弔いと技術革新:0.編集にあたって
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(2) 光彦) 」では,従来型のいわゆる「葬式仏教」に依. ト」の創作を追求するロボットクリエータの視点か. 存せず,地域における文化・コミュニティのハブと. ら,人々が「魂」を感じるロボットとは何か,そし. なる寺院経営を実践する住職の視点で,弔いと仏教. て生き物らしいロボットが普及した社会像について. の新たなかかわり方を含め今後の寺院の在り方と. 展望する.そして「7. 一緒に暮らす『ロボット』が. ディジタルメディアの活用について展望する.. 死ぬ日(太田智美)」では,家族ぐるみで“Pepper”. すでに事業化している弔いと技術革新の事例とし. と共生していることで知られる著者の体験から, 「ロ. て「5. 遺人形がもたらす未来の弔い(古荘光一)」. ボットの<死>とは何か」という問題提起を行う.. では,故人の姿形を 3D フィギュアとして再現する. いずれもなんらかの結論を導きだすものではないが,. サービスを営む事業者として「遺人形」制作を開始. ディジタル技術の進化に伴い生・死の定義がゆらぎ. するに至った経緯と印象的な顧客のエピソードを紹. つつあることを示唆するトピックである.. 介するほか, 「<対話>できる遺人形」など今後の. 本特集のみで「弔いと技術革新」にかかわる現象・. 応用・発展可能性についても言及する.. 事象を網羅することは難しいが,少しでも多くの方. 故人を<保存>あるいは<再現>できる人形やロ. のこのテーマへの興味・関心が深まればと願ってい. ボットが実現するとなると,そもそも無機物である. る.これをきっかけに,新たな研究課題を着想いた. ロボット(しかも死者のコピーロボット……)と人. だければ幸いである.. 間が共生する社会は成立するのか. 「6. ロボットに. (2018 年 5 月 1 日). 魂を込める(近藤那央)」では, 「生き物らしいロボッ 0. 編集にあたって 情報処理 Vol.59 No.7 July 2018. 601.
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