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YS1350手動設定器、YS1360手動操作器オペレーションガイド

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User's

Manual

YS1350 手動設定器

YS1360 手動操作器

オペレーションガイド

IM 01B08E02-01JA

4 版

IM 01B08E02-01JA

機能拡充

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製品登録のお願い

今後の新製品情報を確実にお届けさせていただくために、お客様にユーザー登録

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目次

はじめに...3 ご注意...3 商標...3 認定代理人...3 履歴...3 本機器を安全にご使用いただくために...3 本体の取り扱い上の注意...4 梱包内容の確認...5 このマニュアルで使用している記号...6 電子マニュアルについて...6 機能の紹介 ...7 各部の名称 ...8 フロントパネル部の名称...8 フロントパネルのスイングアップとスイングダウン...8 スイングアップ内部パネルの名称...9 YS1350/YS1360 使用手順 ...10 基本操作 ...11 画面展開オーバービューと操作キー... 11 文字の入力方法... 14 定常運転(オペレーション画面)の監視・操作 ...16 ループ画面を監視・操作する... 16 メータ画面を監視・操作する... 18 トレンド画面を監視・操作する... 20 アラーム画面を監視・操作する... 22 運転モードを切り替える... 23 チューニング画面の操作 ...24 SV1(設定値 1)を設定する.(YS1350)... 24 チューニング画面表示中にオペレーション画面を表示させる... 25 MV 操作出力の上下限値を設定する.(YS1360)... 26 警報を設定する... 27 入出力データを確認する... 29 エンジニアリング画面の操作 ...30 測定値のスケール、小数点位置を設定する... 30 設置・配線 ...32 設置場所... 32 設置方法... 33 外形寸法/パネルカット寸法... 34 配線する... 35 配線上の注意... 35 YS1350 端子図... 36 YS1360 端子図... 38 伝送器供給電源の配線... 40 ディジタル入力/出力、FAIL 出力の配線... 40 直入力の配線(付加仕様 /A0 □)... 41 シリアル通信インタフェースの配線(付加仕様 /A31)... 42 分散制御システム(DCS-LCS)通信の配線(付加仕様 /A32)... 43

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2 IM 01B08E02-01JA Ethernet 通信インタフェースの配線(付加仕様 /A34)... 43 電源、接地の配線... 44 端子カバーを取り付ける... 44 トラブルシューティング ...45 ALM ランプ、FAIL ランプ点灯時の対処方法... 45 機器異常時のバックアップ操作... 49 停電復帰処理... 49 パラメータ一覧 ...50 <チューニングパラメータ>... 51 <エンジニアリングパラメータ>... 52 目次 以下は関連マニュアルです。 YS1350 手動設定器/ YS1360 手動操作器. ユーザーズマニュアル . 第 1 章 入出力機能と補助機能 . 第 2 章 表示機能/セキュリティ機能 . 第 3 章 直入力(温度/抵抗/周波数)の調整 . 第 4 章 停電復帰処理 . 第 5 章 保守 . 第 6 章 仕様 YSS1000 設定ソフトウェア/ YS1700 プログラマブル機能. ユーザーズマニュアル . 第 1 章 概要 . 第 2 章 YSS1000 操作ガイド . 第 3 章 ユーザプログラム作成ガイド . 第 4 章 演算・制御プログラムの動作 . 第 5 章 制御モジュールの基本的な使い方 . 第 6 章 制御モジュールの応用的な使い方 . 第 7 章 演算モジュール(命令)の動作と応用 . 第 8 章 機器間通信を使う . 第 9 章 保守 . 第 10 章 サンプルプログラム . 第 11 章 ワークシート/プログラムシート . 第 12 章 テキストプログラム命令一覧 YS1000 シリーズ通信インタフェース. ユーザーズマニュアル . 第 1 章 概要 . 第 2 章 通信機能の設定 . 第 3 章 RS-485 通信の解説(付加仕様 /A31)

. 第 4 章 Ethernet 通信(Modbus/TCP)の解説(付加仕様 /A34) . 第 5 章 DCS-LCS 通信の解説(付加仕様 /A32) . 第 6 章 YS1500/YS1700 の D レジスタの機能と用途 . 第 7 章 YS1310/YS1350/YS1360 の D レジスタの機能と用途 . 付録  アスキー(ASCII)コード表 YS1000 シリーズ リプレースマニュアル . 第 1 章 概要 . 第 2 章 YS100 互換形リプレース . 第 3 章 .YS80 内 器 互 換 形 / EBS、I、EK、HOMAC 互 換 形. リプレース . 第 4 章 .YS80 互換形リプレース . 第 5 章 100 ライン互換形リプレース

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4th Edition : Mar. 2018 YK

All Rights Reserved Copyright © 2014 Yokogawa Electric Corporation

はじめに このたびは、シングルループコントローラ YS1000 シリーズ(以下 「YS1000」と呼びます)をお買い上げいただきましてありがとうござ います。 このマニュアルは、YS1350 および YS1360 の基本的な機能と操作方 法について説明したものです。ご使用前にこのマニュアルをよくお 読みいただき、正しくお使いください。 なお、YS1350 および YS1360 のマニュアルとして、次の 5 つがあり ます。 ●.紙マニュアル マニュアル名 マニュアル No. YS1350/YS1360.オペレーションガイド IM.01B08E02-01JA 基本的な操作方法について説明しています。 本書です。 YS1000 シリーズご使用上の注意 (マニュアル指定なしのときに製品添付) IM.01B08B02-91JA ●.電子マニュアル マニュアル名 マニュアル No. YS1350/YS1360.オペレーションガイド IM.01B08E02-01JA 紙マニュアルと同じものです。 YS1350/YS1360.ユーザーズマニュアル IM.01B08E02-02JA 詳細機能、設定項目について説明しています。通信機能は除きます。 YS1000 シリーズ通信インタフェースユーザー ズマニュアル IM.01B08J02-01JA イーサネット、シリアル、DCS-LCS 通信による使い方について説 明しています。 YSS1000 設定ソフトウェア /.YS1700 プログラ マブル機能ユーザーズマニュアル IM.01B08K02-02JA YSS1000 の使い方、YS1700 のプログラマブル機能について説明し ています。 YS1000 シリーズリプレースマニュアル IM.01B08H02-01JA YS100、YS80、EBS、I、EK、HOMAC、100 ラインとの設置・配線 の互換について説明しています。 YS1000 シリーズご使用上の注意 (マニュアル指定なしのときに製品添付) IM.01B08B02-91JA *. 最新版ユーザーズマニュアルは、以下の URL からダウンロード して閲覧できます。アドビシステムズ社の Adobe.Reader.7 以上 (最新版を推奨)が必要です。 URL:http://www.yokogawa.co.jp/ns/ys/im/ 電子マニュアルの印刷物を購入することが可能です。詳しくは当 社営業、代理店へお問い合わせください。 ●.一般仕様書 一般仕様書 No.

YS1350 手動設定器 /YS1360 手動操作器 GS.01B08E02-01JA

ご注意 ●. 本書の内容は、性能・機能の向上などにより将来予告なしに変更 することがあります。 ●. 本書の内容に関しては万全を期していますが、万一ご不審の点や 誤りなどお気づきのことがありましたら、お手数ですが、当社支 社・支店・営業所までご連絡ください。 ●. 本書の内容の全部または一部を無断で転載、複製することは禁止 されています。 商標 ●. 本書で使用の当社製品名またはブランド名は、当社の商標または 登録商標です。 ●. Microsoft、MS-DOS、Windows、Windows.XP、および Windows. NT は、米国 Microsoft.Corporation の米国およびその他の国にお ける登録商標または商標です。

●. Adobe、Acrobat、および Postscript は、Adobe.Systems.Incorporated.(ア ドビシステムズ社)の商標です。 ●. Ethernet は、米国 XEROX.Corporation の登録商標です。 ●. 本文中の各社の登録商標または商標には、TM、® マークは表示 していません。 ●. 本書で使用の各社製品名は、各社の商標、または登録商標です。 認定代理人 横 河 ヨ ー ロ ッ パ(Yokogawa.Europe.B.V..Euroweg.2,.3825.HD. Amersfoort,.The.Netherlands)は、欧州経済領域における本製品の認 定代理人です。 履歴 2014 年 6 月 初版 2015 年 5 月 2 版 2016 年 3 月 3 版 2018 年 3 月 4 版 本機器を安全にご使用いただくために 下記内容は、基本仕様「- □ 0 □」、「- □ 2 □」の製品が対象です。 本 機 器 は、 安 全 規 格 IEC/EN61010-1、IEC/EN61010-2-201、IEC/ EN61010-2-030 設置カテゴリ II、および EN61326-1、EN55011(EMC 規格)クラス A(商工業地域使用)の製品です(フェライトイコア と避雷器を使用してください)。 注 意 本機器はクラス A(商工業地域使用)の製品です。家庭環境で 使用すると無線妨害を起こすことがあり、その場合には使用者 が適切な対策を講ずることが必要です。 本機器は、測定カテゴリ O(other)でご使用ください。本機器は、 屋内専用の機器です。 . *.測定カテゴリ O(other) . 低電圧施設に接続された回路を計測するもので、配電盤などの固 定設備から供給される電気機器に適用 本機器を正しく安全に使用していただくため、本機器の操作にあたっ てはここに記載されている安全のための注意事項を必ずお守りくだ さい。このマニュアルに記載されていない方法で使用すると、本機 器によって提供されている保護が損なわれることがあります。なお、 これらの注意に反したご使用により生じた障害については、当社は 責任と保証を負いかねます。 危険場所使用認定(付加仕様 /FM または /CSA 付き) . 本機器は、ノンインセンディブ防爆規格(FM、CSA)認定製品です。 . FM 規格:Class.3600:.2011 . . . ....Class.3611:.2004 . . . ....Class.3810:.2005 . . ロケーション:Class.I,.Division.2,.Groups.A,.B,.C.and.D . . . . ...Class.I,.Zone.2,.Groups.Ⅱ C . . 温度コード:T4 . CSA 規格:C22..2.No..213-M1987 . . . ...CAN/CSA-C22.2.No..0-10 . . . ...CAN/CSA-C22.2.No..0.4-04 . . ロケーション:Class.I,.Division.2,.Groups.A,B,C.and.D . . 温度コード:T4

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4 IM 01B08E02-01JA ■ 本書に対する注意 ・. 本書は、最終ユーザまでお届けいただきますようお願いいたしま す。また、本書は大切に保管していただきますようお願いいたし ます。 ・. 本製品の操作は、本書をよく読んで内容を理解したのちに行って ください。 ・. 本書は、本製品に含まれる機能詳細を説明するものであり、お客 様の特定目的に適合することを保証するものではありません。 ■ 本製品の保護・安全および改造に関する注意 当該製品および本書には、安全に関する以下のようなシンボルマー クを使用しています。 "取扱注意" (人体および機器を保護するために,マニュアル を参照する必要がある場所に付いています。) 保護接地端子 機能接地端子(保護接地端子として使用しないでください。) 交流 直流 ・. 当該製品および当該製品を組み込むシステムの保護・安全のため、 当該製品を取り扱う際は、本書の安全に関する指示事項その他の 注意事項に従ってください。なお、これらの指示事項に反する扱 いをされた場合には、当該製品の保護機能が損なわれるなど、そ の機能が十分に発揮されない場合があり、この場合、当社は一切、 製品の品質・性能・機能および安全性を保証いたしません。 ・. 当該製品および当該製品で制御するシステムでの落雷防止装置や 機器などに対する保護・安全回路の設置について、および当該製 品と当該製品で制御するシステムを使用したプロセス、ラインの フールプルーフ設計やフェールセーフ設計その他の保護・安全回 路の設計および設置に関しては、お客様の判断で、適切に実施さ れますようお願いいたします。 ・. 当該製品の部品や消耗品を交換する場合は、必ず当社の指定品を 使用してください。 ・. 当該製品は原子力および放射線関連機器、鉄道施設、航空機器、 舶用機器、航空施設、医療機器などの人身に直接かかわるような 状況下で使用されることを目的として設計、製造されたものでは ありません。人身に直接かかわる安全性を要求されるシステムに 適用する場合には、お客様の責任において、当該製品以外の機器・ 装置をもって人身に対する安全性を確保するシステムの構築をお 願いいたします。 ・. 当該製品を改造することは固くお断りいたします。 警 告 ● 電  源 機器の電源電圧が供給電源の電圧に合っているか必ず確認したうえ で、本機器の電源を入れてください。 ● 保護接地 感電防止のため、本機器の電源を入れる前には、必ず保護接地を行っ てください。 ● 保護接地の必要性 本機器の内部または外部の保護接地線を切断したり、保護接地端子 の結線を外したりしないでください。いずれの場合も本機器の保護 動作が無効になり、危険な状態になります。 ● 保護機能の欠陥 保護接地などの保護機能に欠陥があると思われるときは、本機器を 動作させないでください。また本機器を動作させる前には、保護機 能に欠陥がないか確認するようにしてください。 ● ガス中での使用 可燃性、爆発性のガスまたは蒸気のある場所では、本機器を動作さ せないでください。そのような環境下で本機器を使用することは大 変危険です。 腐食性ガス(H2S、.SOx 等)濃度の高い環境での長時間の使用は故障 の原因になります。 ● 内器の取り外し 当社のサービスマン以外は内器を外さないでください。本機器内に は高電圧の箇所があり、危険です。 ● 外部接続 保護接地を確実に行ってから、測定対象や外部制御回路への接続を 行ってください。 ● 保護構造の損傷 本書に記載のない操作を行うと、本機器の保護構造が損なわれるこ とがあります。 ■ 本製品の免責 ・. 当社は、別途保証条項に定める場合を除き、当該製品に関してい かなる保証も行いません。 ・. 当該製品のご使用により、お客様または第三者が損害を被った場 合、あるいは当社の予測できない当該製品の欠陥などのため、お 客様または第三者が被った損害およびいかなる間接的損害に対し ても、当社は責任を負いかねますのでご了承ください。 ■ ソフトウェアの取扱注意 ・. 当社は、別途保証条項に定める場合を除き、当該製品のソフトウェ アに関していかなる保証も行いません。 ・. 当該製品のソフトウェアは、特定された 1 台のコンピュータでご 使用ください。 ・. 別のコンピュータに対してご使用になる場合は、別途ご購入ください。 ・. 当該製品のソフトウェアを、バックアップの目的以外でコピーす ることは、固くお断りいたします。 ・. 当該製品のソフトウェアの収められているオリジナルメディア は、大切に保管してください。 ・. 当該製品のソフトウェアの逆コンパイル、逆アセンブルなど(リ バースエンジニアリング)を行うことは、固くお断りいたします。 ・. 当該製品のソフトウェアは、当社の事前の承認なしに、その全部 または一部を譲渡、交換、転貸などによって第三者に使用させる ことは、固くお断りいたします。 本体の取り扱い上の注意 ・. 本機器は、多くのプラスチック部品を使用しています。清掃する ときは、乾いた柔らかい布でから拭きしてください。清掃にベン ジンやシンナーなどの有機溶剤を使用しないでください。変色や 変形の原因になります。 ・. 帯電したものを信号端子に近づけないでください。故障の原因に なります。 ・. 表示部、操作キー部などに揮発性薬品をかけたり、ゴムやビニー ル製品を長時間接触したまま放置したりしないでください。故障 の原因になります。 ・. 本体から煙が出ている、異臭がする、異音がするなどの異常が 認められたときは、直ちに電源スイッチを OFF にするとともに、 電源の供給をやめてください。異常が認められたときは、お買い 求め先にご連絡ください。 液晶ディスプレイ(LCD)について . 液晶ディスプレイは一部に常時点灯または常時消灯の画素が存在 することがあります。また液晶の特性上明るさにムラが生じるこ とがありますが故障ではありませんのでご了承ください。

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梱包内容の確認 梱包箱を開けたら、ご使用前に以下のことを確認してください。 万一、お届けした品の間違いや品不足、または外観に異常が認めら れる場合には、お買い求め先にご連絡ください。 YS1350 本体または YS1360 本体 YS1350 または YS1360 本体の端子上面に銘板があります。 銘板に記載されている MODEL(形名)と SUFFIX(仕様コード)で、 ご注文どおりの品であることを確認してください。 主銘板 0001.ai No.(計器番号) お買い求め先にご連絡いただく際には、.この番号もご連絡ください。 形名と仕様コード 形名 基本仕様コード 付加仕様コード 記 事 YS1350 手動設定器 YS1360 手動操作器 用途 -1 YS1350:常に -1 YS1360:ハードマニュアル付き -2 YS1360.のみ:ハードマニュアルなし タイプ 0 基本形 2 YS100 互換形(YS100 ケース付き) 3 YS80 内器互換形/ EBS、I、EK、HOMAC 互換形(*1) 4 YS80 互換形(YS80 互換サイズ、YS100 端子形) 5 空気式 100 ライン互換形(YS100 端子形)(*2) 電源 0 100VAC、24VDC 共用電源 1 220VAC 電源 直入力(*3) /A01 mV 入力 /A02 熱電対入力 /A03 測温抵抗体入力 /A04 ポテンショメータ入力 /A05 アイソレータ /A06 2 線式伝送器入力(絶縁形) /A07 2 線式伝送器入力(非絶縁形) /A08 周波数入力(*9) 通信 /A31 RS-485 通信(パソコンリンク、Modbus、YS プロトコル)(*4) /A32 DCS-LCS 通信(*5)

/A34 Ethernet 通信(Modbus/TCP)(*6) 規格 /FM FM 防爆認証付き(FM.Class.I、Div2)(*7)

/CSA (Class.I、Div2)(*8)CSA 一般安全および防爆認証付き *1. YS80 ハウジング(形名 SHUP)と接続できます。(EK/HOMAC 互換ハウジン グ SHUP-420、EBS/I シリーズ互換ハウジング SHUP-100 は別売) *2. 100 ライン互換ハウジング(形名 YS006)は別売です。 *3. 直入力オプションは、基本仕様「- □ 2 □」、「- □ 4 □」、「- □ 5 □」 の場合のみ組合せ可。複数選択不可。 *4. 基本仕様「- □ 3 □」とは組合せ不可。付加仕様 /A31 と /A32 は、 同時指定不可。CENTUM.CS3000/VP と直結通信する場合には、RS-485 通信機能 ( オプション /A31) が必要です。

*5. 付加仕様 /A31 と /A32 は、同時指定不可。CENTUM.CS3000/VP と SCIU 経由で通信する場合には、DCS-LCS 通信機能 ( オプション / A32) が必要です。 *6. 付加仕様 /A34 は、基本仕様「- □ 0 □」の場合のみ指定可。 *7. 基本仕様「- □ 0 □」のみ組合せ可能。 *8. 基本仕様「- □ 0 □」、「- □ 2 □」のみ組合せ可能。ただし、基本仕 様コード「- □ 2 □」との組み合わせについては、取得予定です。 *9. YS1000 シリーズの付加仕様コード「/A08」を指定した場合は、CE. マークに適合しません。 YS1350- □ 2 □、- □ 3 □、- □ 4 □、- □ 5 □および YS1360- □ 2 □、 - □ 3 □、- □ 4 □、- □ 5 □の設置・配線については、YS1000 シリー ズリプレースマニュアルをご覧ください。 ■ 特殊仕様品 /S#、/Z:特殊仕様、詳細は FX1-XJYS1700.xxx * を参照ください。 *. /S#(# は番号 ) 特殊仕様で、製品説明書 FX1-XJYS1700.xxx が添付 されていない場合は、サプライヤに問合せください。 . (xxx は /S#、/Z に対応した固有番号で FX1 に記載されます ) 付属品 形名、仕様コードにより次の付属品が添付されています(下表参照)。 品不足や損傷のないことを確認してください。 YS310指示警報計 オペレーショ ンガイド 1 0002.ai 6 4 5 TAG NO . TAG NO. TAG NO . TAG NO . 2 3 番 号 品 名 部品番号 数量 備 考 1 クランプ金具 L4041RA 2 YS13 □ 0- □ 0 □の場 E9760RJ 2 YS13 □ 0- □ 2 □の場 合 E9760RN 2 E9760RJ 1 YS13 □ 0- □ 4 □の場 合 E9760RP 1 2 タグプレートシール L4041UA 4 50 × 3.5mm 3 レンジ記入シール 4 34 × 2mm 4 RJC センサ L3501RA 1 付加仕様 /A02 付きのみ付属。(*1) 5 フェライトコア A1179MN 1 直入力ケーブルに使用。(付加仕様 /A0 □ 付きのみ付属) 6 YS1350/YS1360 オペレーションガイド(本 書) - 1 本書、A4 サイズ。 *1:. RJC センサの取り付けは、本書の「設置・配線」または YS1000 シリーズリプ レースマニュアルをご覧ください。

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6 IM 01B08E02-01JA アクセサリ(別売) 別売品のアクセサリとして次のものがあります。ご注文されたとき は、品不足や損傷がないことを確認してください。アクセサリにつ いてのお問い合わせやご注文は、お買い求め先にご連絡ください。 番 号 品 名 形名 販売単位 備 考 1 120 Ω終端抵抗(*1) YS020 1 RS-485 通信用 2 250 Ωシャント抵抗 YS021 1 内蔵 24V 伝送器電源用 *1:. 本機器には、終端抵抗が内蔵されており、パラメータ設定により選 択ができます。なお、同一通信システムで終端となる他の機器に使 用する場合は、YS1000 内蔵の終端抵抗値と合わせるため、外付け の終端抵抗を用意する必要があります。 ■ 環境保護 本製品の廃棄方法について 対象製品:YS1350-10 □、-12 □ . .  .YS1360-10 □、-12 □、-20 □、-22 □ . .  .ただし付加仕様 /A08 は除く。 廃電気電子機器指令に基づき、本製品の廃棄方法について説明して います。この指令は EU 圏内のみで有効です。 このマニュアルで使用している記号 このマニュアルでは、注記を以下のシンボルで区別しています。 本機器で使用しているシンボルマークで、人体への危険や機器の損 傷の恐れがあることを示すとともに、その内容についてユーザーズ マニュアルを参照する必要があることを示します。ユーザーズマニュ アルでは、その参照ページに目印として、.「警告」「注意」の用語と一 緒に使用しています。 警 告 取り扱いを誤った場合に、使用者が死亡または重傷を負う危険があ るときに、その危険を避けるための注意事項が記載されています。 注 意 取り扱いを誤った場合に、使用者が軽傷を負うか、または物的損害 のみが発生する危険があるときに、その危険を避けるための注意事 項が記載されています。 . Note 本機器を取り扱ううえで重要な情報が記載されています。 関連する操作や説明の参照先をこのマークのあとに記述しています。 [....] 画面に表示される文字列を表示します。 設 定 画 面 設定画面を示し、設定画面を表示するまでのキー操作について説明 しています。 数字で示す順序で各操作をしてください。ここでは、はじめて操作 をすることを前提に、手順を説明しています。操作内容によっては、 すべての操作を必要としない場合があります。 設 定 内 容 設定内容について説明しています。 操作に関する限定事項などを説明しています。 電子マニュアルについて 最新版ユーザーズマニュアルは、以下の URL からダウンロードして 閲覧できます。アドビシステムズ社の Adobe.Reader.7 以上(最新版 を推奨)が必要です。

URL:http://www.yokogawa.co.jp/ns/ys/im/

・マーキング この製品は WEEE 指令マーキング要求に準拠します。 ラベルは、この電気電子製品を一般家庭廃棄物とし て廃棄してはならないことを示します。 ・製品カテゴリー WEEE 指令に示される製品タイプに準拠して、この 製品は " 小型機器 " の製品として分類されます。家 庭廃棄物では処分しないでください。 不要な製品を処分する際は、お近くの横河ヨーロッ パ・オフィスまでご連絡ください。

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機能の紹介

機能の紹介

YS1350 は、調節計等へ手動で設定信号を出力する手動設定器です。 YS1360 は、操作端へ手動で操作信号を出力する手動操作器です。 特長 ・. カラー液晶表示 . 監視・操作画面がカラー表示となり、入出力値、各種定数および内蔵されている機能を前面のキースイッチより自由に 設定できます。監視画面には、ループ画面、トレンド画面、アラーム画面、さらにアナログ感覚のメータ画面があります。 ・. フェイルセーフ機能 . 2 つの CPU 構成により、片側の CPU が異常時にもマニュアル操作と表示が可能です。さらに、ディジタル回路とは独 立したハードマニュアル回路を内蔵しているため、CPU を含むディジタル回路が異常時にも操作出力を継続できます。 ・. 動作電圧範囲が広い AC/DC 共用電源 . 交流(100VAC)、直流(24VDC)の区別なく駆動できます。 ・. 前面防塵防滴構造(IP54 準拠) ・. 豊富な通信機能 . Ethernet(Modbus/TCP)通信、シリアル通信(Modbus、パソコンリンク、YS プロトコル)、DCS-LCS 通信を搭載可能です。 用語の定義 ・PV:プロセスから入力される測定値 ・SV:制御目標とする設定値 ・MV:バルブなどの操作端を操作する値 ・M モード:内部の設定値または操作出力値を手動で操作するモード ・C モード:外部からの設定値(YS1350)または操作出力値(YS1360)を出力するモード

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8 IM 01B08E02-01JA 8

各部の名称

フロントパネル部の名称

② ⑩ ① ⑧ ⑤ ③ ④ ⑦ ⑥ ② ⑩ ① ⑧ ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑨ ⑨ 0201.ai 図 2.1 YS1350 ① 液晶表示器(カラー LCD):120 × 320 ドット ② FAIL ランプ(LED:赤) ③ ALM ランプ(LED:黄) ④ C モードキー(LED:緑)、M モードキー(LED:黄). ⑤ SV 増加キー ⑥ SV 減少キー ⑦ ページキー ⑧ SHIFT キー ⑨ ソフトキー操作用キー ⑩ TAG ラベル(推奨貼り付け位置) YS1360 ① 液晶表示器(カラー LCD):120 × 320 ドット ② FAIL ランプ(LED:赤) ③ ALM ランプ(LED:黄) ④ C モードキー(LED:緑)、M モードキー(LED:黄). ⑤ MV 減少キー ⑥ MV 増加キー ⑦ ページキー ⑧ 増速キー/ SHIFT キー ⑨ ソフトキー操作用キー ⑩ TAG ラベル(推奨貼り付け位置) ► 各部の機能:本書の「定常運転(オペレーション画面)の監視・操作」

フロントパネルのスイングアップとスイングダウン

スイングアップ

1.

フロントパネル下部中央を押しながら、手前に引きます。軽い抵抗感があり、止まります。

(フロントパネル上部と一緒に操作するとスムーズにスイングアップできます)

2.

そのままの状態で押し上げます。 0202.ai フロントパネル 図 2.2 0203.ai 図 2.3

(12)

各部の名称 各部の名称 スイングダウン フロントパネル上部中央を押し下げます。軽い抵抗感があり、止まります。そのままの状態で、本機器後方へ押します。“カ チッ” と音がしてロックされます。 0204.ai 図 2.4

スイングアップ内部パネルの名称

0205.ai ⑨ ⑤ ⑧ ⑥ ① (YS1360のみ) (YS1360のみ) ② ③ ⑦ ⑤ ④ (YS1360のみ) ①. パソコン接続用コネクタ: . YSS1000 設定ソフトウェアで設定したパラメータをアップロード、ダウンロードなどをするための通信ケーブルです。 ► YSS1000:「YSS1000 設定ソフトウェア/ YS1700 プログラマブル機能 ユーザーズマニュアル」 ②. 内器リリースレバー ③. 内器固定ねじ ④. 金属レバー:YS1360 で使用。YS1350 では使用しません。 . 帯電を除去するためのレバーです。YS110 接続コネクタに接続する前に、金属レバーに触れて帯電を除去してください。 ⑤. YS110 携帯用手動操作器接続コネクタ(MANUAL.STA):YS1360 で使用。YS1350 では使用しません。何も接続しないで

ください。 ⑥. ハードマニュアル操作ホイール(HARD.MANUAL):YS1360 で使用。YS1350 にはありません。 . 出力操作するための操作ホイールです。 ⑦. MV バランスランプ(BAL)緑色:YS1360 で使用。YS1350 にはありません。 . 操作出力値とハードマニュアル出力値が一致したときに点灯します。 ⑧. ハードマニュアル切替スイッチ(ON/OFF):YS1360 で使用。YS1350 にはありません。 . ハードマニュアル操作ホイールを使用するための切替スイッチです。 ⑨. ディスプレイ交換用の LED とスイッチ . ディスプレイ交換は、当社サービスマンに依頼してください。 . ► 上記④、⑤、⑥、⑦、⑧について:本書の「機器異常時のバックアップ操作」

Note

基本仕様 -2 □□の場合は、ハードマニュアル(⑥、⑦、⑧)はありません。 警 告 爆発危険:爆発性雰囲気がある環境下で、内器の引き出し / 挿入を行わないでください。 警 告 内器を引き出すと、安全規格上、検査が必要になりますので、引き出しは行わないでください。内器を引き出す場合 は、当社代理店またはサービス拠点に依頼してください。 注 意 付加仕様 /FM 付き、/CSA 付きの場合、内器を引き出すと防爆仕様の規格を満足しなくなります。

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10 IM 01B08E02-01JA 10

YS1350/YS1360 使用手順

はじめて YS1350/YS1360 を使用するときは、下記の順序で操作します。 電 源 投 入 YS1350/YS1360 開梱・受入仕様確認 設 置 エンジニアリング 定数設定 チューニング 運転開始 定 常 運 転 ►エンジニアリング画面の操作(P.30~) ►チューニング画面の操作(P.24~) ►定常運転の監視・操作(P.16~) ►設置・配線(P.32) ►梱包内容の確認(P.5) ►YSS1000設定ソフトウェア/YS1700プログラマブル機能 ユーザーズマニュアル YSS1000設定ソフトウェアで設定できます。 0301.ai 図 3.1

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基本操作 YS1350/YS1360 使用手順

基本操作

画面展開オーバービューと操作キー

YS1000 シリーズには、次の 3 つの画面グループが用意されています。 ① オペレーション画面グループ . 運転中の運転モード切替、SV の設定を行う「ループ画面(YS1350)」、MV を操作する「ループ画面(YS1360)」、PV、 SV(YS1350)、MV(YS1360)のトレンドを表示する「トレンド画面」、アラームの詳細情報を表示する「アラーム画面」、 メータ目盛板に指針で PV、SV(YS1350)、MV(YS1360)を表示する「メータ画面」があります。 ② チューニング画面グループ . チューニングパラメータの表示・設定画面、入出力信号のモニタ画面があります。 ③ エンジニアリング画面グループ . 手動設定器(YS1350)または手動操作器(YS1360)としての機能を設定する画面、入力仕様設定画面、およびパスワー ド設定画面があります。 画面の選択操作 画面選択操作の流れは、次のとおりです。 + + + 電源オン オペレーション画面 グループ チューニング画面グループ エンジニアリング画面グループ チューニング画面グループ、エンジニアリング画面グループの操作については、 「チューニング画面の操作」、「エンジニアリング画面の操作」をご覧ください。 0401.ai

SHIFT SHIFT SHIFT

図 4.1

1.

電源を投入すると、オペレーション画面が表示されます。

2.

SHIFT キー( SHIFT )を押しながらページキー( )を押すと画面が切り替わります。

画面は、オペレーション画面→チューニング画面→エンジニアリング画面の順に切り替わります。エンジニアリング画 面の次は、オペレーション画面に戻ります。

Note

SHIFT キー+ページキー(2 つのキー押し)の操作は、SHIFT キーを押した状態でページキーを押すことを意味します。 逆の操作では画面を展開できません。

(15)

12 IM 01B08E02-01JA 基本操作  ソフトキー  ソフトキーは、LCD に表示されるキーです。ソフトキーの機能は、右横の操作キーに割り付けられています。 左図では、↑ (上移動)のソフトキーが  モードキーに 割り付けられています。 0402.ai 図 4.2

(16)

基本操作 基本操作 画面展開(工場出荷時) チューニング メニュー画面 セッティング画面 入出力データ画面 エンジニアリング メニュー画面1 エンジニアリング メニュー画面2 機能設定画面1 機能設定画面2 機能設定画面3 入力仕様設定画面 パスワード設定画面 通信設定画面 LCD設定画面 オペレーション画面の 設定画面 SETTING I/O DATA CONFIG1 CONFIG2 CONFIG3 SC MAINT PASSWORD DISPLAY LCD COMM オペレーション画面は、表示OFF/ONおよび 電源ON時の初期画面を設定可能 ループ1 画面 メータ画面1 トレンド1画面 トレンド画面3 アラーム画面 ループ1画面 、メータ1画面 またはトレンド1画面 [SETTING ] [I/O DATA ] [CONFIG1 ] [CONFIG2 ] [CONFIG3 ] [SC MAINT ] [PASSWORD ] [DISPLAY ] [LCD ] [COMM ] 電源オン オペレーション画面 グループ チューニング画面 グループ エンジニアリング画面 グループ

+

+

0403.ai

+

OPE LCDメンテナンス画面 LCD MAINT [LCD MAINT ] SHIFT SHIFT SHIFT 図 4.3

(17)

14 IM 01B08E02-01JA 基本操作

文字の入力方法

タグナンバの設定を例に文字入力方法を説明します。 設 定 画 面 エンジニアリング画面 0404.ai オペレーション画面> SHIFT + キー(チューニングメニュー画面へ)> SHIFT + キー ((エンジニアリングメニュー画面へ)>[CONFIG2]ソフトキー(機能設定画面 2) 設定値変更手順(タグの設定例) ①.[↓]ソフトキーを押して、[SET INHB] を選択し拡大表示させます。 ②.[△]ソフトキーを押して、[SET ENBL] に変更します。 ③.[↓]ソフトキーを押して、タグナンバ 1[TAG1] を選択し拡大表示させます。 ④.[↓]または[↑]ソフトキーを押して、タグを登録する位置にカーソルを変更 する位置に合わせます。 ⑤.[△]または[▽]ソフトキーを押して、文字を変更します。(設定は 1 文字単位です) ⑥. ④と⑤を繰り返し、タグを登録します。 . (文字を消す場合は、スペースを選択します) ⑦. ページキーを押して、エンジニアリングメニュー画面に戻ります。 ⑧. SHIFT+ ページキーを押して、オペレーション画面に戻ります。 設定完了 設 定 内 容 パラメータ 名   称 設定範囲 工場出荷時値

TAG1 タグナンバ 英数字記号 12 桁 YS1350

の場合:---YS1350---YS1360 の場合:---の場合:---YS1350---YS1360--- の場合:---YS1360---解 タグは、LCD の最上行に表示されます。 設定可能な ASCII コードの範囲は、下記の通りです。 スペース ! “ # $ % & ’ ( ) * + , -. / 0 1 2 3 4 5 6 7 9 : ; < = > ? @ A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z [ ¥ ] ^ _ ` a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z { ¦ } ~

(18)

基本操作 基本操作

(19)

16 IM 01B08E02-01JA 16

定常運転(オペレーション画面)の監視・操作

ループ画面を監視・操作する

0501.ai タグナンバ ① 画面タイトル ② PVディジタル表示 ③ PH指針 ⑤ PL指針 ⑤ PVオーバフロー ⑥ PVアンダフロー ⑥ ⑭ 工業量単位 ⑯ スケール100%値 ⑮ PVバースケール ④ PVバー ⑯ スケール0%値 MVディジタル表示 ⑨ ⑧ SV指針 ⑦ SVディジタル表示 ⑱ 運転状態表示 ⑳ キーLOCK状態表示 アラーム発生表示 ⑰ 制御ステータス表示   ML指針 ⑪ MVバルブ方向 ⑬ MVアンダフロー ⑫ カスケード入力値 ⑲ ⑪ MH指針 ⑬ MVバルブ方向 ⑫ MVオーバフロー ⑲ カスケード入力値 MVバー、MVスケール ⑩ 図 5.1 表 5.1 図中の 番号 名   称 内      容 ① タグナンバ 英数字、記号の組合せで最大 12 桁のタグナンバが表示されます。 ② 画面タイトル 表示中の画面タイトル名が表示されます。 ③ PV ディジタル表示 PV 値が工業量で有効数字 5 桁のディジタル値(符号、小数点含む 7 桁)で表示されます。 ④ PV バー PV 値がバーで表示されます。バー表示は、フルスケールが 200 ドット(100%)で、1 ドッ ト(0.5%)単位で増減します。 ⑤ PH、PL 指針 PH(測定値上限警報設定)値、PL(測定値下限警報設定)値が三角形の指針で表示されます。 ⑥ PV アンダフロー、 PV オーバフロー PV 値が 0% 未満のとき PV アンダフローが、100% を超えているときに PV オーバフロー が表示されます。 ⑦ SV ディジタル表示 (YS1350) SV 値が工業量で有効数字 5 桁のディジタル値(符号、小数点含む 7 桁)で表示されます。 ⑧ SV 指針.(YS1350) SV 値が三角形の指針で表示されます。指針表示は分解能 0.5% 単位で上下します。 ⑨ MV ディジタル表示 (YS1360) MV 値が%表示で有効数字 4 桁のディジタル値(符号、小数点を含む 6 桁、小数点以下 1 桁固定)で表示されます。 ⑩ MV バー、MV スケール (YS1360) MV 値がバー表示されます。バー表示は、フルスケールが 80 ドット(100%)で 20 ブロッ クに分割表示(5%)されており、1 ドット(1.25%)単位で増減します。また 10 分割(10%) されたスケールが表示されます。 ⑪ MH、ML 指針(YS1360)MH(操作出力値上限設定)値および ML(操作出力値下限設定)値が、三角形の指針で 表示されます。 ⑫ MV アンダフロー、 MV オーバフロー (YS1360) MV 値が 0% 未満のとき MV アンダフローが、100% を超えているとき MV オーバフロー が表示されます。 ⑬ MV バルブ方向 (YS1360) MV のバルブ方向が [C](閉方向)、[O](開方向)で表示されます。 ⑭ 工業量単位 工業量単位(UNIT)が最大 7 桁で表示されます。 ⑮ PV バースケール 最大 10 分割(10%)されたスケールが表示されます。 ⑯ スケール 0% 値、 スケール 100% 値 スケール 0% 値(SCL)およびスケール 100% 値(SCH)が、工業量で有効数字 5 桁のディ ジタル値(符号、小数点含む 7 桁)で表示されます。 ⑰ アラーム発生表示、 制御ステータス表示 アラームおよび制御ステータスは、略語で表示されます。表 5.3 参照

(20)

定常運転の監視・操作 定常運転(オペレーション画面)の監視・操作 表 5.2 図中の 番号 名   称 内      容 ⑱ 運転状態表示 運転状態が表示されます。 表  示 内   容 表示優先順位 [POWER.DOWN] パワーダウン検出中 ① [H.MAN] ハードマニュアル切替スイッチがオン状態 ② (表示なし) 運転中 ③ [STOP] 運転停止中(エンジニアリング画面で機能設定 中など) ⑲ カスケード入力値 C モードで使用時、カスケード入力値が工業量で有効数字 5 桁のディジタル値(符号、 小数点含む 7 桁)で表示されます。 ⑳ キー LOCK 状態表示 キー LOCK 状態が表示されます。 表  示 内   容 [ALLK] 、 キー、SV 増減( 、 )キー、MV 増減( 、 )キー 無効 [MDLK] 、 キー無効 [SVLK] SV 増減( 、 )キー無効 [MVLK] MV 増減( 、 )キー無効 表 5.3 表示略語の意味 記 号 意      味 SYS-ALM システムアラーム発生 ALARM-1 第 1 ループプロセスアラーム発生 CAS 外部 SV 入力によるリモート動作中 DDC 上位からの SV によるリモート動作中(YS1350)、上位からの MV によるリモート動作中(YS1360) BUM バックアップマニュアル状態に遷移 EXT-MAN 外部ディジタル入力により手動制御に遷移 ループ画面の操作 ここでは、ループ画面の各種設定・操作を行うキー操作を説明します。 (1) 運転モードの切替操作 .  C モードキー:運転モードを、カスケード設定自動制御(C モード)に切り替えます。 .  M モードキー:運転モードを、手動制御(M モード)に切り替えます。 . また、現在の運転モードに対応する運転モードキー内部の LED が点灯します。

Note

カスケード入力信号が -6.3% 以下または 106.3% 以上の場合には、運転モードを C モードへ切り替えることはできません。 ► 運転モードの切替:本書の「運転モードを切り替える」 (2) SV の設定操作(YS1350) . SV 設定キーは、設定値(SV)を変更します。 . 運転モードが M モードのとき有効です。 .  SV 増加キー:SV 値を増加させます。 .  SV 減少キー:SV 値を減少させます。 (3) MV の操作(YS1360) . MV 操作キーは、操作出力(MV)を手動で操作するとき使用します。 . 運転モードが、M モードのとき有効です。 .  MV 増加キー:MV 値を増加させます。 .  MV 減少キー:MV 値を減少させます。 また、 SHIFT (増速キー/ SHIFT キー)を押しながら、MV 操作キーを押すと、MV 値の増加・減少速度が増します。

(21)

18 IM 01B08E02-01JA 定常運転(オペレーション画面)の監視・操作

メータ画面を監視・操作する

0502.ai タグナンバ ① 画面タイトル ② PV,SV,MVディジタル表示 ③ PH指針 ⑪ PL指針 ⑪ ⑩ 工業量単位 ④ PVメータ目盛板 ⑤ 親目盛、子目盛 ⑥ 倍率 ⑦ 目盛数字 ⑧ PV指針 ⑨ SV指針 ⑯ 運転状態表示 ⑱ 制御ステータス表示 ⑰ キーLOCK状態表示 ML指針 ⑭ ⑭ MH指針 MVバルブ方向 ⑮ MV指針 ⑬ ⑮ MVバルブ方向 ⑫ MVメータ目盛板 図 5.2 表 5.4 図中の 番号 名   称 内      容 ① タグナンバ ループ画面と同様にタグナンバが表示されます。 ② 画面タイトル 表示中の画面タイトル名が表示されます。 ③ PV、SV、MV、 ディジタル表示 PV 値、SV 値(YS1350)、MV 値(YS1360)のディジタル値が表示されます。 ④ PV メータ目盛板 PV メータ目盛板には親目盛、子目盛、目盛数字、倍率、工業量単位が表示されます。 ⑤ 親目盛、子目盛 スケール 0% 値(SCL)、スケール 100% 値(SCH)に設定した値から自動的に目盛を分割し、 親目盛と子目盛が表示されます。 ⑥ 倍率 10 のべき乗(× 10 n )を用い、目盛レンジを目盛数字桁数の範囲で見やすく表現します。べき乗の値を設定 できますが、スケール 0% 値(SCL)、スケール 100% 値(SCH)から自動計算させることもできます。 ⑦ 目盛数字 スケール 0% 値(SCL)、スケール 100% 値(SCH)から自動的に値が決まり、親目盛の右側 に目盛を中心に表示されます。表示桁数は 3 桁(小数点がない場合は 4 桁)です。 ⑧ PV 指針 PV 値が、指針 2 つ(目盛の左右両側)で表示されます。指針表示は、分解能 0.5% 単位で上下します 。 ⑨ SV 指針 (YS1350) SV 値が指針で表示されます。指針表示は、分解能 0.5% 単位で上下します。 ⑩ 工業量単位 工業量単位(UNIT)が、最大 7 桁で表示されます。 ⑪ PH、PL 指針 PH(測定値上限警報設定)値、PL(測定値下限警報設定)値が三角形の指針で表示されます。 ⑫ MV メータ目盛板 (YS1360) MV メータ目盛板には目盛が表示されます。最左端の目盛が 0% 位置で最右端の目盛が 100% 位置となります。一目盛 5% になります。 ⑬ MV 指針 (YS1360) MV 値が、指針で表示されます。目盛のフルスケールが 80 ドット(100%)なので、MV 指 針は分解能 1.25% 単位で増減します。 ⑭ MH、ML 指針 (YS1360) MH(操作出力値上限設定)値および ML(操作出力値下限設定)値が、三角形の指針で表 示されます。 ⑮ MV バルブ方向 (YS1360) MV のバルブ方向が [C](閉方向)、[O](開方向)で表示されます。 ⑯ 運転状態表示 運転状態が表示されます。 表  示 内   容 表示優先順位 [POWER.DOWN] パワーダウン検出中 ① [H.MAN] ハードマニュアル切替スイッチがオン状態 ② (表示なし) 運転中 ③ [STOP] 運転停止中(エンジニアリング画面で機能設定中など)

(22)

定常運転の監視・操作 定常運転(オペレーション画面)の監視・操作 表 5.5 図中の 番号 名   称 内      容 ⑰ キー LOCK 状態表示 キー LOCK 状態が表示されます。 表  示 内   容 [ALLK] 、 キー、SV 増減( 、 )キー、MV 増減( 、 )キー 無効 [MDLK] 、 キー無効 [SVLK] SV 増減( 、 )キー無効 [MVLK] MV 増減( 、 )キー無効 ⑱ 制御ステータス表示 制御ステータスは略語で表示されます。表 5.6 参照 表 5.6 表示略語の意味 記 号 意      味 CAS 外部 SV 入力によるリモート動作中 DDC 上位からの SV によるリモート動作中(YS1350)、上位からの MV によるリモート動作中(YS1360) BUM バックアップマニュアル状態に遷移 EXT-MAN 外部ディジタル入力により手動制御に遷移 メータ画面の操作 メータ画面で可能な操作は、次の 3 項目です。 . (1).運転モードの切替操作 . (2).SV の設定操作(YS1350) . (3).MV の操作(YS1360) 操作方法はループ画面と同じです。

(23)

20 IM 01B08E02-01JA 定常運転(オペレーション画面)の監視・操作

トレンド画面を監視・操作する

トレンド画面は、ループ画面の機能に加え、PV、SV(YS1350)、MV(YS1360)のトレンドを表示します。 トレンド 1 画面では、PV1、SV1(YS1350)、MV1(YS1360)を、トレンド 3 画面では、PV1、SV1(YS1350)、MV1(YS1360)、 X1、X2、Y1(YS1360)、Y2 の中から任意の 4 データを選択しトレンド表示させることができます。表示データの ON/OFF も可能です。制御ステータスおよびアラーム発生は表示されません。 0503.ai ⑤トレンドデータ指針 ⑬ キーLOCK状態表示 ⑧ スケール0%値 タグナンバ ① 画面タイトル ② 時間幅スケール ⑩ トレンド表示時間幅 ⑪ MV表示 ⑫ ⑥ 運転状態表示 ⑦ 工業量単位 ⑧ スケール100%値 ⑨ スケール目盛 トレンド表示 ④ ディジタル表示 ③ 図 5.3 表 5.7 図中の 番号 名   称 内      容 ① タグナンバ 英数字、記号の組合せで最大 12 桁のタグナンバが表示されます。 ② 画面タイトル 表示中の画面タイトル名が表示されます。 ③ ディジタル表示 PV 値、SV 値(YS1350)、MV 値(YS1360)のディジタル値が表示されます。 トレンド 3 画面ではトレンドの選択データ 1 ~ 4 が表示されます。 ④ トレンド表示 設定されたトレンド表示時間幅が 60 分割され、1 分割時間内の PV 値、SV 値(YS1350)、 MV 値(YS1360)、および選択データの最小値および最大値が、1 素子の縦ラインで表示 されます。トレンド表示は、0% 未満のときは 0% にクリップ、100% を超えているときは 100% にクリップして表示されます。 ⑤ トレンドデータ指針 PV 値、SV 値(YS1350)、MV 値(YS1360)、および選択データが、三角形の指針で表示されます。 指針表示は分解能 0.5% 単位で上下します。 ⑥ 運転状態表示 運転状態が表示されます。 表  示 内   容 表示優先順位 [POWER.DOWN] パワーダウン検出中 ① [H.MAN] ハードマニュアル切替スイッチがオン状態 ② (表示なし) 運転中 ③ [STOP] 運転停止中(エンジニアリング画面で機能設定中など) ⑦ 工業量単位 工業量単位(UNIT)が、最大 7 桁で表示されます。 ⑧ スケール 0% 値、 スケール 100% 値 PV のスケール 0% 値(SCL)およびスケール 100% 値(SCH)が、工業量で有効数字 5 桁のディ ジタル値(符号、小数点含む 7 桁)で表示されます。 ⑨ スケール目盛 最大 10 分割(10%)されたスケールが表示されます。また、スケールの分割に対応した 水平線が、点線で表示されます。 ⑩ 時間幅スケール 時間幅スケール(垂直線)は、60 ラインの位置に点線で表示されます。スケール目盛が 4 分割以上のときは、30 ラインの位置にも時間幅スケールが点線で表示されます。

(24)

定常運転の監視・操作 定常運転(オペレーション画面)の監視・操作 表 5.8 図中の 番号 名   称 内      容 ⑪ トレンド表示時間幅 トレンド表示時間幅の設定値が表示されます。トレンド表示幅は 90 ラインですが、この トレンド表示時間幅は 60 ライン分の時間幅を表します。トレンド表示は、0 ラインの位置 が現在時間で、90 ラインの位置が最大過去時間です。トレンド表示時間幅を変更すると、 それまで表示されていたデータはクリアされます。 ⑫ MV 表示(YS1360) MV バー、MV スケール、MH 指針、ML 指針、MV アンダフロー、MV オーバフロー、およ び MV バルブ方向が表示されます。表示内容は、ループ画面と同じです。 ⑬ キー LOCK 状態表示 キー LOCK 状態が表示されます。 表  示 内   容 [ALLK] 、 キー、SV 増減( 、 )キー、MV 増減( 、 )キー 無効 [MDLK] 、 キー無効 [SVLK] SV 増減( 、 )キー無効 [MVLK] MV 増減( 、 )キー無効 トレンド画面の操作 トレンド 1 画面での可能な操作 . (1).表示しているループの運転モードの切替操作 . (2).表示しているループの SV の設定操作(YS1350) . (3).表示しているループの MV の操作(YS1360) トレンド 3 画面での可能な操作 . (1).MV の操作.(YS1360) 操作方法はループ画面と同じです。

(25)

22 IM 01B08E02-01JA 定常運転(オペレーション画面)の監視・操作

アラーム画面を監視・操作する

アラーム画面は、アラーム発生時の詳細情報の一括表示を行います。ユーザが未確認のアラームやイベントを確認することができます。 0504.ai タグナンバ ① 画面タイトル ② 項目タイトル ③ ④ アラーム項目 ⑤ 未確認アラームマーク MV表示 ⑧ ⑦ ソフトキーの機能表示 ⑥ アラームランプ . 図 5.4 表 5.9 図中の番号 名  称 内  容 ① タグナンバ 英数字、記号の組合せで最大 12 桁のタグナンバが表示されます。 ② 画面タイトル 表示中の画面タイトル名が表示されます。 ③ 項目タイトル 発生したアラーム、イベントが種類別に表示されます。分類は次の 3 種類です。 表  示 内  容 [PROCESS] プロセスアラーム [SYSTEM] システムアラーム [EVENT] イベント表示 ④ アラーム項目 アラーム項目の表示形式は、次の 2 種類です。 項目背景色赤表示. :現在発生中のアラームです。 項目通常表示. :過去に発生し、現在復帰したアラームであることを表します。 ► アラーム発生原因と処置:本書の「トラブルシューティング」 表示されるアラーム項目は、次のとおりです。 プロセスアラーム 表  示 内  容 [PH1] 測定値 1 上限警報 [PL1] 測定値 1 下限警報 システムアラーム 表  示 内  容 [X1] ~ [X2] 入力オーバレンジ 各入力端子に割り付けられたレジスタ名 X1 ~ X2 を表示 [Y1] 出力オープン(電流出力のみ) [COMM] RS-485 通信エラー、DCS-LCS 通信エラー [ETHER] Ethernet 通信エラー [DATA] YSS1000 書込み未完了 [CALR] 調整検査エラー イベント表示 表  示 内  容 [EVENT1] ~ [EVENT5] ユーザ設定イベント 1 ~ 5 ⑤ 未 確 認 ア ラ ー ム マーク 未確認アラームには、アラーム項目の先頭に [ * ] が表示されます。

(26)

定常運転の監視・操作 定常運転(オペレーション画面)の監視・操作 表 5.10 図中の番号 名  称 内  容 ⑥ アラームランプ プロセスアラーム、システムアラームが発生したときに点灯します。 ⑦ ソフトキーの機能表示

[ALM.CLR] ソフトキー、[EVT.ON] ソフトキー、[↓ ] ソフトキー、[EVT.CLR] ソフトキー の機能が、それぞれ右横の操作キーに割り付けられています。 ► 操作:「アラーム画面の操作」 ⑧ MV 表示(YS1360) MV バー、MV スケール、MH 指針、ML 指針、MV アンダフロー、MV オーバフロー、 および MV バルブ方向が表示されます。表示内容はループ画面と同じです。 アラーム画面の操作 アラーム画面で以下の操作が可能です。 . (1).MV の操作(ループ画面と同じです)(YS1360). . (2).未確認アラーム/イベントの確認操作 . (3).イベント表示の再表示 ・未確認アラーム/イベントの確認操作 . アラーム [ALM.CLR] ソフトキーは、アラームの確認に使用します。このキーを押すと、未確認アラームであることを示 す “*” と現在発生してないアラームが消去され、アラームを確認したことになります。 . イベント [EVT.CLR] ソフトキーは、イベントの確認に使用します。このキーを押すと、未確認イベントであることを示 す “*” と現在発生してないイベントが消去され、イベントを確認したことになります。 ・イベント表示の再表示 . [ ↓ ] ソフトキー(▽キー)によりイベント行を移動して見たいイベントを選択(青文字表示)し、[EVT.ON] ソフトキー (△キー)を押すとイベントを再表示できます。 イベントを選択 発生したイベントを[↓]ソフトキーで選択して、 [EVT ON]ソフトキーを押すと、イベント発生状態(*)が 表示されます。 発生したイベントを[↓]ソフトキーで選択して、 [EVT CLR]ソフトキーを押すと、イベント発生状態(*)が 消えます。 0505.ai . 図 5.5

運転モードを切り替える

キー操作で切り替える 運転モードは、下表のキーを押すと切り替えることができます。切り替えた運転モー ドに対応してキー内部のランプが点灯します。アラーム画面では、運転モードを切り 替えることはできません。 キー 名  称 機   能 Mモードキー 手動モードに遷移するときに押します。 C モードキー 設定値または操作出力値を外部のアナログ信号または通信か らのカスケード設定とする制御に遷移するときに押します。

Note

ディジタル入力に運転モード切替機能が割り付いているとき、キー操作による切替ができ ない場合があります。ディジタル入力の機能割り付けを確認してください

0506.ai ディジタル入力で切り替える 工場出荷時、ディジタル入力に機能が割り付いていません。ディジタル入力による切替を行うには、機能を割り付ける必要があります。 ► ディジタル入力の機能割り付け:「YS1350 手動設定器/ YS1360 手動操作器ユーザーズマニュアル」の「1.5 ディジタル入力の機能を設定する」

(27)

24 IM 01B08E02-01JA 24

チューニング画面の操作

チューニングパラメータの表示・設定画面、入出力信号のモニタ画面があります。チューニングパラメータの設定につい ては、下記設定例を参考に「画面展開オーバービューと操作キー」および「パラメータ一覧」をご覧いただき設定してく ださい。 ► パラメータの表示・設定:本書の「パラメータ一覧」 ► チューニングパラメータの機能解説:「YS1350 手動設定器/ YS1360 手動操作器.ユーザーズマニュアル」

Note

YS1000 は、セキュリティ機能としてパスワード機能を持っています。パスワードが設定してある場合は、パスワードを 入力してからパラメータを変更してください。 ► パスワードの設定、解除:「YS1350 手動設定器/ YS1360 手動操作器ユーザーズマニュアル」の「2.2.2 パラメータ変更を禁止/解除する」

SV1(設定値 1)を設定する (YS1350)

設 定 画 面 チューニング画面 0601.ai オペレーション画面> SHIFT + キー(チューニングメニュー画面へ)> [SETTING] ソフトキー(セッティング画面) 設定値変更手順 (SV1 を変更する例) ①.[↓]ソフトキーを押して、設定値 1[SV1.50.0] を選択し拡大表示させます。 ②.[△]または[▽]ソフトキーを押して、設定値を変更します。押し続けると増加・ 減少速度が増します。 ③. ページキーを押して、チューニングメニュー画面に戻ります。 ④.. SHIFT+ ページキーを 2 回押して、オペレーション画面に戻ります。 設定完了 設 定 内 容 パラメータ 名  称 設定範囲 工場出荷時値 SV1 設定値1 -6.3 ~ 106.3% 相当の工業量(*1) 0.0 *1:エンジニアリングパラメータ SCH1、SCL1、SCDP1 で設定した工業量です。

(28)

チューニング画面の操作 チューニング画面の操作

チューニング画面表示中にオペレーション画面を表示させる

チューニングパラメータ設定中、[OPE]ソフトキーを押すと、オペレーション画面に戻ります。 [OPE]ソフトキー 0602.ai

(29)

26 IM 01B08E02-01JA チューニング画面の操作

MV 操作出力の上下限値を設定する (YS1360)

設 定 画 面 チューニング画面 0603.ai オペレーション画面> SHIFT + キー(チューニングメニュー画面へ)> [SETTING] ソフトキー(セッティング画面) 設定値変更手順 ①.[↓]ソフトキーを押して、操作出力値 1 上限設定値 [MH1] を選択し拡大表示さ せます。 ②.[△]または[▽]ソフトキーを押して、設定値を変更します。押し続けると増加・ 減少速度が増します。 ③.[↓]ソフトキーを押して、操作出力値 1 下限設定値 [ML1] を選択し拡大表示さ せます。 ④. ②と同様の手順で ML1 を設定します。 ⑤. ページキーを押して、チューニングメニュー画面に戻ります。 ⑥. SHIFT+ ページキーを 2 回押して、オペレーション画面に戻ります。 設定完了 設 定 内 容 パラメータ 名  称 設定範囲 工場出荷時値 MH1 操作出力値 1 上限設定値 -6.3 ~ 106.3% 106.3 ML1 操作出力値 1 下限設定値 -6.3 ~ 106.3% -6.3 C モード(外部アナログ信号による、カスケードモードまたはコンピュータモード)のときにだけ、操作出力値 1 上下限設 定値は機能します(M モードのときは、機能しません)。 MH1 操作出力値 1 上限設定値は、ML1 操作出力値 1 下限設定値より大きな値を設定してください。

(30)

チューニング画面の操作 チューニング画面の操作

警報を設定する

設 定 画 面 チューニング画面 0604.ai オペレーション画面> SHIFT + キー(チューニングメニュー画面へ)> [SETTING] ソフトキー(セッティング画面) 設定値変更手順 ①.[↓]ソフトキーを押して、測定値上限警報設定値 [PH1] を選択し拡大表示させ ます。 ②.[△]または[▽]ソフトキーを押して、設定値を変更します。押し続けると増加・ 減少速度が増します。 ③.[↓]ソフトキーを押して、測定値下限警報設定値 [PL1] を選択し拡大表示させま す。 ④. ②と同様の手順で、PL1 を設定します。 ⑤. ページキーを押して、チューニングメニュー画面に戻ります。 ⑥. SHIFT+ ページキーを 2 回押して、オペレーション画面に戻ります。 設定完了 (左図は YS1360 です。設定値変更手順およびパラメータは YS1350 と同じです。) 設 定 内 容 パラメータ 名  称 設定範囲 工場出荷時値 PH1 測定値上限警報設定値 -6.3 ~ 106.3% 相当の工業量(*1) 106.3 PL1 測定値下限警報設定値 -6.3 ~ 106.3% 相当の工業量(*1) -6.3 HYS1 警報ヒステリシス 0.0 ~ 20.0% 相当の工業量(*1) 2.0 *1:エンジニアリングパラメータ SCH1、SCL1、SCDP1 で設定した工業量です。

(31)

28 IM 01B08E02-01JA チューニング画面の操作 測定値上限警報設定値を最大値に設定すると、警報は発生しません。 測定値下限警報設定値を最小値に設定すると、警報は発生しません。 警報ヒステリシス HYS1 は、PH1、PL1 に対して一括で動作します。 PV クローズ 警報ヒステリシス(HYS) 警報ヒステリシス(HYS) オープン クローズ オープン 時間 上図の例では、接点タイプは事象発生時オープンとなります。(工場出荷時値) 測定値上限警報設定値 測定値下限警報設定値 測定値上限警報出力 測定値下限警報出力 0605.ai

(32)

チューニング画面の操作 チューニング画面の操作

入出力データを確認する

設 定 画 面 チューニング画面 0606.ai オペレーション画面> SHIFT + キー(チューニングメニュー画面へ)> [I/O DATA] ソフトキー(入出力データ画面) 各端子の入出力信号を表示します。 ①.[↓]ソフトキーを押して、パラメータを拡大表示させます。 ②. ページキーを押して、チューニングメニュー画面に戻ります。 ③. SHIFT+ ページキーを 2 回押して、オペレーション画面に戻ります。 操作完了 設 定 内 容 パラメータ 名   称 X1 アナログ入力 1 X2 アナログ入力 2 Y1 アナログ出力 1.(YS1360) Y2 アナログ出力 2 DI01 ディジタル入力 1 DI02 ディジタル入力 2 DO01 上限警報出力 DO02 下限警報出力 DO04 C/M ステータス出力

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エンジニアリング画面の操作

手動設定器(YS1350)または手動操作器(YS1360)としての機能を設定する画面、入力仕様設定画面およびパスワード設 定画面があります。エンジニアリングパラメータの設定については、下記設定例を参考に「画面展開オーバービューと操 作キー」および「パラメータ一覧」をご覧いただき設定してください。 ► パラメータの表示・設定:本書の「パラメータ一覧」 ► エンジニアリングパラメータの機能解説:「YS1350 手動設定器/ YS1360 手動操作器.ユーザーズマニュアル」 注  意 エンジニアリングパラメータには、容易に設定変更ができないように SET パラメータがあります。SET パラメータの 設定を INHB(設定禁止)から ENBL(設定許可)に変更しないと、同じ画面内のパラメータは変更できません。設定 を ENBL にすると、YS1000 の動作および入出力が変わりますのでご注意ください。

Note

YS1000 は、セキュリティ機能としてパスワード機能を持っています。パスワードが設定してある場合は、パスワー ドを入力してからパラメータを変更してください。 ► パスワードの設定、解除:「YS1350 手動設定器/ YS1360 手動操作器.ユーザーズマニュアル」の「2.2.2 パラメータ変更を禁止 /解除する」

測定値のスケール、小数点位置を設定する

設 定 画 面 エンジニアリング画面 0701.ai オペレーション画面> SHIFT + キー(チューニングメニュー画面へ)> SHIFT + キー (エンジニアリングメニュー画面へ)>[CONFIG2]ソフトキー(機能設定画面 2) 設定値変更手順(スケールの変更例) ①.[↓]ソフトキーを押して、[SET INHB] を選択し拡大表示させます。 ②.[△]ソフトキーを押して、[SET ENBL] に変更します。 ③.[↓]ソフトキーを押して、スケール 100% 値 1[SCH1] を選択し拡大表示させます。 ④.[△]または[▽]ソフトキーを押して、設定値を変更します。押し続けると増加・ 減少速度が増します。 ⑤.[↓]ソフトキーを押して、スケール 0% 値 1[SCL1] を選択し拡大表示させます。 ⑥. ④と同様の手順で、SCL1 を設定します。 ⑦.[↓]ソフトキーを押して、小数点位置 1[SCDP1 ####.#] を選択し拡大表示させ ます。 ⑧.[△]または[▽]ソフトキーを押して、設定値を変更します。 ⑨. ページキーを押して、エンジニアリングメニュー画面に戻ります。 ⑩. SHIFT+ ページキーを押して、オペレーション画面に戻ります。 設定完了 設 定 内 容 パラメータ 名  称 設定範囲 工場出荷時値 SCH1 スケール 100% 値 -80000 ~ 80000 1000 SCL1 スケール 0% 値 -80000 ~ 80000 0 SCDP1 小数点位置 #.#.#.#.#、#.#.#.#...#、#.#.#...#.#、#.#...#.#.#、#...#.#.#.# #.#.#.#...#

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エンジニアリング画面の操作 エンジニアリング画面の操作 下図は、スケール 100% 値に 1000、スケール 0% 値に 0、小数点位置下 1 桁(####.#)の例です。測定値や設定値は、ここ で設定するスケールで表示されます。 0702.ai スケール100%値 スケール0%値 図 7.1 注:スケール幅(スケール 100% 値-スケール 0% 値)を広く した場合、測定値の 0.1% 未 満の値はふらつくことがあり ます。

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設置・配線

以下については、YS1000 シリーズリプレースマニュアルをご覧ください。 ・YS1350-12 □、-13 □、-14 □、-15 □ /YS1360- □ 2 □、- □ 3 □、- □ 4 □、- □ 5 □の設置・配線 ・付加仕様 /A02 付きに付属の RJC センサの取り付け

設置場所

警 告 付加仕様 /FM 付き、/CSA 付きの場合 1). 機器の設置は、専門的な教育を受けた方が行ってください。 2). 設置方法は、付加仕様 /FM 付きの場合、NEC.(National.Electrical.Code:.ANSI/NFPA-70).に従ってください。付加仕 様 /CSA 付きの場合、設置方法は、Canadian.Electrical.Code.Part.I 及び地域の法規に従ってください。 屋内の次のような場所に設置してください。 ・ 計装パネル . 本機器は計装パネルに設置されるように設計されています。人がうかつに端子に触れない場所に設置してください。 ・ 風通しの良い場所 . 本機器内部の温度上昇を防ぐため、風通しの良い場所に設置してください。複数配置する場合は、後述の外形寸法/パ ネルカット寸法をご覧ください。他の機器を隣接する場合も、このパネルカット寸法に準じて機器間の隙間は十分取っ てください。 ・ 機械的振動の少ない場所 . 機械的振動の少ない場所を選んで設置してください。 ・ 水平な場所 . 本機器を設置する際、左右どちらにも傾かず、水平になるようにしてください。

Note

温度、湿度の低い場所から高い場所への移動や、急激な温度変化があると結露することがあります。また、熱電対入力 のときは測定誤差を生じます。このようなときは、周囲の環境に 1 時間以上慣らしてから使用してください。 次のような場所には設置しないでください。 ・ 屋外 ・ 直射日光の当たる場所や熱器具の近く . なるべく温度変化が少なく、常温(23℃)に近い場所を選んで設置してください。直射日光の当たる場所や熱器具の近 くに置くと、内器に悪い影響を与えます。 ・ 油煙、湯気、湿気、ほこり、腐食性ガスなどの多い場所 . 油煙、湯気、湿気、ほこり、腐食性ガスなどは、本機器に悪い影響を与えます。これらが多い場所に、本機器を設置す ることは避けてください。 ・ 電磁界発生源の近く . 磁気を発生する器具や磁石を本機器に近づけることは避けてください。本機器を強い電磁界発生源の近くで使用すると、 電磁界が測定誤差の原因になる場合があります。 ・ 画面の見にくい場所 . 本機器は、表示部に LCD を使用しているため、極端に斜めから見ると表示が見にくくなります。なるべく表示部を正面 から見られる所に設置してください。 ・ 燃えやすいものの近く . 特に燃えやすいものの上に直接置かないでください。やむを得ず、燃えやすいもののそばに設置する場合は、計器の上・ 下・左・右の側面から少なくとも 150mm 離れたところに、厚さ 1.43mm のメッキした鉄板、あるいは厚さ 1.6mm のコー ディングしていない鉄板を使用してカバーを用意してください。 ・ 水がかかる場所

図 4.1 1.  電源を投入すると、オペレーション画面が表示されます。 2.  SHIFT キー( SHIFT )を押しながらページキー( )を押すと画面が切り替わります。 画面は、オペレーション画面→チューニング画面→エンジニアリング画面の順に切り替わります。エンジニアリング画 面の次は、オペレーション画面に戻ります。 Note SHIFT キー+ページキー(2 つのキー押し)の操作は、SHIFT キーを押した状態でページキーを押すことを意味します。 逆の操作では画面を展開できません。

参照

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