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イギリス法の契約違反に対する利益の吐き出し損害賠償の展開

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(1)

イギリス法の契約違反に対する利益の吐き出し損害

賠償の展開

著者

櫻井 博子

雑誌名

東北ローレビュー

1

ページ

99-130

発行年

2014-03-31

URL

http://hdl.handle.net/10097/00127031

(2)

E雌rør~.

イギリス?去の契約違反に対する利益の

吐き出し損

賠償の展開

東 北 大 学 大 学 院 法 学 研 究 科 助 教 桜 井

博子

I はじめに E 契 約 違 反 に 対 す る 点 任 構 造 I 興補的m符l!i~償の i原則 2

r

述法行為に対する原状回復 (Restitutionfor Wrongs)

J

と契約Jll反 (L) 原状 IlIlfWl;の 2 つの tìi~\~ (2) 契約述Jiに対するIJ;t状1

1

I

1

f

!

r

3 契約逃反に対する原状凶復法のi即日に│刈する学説 E 契 約 違 反 に 対 す るBlake事 件 の 判 例 上 の 意 義 1 Blake ヴ~f!j:以前のいl例の状況 (L)古典的1"J例 (2) 仮定の賀川 (hypotheticalfee) を純IJlj とする m~1j:賠償 の認定 (a) Wrolham Park'M'j: (b) 制 IU~約ぷ)jj5 1メに対する仮定的資川の文払いを巡る判 例 2 BlakeIMI:の概要 (l) ;J~案の概~ (2) 控訴院判決 (3) 1'1:族院判決 3 Blake

m

.

f'j:以降の判例の展開 (1) Blake'Jî.f'1ーの決f'I:を j~1rJした τMI (2) )J'(倒的f11','i-lI;,,;

m

としてE認定された、MI: W 契 約 迫 反 に 対 す る 利 訴 を 基 準 と す る 救 済 1 判例法理の枠組み 2 救 済 の 性 質

99

(3)

(1) 娯術的な世

t

n

(a) 取引機会の~失に対する掛川賠償 (b) 符観的平]径 の 喪 失 に 対 す る 担1 l'g賠 償 (2) 利 益 基 地 と す る 抵i%賠 償 3 放

i

斉の表現 V おわりに

I

はじめに

現手Eの日本法において、「原状同復的制71;賠償」の文言-は、賠{賞の純問の異 なる、 2 つの ~-Cl害賠償をなl床している。 1 つは、 IJ&: 立した契約 (ないしその 履行)が不公正な取引または詐欺的商法に当たると汗官lI

i

された場合に、不法 行為を剖!山とする契約の

r

の下で支Il¥した金額に相当する傾の回復を命じる ことで、被存者にとっては、契約を(一部)無効としたうえで給付利仰の返 還が認められたのと

l

iI

J

t

1<の経済的効果を導j く損守賠償である 11。もう lつ は、イギリス法における、 「契約違反に対する救済として、違反者に生じた利 得討を損芹賠償徹の算定基礎とする

J

m

芹賠償をな味している 31。本制は、 後者のなl味の 「原状[ïí1~J的制害賠償íJにつき、イギリス法の同概念をとりま く基本的な構造を整理したうえで、どのような要件が課され、利説を

t

1

:

定基 礎としてどのような純聞の,j没済を認めているのかに│刈し、!1l:j例をr

'

l

心に

4

5

・祭 することを

U

的とする41。 1) i側hl.11今')J

r

契約i1;JlJlの現代化J9頁 (イi斐│刷、 2

4年} 2) 本航では、契約i畠Ii.によってi畠反おがI紋l!}した財産は、 1);(文を引JTJする場合を除き、 I,fl則 として rflj従Jの表現をIIJいることとする。 3) ,11: 1j:Jょ-<~{J、「契約i叫に対する限状liilj¥l的

m

:

'

;

.

賠償 ・I'f,論一一イギリスil,を'1'心として」仲! 政法学 6~主 2 サ1381'i (2

0"ド) 4) loiJぬの)/JJ:iIiに対するアメリカiよの与妓を行うものに、 111川八千r-i先主の契約i畠以とn主 の似川一一アメリカi}.;における手'Jj!}III:111しi1;Jl¥Iの適Jljをめぐって」船山,';:34'&2 ~;.87-113 貞(l991{1つ がある

(4)

H

契約違反に対

する

責任構造

1

填補的損害賠償の原則 イギリス法において、契約違反に対する救済は、金銭賠償5)が原則であ る。その賠

1

f

t

の範囲は、古典的事例である1848年のRobinsonv.Harman 事 件判決6)のParke男爵の言により、「契約違反によって損失を被った場合に、 その損害に対し、金銭で為し得る限りにおいて、契約が履行されていたのと 同様の地位に当事者を置くこと

J

7)を目的とする、期待利益 (expectation interest)8)とされた。同判決は幾度もその後の事件で引用されることによ り、原則たる地位を確立してきたと理解されている9)。契約が履行されたな らば占めたで、あろう地位の立証が困難であったり、不可能であったりした場 合には、契約を締結していなければ置かれたであろう状況に戻すことを目的 5) 英米il、において、定11ニ(injunction)や判定凶行 (specificperformance)の救済は、金銭に よるH市首tが不適切な場合のみに限定され、金銭賠償救済に劣位する。これは、1ft符賠償がコ モン ・ ロ一、 l~i .li:や特定Iili:行などの対人的命令はエクイティにおいてj.j 'j されてきた欽 i丙で ある、との歴史によるものである (SIIII,¥IIWOIrI1IINGTON. EQulTY 13. 24. (2d ed. 2

6)、III中 央j三『英米i去総冶(I:)j12-14頁 (京>~(太子出版会、 19801ド)、木村仁「エクイティヒの紛失揃 俄について一 一イギリスi去を小心にJi.tと政治571,};1号3μ (2006年)、問中亘l

r

契約述反に │刻するil,の経済分析一一強制iJil1ffを認める法体系の立.&J社会科学石i}f究6202サ6頁 (2011 : (Io)。 さらに、このjぷ則にはいくつかの例外があることも指摘されている。まず、木村・,jijjf¥1

w

は、 エクイティ主主判所も独自の"'i'f.fl権を持ち、 1JJ忠義務ili¥反に対して1ft',l;.賠償をE認めてき たことを 'Yl らかにする。 樋 11範維 fアメリカう~*':Jitd 55-62氏 (弘文 'Ji~:、 199411ô) は、近年の 傾向lとして、アメリカi1:では、特定履行をd、める!袋件が緩和されつつあるJ)!jXを品じる。 'it;f':il:とは逆に11-1正法では、債務不li並行に対してとりうる手段は、強制Ii単行がIJi(則と考え られている (内1111'(

r

民il,旧 〔第3版lJ116IT(ボ京大学11¥版会、 2005年)、│士1'1'・,iijj<J5 IT 参I!(O。 6) (1848) 1 Ex. 850 7) Id.at855 8) 11本法の1/試行利従とほぼ同義訴と解される(JUr'I英 夫 ほ か制

r

'

t

;f':iHi'.ljl!J323TJORJ江大 学11¥版会、 1991年)、古1I1刷l夫「もWlflJ必 (RelianceInterest)に附する一考祭J早稲rll相 会 科学研究37 り'151 頁 (l988{1~)。) 9) ] A~IES EI)EI.¥I,¥['.G,¥lN-B

51・DDA¥I.¥GES: COKTII,¥CTTOI!TEQL1ITY八対日JNTELLEじ1'U八LPI!OPEIITY 6 (2002) イギリス法の契約違反に対する利援 の吐き出し-tn',J;:賠償の展開 (桜JI 博子) 101

(5)

と す る 、 信 頼 利 益 (relianceinterest) 10)の 賠 償 が 認 め ら れ る 、 と す る 11)。

こ の よ う に 、 イ ギ リ ス 法 の 契 約 違 反 に 対 す る 救 済 は 、 原 告 が 被 っ た 損 失 に 対 す る 填 補 的

J

白 書 賠 償 (compensatorydamages)が そ の

q

J

伎 を 担 っ て い る こ と か ら 12)、 「 被 っ た 損 失 が な い な ら ば 、 実 質 上 、 賠 償 し 得 る 損 害 は 全 く 存 在 し て い な い

J

13)と 述 べられ る こ と も あ る。 金 銭 に よ る以布Ii的

m

害 賠 償 の 原 則 が 、 石'(li問 たる地 位 を 確立 し て い るイ ギ リ ス 法 に お い て 、 契 約 辿 反 の 結 果 、 原 告 は 何 ら 損 失 を 被 っ て い な い が 被 告 は 利 採を~{J,ている J品・令、あるいは契約違反から生じた被伴の利説の側値が、原告 10) Fuller& Perdue.The Re!ial/ce II/Ieresl il/ COl/lracl Dall1ages, 46YALEL.J. 52.373 (1936 1937)によって、JUJ待平IJ縫 れ頗利益 原状阿彼利益の 3 つの~正念がも:~II/\されたことを契機 として生成した概念で、アメリカ法ではやl例もこれを攻、符している(他11.liíl~ì15) 65占76 fJ、

m

J;:'i{・,;Jr'f.IJ批J 樋口範雄=事lï向島美子 =i長持 JT併=計川太縦 『アメリカ i去、~IJ 例百選j 別 11骨ジュリ 213~}2().W. 205W (2012年))。 イギリス法でも、 FlIllcr論文の最長智を受け、 H..IRRY STREET.PIH"Cll'tE 01'TIIE L..IIVOF DA~IAGES. 240(J962) が{1Mif~~護の必~性を s冶じたことによ り、~約.ì.!i\反に対する級;'::11自償のの定 }j法として、 Jum'利径と胤行利益がうちげられている (GR,\II,、~IVIRGO, TIIE P制限 :lPtES01'TIIEL.¥I¥' 01'RESTITI:TION478(2d ed. 2

6)目 tflll. liij船it 8) 158n'、.ltJl:b<体「イギリス契約法における

r

,U{fi利従jの保護J比 較55サ8O-84.IT(ω93 4ド)、 I"J' r契約上の m;1~賠償における信頼利益の保,j-ーイギリス il; を1)'心として J 法 学紛fll(1)'央大学)102巻11~}12 号 141-171 .IT (l996{r二。)

11) JUJ待ヰ'J:?~・{,!願手Ij径の分類は、 FI 本法の属行手IJ必・{,1創平IJ占症の分影iに相・li する。 ただし、 1:1

本iRでl立、

m

咋IIMitの範凶に│則しては、通常航ヰ: ヰHJlHll;作の概念が機能しており、版行利 {,~・{,l~li利俗の分'Il'i は、もっぱら担保 W1壬の効*の}"jlfiÏで}IJ いられる概念であるとの指摘が ある(久む:i,j>;かおり「契約法理論の再構成をH 指して(2ト一一約 ~U'l!治およびf,1 Jf!i.fll!;論に対す る,厚生千を小心に」才I!t-ihl大うえ

w

政冶US170{き172氏(1997イド)。)

12) JJ;({'j-が被ったtll:kを,J.I;準としないt]l';I:賠償には、才, 11 的1J1:'~II:Hrt (nominaldamagcs)や懲 i'f

,J的似',1;'111''1償 (exemplaryd削nages01'plInitive damages)がある。れ11的Hl,'IHI:'i償とは、権 平1Jf1',i:.の )J~:M(立必められるが尖飢がない場合、あるいは被 ;IH'I'がtll'.'~~i を JI[IVJ する祇t処を提 111しない場介に

w

される少傾の賠償金 (小ILUl犬悩:;,:r兆米il;jII,lli~"'~~J74W (研究社、20日 年))である 懲:lJi的

m

包賠償は、不法行為のJ巴性がl',r<、そのfi・任をlJuAさせるべきと.-tIJI析される場合 には、 [~;jiJ および一般的抑止効果を目的として課される fJI:.Mに被った似:与を大きく結える m ;1;')的償金 (小111・IIil払ld899mである。懲{lJi的tfi',作賠償は、 IJ;(~'iのm'g.の総凶を越える賠償 というn:味において、 1);(状IlIlf!Hii:ヰ賠償と共通する しかし、 Ji'難性が大きいことを'J!!f'I:と し、)~';償の純l瑚も I北'f.lJHの股i止に委ねられる懲 ;jiJ的指,'mm償に対し、本的が検,吋の対象とす るl京状11I11!l(MIl'g賠償は、被告がi畠法に取得している利4症を返還範IlHの上IQ!となる点におい

て列なる。

13) Stoke-on.Trenl City COllncil v.W&] Wass Ltd. [1988] 1 W.L.R. 1406. 1410.被告が、以告の

1.1J.1'~lm{~織の1削減1).1 にィ、iよ似 ';1[- して営業を行った,)~~住で、 ド級権は、 i畠WIニ営業を行ったJUJ 1/1) 、介i去な分業であればぷし得たライセンス科判13~i を、 ')H'1的tll',作賠償として認定した。 被

(6)

が守吸っている損失を上回る場合に、被告が狼何-している利読の価値を基準と する救済の実現は、契約・不法行為に並ぶ法領域として総立した、原状回復 法Lこ委ねられている。 2

I

違法行為に対する原状回復 (Restitutionfor W rongs)

J

と 契約違反 ( 1)原状回復法の

2

つの類型141 イギリス法において、被告が契約違反をはじめとする進法行為によって得 た不1)誌に対し、原告が請求する救済は、原状回復の│問題とされる。原状回復 i去は、不当利得の防止を目的とし、 1989年のLipkin事 件'1']1

i

犬15)によって認 められた新たな法領域16)である。 万票状回復法の 適 用 事例は、Birksにより、「差し引き事例 (subtraction case)

J

と「逃法行為に対する原状回復 (restitutionorwrongs)

J

2

つの 類君』に分類しうると指摘されている 17)。 14) イギリスのJJ;(状lul復i去を級うものに、大西邦弘「由JiIEitによる知的財産U 3の 赦 済 と 小il; 行為による flj;l状阿復JJ 神戸ì:Þ,"i:雑;lM3~4刀 335-362 頁 (2004{ド)、ilh納 他ー戸市i久範=村 川大樹沢ラインハルト・ツインマーマン「ヨーロッパにおける不当i利船上一一昨ゐ」民商140 巻4号 5号447-462:r4:(2009ilô)、小山若手!と「英米法不当ヰIH司法における 不当七I;~衣j (lIn -j lIst factor)の怠:浜一一一カナダ不当利得法における ri去律上の君!山の不干(iEJとのl刻係を'1'心 としてJ立命航法学3368'903-957頁 (20WF-)がある。 15) Lipkin Gonnan v, Karpnale Ltd.[1991J2 A.C. 548は、以ドのような事件である。弁護七中 務所の共同経営者が、原告の弁護士守~1:íí所名義の銀行IIhlドから級官i した金を、カジノで nil~ した。!忠告は、カジノクラプに対し、級官iされた金銭の返還を,lN;Jとした(級官1金は小切手と して振り H~ されたため、原告弁護士事務所は、 銀行に対しカジノクラブからの小切手の支払 いに応じないよう治求した)0GoffJiI1Jは、「弁議士事務所の;fiボは、カジノクラブの不当利併に 基づくものであり、lJl;状回復法の原正IIに 従 い 、 カ ジ ノ ク ラ ブ が 尖 際 に 、 弁 護 土 事 務 所 の 犠 牲 のもとで不当に干JI仰を待ていたことを証明し待た場合に夜、容しうるjと干11不 し た。 16) 原状1"1似il、は、 1937年にアメリカildlt協会が、 W',契約と擬制信託を'1',('、とするエクイテイ 上の法理とを共通の機能を来たすとして、 IJ;(状 回 復i土リステイトメン卜 (Restatementof the Law of Restitution)にまとめ、契約・不法行為(こ土

w

ぷi:E,体系の1つとした。共通の機能とは 不当手JI仰の防止であり、第 払:1J;l状liIli¥!Wリステイトメン卜l条の、「他人の拡i失において不 当に利得した者は、他人に原状同復をしなければならなし、」と定義に明示されている。この アメリカで発展した法体系を、イギリスでは、Goff& ]onesによる1966年の "Lawof Restitll -tion" と題する体系d!の出版をはじめとして、学説が先導する )f~で議論され、上述のLipkin'J~ nによって判例が認存した(大西・rjij船 主14)335頁、木下毅 『アメリカ私法一一日米比較私 法!い;~J 198TI以下 (有 斐 閥、1988年)参mO。 イギリス法の契約i主反に対するがj益の吐き出し凱:存n~trtの展開 (撚:)1: tW干) 103

(7)

「差し引きr:JT例 (subtractioncase)

J

では、原告の蛾牧のもとで被告が利益

を待ており、被侍は不当に得ているものを原告に返泣 (giveback)するよう 求められる。準契約 (quasi-contract)などによって実現され、原状同復法に

よる救済の'11心である不当利得が単独で武任を基礎づける、「ドl律的な

(autonomous)不当利得

J

である 18)。

「逃法行為に対する原状回復 (restitutionfor wrongs)

J

とは、イ市立義務違

反をはじめとする迫法行為を訴訟原因とする 19)。立任の恨拠が、不当利得以 外にある「得生1'10(parasitic)不当利得

J

20)である。

i

:is法行為から利益を 待てはならない」という指導原理に基づき、被作が:i!J1法行為を通じて

1

t

1

'

た利 益の引波 (giveUp)、すなわち吐き出し (disgorgement)が行われる2110 当初 「原状│凶復」と「不当利得

J

とは、完全に一致している (quadrate)、 すなわち、不当利符はすべての原状凶復請求権の

I

I

l

t-

の似拠であり、原状回 復は不当利科の JJ~例に対しうる l唯一の対応であると僻されていた 2210 ところ が、限状同復法の通用分類が広く受け入れられ、 Birksn身が、 「進法行為に 対する原状

1

"

1

復」の類型では、被告の得た利益が救済の基準であり、「他人の 17) Peter Birks. A

INTROIlUCTIO:¥TO THE LA¥¥' 01'RESTI1'l;TION 26. 99. 313 (1985)目 18) Peter Birks.Jlfisllo川 町inRESTITUTION:PAS1'.PIlr:,SENT J¥I'[JPUTl'RE 1.13 (W.R. Cornish etal 巴ds..1998) 19) Jackman は、「制度 n~~投m (facilitative institlltions) J との概念を JII~ 、て、 ri邸主行為に対す る)J;(状11I11l!Jの免:E¥'!を。淀川しようとする。「市IJJ.l[(I~}'~

t

y

u

には、,fMIりな財産縦 (privateprop erly)、日比・れ彬il則係 (relalionshipsoftrllst and confidence)、1同党的契約 (occasionally

conlracts)が 合ま れ る と す る。M.Jackman. Reslillllioll/or lVrollgs, 48 CA~1. L.RE¥'. 302. 318-21(1989).

20) SIRKOIlARI)ER.lV!ii,\Sl; RIλGDλ~I'\GES" TIIELA¥¥' OFO[lUGATlO~S 目 TlmSF.ARCII FOIlIL¥lntoNlsED PIUt¥CIl'U古77(2010) 21) A:¥IlREW Bt:RROW5.1'IIE L.¥¥¥' OF RESTITIJTlOX 662(3d ed. 2010) 22) PelerBirks. UlljllslEllriclzmelllalldlVrollg/1I1 Ellriclzmelll. 79TιXAS L.RE¥'. 1767.1769 -1770(2001).Birksは両紙念の関係を、「コインのJ占拠のような関係Jと衣製した。BIRK5.SII tra nole 17. al 26. すべての 'J~~住の叙拠を不当手IJ得概念に求めるこの見解は、 Birl坊の己主"見後も一定の支持を m めている。SeeKEITIIM

ω"& 1.W. C,¥R1'ER.RES1'I1'UTIO:-;L刊 INAl1S1'刷LI

5

6

-

57(996): Andrew Tetlenborn.ltIisllomer-A ReふtOllse10Pro/essor 8irllsinRI~~1'I1'U1'IO": PAS1'.PI時

EN1'J¥NIlFU1'URE. slItra nole 18.at 31: Andrew Burrows.QlladralillgReslilllliollalldUlljllsl Ellriclz川町11:A JI1aller 0/ Prillc伊le?. 8 RES1' I1'UTIO~ L.RE¥・257.269(2

0)

このほの 支J事者は、-QlIadrationists"と称されている。A;o;[JI1EWLODl児R.ENRICmlEN1'11'(1'111二

(8)

犠 牲

J

すなわち原告の犠牲のもとで待た不当な利得は必ずしも存在していな いため、原状阿複と不当利得とは対応関係にないことがIljJらかになった231。 これにより、現在イギリス法では、IJ;(状回復と不当利得概念の関係、)点状回 復法の適用領域、不当利得に根拠づけられない類型の体系上の位限付けな ど、法体系としての在り方を含め活発な議論が行われている240 (2)契約違反に対する原状回復 契約違反に対する原

1

:

犬!日│復的損:!?賠償にも、 Birksの

2

つの分類が当ては まる。 契約の終

f

後に、原特が自身の既履行分の返還を請求するのは、「

7

1

5

し引き 事 例」に該当する。その実現には、不当利料金返越前求 (moneyhad and received)あるいは提供役務相当金額の請求 (quantummeruit)等の前求権 が月]いられてきた。訴訟原因は、契約違反ではなく被告の不当利得であ る251。被告に、原告から受け取っていた利識の返還を求める、瓦のな│床での 原ヰ犬回復である。 これに対して、被告が契約違反から待た利訴の引き渡しを請求するのが、 「主連法行為に対する原状同彼」に属する原状回復的損害賠償である。 Burrowsは、両者を区別することが重要であるとする 261。すなわち、「差 し弓│き事例

J

の原状

l

旦│似的損害賠償は、娯布Ii的拡

i

害賠償とは賠償範聞がほぼ 23) Peter Birks.Proterty(/11(/UlljllSt EJ/ricitlllellt: CategoricalTmtits.NE¥¥'ZEAL¥ND L.RE¥ 623.626・27守658-59(1997).現在では、こちらの見解がイi)Jになりつつある。

SeeLionel Smith. Tite Provillce 01the L(/w01 Restitlltioll.71 CAN'¥IlIAN R¥R RE¥'.672:Ross GRAHIIA¥I & CllARLES RICKETT. E~RICII~lë~T ,¥ND RESTITUTlON I~ NEI¥ZE,¥LANIl471(2α氾):

EIlElM,¥N. SIφra note 9.al36-41.ガ IR∞•slItra nole 10. at6-8.10.

241 See UNIlERSTMmlNG UNJt:引 EXRlcmmNT(MitchellMc[nnes et a.leds..2

4): FOUNIli¥TIOI'S or

TIIEL川V01'U!¥JUST ENI!lCII~IENT (Robel'l Chambers eta.leds守2009)守UNJUSTIFIEIlENIUCII~IENT KEY IS5l'ESINCOMP礼RATI

EPERSPeCTI¥'E(David ]ohns(on & Reinhard Zimmel'mann eds

2011). なお、本備の課題である、契約途JXに対する原状11111望的航空丸山首tの下JI例法即.を.J5-!押するう えで、上11t!の誕論の

n

'H富山9な影'JIliは少ないことから、この│問題に則│するこれ以1:の検;トIを行 わないこととする。 25) Bt:RROIVS. slItra note 21.at662. イギリス1去の契約i畠!反に対する,fJIよ症の吐きlJllし以'gJ賠償の反11I1(機井 t'!/.子) 105

(9)

等しく、独(1性が乏しい271。これに対し、

i

:

i

s

i

去行為に対する原状│叫復」の 原状回復的損害賠{賞は、 !J'l補的損害賠償の原則を依り、)~なる範聞の;敗 i行を 可能とする。 したがって本杭でも、契約述反に対する原状四千括的引

:

i

?

賠償は、以

u

リとし て後者を念如に

i

丘くこととする。

3

契約違反

対する原状回復法の適用に関する学説

契約述j瓦に対する坑宇IIi的

m

符賄iUのK(

U

!

Jは、判例のみならず、主主説からも 支持されている。その結果、契約違反に対する原状

I

n

l

復的

m

害賠償は、例外 的な;政治と佐伯付けられ、適用は限定された状況に限られるべきであると考 えられている。その適川が認められる例外とは、どのような場合を想定して いたのか、 主要な学説を以下で概観する 281。 判例や多数説とは一線を剛す、広範な迎川可能性を論じたのが、体系l1jを /1\版しイギリスにおける )J~{状 Inl復法の作'\1, 1こ貢献した Jones であった。 JJ;'(状 同復的持!'.'i-

l

l

日{立が認められるのは、述法な行為や契約]s

J

x

i

がなければ (but for)

J

、平JI縫は何ーられなかったであろう、と立証し待た場合であるとした29)。

J

o

n

e

s

以外の論者は、例外に該当する状削を以下のように説明している。 まず、中IJ例が利誠に対する

j

i

t

求を認可等した事件は、いずれも特定凶行の救 26) BCRR(川S.Slφranole 21.al661 3辺約泌 lえに対する民W(I"I 1!I的tfi',ヰ賠償は、そのF古どが&し引き 'l~例に関するものであり、

巡法行為に対するJJ;(状1"l1ilの'Jq-j・自体が多くはないとの指摘もある。SamDoyle & David Wright.RestitlltiollaryDω川7ges-The Ulllle('essary Re川町 か,25M !i!.IJ.U.L.RE". 1 (200l) Edelmanは、必し引き'l~(殉に相吋する、被;sIへのifiiWなfilli仙の移転を無効とする iIJ;(状1"1復 的jJl',lf.II;";1ttJ、述法行為の車~'f* として得ていた被仇の利益を剥#する ínl: き孔i しfll',作JI自償」と して、才s拘:も 1><:別するよう t~n している JamesEdelman目RestitutioJ/oη'Dal/lag,凸 仰IdDis -gorgcl/lcllt Dal/lages[or Breach o[Colltract.8 RESTITUTlOX L. RE¥'.129, 132. (初∞). 27) LionelD. Smith, Disgorgel/leJ/t o[the Projitso[ Breach o[ COJ/tra('/: Proterty, COlltra('talld EfjicicJ/t 8reach, 24C"N. Bus. 1.J.121(1994) 28) 学況の幣J'Ilに吋たっては、Doyle& Wrightι.wtranote26, al 7-9(2001)を参J!日した。JJ;(状 │旦Itiln0fll'g賠償に│刻する学iぬの詳調11については、 ヒ│11・・前制 法3)150-160質参!!日。 29) Garelh Jones, The Rccovery o[ BeJ/ejits (;aiJ/cd [rol/la Breach o[COJ/tract.99 1.Q.R. 443, 459(1983)目

(10)

i

斉カ4可能な.4Jt:件であった点に着目したBeatsonは、被告の利誕を原侍に付与 す ることは、実質的には金銭の形式での特定版行であり、原状

1

I

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1

1

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的損害

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告 m は;、 特定版行あるいは差止命令を迎川し糾る場合にのみ、選択llfíì~ になる と f~r;.する 30)。

E

僅かに原状│叫複的損害賠償'と特定凶行は、

1

':1rtJ裁量により認定される救済 とし寸点で共通している。しかし、特定版行の適用範囲によって、原状回復 的十日害賠償の適月

l

範囲を決定する根拠が、いずれの救済も適川可能であると いうのみでは不十分で、あるとの批判がある31)。 これに対し、以下の

2

つの説は、いずれも摂有

l

i

的損害賠償が適さない場合 を挙げる。 原状回復的損害賠償の適用を巡る理論のrllで、最も判例法理に

i

必特を与え たと解されているのが32)、唄補的指害賠償では不適切な場合に以状問復的損 告H宮償が適川されると併するMaddaughand McCamusの比19110であるが、 「不適切な場合」というだけでは判断基準としてl暖昧である、ある放済の迎月J 可古

E

性を、その他の赦

i

f

'

i

が不適切であることに依拠して判断すべきではな い、 等の批判33)もある。 Birksは、当初被件による利益の取得が 「背信的j な場合に、原状│叶復的 損害賠償が適用されると主張34)していたが、契約関係において被fl間 違 法 行

1

哉の道徳的資質を突/1',させるべきではないと、学説・半JI例から批判され た3510Birksはその後主張を変更し、Maddaughand McCamusと同じく、原 状│互

I

復的損害賠償が認められるのは、抑制

i

的損芹!賠償が不卜分な場合である 30) JACK BE 刊SO~.TIIE USE ι、日DABt:SE 01'U)ljl:STE~RlcmIENT: Es.~,\\'s 0" TIIEL.¥¥¥'01・RESTITU

-TIO)l15.17 (1991)

31) A)lDRE¥¥' BVHHO¥¥'S. RE~IEI) IES FO民TowrsANIlBlm.¥CII0ドCONTHACT311 (3d ed. 2005).判例で は、 Surrey'Jq'l'のSteyn主}."'111目(がl司旨を述べる。[1993J3 AlIE.R. 705. 715

32) Doyle & IVrighl.SlItl官note26. at 9

33) PETEH Mi¥l)l)AI川 &J()II~ Mcc川IUS.TIlE LA¥¥OF RI;SITUTI01(436-438 (1990).それに対する批 刊は、 A1¥IlREI¥'BURRO¥¥'SE1、L..CASES i¥,,1)M、TERIALSo~ TIIEL!I ¥¥'0ドRI,,~ITnION930 (2d ed.

2006)を参J!H

34) BIRI弘slItranote 17目al33~: Peter Birks. ReslilllliollaryDaJ/lages lor Breac!t01 COlllracl:

511ett alld l!te }可lsioll01 Law alldEqllily.Lw¥'l)'s~IAIUTI\IE AND ComlEHCIAI.L¥¥¥' QL¥RTERLY m .423(1987).

(11)

と述べる3610 E

契約違反

対する

Blake

事件の

例上の意義

1

Blake

事件

前の

判例

の状況

(1) 古典的判例 イギリス法では、契約

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反に対する出初

i

l

的損害賠償の原則が硲岡たる地位 を獲得しており、これまで多数の事例が、契約違反に対する原状回復救済の 適用を再定してきた37)。 契約迫反によって得た利雄の返還をl阿保に否定した、著名な古典的事件の lつが、 Teacherv Calder事件判決381である。この事件は、被告の投資会 社Calderが、15,000ポンドを材木業に投資するとの原作Teacherとの合意に 反し、 │古

l

額を蒸留酒製造所に投資して利援を得た。これに対して原特が、被 告が蒸

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製造所白に投1ftして獲得した利説は自身の訓告であると主張して賠 償を請求した、というものであった0・白山長院のDavey卯I1は「獲得された金銭 は、いかなる意味においても原告のものでなく、材木業に投資されたならば 得られたであろう利説以外には、何ら(l

l

剖賞されるべき:著者挿入)利識を 有していない

J

39)と述べ、被告が材木業に投資するとの合意が守られなかっ たことに対する填術的損害賠償のみを認め、被告が蒸留酒製造所への投資に よって符たはるかに日傾な利益の吐き

1

1

¥

しを否定した。 Teacher事件と並ぶ古典的な事例として引用されるのが、アメリカ介衆国 35) B UT鉛N.SIψranote30. at15 宇Illijか ら の 批 判 に は [1993)3 AIlE.R.705. 715(SteynLj): [1998) 1 AIl E.R. 833.845 (Lord Woolf M R)がある。 36) Pcter Birks.ProjilS0/ Breach0/COlllracl.109 L.Q.R.518. 521 (1993)

37) 拠約i畠l正による原状1111~!i,ii'l;)とがIIIIM となった'Jq刊の詳細については、北井・ ljíjJî-W,3)141

-148頁参l!日。

38) [1899) A.C.451.467札.ordDavey). 39) Id.31468

(12)

のYレイジアナ州のが件判決、 Cityof New Orleansv. Firemen's Charitable As!Sociation1J1.件判決40}である。被告は、長年にわたって消防業務の提供契 約を締結し、原告から

i

前倒の対自IIIを受制してきた。契約JYJ問の終了後、被告 は、 人口や消火ホースなどの設備に│刻する契約条件を満たさずに、合計

4

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ドルの経費を節約していた

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実が発覚した。契約JYl問中、その述反に よって消火活動に支障をきたすことはなく、原作は実際には損失を被ってい なカ、ったため、実質的に川複すべき損符ーは存在していないと判断された。 さらにTitov. Waddell (No. 2)

ji:件判決刊によって、現代となってから も、 イギリス法がJJ;(状阿復放

i

斉を再定し続けていたことを確認できる。 ~JT案は、太平洋のオーシャン品の採射線を狼科した被{17 会社が、原告の品 民らと、採掘後には再植林し、元の府住地区に戻すとの条件で契約を結んだ。 被f勺はこれを怠ったため、原告):&J:.~らが、植林の特定凶行と、円植林をなっ たことで山町を節約できた金額を焔害賠償として前求した、というものであ る。 t¥.1egarry刑大法1ミは、 「述反行為によって節約した金舶を被行にl吐き

1

1'.さ せる!HJ題ではなく、原告の十日害賠償の問題である。・・・…被告が合意内符を怠 り、 自身の経費を節約していたとしても、そのこと自イ本は、

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日号に

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として節約した金額を回彼する線利を認めるものではない

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42}と述べ、再植 林を怠ったことによって浮いた金制分の損害問償請求権を否定した。さら に、 訴訟当1I.r、品J:..cがすでに移住していて島に肘住してはいない点、同地林 が千二子われようと行われまいと、品の市場側値への)~~斡はわずかなものにすぎ なし・点から、ごくわずかな名目的加害賠償のみを認定した。 」二記の3つの事fi:のうち、 Teacher事1'1ニ判決が、契約辿反によって被作が 和主逗的利よ誌を得ていた事1'1ーである。投資の依頼であることから、両当4Jj.者聞 にイ昌認関係が認定されていれば、被告が介

1

2

内科に反する投資から得た利議

《4C刊 9

4術似叫…泌航削川

(“ωl同8 41) [1977η1 αCh 106 42) Id.瓜la332

(13)

は、原告へのl吐き山しが認められたであろう。 他方で

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事件と

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件では、原告は実際の損失を 被っておらず、被告が契約迫反により、本来の支出すべき出費を節約してい た、という

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的利訴に│刻する事件であった。したがって、

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事件と その他

2

つの事件は、違反の違法性の程度が異なっていたと言えよう。しか し、裁判所は、被告の違法性の程度や、契約迫反を通じて得た利疏の過多に かかわらず、填補賠償の原則を維持し、原告が賠償を請求できるのは被った 損失のみであり、実際に損失が生じていなければ、損害賠償は認められない、 との立場を

1

'1いていたことが確認できる。

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仮定の費用

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を範囲とする損害賠償の認定

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事件 原作には現'長の制失が生じておらず、述法行為によって被告が利拾を得て い る 、 と い う 状 況 下 に お い て 、 こ れ ま で と は 異 な る判断が下されたのが、

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otham Park

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二判決43)である。 事案は以下のようなものである。被 告

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が土地を購入した ところ、そのよ地は、

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日発の際には、近隣のヒ地所不

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Wrotham

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による;"f.<認を必要とする、との土地負担(l

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が登記され た、

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浪的不動産約款

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が付されていた。被 告

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は、この不動産約款に反して、原告の*認を得ることなく、

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棟 の家):'eと道路を建設したため、原作が、作業の

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Jl:と建築された家屋の収去 を求める作為的差

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二命令

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を請求した。')1:実務の時 点ですでに家屋は完成しており、

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昨入者が人同していた。

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批判千(は、

1

1

収峻しを命じることにより、多くの人が必要とす る家同が許作し難い紙駄となる

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44)ことを理由に法止命令を認めず、代わり に凶作賠償を認定した。その認定において、

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裁判官は、 j京

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与が所

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ゆ74)1 W.L.R前 44) fd.

(14)

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している土地の価絡は、近隣の土地に新たな建物が建設されたような「わ ずかなことで

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務することはな

J

451いため、!忠告は}材産的損失を被っていな か ったとする。一方で、被告に対し「迎法行為のよ~実を保布したままにされる べきではなし、

J

461と述べている。 結果として、原告Wrotham Parkが、 「約款に定める権利を放棄するつも りが全くないことは明白

J

471であるにもかかわらず、被告には、「約款を放 楽してもらう対官lliとして、原告が被併に対して要求するであろう」咽相当の 金利

i

の支払いを命じた。具体的には、被告Parksideの土地

J

I

日発から見込まれ る収益を 50.000 ポンドと 11:定し、その 5% にあたる 2.500ポンドを~~

J

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J

相当額 としてと認定した4910 (b) 制限約款違反に対する仮定的費用の支払いを巡る判例 原告が現実の損失を被っていない状況で、仮定的費用を範│潤とする掛害賠

1

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1

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を認定したWrotham Park 事件判決は、その損害賠償の性質には??及しな か・った。そのため、 その後、 頒似のfIiリ│縦約;;大迫反に対する仮定的資川の支払 いが争われた

2

つの事件で、その賠償の

1

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質が問題となった。 仮定費用の:tll特賠償は、原状回復的

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1

を有すると認定したのが、 Surrey County Council v.Bredero Homes Ltd.事件判決501である。

原告の建築許

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に従って建設する義務を負うとの約款 (covenantS)付の {主宅建設

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地を、被作IJ.fJ発会社がJ

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入した。建築許可では、特?とのデザイン とレイアウトの72戸の住宅を建設するよう定められていた。被作は、原告と

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約款に反し、

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7

戸の住宅建築の建築許可を訴外カウンティから新たに独得 し、住宅を建築しはじめた。原告は、被告が建築許可に反して建築している ~J f.突を認識しつつ、

i

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に差止

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求せず、被告が住宅の建設と必1;IJをすべ 451ld. at 812 46) ld 471ld.at 815. 481 ld 491 ld. at 815-816 50) [1993]1 ¥V.L.R. 1361. イギリス法の契約逃反に対する平'H症のIIJ:き出し似合賠償の展JIIf(機JI"- tw:子) 111

(15)

て終えてから、約款に反して

7

2

戸以上建設したいならば、約款の改訂料相当 額を損害として支払うよう求めた。 Steyn裁判官は、被告の契約違反に対する原状回復的損害賠償が認められ る可能性を肯定したうえで、認容の要件として、信認義務違反か原告の財産 権侵害が必要で‘あるとした。当該事件には「原告の利説の侵害に関連してい ない

J

51)として、名目的損害賠償のみを認めた。 これに対し、 Wrotham Park事件判決は取引の機会喪失に対する填補的損 害賠償の性質を有すると解したのが、

J

aggard v. Sawyer事件52)である。 私道の袋小路に沿って並ぶ10!ji干の宅地は、建物のない敷地部分は、庭とし てのみ川いるとの制限約款を付して売却された。被告は、

1

つの区間を購入 後、追加してその後ろの区阿も購入し、新屑を建設した。その│務、制限約款 に反し、区画の一吉15を庭ではなく新居への通路とした。被告の建設がかなり 進行した段階で、残りの区画の所有者が、差し止めを申し立てた。 事笑審では、1981年最高法院法 (SupremeCourtAct)50条に基づき、 差 し止め命令の代わりに損害賠償が認定された。賠償額は、 Wrotham Park 判 決を引用し、被告が約款放棄の対仰

i

として支払ったであろう金額を損害賠償 と非定した。控訴院は、事案審の結論を支持したうえで、Wrotham Park奇i

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1判決を利益基準の損害賠償と解したSurreyCounty Council事件判伏に異 論をH品え、原告のIf'(引機会の喪失に対する填布

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の性質を千

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する賠償であると した53)

51) 1d. at1369.Steynt&判官の紡i冶に同 Iましたうえで、 Dillon 裁判 ~I.fは、 Wrothan

Park:'J~f'1

判決は、ケアンズ卿法 (LordCairn's Acl)に必づいてぷし 11:めJi'I求の代わりにエクイティ上

の m'.!i-jp,'o償が』認定されたrJT~長であるのに対し、本f'I:はコモン ローの

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,;賠償の百

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たとの泌いを、結論が穴なった拠拠とする。[1993)1 W.L.R.1367.

52) [1995) 1 W.L.R.269 (CA). 53) ld. at 281.82. 291

(16)

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事件の概要

( 1)事案の概要 Blake事件は、契約述反によって得た利識に対する救済を認容した、画期 的な判決である。当該分野における非常に重要な判決であるため、我が国に おいてもすでに同判決を扱う多くの論考が存在している54)。そこで、事実に ついては、概要の{i(1i認にとどめ、その後の判例法理を考察する上でも重要と なる、控訴院と立族院の判旨を詳細に追うこととする。 同判決の事案は、以下のようなものであった55)。 イ ギリス秘密情報局 (Secretary Intelligence Service)の職員であった被告Blakeは、二重スパイ として、業務上得た情報を旧ソ連に漏えいしていた。Blakeは、内通が発覚 し逮捕・投獄された後、モスクワに亡命した。

1

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9

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年にイギリスの出版社か ら、 'NoOther Choice" というタイトルの自叙伝を山版した。著作は、Blake がエージェント活動で得た情報を含んでいたが、山版当時には、すでに公益 に実

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する十員害を与えるものではなかった。 イギリス法務長有 (AttorneyGeneral)も、事前に出版の事実を知ったが、 機智漏えいの恐れはないとして、

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版差し止めは請求しなかった。その後、 原告法務長官は、国家の諜報機関の元メンバーとしての信認義務違反、およ び詳報機関のメンバーとして得た機管情報に閲する守秘義務に違反を理由 に、出版によって得た利援の総額、すなわち出版社からBlakeに支払われる 印5税のうち、未払い分の9万ポンドの支払いを求め、出版社と Blakeを提訴 し犬。 [ ' " ,4) BlakerJ~件の1'(絞|淀判決に|則して、北井辰弥 rnMJ.1録を出版した元諜報部U に対して国が手IJ w の償還を消求したrJ~I!I:J 英米法学: (中央大学)42号21氏以下 (2003年)、 小 山 前掲i112) 924-927頁、旧~I・義信「イギリス法上のli'(務不履行による損害賠償と原状回彼一一一 Forsyth 事 件判決とBlake事件判決の示すものJ凶井義fJ編 『民法学の現在と近未来J144-148:W(ildlt 文化社、 2012年。)北井・j)(1掲注3)166頁は、控訴院の判示内容を扱う。

:

51 [2001J 1 A.c.268. 269事裟のまとめには、本件判旨に加え、E伽,LMi¥N.slItra note 9, at150 -151:VIRGo.SlItra nole 10. at 668-670も参!![Iした。 イギリス法の契約逃反に対する利益の吐き出Ltn害賠償の展開(桜井 博子) 113

(17)

第一審は、すでにi極秘ではない事項に│刻する守秘義務、 信認、義務のいずれ も被告Blakeは負っておらず、原告は被告 Blakeに対する私法上の請求権を 有していないと判示した。これに対し、 刑罰執行の監

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、公訴の保設という 法務長官の義務に基づく、公法上の救済請求を追加して原告が控訴した。 (2) 控訴院判決 控訴院では、公法上の請求について、被告Blakeによる著作の出版は、 1989年国家機密法 (OfficialSecrets Act 1989) 違反にあたるとして、著作の 出版と、諜報機関!被員として得た情報利用に対する報酬の差し止めが認容さ れた56)

控訴院判決で着目すべきなのは、私法上のRi'j3j(の傍論 (obiterdicta)で、 Woolf記録長官が、原告が請求していない原状回復的損害賠償の成立につい て論じた点である。 Woolf記録長官は、以下のように述べ、あくまで原則は填補賠償であるこ とを強制する。「契約違反に対する損害賠償は、原状回復的ではなく填補的な もの、その範囲は、被告の利益ではなく、原告の損失によって算出される。 引刷の必要もないほどに自明なものだが、学説上は、(すべてではないが)こ れに対する批判が有力になりつつあり、裁判所の見解も一致しておらず、 . (中略)W rotham Park -l:

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ニとその後の一連の事件は、性質を巡って議 論があるが、例外となる原理が確立していることを示す

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57)。さらに「例外 的な事案で原状回復的指害賠償の適用を認容しでも、契約違反に対する救済 は

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J

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iIi的損害賠償で、あるとの一般原則が揺るぎのないものであることは明ら かである」問。 填補的損害賠償の原則に影響を及ぼすものではないことを十分に確認した うえで、原状回復的損害賠償の必要性に閑し、 「裁判所が、契約違反に対する

町一…

57) ld. at 843. 3 58) Id.at844

(18)

原状回復的損害賠{日を認めることができないのならば、契約法には重大な欠 陥がある。契約が適切に履行されることに対する原告の正当な利雄 (legiti -mate interest)を重視しないため、多くの状況で、契約違反に対する有効な 救済が受けられないことを立l貯とする

J

と述べ、正当な利益を保護するには、 適切な救済を線保することが必要であるとする。具体的に、原状回復的損害 賠償が適切となる場合として、写

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的損害賠償では十分な救済ができない、 節 約 し た 履 行 (skimpedperformance)の事案と、不作為特約 (nagative covenants)の事案を挙げ、る591。 (3) 貴族院判決 Woolf記録長官の判決傍論を受け、

1

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1

族院では、原状回復的損害賠償の認 容が主要な争点となった。NichoJls卿が多数派を代表し、以下のリーデイン グスピーチを述べた。 まず、被告Blakeが契約迫反によって得た利益の返還を請求する救済につ き、

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原状回復的損害賠償j という不適切な表現は用いない方が好ましい。 救済は違法行為に対する法の対比、である。例外的に、契約違反に対する正当 な反応として要求される場合、裁判所には、契約違反から受領した利益につ き、原告への清算を被告に要求する、裁

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的な救済を認めることが許容され るべきである

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601と述べ、裁判官の自由裁が:によって認定される、例外的な 救済で、あると位置付けた。その適用要件について、「通常は、損害賠償、特定 救済、差し止め、さらに受認者のような特徴的な契約上の義務が、契約違反 に対する適切な救済を与えるだろう。それらの救済が不適切な、例外的な事 例においてのみ、手JI主主の清算に│却する問題が生じるだろう。…・・・ (1:1:111俗)裁 判所は、契約の内容、違反の生じた契約条項の目的、契約迎反が生じた状況、 契約違反の結果、救済が詰'j;jZされている状況などを含むあらゆる事情を考慮 するであろう。網羅的ではないが有議な一般的指針となるのは、被告の利益 fd [2001J1

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.

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.

268. at284.285 イギリス法の契約j主反に対する利益の吐き出し損包賠償の民間 (襖井 伸子) 115

(19)

を得る活動を阻止し、そして被告から利益を剥なする正当な利益を、原告が 有するかどうかである

J

61)。 控訴院のWoolf記録長官の見解を受け入れ、 Nicholls卿は、利益を基準と する救済を例外的なものと位置付け、例外を認めるためには、他の救済では 不適切であり、かつ状況にかんがみて原告が被告の利益を奪うことに正当な 利訴がある、との2つの要件を定立した。 しかし、例外的救済を信認義務に 準じた状況に対する利識の清算と解する Nicholls

9

f!1l'立、原状回復的損害賠償 を認めるべきとして Woolf記録長官が提示した状況への適用には否定的で ある。 まず、 「節約した履行」の事例に対しては、違反によって被告が節約し得た 金額分は返還されるべきだが、この返泣は契約違反に対する填補的指害賠償 であり、利識の清算によって返済されるべきではない、と評価する。一方で、 不作為義務迫反に反して利益を得た場合は、要件が広すぎ、あらゆる不作為 義務を含みかねないとする 62)。 当該事件については、 Blakeは秘管情報局の一員となる際、雇用期間中も 退戦後も、出版やそのほかの手段によって、情報局の一員として得た公的情 報を開示しないことに明雄に同意していたため、 「国家は、雇用期間中か否か にがjらず、公的情報の開示によってBlakeが利益を得ないようにすることに 対する正当な利読を有する

J

63)と認定した。 Nicholls卯I1は、 Blakeの職務違反に対ーする正当な対応に、利訴の

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.

n

が含 まれるべき根拠を、 「利読む~mーが違反に対する救済内容となるような職務は、 信認義務ではないにせよ、非常に類似しているものであるJ64)ことに求める。 結果として貴族院は、諜報機関の一員として得た間報を利用した出版報酬に 対する吐き出しを認容した。 Nicholls9011の見解は、 Goff卿、 Browne-Wilkinson9~11 の賛同を得た。 前述の 61) ld.at 285 62) ld.at286 631 ld.at 287 641 Id

(20)

Surrey County Council事 件 の 控 訴 院 で リ ー デ イ ン グ ジ ャ ッ ジ を 務 め た Steyn卵I1は、以下のような補足立見を述べている。1九TrothamPark事件の判 決に学説は批判的であり、 Wrotham Park

!

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何ニ判決が認めたような救済が適 用されるべき状況に関する議論も著しく欠如している状況下で、広範な適用 範囲を示す控訴院の大胆な判決は、支持できないとし651、当該事案について は、 Nicholls卯I1と同様に、情報の機密性にかかわらず雇用期間に得た情報を 漏えいしないとの在約を行ったBlakeは、受認者に非常に類似しており、受 認者に準じた立任を負うべきであると解する。 これに対しHobhouse

g

lf!lは、反対立見を唱える。まず、認定事実について、 Blakeが情報局に雇用される│祭に交わした誓約は、聞の商事上の利読や権利 を保護するためのものではないとする。印税 (royalties)に対する支払い差 し止めと自身への引渡請求は、財産権侵害や信認関係に基つマいて認められる が、本件では年月の経過により、信頼関係のようなものや機管性に対ーする公 的利益の侵害はもはや存在しておらず、聞には前求する理由がないとす る661。本来、被告の行為に対する 「正当な対応

J

として認められるべきなの は、 I~I版の差し止めであろう、と述べる 671。

なお、 WrothamPark 事件判決をはじめとする不作為特約に閲する~i.例に ついては、「原告が失ったものは、開発に合意する価格として被告から取り立 て符る金額である。これは娯術的賠償の例であり、契約違反に対する損害賠 償である。原状回復の概念とはかかわりがない

J

681と述べている。

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件以降の判例の

(1) Blake事件の要件を適用した事件 Blake事件が提示した要件への当てはめを行い、総利益の清誌を認容した 651 ld.at 290 661 ld.at 294. 297 671 1d. at 295 681 Jd. at 297 イギリス法の契約違反に対する利主主の吐き出し扱古ー賠償の展開 (概Jj 悼子) 117

(21)

のが、 EssoPetroleum Co Ltd v. Niad事件判決69)である。 事案は、ガソリンスタンドを経営する被告Niadは、石油の供給先である 原告Essoと、 Pricewatchと称する価格合意を締結した。被告はその合訟を 破り、合意仙

i

格より高額で顧客に販売した。 これに対し Morritt副大法官は、 Niad事件の以下のような状況は、 Blake 事件判決の要件を満たすとした。①被告が合意に反して顧客に売却したこと により、損失が生じたことを、原告自身は殆ど立証しえないため、填補的損 害賠償では不適切である。②当該地域のすべてのガソリンスタンド小売業者 と原告とが合意した、 Pric巴watchの伽i絡合意の構想の土台が、原告の違反行 為によって破壊された。③原告は、被告に対して

4

回にわたって苦情を申し 立てていた。④原告は、被告が迫反行為を通じて利益を得ないことに対し、 たしかに正当な利益を有していた70)。 そのため、原告は契約違反に対し、 11996年2月14日から1998年11月30日の 問、奨励官

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格を上回り、顧客に販売したガソリンスタンド庖頭価格総額の回 復

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71)を選択的に追及し得ると述べた。 Niad事件判決は、 Blake事件判決と同様に、被告が契約違反から得ていた 利益の総額が、被告に対する引波の対象として認めた。Niad事件判決の意義 は、「利益の清算を認めるために、 Blak巴事件自体の特殊な事実とはかけ離れ た、商事契約違反に対して、 Blake事件の判断枠組みが適用した

J

72)との評 価からも、 Blake判決の適用範囲を拡張したもの位置付けられるだろう。 これに対し、Blake事件判決の2要件を適用して利話基準の救済を認定し、 救済の範囲は、 Wrotham Park事件判決が提示した相当の費用のみを認定す る、という新たな利識を基準とする救済の在り方を示したのが、 Experience Hendrix LLC v. PPX EnterprisesInc.事件判決73)である。 69) [2001] All E.R.(D.) 324(Ch.) 70) Jd.at para.63 71) Id.at para.65 72) BURROWS. SII戸ranote 21.at 672. 73) [2

3)E.W.C.A. Civ. 323

(22)

事案は、ロックスターのJimiHendrixの相続人と被告レコード会社PPX が、1973::ドに締・結した合訟を巡る紛

1

1'である。被符 PPXがマスター・テープ をレコーデイングで利用したのちに、原告JimiHendrixの相続人に返却す る旨の合意を結んでいた。合意に反し、被告はマスター・テープを返泣しな かったため原告が、被告 PPX を提訴した。原告自身は、レコーデイングを活 用できなかったため、金銭的損失を立証しえなかった。 Blake事件判決の、被告が利益を得ることを妨げることに対する正当な利 益の有無と、他の救消が不適切か、という要件を当てはめ、被作の迫反の結 果として原告が被った金銭的損失が立証しえないことと、既に被(守が

3

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i

斉 みの利様であるため、特定履行や差し止めの救済が適川できないことから、 利益

2

炉¥(¥の救済を受けるための要件を満たすと認定した7410 次に、救済の範囲の判断において、 Mance控訴│民裁判官は、「被併の;違反 行 為 が、契約の根底を離すものであること」、と 「被併は契約違反から直接利 益を得なければならないJ 75)の

2

つの)_.t:iI事への当てはめを用い、 Hendrix事 件は、この基準に該当しないと解した76)。加えて、 Hendrix手作:は、 "ミ[│家機 密に|測するような特殊な司E件あるいは 'UI~重に扱うべき事件ではないこと、被 告 と の│則係は信認関係やそれに類するようなものではないこと 77)という 74) Id. atpara. 36. 54. 58. 75) Jd.atpara. 38.Ralr】hCunnington. Rocfl, Reslilulioll{//Id Disgorgelllelll.JOURNi¥l.0ドOIlLIGA' TIO~S ,¥XORE~IEDIES 46. 51-52(2004) は、う4約の担v氏を泌すi!il lメか~かの~1'J:I;l:、 rJE 当な平IJ ~tJ のイi無に i悶述し、 I(H~利鋒の制限の ~I'I・は、年l補的賠償の似",1::の練法性(remoteness)に よる制限に芳i似している、とil1j商する

76) 学必は、 PPXのレコーディングへのマスター・テープの i畠il;な利川は、 19J らかに合意の~

礎を!抜I到し、かつ PPX はi!ili去行為から11'[後手lHot を得ているとして、 l司法j~\ を i持たさないと判

断したr,;,UF院の粘B冶には批判的である。

See RalphCunnington.T!te !1Jeasllre仰dAvailabilily of Caill-Based Dalllages for Brcac!1 of COlllracl.inCOXTR,¥CTD,\~IAGES; DO~lf$TIC ANI>INTERXATlON,¥I.PERSPEC丁目 附207.235(Djak

-hongir Saidov & Ralph Cunningωn eds.2008). James Edelman.Allontey.Gelleralc Blake Rel'isited. 11 RESTITUTIOXL. RE

.

10l.105(2003).

Cunningtonは、lIenclrix')~n判決と Niad')(1'1・1'I)i,たは、 1,,)械に Iflj')~契約でありながら結論

がiもなっているため、縫合させるのはJI汁i~' に困難だろうと iLliぺる。 その一方で、I-Iendrix')rI'I'

判決の結論は、 PPXの彼制した総利鈴の吐き/LIしが、抑止の必裂性からJ[、i'化 さ れ{!tないこ とを)5-1-1'した結果ではないか、と抑察する Cunnington目.11ゆranote 75. at 51-52(2

4). 77) Id.at para. 37

(23)

Blake事件判決との中li逃点を挙げ、「違反によって被告PPXが特ている利掻 の総額の清算を命じるべきほどに例外的な4Ji.案ではないl81とした。しかし、 「実質的正義 (practicaliustice) の観点から、被行 PPXは、千?なに辿反した マスター ・テープの利

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に対する相当の金術を支払うべきである

J

791と述 べ、被告が受領した客観的利益の価値として、マスター ・テープの使用料の 相当額の救済が認定された。 Hendrix事件判決は、 2つのことを IYJらかにした。まず、判例は総利益の 引き渡しを認める利益の清算を、極めて例外的なものと位

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付けているこ と。もう lつは、利益基準の救済の範囲として、相当の金額の支払いを命じ ているため、 Wrotham Park事件判決をJU11fi的ではなく、 112状I!!I復的性質と 解していることである。 Niad事件判決と Hendrix事件判決は、 Blake'JH!I二判決以降、総利併の

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I

以外の利益を基準とする救消の可否の認定にも、正当の利益の(s:(Eと、その 他の枇済が不適切であるとの2つの要件が)1Jいられることを│明らかにした。 (2)填補的損害賠償として認定された事件 Hendrix事件判決は Wrotham Park事件判決を利益基準の救済と僻した が、その後も、 Wrotham Park事件判決の性質に│刻する判例の態度は

-

1

1

し ておらず、 Hendrix'ji.1'

I

:

判決後の2つのヲJi.1'十で、 JU補的な性質と認定されて いる。 まず、被告の宅建業者0・BrienHomes Ltd.が、 3戸の家を建設するとの制 限約款に反し、 4戸の家を建設してしまったLanev.O'Brien Homes Ltd.事 件判決801において、 DavidClarke裁判

i

r

は、被f与が契約に反して]戸多く建 設 し た こ と か ら 伴 た 利 誰 の 総 額280.000ポン ドか ら 、 相 当 の 金 制 と し て 150,000ポンドの支払いを命じた。その性質については、原告の取引機会の喪

M

a剖川山山…

印ゆ川叩t阿 附paa町ara 7 瑚9町) ロ[2

3幻]E.W.C.A Civ. 323 al para. 42 80) [2004] E.W.H.C.303 (QB).

(24)

失の賠償であると述べた。

その後、 WrothamPark 事件判決の相当の賀

m

の救済のみならず、 Blake

事件判決が認めた利従の清算も、キIJ拍を器準ではなく、金銭上の似失が算定

できない状削填布Ii的賠償の一種であるとの見解を示したのが、 WorldWide

Fund forNature

&

Anorv. World Wrestling Federation Entertainment

Inc.事件判決81)である。

原告WorldWide Fund forNature & Anorは、WWFの略称を川い、世界 自然保護基金として13

1際的にま11られる CI然環境保護団体である。一方の被告 World Wrestling Federation Entertainment Inc(Federation)は、アメリカ の株式会社である。両者は、WWFのイニシャルの利用を巡り、長期にわたっ て争ってきた。1994年、被告Federationが、 WWFのイニシヤルの利用を著 しく制限されることに承諾する、手nf~平契約を締結した。ところがその後、被 告Federationが合誌に反して、再度WWFのイニシャルを利JlJし始めたた め、原告保護基金は、1994年の合意に反してWWFの利用によって被告Fed -erationが待たすべての利益をおり下するようJ!?求した。これに対し、Jacobs裁 判官は、 Blake

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ニ判決が要求する、例外としての特徴が見出されないこと を理由に、利説

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の請求を否定した8210そこで次に、原脅保護基金は、事 実上のライセンスキ'1に相当する金額として、被告Federationが支払わなけ ればならない金制、すなわちWrothamPark事件判決の認定した純聞の損害 賠償を、高等法院 (Highcourtof justice)に前求し、 PeterSmith裁判官が これを認容した。 被 告Federationの控訴に対し、控訴院のChadwick裁判

R

は、以下のよう に判示した。 「裁判所がWrotham Park判決ーに基づいて損害賠

1

1

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を認定する際、そのよ うな認定を行うのは、原告に支払われるべき損害賠償が、認定し伴る金銭上 の損失を基準として(あるいは金銭上の似失のみを基準としては)は算定し [2007] E.¥V.C.A.Civ.286 Id.at para.62 イギリス法の契約述反に対する利絡の

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き出しul包賠償の展

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懐JI: rM-) 121

(25)

えない状況に対する正当な対応であると確信しているためである。Blake事 件における Nicholls卿の見解は、金銭上の損失を

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)

:

定しえない状況に対する 正当な対応として、進法行為の全ての成果を違法行為者・から奪うよう命ずる こととなる、例外的な事例が存在することをIYJらかにした。Wrotham Park 判決・に悲づいて損害賠償が認定される状況は、手IJ 読の il'H}~ が適切な対応とな る状況とは、私!肢が災なるであろう。しかし、いずれの事案でも根本的な特 徴は、 金銭上の損失を立証しえない状況の下で、批判所が

J

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特に賠償する必 要性を認めていることである。Wrotham Park判決に以づいて認定される損 害賠償を

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i

(10 J 救済、利益の it;-~~ の命令を 『手IJ 前J炉格J J:決済と分類する ことは、裁判所が基礎とする原理の理解に守1・与するものではない。私が思う に、

2

つの故消はいずれも、違法行為について原併に賠償を行う必要性への 柔軟な対応とみなされるべきである

J

831と述べる。 このChadwick裁判官の見解に対し、学説では、「本質的な解釈の過ちであ る

J

側、此政院のBlake事件判決との

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・性を欠くため悦主に理解aすべきで ある851、などと一線に批判的な評価が下されている。

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契約逃反に対する利益を基準とする救済

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判例法理の枠組み

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じていない状況で、契約迫反に対する救済を認めた Wro-tham Park

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ニと Blake事件の2つの判例を

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心とする、契約Jhl反に対する JJ;l状 1"1復的制ブ~:賠償を巡る判例の状況は、以下のように終月!できる。 まず、契約迫反に対する救済は、填補的損 ~i;:l的 fil:のみであるという原則に、 例外の余地を生じさせたのは、原告に実際の損失が

'

1

:

じていないにもかかわ

i

悶 町川川……A.C川α

Ci 84) Blll附《叩ROWS.slItra note 2l.at 676. 85) Cunnington. slItra note 76.at 214

(26)

らず、梨約.i!t反によって被告が得た利益の'"から、相当の賀川に相当する金

額を支払うよう命じた、 1974年のWrotham Park事f'I:である。しかし、 Wrひ

tham Park

'

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f'I:判決の救済は、損失基準・利益基準のいずれとも解釈し得る ものであった。利益基準であるとすれば、 SurreyCounty JJ~f'1ニ判決がl材産権 侵

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i

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を准げたように、何を要件とするかが問題となる。

Blake

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.

f'I:は、 Wrotham Park事件判決の性質に│則する解釈が、 一貫して

いない状況で山現した。Blake事件判決は、事実の状況に

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らし、被告の利 説を最IJt~ することに正当な利縫が認められ、かっその他の救済が適さない、 という 2つの要件を満たす例外的な場合に、被{!?が迫法行為を通じて得た利 拾のすべてを

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させるものであった。

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ake'川

1

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ニ判決の11¥現により、原状阿復的損守賠償を巡る1I1J1mは複雑な状 況となった。SurreyCounty事件判決が要求していた利議基準の救済認定の 要

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ドとして、 Blake事件判決の2要件を適

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J

したのが、 Hendrix事件判決で ある。 手り後)t終の救済が認作されたうえで、 Hendrix・Ji.i'1ニ判決は、総利雄のii'f釘: ま で

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符すべきか再かを、さらなる要件を

f

*

して判断する。その要件とは、 契

i

i

勺j畠反の契約への;話料、契約違反かられj,た利益の直接性で‘ある。これを

i

荷 た せ ばBlake判決の総利話、満たさない叫什にはWrotham Park事件判決で 相当の賀川の範聞での救済が認められる、とした。 利

J

給基準の救済認定を行ったうえで、相当の山川分の利採を認定した

Hen drix TJ

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可決は、 WrothamPark事f'I:判決を利椛基準の放済と解してい

ることが何われる。 これに対し、 Wrotham Park事件判決の相当の針川智

i

の損符賠償を認定し た ~~-.~Iニの多くは、同判決を填補的損害賠償の性質と解する。 これは、相当の ïVI~ 翻の救済の性質決定が、 111補的損害賠償の原則l に対する例外の範聞に影 轡を及ぼすため、 できる限り、例外を許容しまいという安勢の現れともいえ よう。 右ヶお、いずれの性質と

f

y

干するにせよ、裁判所が裁はによって 「相当のj金 イポリスil、の契約巡反に対するキJI併の11-1:きIHLJ!l',l;:!I;'õft(のIJ~llIJ (倒~I 仲子) 123

(27)

i

を認定することから、その妥当性が問題になることもある。 そこで、 2つの判決を中心とする判例のもとで生じた主要な問題、 Wro-tham Park事刊ニ判決の相当の費用額の損将賠償の性質決定と、利益器準の救 済の表現について検討する。

2

救済の性質

Blake事件判決が認定したような、契約逃反によって被告が待た利誰の総 額861を、原告に引波す救済が、利益を基訴さとしていることに殆ど異論はな い87)。これに対して、 Wrotham Park事件判決が認定した被告が得ている利 採の一部をヲ│き渡す救済を、原告の損失と被f

1

7

の利益のいずれを基準と解す べきなのか。 判例も学説もさまざまな理解があり、原状回復的拡li'~賠償に閲 する争点、の中で、最も織論されている点で‘ある881。以下では、それぞれの性 質と解する理論や紋拠を確認する。 (1) 填補的な性質 (a)取引機会の喪失に対する損害賠償

思補的性質と解する立場の1:ドで最も有力なのが、 Sharpe&Waddams891が

ーヒ張した、取引機会の技失を原告の損失と f~~,する立場である。 WrothamPark 'J~件判決をはじめとする相当の費用の事案で行われているような、契約から の解放あるいは椛利放楽のために、被f守が)J~(告への支払いに合意する取引を 仮定し、そこで支払われるべき金額を、被f与が賠償すべき損失額として算定 する。 861 B1ake が本の 1111日Mに沌いだH手 1111.労力・技術などは一切控除されず、総ヰIJ:?~である米払い

分の印税総官!'iが、 II'i1)・の対象と認定された。ClInninglon.sゆranote 75.a(46目47(2

4)

87) 例外となるのが、いずれも泌総的な性絡と解する WWF 可J~件の Chadwick J.批判1'~'の凡解で ある。

88) Andrew BlIrrows.Are Damages 01/IheWrolham Par1i8asis Comρel/salory, Reslilllliol/ary

or lVeilher? inCONTRACT DAMAGES:DOMESTIC,\:\口 I~TEHNATION i\LPERSPECTI¥"I渇.slltrllno(e76

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