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IT好き放題:ICTで社会を元気にしたい

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Academic year: 2021

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(1)[シ ニ ア コ ラ ム]. 好き放題. on Favorite es. IT. Messag. I T. Toshiyuki NAKATA[正会員] [email protected] 東京大学情報理工学系研究科 SICT 研究センター教授.1985 年京都大学大学院工学研究科情報工学 専攻 単位取得退学.1985 〜 2015 年日本電気(株).2010 〜 2011 年 COCN でマイナンバ制度の提言 に従事.2015 年東京大学情報理工学系研究科 SICT 研究センター教授(現在に至る).本会シニア会員.. 中田登志之. 東京大学情報理工学系研究科 ソーシャル ICT 研究センター. [No.91]. ICTで社会を元気にしたい. ICT. 基 応 専 般. で社会を元気にしたいと思い,大学に移っ. 私自身は,主に 2 件の学生プロジェクトに関係. て早いもので 3 年たってしまった.その. している.最初のプロジェクトでは,「行動経済学」. 間であがきながら考えてきたことについて,簡単に. に基づいて,食生活の改善を ICT で測定した人の. 述べていきたい.. 特性と関連付けて実践しようというものであった.. 技術的にはサイバーフィジカルシステム(IoT シ. この研究では,数十人の方を対象とした実験を行い,. ステム)の要として,エッジコンピューティング・. 色々示唆を得ることができた.一方 1, 2 回の実験. フォッグコンピューティングなどのトレンドを追っ. では本質的な考察を得るのは難しいという反省が得. ている.ただ,サイバーとフィジカルとの接点とい. られた.現在遂行中のプロジェクトでは,「チャッ. うのはあまりにも多岐にわたり,結局はアプリケー. トボットを活用した子育て支援コミュニケーション. ションごとに適した解を求めている感じで,アーキ. 形成」. テクチャとしての決め手は見つかっていないという. クトは子育て情報を必要としている東京近郊の母親. 印象がある.特に必要とされる演算能力と,消費電. の支援ツールとして必要なものを実現しようとする. 力とのトレードオフが難しい.このまま適材適所に. ものである.当初から,「子育ての専門的な知識の. 落ち着くのか,理想的なアーキテクチャに収斂して. 提供」と「地域情報のタイムリーな提供」が役立つ. いくのかを見極めていきたいと考えている.. と想定して,プロジェクトを開始した.当初,前者. 一方,社会と ICT との接点に関しては,文部科. の方がニーズは高いと想定して事例収集などに注力. 学省博士課程教育リーディングプログラムの 1 つ. していた.実ニーズをヒアリングすることが重要と. である,東京大学ソーシャル ICT グローバル・ク. 考え,この 2 月─ 3 月に,プロジェクトに参加し. ☆1. リエイティブリーダー育成プログラム(GCL). で,. 1). というテーマを研究している.本プロジェ. ている学生らが実際に児童館に赴き,ヒアリングを. 先進 ICT を基軸に社会変革を先導しグローバル社. 行った.その結果分かったことは,1) 専門知識に. 会を牽引するトップリーダ/チームを育成する学際. 関しては,Web 検索などの活用により,想定した. 的な教育プログラムに参画している.本プログラム. ) ほどのニーズがないこと.2「地域情報のタイムリー. は,情報理工学系,工学系,学際情報学,農学生命. な提供」に関するニーズが大きいということ.3) パー. 科学,医学系,教育学,経済学,法学政治学,公共. ソナルサービスのニーズを探究する上で,持続的に. 政策などの学生が参画するプログラムである.社会. 収益を確保する必要があるが,どのようなニーズに. の種々の問題意識を有する学生が情報理工学系の. 応えると収益の確保ができるかが明らかになった. 学生と連携することで,まさに社会問題を ICT で. ことである.現場に密着して,ニーズを把握するこ. 解決するという課題に取り組んでいる.プログラム. とで,よりリアリティのある実装ができそうである.. は多彩なものが遂行されていて,とても全部を紹. このプロジェクトなどを通して,ICT で社会を元. 介することはできないが,興味のある方は https://. 気にしていきたい.. www.gcl.i.u-tokyo.ac.jp/gclnewsletter/ で紹介され ているので,見ていただきたい. ☆1. https://www.gcl.i.u-tokyo.ac.jp/. 参考文献 1) 細矢絵美 他:チャットボットを活用した子育て支援コミュ ニケーション形成 :孤育て予防を目指して,情報処理学会: DICOMO2018 シンポジウム予稿集. (2018 年 5 月 7 日受付). 情報処理 Vol.59 No.8 Aug. 2018. 683.

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