'6) 「 日 本経済新聞」 1987年 9月23 日 。 岡 『人民 日 報 」 1988年1月18 日 。 ⑳ 「中国経済」 ( 日 本貿易振興会) 1987年10月号, 101頁。 - 12. 資金 調 達の方法 と しては, 以 上の債券発行以 外にも, ロ ンドンの ユ ー と す る中国銀行グ ル. ー. ロ. ダラ. ー. 市場を は じ め. プの相つ ぐ CD (譲渡性. 預金 証書) の発行, シ ンガ ボ ー ルのア ジ アダ ラ. ―市場での資金 調 達, オ イ ルマ ネ ー に関心 を 寄 せ た中国国際信託投資公 司 の ア ラ ブ 資本 と の合 弁銀行の設立, 同公司 に よ る通 貨 オ プ シ ョ ン付 NIF (ノ ー ト発行枠供与) での2億ド)レ調達, 香港での中国国際信託投資公司 に よ る嘉華銀行 の株式取得, 男海企業 (集団) 有限公司 の コ マ ー. シ ャ ルペ. ー. パ. ー. (CP) 発行などが 注目 さ. (29) 「中国通信」 1988年 7月15 日 。 "China Daily" 1988年7 月 14日 。 ( 1 10 ) -.
(13) れた。 海外での資金 調 達方法は 多 様 化 し て い る。. 海外から の急激 な 借款増加 につれて, 1990年 代に入 っ てから の債務返済の危機 がいわれはじ. と こ ろ で1989年6 月 の中国情勢混乱の影響で. め た。 対外 債務に対する啓告論調 があら われた. 債券市場も動 揺した。 債券の格付け機 関 である. のは1988年春から であっ た。 そ こ では 82年に起. 日 本公社債研究所は1989年6月 , 中国金 融機 関. きた発展途上国の債務危機 に関 連して, 中国の. (中国銀行,. 中国国際信託投資公司 ,. 福建投資. 償還能力 が危ぶ まれ, ひとつ の予測では, 1990 ・. 外貨送金額は80億. 企業公 司 , 上海市投資信託公司, 広 東国際信託. 年の対外借款の元利返済. 投資公司) が発行した外貨建て債券1 4 銘柄 を A. 1 , 500万ドルと な り,. A から 格 付け監視銘柄 に指定, また 日 本 イ ンベ. オ (債務返済比率 — 債務国の年間元利支払額. ) も同月 , 天津市国際信 スタ ー サ ー ビ ス (NIS. を年間 輸 出額で割 っ たもの) は 20 .1 %と危機 ラ. 託投資公司 の既発債2 銘 柄 を A A から , 監視銘. イ ンを 上 回 るとして署告した (32) 0. 柄と同様の格付け留保に変更した。 監視銘柄の 指定は, 格 付けに影響する要 素 が発生した場合. デッ ト. ・. サ ー ビス. ・. レシ. 対外債務償遠率は対外 債務元利返済総額の外 貨総額に 占 め る比率であり, (33). 一. 般的には 20 %を. に即座に通 知 す るため の制度で具体的には, (1). 上 回 ら な いと されてい る. 戦争. 事故な どの不測の事態 の発生, 2( )法律.. の各年平均償還率は8 -10 %, 最高1 3%であっ. 。 1980年代の 中国. 諸制度の改定, (3 )業績, 財務 内 容の 急激 な 変. た。 償 遠率の指数は, 累 積借款の総額, 借款の. 化, 企業買収な どに通 用 される (30) 0. 平均利率, 平均返済期限, 為替相 場の変動, そ. 監視銘柄 の指定は, 元利支払いのうえで不測. れに各年の商 品 輸 出 · 労務輸 出 によ る外貨収入. の事態 が起 こ りかね な いとの判断に基づくもの. 総額な どによ っ て影 縣 されるものの, 1990年初. であり,. 一. 国の金 融機 関 が発行する外債が大量. に 監視銘柄にな るのは異例であっ た。 東京外債. 頭には1 3-1 5%に増 えるとみ ら れた。 また対外 °ー. 債務元利返済の ヒ. クの90年代中期には1 7 -19. 市場では. 中国関連銘柄の売 買 が事実上止る事. 形 に 増 加 す るとみら れる。 こ の数字は平均償遠. 態 が起 こ り, 世界の金 融市場で築きあげ た信用. 額120 -1 30億 で輸 出 総額6 00 -700億ドルに増 加. は, 武力 鎮圧という強 硬策の発動 に よ っ て一 時. す るというやや楽観的な推計から 引 き出 された. 失 墜した感があっ た。. ものである (3 4) 。 さ ら にひとつ の予測では, 中国の最初の債務. V. °ー. 返済 ヒ. 対外債務返済期 の 到 来. クは1990年にや っ てくる。 そのとき国. 家財政は 内 債元利返済総額として約2 6 0億 元, バ. 外債の元利返済総額として約70億ドルを 負 担 し. イ ヤ ー ス ・ ク レ ジッ ト . 外 債 発行な ど 中 国の資. な ければ な ら な い。 つ まり国家財政収入の10 -. 金 調 達活動は活 発化. 広 汎化してきたが. これ. Daily" 1989年 4 月 24 日 に よれば 中 国 の1988年末. 政府 借款. 国 際金 融機 関 借款, 商 業借款.. ら 対外債務総額も 当然 巨額化 し た。 19 79 -88年 の間 に, 中 国の中 • 長期対外 債務(期間1 年以 上) は約300億ド)ら そのうち 国 家財政によ る 統 一 的借款.. 返済 (償遠) 分が 約6 0 %を 占 め. る。 短期の対外 債務は100億ド)レ余で ある。 8 7 年末で中国の中. ・. 長期対外債務残高は国民総生. 産額の約6%を 占 め た (31) 0 ⑳ 「毎 日 新聞J 1989年 6 月 18 日 。 (31) 陳健 「 我国会陥人債務危機喝 ? 」 「瞭望J C瞭望 周 刊 社) 1 988年1 1 月 1 4 日 ( 第46期) , 10頁。 "China -1 3. の債務残高は約400億 ド)レ, わが国 金融機関関係 者 も 400億 ドルが 妥 当 な 数字で あ る と し て い る 。 400低 ドル の う ち , 中長期は 8 割 の約320億 ドルで 公的140億 ドル, 民間180億 ドル (外債発行40億 ド ル, そ の他銀行借 り 入れ140億 ドル) に な る 「 ( 日 中経済協会会報J 日 中経済協会, 1989年 8 · 9 月 号, 15ペ ー ジ) 。 (32) 中国国 際貿易学会 ・ 対外貿易大学 利 用 外資課迎 組 「関於利用外資問題的探討」 「経済 日 報J 1988 年 3 月 1 日。 ゜ (33) 張樹宝 「債務債遠 の ヒ ー ク を 乗 り 越え ら れ る か」 「北京週報」1988年 8 月 23 日 , 27頁。 (34) 同上論文, 27-28頁。 (1 1 1 ) -.
(14) 20%が債務返済に充て られ る こ と にな る 。 これ. 対外債務が急膨脹した最大の原因は, 金融改. は中国の経済発展計画に大 きな影響をあたえる. 革に伴 って . 多くの機関や企業に外貨借り入れ. ことになる (35) 0. の権限が与えられたこ と で窓 口 が広がったこ と. 国家外国為替管理局は, 現在対外借款 と 債還. にあ る 。 中 国人民銀行, 中国銀行, 財政部, 対. 部の対. 外経済貿易部, 農 政漁業部をはじめ と して , 中. 外借款の期間や利率 は当事者まかせで決められ. 国国際信託投資公 司 , 各種銀行あるいは主要省. て おり, 1990年代前半に中国の対外債務返済が. 市, 国営企業(沿海地区 中 心) が独 自 に外国か. 状況は基本的には良好であ る ものの,. 一. 。こ. らの資金導入を認められ (40) , しかも 対外 債務. れによれば債務返済時期の集 中 化現象は19 9 1-. の期間や利率は当事者まかせ, 機関自体も慎重. 集 中 する局面に たたされると 指摘した °ー. 9 3年, と くに9 3年が ヒ. (36). クであり, それは80年. に事前調査を行なわないケ ー スもあった。. 代前半に 借り入れた 二国間 政府借款 (期間10. 対外借款ば かりでなく直接投資も含めて , 外. 年) や80年代後半に借り入れた高利の商業借款. 資導入規模の確定は一般に, 資金受け入れ国の. などが相次 いで償還期限を迎 え る こ と か ら 計. 国際収支状況 , 外貨準備高, 債務償還能力, 国 内. 算さ れ て い る。 そのため 返済を統. 一. 的に管理. 資 金 と 物資の供給能力, さらに加えて 中国の場. する機構や関連法規の 制定 な ど 対外借款 に 対. 合には, 固定資 産投資規模, 貸し付け規模 , エネ. する管理を 早急 に 強化す る 必要性 が 強調され. )レギ ー ・交通• 原材料供給に対する衝撃 (41) を. 一方外債発行について も , すでに198 7年には 多 角 化, 分散化の方針が打ち出されて いる。と. 利用は総供給を強めたが, 同 時に総需要も刺激. りわけ東京市場での中国の発行する私募債は多. らん だ。 膨大 な対外借款は, 国 内 における関連. いが. 多 角 化の一環 と して 分散されている (3�). 資金の逼迫. 物資の供給不足, 借款返済力の低. t- (37) ゜. 重視しなければならない。 と こ ろ が中国の外資. 0. し. そのアンバランスを激化させる可能性をは. 外債の発行は資金調達の有効な手段ではあるも. 下を招いて おり, このため対外借款の技術分析. のの発行先の偏りを戒める論調が多くなり, た. や地方, 部門に対する 外資利用の 系統的な 管. と え ば 「国際商報J 誌には. 各種債券の発行は. 理, 指導を強化すると と もに, 総合的な対外債. 80%以上が日本に集 中 して おり, このため発行. 務統計の体系化が急務となった。 このため政府. 当時人民元換算した場合の債券額が. 円高等の. は, 債務問題が発生しないように未然に措置を. 影響をま と もにうけて 40%以上膨らんでいると. 取りはじめた。 法規の制定については対外債務. 論 じ て い る (39) 。 こ れ ら の 対応策 と して 同 誌. 統計監視暫定規定 ( 198 7年 8月. 国家外国為替. は' (1)発行市場の分析研究を可能にするため.. 管理局公布) がすでに制定されてい る 。. 的な発行機関を設立する, (2 )債還期 限の集. 中国の金融機関や企業が外国から資金を借り. 中 を避けるため. 発行時期を分散させる, (3)発. 入れた場合には逐ー . 国家外国為替管理局に登. 行国家の分散化. 使用貨幣の多角 化を図って 為. 記す る ことが義務づけられている。 対外債務の. 統. 一. 替レ ー トの変動による危険性を分散させ る こと などをあ げている。 (拐) 陳建, 前掲論文, 11頁。 (li) 「加強外債管理刻不容緩」 「金融時報」 1988年 2 月 22 日 。 罰 同上論文。 (38) 常清 「應改革 我国海外証券的 発行 方法」 「金融 時報」 1988年12月 19 日 。 (39) 李文賢 「浅談在国外 発行債券的 泄価風除」 「国 際商報J ( 中国対外経済貿易部) 1987年 6 月 20 日 。 -14. 管理強化を目的 と す る もので, 上記暫定規定に 定められて い る 。 同 暫定規定でいう対外債務 と は, 中 国国 内 の機関, 団体, 企業, 事業単位, 金融機関あるいは その他の機構が中 国国外の機 関に対し外国通貨で負って いる, 契約 上の返済 丁剣平 「対我国外債管理的設想」 「国際貿易問 題」 1988年第 1 期, 54頁。 (41) 孤海脱 「対我国九年利用 外資的 幾点看法」 「国 際経済合作J 1988年 7 月 , 32頁。 (40). ( 1 12 ) -.
(15) 義 務のあるすべての債務をい い , それは, ①国. ける国家的規模の情勢変化を対象とする も ので. 際金融機関融資. ②外国政府借款, ③外国の銀. あり, 特定債務者の信用状態にか かわるもので. クレ. はな い。 国際収支の悪化や為替の変動といった. ジット, ⑤外国企業融資, ⑥外貨債, ⑦国際 フ. 経済的環境の変化, 戦争や内戟, 政権の交代と. 行 および金融機関の融資, ④バイ ヤ ァ イ ナンス リ. ー. ー. ズ. ・. ス , ⑧延べ 払 い , ⑨補償貿 易に. お いて 直 接外貨で返済される債務, ⑩ その他の. いった政治, 社会の変動は投資国にとって 大 き な危険をともなうものである。. 形態の対外的債務. を含んでいる。 この規定は. 中国の対外債務状況は, 借入 金の投資対象が. 外資系企業も適用されるが. 外資系銀行 および. 適正であること, 債務全体に 占める短期債務の. 合弁銀行が外国から資金を借り入れる場合は除 外される。. 割合が 低下した ことから 基本的には 良好であ. 中国の各金融機関や企業. 地方政府など が そ れぞれ独自に外国から資金を借り入れる傾向が 強まってきたなかで外国為替管理局の管理が行 きとどかず. 経済が過 熱した1985年から87年初 頭にかけて , 外貨準備高が 100 億ドル台をわず かに維持 すると い う 危険な 状況を 経験して い る。 そこで同 暫定規定は外資導入した機関, 企 業に対し, 外貨登記を義務づけ, こうした措置 によって 国家外国為替管理局は借り入れ後の返 済状況まで統 一 的に把握することになった。. VI. 国への元利払 い 遅延が, 198 9年後半からあらわ れてきた。 返済の遅延は, 中国のホ テル建設な ど観光関連の合弁事業向け融資の一 部であり, 中国政府機関による公的借り入れや債券の利払 いには未だ遅延はあらわれて い な い。 しかし8 9 年前半期の中国貿易の大 幅 入超 (約58 億ドル), 加え て 事件による観光収入の激減など中国の外 貨事情は厳しくなる可能性が 一層 強くなった。 混乱する中国情蟄を踏まえ て , 外国とくに日本 リ ス ク (融. 資対象国の信用度) の評価を格下 げして融資限 度枠を引 き下 げることが検討された (42) 0 ー. リ ス クは投融資対. 象 国 が定められた 条件通りに債務を返済するか 否かにかかわる問 題である。 これは債務国に お 142) 『 日 本経済新聞」 1989年 8 月 20 日 。. ビス. ・. ・. サ. レシオ を 危険 ラ イ ン 以内で保って い. る (44) 。 鄭拓彬 対外経済貿易部 部 長は, 中国が 対外債務を許 容範囲に抑えることは完全に可能 であり, 総合的にみて中国の債務構造, 債務状 況, 返済状況は比較的正常で笞戒限度を超え て い な い c,si と強調して いる。 国際的に危機 ラ イ ン とされるのは20 ない し25%とされて いること °ー. から中国側は元利支払いの ヒ. ク期でも15%を. 超え ることはなく債務返済状況は基本的に安全. 戒 ラ イ ン を突破して いない。 中国にはこれらの. 天安門武力制圧事件や物価高騰に起因する外. いうまでもなく, カ ン ト リ. ー. 「現在の対外債務総規模は約 300 億ドル余りで畜. —むすびに代えて —. ー. 債務は198 9年 3月末で 4 20 億ドルで デ ッ ト. だとして いる (,si 。 また 王徳術 中国銀行行長も. 対外債務危機への対応. の金融機関では, 中国のカ ン ト リ. る (43) とされて おり, 具体的には, 中国の 対外. 債 務を返済する能力がある。 中国の対外債務が 警戒 ラ イ ン を超え て い な い 根拠は, デット ー. ビス. ・. ・. サ. レシオ が1987年末で10%を超えて いな. い , 債務総額と輸出総額の比率 がまだ適当であ る, 政府に対外債務に対するマ ク ロ 調整 · 統制 の能力があることである。 む ろ んわれわれはさ らに十分な注意を払 い, マ ク ロ 管理を強め, 対 外債務の科学的管理体制をたえず完備させて い かなければならない “” 」と述べ , 対外借款の使 用と管理面での若 干の問題点をつぎのように指 「我国外債工作情況良好—債務 増長 速度過快 應当 引起注意—」 「金融時報J 1988年 1 月 15 日 。 (44) 「中国通信J 1989年 7 月 21 日 。 (45) 「我国外債償還率適当」 「国際商報」 1989年 7 月 22 日 。 な お1989年 6 月 末の 中 国 の DSR は18% , 対外債務 残高 の う ち 中長期債務の比率が 84 . 296 で あ る ( 「 中 国通信」 1989年10月 9 日)。 (46) 「人民 日 報」 1988年 8 月 22 日 。 (47) 「中国通信J 1988年1 1 月 16 日 。 「北京週報」 1989 年 3 月 28 日 , 29頁。. (43). -15 ( 113)-.
(16) 摘している。(1)対外借款の規模, と くに民間融. 造プロ ジェクトおよび輸出能力を高められるプ. 資の増加が速すぎる, (2 )対外借款の構成が あ ま. ロ ジ ェ クトに用いる。(4)総合的な対外債務管理. り合理的でなく, 短期, 高利率の民間融資の比. 政策を策定中で あ り, 債務全体に対する調整 ・. 率が大 きすぎる, (3)借款ベ ー スの選択が適切さ. コントロ ー ル能力を強化 し, 対外債務統計 監視. を欠き, 中国の対外借款は通常円建て で計 算す. システ ム を一層 完全なものにする。. るのに対し, 輸 出による収入はド ル建てで計 算 レー. 同 局長はさらに, 198 9年 4月開 催された国家. トの リ スクが. 外 為管理局全国分局長会議において外貨 および. きわめて 大 きい, (4) 部借款の使用効果 が高く. 対外債務管理の一 層の強化をつぎのよ う に強調. するケ. ー. スが多いため, 為替 一. なく, と くに地方 と 部門による 自 らの借款の使. している。「国の外資利用計画に入 っ て おらず,. 途に問題が多 い と い う 。. 中国人民銀行の認可を得ていなければ, いかな. 鄭拓彬対外経済貿易部長も1988年8月, 外 資 利用にさいしては, (1)返 済能力 と 各単位の対応. る部門や単位も外国の各種形態の国際民間融資 を独 自 に受けて はならず, 中国の在外機関や銀. 能力によ っ て 適切な借り入れ規模を決める, (2 ). 行から借り入れをしてはならない。また外為 管. 外 資の利用対象を 経済発展の重点プロ ジェクト. 理官庁の許可を受けなければ, 借入金を国外に. ・ 産業構造の調整 と 見合 っ たもの と し, 債務構. 預け入れてはならない」 「外国からの 借り入れ. 造を合理的にする, (3)外資の利用効果を重視し 利用プロ ジェクト 自 体が十分な返済能力あるい は総合能力を 持つよ う にする, とい う 3 原則遵 守 を強調している (48) 0 対外債務問題が発生しない 未然の 措置 と し て , (1)中央の外貨管理機関の強化 と 外国からの 資金導入に関する規制 づくり, (2 )返済を保証す るための基金設立, (3) 「対外借款法 」など関連 諸法規の整備, (4)対外借款関連の統計 整備およ び専門 家育成などが 検討されて きたが “ 叫 今 後の具体的な対策 と して , 唐廣発国家外国為替 管理局長はつぎのよ う に 提言 している CSOl。(1) 債務返済能力を科学的に計 算して , 債務規模の 最良限度枠を見つけ 出す と 同 時に, 借り入れ方 式を改善して, 借用期間が短く, 利息が高く, リ ス ク の大きいコマ ー シャ ルロ ー ンを減らし, 国際金融機関の融資 と 政府借款をより多く利用 する。(2 )債務返済基金を設け, 債務責任制を実 行して, 各種債務 が期限 内に返済されるよ う に し, 対外的な 信用を 高める。(3)対外債務 は交 通,. エ ネルギ ー ,. 農 業など比較的弱い基礎部門. に用い, 先進技術・設備の等入に用い, 技術改 (48) 「人民 日 報」 1988年 8 月 22 日 。 (49) 「 日 本経済新聞」 1988年 2 月 25 日 , 同年 3 月 7 日。 (;ij) 「中国適信J 1988年 8 月 28 日 。 -16. は, 国が認めた指標 内 で専門銀行, 交通銀行本 店が統 一 的に行 う 。信託投資公司の外 国為替業 務については 引 きつづき整理 ・ 整頓を進め, 条 件 に合 っ た 公司に 改めて 外為業務 取扱許可証 を 交付 す る 。 外資系 企業の 外為 管理も 改善す る」 (51) 。 国 務 院は 「国際民間融資管理に関する通達」 を 関係部門に 出し厳格に実施するよ う に求めた。 その主な内 容はつぎの通りで ある (52) 。(1) 対外 借款の規模を厳しく抑制する。(2 )短期の国際民 間融資に対し残高管理を実施し, 国の認可 がな ければ残高を上回 っ て はならない。 (3)外債発行 は, 国の外資利用計画 の範 囲 内 で, 中国人民銀 行から債券発行を認可された金融機関が行わな ければならない。 (4)外貨保証の管理を強化する (中国人民銀行が公布した 「国 内 機関の 外貨保 証供与暫定管理規則 」 を厳格に 執行する)。(5) 供款プロ ジ ェクトの審査 を厳格にする。中 • 長 期の国際民間融資 を受ける と きは, 借入れ単位 は借り入れに先立 っ て , そのプロ ジェクトの返 済能力 と 経済効果について 事業化調査を行い, 返済責任を明 確にする と と もに, 金融機関の厳 (51) 辞穎 「在治理整頓中強化外泄, 外伯管理一一訪 国家外泄管理局局長唐府尭」 「中国 金融 J 1989年 第 4 期, 7 - 9 頁。 (52) 「中国通信J 1 989年 2 月 17 n 。 「北京週報J 1989 年 3 月 28 日 。 ( 1 14 ) -.
(17) 格 な 評価を受け な け れ ば な ら な い 。 (6)対外債務. 警戒か ら 発せ ら れ た も の で あ る 。 元利支払 い負. の 窓 口 を制限 す る 。 海外か ら 借 り 入れで き る 機. 担を軽減 し 償還時期が集中 し な い よ う に , 外資. 関 は , 中 国銀行, 中 国交通銀行, 中 国 国際信託. 調達機関 は1988年か ら 短期債務を 長期債務へ借. 投資公 司 , 中 国投資銀行, 広東国際信託投資公. り 換え る 動 き を 強 め て い る 。 対外債務 の な かで. 司 , 福建投資企業公司, 海南 国 際 信託 投資公. 日 本 円 の 占 め る 割合が多 く 円 高 に よ る 為替差額. 司 , 上海市投資信託公 司 , 天津市 国 際信託投資. が大 き い こ と か ら , 今 後 は ド ル建て の 借 り 入れ. 大連国際 信託投資 公 司 の 10の 窓 口 で あ. を 増 や し . 円 債務 を 減少 さ せ る 方 向 で 対外債務. る 。 そ の 他 は 中 国人民銀行 に 申 請す る 。 (7)借款. の管理を強化 し よ う と し て い る 。 中 国 が90年代. の 登録 と 統計 ・ 監督 シ ス テ ム を さ ら に 完備 さ せ. 半ば の償 還 ヒ ー ク に デ ッ ト ・ サ ー ビ ス. る 。 (8) こ の通達 は外資系企業 に は適用 し な い 。. を 20% 以 内 に 収 め る た め に . 日 本か ら の借款が. 公司.. 以 上 の 通 達 は , 1990年代の対外債務危機への. -17. °. ・. レ シオ. 大 き く 影響 し て く る こ と が予 想 さ れ よ う 。. ( 115)-.
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本マニュアルに対する著作権と知的所有権は RSUPPORT CO., Ltd.が所有し、この権利は国内の著作 権法と国際著作権条約によって保護されています。したがって RSUPPORT
本章では,現在の中国における障害のある人び
(J ETRO )のデータによると,2017年における日本の中国および米国へのFDI はそれぞれ111億ドルと496億ドルにのぼり 1)
トルコ石がいつの頃から人々の装飾品とし て利用され始めたのかはよく分かっていない が、考古資料をみると、古代中国では
米国では、審査経過が内在的証拠としてクレーム解釈の原則的参酌資料と される。このようにして利用される資料がその後均等論の検討段階で再度利 5 Festo Corp v.
HW松本の外国 人専門官と社会 保険労務士のA Dが、外国人の 雇用管理の適正 性を確認するた め、事業所を同