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歯周病に対する意識

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Academic year: 2021

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News Release

2008年7月31日 サンスター株式会社

「歯周病」の認知、20 年前の 9%から 99%まで向上するも、

「糖尿病との関わり」への理解は 2 割に留まる

〜サンスターG・U・M 発売 20 年を機に、35 歳〜59 歳の「歯周病」意識調査〜

サンスター株式会社(本社:大阪府高槻市、代表取締役社長 濱田和生)では、「G・U・M」シ リーズが、今年発売20 年を迎えるにあたり、35 歳から 59 歳の男女 932 人を対象に歯周病に関する 意識調査(インターネットリサーチ)を実施しました。 発売当初の1987 年に実施した自社調査(対象:35〜59 歳の男性)と比較すると、歯周病の認知は この20 年間で 9%から 99%と飛躍的に向上したものの、近年明らかになった「全身病との関わり」 は、「糖尿病」(19.7%)、「心疾患・脳卒中」(15.4%)、早産と肺炎との関わりについては 1 割未満に しか理解されていないことがわかりました。また、歯周病と自覚しているのは44%で、成人のおよそ 8 割が歯周病であるという実態データ※1と比べて、実際に歯周病と自覚する人の割合は低く、いわゆる 「サイレント・ディジーズ(静かなる病気)」の特徴が調査結果にも現れています。一方、歯の健康へ の自信は28%(男性)と、1987 年の 33%と比べて、5 ポイントも低い結果となりました。これは、 歯の健康状態が、喪失歯本数の実態調査数値※2からみても、改善されているにも関わらず、不安感が 大きくなっているという、意外な結果をもたらしました。 「G・U・M」シリーズは、1980 年代後半に、当社とニューヨーク州立大学バッファロー校との 共同研究成果を受け、従来は「対処療法」が中心であった中で、「原因療法」こそが、歯周病の予防に 効果的であるという考え方のもとで開発された製品です。 当社はオーラルケアを口腔内に留まらず全身との関わりの中で捉え、全身疾患との関連性の解明や 対策、それらの普及を目指した研究・商品開発、そして教育・啓発活動に取り組んでいます。今春か らは、歯科医師と医師および栄養士、看護士等に向けた教育プログラムをハーバード大学医学部附属 ジョスリン糖尿病センターと共同して進めております。 ※1 厚生労働省、歯科疾患実態調査(平成17 年) ※2 6.9 本(昭和 62 年)から 1.7 本(平成 17 年)、同上

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〒569-1195 大阪府高槻市朝日町3-1 TEL 072-682-6212 FAX 072-682-7917 サンスター株式会社 広報室 この件に関するお問い合わせ先

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35 歳〜59 歳の「歯周病」意識調査 資料

歯周病に対する知識

■全体では 99.4%が「歯周病」を認知―ほぼ全員が「歯周病」を認識 歯周病について、「大体の内容は知っている」(61.8%)と「名称は聞いたことがある」(37.6%)を 合わせると99.4%となり、今日ではほぼ全員が「歯周病」について何らかの認識を持っている。1987 年には91.0%の人が歯周病を「知らない」と答えているのに比べ、この 20 年間で歯周病の認知度は 大きく前進した。 61.8 57.7 65.9 37.6 41.2 33.9 1.1 0.2 0.6 大体の内容は知っている 名称は聞いたことがある 知らない n= (%) 知っている合計 全体 (932) 99.4 男性 (466) 98.9 女性 (466) 99.8 n= (%) 知っている合計 87年調査 (300) 91.0 9.0 1.7 7.3 ※男性のみ ■歯周病とはどんな病気?ー症状や原因は 6〜7 割が理解。全身病との関わりは 2 割どまり 歯周病は「歯を支えている組織の病気」(75.4%)や「原因は菌であり、原因菌を殺菌することが 予防になる」(63.6%)など、歯周病の基本的な理解はなされているものの、近年明らかにされている 全身病との関わりについては、「糖尿病」(19.7%)、「心疾患・脳卒中」(15.4%)が 2 割未満、早産と 肺炎との関わりについては1 割未満にしか理解されていない。

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% n=926 「 歯 周 病」 は、 歯 を 支 え て い る 組 織 の 病 気 「 歯 周 病」 は、 歯 が 抜 け る 原 因 と な る 病 気 「 歯 周 病」 の 原 因 は 菌 で あ り、 原 因 菌 を 殺 菌 す る こ と が 予 防 に な る 「 歯 周 病」 で 骨 が 破 壊 さ れ る こ と が あ る 「 歯 周 病」 は、 糖 尿 病 と 関 係 が あ る 「 歯 周 病」 は、 心 疾 患 ・ 脳 卒 中 と 関 係 が あ る 「 歯 周 病」 は、 早 産 と 関 係 が あ る 「 歯 周 病」 は、 肺 炎 と 関 係 が あ る そ の 他 ど れ も 知 ら な かっ た 19.7 15.4 4.2 6.8 0.4 4.5 75.4 75.3 63.6 36.2 0 20 40 60 80 100 ※歯周病認知者が回答

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■歯周病の自覚は 43.9% 医師から歯周病との診断を受けた人は 1 割強、診断はされていないが自分で歯周病だと思う人は 33.2%で、自覚者の合計は 43.9%だった。成人のおそよ 8 割が歯周病であるという実態データを考え 合わせると、自覚する人の割合は非常に低い。「サイレント・ディジーズ(静かなる病気)」と呼ばれ る歯周病の特徴が出ている。 「そう思う」合計 33.2% % 11.5 5.9 10.7 5.9 27.3 38.7 0 20 40 60 80 100 医 師 か ら 歯 周 病 と 診 断 さ れ た 非 常 に そ う 思 う ・ 歯 周 病 と 診 断 は さ れ て い な い ・ ま あ そ う 思 う ・ 歯 周 病 と 診 断 は さ れ て い な い ・ あ ま り そ う 思 わ な い 全 く そ う 思 わ な い わ か ら な い n=932 ■歯周病は「ある程度の年齢になれば、やむを得ない」―男性、33.6%、「自分の努力次第で予防できる」 -女性、72.6% 将来、自分が歯周病になる可能性について、男性は「ある程度の年齢になれば、やむを得ない」と 33.6%が考え、「自分の努力次第で歯周病にはならないと思い、実際に気をつけている」人は約半数 (55.3%)だった。一方、女性は、「やむを得ない」と思う人はわずか21.1%で、72.6%が「自分の努 力次第」だと考えている。

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% 0 20 40 60 80 n= あ る 程 度 の 年 齢 に な れ ば ・ 歯 周 病 に な ・ て し ま う の は ・ や む を 得 な い と 思 ・ て い る 自 分 の 努 力 次 第 で 歯 周 病 に は な ら な い と 思 い ・ 実 際 に 気 を つ け て い る 自 分 は 歯 周 病 に は な ら な い と 思 ・ て い る そ の 他 全体 (523) 27.2 64.2 6.7 1.9 男性 (253) 33.6 55.3 9.1 2.0 女性 (270) 21.1 72.6 4.4 1.9 ※歯周病だと思わない人が回答

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■歯周病の予防意識と理解度に相関関係 歯周病になる可能性を「自分の努力次第で予防できる」と考える人ほど、歯周病について理解度が 深い傾向が見られる。全体で最も認知度の高かった「歯周病は歯を支えている組織の病気」の項目で 比較しても、「自分の努力次第」と考える人は76.9%、「やむを得ない」と考える人は 65.7%、「自分 は歯周病にはならない」と思っている人では、半分に満たない45.5%だった。まずは病気について知 ることが予防意識をもつ第一歩といえる。 % ※歯周病だと思わない人の回答と歯周病認知者の回答をクロス 0 20 40 60 80 100 % n= ・ 歯 周 病 ・ は ・ 歯 を 支 え て い る 組 織 の 病 気 ・ 歯 周 病 ・ は ・ 歯 が 抜 け る 原 因 と な る 病 気 ・ 歯 周 病 ・ の 原 因 は 菌 で あ り ・ 原 因 菌 を 殺 菌 す る こ と が 予 防 に な る ・ 歯 周 病 ・ で 骨 が 破 壊 さ れ る こ と が あ る ・ 歯 周 病 ・ は ・ 糖 尿 病 と 関 係 が あ る ・ 歯 周 病 ・ は ・ 心 疾 患 ・ 脳 卒 中 と 関 係 が あ る ・ 歯 周 病 ・ は ・ 早 産 と 関 係 が あ る ・ 歯 周 病 ・ は ・ 肺 炎 と 関 係 が あ る そ の 他 ど れ も 知 ら な か ・ た 自分の努力次第で歯周病にはならないと思い、 実際に気をつけている (334) 76.9 77.8 64.4 38.3 19.2 13.8 3.9 8.4 0.6 2.4 ある程度の年齢になれば、歯周病になってしまうのは、 やむを得ないと思っている (140) 65.7 63.6 47.9 12.1 13.6 7.9 2.9 3.6 0.0 10.7 自分は歯周病にはならないと思っている (33) 45.5 45.5 36.4 12.1 6.1 3.0 3.0 3.0 0.0 21.2 その他 (10) 60.0 90.0 40.0 20.0 0.0 10.0 0.0 10.0 0.0 10.0 n=517

歯の健康とケア

歯周病予防に対する意識は、男性より女性の方が上回っていたが、実際のケア実施率についても全 体的に女性の方が高い傾向にある。 ■1 日の平均歯みがき回数は、男性が 1.8 回、女性は 2.3 回※ 男女とも半数が1 日に 2 回歯みがきをしている。それに次いで、女性では 4 割(38.0%)が 3 回以上 歯みがきをしているのに対し、男性は34.3%が 1 日 1 回と答えている。男性は 87 年調査と比べても、 1 回だけの人が 5%減り、3 回以上の割合が若干増えている程度である。 ※ 5 回以上の場合は 5 回として計算した。

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n=932 0 20 40 60 80 100 % 87 年 調 査 1 回 2 回 3 回 4 回 39.3 51.7 8.0 1.0 0 20 40 60 80 100%

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1 回 2 回 3 回 4 回 5 回 以 上 歯 み が き は し て い な い 全体 22.5 51.7 22.3 1.9 1.2 0.3 男性 34.3 52.4 11.2 1.1 0.6 0.4 女性 10.7 51.1 33.5 2.8 1.7 0.2 n=300 男性のみ ■歯みがきをするのは、寝る前と朝食後と・・・男性は起床時、女性は昼食後 歯みがきをする時間帯は、就寝前が最も多く(70.2%)、朝食直後(57.4%)がこれに続く。男性で は次いで起床時(40.7%)の回答が多いが、女性は、昼食直後(37.0%)が多かった。特に有職女性 では56.3%と非常に高い。一方、男性の昼食後に歯みがきをする割合は 13.4%と低かった。87 年調 査で最も多かったのは「起床時」であり、生活の中での歯みがきシーンに変化が見られる。 歯みがき率は非常に高い 昼 食 直 後 有 職 男 性 有 職 女 性 専 業 主 婦 パ ・ ト ・ ア ル バ イ ト 31.0 31.7 56.3 13.4 0 20 40 60 80 100 z % 有職女性の昼食後の 就 寝 前 朝 食 直 後 起 床 時 昼 食 直 後 夕 食 直 後 午 前 中 間 食 の 後 午 後 煙 草 を 吸 ・ た 後 そ の 他 全体 70.2 57.4 33.8 25.2 15.8 3.1 2.9 2.5 0.2 1.2 男性 63.8 49.1 40.7 13.4 12.9 1.5 1.1 1.1 0.0 0.6 女性 76.6 65.6 26.9 37.0 18.7 4.7 4.7 3.9 0.4 1.7 n=932 % 0 20 40 60 80 100 56.3 39.7 58.7 7.3 7.7 0 20 40 60 80 100 z 87 年 調 査 就 寝 前 朝 食 直 後 起 床 時 昼 食 直 後 夕 食 直 後 n=300 男性のみ ■お口のケアに、男性はガム(21.9%)、女性は歯科健診(34.8%) お口の健康のための取り組みは、歯みがき以外に、デンタルフロスや歯間ブラシが 40.9%(男性 28.1%、女性 53.6%)、マウスウォッシュやデンタルリンスが 32.1%(男性 24.9%、女性 39.3%)と

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使用率を伸ばしてきている。使用率はどちらも女性の方が高い。これらに次いで、男性は上位2 項目 と大差のない割合で「ガムを噛む」(21.9%)ことをあげているのに対し、女性は「歯の健診や歯石 除去のために定期的に歯科に通っている」(34.8%)と答えており、男女間で口の健康維持に対する姿 勢に違いが見られた。 n=932 歯 み が き を す る デ ン タ ル フ ロ ス や 歯 間 ブ ラ シ を 使 う マ ウ ス ウ 棈 兊 シ 奛 や デ ン タ ル リ ン ス を 使 う 歯 の 健 診 や 歯 石 除 去 の た め に 定 期 的 に 歯 科 に 通 ・ て い る よ く 噛 ん で 食 べ る よ う に し て い る ガ ム を 噛 む よ う に し て い る 固 い 物 を 食 べ る よ う に し て い る フ 兊 素 を 塗 付 す る そ の 他 特 に な い 全体 97.9 40.9 32.1 27.9 24.9 20.8 9.7 2.8 1.6 1.4 男性 97.2 28.1 24.9 21.0 19.7 21.9 8.4 2.1 1.7 1.7 女性 98.5 53.6 39.3 34.8 30.0 19.7 10.9 3.4 1.5 1.1 % 0 20 40 60 80 100 ■失った歯の平均本数は 1.7 本、50 代では 2.7 本 すでに抜けてなくなった歯の本数は、全体平均で1.7 本。年代別に見ると、30 代が 1.0 本、40 代が 1.2 本、50 代が 2.7 本と年代が上がるほど増えている。87 年調査と比べると、男性の平均失歯本数は 2.9 本から 2.0 本へと減少しており、歯の維持状況は改善している。

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本 1.74 0.96 1.21 2.65 1.98 1.50 0 1 2 3 4 5 6 全体 30代 40代 50代 男性 女性 n=932 2.9 0 0 1 2 3 4 5 6 87年調査 n=300 男性のみ

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■歯の健康、自信ありは 4 人に 1 人 自分の歯の健康状態に自信がある人は、全体の1/4(25.1%)に留まる。男性 27.5%、女性 22.7% で、歯のケアに対する意識が高く、実際のケア実施率も高かった女性の方が自信はないという結果。 また、87 年調査と比較しても自信のある人は減っている。(32.7%) 自信がある 自信がない % (932) (466) (466) 全体 男性 女性 25.1 27.5 22.7 74.9 72.5 77.3 n = (300) 87年調査 32.7 67.3 ※男性のみ 調査時期:1987 年 2 月 12 日から 23 日 サンプル数:東京150 人、大阪150 人 合計 300 人 調査方法:留置 調査対象:東京大阪の上場企業に勤務する35〜59 歳の男性 《比較データ:「働きざかりからの歯と健康調査」(サンスター実施)》 調査実施機関:株式会社マクロミル 調査方法:インターネットリサーチ 調査時期:2008 年 6 月 30 日から 7 月 1 日 調査地域:東京・大阪 有効回答数:932 人 パート・アルバイト、専業主婦 調査対象:35〜59 歳の男女、男性は有職者(会社員、公務員)、女性は有職者(会社員、公務員)と 《調査概要》

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参照

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