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必要性 学習指導要領の改訂により総則において情報モラルを身に付けるよう指導することを明示 背 景 ひぼう インターネット上での誹謗中傷やいじめ, 犯罪や違法 有害情報などの問題が発生している現状 情報社会に積極的に参画する態度を育てることは今後ますます重要 目 情報モラル教育とは 標 情報手段をいか

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Academic year: 2021

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情報モラル教育

実践ガイダンス

∼すべての小・中学校で,すべての先生が指導するために∼

文部科学省

国立教育政策研究所

National Institute for Educational Policy Research

平成23年3月

本 書 の 構 成

情報モラル教育とは…………p.1

情報モラル教育の教育課程上の位置付け,目標や内容などを説明しています。

情報モラル教育の進め方…………p.2

それぞれの小・中学校で情報モラル教育を実施する手順と,その際の配慮事項をまとめています。

情報モラル指導カリキュラムチェックリスト…………p.3∼p.6

情報モラル教育が系統的・計画的に進められているかチェックできる書式やその記入の仕方などを 示しています。

情報モラル教育指導例…………p.7∼p.14

情報モラル教育について,実際の授業の進め方がわかるよう,小・中学校それぞれ4例ずつ示しています。

参考資料…………p.15

情報モラル教育を進める上で参考になるコンテンツのURL集です。

まずここから始めてみよう!

情報モラル教育!!

(2)

1

必要性

☆学習指導要領の改訂により総則において情報モラルを身に付けるよう指導することを明示。

背 景

☆インターネット上での誹ひ謗ぼう中傷やいじめ,犯罪や違法・有害情報などの問題が発生している現状。 ☆情報社会に積極的に参画する態度を育てることは今後ますます重要。

目 標

☆情報手段をいかに上手に賢く使っていくか,そのための判断力や心構えを身に付ける。 ☆情報社会の特性の一側面である影の部分を理解。

内容及び指導上の留意点

☆具体的には下図にある2領域5分野の内容をもれなく扱う。 ☆各教科等の目標と情報モラル教育の目標との関係を明確にする。 ☆学校の教育活動全体を通して適切に情報モラルを身に付けるための学習活動を位置付ける。 ★情報に関する自他の権利を尊重して責任ある行 動を取る態度。 小学校:人の作ったものを大切にし,他人や社会への 影響を考えて行動することの大切さを学ぶ。 中学・高等学校:他者の権利や知的財産権を尊重し, 情報社会への参画において責任ある態度で臨 み義務を果たさなければならないことを学ぶ。 ★情報社会におけるルールやマナー、法律がある ことを理解し,それらを守ろうとする態度。 小学校:情報をやりとりする際のルールやマナーを理解 し,それらを守る態度を学ぶ。 中学・高等学校:情報に関する法律や契約について理 解し適切に行動する態度を学ぶ。

情報モラル教育とは

情報モラル:情報社会で適正な活動を行うための基になる考え方と態度。 すべての児童生徒に 情報モラルを身に付け る指導が必要。 情報モラルの指導は すべての教員が行う。

情報社会の倫理

法の理解と遵守

安全への知恵

情報セキュリティ

★情報社会の危険から身を守り,  危険を予測し,被害を予防する知識や態度。 小学校:危険なものには近づかない、もし不適切な情 報に出会ったら大人に相談するなど適切に対 応できる態度を学ぶ。 中学・高等学校:情報社会の特質を意識しながら安全 に行動する態度や,自他の安全や健康に配慮 した情報メディアとのかかわり方を学ぶ。 ★生活の中で必要となる情報セキュリティの基本 的な考え方,情報セキュリティを確保するため の対策・対応についての知識。 小学校:IDやパスワードの保護や不正使用・不正アク セスの防止などを学ぶ。 中学・高等学校:情報セキュリティの基本的な知識を身 につけ,セキュリティ対策の立て方を学ぶ。

知恵を磨く領域

心を磨く領域

解し適切に行動する態度を学ぶ。

〈情報モラル教育の内容〉

公共的なネットワーク社会の構築

★情報社会の一員として公共的な意識をもち,適切な判断や行動を取る態度。 小学校:協力してネットワークを使い,データやリソースを共有することの大切さを学ぶ。 中学 ・ 高等学校:ネットワークの公共性を意識し,ネットワークをよりよいものにするた めに主体的に行動する態度を学ぶ。 ※文部科学省委託事業により作成した「情報モラル 指導実践キックオフガイド」(発行:社団法人日本教育工学振興会),「同 解説用資料」(制作:財団法人コンピュータ教育開発センター)を基に作成

(3)

2  情報モラル教育は,学習指導要領の総則に示されてい るように,特定の教科等だけで進めるものではなく学校 教育全体で行うものです。情報モラル教育の必要性,目 標,内容を確認して,4 つのステップで情報モラル教育 を進めていきましょう。

情報モラル教育を進める

4つのステップ

子どものたちの実態の把握や整理

年間指導計画の作成

指導方法の検討

実際の指導と評価

「教師の観察」や「アンケート結果」などから 子どもたちの事態を把握しましょう。 子どもたちの実態を踏まえて,「情報モラル指導 モデルカリキュラム表」を参考に ,「情報モラル 指導カリキュラムチェックリスト」を活用しなが ら年間指導計画の作成や見直しをしましょう。 「情報モラル教育指導例」(P.7 〜 P.14)を参 考に授業や集会等さまざまな場面での具体的 な指導を検討しましょう。 実際に指導を行い,その結果を今後の指導 に生かせるようにしていきましょう。  子どもたちを取り巻く情報にかかわる環境は日々変化 しています。多くの子どもたちが,コンピュータや携帯電 話・携帯型ゲーム機などを使っています。また , 家庭でイ ンターネットを自由に利用しています。まずは,目の前の 子どもたちの実態をしっかり把握していきましょう。  各教科や道徳 , 総合的な学習の時間 , 特別活動等の年 間指導計画に情報モラル教育を位置付け学校教育全体 で情報モラル教育を推進できるようにしていきましょう。 <年間指導計画作成のポイント> ○2領域5分野の系統的な指導を計画する。 ○情報モラル教育の指導事項をもれなく指導する。 ○各教科等の内容と関連付けた指導を行えるよう構成する。  年間指導計画に位置づけられた学習内容を授業や 学校教育のさまざまな場面で指導する方法を検討しま しょう。 <指導方法の具体例> ○各教科等の内容として位置付けられている場合は通常 の授業と同じように教科書等を使って指導する。 ○教科等の内容では位置付けられていないが,指導が可 能な場合は指導の必要性を検討したうえで統計資料や インターネット上の教材を使って指導する。 ○学年集会・PTA集会等でDVDの映像等を使って指 導・啓発する。 ○指導後の授業者の振り返りや子どもたちの感想文など から,実施した指導内容を評価し,今後に生かせるよ うにしましょう。また,自分の実践した授業を他の教 師にも実践してもらい,さらに良い授業にしていきま しょう。

情報モラル教育の進め方

S T E P1

子どもたちの実態把握や整理

S T E P1 S T E P 2 S T E P 3 S T E P 4 S T E P 2

年間指導計画の作成

S T E P 3

指導方法の検討

S T E P 4

実際の指導と評価

文部科学省や教育委員会 で実施しているアンケート 結果を参考にしましょう。 学習指導要領や解説に明 記や例示してない場合も 実態に応じて充分に検討 しましょう。

参照

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