宕 澤 瑚 衛 入
紀元二千六百年を誇ぎ奉ると共に、明治に生れ教育を受け大正を経て昭和の今日に至る迄、捲き御恩櫻を蒙れ る自分は報恩の念更に新なるを蒐ゆ。特に東亜新秩序建設の時に笛り、不明を顧みや表題に付きで解説を試み柳 か碩衷を表せんとす。後進の方々に神谷する所あらば幸甚の重なり。 言 緒 戸籍に就てと云っても戸籍法の説明を主とするに非や、戸主の家に入るとか家族となるとか云ふことを戸籍を 入れとか之を胱ヾと云ふ方が通俗的に解り易き様に思はる、所よ㌔戸籍の出し入れを残す原因と、之に件ふて 戸籍が建夏せらる\各場合に就て述べんとするものなることを附首して以て読者の期待を袈切ることを防止せん とす、之を了せられよ。 詮 絶 我囲現行民放親族篇に於て規定する夙に依れば、戸主の義務に種々あれども其犬なるものは家族扶養の義務な高松高等商業壁校紀元二千六百年記念論文集
戸 籍 に 就 て
︼八〇第仙 出生に依る場合
1、戸主にる犬と其豪族なる宴との問に生れたる子は元よゎ自己の家族として夫即父の家に節を付くべきは勿論 其配偶索たら㌢るはなきものとす。仇て家族として入節する場合に付き順次設明せん。 する七属庭塊七高台十土俵第二項所定以外の家族は.直接閤腰戸主の同意を得て其戸籍に入りたる戸主の親族又は も、しかも之れが戸主の家に基るには潜め戸主の直接問倭の同意々馨したうしとを示すものと解せらる。之を要 とする旨を明定して、婚姻の数理を全うし併せて家族たるべきものは同仙豪に戸斡の存することを要件としたる 戸主の親磯なる場合は申すに及ばす、其仙方が親族なる場合に即他の〓万が戸主の親族とならざる場合にも儀放 は宴の豪に、戸井を法り屑けるもの︵民法七宮入十八條︸なれば夫桁は同咄声籍内にあるが故に、配偶者の双方が 攣史の時に於ける前戸主の家族に迷惑を及ぼさぬことを期したるものなり。然れば妻は大の家に、入夫及婚葦子 とならざる以前に前戸主の家族たゎしものは、新戸主の親族は勿論親族に非すと雄其家族となると定め、戸主の 常とす。元より淡規により家族たるべきを命するものあり︵民法第七官主十二條︶と雑も、之れ偲戸主が未だ戸主 り。戸主に此義務を負拾せしむる馬めには、戸主の直接間接の同感を得るに非ざれば家族となること能はぎるを
とす。︵民七三三傑︶
高松.禦璧鱒琴撃校触元二千大官種療念論文集
六二
2、︹圭なる男と襲にあらざる女との間に生れたるチは、大村の聞に生れたるに非ぎるむ以て法律上私生子な b。従て母なる女の威する衣の糟に付くべきものとす。著し付が其豪の家族なるときは其戸主の同意を得るこ とを要す。若し同窓を得ること能はぎる時は私生チは二撃ざ創立す。︵民七三三傑、七三五條︶ 荒し有戸主なる男が右私生子の円空冊又は出生後屑机前又は銅盤屈拇と同時に認知したる時は︵民八二九樵乃 至八≡條︶庶子となるを以て父即ち戸主の男の家族として籍が付けらる。 然れ北ハ=旦準生チとして杜の家に籍が付けられたる後は、認知にJりで兜子となり父定まると購も父の戸押 に入ることなし。故に父の家族と為さんとするには親族入升等他の法規に依るを要すC蓋し民族七甘二∵工二條以下の規定は初打て入るべき家を定めたるものにして、盲㌫家に群が警苗たる後は酔規定は適用されざ
る意打アりと解せらる。
3、豪族なる犬と共妻との問に生れにる子は、禽然共犬なる父の豪に籍が付けらる。之れ戸主に於て右夫妻が家族たることを認め居るを以て港間の子の入耗々拒むを得ざる道理なり。黙れ共栄し右夫が他の女と通じで子の生
れたる場合に於ては、仮令夫が認知したる時と難牒戸主に入籍の許否空位するを以て元より之を挺む事を碍。
著し拒まれたる時は杜の嵐すえ戸籍に入るを順序とする鴻樽も亦共戸主の同意を得るを警9るを以て若亦有岡 意を得ざる痔は入魯せしむる番を得す。菟に至れば途に典子は豪を創立せしむるに至る。︵民七三五條︶叉家族なる女が生みたる私生チは其女なる徴の戸鮪に入るを常とすれ共〃、ま之を拒む時は又表を創普。︵民七言條︶
4、〓菩卿刺しにる後子の出生前宜父が酢析又は婿養子繚紬の場食に於て離縁しで其家を去りたる時は、母が懐 胎.したる時に遡りて共時に於府る父の家に入るなり。見れ其戸主に於て婚姻又は姉養子枚組に同意せる焉英子 の入籍を績むを得すとの前提の下に虐められたる規定と察せらる。然れ共父母共に其家を去イたる時は原則−別に 従ひ父の家に入る。若し母が叫旦其衣を去りたる後チの刑生前に後耕したる時は叉懐胎の時に遡りて父の魔し たる家に紆を付くペきものとす。本来子は父母に綻はしむ乳を親子の憫よりするも教養の関係よりするも至常 なる々以て之を原則とすと靴∵父が他家に始如又は婿養子線種入夫婚姻等に依りて入籍したるも離婚又は断線 に依りて其豪を去り葦家に筏難したる場合に於ては、成可く其の家に属せしむるを子の馬なりとして父に従は しめす、又父も後拝復の行動を差支なからしむるの意に出にる特別規定を設けたるものと推せらる故に、父母 共に其家を去りたる場合には本則に遊ひ父母 婚舶を鳩緬する場合と然らぎる場合とノを生や。即う父母が各養親と要子辣糾々為すと共に姉榊を残したる場合 に各養親と離縁を残したるときは前の場合を生じ、更に父母離婚を為したるときは後の場合を生す。而して前 者即ち離縁の場合には復籍することほ旗の命サる塵にして、文夫が後節したる場合に垂は犬に堆か共籍に入る べきを以て、其家の戸主ほ其問に坐れたる子の入箱を頼むを得ぎるは勿論、後繋即ち穿と離婚しT軍弼役鋳し たる掛合に於ても婚姻中に懐胎したるチは大の子と推定せらる︵民八二〇條︶を以て、大の婚姻又は姉養子に同 意せる戸主は丁の入籍を拒むことを得ぎるものとするを以て此繭場合に於ては原則に従ひ父の耕に入る次第な 戸 籍 に 戯 て
高松高等商業撃校紀元二千六百年記念論文塊 叫八四 り。特別の事柄に依り智東が靡絶家となら女は復籍由糾︵民七四〇條、七四二條参照︶せらるゝ場合は一家を創立 するを以て右父は創立したる家の戸主なるが故に子が其締に入争は説明する迄もなきことゝす。月子が∵見入 箱したる後父母共に英次を去るも予の月給に欒更を発すこと、なきは前述した、る腐と同叫なることを附首す。 節二 婚姻綾細又は離村無線に閉る場合 1、戸主が凄を婁る場合の婚姻に於ては、葵は大の豪に入り其家族となり夫婦互に扶養の義務あるのみならや、 戸主として襲を扶聾する義挙のり。叉婚姻成立したる後に於て大村闘係服紙せるに拘らす戸籍を別にすること / は許され甘る慶にして常に同一戸籍内にあらざるべからす。之子は父の家に入ると云ふ規定と共趣旨を異にす る桝なり。女戸主が夫を迎ふるには垂の家に入る共時に於て預め反封の意忠即入夫を戸主となさざる旨を楠田 たるときは入夫は妥の家族となり、之の屑出藍削以で為さすして入夫婚姻届を虚すときは入夫は其家の戸箋と なり、女戸主は共時に隠属したるものと宥徹され入夫の家族となる。之れ戸、王承知の上に出来たる家族なりと す。妻の離婚入夫の耕婿に於て複飴するは、復籍さるう豪側戸主の前以て如ることあるべきを承知して姉姻に 同意せるものなるを以て之を拒むを得や。只婚姻に同意せざる戸主は婚姻女は養子縁組の日より厄年以内に離 粁又は複籍拒絶を残すことを得︵艮七五〇條︶経て之等の場合に後節することを得ざるが故に滞び家虞となるこ となく〓琴牢創立するより外なし。 2、家族が姫姻に依り宴を聾り又は他家に秘する場合、及び養子緻組に依りて他家に行き又は賓予を迎へたる場