小山地区自治会連合会
【はじめに】 このマニュアルは、2016年度から運用を開始する小山地区自治会連合会が管理するホームページの 運営スタッフとなられる皆さんへ、各自治会を代表して個々のホームページを作成し、更新・管理して 行くための技術を習得して頂くために開催する研修会の資料です。 研修回数は5回に分け、各2時間で合計10時間を予定しています。 内訳は以下の目次の通りで、研修方法は実践的で即実用化を目指して進めます。
目次
1.HPの仕組みと動作環境
2.必要なアプリケーションのインストール
3.サーバー・クライアント連携のための設定
4.HPビルダーの基本操作
5.ページ作成データーの転送とネット表示確認
6.サーバーDB(データーベース)の確認
7.サーバーとクライアント間のデーター連携操作
8.サーバー管理の基礎
【問い合わせ先】 藤野 英樹 Eメール:hideki_fujino@jcom.home.ne.jp1.HPの仕組みと動作環境
FC2
自治連HPデー
HP更新スタッフ
アプリケーション名
必要な容量
備 考
1)IBMホームページビルダー 約400MB ホームページの作成・登録・更新作業用 2)FFFTP 約2MB サーバーとクライアント間のデーター管理用 3)Resize 約1MB ページに取り込むイメージデーターの圧縮用 4)EXCEL,WORD他 基本ソフト データーの作り込み用2.必要なアプリケーションのインストール
ホームページを作成・更新・管理するためには、それらの操作をより簡単に
効率よく実施するためアプリケーションソフトがありますので、まず最初に更
新管理を実行するPCにインストールします。
アプリケーションの提供(各自のPCへインストール)
1)はV20クラシック をCDで提供します
2)、3)とも講習会場で提供します。
4)についてはPC購入時の基本仕様ですので適用外です。
EXCELやWORDは1)でページの作り込みを行う際に活用します。
3.サーバー・クライアント連携のための設定
前項でインストールしたアプリケーションを実用化するための設定を行います。
①FTPデーター保存場所の設定
(クライアント Cドライブ)
②HPサブページ単位の保存場所の設定
③FFFTPの初期設定
④ホームページビルダーの転送設定
C:
FTP
top
sub1
HP
top
sub1
C¥HP¥top C¥HP¥sub1~ C¥FTP¥top C¥FTP¥sub1~ FFFTPを起動し、現在のサーバーの内容を確認したり、必要な部分をダウンロードする際に利用します。 またFTPホルダーに設定したファイルを直接サーバーへ転送することもできますが、その場合はデーターの内 容やファイル名、容量などに間違いが無いかよく確認してからにしてください。 具体例は次ページ IBMホームページビルダーを使って作成・更新したページ全体のデーターをサーバーへ転送し、ネットへ 展開する際に必要な設定です。 具体例は次ページ③FFFTPの初期設定
パスワードは講義の席で 伝えます
sagamiharaoyamajichiren.web.fc2.com
④ホームページビルダーの転送設定
sagamiharaoyamajichiren.web.fc2.com sagamiharaoyamajichiren
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パスワードは講義の席で 伝えます
IBMホームページビルダーのクラシック標準画面
4.HPビルダーの基本操作(V20)
メニューバー ナビメニュー ナビバー ツールメニュー ページ編集タブ ページ編集領域 ヘルプ 図-4 HPビルダーの画面構成ページ編集タブ 個々のメニューの詳細については、それぞれを使う段階で解説します。 なお、講習会では編集モードとして2種類ありますが「どこでも配置モード」で実施します。 もう一つの「標準モード」については別の機会に実施します。 図-5 作業画面の構成 補足 IBMホームページビルダーでは、作成ページを保存する際のファイル名、あるいはページの中 で引用する写真・イラストなどのファイル名は全て半角アルファベットまたは数値のみが有効で す。日本語ファイル名や記号が含まれるとエラーの原因になりますので徹底して下さい。
○○自治会ホームページ
「新規作成」⇒「白紙から」⇒「どこでも配置モード」 ページサイズは最初は 750×900です。 画面上に作成する要素 ここでは以下の4項目について学習します。 1)文字の挿入 2)ロゴ、飾り文字の挿入 3)写真や画像の挿入 4)壁紙の挿入 ここではサンプルを見ながら、基本機能をひとつずつ 順番に使い方を習得して行くことにします。 図-6 ページ作成演習1 ホームページビルダーによるページ作成はマイクロ ソフトEXCELやWORDの操作でページを構成・作 成して行くイメージで実施できます。 個々のオブジェクトを創生する手順はそれぞれの場 合によって異なりますが、どこにどんな機能がある かを知っておくことが大切です。4-1.まず、作ってみよう・・・(1)
ホームページを作成する場合に全体を通じて配慮することとして、それを見る人の立場をある程度、念 頭に置いて進める必要があります。特に画面に表示する写真が重い(容量が大)と、画面に表示させる 時間が掛かって使いづらいということになります。 従って容量の大きなイメージファイルは予めレサイ ズしておく必要があります。 (一般的には数KBから数10KBに)③リンクボタン ①更新日付 ①or②タイトル ③イメージの貼り付 ①文章の挿入 EXCELやWORDで作 成した図表を取り込む 場合は予め所定のホル ダーにイメージとして保 存しておいて用いる場 合が多い。
4-2.まず、作ってみよう・・・(2)
画面上に作成する要素 ここでは以下の3項目について学習します。 5)表の挿入 EXCELで作成した表をそのまま挿入する方法 6)ファイルの挿入 PDFファイルデーターを画面上に貼り付ける方法 7)ページ内リンクと他ページとのリンク設定の方法 元のデー PDFファイ 作業フォル ファイル名に注意 半角英数 ページ上に 転送時ファ 同一ページ内 他ページA 他ページB ア イ サ カ L K W Z PDFの活用 図-8 表・ファイル・リンクの挿入5.ページ作成データーの転送とネット表示確認
作成が終わったページはネットで閲覧できるようにするため、サーバーの所定の場所にページデーターを転送します。 プレビューは、その転送作業の前に作成した内容が間違っていないかを点検するための機能です。 プレビューで「文字の重なり」「文字の欠け」「イメージの位置不具合」「リンクの動作確認」などを慎重に行ってください。 もちろんサーバーへ転送後もページ内容の更新は可能ですが、その更新完了までの間は不具合な画面を公開して いるわけですから速やかに訂正すべきです。5-1.サーバーへの転送作業手順
①作成したページを保 存先ホルダーを指定し まずは保存します ②保存の際のファイル 名は半角英数でXXXXX X.htmlです。 ③保存が終わったら転 送作業開始です。「サイ ト」の「ページ転送」です 「ページ/サイト転送」の設定画面が表示されます。(図-8) ここで重要なのは「e」の転送先フォルダの指定です。これを間違えると更新結果が表示されないばかりか、間違 えて他のページフォルダを設定してしまうと、予期せぬページの書き換えになって問題となります。 慌てずに慎重に選定して下さい。参照ボタンを押すと現在サーバーに設定隅のフォルダーが表示されます。 転送先サーバー内のホルダーは予め用意してありますが、その他に新たにページを追加した場合などはこの段 階で新規にフォルダを作成し、そのホルダを「転送先フォルダ」に指定します。e 図-9 ページのサーバーへの転送設定 ④保存先指定が終わっ たら「すべて選択」します ⑤次に「転送」ボタンで す。これでサーバーへ 転送されます。 ⑥転送が終わった後は 必ずネット上で開いて確 認して下さい。
5-2.作成・更新したページの確認作業
サーバーへ転送する前に「プレビュー」で確認しますが、その後サーバーへ転送した後も再度実際にネット 上で確認して下さい。 もしネット上での表示に不都合が発見された場合は速やかに更新して下さい。 ページの作成・更新作業実施 プレビュー OK? NG YES サーバーへの転送実行 ネット上で確認 画面表示確認の前に表 示の最新化操作を忘れ OK? NG START
6.サーバーDB(データーベース)の確認
運用中のホームページの全データーをサーバーでいつでも確認できます。 そのためのツールがFFFTPです。 FFFTPは既に設定済みですから開くと「ホスト一覧」画面が表示されます。ここでは3-③で設定したホスト名を選択し 「接続」を選択すると、以下のような画面が表示されます。画面の右側がサーバーに現在有るデーターで、左側は自分 のPCのFTPホルダーの内容です。 図-11 FFFTPの画面例 C¥FTP¥TOP連携操作というのは、サーバーにある最新データーをクライアントPCにダウンロードして、更新作業を行ったり、バックアップとして 保存したり、逆にクライアント側からサーバーの特定ホルダーヘ新たなデーター(ファイル)をアップロードして、Web画面へ反映さ せたりするの際に必要となります。 また「フォルダ作成」タブを使うと、サーバー内の指定の場所に新たなフォルダを作り込むことができます。これは、新たなページを 作成する場合に利用します。 「削除」機能で、サーバー内で不要になったファイルを直接削除することが出来ますが、これは表示していたものが消えますので慎 重に行ってください。 いずれにしてもサーバーの容量は契約時点で決められた有限の範疇です。 やたらと無駄なデーターを置きっ放しは避けるべきで 時々大掃除も行います。
7.サーバーとクライアント間のデーター連携操作
8.サーバー管理の基礎 (システム全体の管理者用)
前にも述べましたが、ホームページを展開する場合に利用するサーバーは容量に限界があります。(Max10GB) 今回はFC2というWebサービス会社との契約ですので、そのサーバーが現在全体に対してどれくらい利用済なのかをチェックする 方法を以下に解説します。 全体の管理を担当する人は時々この確認をしたり、また万が一の備えとして、データーのバックアップ を実施するなどが必要です。 バックアップ作業はFFFTPで実行します。 1)まず最初にFC2のホームページを開きます。 2)次に最初にFC2ユーザー登録時に使用したメールアドレス と登録時に設定したパスワードを入力します。 3)ログインします。 4)FC2管理画面をクリック 5)FTP設定を選択 6)図-16の下の方に「ディスクの利用状況」が表示 されています。 目安としては利用率は50%程度がいいでしょう。 図-13 FC2へのLOGIN ************** **************sagami.oyamajichiren sagamiharaoyamajichiren.web.fc2.com
図-16 FC2管理画面2 10,737,374,300 (約10.00GB) 【おわりに】 以上で第1回目のホームページ研修は終了です。 ホームページを実際に作って行くと、例えば写真集をスライドで表示したいとか、動画も載せてみたい、関係者間で自 由に意見交換ができる掲示板を設けたいなどなど、段々とやってみたいことが増えてくるものです。 マニュアルを読んで学習するのも可能ですが、解らなくなったり、知りたいテーマが出てきた場合は、臨時の勉強会も 計画しますので要望をだしてください。 とにかく一番大事なことは一つだけ、「始めたら、更新を続けること」止まっ