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編集委員 東京都千代田区三崎町 編集 9551 営業 中洌 正堯 兵庫教育大学名誉教授 小西 憲一 香川大学 小林 比出代 信州大学 谷口 邦彦 安田女子大学 名古屋支社 名古屋市中区栄3

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(1)

書写 733 (2014. 7. 24 見本本) ︿通常見本﹀ この資料は,平成 28 年度用中学校教科書の内容解説資料として, 一般社団法人教科書協会「教科書宣伝行動基準」に則って作成しております。 ●編集委員

中洌 正堯

兵庫教育大学名誉教授

小西 憲一

香川大学

小林 比出代

信州大学

谷口 邦彦

安田女子大学

新田 直美

高水学園高水高等学校・同付属中学校

松本 仁志

広島大学

三浦 和尚

愛媛大学

株式会社 三省堂

●校閲 【特別支援教育】

笹森 洋樹

 国立特別支援教育総合研究所 【カラーユニバーサルデザイン】

溝上 陽子

 千葉大学 ●発行者/図書の記号・番号  15 三省堂/書写 733 〒101-8371 東京都千代田区三崎町2-22-14 ☎03-3230-9411(編集)・9551(営業) 大阪支社 ☎06-6341-2177 〒530-0002 大阪市北区曽根崎新地2-5-3 名古屋支社 ☎052-252-9211・9212 〒460-0008 名古屋市中区栄3-25-43 瑞穂ビル4F 九州支社 ☎092-531-1531・1532 〒810-0012 福岡市中央区白金1-3-1 札幌営業所 ☎011-616-8722 〒060-0042 札幌市中央区大通西15-2-1 ラスコム15ビル3F 平成28年度版中学校国語教科書Webサイト http://tb.sanseido.co.jp/28/ この内容解説資料に加え,編修趣意書なども公開しております。 平成 28 年度版『現代の国語』(15 三省堂/国語 729・829・929)

(2)

自分

平成

28

年度版

﹃現代

書写﹄

課題

き、

大切

平成

28

年度版

﹃現代

書写﹄

大切

基礎基本

定着

1

日常

行書

2

書写

3

伝統的

継承

4

文字の書き方の基礎基本に気づき、らせん

的に学びを積み上げることで習得します。

他の文字を書く場面でも活用できるように

なります。

行書を日常生活の場面で捉え、ふだんの文

字を読みやすく速く書くための行書の基礎

基本を理解・習得することができます。

書写をコミュニケーションの観点で

捉え、相手・場面を考えた効果的な

文字の書き方を身につけることがで

きます。

伝統的な文字文化に親しみ、

味・関

す。

環境

教科書

すべての生徒にとって学びやすいように、

ユニバーサルデザインに取り組んでいます。

護、

め、

た、

環境にやさしい紙と植物油インキを使用しています。

(3)

10 A C B グループで話し 合いましょう。 縦画が文字の中心に なるように書く。 三つの横画が等間隔 になるように書く。 三つの横画が平行に なるように書く。

どの点画をどのように直したら、

整った文字になるでしょうか。

1 楷書で書こう

3

点画の組み立て方を確かめよう

文字の中心 A 画と画の間 かん 隔 かく B 画の方向 C 15 14 文字には整え方の ルールがあるんだね。 1 楷書で書こう 5 学習のまとめ ● 点画の組み立て方 中心 中心の目安 * 中心がわかりにくい 漢字もあります。 間隔 横画が等間隔 縦画が等間隔 斜めが等間隔 方向 垂直 内へ向かう 長短 接し方 横画が出る 縦画が出る 横画に接する 縦画に接する 交わり方 中心で交わる 右寄りで交わる ● 部分の組み立て方 左右 上下 内外 ︵かまえ︶ ︵たれ︶ ︵にょう︶ ● 文字全体の 形の整い 外形 ● ─筆順の原則と意義 筆順の原則や意義を理解して、 筆順に注意して書きましょう。 筆順の原則 左から右へ 上から下へ 横から縦へ 筆順の意義 ①効率よく速く書ける ②字形を正しく整えて書ける ③覚えやすい ︵同じ形は同じ筆順︶ 気をつけたい筆順の字 1 1 1 2 2 1 3 3 4 4 5 5 6 6 2 2 3 1 1 2 2 3 3 3 1 4 1 1 1 4 5 7 8 1 1 1 1 2 3 4 1 4 4 5 5 6 6 7 8 7 5 3 3 3 4 4 6 5 4 9 8 5 7 9 8 7 2 2 2 2 2 2 2 3 3 2∼4 1 1 1 1 2 3 4 2 2 3 4 5 2 3 4 5 6 1 1 2 2 5 2 2 1 3 3 4 3 1

基礎基本

定着

1

P.14-15(1年)

文字の書き方の基礎基本に気づき、

らせん的に学びを積み上げることで習得します。

他の文字を書く場面でも活用できるようになります。

基礎基本

定着

1

硬筆

定着

2

標準教材は、自ら考えることからスタートする

構成になっています。

教材名で、学習目標を確かめます。

問いかけからスタートして、

正しく整えて書くための

基礎基本を考えます。

発見した基礎基本を、

教室全体で確認します。

硬筆で繰り返し書いて確認し、

技能の習得をより確かなものにします。

硬筆で確かめよう

考える。

最初の楷書毛筆字形例

﹁春光﹂

には、

次の七つの基本点画が含まれています。

  

﹁横画﹂

﹁左払い﹂

﹁右払い﹂

﹁縦画﹂

  

﹁折れ﹂

﹁点﹂

﹁曲がり﹂

11 4 1 1 2 2 3 3 楷書の筆使いと 文字の中心 画と画の間隔 画の方向 を意識して書こう。 C B A 点画の組み立て方を 意識して書けましたか。 末 国 苦手な文字は、 18ページの 五十音表や 93ページの漢字表を 見て練習しよう。 小筆や筆ペンにも 挑ちょう 戦せん しよう。 書き方を決める。 3 下書きする。 4 掲示する。 6 次の点を考えて書き方を決めましょう。 強調したい文字は何か。 書きたいことばや文が、用紙におさまるか。 下書きし、次の観点で文字を見直しましょう。 字形を整えて書いているか。 文字の大きさや字間・行間は読みやすいか。 清書する。 5 学習したことを思い出しながら、 丁てい 寧ねい に書きましょう。 目標 2生活に生かそう 今 行事の目標を書こう 学校行事などの目標を書いて、教室に 掲けい 示じ しましょう 目標を決める。 1 紙と筆記具を決める。 2 P.10-11(1年) P.26-27(1年)

生活

3

﹁大きく書いて細部を確認できる﹂

﹁穂先の弾力を生かして、筆使いを確認できる﹂

という毛筆の利点を生かして、

基礎基本を体感します。

硬筆で書いて、

ふだんの文字の

向上につなげます。

学習目標に照らして、

す。

他教科や学校行事などの

場面を設定して書き、

生活実感とともに自分の

す。

書いて確かめる。身につける。

書き方の基本はどうなっていたかな……

(4)

35 34 33 32 点画から点画へ 書き進めるときの 気持ちのつながりを ﹁筆脈﹂ といいます。 楷書にはない線が出ている のはなぜでしょうか。 二つの点画がつながって いるのはなぜでしょうか。 3 行書で書こう 2 連続 丸みを確かめながら書こう 筆は,どう動いて いるかな。 筆脈の連続 直接連続 丸み ︵曲線化︶ 筆脈の連続 次の画へ向けて、最短距 きょ 離り を移動 しています。 より速く書くために、終筆と始筆 を重ねて書いています。 直接連続 直接連続 直接連続 次の画へ向けて 筆を運ぶ。 速度を落として 方向を変える。 いったん止めて 折り返す。 連続・丸みを理解 して書けましたか。 楷書 楷書 行書 行書 楷書 楷書 行書 行書 28 ﹁ sailing day ﹂より 作詞/藤 ふじ 原わら 基もと 央お ︵ BUMP OF CHICKEN ︶ ︵魂たましい ︶ 新しい書体との出会い これらの文字から、どのような印象を受けますか。

日常

行書

2

P.32-33(1年)

行書を日常生活の場面で捉え、

ふだんの文字を読みやすく速く書くための

行書の基礎基本を理解・習得することができます。

と動

理解

3

書風

4

楷書と比較しながら,

行書の特徴を形・動きの

両面から捉えます。

穂先の位置を色で示した図で,

筆使いを確かめます。

見通

出会

1

い、

中学三年間の行書学習の見通しをもちます。

41 40 印象的な文を 引用しても いいね。 行書も使って みよう。 ワークシート例 目標 4 生活に生かそう 今まで学習してきたことを生かして書く。 本を紹 しょう 介 かい しよう お気に入りの一冊を、友達に紹介しましょう。 ポップ 帯 はがき新聞 紹介したい本を選ぶ。 1 紹介する形式と内容を決める。 ポップ、新聞、帯など。 2 掲示する。 6 レイアウトを決めましょう。 次の点を考えて、読みやすい レイアウトを決める。 書体や筆記具、色 書く方向 ︵縦書きか横書きか︶ 文字の大きさや字間・行間、余白のとり方 3 下書きする。 レイアウトにそって下書きし、 次の観点で文字を見直しましょう。 字形を整えて書いているか。 読みやすいレイアウトか。 4 清書する。 学習したことを思い出しながら、丁寧に書きましょう。 5 ポップのレイアウト例 ︵姫 ひめ   驚おどろ き   皇み 子こ ︶ ︵恥 はじ ︶ 書体・筆記具・色を工夫した例 縦書きの例 文字の大きさや字間・行間,余白を工夫した例 楷 書 行書1 楷書に近い形 行書2 進んだ形 31 30 読みやすいことも 大切だね。 楷書では, 点画を一画ずつ はっきり書いて きたけど……。 行書の特徴を理解 できましたか。 行書の特徴 ● 丸み ︵曲線化︶ ● 点画の変化 ● 点画の省略 ● 連続 ● 筆順の変化 ● │   行書のいろいろな書き方 楷書から、だんだん速く 書いてみましょう。 楷書で 3秒で 2秒で 1秒で 点画が 丸みをもつ。 点画と点画が 連続する。 筆脈の連続 直接連続 点画の形や方向が変化する。 終筆の形の変化 方向の変化 点画が省略 されることが ある。 筆順が変わる ことがある。 1 1 2 2 3   一つの文字にいろいろな書き方があるのも 行書の特徴です。   左の﹁行書 1﹂と﹁行書 2﹂は書き方が異 なり、行書の幅 はば の広さを示しています。どこ が違うか比べてみましょう。 行書は、速く書くことができる書体です。 指でなぞって、楷書との違いを考えましょう。 楷書 行書 目標 3 行書で書こう 行書の基 き 礎そ 的な特 とく 徴ちょう を理解して書く。 1 行書の特徴を見つけよう 3 1 2 3 4 5 29 これらの文字は、 ﹁行書﹂という漢字の書体と、それに調和する書き方の平仮名を使って書かれています。 中学三年間の書写学習をとおして、行書と楷書を使い分けて、効果的に書く力を身につけましょう。 P.40-41(1年) P.34-35(1年) P.30-31(1年) P.28-29

生活に生かす

5

③行書の技能を,5つの

 特徴として学びます。

④楷書とは異なり,

 行書の書き方は多様

 であることを知ります。

②速さだけを意識して書いてみることで,

 読みやすく速く書くことができる行書

 を学ぶ意味を理解します。

生活実感とともに自分の文字の

向上を確かめます。

行書の特徴を捉えやすい

穏健中正な書風の字形例で,

行書の基礎基本を確実に

身につけます。

①行書単元の最初の毛筆文字は,

指でなぞって行書のリズム・

スピードを体感します。

行書

多角的

2

行書の第一教材では、さまざまな観点から

行書のよさに気づきます。

(5)

70 いろいろな文字が 使われているね。 目標 9 効果的に書こう 身のまわりの文字に関心をもち、効果的に書く。 1 身のまわりの文字の工 ふう を見つけよう 身のまわりの文字は、どのように 使われているのでしょうか。 下のちらしを見て、次の点に ついて話し合いましょう。 1 旅行のちらし ア 使われている文字の種類 イ ツアー名にある﹁富士山﹂の   文字の工夫とその効果 ウ 他の項 こう 目もく の、文字の工夫と   その効果 項目 ・ツアー名 ・代金 ・ツアー紹 しょう 介かい ・旅程、出発地と出発日 ・問い合わせ先 (湖こ 畔 はん  越ご し 承しょう 認にん  頃ごろ  状じょう 況きょう  変へん 更 こう  申もう し込こ み 添てん 乗 じょう 員 いん  催さい 行 こう  歳さい ) 78 1 3 4 2 頭語 日付 署名 時候の挨拶 結語 宛名 一字分下げることもある。 改行することもある。 一字分上げることもある。 改行することもある。 本文より二、三字分下げる。 一字分上げることもある。 大きめに書く。 中央に大きく書く。 枠わく の中にはっきりと書く。 右みぎ 端はし に寄りすぎないように書く。 長い住所は二行にして書く。 封筒の左半分に書くこともある。 頭語と結語・時候の挨拶の例は 80∼ 81ページを見よう。 日常の書式 1 便 びん 箋 せん と封 ふう 筒 とう の書き方 ・ 時候の挨 あい 拶 さつ な ど 前文 主文 末文 後付け 手紙の構成 ︵縦書き︶ 便箋や封筒を使って手紙を出す場合、文章の構成や文字を書く位置などに きまりがあります。確かめながら書きましょう。 ︵拝 はい 啓けい   信しん 頼らい ︶ ◉頭語 ◉時候の挨拶 ◉安 あん 否ぴ 伺うかが いなど   ︵相 手 の 安 否 を  気 づ かうことば︶ ◉書き起こし  ︵﹁さて、 ﹂  ﹁ところで、 ﹂など︶ ◉本文 ◉結びのことば ◉結語 ◉日付   年月日で記すこともある。 ◉署名   差出人の所属・名前。 ◉宛 あて 名な   相手の名前。 敬けい 称しょう をつける。 ︵個人名以外の宛名には ﹁御 おん 中ちゅう ﹂を添 そ える︶ 封筒 ︵縦書き︶ ・文字の大きさはおおよそ 1 2 3 4 の順。 ・字間・余白に注意して書く。 63 62 電話をしながら メモを取る場面を イメージして 考えよう。 理由は、次のような 観点で考えて書きこもう。 目標 7 書体を使い分けよう 場面に応じて、楷書か行書を選 せん 択たく して書く。 1 生活の場面と書体について考えよう 楷書と行書は、どのように 使い分けるとよいでしょうか。 次のような場合はどうでしょうか。 2 理由も含 次の場面では、楷書と行書のどちらで書きますか? ふく めて話し合いましょう。 1 電話をしながらメモを取る。 職場体験学習の訪問先の人と,事前打ち合わせ について,電話で話をしています。 事前打ち合わせは, どうしたらよいですか。 そうですね。11 月 10 日の水曜に, 10 時からでどうですか。 店の 2 階に来てください。 はい。11 月 10 日水曜の 10 時に, お店の 2 階に伺うかが います。 持っていくものはありますか。 まずノートと筆記具, あとエプロンも忘れずにね。 タオルも 2 枚くらい持ってきてください。 楷書でメモした例 行書でメモした例 ア 漢字テストの解答欄に記入する。 イ 友達に借りた本を返すときに、一言メモを添 そ える。 ウ 地域の小学生を招く行事の、立て看板を書く。 選んだ書体 楷書・行書 理由 選んだ書体 楷書・行書 理由 選んだ書体 楷書・行書 理由 読み手   誰だれ が読むのか。 目的    何のために書くのか。 状じょう 況きょう    どのような書き方が求められているか。 消えないように、 ボールペンで書こう。 大事なことを もらさないように、 書く速さを 意識しよう。 遠くからでも 読めるように 大きく書こう。 2相手や目的・場面を考えて書く習慣をつけよう

書写

3

4

P.78-79(資料編) P.70(3年) P.62-63(2年) P.02-03

書写をコミュニケーションの観点で捉え、相手・場面を考えた

効果的な文字の書き方を身につけることができます。

■第三学年

身のまわりの文字から効果的な書き方の

工夫を見つける方法を学びます。

■資料編

♦日常の書式

社会に出てからも役に立つ、

  

さまざまな書式の例を一覧できます。

■第二学年

読み手や目的、状況に合わせた書体の

使い分けを学びます。

■教科書巻頭

相手・場面を考えて書く力を、

書写の力として捉えます。

行書 楷書

1

小学校で学習した漢字

  常用漢字のうち、小学校で学習した漢 一月 二月 三月 四月 五月 2

中学校で学習する漢字

  常用漢字のうち、中 行書 楷書

春 夏 頭語 結語 21 20 小筆の持ち方は、 5ページで確かめよう。 平 仮 名 は、 平 安 時 代 に 生 ま れ た 日 本 独 自 の 文 字 で す。 漢 字 を簡略化してつくられました。 寸すん 松しょう 庵あん 色しき 紙し ︵平安時代︶ 平仮名の字形と筆使いを 意識して書けましたか。 ● ─平仮名の発生 色いろ は匂 にほ へど  散ち りぬるを 我わ が世 よ 誰たれ ぞ   常つね ならむ 有う 為ゐ の奥 おく 山やま  今けふ 日越 こ えて 浅あさ き夢 ゆめ 見み じ  酔ゑ ひもせず ﹁いろは歌﹂ は、四十七字の仮名を一度ずつ 使ってつくられた、七五調の歌です。    としゆき あきはぎの花さき にけりたかさごの をのへにいまやし かはなくらん ﹃古 こ 今きん 和わ 歌か 集しゅう ﹄巻四の藤 ふじ 原わらの 敏とし 行ゆき の歌

79 日付 署名 宛名 大きめに書く。 末文の後に書くこともある。 本文より少し下げて書く。 切手が右上に なるように使う。 中央に大きく書く。 左に寄せて書くこともある。 後付け 前文 主文 末文 別記 手紙の構成 ︵横書き︶ パソコンなどで手紙を書くときにも、 このような構成にすると読みやすくなります。 細かい内容は,箇か 条 じょう 書が きに すると読み手にわかりやすい。 主文で「下記の要領で」「下記 のとおり」などと触ふ れておき, 手紙の最後に書く。「記」で 始めて「以上」で終わらせる。 ( 澄す み 皆みな 様 さま  忙いそが しい 迷めい 惑 わく ) 封筒(横書き) はがきの表書き P.80-81(資料編) P.93∼(資料編) P.89-92(資料編) P.20-21(1年) P.38(1年)

伝統的な文字文化に親しみ、

文字への興味・関心が

育ちます。

「文化としての『書く』」(年賀状,

書き初め )/「書の名手たち」

(欧陽詢,空海など)

いろは歌

文字の変遷(漢字の成り立ち/主な書体とその発生/文房四宝/進化する筆記具)

♦漢字表

すべての常用漢字を、

      

楷書と行書で示しました。

(

手紙・伝票・のし袋・願書・

掲示物・ノート・原稿用紙︶

89 90 91 92 木 本 林 江 水 天 鳴 紅 甲こう 骨こつ 文ぶん 金きん 文ぶん 小しょう 篆てん 隷れい 書しょ 楷かい 書しょ 草そう 書しょ 行ぎょう 書しょ 片かた 仮か 名な 平ひら 仮が 名な 篆 てん 書 しょ 紙の登場までは, いろいろな素材に 刻んだり書いたり していたんだね。 筆 墨 すみ 紙 硯 すずり 象形 指事 会意 形声 漢字の主な成り立ち  漢字は中国で生まれた文字で す。事物を絵のように写したり、 簡単な符 ふ 号ごう のように記したりす るなかで漢字が成立したと考え られています。そこから長い時 間をかけて次 し 第だい に定着し、より 書きやすく読みやすい書体へと 発展してきました。  日本では、中国から漢字が伝 わってくると、漢字の音 おん を借り て日本語を表記するようになり ました︵万 まん 葉よう 仮が 名な ︶。  そのうちに、漢字を簡略化し た平仮名と、主に漢字の部分を 用いた片仮名という日本独自の 文字が生まれました。   平仮名、片仮名は表音文字で すが、漢字は一文字ごとに意味 を表す表意文字で、その数は約 五万字もあります。 古代中国の殷 いん という国で 使われた、最古の文字。 亀かめ の甲 こう 羅ら や獣 けもの の骨に占 うらな い の内容を記すのに使われ た。 ﹁甲骨文﹂ の﹁文﹂ は文 字の意味。 青銅器などの金属器に鋳 い 込こ まれた文字。 ﹁金文﹂ の ﹁金﹂ は金属器の意味。 ﹁小篆﹂ は、秦 しん の始 し 皇こう 帝てい が 中 国 を 統 一 し た と き︵ 紀 元 前 二 二 一 年 ︶ に 制 定 し た文字。 ﹁隷書﹂ は、能率的に書く ために考案された書体。 篆書の少しあとから使わ れるようになった。 書作品以外ではあまり 使われない書体。速く 書けるが読みにくい。 速書きに適した書体。 読みやすく、書きや すい。 現在の標準的な書体。 日本独自の文字。速書き によって草書の点画をさ らに簡略化してできた。 日本独自の文字。漢字の へんやつくりなどの片方 を用いたり、点画を省略 したりしてできた。 物の形をかたどって、 その物を表す方法。 形をもたない 抽ちゅう 象しょう 的てき な事 こと 柄がら を図形のように表す方法。 象形・指事文字などを 組み合わせてつくる方法。 意味を表す文字と音を表す文字とを 組み合わせてつくる方法。 象形・指事・会意・形声のほかに転 てん 注ちゅう と仮 か 借しゃ という漢字の運用法を合わせて ﹁六 りく 書しょ ﹂といいます。

ぶん

ぼう

ほう 牛の肩けんこう骨こつ 青銅器 石 絹 けん布ぷ(帛はく) 竹 石(写真は,石に刻まれた 文字を拓たく 本 ほん にしたもの) 毛筆の道具は、どのように作られているのでしょうか。 ヤギや馬、タヌキ、イタチ などの動物の毛をそろえて 束ね、竹などでできた筆 ひっ 管かん に差し込 こ んで作ります。 コウゾやミツマタなどの木 の皮を煮 に て水に溶 と かし、す  のこ  をしいた木枠ですき取 り、乾 かわ かして作ります。 固形の墨は、菜種油や松な どを燃やしてできるすす   に、 にかわ    を加えて練り、型で 固めて作ります。 材料となる原石を切り出し、 のみ  で硯の形に彫 ほ り、砥 と 石いし で磨 みが いて仕上げます。 ● │   進化する筆記具 身近な筆記具は、どのように 進化しているのでしょうか。 長時間書いても疲 つか れない 手軽に使える筆ペン れを軽減するために、ペンの重さや軸 長時間の筆記や、強い筆圧での筆記による疲 じく の太さ、 握にぎ る部分の素材などが工夫されています。 筆圧を調節することで、細い線も太い線も書 くことができ、毛筆で書いたような風合いが 出せます。ペン先は、化学繊 せん 維い や、筆の穂 ほ の 形状のスポンジ等でできています。 ミツマタ

(6)

単元名 教材名 ページ 指導 事項 時数 自分の文字や書き方をよりよくするために 2 3 適時 望ましい姿勢と筆記具の持ち方 4 6

第一学年

楷書で書こう

3 1 文字の整え方を確かめよう 8 ア 2 筆使いを確かめよう 9 ア 3 点画の組み立て方を確かめよう 10 11 ア 4 部分の組み立て方を確かめよう 12 13 ア 3 5 学習のまとめ 14 15 ア 筆順の原則と意義 15 漢字のさまざまな書き方・活字と手書き文字 16 17 6 仮名の字形と筆使いを確かめよう 18 21 ア 3 平仮名の発生 20 21 7 文や文章の整え方を確かめよう 22 23 ア 8 学習のまとめ 24 25 ア 1 横書きの行のそろえ方・数字とアルファベットの書き方 25

生活に生かそう

  行事の目標を書こう 26 27 ア 1 新しい書体との出会い 28 29

行書で書こう

1 1 行書の特徴を見つけよう 30 31 イ 行書のいろいろな書き方 31 2 連続・丸みを確かめながら書こう 32 35 イ 2 3 点画の変化を確かめながら書こう 36 37 イ 2 4 学習のまとめ 38 イ 1 文化としての﹁書く﹂︱ 年賀状と書き初め 39

生活に生かそう

  本を紹介しよう 40 41 アイ 1 書いたもので交流しよう 42 書き初め 85 88 アイ 2

第二学年

平成

28

年度版

三省堂﹃現代の書写

一・二・三﹄学習内容一覧

■=書く活動の字形例

□=書く活動の例

=国語科と関連した指導が可能な教材

■ ■ ■ ★ ■ ■ ■ □ ■ ★ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □ ★ 本のポップ 主な毛筆・ 硬筆教材

行書を使いこなそう

3 1 行書の特徴と筆使いを確かめよう 44 47 ア 2 省略・筆順の変化を確かめながら書こう 48 49 ア 2 3 学習のまとめ 50 51 ア 1 4 行書に調和する仮名の特徴を見つけよう 52 55 ア 3 5 文や文章の整え方を確かめよう 56 57 ア 2 6 学習のまとめ 58 59 ア 1 文章全体を速く書くために 59

生活に生かそう

  手紙を書こう 60 61 ア 2

書体を使い分けよう

2 1 生活の場面と書体について考えよう 62 64 イ 2 学習のまとめ 65 イ

生活に生かそう

  座右の銘を書こう 66 67 アイ 2 発展   書の名手たち 68 書き初め 109 112 アイ 2

第三学年

効果的に書こう

4 1 身のまわりの文字の工夫を見つけよう 70 71 ア 2 学習のまとめ 72 73 ア

10

生活に生かそう

  卒業記念冊子を作ろう 74 75 ア 3 三年間で学んだ書写技能 76 書き初め 113 116 ア 3

資料編

日常の書式

1 便箋と封筒の書き方・時候の挨拶など 78 81 適時 2 荷物の送り状・のし袋・願書の書き方 82 3 掲示物の書き方 83 4 ノート・原稿用紙の書き方 84

文字の変遷・文房四宝

89 92

楷書・行書一覧表

1 小学校で学習した漢字 93 100 2 中学校で学習する漢字 100 108 自分の文字 巻末 □ ■ ★ ﹁小さな手袋﹂ 内海隆一郎 □ ■ □ □ ★ 職場体験学習のお礼状 「人間は他の星に住むことができるのか」渡部潤一 ■ ■ ★ □ ■ ★

(7)

次の画へ向けて 筆を運ぶ。 速度を落として 方向を変える。 いったん止めて 折り返す。

すべての生徒にとって学びやすいように、

ユニバーサルデザインに取り組んでいます。

1

拡大教科書3

特別支援教育2

見え方の差が少ない青を採用しました。

マーク類には、色覚タイプによる

弱視の生徒たちの学習上の負担を減らすために、

文字の大きさや書体、絵・写真などに配慮した、

よりよい拡大教科書を作成します。

●文字による説明だけでなく、

●マーク類は、意味によって形を変える。

工夫しました。

直観的に学びの要点を捉えられるよう、

わかりやすい図を示す。

P.33

護、資

め、

原料や製法に配慮した、環境に

やさしい紙と植物油インキを使

用しています。

日付     月     日︵    ︶ 名前︵         ︶ 確かめ合おう 観 点 評価シート 自由記述欄 筆脈の連続・直接連続 ☆ の観点に注意しながら、自分の文字を評価しよう。  例を参考にしながら、◎ ○ △を の欄に書きこもう。 点画が連続する ︽筆脈の連続︾ ︵例︶ ◎        △ ︽直接連続︾ ◎        △ ☆毛筆﹁元気﹂も、同じ観点で評価しよう。 ◎ ◎ ︵例︶ ﹁元﹂ ﹁気﹂ △ △ 評 価 次の画への方向に 注意しよう。 連続線がはっきりしすぎる。 強弱をつけよう。 折れの角度や方向に注意しよう。 ← → → ← ← ← 評 価 評 価 評 価 四 漢字を速く書こう︵行書︶ 教科書 ページ 17 ③行書の特徴を確かめながら書こう 点画が連続する︵筆脈の連続・直接連続︶ 日付     月     日︵    ︶ 名前︵         ︶ ワークシート 気づきを生かして書こう ◆筆脈の連続◆ ◆直接連続◆ ☆フェルトペンで、次の﹁元気﹂をなぞってみよう。 ︵筆ペンを使ってもよい︶ ☆鉛筆で﹁元気﹂を書いてみよう。 四 漢字を速く書こう︵行書︶ 教科書 ページ 17 ③行書の特徴を確かめながら書こう 点画が連続する︵筆脈の連続・直接連続︶ 13

学習指導書

指導者用

デジタルテキスト

指導と学習を的確にサポートします。

指導者用資料類

1

2

授業で役立つ資料類

●学習指導書

●年間指導・評価計画案

●毛筆原寸大字形例・ワークシート

●硬筆ワークシート

●振り返りシート

●補充用字形例集(毛筆・硬筆)

●教科書をそのまま再現!

●簡単に紙面拡大!

●動画も豊富に収録!

※デジタルテキストは現在企画 中のため,機能や画面デザイ ン等は製品版と異なることが あります。また,動画イメージ は現行版のものです。 ※学習指導書は現在企画中のため,イメージは現行版のものです。

ほね字

振り返りシート

硬筆ワークシート

かご字

「気」の練習シート

原寸大字形例

補充用字形例

(8)

観点 内容の特色 具体例 構 成 ・ 配 列 ・ 分 量 見通しと振り返りにより 学びを深める構成と なっている。 3年間を1冊に 3学年分の教材を1冊にまとめてあり,3年間の学びを見通した学習ができるとともに,前学 年までの学習も含めて随時振り返ることができる。 p.( i ) 反復から活用へ 各学年に適宜「学習のまとめ」「生活に生かそう」という教材を配し,学習した内容の反復に よる定着と,学習場面・社会生活への活用が確かなものとなるよう配慮している。 第1学年 p.14,24,26,38,40 (他学年も同様) 学習のねらいの明確化 生徒が目標を意識して学べるよう,単元名,教材名,「目標」「振り返ろう」に学習のねらい を明示している。 第一単元 p.8,10,11 他 (他単元も同様) 発達段階に即して 配列している。 1事項1単元 学習指導要領の5つの指導事項に対してそれぞれ1単元を設定し,発達段階に即して系統的 に学習できるようにしている。また,各単元の後には「生活に生かそう」があり,学習した内 容を学習場面・社会生活で活用できるようにしている。 全体 教材の分量・程度は 適切である。 毛筆字形例,硬筆字形例 ●学習指導要領に示された指導事項を過不足なく扱っており,また,生徒にとって過度な 負担とならない分量になっている。 ●書風は,中学生の発達段階に配慮し,国語科書写の学習のポイントを押さえやすいもの となっている。 全体 コラム,補充的な字形例,資料編 ●コラムや補充的な字形例が適宜配されており,教室の実情に合わせて,再確認やさらな る向上を目指した指導ができる。 ●巻末に資料編があり,学習場面・社会生活での書字をサポートする例を豊富に示している。 (手紙,伝票,願書,のし袋,ノート,原稿用紙の書き方,常用漢字表など) p.15,16,17,20, 25,31,39,42, 59,68,75,76, p.78 以降 内 容 基礎基本を確実に 習得できる。 ●教科書巻頭の教材は,「自分がふだん書いている文字をよくしていく」「相手・目的意識 をもって書く」など,書写学習の基本的な意義を生徒に理解させる内容となっている。 ●正しく整った読みやすい文字を速く書くための技能を,その基礎基本を捉えて学ぶこと で,他の文字にも応用できる力がつくよう工夫している。 ●教材は,生徒への問いかけから始まっており,自身の知識や経験をもとに考えて主体的 に学習できるよう工夫している。 ●硬筆書き込み欄を豊富に配し,自主的な学びを促すつくりになっている。 p.2,10,12,14, 18,20,22,24 他 硬筆と毛筆を有機的に 連携させている。 ●学習指導要領の毛筆指導の趣旨(硬筆による書写の能力の基礎を養う)を踏まえ,毛筆 で書いて確かめた内容を硬筆で繰り返し書いて定着させるつくりとなっている。 p.33,36,38 他 楷書から行書への移行が スムーズである。 ●楷書から行書への移行期には,硬筆行書の詩を味わう素材を提示し,行書を日常的な 書体として捉え,興味関心をもって行書学習をスタートさせられるよう工夫している。 p.28 書写をコミュニケーション の立場で捉える教材が ある。 ●相手や目的を考えて書くことを学ぶ教材を提示している。 ●他教科や学校行事,生徒の身のまわりにある言葉などを題材とした言語活動や課題が配 されており,学習した内容を学習場面・社会生活に生かすことができる。 p.26,40,60, 62,65,66,70, 72,74 伝統的な言語文化に 触れる教材がある。 ●古典文学や古典書作品,文房四宝の製法などの工芸も取り上げ,伝統文化に触れられる よう配慮している。また,「書き初め」「年賀状」を日本の文化として捉えた教材がある。 p.39,68,85,89, 109,113 体 裁 ・ 造 本 すべての生徒にとって 学びやすい体裁である。 ●カラーユニバーサルデザインの専門家による校閲を受けて,すべての生徒にとって学びや すいよう色使いに配慮している。 全体 ●特別支援教育の専門家による校閲を受けて,すべての生徒にとって学びやすいよう,学 習の要点がひと目でわかるレイアウト,読みやすい文体や改行などの工夫をしている。 全体 ●「目標」「考えよう・話し合おう」「書いて確かめよう」「振り返ろう」をマークとして配し, また,考える時間と書く時間を紙面の背景色で分けることで,すべての生徒にとって学び のプロセスが直観的に捉えられるよう工夫している。 全体 ●毛筆字形例を左ページに配置しており,造本は中綴じである。毛筆で書くとき,教科書 を折って机の左端に置いてもページが浮かないように配慮している。 全体 ●文字の解説図版は,朱墨を使った2色使いや,筆の移動を示すマークなど,わかりやす いよう工夫している。 全体 印刷が鮮明である。 ●文字・図・写真などの印刷が鮮明でわかりやすい。 ●紙面は落ち着いた色合いを基調にしており,学びに集中しやすい。 全体 硬筆での書き込みに 対応した用紙である。 ●学習の利便性に配慮し,書き込み欄を豊富に配置している。用紙は,硬筆で書く,消す といった使用に対応できる紙質のものを採用している。 全体 堅牢な造本である。 ●針金で3箇所を綴じる造本で,長期の使用に耐えるよう配慮している。 ●針金綴じでの堅牢性に配慮したページ数となっている。 ●表紙はビニール加工を施し,墨を使っても汚れにくいよう配慮している。 全体 環境に配慮した造本 である。 ●環境にやさしい用紙と植物油インキを用いている。 全体 観点 内容の特色/具体例 教 育 基 本 法 ・ 学 校 教 育 法 へ の 対 応 ⃝教育基本法第二条一∼五号に示 された教育の目標に配慮して編 集されている。 一  幅 広い知識と教 養を身に付 け, 真 理を求める態 度を養い, 豊かな情操と道徳心を培うとと もに,健やかな身体を養うこと。 ●知識と教養・真理を求める態度を育む教材がある。(例 「活字と手書き文字」(p.17),「平仮名 の発生」(p.20),漢字表 (p.93),「自分の文字」( 巻末 )) ※漢字表は,小学校配当漢字を含 むすべての常用漢字を楷書と行書で掲載し,小学校で学習した漢字の定着に配慮している。 ●豊かな情操・道徳心を育む毛筆硬筆字形例がある。(例 「夏めく空」(p.23),「おはよう」「あり がとう」(p.19),「友達の輪を広げる」(p.22),「みんなで声を出し合う」(p.26)) ●健やかな身体の育成に配慮している。(例 文字を書くときの姿勢・執筆の丁寧な図解 (p.4-6), 球技大会 (p.26),マラソン (p.71) を題材にした例示) 二 個人の価値を尊重して,その 能力を伸ばし,創造性を培い, 自主及び自律の精神を養うととも に,職業及び生活との関連を重 視し,勤労を重んずる態度を養う こと。 ●自分の言葉で書く活動があり,自主自律の精神の涵養を促している。(例 「生活に生かそう」 (p.26,40,60,66,74)) ●勤労を重んずる態度を育む教材がある。(例  職場体験学習のお礼状 (p.60),文房四宝をつくる 人々の紹介 (p.92)) 三 正義と責任,男女の平等,自 他の敬愛と協力を重んずるととも に,公共の精神に基づき,主体 的に社会の形成に参画し,その 発展に寄与する態度を養うこと。 ●正義や敬愛について考えを促す教材がある。(例 やなせたかし氏の正義についての言葉 (p.56), 「敬意をみんなに。」(p.66)) ●協力の態度を養うことができる教材をそろえている。(例 「考えよう・話し合おう」(p.8,10,12 ほ か多数 ),書いたものを教室で交流する教材 (p.42)) 四 生命を尊び,自然を大切にし, 環境の保全に寄与する態度を養 うこと。 ●生命・自然・環境を尊重する態度を養うことばを字形例に用いている。(例 「輝く生命」(p.85 書き初め ),「たった一秒生きるためにいつだって命がけ」といった文言を含む詩 (p.28),「自然を 楽しむ」(p.57),環境保全ポスター (p.71)) 五 伝統と文化を尊重し,それら をはぐくんできた我が国と郷土を 愛するとともに,他国を尊重し, 国際社会の平和と発展に寄与す る態度を養うこと。 ●我が国固有の文字である平仮名の成り立ちや (p.20),年賀状や書き初めといった書く習わし (p.39) を丁寧に扱っている。 ●書字文化の伝統を丁寧に扱っている。(例 「文字の変遷」(p.89),「書の名手たち」(p.68))  ●他国への興味関心や平和を願う態度を育む素材を扱っている。(例 「平和の鐘」(p.112 書き初め), 他国の IT 実業家の手書き文字のエピソード ( 巻末 ),帰国子女のものの見方を示したメモ (p.71)) ⃝読書活動の促進に配慮して編集 されている。 ●読書活動を促進する教材がある。(例 「本を紹介しよう」(p.40),読書をテーマにしたディスカッ ションのメモ (p.65),本のしおり (p.66) などの例示) 学 習 指 導 要 領 の 趣 旨 へ の 対 応  ⃝国語科をはじめとする各教科等 の学習場面や社会生活における 言語活動に役立つ。 ●巻頭教材で,書写の学習が学習場面・社会生活に役立つよう,学んだことを自分のふだんの文字 に取り入れることの大切さや,相手や目的・場面を考えて書くことの大切さを示している。(「自分 の文字や書き方をよりよくするために」(p.2-3)) ● 他 教科の内容や学 校行事などを題材にした字形例や言語活動を扱っている。(例 国語科 (p.40,52,59,64,65,84),理科 (p.25),社会科 (p.84),全教科 (p.38),球技大会 (p.26),職 場体験学習 (p.60,62),合唱コンクール (p.72),卒業記念冊子 (p.74)) ●手紙の書き方について,便箋・封筒の縦書きと横書き,葉書,時候の挨拶の文例などを閲覧しや すいようにまとめて掲載しており,社会生活で役に立つよう工夫している。(p.78,80) ⃝我が国の伝統的な文字文化やこ れからの社会に役立つ様々な文 字文化に関する認識及びそれら に親しむ態度を育成する。 ●巻頭教材で,日常的な文字(黒板にチョークで書かれた文字,生徒が書いた文字)やさまざまな 書字場面を示し,また,活字と手書き文字の違いも見比べられる形で示しており,身のまわりの 文字や効果的な書き方への意識をもって書写の学習に臨めるよう工夫している。(「自分の文字や 書き方をよりよくするために」(p.2-3))  ●身のまわりから文字を見つけてくる活動が設定されている。(例 「書体を使い分けよう」(p.62),「効 果的に書こう」(p.70))  ●身のまわりの文字から学んだ工夫を生かして,実際に効果を考えてポスターを書く活動が設定さ れている。(例 「効果的に書こう−学習のまとめ」(p.72))  ●電子機器を使って書くことについても例示し,現代の文字文化の認識を育成するよう配慮している。 (例 電子メールの例 (p.71),パソコンを使った文書の例 (p.73)) ⃝小学校書写の学びを振り返る教 材を提示している。 ●文字を書くときの姿勢・執筆の基礎基本を,写真と解説で丁寧に示している。(例 姿勢と構え方, 大筆小筆の持ち方,鉛筆の持ち方,用具の置き方,片づけ方など (p.4-6))  ●9つの基本点画の筆使いを,朱墨を使った図を用いて丁寧に示している。(例 「筆使いを確かめ よう」(p.9))  ●小学校で学習した漢字を例に,気をつけたい筆順の漢字を筆順数字を付けて示している。(例  「筆順の原則と意義」(p.15)) ⃝高等学校芸術科書道への発展性 を見通した教材を提示している。 ●発展教材として欧陽詢や空海,小野道風の作品を掲載している。(「書の名手たち」(p.68))  ●連綿の理解への布石となるコラムを扱っている。(「文章全体を速く書くために」(p.59))  ●仮名文字の背景に料紙を使っている。(いろは歌 (p.20)) ★学習指導要領の各事項との対照表は p.10-11 にあります。

平成28年度版『現代の書写 一・二・三』 検討の観点と内容の特色

参照

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