缶コーヒーは悪魔の飲み物!病気や不調の9割は血糖値の問題
「医者が教える食事術 最強の教科書」
「医者が教える食事術 最強の教科書」(医学博士 牧田善二著)
ベストセラーということで手にとってみました。 「医者が教える食事術 最強の教科書~20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68~(医学博士 牧田善二著)」 じわじわと増えてきた体重が落ちない 血圧が高いと指摘された 疲れやすい 仕事中に眠くなってしまう 集中力が続かない こんな不調の根本原因は「血糖値」にある。病気や不調の9割以上は血糖値の問題です。 また自称「健康に気を遣っているビジネスパーソン」の健康法として 仕事の前にはエナジードリンクで気合いを入れる 栄養を考えて毎朝シリアルを食べている 野菜不足を「1日の野菜ジュース」で補っている カロリーをとりすぎないに脂質を常に控えている 筋肉をつけるためにプロテインを摂取している 時間があればジョギングしている 好きなお酒を控えている こんなことをよく耳にしますが、これはまさに「病気になるための努力」と言っても差し支えありません。 これには大変ショックを受けました。 病気や不調の原因の9割以上が「血糖値」というたった一つの問題であること。まったく知りませんでした。 また私自身、健康には気をつけている方ですが、その努力の多くが、「病気になるための努力」だったなんて。 これは正しく理解して、間違いを正さないと、と強く思いました。お勧めの本です。病気や不調の9割以上は血糖値の問題
病気の根本原因をたどると必ず砂糖がある。 「血糖値」が健康管理の最大の鍵、ということですが、具体的に血糖値が病気や不調にどのように関わっているのでしょうか? 下記5点に整理されます。怖い病気は肥満と関係しており、太る唯一の原因が糖質
肥満のメカニズムは下記です。 糖質摂取により血液中のブドウ糖が増える 血糖値を下げるために膵臓からインスリンが分泌されて、余ったブドウ糖を処理する インスリンが余ったブドウ糖をグリコーゲンに変えて肝臓や筋肉の細胞に取り込む細胞内に取り込めるグリコーゲン量には限界があり、さらに余ったブドウ糖は、中性脂肪に形を変えて脂肪細胞に取り込まれ る これが肥満の原因 このように肥満の唯一の原因が糖質の過剰摂取です。 そして、脳疾患、がん、認知症などの怖い病気は、みんな肥満と関係があります。
血糖値が高いことで免疫力が落ちる
「AGE」という悪玉物質が体の中でつくられ老化が進む
血糖値が高ければ、血管も内蔵も、皮膚などの外見もぼろぼろになってしまう血糖値が安定しないと不快な症状を招く
血糖値が安定しないことで、イライラ、眠気、倦怠感、吐き気、頭痛といった不快な症状を招く医学的に正しい食べ方20
最も大事なことは「最新の正しい情報を得ること」ということで、新しい常識を10個と、体にいい食べ物が10個あげられています。 非常に重要な点なので全てリストアップします。新しい常識1:糖質が太る唯一の原因
肥満のメカニズムでまとめたように、糖質が太る唯一の原因です。新しい常識2:カロリーと肥満は関係ない
糖質が太る唯一の原因なので、カロリーと肥満は関係ありません。 例えばウィスキーをボトル半分飲むとゆうに800キロカロリーはありますが、それだけでは太りません。ウィスキーには糖質がほとんど含まれないからです。
新しい常識3:脂肪は食べても太らない
脂肪は食べすぎると便に出てしまい、案外、体内に残りません。 一方で、糖質は100%吸収されます。新しい常識4:コレステロール値は食事では変わらない
コレステロールの大変は肝臓でつくられており、食事によるものは1割程度です。 コレステロールについては多様なアプローチが必要です。新しい常識5:プロテインやアミノ酸は腎臓を壊す
プロテインやアミノ酸など人工的な商品には大量のタンパク質が含まれています。 人工的にタンパク質を大量に摂取すると、タンパク質によって体内で生まれる尿素窒素などの毒素を増やします。 そのため毒素をろ過する腎臓を疲弊させるのです。新しい常識6:ちょこちょこ食べるほうが太らない
同じ量なら、まとめて食べるよりもちょこちょこ食べたほうが太りません。新しい常識7:果物は太る
日本の果物は糖度が高く改良されているので太りやすい。新しい常識8:疲れたときに甘いものをとるのは逆効果
甘いものをとると血糖値があがり、一瞬だけハイで幸せな気持ちなります。 このハイな気分になるところを「至福点」と呼びます。 このため身体が糖質を欲します。まさに糖質中毒です。ところが糖質摂取で急激に上げた血糖値は急激に下がり、いらいら、吐き気、眠気などさまざまな不調を呼びます。 そのためかえって疲れてしまうのです。
新しい常識9:発がん性を疑われているものは食べない
ハム、ソーセージ、ベーコンなどの加工肉には発がん性があることがWHO(世界保健機関)の発表で明らかになっています。 要注意の食品です。新しい常識10:運動は食後すぐに行うのがよい
大事なのは血糖値のコントロール。 糖質を食べれば血糖値が上がりますが、食後すぐに運動すると、その上昇を抑えることができる。そ のため、運動は食後に行うのが効率的。体によい食べ物10選
体によい食べ物1:オリーブオイル
オリーブオイルには血糖値を抑える効果があります。 ただし、エキストラバージンオリーブオイルです。体によい食べ物2:ナッツ
ナッツ類には、ビタミン、ミネラル、食物繊維、不飽和脂肪酸など体にいい成分が詰まっています。体によい食べ物3:ワイン
赤ワインは強い抗酸化作用をもつポリフェノールをたっぷり含んでいます。 白ワインはミネラル成分の影響でやせる効果があることが分かっています。いずれの場合も血糖値を下げます。 夕食にワインを飲めば、翌朝の空腹時血糖値が低くなるとのことです。 お酒好きの私には朗報です。 ただ、つまみには注意が必要です。 甘いもの食べたり、大量に食べることがあるので、今後はナッツなどを中心にします。
体によい食べ物4:チョコレート
チョコレートの原料であるカカオはポリフェノールの固まりで、非常に強い抗酸化作用を持っています。 カカオ含有量70%以上のものはお勧めです。体によい食べ物5:大豆
大豆は完璧な食べ物で100点です。 大豆に多く含まれるイソフラボンは抗酸化物質であるポリフェノールと同じような働きをし、悪玉物質AGEを下げます。 豆腐や納豆といった大豆製品を毎日食べましょう。体によい食べ物6:チーズ
健康のために積極的に食べるべき食品です。体によい食べ物7:ブルーベリー
ブルーベリーには、ポリフェノールの一種であるアントシアニンが豊富に含まれて、老化を促進するAGEという物質を減らしてくれる効 果があります。体によい食べ物8:コーヒー
缶コーヒーやスタバのラテは糖質が多いですが、挽きたての本格コーヒーをブラックで飲むのはお勧めです。 コーヒーには糖尿病の発症を抑える効果があり、動脈硬化を抑えるアンチエージング効果も報告されています。体によい食べ物9:酢
酢には血糖値を下げる効果があります。 また、食品中のAGEを下げます。 さらに血圧を下げることも分かっています。体によい食べ物10:生もの
野菜に熱を加えるとビタミンが減少します。 また食品を加熱するとAGEが増え、毒性が高まってしまいます。 そのため、熱を加えず、できるだけ生で食べましょう。今後の食生活について
知らないことだらけで大変勉強になりました。 自分の食生活について以下3点に気をつけようと思います。缶コーヒーをやめる
私は、ちょっと甘めの缶コーヒーやカフェラテ、カフェモカなどが好きです。 実は今日も、スタバでカフェラテを飲みながらこの本を読みました。 これを極力やめます。糖質量を意識する
食品ごとの糖質量を気にして糖質量の多い食品(下記参照)を大量摂取しないように気をつけます。 http://www.pocorin.com/learning/1-04/ゆっくり食べる
私は結構早食いです。
これでは一気に血糖値が上がってしまいます。