文教大学 国際学部 におけ る英 語教 育改善 にむ けて
English
Education
Reform
at Bunkyo
Faculty
of International
Studies.
小 林 ひ ろ み HiromiKobayashi 教 育 改 善 を進 め る に は 、学 生 、 教 師 、環 境 とい う密接 に絡 み 合 っ た 三 つ の 要 素 の 考 察 が 必 要 で あ る。 さ ら に 、 こ れ ら は時 代 の動 き に よっ て 変 化 す る こ と も念 頭 に入 れ て お か ね ば な ら な い 。 し か しな が ら、 理 想 論 だ けで は ど う に もな らな い教 室 数 、 ク ラ ス ・サ イ ズ や カ リ キ ュ ラ ム 等 の さ ま ざ ま な制 約 の あ る 中 で 、 あ らゆ る 条 件 が 整 う ま で改 善 に手 を つ け る の を待 つ わ け に は い か な い 。 で き る と こ ろか ら順 次 始 め よ う、 とい うの が1994年 の 春 に 国 際 学 部 の英 語 教 師 とな る にあ た っ て の 私 の基 本 的 な考 え 方 で あ っ た 。 これ は今 も変 わ っ て い な い 。 [カ リキ ュ ラ ム 改 正] 1994年 度 は 、1995年 度 実 施 を 目指 した新 カ リ キ ュ ラム 作 成 の 最 終 段 階 に 入 って お り、 英 語 科 目 の 設 定 に つ い て カ リキ ュ ラ ム委 員 会 か ら意 見 徴 集 が あ っ た。 そ こで 私 は 、 英 語 の コ マ数 を増 や す こ と は他 科 目 との 関係 上 望 むべ く も な いが 、 言 語 習 得 に は集 中 訓 練 が 効 果 的 な の で 、現 状 の よ う に 必 修 英 語8科 目 を3年 間 にふ り分 け て薄 く引 き伸 ば す の で は な く、 聞 く ・話 す ・読 む ・書 くの 4技 能 に焦 点 を当 て た 基 礎 訓 練 を4科 目ず つ2年 間 に行 い 、3年 次 か らは 時事 英 語 な どの 専 門科 目 に移 行 す る こ とが望 ま しい と述 べ た 。 しか しカ リキ ュ ラ ム委 員 会 は 、専 門 科 目の 早 期 導 入 と第 2外 国 語 充 実 の 観 点 か ら、 外 国 語 科 目 と して の 英 語 を必 修7科 目 に削 減 し、新 た に第2外 国 語 皿 を 設 け 、英 語1科 目 と合 わ せ て選 択 必 修 と決 定 した 。 新 旧英 語 カ リキ ュラム比較 表 旧 カ リ 希 望 案 新 カ リ 学年 1990--1994年 度 1995年 度 ∼ 必修8科 目 必修8科 目 必 修7科 目+選 択1科 目 1年 3科 目 4科 目 3科 目 講 読LL、 会 話 講 読 、LL、 会 話 、 作 文 講 読 、LL、 会 話 2年 2科 目 4科 目 3科 目 講 読 、 会話 講 読 、 会 話 、 作 文 、 講 読 、 会 話 、 作 文 資 格 対 策 コ ー ス 3年 3科 目 1科 目 作 文 講 読 、 会話 、 作 文 十 選択必修 ユ 科 目 資 格 対 策 コー ス 必 修 外 国語10科 目20単 位 の 総 数 設 定 を変 更 せ ず に 第2外 国 語 の 充 実 を 図 る の で あ れ ば 、1年 ・ 1科 目 ・週1回 授 業 で は な く、1年 ・2科 目 ・週2回 授 業 と し、 必 修 選 択1科 目 を2年 次 に回 す こ と もで きた はず で あ る。語 学 カ リキ ュラム代 案 学年 英語 必 修7科 目+選 択1科 目 その他の外国語 必 修2科 目+選 択1科 目 計 20単 位 1年 次 必 修4科 目 必 修2科 目 12単 位 2年 次 必修3科 目 8単 位 選択 必修1科 目 こ の案 は 、 全 カ リ キ ュ ラム 構 成 に大 き く影 響 を与 えず に外 国 語 教 育 に効 果 的 な集 中 訓 練 を 実 施 す る た め 、 外 国 語 教 育 を2年 間 で 終 了 して 専 門科 目へ 移 行 す る こ とを ね ら っ た もの で あ る 。専 門 教 育 の迅 速 な 導 入 の 重 要 性 は む ろ ん考 慮 す べ きだ が 、現 行 制 度 の 大 学 の1・2年 次 は 、 旧制 度 で は高 校 に あ た る レベ ル で あ る。 受 験 勉 強 の 弊 害 も考 慮 して 、 こ の 時 点 で は 基 礎 教 育 ない しreme-dial教 育 に 力 を注 ぐ方 が む しろ 効 率 的 で は な い だ ろ うか 。 新 カ リキ ュ ラム の 最 終 案 につ い て は 語 学 教 育 委 員 会 に再 度 の 意 見 徴 集 が な か っ た た め 、 この 代 案 を カ リキ ュ ラ ム 委 員 会 に提 出 す る こ と はで きな か っ た 。 い ず れ にせ よ、 英 語 とそ れ 以 外 の 外 国 語 との 比 重 の 関 係 や 、 そ れ 以 外 の外 国 語 と して何 語 を教 え る の か に つ い て も 、理 念 論 ・観 念 論 だ け か らで は な く、 学 生 の ニ ー ズ や 実 施 可 能 性 を考 慮 した新 た な語 学 カ リキ ュ ラ ム の 構 築 が 国 際 学 部 の今 後 の 重 要 な課 題 の ひ とつ とな る と思 わ れ る。 語 学 新 カ リキ ュ ラ ム の骨 格 は以 上 の 通 りで あ るが 、1994年 度 は 旧 カ リ キ ュ ラ ム 下 の 入 学 者 の 最 終 年 度 で あ り、 私 自 身 も国 際 学 部 の状 況 把 握 が で き て い な い 状 態 で あ っ た。 そ こで 従 来 の 方 式 に した が っ た英 語 の 授 業 を実 施 しな が ら、 どの よ う な改 善 が 必 要 か 、 また 実 施 可 能 か を探 っ た 。 [ク ラ ス 設 定] 1.ク ラ ス の 固 定 化 → 変 動化 まず 気 づ い た の は 、 英 語 の ク ラ ス 分 け方 式 の 矛 盾 点 で あ っ た。 新 入 生(280∼300名 前 後)は 、 オ リエ ン テ ー シ ョ ン時 に プ レ ー ス メ ン ト ・テ ス トを受 け 、 そ の 結 果 に よ っ て14ク ラ ス に 分 け られ て い た 。 学 生 番 号 順 に 機 械 的 に ク ラス 分 け を して い る 大 学 が 多 い に もか か わ らず 、 国 際 学 部 で は この よ う な 方 式 が 取 られ て い た こ とは 、 前 任 者 の 努 力 と熱 意 の現 れ で あ っ た 。 しか し英 語 の ス タ ッ フ不 足(当 時2名 、 現 在4名)の た め 、 そ れ 以 後 の 学 年 で は プ レー ス メ ン ト ・テ ス トの 再 実 施 が で きず 、1年 次 の ク ラ ス分 け が そ の ま ま3年 間連 続 して 持 ち上 が っ て い く結 果 に な っ て い た 。 単 に英 語 指 導 上 の技 術 的 効 果 の 観 点 か らば か りで は な く、 学 生 の 気 分 を一 新 させ て気 持 ち を引 き 締 め る教 育 的 配 慮 の 観 点 か ら も、 毎 年 ク ラ ス を再 編 成 す る こ とが望 ま しい 。 しか し、 少 数 の 英 語 教 員 だ け で これ を実 施 す る の は 無 理 で あ る こ と も事 実 で あ っ た 。 そ こ で考 え られ る の は3つ の 方 策 で あ る。 ① 外 注 方 式 経 費 の 問 題 と と も に 、 国 際 学 部 の 新 入 生 の ク ラ ス 分 け は他 科 目 の受 講 に も影 響 す る た め数 日 で 処 理 し な け れ ば な らず 、外 部 の 機 関 で は事 務 的 に間 に合 わ な い 。 ② 入 試 結 果 の利 用 適 切 な ク ラ ス分 け に は リス ニ ング能 力 の 測 定 が 欠 か せ な い が 、 リス ニ ン グ ・テ ス トの 公 平 な 実 施 に は 学 内放 送 設 備 の充 実 が 必 要 な た め 、 入試 で は実 施 され てお らず 、 今 後 も受 験 者 数 の 多 い 一 般 入 試 で は 実 施 の め どが 立 た な い 。(97年か らの 受 験 者 数 の 少 な いB日 程 入 試 の み に導 入 。)
プ レー ス メ ン ト ・テ ス トを2・3年 生 に も実 施 す る と な る と、 そ の 他 の方 式 の 併 用 が必 要 に な る。 ③ 英 語 の 成 績 の 利 用 上 級 生 につ い て は 、 成 績 を数 値 化 して利 用 す る可 能 性 も な い で は な い 。 しか し、文 教 大 学 で 使 用 さ れ て い る コ ン ピ ュ ー タ機 器 は 一 定 方 式 で は な い た め 、互 換 が 難 し く、 時 間 と人手 が か か る。 ま た 、 教 師 の評 価 に は差 が あ る。 しか し、 最 大 の 決 め て は プ レー ス メ ン ト ・テ ス トの位 置 付 け で あ る。 国 際 学 部 にお け る英 語 教 育 全 体 を 考 え る場 合 、 学 生 の能 力 と進 歩 を標 準 化 して 測 定 し、 客 観 的 な比 較 をす る尺 度 が 必 要 で あ る。 莫 大 な手 間 と直接 ・間接 の 費 用 が か か る プ レー ス メ ン トrテ ス トを単 に ク ラ ス分 けの み に 利 用 す る の で は な く、 これ を英 語 教 育 改 善 全 般 に利 用 す べ きで あ る。 複 数 方 式 の 併 用 で は一 律 性 が な く、 ま た入 試 英 語 の 難 易 度 は 年k定 で は な い の で 、 能 力 変 化 の測 定 が で きな い 。 そ こ で 、 一 定 レベ ル の プ レー ス メ ン ト ・テ ス トを学 内 で作 成 ・実 施 す る 決 定 を行 っ た 。 な お94年 度 ま で は 、 プ レー ス メ ン ト ・テ ス トの コ ン ピ ュ ー タ処 理 は 、 教 育 シ ス テ ム 室 の 協 力 に よ り行 わ れ て い た が 、 教 育 シ ス テ ム室 の 方 針 が 変 更 され 、 これ は 中止 と な っ た。 そ こで 新 カ リキ ュ ラ ム で は電 算 室 の 協 力 を お 願 い す る こ と に な っ た 。 本 年 度 は英 語 の新 カ リキ ュ ラ ム の 完 成 年 度 に あ た り、3学 年 分 の コ ン ピ ュ ー タ処 理 が 必 要 だ った が 、 国 際 学 部 の 英 語 教 育 改 善 の コ ア は ま さ に こ の 基 礎 デ ー タ に あ る とい っ て も過 言 で は な く 、 協 力 を い た だ い て い る電 算 室 と教 務 課 の ス タ ッフ の 方 々 に は 心 か ら感 謝 した い 。 2.テ ス ト結 果 の 部 分 的 利 用 → 全 面 的 利 用 旧 カ リ キ ュ ラム 下 に お い て は 、完 全 な能 力 別 ク ラ ス編 成 で は な く、 プ レー ス メ ン ト ・テ ス トの 結 果 を部 分 的 に利 用 して い た 。 す な わ ち 、学 生 は学 籍番 号 に よ っ て まず7つ の グル ー プ に 分 け ら れ 、 そ れ を プ レ ー ス メ ン ト ・テ ス トの 結 果 で 上 下2つ に分 け て14グ ル ー プ と して い た の で あ る。 こ れ は 、 能 力 別 方 式 に あ りが ち な2つ の欠 点 を修 正 す る た め の措 置 で あ っ た と思 わ れ る 。 ① 下 の ク ラ ス に 入 れ られ た 学 生 は 学 習 意 欲 の 低 下 を起 こす 傾 向 が あ る。 さ ら に、 多 くの 学 生 は 偏 差 値 万 能 主 義 に傷 つ い て 入 学 して きて い る た め 、 テ ス ト結 果 に よ る ク ラス 分 け を 人 間 の 価 値 判 断 と と ら え る者 もあ る。 ② 初 心 者 に接 す る経 験 の 少 な い 大 学 の英 語 教 師 は 、 下 の ク ラ ス を教 え る こ と を不 得 意 とす る者 が 少 な く な い。 か くい う私 も例 外 で は な い が 、 そ の た め 、 この よ う な ク ラス を効 果 的 に教 え る こ とが で きな か っ た り、 極 端 な場 合 は あ き らめ て し ま う ケ ー ス す らゼ ロ と は言 え な い 。 旧 カ リ下 の ク ラ ス 分 け方 式 は 、 こ の 点 を踏 ま え た もの で あ っ た が 、 国 際 学 部 にお い て は現 実 に 即 さ な い面 も現 れ て い た。 確 か に 、学 年全 体 の能 力 の ば ら つ きが そ れ ほ ど大 き くな い 場 合 は 、 こ の 方 式 で も 同 一 ク ラス 内 に指 導 に 困難 を来 す ほ どの 差 は現 れ な い 。 しか し、 学 年 全 体 の 上 下 の 差 が 大 きい場 合 、 上 級 ク ラ ス に つ い て は さほ ど影 響 は 出 な い が 、 下 の ク ラス で は能 力 の 開 き が大 き くな る傾 向 が あ る 。 そ れ に加 え て 、 国 際 学 部 で は例 年10名 前 後 入学 して くる留 学 生 の英 語 教 育 も考 慮 し な くて は な ら な い 。 留 学 生 に は 日本 語 を第1外 国 語 と した 別 個 の 外 国 語 カ リキ ュ ラ ムが 組 まれ 、 英 語 は 第2 外 国 語 扱 い に な って い る 。 しか し、 出 身 国 に よ って 英 語 能 力 が 大 き く異 な り、 日常 的 に英 語 を使 っ て い る者 が あ る一 方 、本 年 度 の例 ・にみ られ る よ う なABCも 教 わ って い な い 者 もあ る。 語 学 教 育 の面 だ け か ら考 え れ ば 、 留 学 生 の 母 語 や レベ ル を配 慮 した 留 学 生用 英 語 ク ラ ス を設 定 す る こ と
が望 ま しい が 、 そ れ は 一 般 ク ラ ス の 削 減 に つ な が り、 日本 人 学 生 に しわ 寄 せ が 行 くこ とに な る。, そ の う え留 学 生 を別 ク ラ ス にす る こ と は 、 日本 人 学 生 との 交 流 の機 会 を減 らす こ と に な る 。 そ こ で 、 留 学 生 に も同 じプ レー ス メ ン ト ・テ ス トを実 施 して 日本 人 学 生 と同 じク ラ ス に入 れ て い る の が現 状 で あ る 。 こ の よ う な 条 件 の な か で 、 ② に あ げ た教 師 自身 の 指 導 技 術 の 弱 点 を 是 正 しな が ら 、能 力 差 の 大 きい ク ラ ス を調 整 して い くこ とは実 際 問 題 と して 非 常 に難 しい 。 こ の た め 、 特 に 下 の ク ラ ス にお い て 、 遅 れ た 者 の 指 導 に 焦 点 を合 わ せ れ ば上 位 の 者 の 訓 練 が 大 幅 に遅 れ 、 上 位 の 者 に焦 点 を合 わ せ れ ば 下 位 の者 は 無 視 され る とい う状 態 が 引 き起 こ さ れ て い た 。 さ らに 、 導 入 が 検 討 され て い た一 般 入 試 の得 意 科 目 申告 制 度 とB日 程 の 英 語 検 定 有 資 格 者 受 け 入 れ制 度 に よ り、 国 際 学 部 にお け る英 語 能 力 の 両 極 化 が さ ら に進 む こ とが 予 想 され 、 こ れ に対 す る適 切 な 対 応 が 要 求 さ れ る こ と も明 らか で あ っ た 。 目標 は高 く持 つ べ きで はあ る が 、 高 す ぎて は 到 達 不 可 能 に な り、 学 習 意 欲 をそ ぐ こ と につ な が って し ま う。 も ち ろ ん 、 低 く過 ぎて も や る 気 を な くす の は 同 じで あ る。 こ れ を避 け る に は、 プ レー ス メ ン ト ・テ ス トの結 果 を徹 底 的 に利 用 して 学 生 の英 語 能 力 を正 確 に把 握 し、 個 々 の レベ ル に あ っ た達 成 可 能 な 目標 の 設 定 が 必 要 で あ っ た 。 そ こ で 、95年 に 導 入 さ れ た 新 しい ク ラス 分 け で は 、 プ レー ス メ ン ト ・テ ス トの結 果 を全 面 的 に 利 用 し、 能 力 に応 じた3つ の 目標 レベ ル を設 定 した 。 す な わ ち 、 上 位 の 者 につ い て は こ れ を さ ら に引 き上 げ て 、 海 外 留 学 の 英 語 能 力 の 目安 とな るTOEFLス コ ア500∼550点 到 達(英 語 検 定 準1 級 程 度)を 最 終 目標 と させ る 。 不 得 意 とす る者 に つ い て は進 歩 に重 点 を お き、 英 語 検 定 準2級 パ ス を最 終 目標 と させ る。 そ して 、 学 年 の 大 多 数 を 占 め る 中位 の 者 の 目標 と して は 、英 語 検 定2級 パ ス を狙 わ せ る とい う も の で あ る。 ① に あ げ た学 生 の 心 理 的 問題 につ い て は 、 外 国語 教 育 と して の 英 語 教 育 は あ く まで も技 術 指 導 で 、 能 力 別 ク ラ ス分 け は そ の た め の 便 宜 的 手 段 で あ り、 学 生 の 人 格 を判 断 す る もの で は な い こ と を学 生 に理 解 させ る こ とが 必 要 で あ る 。 これ が 解 決 され な い と、 学 生 は さ ら に傷 つ き、 極 端 な 場 合 は英 語 学 習 を拒 否 す る こ と もあ りえ る 。 そ の た め ク ラ スの レベ ル は学 生 に公 表 して お らず 、 方 式 も毎 年 変 更 して い る。 幸 い 、 ス ポ ー ッ訓 練 と 同 じで 、 レベ ル の 異 な る 者 に同 一 訓 練 を施 す の は 合 理 的 で は な い と指 摘 す る こ とで 、 理 解 は 得 ら れ て い る よ う で あ る。 3.再 履 修 ク ラ ス の 設 定 先 に述 べ た よ うに 、 旧 カ リ下 の 英 語 クラ ス は1学 年14ク ラ ス で 、 原 則20名 の 少 人数 制 度 とい う こ と に な っ て い た。 しか しな が ら、 平 均 して 毎 年1割 以 上 あ る再 履 修 者 は 、 各 ク ラ ス に分 散 して 配 属 さ れ 、 これ に よ り実 質 ク ラ ス ・サ イ ズ は23∼25名 と な っ て い た 。 と こ ろ が 新 カ リ設 定 に あ た って 、 こ の 数 を原 則25名12ク ラ ス に削 減 した い と の 申 し入 れ が あ った 。25名 で あ っ て も、 他 大 学 の 実 情 をみ れ ば 良 い方 で は あ っ た 。 しか し、 少 人 数 制 度 と は20名 以 下 を指 し、 ま た語 学 教 育 の 成 果 を上 げ る に は15名 以 下 が 望 ま しい こ とは研 究 者 が 一様 に指 摘 す る と こ ろ で あ る。 特 に会 話 や 作 文 の 指 導 で は 、15名 を越 え る と薄 く広 くの授 業 に な ら ざ る を得 ず 、 成 果 が あ が ら な くな る。 目 に 見 え る効 果 を上 げ る こ とが 学 生 を 集 め る た め の 絶 対 条件 の ひ とつ で あ る一 般 の 英 会 話 学 校 や 海 外 の 英 語 研 修 で は 、 こ の 条 件 を厳 し く守 っ て い る の に 、大 学 で は実 施 され て い な い の は皮 肉 な こ と で あ る。 さ ら に、 多 くの 他 大 学 が 語 学 教 育 改 善 の た め に ク ラ ス ・サ イズ の縮 小 化 の 方 向 に進 ん で い る 現 在 、 残 念 なが らこ れ は逆 行 で あ っ た 。 だ が 、 旧 カ リ にお け る 再 履 修 者 の 配 置 に は大 き な 問題 が あ っ た 。 この 方 式 は 、 再 履 修 者 を な る
べ く目立 た な い よ う にす る た め に取 られ た処 置 で あ っ た が 、 実 際 は 学 籍 番 号 な どか ら他 の学 生 に す ぐわ か り、 この 意 図 は 活 か され い な か っ た 。 さ ら に病 気 等 の 特 別 な ケ ー ス を 除 い て 、一 般 に学 習 意 欲 の低 い 再 履 修 者 は 個 別 の 指 導 等 の 細 か い ケ アが 必 要 と な るが 、 ミ ック ス ・ク ラ ス で は 担 当 教 師 は他 の 学 生 の 指 導 に忙 し くな か な か そ の 余 裕 が な く、 ま た他 学 生 に対 す る彼 らの 影 響 も好 ま しい もの ば か りで は な か っ た 。 この た め 、 再 履 修 者 は む しろ別 クラ ス に入 れ 、 か れ らの レベ ル に即 した 指 導 をす る 方 が よ りよ い結 果 が 望 め る と思 わ れ た 。 さ らに 、教 師 自 身 の授 業 法 の改 善 の た め に も、 この よ う な ク ラ ス を 指 導 す る こ とが よい 経 験 に な る。 そ こで 代 案 と して 、 一 般 ク ラ ス12、 再履 修 ク ラ ス1(た だ し、 再 履 修 者 が 非 常 に多 い場 合 は2ク ラ ス)の 設 定 を提 案 し、 これ が 受 け 入 れ られ た。 さ ら に 、 再 履 修 ク ラ ス の担 当 は 来 校 日数 が 少 な い非 常 勤 講 師 で は な く、原 則 と して 個 別 指 導 の しや す い 立 場 に あ る専 任 教 師 が あ た る こ と と した。 ス ケ ジ ュ ー ル の 都 合 上 これ が 不 可 能 な 場 合 もあ る が 、 非 常 勤 講 師 の 方 々 も快 く協 力 して くだ さ っ て お り、 再 履 修 者 の 問題 把 握 が 容 易 な 別 ク ラ ス の 設 定 は 基 本 的 に 成 功 で あ っ た と思 わ れ る。 [プ レ ー ス メ ン ト ・テ ス ト] 1.プ レ ー ス メ ン ト ・テ ス トの 改 定 プ レ ー ス メ ン ト ・テ ス トは 、 国 際 学 部 の 英 語 教 育 改 善 の基 礎 デ ー タ とな る もの だが 、 旧 カ リで は リス ニ ン グ ・テ ス トの み が 実 施 され て い た 。 そ れ は、 従 来 の 日本 の 英 語 教 育 が 、 英 文 和 訳 を 中 心 と し た読 解 重 視 型 な っ て い た ため 、 そ の 中 で リス ニ ン グが 良 い 者 は 一般 に語 学 能 力 が 高 く読 解 も良 い 、 と い う傾 向 が あ っ た か らで あ る 。 だ が この 方 法 で は 、 読 解 が 良 い に もか か わ らず リ ス ニ ング が 弱 い た め に下 の ク ラ ス に入 れ られ た 者 は 、 リス ニ ン グが 改 善 され て も、 ク ラ ス の 変 更 が な い ま ま3年 間 低 い ク ラ ス に留 め 置 か れ 、指 導 上 の 問 題 が 起 きて い た。 逆 に、 帰 国子 女 等 に ま ま 見 られ る ケ ー ス だ が 、読 解 能 力 が 弱 くて も リス ニ ン グ能 力 が 良 け れ ば 上 級 ク ラ ス に 入 れ ら れ 、本 人 も英 語 が で き る と思 い こん で い る ため に進 歩 しに くい とい う問 題 も 現 れ て い た 。特 に 、 国際 学 部 の 英 語 プ ロ グ ラ ム構 成 で は 、1年 次 にLLと ネ イテ ィヴ ・ス ピ ー カ ー に よ る会 話 が あ る た め、 リス ニ ング は短 期 に か な り改 善 され る と推 測 され 、 この ギ ャ ッ プ の 問 題 の解 決 が 必 要 と思 わ れ た 。 この 推 測 の妥 当 性 に つ い て は 、新 プ レー ス メ ン ト ・テ ス トの結 果 が 証 明 して お り、 これ につ い て は 後 述 す る 。 さ ら に、1989年 の 文 部 省 指 導 要 領 の改 定 に よ り、 コ ミュ ニ ケ ー シ ョ ン重 視 型 の 英 語 教 育 の 方 針 が 打 ち 出 さ れ 、 そ の 影 響 が 遠 か らず 現 れ る こ と は必 定 で あ っ た 。 場 合 に よっ て は 、 リス ニ ン グ能 力 は改 善 さ れ る が 読 解 能 力 は む しろ低 下 す る可 能性 も予 想 され 、 プ レー ス メ ン ト ・テ ス トに読 解 問 題 を導 入 し、 学 生 の能 力 を両 面 か ら判 定 す る こ とが 国 際 学 部 の 英 語 教 育 改 善 に 急 務 と思 わ れ た。 ま た 、 そ れ まで 国 際 学 部 で使 用 され て い た リ ス ニ ン グ ・テ ス トは一 部 の大 学 で の み 実 施 され て い る もの で あ っ た た め 、学 生 の 英 語 レベ ル を標 準 化 して 客 観 的 に測 る こ とが容 易 で な か っ た 。 そ こ で 、4技 能 の 判 定 に も利 用 で き、 国 際 的 デ ー タ も豊 富 で 信 頼 性 が あ る客 観 テ ス トと してTOEFL を考 慮 した が 、3つ の理 由 か ら これ は 断 念 した 。 ① 英 語 能 力 の優 れ て い る 者 を上 級 に進 級 させ る免 除 シ ス テ ム の 導 入 に は 、文 部 省 認 定 の あ る英 語 検 定 試 験 の 方 が 便 利 で あ る 。 ②TOEFLは ス コア が400点 以 上 で な け れ ば デ ー タ と して あ ま り信 頼i生が な い とい わ れ て い る。 日本 人 の 平 均 ス コ ア は480∼90点 で あ る が 、 国 際 学 部 の 学 生 の平 均 は400点 に達 しない 可 能 性 が
強 い と予 想 さ れ る 。 ③TOEFL試 験 は ア メ リ カ の 大 学 教 育 向 け に作 られ て い る た め 、 日本 人 学 生 に は語 彙 的 に も内 容 的 に も必 ず し も適 切 で は な い 面 が あ る 。 ビ ジ ネ ス英 語 の 能 力 測 定 に 日本 の 企 業 で 人気 の あ るTOEICに つ い て も、 ア メ リ カ の ビジ ネ ス 経 験 の な い 日本 の学 生 に は不 向 きで あ り、現 時 点 で 実 施 され て い る の は 日本 と韓 国 だ け な の で 、 これ も除 外 した。 そ こ で 、 日本 国 内 だ け と い う限 界 は あ る もの の 、比 較 デ ー タが 豊 富 で 、 国際 学 部 全 体 の 目標 と な っ て い る 英 語 検 定2級 試 験 を ター ゲ ッ トと し、 実 際 の 試 験 よ り問題 数 と受 験 時 間 を減 ら した 模 擬 試 験 を プ レー ス メ ン ト ・テ ス トと して導 入 す る こ とに 決 定 した 。 また 、 国 際 学 部 に お け る英 語 教 育 の有 効 性 を判 定 す る た め 、 これ を統 一 試 験 と して1∼3年 生 に 実 施 し、学 年 比 較 も合 わ せ て 行 う こ と と した。 した が っ て 、96年 につ い て は2学 年 に ま たが っ て 、97年 に つ い て は3学 年 に ま た が っ て 同 一 テ ス トが 実 施 され た 。 旧 カ リの プ レー ス メ ン ト ・テ ス トで は 同 一 の リ ス ニ ン グ試 験 が 連 続5回 使 用 され た が 、毎 年 対 象 が 変 わ った た め 問 題 が な く、 新 入 生 の 年 度 別 比 較 が 明 確 に 出 た 。 しか し新 カ リで は 、 同一 学 生 に 同 じ試 験 を連 続 使 用 す る こ と に な り、数 値 の 信 頼 性 に問 題 が 出 る可 能 性 が あ る の で 毎 年 変 更 して い る 。 しか し、 そ の 難 易 度 は 一 定 と み な す こ とが で き る。 以 下 は 、1995年 度 よ り3年 連 続 して実 施 した 結 果 で あ る。 な お 、TOEFLス コ ア と英 検 の 相 関 性 に つ い て は調 査 が 少 な く、 現 在 一 般 的 に利 用 さ れ て い る換 算 表 は 参 考 に す ぎ な い 。 2.プ レ ー ス メ ン ト ・テ ス トの 成 果 ① 平 均 値 の 推 移 プ レー ス メ ン ト ・テ ス ト学 年 別 平 均 点 リス ニ ン グ(40点) 読 解(60点) 総 得 点(100点) 1回 2回 3回 1回 2回 3回 1回 2回 3回 95年 度 入 学 者(3年 生) 16.3 25.6 29.5 31.7 27.7 29.3 48.0 53.3 .. 96年 度 入 学 者(2年 生) 19.4 27.6 26.1 :. 45.5 56.2 97年 度 入 学 者(1年 生) 24.6 26.2 50.8 1回 目:入 学時2回 目:1年 終了時3回 目:2年 終了時 3学 年 の 入 学 時 の 平 均 成 績 を比 較 す る と 、 リス ニ ング能 力 は毎 年 伸 び て お り、特 に高 校 の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン重 視 の英 語 教 育 を完 全 に受 け て きて い る と思 わ れ る97年 度 入 学 者 と、 そ うで な い 95年 度 入 学 者 の 間 に は大 き な差 が 見 られ る。 読 解 につ い て は 逆 に下 が っ て お り、 今 後 、英 語 能 力 の改 善 に は読 解 読 練 が 鍵 に な る可 能 性 が 強 い こ と を示 唆 して い る。 国 際 学 部 で は す で に読 解 能 力 T-/t-,:.得 点 R=読 解 L=リ ス ニ ン グ
改 善 を意 識 した授 業 体 制 に 入 っ て い る が 、 そ れ は 昨 年 の プ レー ス メ ン ト ・テ ス トの結 果 を受 け た もの で あ っ た 。 す な わ ち 、現3年 生 の2年 次 の 成 績(96年 実 施)を 見 る と、 リス ニ ン グが 大 幅 に改 善 さ れ て総 合 点 が 上 が っ て い るが 、読 解 が 下 が っ て い る。 日本 人学 生 の 共 通 の特 徴 と して 、 大 学 受 験 後 は勉 強 以 外 の こ とに エ ネ ルギ ー を注 ぐ傾 向 が あ り、 そ の た め 読 解 能 力 に大 き く影 響 す る英 語 の 記 憶 単 語 数 は 入 学 を境 に 減 る と言 わ れ て い る 。2年 次 の プ レ ー ス メ ン ト ・テ ス トの 結 果 は 、 この 一 般 論 の 妥 当性 を裏 づ け る傾 向 を示 して い る とい え た。 さ ら に、 す で に 述 べ た よ う に国 際 学 部 の1年 次 の 英 語 の プ ロ グ ラ ム で は 、 リ スニ ン グ訓 練 に つ なが る 科 目が 会話 とLLの2科 目 あ る の に対 し、読 解 は1科 目 しか な い 。 旧 カ リで はLLの 授 業 の 半 分 が ス ピー ド ・リ ー デ ィ ン グ に 当 て られ て い た た め 、1年 次 の 読 解 と リス ニ ン グ 訓 練 の 総 合 的 な時 間 配 分 が 実 質 的 に半 々 と な っ て い た 。 こ れ は 、 学 生 が90分 連 続 して リス ニ ン グ に 集 中 す る の が 難 しい た め に 取 られ て い た 処 置 で あ る 。 こ れ に よ り読 解 力 の 低 下 が 防 げ た の か 、 あ る い は伸 ばす こ とが で きて い た の か に つ い て は 、残 念 なが らデ ー タが な い ため 不 明 で あ る。 こ れ に対 し新 カ リで は 、LLを 徹 底 的 な リ ス ニ ン グ訓 練 に あ て た。 集 中 度 の 低 下 は テ ー プ と ビ デ オ の併 用 や 活 動 内 容 の 切 り替 え な どで で き る 限 り対 処 す る こ と と し、 ス ピー ド ・リー デ ィ ング を読 解 に 入 れ た 。 外 国 語 習 得 に は リス ニ ン グ訓 練 が 鍵 と い う研 究 報 告 が 言 語 教 育研 究 者 だ け で な く、脳 神 経 学 の専 門 家 か ら も出 さ れ て お り、 そ の うえ 耳(身 体)で 覚 え る作 業 は む しろ疲 れ る こ とで こ つ を覚 え る か らで あ る 。 い わ ば 「急 が ば 回 れ」 の 方 針 を取 っ た とい え な い こ と もな い 。 ま た 新 カ リで は 、 イ ン タ ー ネ ッ トや 電 子 メ ー ル の 普 及 に よ り作 文 能 力 が こ れ まで以 上 に重 要 に な る こ とを予 想 して 、 英 作 文 を1科 目増 設 して 合 計2科 目 と した が 、 リ スニ ン グ と会 話 の 能 力 は 作 文 の 基 礎 に も な る の で 、 読 解 を増 や す 時 間 の 余 裕 は な か っ た。 しか し、 読 解 能 力 の 低 下 は 阻 止 しな け れ ば な らな い 。 す で に 前 年 度 か ら、共 通 教 科 書 の選 定 な ど も含 め て 、 読 解 力 向 上 を促 進 す るreadingstrategyの 導 入 につ い て 検 討 を 加 え て い た が 、 プ レ ー ス メ ン ト ・テ ス トの 結 果 は 一刻 の 猶 予 もで き な い事 態 で あ る こ と を示 して い た。 そ こ で先 生 方 に は テ ス トの結 果 を提 示 し、 共 通 教 科 書 の 選 定 は 間 に 合 わ な か っ た が 、 ス ピー ド ・リ ー デ ィ ン グ とvocabularybuildingを 強 化 して 読 解 改 善 に留 意 して い た だ きた い とお願 い した 。 本 年 度 の 結 果 を み る と、3年 生 につ い て は 残 念 な が ら入 学 時 の レベ ル ま で に 回復 して は い な い もの の 、 上 昇 に転 じて い る。 統 計 的 に有 意 な 数 値 で は な い か も しれ ない が 、2年 生 は下 降 せ ず に 伸 び て お り、2学 年 が 共 通 して 上 昇 した こ と は重 視 すべ きで あ ろ う。 実施 年度 別平 均点 リス ニ ン グ 読 解 総 得 点 95年 96年 97年 95年 96年 97年 95年 96年 97年 95年 度 入 学 者(3年 生) 16.3 25.6 29.5 31.7 27.7 29.3 48,0 53.3 .. 96年 度 入 学 者(2年 生) 19.4 27.6 26.1 28.6 45.5 56.2 97年 度 入 学 者(1年 生) 24.6 26.2 50.8 特 に 、 入 学 時 に お い て は現3年 生 よ り総 合 得 点 の低 か っ た現2年 生 が 、 読 解 能 力 の 低 下 が 食 い 止 め られ た た め に 総 合 点 が 大 幅 に伸 び 、現3年 生 の1年 後 の 成 績 を上 回 っ た こ とは 注 目 に値 す る 。
教 師 が 学 生 の 弱 点 を意 識 して そ れ ぞ れ 指 導 方針 を工 夫 す れ ば 、 そ れ だ け で も成 果 が 上 が る こ とが 、 こ れ で 証 明 され た と い え る の で は な い だ ろ う か 。 実 は 、95年 度 に も読 解 改 善 の 要 望 を先 生 方 に出 した の だ が 、裏 づ け とな る 数 字 が まだ なか っ た 。 そ れ が 、96年 度 の よ うに 明 確 に 数 値 と して 出 て くる と、 教 師 の 受 け止 め 方 が 明 らか に 異 な っ て くる。 プ レー ス メ ン ト ・テ ス トの 有効 な使 い 方 の ひ とっ とい え よ う。 97年 度 か ら は 、 読 解 能 力 改 善 を た だ ち に始 め る た め に 、1年 生 にreadingstrategyを 導 入 し 、 そ の た め の 選 定 教 科 書 を2冊 用 意 し、 学 生 の レベ ル と先 生 の指 導 方 針 に 合 わ せ て選 択 をす る よ う に した 。 選 定 にあ た っ て は 非 常 勤 の先 生 方 に ア ンケ ー トを と り、 さ らに他 の 英 語 科 目担 当 の 先 生 方 に も これ を 配 布 して共 通 理 解 を は か り、 今 後 の授 業 の 土 台 とす る処 置 を と っ た 。 な お 、 日本 語 に頼 らず 手 持 ち の 英 語 を最 大 限 に利 用 す るreadingstrategyの 訓 練 は 、 ネ イ テ ィ ヴ の先 生 の 方 が や りや す い の で 、1年 生 の 読 解 指 導 は い ず れ全 員 ネ イ テ ィ ヴの 先 生 に し、 日本 人教 師 は2年 次 の 精 読 に投 入 す る 方 向 で 検 討 中 で あ る 。 ② 英 検 パ ス の可 能 性 次 に 国 際 学 部 の 目標 とな って い る英 検2級 パ ス の 観 点 か ら、 プ レー ス メ ン ト ・テ ス トの結 果 を 分 析 して み た 。英 検 で は70点 が 合 格 ラ イ ン な の で 、70点 以 上 取 っ た者 は2級 パ ス の 実 力 が あ る者 、 ま た60点 代 の者 は そ の 予 備 軍 とみ なす こ とが で き る。 ち な み に、96年 度 に 入 学 した2級 保 持 者 の 入 学 時 の 成 績 をみ る と 、70点 台 以 上 が68%、60点 台 が24%、50点 台 が8%、 そ れ 以 下 はOと な っ て い る 。(95年 度 は 入 試 の 英 検 保 持 者 特 別 枠 が な い た め 調 査 しな か っ た。) した が っ て 、50点 台 で も可 能 性 は あ る と い え な い こ とは な い か も しれ な い が 、取 得 時 期 の 関 係 等 で 実 力 が 落 ち て い る こ と も考 え られ る こ と、 また 英 語 検 定2級 の現 行 方 式 で は リス ニ ン グ ・テ ス トで テ ー プ を1回 の み 聞 か せ て い る の に対 し、 プ レー ス メ ン ト ・テ ス トで は2回 聞 か せ て い る こ とか ら、 点 数 評 価 を厳 し くと らえ て50点 台 は こ こで は考 慮 して い な い 。 英 語検 定2級 合 格 ラ イン を越 す者 入 学 時 1年 後 2年 後 70点 以 上 60点 台 合計 70点 以 上 60点 台 合計 70点 以 上 60点 台 合計 95年 度 入 学 者(3年 生) 17 35 52 51 59 110 54 59 113 96年 度 入 学 者(2年 生) 42 42 84 52 60 112 97年 度 入 学 者(1年 生) 32 60 92 96年 度 の 在 校 生 プ レ ー ス メ ン ト ・テ ス ト(現3年 生 の3回 目 と現2年 生 の2回 目)は 、 ス ケ ジ ュ ー ル の都 合 上 、他 の 必 修 科 目 と組 み 合 わ せ る こ とが で きな か っ た た め 両 学 年 と も欠 席 者 が3割 程 度 あ っ た 。 そ の た め 上 位 の 者 の 数 が 減 っ た り、 逆 に英 語 に 意 欲 の な い 者 が 欠 席 して 平 均 値 が 上 が っ た か も しれ な い 。 いず れ にせ よ 、 国 際 学 部 の 学 生 の 学 習 態 度 の 問題 を示 唆 す る も の で あ り、 デ ー タの信 頼 性 を上 げ る た め に改 善 が 必 要 で あ る 。 しか し、 リス ニ ング ・テ ス トには 放 送 設 備 の 使 え る大 教 室 を使 用 しな け れ ば な らな い 制 約 が あ り、 欠 席 者 を減 らす 対 策 は必 ず しも容 易 で は な い 。 な お 、 ク ラ ス分 け に は前 年 度 め成 績 を参 考 と した 。 した が っ て 、 これ ら の数 値 を どの 程 度 全 体 の指 標 と と らえ る か に は疑 問 の 余 地 が あ る もの の 、
お お まか な傾 向 は と らえ る こ とが で き るで あ ろ う。 た とえ ば 、1年 後 の 合 計 が2学 年 通 じて ほ ぼ 等 しい 点 が 注 目 され る。96年 度 入 学 者 の 方 が 入 学 時 に英 検2級 の 能 力 を も っ た 者 が 大 幅 に 多 い の で(96年 度 か ら英 検 資 格 所 有 者 の 特 別 枠 が 入 試 に設 定 され た影 響 が 大 きい)、 英 検 能 力 の観 点 の み か らみ れ ば 、96年 度 入 学 者 の 方 が進 歩 が 少 な か っ た とい え る。 だ が 平 均 値 の伸 び は95年 度 入 学 者 の5.3に 対 し96年 度 入 学 者 は10.7で 、96年 度 入 学 者 の 方 が 進 歩 した とい う結 果 に な る。2年 後 の結 果 が で て い るの は現3年 生 の み で あ るが 、1年 後 と変 化 が な く、 明 らか に伸 び が 鈍 化 して お り、 何 らか の対 策 を立 て る必 要 を示 唆 して い る 。 本 年 度 は3年 次 の 選択 必 修 に資 格 試 験 対 策 ク ラ ス を 一 部 に導 入 して い る の で 、 そ の効 果 が 出 る こ と を期 待 して い る 。 ③ 個 々 の 学 生 の 進 歩 次 に 考 え な け れ ば な らな い の は 、全 体 と して の平 均 値 は 上 が っ て い る もの の 、 一 部 の 者 の 成 績 が 大 幅 に伸 び た た め に全 体 の 数 値 を押 し上 げ 、個 人 と して伸 び を示 して い る者 は逆 に減 少 して い る か も しれ な い 可 能 性 で あ る 。2年 生 は ま だ1年 経 過 した だ け な の で 、2年 間 国 際 学 部 で英 語 教 育 を受 け て い る3年 生 につ い て 、 入 学 時 の 成 績 よ り上 が っ た 者 、下 が った 者 の 数 を 検 討 して み た。 2回 目の 成 績 は経 過 点 とみ な して 省 略 し、 入 学 時 と3回 目の プ レー ス メ ン ト ・テ ス トの 結 果 を比 較 し、5点 以 上 成 績 の 上 が っ た 者 は 厂進 歩 した」 と し、5点 以 上 下 が った もの は 「退 歩 した 」 と した 。 入 学 時 の 欠 席 者 と3回 目の 欠 席 者 は 除 外 し、234名 に つ い て 資 料 を得 た 。 2年 間 の英 語教 育の 効果 進歩 した者 変化のない者 退歩 した者 合計 総数 155名 48名 31名 234名 % 66% 21% 13%ド 100% この 数 字 か ら も、全 体 と して 国 際 学 部 の英 語 教 育 は効 果 を あ げ て い る とい え るで あ ろ う。 しか し、 約2割 の 変 化 の な い 者 と、残 念 なが ら成 績 の落 ちて い る1割 強 の者 、 合 わ せ て3割 の 学 生 を い か に 向上 させ る が 更 な る課 題 で あ る。 な お 英 検 試 験 の 場 合 は 、1点 を境 と して 合 否 が 決 ま る の で 、5点 差 で は な く1点 差 で も変 化 が あ っ た と考 え る と 、進 歩 した者 は76%、 退 歩 した 者 は24% とな る。 こ れ は変 化 の な い 者48名 が 、1点 を 境 に ち ょ う ど半 々 に分 け られ る か らで あ る 。 偶 然 と は い え 、 お も しろ い事 実 で あ る 。 また 、 こ の 分 析 を行 う プ ロ セ ス で 気 づ い た の は 、 入 学 時 の テ ス トに 出席 しな か っ た 者 は3回 連 続 して 欠 席 をす る ケ ー ス が ほ とん どで 、英 語 の 成 績 が ふ る わ な い だ け で な く、 休 学 や退 学 をす る 者 が 多 い よ う に思 わ れ る こ とで あ る。 さ らに 詳 しい分 析 を しな け れ ば断 定 は で き な い が 、 新 入 生 の オ リエ ンテ ー シ ョ ン時 に行 うプ レ ー ス メ ン ト ・テ ス トの 欠 席 者 につ い て は ∼ 特 別 な ケ アが 必 要 と され る傾 向 が あ る 、 と は い え る で あ ろ う 。 ④ 学 生 へ の 通 知 とLL助 手 の役 割 新 カ リ下 の プ レー ス メ ン ト ・テ ス トの実 施 当 初 か ら懸 案 とな っ て い た の は 、 テ ス トの 成 績 を学 生 に通 知 す る か 否 か の 問 題 で あ っ た 。 学 生 は 、 自分 の 配 属 さ れ た ク ラ ス の お お まか な レベ ル は推
測 して い る と思 わ れ る が 、 成 績 が 良 くて も悪 くて も、 不 必 要 な先 入観 は 進 歩 の妨 げ に な る の で 、 毎 年 ク ラ ス分 け の順 序 を変 更 し、推 測 しに くい よ う に配 慮 して い る 。 成 績 を教 え る と 、 自分 が ど の ク ラ ス に 配 属 さ れ て い るか が 推 測 しや す くな る可 能 性 が 強 く、 また 成 績 の悪 か っ た者 へ の 悪 影 響 が 懸 念 さ れ た た め 、 これ ま で結 果 は学 生 に 知 らせ な い で き た。 通 知 に必 要 な事 務 的 負 担 も問 題 で 、 こ れ まで 教 員 に も教 務 課 職 員 に もそ の 余裕 が な か っ た 。 し か し、 学 生 は 成 績 を 知 りた が っ て お り、 問 い 合 わ せ る者 も少 な くな か っ た。 また3年 生 の2年 間 の追 跡 調 査 の 結 果 を み る と、20点 以 上 上 が っ た 者 が46名 、30点 以 上 上 が っ た者 が14名 い る 。 特 に 30点 以 上 の場 合 は そ の 全 員 の 第1回 の 成 績 が1名 を 除 い て40点 以 下 で 、30点 台 か ら70点 台 に な っ た 者 が3名 、40点 台 か ら70点 台 に な っ た者3名 、40点 台 か ら80点 台 に な っ た 者1名 と、 下 位 の者 ほ ど顕 著 な 進 歩 を見 せ る傾 向 が あ る。 上 位 の 者 は そ れ 以 上 あが り に くい の で 、 当 然 の結 果 と い え る が 、 こ の 結 果 を示 せ ば 、 下 位 の 学 生 が や る 気 を起 こす の で は な い だ ろ うか 。 特 に 国 際 学 部 の場 合 は 、 英 語 が 必 要 だ と感 じて い る者 が 大 多 数 な の で 、 この 結 果 に 勇 気 づ け られ る と思 わ れ る。 後 述 す る ア ン ケ ー ト調 査 に よれ ば、 学 生 は 留 学 や 就 職 の た め に 英 語 の 資 格 取 得 の 必 要 性 を感 じ て お り、 プ レ ー ス メ ン ト ・テ ス トの 成 績 は 合 否 の 目安 と な る の で 、 資 格 試 験 に挑 戦 す る き っ か け とな る と思 わ れ る 。 そ こで 本 年 度 か ら 、 初 年 度 に さか の ぼ っ て テ ス ト結 果 を学 生 に通 知 す る こ と に し た。 これ が 可 能 に な っ た の は 、96年 度 か ら よ うや くLLに 助 手 が 配 置 され たか らで あ る 。 そ れ まで は 、LL機 器 の 正 確 な使 用 法 を知 っ て い る者 が 学 内 に1名 もお らず 、 新 任 教 師 に使 用 法 を 教 え る メー カ ー の 派 遣 員 す らマ ニ ュ ア ル 片 手 に指 導 す る とい うあ りさ まで あ っ た。 幸 い 有 能 な助 手 が 配 置 さ れ 、 プ レー ス メ ン ト ・テ ス トは もち ろ ん、 ア ンケ ー ト集 計 や 、 テ ー プ や ビ デ オ の 貸 出 しな ど、 語 学 教 育 に必 要 か つ 望 ま しい さ ま ざ まな 仕 事 を サ ポ ー トして くれ て い る。 国 際 学 部 の 語 学 教 育 は、 世 界 的 な趨 勢 に対 応 す る コ ン ピ ュ ー タ に よ る授 業 が 必 要 に な っ て くる が 、 この た め に も助 手 が 果 たす 役 割 は大 きい 。LLに 限 定 せ ず 、広 く教 育 助 手 と して充 実 ・活 用 す べ きで あ ろ う。
[今後の課題]
① プ レー ス メ ン ト ・テ ス トの 一 層 の 活 用 プ レー ス メ ン ト ・テ ス トで は 、す で に、 どの受 験 方 式 に よ って 入 学 して きた か の 情 報 もイ ン プ ッ トして い る 。 どの 方 式 の 学 生 の 入試 成 績 が 良 い か 、 入学 後 の 伸 び は ど うか 等 、 今 後 さ ら に詳 し い分 析 を行 い 、 英 語 の 入試 方 法 の改 善 を行 な う資 料 と した い と考 え て い る。 ま た 本 年 度 か ら はマ ー ク ・シ ー トが 変 更 され、 英 語 の資 格 保 持 の有 無 、 海 外 経 験 等 につ い て も記 入 す る スペ ー ス が で きた た め 、 こ れ を調 査 す る と と もに 、 担 当 教 員 に個 別 指 導 の 参 考 情 報 と して も ら う こ と も考 慮 し て い る 。 新 カ リ に よ る プ レー ス メ ン ト ・テ ス トはす で に3回 実 施 され た わ け で あ る が 、 これ は2年 次 ま で の英 語 教 育 の 効 果 を 測 定 す る もの で あ る 。 国 際 学 部 で は3年 次 に も必 修 英 語 科 目が1つ あ り、 そ の効 果 も測 定 す る必 要 が あ る 。 プ レー ス メ ン ト ・テ ス トは 、 当 初 ク ラ ス分 け 用 に発 足 した とい う背 景 が あ っ た た め 、3回 目 の2年 終 了 時 以 降 の 実 施 は 考 慮 して い なか っ た 。 しか し、3年 終 了 時 に も実 施 す れ ば 、現 状 の3年 分 散 型 の 英 語 科 目 の学 年 配 置 が 妥 当 な の か 、 そ れ と も2年 集 中型 の方 が よ り効 果 的 な の か を推 定 す る 貴 重 な 資 料 に もな り、 今 後 の カ リ キ ュ ラ ム 改 善 の方 向 性 が よ り明確 化 す る で あ ろ う。 したが っ て 、97年 度後 期 に は 国 際 学 部 の1∼3年 の 在 学 生 全 員 に実 施 す る予 定 で あ る 。② 学 生 へ の サ ー ビス 新 カ リで 新 た に 設 定 さ れ た3年 次 の選 択 必 修 外 国 語 制 度 は 、 どの 言 語 の ク ラ ス を どの 程 度 準 備 す れ ば よい の か 等 の 裏 づ け な い ま ま 、 カ リキ ュ ラ ム 改 革 が先 行 して い た 。 そ こ で96年 度 の 秋 に2 年 生 を対 象 と した ア ン ケ ー トを実 施 し、 学 生 の選 択 希 望 を 聞 くと と もに 、 国 際 学 部 の 語 学 教 育 全 般 に つ い て の 意 見 を聞 い た 。 この ア ンケ ー トは こ れ か ら毎 年 実 施 しな け れ ば な らな い が 、 圧 倒 的 に 多 か っ た の は 、 英 検 、TOEFL、TOEIC等 の 資 格 を と りた い 、 会 話 が で きる よ う に な りた い と い う もの で あ っ た 。 こ の 傾 向 は英 語 だ け で な く、 第2外 国語 にお い て も、 ネ イ テ ィ ヴ に よる 実 用 的 な 会 話 訓 練 が 欲 しい との 要 望 が 非 常 に多 か っ た 。 す で に 中 国 語 で は 中国 人 の 先 生 に よる授 業 が 実 施 され て い た が 、 他 の 第2外 国 語 で は そ う な っ て い な か っ た 。 ほ とん どの 学 生 に とっ て 第2外 国 語 は 初 習 外 国語 で あ る の で 、 限 られ た 時 間で 文 法 等 の基 礎 を効 果 的 に 学 習 す る に は む しろ 日本 人教 師 に よ る授 業 の 方 が よい 場 合 も多 い の だが 、 ネ イ テ ィヴ の 先 生 に接 す る こ と も ま た重 要 な 経 験 で あ る こ とは言 う ま で もな い 。 本 年 度 か らは ス ペ イ ン語 で も実 施 を 開 始 した が 、 日本 人学 生 に外 国語 と して教 え る 訓 練 を き ち ん と受 け た 外 国 人教 師 を 、他 の 外 国語 に つ い て も導 入 す る こ とが 必 要 とな っ て くる で あ ろ う。 選 択 外 国 語12ク ラス の うち4ク ラ ス は 第2外 国語 に振 り当 て られ た の で 、 残 りの8つ の英 語 ク ラ ス に つ い て は 、 ア ン ケ ー トの 結 果 を 反 映 した設 定 を行 っ た 。3ク ラ ス は ネ イ テ ィ ヴ に よ る オ ー ラ ル の 訓 練 で 、 内 容 は そ れ ぞ れ ドラ マ 、 映 画 鑑 賞 、 ビ ジ ネス 英 語 を 中 心 と して い る 。 残 りの4ク ラ ス は さ ま ざ ま な 資 格 試 験 を受 け る た め の準 備 コー ス と し、 最 後 の1つ は 、3年 次 で は語 学 と し て の講 読 コ ー ス が な い ため 、 そ ち らに振 り向 け た 。 必 修 英 語1科 目は ネ イ テ ィ ヴ に よ る英 作 文 で 、 これ は コ ン ピ ュ ー タ時代 にお け る ラ イ テ ィ ン グ の 重 要性 と 、留 学 や 大 学 院進 学 の 希 望 者 を考 慮 した も の で あ る。 本 年 度 か ら、 電 子 メー ル を ミ シ ガ ン州 立 大 学 の学 生 と交 換 す る特 別 授 業 を、 希 望 者20名 に 実 施 して い る 。 これ は 、 文 教 の 学 生 は 英 語 で ミ シ ガ ンの 学 生 は 日本 語 で 交 信 す る シ ス テ ム を とっ て お り、相 互 に学 び合 い 教 え合 う真 の 国 際 交 流 を狙 っ た もの で あ る 。 技 術 上 の さ ま ざ まな 問 題 が 出 る こ とが予 想 され る が 、 す べ て の 学 生 に 海外 交 信 を す る機 会 を与 え る た め に 、 今 後 ア ジ ア を 中 心 と した諸 大 学 との 提 携 を図 る予 定 で あ る 。 丶 国 際 学 部 に お け る英 語 教 育 改 革 は ま だ 始 ま っ た ば か りで 、 これ か ら し な けれ ば な ら な い こ とが 山 積 して い る 。 しか し、 限 られ た授 業 時 間 と教 員 ス タ ッ フで は限 界 が あ るの で 、学 部 外 の組 織 と の 連 携 も視 野 に 入 れ る必 要 が あ る。 例 え ば 教 育 ラ イセ ン ス ・セ ン ター で あ る。 こ の 組 織 の お か げ で 文 教 の 学 生 は資 格 試 験 を受 け や す くな り、 ま た 関 係 機 関 か らの 情 報 が 入 るの で 、 受 験 者 数 や 合 格 者 数 が 分 か る よ う に な っ た。 国 際 学 部 にお い て は100名 単 位 で 英 検 試 験 に挑 戦 して お り、2級 合 格 者 も毎 回15名 程 度 出 て い る ほ か 、 最新 の 例 で は 一 次 試 験 合 格 者 が2倍 に な っ て い る。 また 英 文 専 攻 の者 で も な か な か 難 しい準1級 試 験 の 合 格 者 や 、TOEICで も最 高 ク ラ ス の 成 績 をお さめ る者 が 出 る な ど、 学 生 に非 常 に良 い刺 激 を与 え て い る。 プ レ ー ス メ ン ト ・テ ス トの 結 果 の公 表 に 踏 み 切 っ た 背 景 に は 、 こ の よ う な資 格 試 験 に対 す る 学 生 の 反 応 が あ る 。 こ れか らは 、 各 自 に 通 知 す る だ け で な く特 に成 績 の優 秀 な者 を発 表 し、 ス ラ ン プ に 陥 りが ち な 上位 者 へ の励 み とす る 処 置 も考 慮 して い る 。 (国 際 学 部 教 授)