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aloy ブぷーズフィールド法による Al mol % Cu 合金量生解過程の解析 517 研究論文 フェーズフィールド法による Al- 融解過程の解析. l 5 mol % Cu 合金 中尾昌夫本神保 至 * 鈴木俊夫料 Numerical Analysis for Melting P

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(1)

研究論文

フェーズフィールド法による

-

l

A

.

l

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%

Cu

合金

融解過程の解析

中 尾 昌 夫 本 神 保

至 * 鈴 木 俊 夫 料

Numerical

Analysis

for

Melting

Process

of Al-

.

1

5

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発 Cu Alloy

using

a Phase

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1 . 緒 言

フェーズフィールド法は近年急速に発展しつつある凝 毘パターン形成の解析手法で,

G

怒椴,液棺,界面領域で 連 続 的 iこ変化するスカラー鵠数を定義し,その支配方程 式を解くことにより複雑な器液界言語の発達を計算してい く.このため従来の方法に比ベプログラム作成が容易で あることに加え,界記での熱カ学的条件に適合した解が 得られる特長がある.理論導出の初期にはフェーズフィー ルド法の対象は純物質に限定されていたが)4...1 , 最 近 で は2元 合 金5-7)多相系合金船への適用も進み,応用範 囲も広がっている.また,界 l商領域で、のフェーズケィー ルドの挙動を記述するパラメータについても,温度や化 学ポテンシャル分布を考慮した

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l

の 条件が導出されるに至り,渡戸お

1

設はさらに拡大し,現実 的な手法となっているト日 合金の凝毘現象とともに,議解現象lまとド溶融プロセス, 焼結,接合などのさまざまなプロセスで重要であり,興 平成11 年1月13 日 原稿受用 味深い対象である. しかし,従来の臼白境界問題の解析 手法などでは,融解時に生じる多数の液相領域与を取扱う ことは難しい.特に,界面における熱力学的関係を満足 しつつ,後雑な液棺界面の発達を予測することは緩めて 困難である。 しかし,その原理からしてフェーズフィー ルド法は滋解過程にも適用弓主主であり,今後有力な手法 となりうる,そこで本論文では,このフェーズフィール ド法による

.

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A

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1

5

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%

Cu

合金の融解解析ぞ試み,融 解挙動の特徴,解析上の問題点などを検討した結果を報 告する.

2

.

解析方法

2

.

1

支配方程式 フェーズフィールド法では回相と液絡の滋合状態にあ る系の自由エネルギーを求め定式化していく.子長の自由 エネルギーは器, ~夜裕の自由エネルギ -

)

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L

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と2笠井戸塑ポテンシャル Wg( φ)で与えられる

5

平面 積域の過剰自由エネルギーの和として表される. * 東海大学て学部金属材料て学科 yFacult Efo egnireignn , aikoT verUni 剖yt H 東京大学工学系研究科 hoolSc E10.ginerenign eth ystiernviU Tokyo 10

(2)

5 1 8 鋳 造 工 学 第17 巻(1)999 第8号 f(c ,φ) = h (ゆ) fS (c)+

1

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h( ゆ))fL c)( +Wg( ゆ ・H ・(1) h (ゆ)二ゆ 36(ゆ2-15 ゆ+)01

g

C

ゆ)士。 2J(

)

2

-

o

ここで,ゅはフェーズフィールド変数を表し,液相, 界面領域,回相でそれぞれ0,0くゆく1. 1の値をとる. また, cはモル濃度

W

は2重井戸型ポテンシャルの 高さ ,h (ゆ)は固相率に対応したゆが Oから 1に変化 するにつれOから lに変化する関数である. (1)式により与えられた系の自由エネルギーを用いる と,

2

次元の拡散方程式及び界面異方性を含むフェーズ フィールド方程式は次式となる)12

(D(

ゆ ) ¥

òt

ベゴ~P;;)

(2)

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_

u l δ ( θ2_ ゆ¥ i δ ( θ2_ ゆ¥ δ ‘I OX ¥νδXI / θz¥ O X /

( θ ゆ¥ θ ( θ ゆ ¥ | +~

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I X / O X ¥ θ Y / JO = " "

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=

εd (e)/d8 ' (ゆ)g

=

dg( ゆ)/d ゆ ここで ,

f

の下付添え字はそれぞれの変数に対する偏 微分を表し ,

D

(ゆ)は拡散係数で, ゅの関数として

φ

<0.9 で DL' ゆ>0.9 で Ds としている. また, θは界 面法線方向と

x

軸との角度であり,界面エネルギーに関 係したパラメータE は4回対称でδεの異万性を持つ. 2 . 2 フェーズフィ- Jレドノfラメータ ( 2 ) , ()3 式にはW,Eo , M の 3 つの未知パラメータ が含まれている.これらの値は界面領域と単相領域にお ける解の接続条件であるinht ecafretni timil の条件に より,界面エネルギ- 0 ,界面領域厚み2).,カイネ y ティック係数μKと関係つ‘けられる.すなわち, 1次 元 定常状態におけるフェーズフィールド分布

φ

。の関数と して与えられる界面領域の濃度分布

φ

c

c

。)を用いた次 式となる10)

2

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.

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;

X

石市川。

2,) =三 L[09--L-d

2

1

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)(5 残るパラメータのM は,界面速度と熱力学的駆動力 の関係から導かれ,上で求めたW とEo の値を用いた 次式により求められる. ~竺_,_(_0_ -,- 三.L!:¥ f 1 K RT (l -k

e

) \ ME~ ,

'

2

1

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, φ ' AU

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φ ' f , -o 一 o 崎 C 一 、

c

/ { 土 / t ¥ d c rん一 F ん ×

(6) ここで,

V

m は合金のモル体積,mc は平衡液相線勾配, kc は平衡分配係数である.なお,界面厚み 2),の{直は入 力値として与えることができるが

W

の値を正とする 条件から次の制約が課せられる.

ι~9

(

1

/

) ) 0

φ

d

2

),豆ことム一一一一一一←一一一

1

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G

C

)d ゆo また,パラメータM についても正値条件からカイネテイツ ク係数には次の制約が必要となる. μ く

i

五町(l -k

)

K ~ ,,;v

m

EO( 2 . 3 数値計算方法 数値計算には ()2 , ()3 式を空間微分については 2 次 オーダーの差分,時間微分については前進差分により離 散化した陽的差分解法プログラムを用いた また,対象 とした-IA .15 mol % Cu 合金3-AI( 4.5 mass % Cu 合金) の熱力学データは文献値〔文献(1 )3 中のTable )9 を用 い,平衡分配係数,平衡液相線温度勾配は自由エネルギ一 関数から求めた値とした.界面エネルギーは計算時間短 縮のため通常の5.4 倍である

σ

0

4.

18511m

2,カイネッ ティック係数μK

=

020.0 m/Ks , モル体積 Vm ニ.106 x 10 -8

m

3

/mol

,拡散係数 D L 二0.3 X 1O- 9

m

2/s , Ds = 0.3 X 10- 31 m2s/ の各値を用いた)14 ‘ これらの物性 値及び界面領域厚み 2 ),

=

4Lh の値より, )4( -(6) 式 から3つのパラメータの値を温度の関数として求めた. なお,使用計算機は DEC Alpha Server 8400 5/350

である. 計算領域は正方形とし,これをX,Y方向ともに500 X 500 の均一要素に分割した.要素サイズはム

x=

ムy = 5.7 X 1O- 9m で,計算領域サイズは5.73 X --01 6 m 時間刻みは収束条件よりムtニ7.0 ム x)2/4DL( とした.

G

(

φ

。)

=

f(~ (φ。), φ。 )-fS(c~)-(~( φ。 ) _C~);;e 擬固過程の計算では一定温度865 K での等温デンドラ

;

;

'

=

(J L(c1) -fs(c~))/(c1-c~) イ卜成長させた.この系の液相線温度は 925 K である ここで, c~ , 1c は与えられた温度での平衡固相濃度, ので,過冷度は60K となる.なお,計算は固相率 99 平衡液相濃度である.この (4) ,()5 式 に 界 面 エ ネ ル ギ % で 打 切 り と し , こ れ を 初 期 条 件 と し て 融 解 解 析 を 行 っ U と仮定する界面領域厚み2),の値を適用すれば,パラ た 融解過程では, 915K , 920K , 923K の一定温度 メータ W とEO が決定できる. に系を保持した.

(3)

(

a

)

F i g . 1 Snoitaicfdiilo pro 四88 of A-I .15 mol % Cu aylol ta 865 K. ()a 3566.

x

01 -6 S )b( .1146

x

01 5 s ()c 2 . 2 9 7

x

10 -5 S

Fig.2 Melting cesspro Aof -I .15 mol % Cu aoyll 915 ta (.K )a 2‘953 x 10 -5 S )b( 229.4 x 10- 5 s ()c 389.3

x

01 -4 S 2 次 元 解 析 で は 長 時 間 の 計 算 が 必 要 な こ と か ら 次 テ、ンドライトアーム中心部の溶質濃度については,大 元解析も試みた,ここでは, 2次元解析照プログラムで きな成長速度で生じる溶質捕そくのため ,k,C o (C o は y 方向の要素数を3 として1次元解析を行った.計算領 平均濃度)の鐙に比べ大きくなっている,滋予言の凝関条 竣サイズは標準的な凝居条件に対応した2次アーム間 件ではミクロ録析により縁関き

B

液拐の溶繁濃度は共嘉濃 腐を想定し, 30

x

10- 6m とした.使潟物性鐙/'1ラ iこ途する.しかし, Fig.l' こ示した計算総菜では溶質 メータ値は2次元解析のものと同様である. 捕そくの影響iこよりミクロ偏析は低減し器紛塁手99%

3

.

結果及び考察

3 . 1 2次元解析における凝聞過程 Fig.1 ,こ等温デンドライトの成長過程を示す.以下 の図では,見やすさの観点から悶相部分の溶質濃度のみ を濃淡で表し,液相部分は濃度にかかわらず白い領域と して表示しているE 計算では比較的大きな過冷度でのデ ンドライト成長を設定しているため,通常の擬留組織で 観察される3次アームが2次アームから発達した複雑 な形状は現れない.そして, 2次アームは液相に向かつ て次々と成長し,それから綬い3次アームが形成され ている.凝固の進行 iこつれ, 2次, 3次アームの樹間部 には溶質濃化液相が取り残され,小さな液相領域を形成 していくことが分かる. でも共品濃度に達していない.系を完全凝閣させるため にはさらに計算を続ける必要がある. しかし,融解時の 液相核生成の取扱いが困難であるため,ここでは閲相率 が99% に漆した時点で計算を打切り,融解過稼の解析 へ移行することとした. このため,計算終了時点、では小 さな米凝悶液栢が随所に分散した状態となる. 3 . 2 2次元解析における融解過程 F i g . l )c( の状態から系の温度を915 K Iこ上げた場合 の量生解遜稼をFig.21 こ示す,議解は未凝箆液拐の海辺 の間総から開始し,急速に進む.そして,議終の遂行に つれ近傍の液相!司土は合体 粗大化して形を変えながら, 孤立した円形領域を形成する.giF( 2 ()b ))c( 旬 この段 階に至ると,融解速度は急速に減じる.これらの円形液 相領域の閲液界面は負の曲率を持ち,曲率効巣により平

(4)

5 2

0 鋳 造 工 学 第17 巻(1)999 第8号

Fig.3 Melting essproc of A-I . 5 mol 1 % Cu aoyll 920 at K. ()a 3592. x 10 5 s ()b 9224. x 10 -5 S )c( 383.9

x 10 -4 S F i g . 4 Melting ssproce Aof -I . 5 mol 1

%

Cu aylol t 923 a K. ()a 9532. x 10 -5 s ()b 182.3 x 10 -5 S )c( 4.823 X 10- 5 S 衡j夜相線温度が上昇する.このため融解の駆動力は減少 いずれの温度でも初期の融解速度は極めて大きい.保持 し,融解速度が減少することになる 特にFig.2 )c( で 温度が915 .K 920 K の 場 合 に は , 円 形 液 相 領 域 の 形 は,円形液相領域の径は1/ 10μm 以 下 と 小 さ く , 曲 率 成に対応して,曲率効果による融解速度の減少している 効果による平衡温度上昇は0 K1 程度に達している.ま ことが分かる.また. 923 K の 場 合 に は 前 述 の よ う に た,界面エネルギーとして通常より大きな値を用いてい 曲率効果の影響がなく,連続的に固相が融解する結果が ることも,その効果を増大させる結果になっている. 示されている. Fig.3 に920 K における融解過程を示す. ここでは 3.3 1 次元解析における融解過程 円形液相領域の形成に引続き,線上にならぶ高濃度国相 前述の2次 元 解 析 結 果 に よ り , 固 相 中 の 高 濃 度 領 域 領域が次々に融解,結合して細長い液相領域が形成され から優先的に融解が進む様子が把握できた. しかし,計 た後,より大きな円形の液相領域が形成されていくこと 算の制約から対象領域サイズが小さく,曲率効果による になる.この段階に至ると,前述の融解速度の停滞傾向 影響が過大に評価される傾向があった そこで,曲率効 が見られるようになる. これに対し Fig.4 に示す923 果の影響を減少させ,より現実的な状況での融解過程を K の結果では, ミクロ偏析線に沿った融解が急速に進 検討するために1次元の解析を行った.前述のように, むため,孤立した円形液相領域は形成されず,棒状に残っ 過冷状態での等温凝固では溶質捕そくが生じ, ミクロ偏 た固相がその太さを減少するように融解が進むことにな 析は実際の場合とは異なったものとなる そこで凝固過 る.なお. Fig.4 の計算では,固相率の急速な減少によ 程の計算を省略し 2次 ア ー ム 間 隔 に 相 当 す る 30 l[m り界面が不安定になるため. .g.2Fi 3の場合に比べ短 の領域にleihSc の式に従った固相溶質濃度分布を与え 時間で計算を打切っている. た初期状態を想定した. これを初期条件とし. 915 K. 上に示した各温度における融解過程の計算結果から固 920 .K 923 K に等温保持した場合の融解過程を解析し 相率の時間変化を算出,整理したものをFig.5 に示す. た.なお,液相濃度が共品濃度を上回る部分は,加熱時

(5)

1 . 0 1 . 0 0 . 9 0 . 8 0 . 9 915K 0 . 7 0 . 8 915K c 06. 0 4コ 8 0 5 L 至。4 0 ω 0 . 3 02. 920K C o .70 結 』 L 豆 .60 0 ω 0 . 5 04. 0 . 1 0 . 1 8 F i g . 7 Sdlio onctifra .sv time during eth ngmelti p r o c e s s of A-l .15 mol % Cu aylol oni ne-dimensional s i r n u l a t i o n s . 015 0 . 1 2 0 . 0 9 Time sI 0 . 0 6 0 . 0 3 0 . 0 0 . 0 0 5 . 0 x 1 0 4 F i g . 5. dliSo noticarf .sv enrit during the melting p r o c e s s of AI- .15 rlon % Cu aoyll twni かalionensrndi s i r n u l a t i o n s . 4 . 0 x 1 0 4 2 . 0 x 1 0 4 x103.0 4 Time sI 1 . 0 x 1 0 4 0 . 3 0 . 0 に律速されること,大きな融解速度を得るために界面近 傍に大きな濃度勾配が必要になることに対応している. ただし,大きな融解速度にもかかわらず,界面における 固相,

i

夜相の溶質度は,わずかに局所平衡の値を上回る 程度にとどまっている.なお,回相中のピーク状の拡散 層は融解の進行につれ徐々に解消されていく. Fig.7 は各融解温度における間相率の時間変化を示 す. Fig.5 に示した2次元解析結果に比べると融解挙 動の保持温度による差は小さい.特に, Fig.5 に見られ た915 K , 920 K における融解遅延の傾向は現れず,国 相率は時間とともに連続的に減少し比較的短時間で平 衡固相率に近づくことが分かる. これは, 1 次元解析で は曲率効果が生じないためである.なお, Fig.7 に示さ れた融解時の固相率変化は,線形則や放物則といった簡 単な関数では表せない. 融解過程を考える上で,曲率効果とともに動力学的効 果も重要である.本解析では凝固の場合と同じカイネ y ティソク係数を融解にも用いているが,一般に融解に対 する駆動力は凝固のそれに比べ小さいと考えられている. したがって, このような条件の下での融解速度はFig.7 の結果より大きくなると予測される.ただし,カイネッ ティ yク係数に大きな値を用いるとパラメータM の値 も大きくなるので,計算時間の増加は避けられない.こ のような融解過程におけるカイネッティックスの影響に ついては今後検討すべき課題であろう. , , "

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に速やかに融解すると考えられるので,計算ではこの領 域は j夜相のままとした. このため,計算開始時の初期固 相率は約93% となる. Fig.6 に保持温度920 K で の 融 解 過 程 に お け る 溶 質 濃度分布の時間変化を示す.初期の融解速度は大きく, 液相中の濃度は必ずしも均一化されない状態で融解が進 行する.また,界面近傍で固相濃度は鋭くピーク状に低 下しているのに対し,液相側の濃度はほぼ同じレベルに 保たれている これは,融解過程が主として固相の拡散

(6)

5 2 2 鋳 造 工 学 第17 巻(1)999 第8号

4

.

結 号室5・ E フェーズフィールド法を用い,従来は困難であった A l . .15 mol

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Cu 合金の融解過程の解析を試みた.解析 では,

2

次元の過冷デンドライト凝固によってミクロ偏 析パターンを生成させ,これを基にして等温状態での融 解を検討した.融解は微小液相周辺の固相に始まり,融 解した液相は速やかに合体-粗大化すること,孤立した 円形液相領域が形成されると曲率効果により融解速度が 減少すること,保持温度が高い場合には液相領域は速や かに結合し融解の遅延は見られないことを示した.また, l次元の解析結果では曲率効果が生じないために,連続 した融解過程が見られた.いずれの解析結果でも融解過 程は短時間で進行し,速やかに平衡固相率に達すること が推定できた. これらの結果より,フェーズフィールド 法が融解過程の解析手法として極めて有効であり,その 定量的な評価も可能であると結論できる. 文 献 1 ) Caginalp .G : Pys.h .veR ,A 39 1()989 5887 2 ) .R Kobayashi ・icasyhP D, 63 1( 993) 410 3

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参照

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