箏を中心とした音楽科出張授業の実践と考察
著者 梅村 憲子, 麻植 美弥子, 北島 恵美子
雑誌名 福井大学教育実践研究
号 45
ページ 1‑9
発行年 2021‑03‑26
URL http://hdl.handle.net/10098/00028637
実践論文
1、はじめに(梅村)
令和元年度福井大学《地域の児童・生徒に対する先進 的教育提供事業》の支援を受けて、令和2年1月28日 に箏奏者麻植と梅村による福井県立高志中学校への出張 授業を行った。麻植は令和元年度より非常勤講師として 本学で箏の指導を担当。箏奏者としての力量に加えて、
箏の魅力を広く伝えることに強い使命感を持ち、国内外 で演奏だけでなく箏の指導も精力的に行っている姿勢に 深い感銘を受けた。同時に中学校音楽科のカリキュラム に和楽器が必須となったことによる、教育現場の音楽の 教員の努力も目の当たりにし、加えて梅村自身が声楽と 和楽器のコラボレーションに新しい可能性を見出してい ることなどにより、箏とソプラノによる出張授業(図1 参照)を実施することとなった。授業では箏の体験だけ でなく、箏の演奏家である麻植と声楽家である梅村との、
双方の音楽を生徒に知ってもらうことも主眼の一つとし た。
対象は1年生の3クラス、90名。高志中学校は高志高 校との6年一貫教育を行う県内でも有数の高い教育水準 の中学校であることも相まって、生徒たちの反応は非常 に良好で、講師の意図が十分に伝わったのではないかと いう印象を受けた。
以下、高志中学校での出張授業の実践を基に、麻植に よる福井大学教育学部及び長きに亘る各地での指導に基 づく提言、北島による教育現場からの報告、梅村の日本 歌曲の演奏についての考察も交えながら、中学校での和 楽器指導、和楽器と声楽との共演について考察する。
図 1 箏出張授業ちらし(市内中学校音楽科教諭などに配布)
2、中学校音楽科における日本音楽授業の現状(北島)
平成14年4月施行の学習指導要領で、「和楽器につい ては、3学年間を通じて1種類以上の楽器を用いること」1 と定められてから20年ほどが経過した。また、令和3 年度全面実施となる学習指導要領解説音楽編では、「我 が国や郷土の伝統音楽に親しみ、よさを一層味わえるよ うにしていくこと」2が求められている。
このような状況の中で、中学校における日本音楽の授 業では、「生徒が我が国や郷土の音楽のよさを味わい、
愛着をもつことができるよう工夫すること」3が望まし
箏を中心とした音楽科出張授業の実践と考察
福井大学 梅 村 憲 子 箏奏者 麻 植 美弥子 福井県立高志高校・高志中学校 北 島 恵美子
梅村、麻植、北島の3者が協働で行った福井県立高志中学校第1学年に対する箏を中心とした音楽科授 業は、生徒たちに興味と関心とをもって受け入れられた。授業実践の報告に加えて中学校音楽科における 和楽器指導の現状と問題点、さらに箏と声楽による日本歌曲の新しい可能性など、今後発展させていくべ き様々な課題について考察する。
キーワード: 箏、和楽器指導、箏と声楽のコラボレーション、ゲストティーチャー、日本歌曲
1
中学校学習指導要領(平成 10
年12
月告示)第2
章 各教科第
5
節 音楽 第3 指導計画の作成と内容の取扱い 2(4)
2
中学校学習指導要領解説(平成
29
年3
月告示)音楽編 第1
章 2 音楽科改訂の趣旨及び要点3
中学校学習指導要領解説(平成
29
年3
月告示)音楽編 第1
章 2(3)⑥我が国や郷土の伝統音楽に関わる指導の充実梅村 憲子,麻植美弥子,北島恵美子
いと考えられる。日本人として和楽器の音色や奏法を学 び、そのよさや美しさを味わうことは、生涯、日本人と しての愛着をもつことにつながるのではないか。
福井県内の中学校では、一般的に、和楽器としては、
箏や三味線、雅楽の楽器(笙、竜笛、鉦鼓)などを取り 上げることが多い。しかし、各学校に楽器が揃っている ことは少ないため、地区で楽器を共有したり、地域や地 元の保存会などから楽器を借用したりして授業を行うこ とがほとんどである。また、和楽器の授業においては、
地域の方や楽器の奏者をゲストティーチャーとして迎 え、ゲストに教えを請いながら授業者と協働で授業をし ている現状もある。
北島も、和楽器に関していえば、箏や三味線を習った のは、教員になってからである。福井県教育総合研究所 が主催する教科別の研修会や、文部科学省が夏に主催す る《伝統音楽指導者研修会》に参加し、箏と三味線を 習った程度である。基本的な奏法はある程度理解してい るものの、さらに良い響きになるにはどうしたらよいか、
数々の奏法をもっと身につけたいがこれで正しいのだろ うか、と和楽器の授業に関して、あまり自信が持てずに いることは否めない。
また、学校現場の現状としては、楽器の確保や授業者 の専門性といった問題以外にも、箏を取り扱う際の準備 や片付け、楽器の調絃に時間がかかることなどが挙げら れる。また、箏の場合は、箏爪の数や種類を確保するこ とも必要で、絃の修理についてなども困り感があった。
本校(福井県立高志中学校)は、生徒が県内一円から入 学してくることもあり、小学校時代の日本音楽に関する 知識や和楽器経験の有無も個々に異なっている。そのた め、中学校1年次の日本音楽の授業は、教科書に沿った 形で、日本の民謡や箏曲《六段の調》の鑑賞、ソーラン 節の歌唱、日本の音階を使っての創作、そして箏の器楽 という流れで授業のカリキュラムを構成していた。
実際、ソーラン節の歌唱の授業では、CDを用いて民 謡歌手の声を聴きながらこぶしを地声で模倣させたり、
箏曲《六段の調》の鑑賞では、DVDを用いて楽器の音 色や奏法を味わったりさせたりした。しかし、それらの 授業において、生徒がさらに主体的で対話的に学びを深 めるためにはどうしたらよいか、と悩んでいたのは事実 である。そんな矢先、福井大学より《地域の児童・生徒 に対する先進的教育提供事業》支援のお話をいただいた。
プロの箏奏者の音色を味わい、声楽のソプラノの歌声 を生で聴き、生徒には、“2人につき一面の箏 ” を与え られる、という目から鱗のこの企画は、学校現場にはと てもありがたいお話だった。生徒たちに、心から日本人 としての愛着をもち、日本の音楽のよさや美しさを味わ わせたいと考える北島の思いに、この事業は絶好の機会 になるはずであると心を弾ませた。
3、小中学生に対する箏指導について(麻植)
1)概要
麻植は50年以上に亘る芸歴の中で、平成13年から 幼小中学校等での和楽器による学校公演、体験型箏ワー クショップなどを数多く行い、効果的な和楽器指導方法、
興味を抱かせる実践的ノウハウなどを蓄積してきた。
今般教育現場で求められている主体的な学びを実現す るために、誰でも美しい音が出せ、ペンタトニックスケー ルによって創作活動が容易である箏は、学習に効果的な 楽器である。しかし、箏の魅力を伝えるべき教員は、主 に西洋音楽を専門的に学んできているため、箏の魅力や 可能性を十分に理解する機会が少なかった現状があり、
教員が箏についての知識を深めることに加えて、効果的 に箏の魅力を生徒へ伝えられる指導法が必要とされてい ると考える。
教育現場の教員が箏に対する知識を身につけ、楽しさ を正しく伝えるためのメソッドを習得しさえすれば、必 ず効果的な箏授業を生徒に提供できるであろう。以下に 麻植の経験に基づき学校での箏指導について述べる。
2)学校の音楽教育における箏指導の現状と課題 学校での箏指導は、学外の演奏家を招聘して行う場合 も多く、麻植にとっても学校公演は、生演奏の迫力や息 づかい、箏本来の音色の美しさを知ってもらうことがで き、やりがいを感じる一方、教育現場の多くの教員が、
箏の魅力や可能性を、どのように指導すればよいかと悩 んでいる現状が、学校公演に長く携わる中で大きな課題 として見えてきた。
現在では多くの日本人が箏に触れたことも見たことす らないというのが現実だが、麻植は、自身が海外公演を 行う中で、真の国際人とは自国の文化を知り、他国の文 化を尊重できる人物であると知った。ボーダーレスの時 代と言われて既に久しいが、次世代を担う子供たちが国 際人として飛翔していくためには、自国の文化を知るこ とから始まると痛感したのである。そのためには、学校 の教育現場で日本の伝統文化に触れることは極めて重要 な機会と捉え、学校公演により一層の力を注いできた。
しかし現状は、ピアノなどの洋楽器への親しみに対し、
和楽器は馴染みのない遠い存在であり、大多数の人が
“ 食わず嫌い ” の状態にあると言える。
平成14年4月施行の学習指導要領の改訂によって中 学校において和楽器教育が義務化された。和楽器に対し て馴染みがないだけに、食わず嫌いからの脱却には、最 初に “ 和楽器は楽しい ” と感じる授業が出来るかどうか が肝要であるが、行政府による芸術家派遣事業も一回限 りの授業になることが多く、前述した課題の解消には 至っていない。音楽の授業において、絃を鳴らせば誰で も音を出すことができる箏がもつポテンシャルは大き い。箏は極論を言えば、グリッサンドだけで音楽になり 得、創作活動にも適した楽器であるのだが、それが知ら
れていないことも、箏の授業導入に消極的となる一因で はないだろうか。平成14年度の改訂以降も教育現場の 教員たちは箏の歴史や演奏方法について一定の知識は あっても、その知識と、実際どのように授業を行うかの イメージが結びついておらず、指導に苦労しているとい う印象である。
次項ではこの状況を改善するための方法として箏の演 奏の楽しさと達成感を誰でも簡単に感じることができ、
効果的な指導方法である箏ワークショップメソッド《さ くらリレー麻植方式》4(以下《さくらリレー》につい て述べる。
3)指導方法の確立と実践について
学校での学習や指導においては楽器の歴史や技術の習 得に重点が置かれる傾向にあるが、アクティブラーニン グの観点からも、生徒の興味を引くための “ 楽しさ ” と いう点を見落としてはならない。生徒たちはつまらない と感じる事柄には無関心になり、話を聞かなかったり、
聞いていてもすぐに忘れてしまったりするが、面白いと 思えば驚異的な集中力を発揮し、主体的に学んでくれる。
普段の音楽の授業で学んでいる教材曲とのコラボレー ションを取り入れるなど、生徒たちの興味を引き、主体 的な学びが実現する授業を追及してきた麻植の、長年に わたる経験の集大成が《さくらリレー》である。
学校公演では予備知識なしに演奏を聴かせて興味を引 きたい、事前にある程度の学習をした上で体験や創作活 動をしたいなど、学校によって様々な要望がある。麻植 は、箏の授業を通して教員が生徒に教えたい事を知るた め、事前に教員と共に指導案を作成し、教員との協働に より授業の質の向上を図ると共に、年間の学習計画に箏 の授業を溶け込ませる方法をとってきた。それは麻植の 指導内容の反省や改善点も浮き彫りにすることから、回 数を重ねるごとにブラッシュアップされた結果が《さく らリレー》となった。
殆どの学校では生徒数に対して箏の面数が十分ではな いため、一人一面で全曲演奏すると、大多数の生徒が演 奏することが出来ないが、《さくらリレー》では、一面 の箏で最大7名の演奏が可能である上、一つの楽器を複 数人が共有することで、ゲーム感覚やチーム戦の要素も あり、一体感の醸成、コミュニケーションの活発化といっ た効果も得られる。(図2、さくらリレー麻植方式Ⅲ)。
1行ごとに担当者を決め、担当パートが終わると次の担 当者に場所を譲り、次々演奏していく方法。図2では色 分けされた4色のうち同色で示したパートごとに演奏す る場合は4名、1行ごとの場合は7名で演奏することにな る。
図 2 箏ワークショップメソッドさくらリレー麻植方式Ⅲ
効果的な授業のためには、教師やその卵である教員養 成大学の学生が箏の魅力と可能性、演奏の楽しさを知る ことが重要である。次項では福井大学教育学部における 箏授業について述べる。
4、福井大学教育学部における箏授業について(麻植)
1)授業シラバスより5
箏の調絃、演奏法を習得した上で、実際に箏を教材と して用いる手法を学び、実現する力を身につける。教員 採用試験で出題された楽曲を課題曲とし、採用試験を見 据えた講義内容とする。
箏の歴史や構造等を学び、日本音楽に興味を持ち、楽 しみ、それを生徒に伝えられる人材の育成を目標とする。
箏の音色の美しさ、日本音楽の楽しさを再発見する。《さ くら》《六段の調(初段中心)》の演奏の習得。《さくら リレー》の講義により、教育現場で箏を用いた授業を実 践できる能力を習得する。
2)授業内容とねらい
福井大学教育学部における箏授業では、学生に箏の可 能性を感じてもらうため、最初に麻植による演奏を行っ た。伝統楽器に対する固定概念を覆すような曲の演奏に よって、それまで持っていたイメージとは異なる印象や 驚き、発見があり、箏の楽しさを見出すきっかけになっ てほしい、難しそう、堅苦しいといったイメージを覆し、
箏に興味をもつ端緒となってほしい、馴染みのある曲に も対応できる、大きなポテンシャルをもつ楽器であるこ とも知ってもらいたいという願いからである。
講義内容の概要は以下の通りである。
①弾(ひ)き方・奏法(音色の変化):基本的には、爪 を次の絃につくまで押し出して音を出す。
②余韻(箏の特徴)。
③平調子(創作に適している):箏の魅力の一つとして 音の余韻の美しさがある。“ 心の琴線に触れる ” の言 葉通り、箏の音色は古来より人々の心に訴えかけてき た。合せ爪、かき手、スクイ爪など爪での奏法、押し
4
箏奏者麻植理恵子と共同で開発
http://oekoto.web.fc2.com/sakuraoe.html
5福井大学教育学部令和元年度《日本音楽演習》シラバス
梅村 憲子,麻植美弥子,北島恵美子
手、引き色、突き色などの余韻を変化させる左手を用 いた絃の操作方法など、音色を変化させる各種奏法の 習得に取り組むと同時に、自由な発想の創作活動に結 びつけるため、学生が自由に楽器に触れることも重視 した。
④楽譜(漢数字譜の利点):箏の楽譜はタブラチュア譜 で殆どが漢字表記であり、五線譜が読めない生徒でも 簡単に読むことができる等の解説を行った。楽譜が読 めないから音楽が楽しくないという生徒にとっても、
箏の楽譜は優しいと言える。もっと広く教育現場で活 かしてもらえたらと感じる点である。
⑤さくらリレー麻植方式:第3項3)参照
また、以下の資料より抜き書きしたものを配布し、テ キストとして使用した。
・深海さとみ『初心者〜専門家のための箏の基礎訓練 深海さとみの箏エチュード』邦楽ジャーナル(2015)
・山登松和他『箏・三絃(三味線)・尺八の指導』公益 社団法人日本三曲協会(2017)
・吉崎克彦『箏入門の為の小品集』大日本家庭音楽会
(1990)
3)学生レポート報告
福井大学における授業の仕上げとして、①講義を受け て箏の魅力など感じたこと、②授業の中で児童生徒に箏 のどのような面を伝えたいか、また、どのように活用し たいか、の2点について、レポート提出を課した。学生 たちは、箏の魅力と共に、さくらリレーの授業メソッド としての有効性など、麻植が伝えたいと考えていた点を 見事に感じ取っており、箏の音色や奏法に対する鋭い考 察のほか、西洋音楽との違いについての鋭い視点も随所 に見受けられた。創作活動では、和の音楽と西洋音楽と の違いについて、西洋音楽にはない音楽の “ 間(ま)” や、
“ 箏の一音の重み"を感じ取り、独自の新たな表現を生 み出してくれた。
また、自分たちが授業を行うにあたっての展望も、そ れぞれの個性を発揮した具体案が示されており、シラバ スに掲げた狙いは達成されたものと考える。実際に教育 現場に出た際には、授業で学んだ内容を存分に活かして もらいたいと願うものである。
学生のレポート内容について、一部を以下に紹介する。
4)これまでの各地の学校公演でのアンケート
麻植がこれまで各地で行ってきた学校公演(鑑賞・箏 指導)についての子どもたちのアンケートをまとめたも のを参考として示しておく。どの学年の子どもたちも箏 という楽器やその音楽を、新鮮な驚きをもつて受け入れ てくれており、学年が上がるごとに、音色の変化や “ 和 ”
“ 日本文化 ” などについての気づきが見られる。
文中、原文の間違いなどは修正し、平仮名表記はすべ て漢字表記に統一した。
〈箏体験について〉
・小学校3年生「箏を鳴らして面白かった」「難しいと 思っていたけど簡単だった」「また弾きたい」「箏とリ コーダーとの合奏が楽しかった」など。
・小学校6年生「リコーダーとの合奏がいつもと違う 感じがして面白かった」「興味のない楽器だったけど、
楽しかった」「箏を弾くには気持ちが必要だとわかっ た」「楽譜が漢字で書かれているのでびっくりした」
など。
・中学校3年生「力の加減で強弱、はじき方で響きが変 わることがわかった」「続けて指を離さず弾くところ がよいと思った」など
〈鑑賞〉
・小学校2年生「箏は楽しかった。いい音で高い音が出 たり、低い音が出たりする。もっと聞きたかった」な ど
・小学校3年生「音が大きくてびっくりした」「音がき れいだった」「自分も先生の様に弾きたい」「箏は龍の 形をしていると知った」「初めて聞いたけど、ピアノ 奏法 ・
沢山の奏法があり、音色が違い多様な表現が出来
る
・
右手と左手に色々な奏法があり、同じ絃を弾いて も様々な音を出せる
・様々な奏法を取り入れることでアレンジできる
余韻 ・
余韻を変化させるための奏法がある
・余韻で遊ぶことができる
・
余韻を大切にするから、一つ一つの音に意識があ る
2019年度福井大学教育学部授業履修生レポート(要約)
楽譜 ・
誰でも楽譜が読める
・数字譜で絃の位置を認識しやすい
・
五線譜が苦手な生徒でも演奏できる
創作
・
平調子はどの音を組み合わせても美しいため、簡 単に創作活動が出来、工夫次第で深い学びを得ら
・
単純な操作で音を変化させることができる
れる・
調絃によって美しい音階が定められているので使 いやすい楽器
・
様々な奏法を知ることで、生徒の創意工夫を生か した表現が生み出される
リレー奏
・
友達との協力が一体感を醸成する
・コミュニケーション活発化
・
ゲーム感覚での楽しい学び
・自分のパートに対する責任感の芽生え
・
他の人の演奏に耳を傾けることができる
・
一曲を演奏できた成果を得られることから、学習 意欲向上につながる
教員となったら ・
自分が感じた箏の魅力を生徒に伝えることができ
るよう、今回の体験を活かしていきたい
・
誰でも楽譜が読めるタブラチュア譜であることの 利点を活かした授業をしたい
・
創作活動に活用することで、楽しさや自信を付け たりすることにつなげたい
・
音が鳴りやすく、工夫しやすい点から主体的に学 習に取り組むことができる
やエレクトーンとは違った音だった」など
・小学校4年生「音色が心にしみた」「箏が気に入った。
音色が綺麗で、弾き方が面白い。和楽器に興味が持て た」など
・小学校5年生「箏の音を聞いて、日本の文化は素晴ら しいと思った。これから日本の文化を大切にしていき たい」など
・小学校6年生「綺麗なメロディーと激しいメロディー があった。こんな音が出せるんだなあと思った」「音 色がすごくきれいで弾き方が面白そうだったので和楽 器に興味が持てた」「夢の中にいるみたいに思えた」「箏 の音は単純でピアノみたいに左手はないのに人を感動 させられることがすごいと思った」「洋楽器にはない 落ち着く雰囲気がある」など
・中学校3年生「とても柔らかく、温かみがある音色で 日本の和を思わされた。いろんな奏法が使われていた」
「右手だけでなく、左手もたくさん使っていて難しそ うだった。同じ絃でも全く違う音が出てすごいと思っ た」「箏はゆっくりな曲ばかりを演奏すると思ってい たので驚いた」など
5、箏と声楽との共演について(梅村)
今回の出張授業での講師演奏では①麻植の箏独奏、② 歌(麻植)を伴う箏曲、③梅村(ソプラノ)と箏とのア ンサンブル、を演奏した。この項では箏とソプラノのア ンサンブルについて述べる。
梅村は声楽家として長きに亘り日本歌曲の演奏に取り 組んできた。日本歌曲の演奏においては、正しい声楽発 声と明瞭な日本語の両立に加えて、多くの楽曲ではその
“ 日本情緒 ” をいかに表現するかが演奏の要であると言 える。
日本歌曲の中にはピアノパートに明らかに和楽器を模 した音形が用いられている楽曲も多く “ 箏のように ” と 作曲家自らが記している場合もある。であれば、実際に ピアノパートを箏で演奏すれば、ピアノとは違ったより 深い日本的な情緒が表現でき、作曲家の意図により近づ くことができるのではないだろうかとの思いが梅村には 常にあった。
声楽と箏のために書かれた日本歌曲は少なからず存在 するが、ピアノのために書かれたパートを箏で演奏する には、当然様々な困難が伴う。麻植は邦楽の世界に留ま らず、洋楽器や声楽家との共演の経験も豊かで、ピアノ 伴奏として書かれた既存の日本歌曲を箏の伴奏で演奏す るという梅村の願いは、麻植の協力で実現することと なった。
今回の出張授業では、生徒たちに西欧式の発声で演奏 される日本歌曲で表出される日本情緒を味わってもらう ため、旋律が日本音階によるもので、ピアノパートも明 らかに和楽器の響きを模していると思われ、歌詞の内容 にも日本の古き良き情景がたっぷりと表出されており、
かつ中学生が興味をもつて聞ける楽曲として、橋本國彦6 の《お六娘》を演奏した。
様々な奏法により音色の変化が可能で、音域も広い箏 であるが、《お六娘》の伴奏パートを箏で演奏するのは 至難の業に違いなく、麻植の箏奏者としての力量と西洋 音楽への理解と経験なくしては実現しなかった。ピアノ から箏への編曲は河副功氏7の協力を得た。
図3 橋本國彦《お六娘》オリジナル(ピアノ伴奏)(部分)
『橋本國彦歌曲集1』全音楽譜出版社(1995)p.126
図4 河副功編曲箏伴奏《お六娘》出張授業使用版(部分)
島田高髷、鎮守祭り、など中学生にはなじみの薄い語 句も多く、歌詞カードは配ったが歌詞の内容を理解しな がら聞くことは難しかったと思われ、楽曲の理解のため に歌詞の解説の時間を設けるべきであったことが第一の 反省点である。この曲の日本情緒はすべて歌詞を表現す るものであることを理解した上で聞けば、曲への興味が 深まり、生徒たちの聴き方も変わったと思われる。1時 間の授業の中で、盛沢山の内容を組み立てた結果、歌詞 の解説の時間が取れなかったことについて、生徒たちに は申し訳ない思いであり、次回には必ず改善すべき点で ある。
また、箏のもつ “ ゆらぎ ” や “ 間合い ” といったニュ アンスは、西欧の楽器とは違った魅力であり、隙なく完
6
橋本國彦(はしもとくにひこ)(1904-1949)山田耕作、信時 潔などに次ぐ日本を代表する作曲家。秀逸な歌曲を多く残した
7
河副功(かわぞえいさお)京都市立芸術大学作曲専攻を卒業
後渡仏、パリエコールノルマル音楽院、セブラン音楽院にて学 ぶ。近年箏作品を多数手掛ける
梅村 憲子,麻植美弥子,北島恵美子
成された西欧の楽器に比べると、箏はある意味不安定で、
そこはかとない。
クラシックの歌曲はほとんどの場合ピアノ伴奏で演奏 されるが、お互いに自立しながら、適度な緊張感を保っ てお互いを凝視し、音楽のバトンの受け渡しも非常に緻 密に行うといった、ピンと張りつめた空気感が始終する ピアノとの共演とは違い、箏との共演はもっと暖かな空 気感が支配し、律動がファジーで音楽的な許容範囲が広 いという印象を持った。
西欧音楽のみを学んできた梅村にとって、箏との共演 は、自然を攻略し制御して、意のままに作り替える西欧 式の庭園と、自然をそのまま生かし、抗わずして自然美 を取り込む日本式の庭園の、いずれをも美しいと感じる 感性を彷彿とさせるものであった。西欧の楽器と和楽器 の音色の双方を美しいと感じ、さらに西欧の美と日本の 美とを自由に行き来することのできる柔軟な感性を持て たときに始めて、西洋式の声楽と和楽器との融合が可能 になるのであろう。梅村にとって和楽器との融合の努力 は非常に好ましいものであり、西欧式の発声法で5線譜 に乗せて日本語を歌うことの難しさやもどかしさを解消 する、大きな手立てを得られたと感じている。
作曲家が記した “ 箏のように ” という語句は、音型だ けのことではなく、箏の醸し出す世界観全体であること を再認識し、箏と共に演奏することによって、うわべだ けの日本情緒ではなく、和楽器との “ 語り合い ” ともい うべき新しい美意識を日本歌曲に対して見いだせたこと は、梅村にとって非常に嬉しい発見であった。
河副氏の編曲は、今回は箏の音域の広さを利用し、ピ アノパートをそのまま箏に移すという方針で行われた。
しかし出張授業の後、麻植の助言もあり、箏による伴奏 の場合、原曲のピアノ伴奏を基本とせず、箏の持ち味を 活かす為、箏の奏法や、調絃から得るグリッサンドの響 きを活かして新たな箏伴奏を組み立てるという方針を打 ち出し、その結果、ピアノ伴奏でのお六娘とはまた違っ た世界感の新版が生まれた。図6は河副氏による新たな
《お六娘》の編曲譜である。
「編曲の旧版と新版の大きな違いとして、調子表現の 変更が挙げられる。新版では箏の調絃を、五音音階をよ り活用できるものに再調整した」(河副氏談)。
図 5 河副功編曲箏伴奏《お六娘》新版(部分)
2020年10月に新版で演奏する機会を得たが、箏の 音が明確になる音型を多用することによって、歌い手が キャッチしやすい伴奏となり、アンサンブルの質は各段に 改良された。日本歌曲のピアノ伴奏を箏に編曲するとい う難題に取り組んでくれた河副氏に感謝の意を表したい。
原曲の持ち味を生かしつつ、箏による新しい伴奏を付 す試みは、日本歌曲の表現の新しいジャンルの開拓を意 味し、大いにやりがいのある挑戦であり、梅村にとって、
箏伴奏による日本歌曲の演奏は新しい表現の領域となっ た。今後も麻植とともに箏伴奏による日本歌曲演奏や出 張授業を継続していく計画であり、箏との共演によって 得た新たな日本歌曲の表現の世界を、深化させ、発展さ せていきたいと考えている。
6、出張授業のねらい、授業の組み立て(北島)
《地域の児童・生徒に対する先進的教育提供事業》の 支援が決まり、具体的にどのように授業を進めていけば よいかを考えた。
まずは、プロの箏の音色を味わう時間をもつこと、加 えて、ソプラノ歌手の演奏を生で鑑賞すること、二人が 演奏する和と洋の融合という視点を加えること、地声と 頭声の違いを知ること、さらに、生徒たちが主体的に箏 の音色を味わい、楽しく演奏できるようになること、な ど、授業のねらいを探っていった。二人の講師とも相談 をしたところ、北島が考えていた欲張りなねらいに対し、
全てやりましょうと快い返事をいただき、授業の組み立 ては、すぐに話が進んでいった。
また、本校には、10面の箏があるが、一クラス30人 の生徒がいるため、通常は3人に1面の箏となる。し かし、今回は、福井大学より5面の箏を借りられること になり、2人に1面の箏を与えることができた。そのこ とにより、ペアでの活動ができること、普段より長い時 間箏を演奏できることも魅力であった。さらに、普段は 床に座って演奏していたのだが、今回は “ 立奏台 ” や “ パ イプ椅子を用いた立奏の形 ” を用いることができ、楽器 の運用方法においても、多くの知恵を得られた。
以下、授業の流れを記す。
図 6 当日生徒に配布したプログラムの1部
まず、既習曲として、《ソーラン節》と《さくらさくら》
を斉唱させた。生徒は《ソーラン節》を歌うときは、い つもお囃子が入ると笑顔になるのだが、今回も楽しそう に元気な歌声で歌唱した。敢えて “ 地声 ” ということも 意識させた。次に、授業者が、きれいな声で《さくらさ くら》を歌おうと声をかけたのち、生徒はフレーズを意 識しながら《さくらさくら》を斉唱した。この歌唱は、
今回、ソプラノの歌声を鑑賞する機会があるので、学習 指導要領で歌唱の事項に記されている「曲種に応じた発 声」について、実感を伴って味わうことにつながったと 思う。
次に、麻植から箏の弾き方や奏法の説明を受けた後、
《千鳥変化》でプロの箏の音色を鑑賞した。特に生徒た ちは、左手の奏法や余韻を利用する技法、音の強弱に興 味を示していた。
さらに、箏とソプラノのコラボレーションによる《和 洋の声の違いを味わおう》の鑑賞では、間近に迫る演奏 が圧巻で、生徒たちは、驚きと感動といった様子であっ た。「西洋から伝わったソプラノと古くから親しまれて きた箏がすごく合っていて、楽しむことができた」といっ た感想もあった。
そして、《さくらリレー麻植方式》で、ペアになり、
箏を実際に演奏した。麻植やアシスタントの大学生たち が生徒たちに奏法を個別に指導したこともあり、生徒の 箏の音色が変わっていく様子がうかがえた。
(1)
(2)
図 7 高志中学校での出張授業の様子 (1) 麻植(箏)と梅村(Sop)の共演
(2) さくらリレー(生徒が入れ替わろうとしている)
7、アンケート結果に基づく考察<授業後の感想>(北島)
授業を終えての感想として、まずは、生徒たちの感想 の一部を紹介する。
箏についての記述は、以下の通りである。
「今回の講座で、箏についての理解がとても深まりまし た。難しそうというイメージがありましたが、やって みると、とても楽しく、わかりやすかった。」
「波みたいな音を出すのがすごかったです。まねしたかっ たです。」
「爪のはしではじくと張りのあるというか中が詰まった 音というか、そういう音が出せました。」
「ギターなどと違って、はじく時は、次の絃にひっかか るぐらい思いっきり強くはじくときれいな音が出て、
驚いた。箏の音色は力強いのが印象的だった。」
声についての記述では、以下の通りである。
「ソプラノの演奏は、高い音だったが心が落ち着くよう な感じだった。」
「“ 箏歌 ” は、初めて聴いたし、地声ということにとても 驚きました。ソプラノと箏はゆれるものとゆれないも ので、あまり合わないのではないかと思ったけれど、
お互いが混じり合い、自分を出していて、とても新鮮 で楽しかったです。」
また、こういった感想も見られた。
「日本文化である箏を自分で演奏することで、昔の日本 人の気持ちがなんとなくわかりました。」
「今回の授業で、日本に古くから伝わる歌に関心をもつ ことができた。これからの音楽活動に生かしたい。」
この記述は、まさに、北島が今回の事業の支援が決まっ たときに期待していた、生徒たちに、心から日本人とし ての愛着をもち、“ 日本の音楽のよさや美しさを味わわ せたい ” といった思いが伝わったようで、嬉しかった。
一方、今後の課題としては、“ 授業 ” として捉えた場 合、授業中の生徒たちの思いを受け取り、共有する場面 が必要ではなかったかと考える。授業後にはアンケート を取り、項目ごとのコメントも書かせているが、授業の 途中でも、そういった思いの共有や生徒同士、生徒と教 師のやりとりがあるとよかったのではないか。例えば、
今回でいえば、箏の音色を聴いた瞬間、箏とソプラノの コラボレーションを味わった瞬間、その時の生徒の思い をつないでいくことが、授業者として必要だったと考え る。こういったファシリテーターとしての教師の役割が、
“ ゲストの出張授業 ” を今後、“ 生きた授業 ” につなげて いけるのではないか、と感じた。
北島個人として、この事業の感想を述べるならば、こ んなふうに2人の講師やアシスタントの大学生たちと、
協働で授業をつくることができ、とても幸せに感じてい る。普段から悩んでいた日本音楽の授業が、生徒の満足 げな様子を間近にみることで喜びに変わり、達成感にあ ふれた。改めて、北島自身が日本音楽のよさや美しさを 味わい、日本人としての愛着がもてたことに感謝したい。
8
中学校学習指導要領解説(平成 29
年3
月告示)音楽編第
3
章 第1
節2
(1
)A表現(1
)イ(イ)梅村 憲子,麻植美弥子,北島恵美子
8、おわりに<アンケートに基づく総括>(梅村)
授業後の3クラス87名に対するアンケート結果は以 下の通りである。
設問1は5択のうち「普通」が1名、「あまりできなかっ た」「まったくできなかった」はゼロであった。
設問2は5択のうち「普通」「あまり持てなかった」「ほ とんど持てなかった」はゼロであった。
図 8 高志中学1年生3クラスに対するアンケート (2020.01)
梅村らの出張授業が概ね受け入れられたことは、高志 中学校の生徒たちの理解度の高さによるものも大きいと 思われるが、100%の生徒が「興味を持てた」と回答し たことは、彼らの感性を柔軟に育て、初めてのものを興 味をもつて受け入れる素地を作った北島の教師としての 力量によるものも大きいと思われる。
自由記述では、爪の使い方の違いによる音色の変化、
講師演奏に対して声が「ゆれる、ゆれない」「交じり合う」
「自分を出す」「箏とソプラノが合っていた」など、音色 や表現、アンサンブルについて、深い聞き取りができて おり、中学生なりの精一杯の語彙を使って心で感じ取っ たことを表現しようとしていることが伺い知れる。
また、「日本文化である箏を自分で演奏することで、
昔の日本人の気持ちがなんとなく分かりました」「今回 の授業で、日本に古くから伝わる歌に関心をもつことが 出来た」など、箏という楽器のよさだけでなく、日本文 化のあり様や特徴にまで踏み込んだ感想も見られた。
箏の演奏や指導によって楽器の魅力を伝えるだけに留 まらず、日本文化のよさも子供たちに伝えたいという麻 植の思いは第3項にもある通りだが、高志中学の生徒た ちのアンケートにはその意思が伝わったことが明確に表 れており、日本音楽の伝道師ともいえる麻植にとっては
「心が震える思いがした」ようである。
「ソプラノの演奏は高い音だったが心が落ち着く感じ」
という感想は、梅村にとって非常に嬉しいものであった。
これまでは、ソプラノの音色は初めて聞く中学生にとっ ては “ 甲高い ” ととらえられるのではないかという恐れ を持っていたが、「心が落ち着く」という表現の中には《お 六娘》の素朴で瀟洒な世界観とともに、声楽家の声がも つ独特の “ 凛とした響き ” と言われる部分を聞き取った ことが表れているのではないかと思われる。生徒たちの
耳の感度の高さに脱帽である。
生徒のアンケートにみられる聴取の質の高さは、①ま ず演奏を聞かせたこと ②演奏の中で麻植による日本の 伝統的な声による歌と、梅村の西欧式の歌を対比させた こと ③異ジャンルとの共演も可能な箏という楽器に十 分な興味をもったうえで、さくらリレーによって楽しみ ながら実際に生徒自身が箏を弾いたこと。以上の授業の 組み立てが、生徒たちの耳を開かせ、予想外とも言える 踏み込んだアンケート結果につながったと思われる。
ほとんどの生徒たちは日常の生活ではパソコンやスマ ホを通した音楽を聴くのみで、生演奏、まして和楽器や クラシックの声楽を聞く機会は少ないのではないだろう か。和楽器の題材が終わったのちも、楽しく演奏できた 箏に対する興味を失わず、梅村らの生の演奏を聞いて 持った、音楽の生演奏に対する興味も持ち続けて、次に は生涯に亘って自ら生の音楽を求め、生演奏の魅力を語 れる大人として育ってくれるように。また、日本歌曲や 箏に触れることによって垣間見た日本の伝統音楽の美し さと価値を、自分たちの誇りとして持ち続けてくれるこ とを心から願う。
注)文中では引用は「 」、書籍その他のタイトルなど は《 》、文中の強調部分は “ ” で示した。
9、使用楽譜、引用文献 使用楽譜
福井大学教育学部授業
・麻植美弥子・麻植理恵子『箏ワークショップメソッド さくらリレー麻植方式』
・宮城道雄『生田流箏曲 六段の調 雲井六段』(八橋 検校作曲)邦楽社(1969)
高志中学校出張授業(演奏順)
・水野利彦『千鳥変化』大日本家庭音楽会(2006)
・宮城道雄『生田流箏曲 千鳥の曲(替手付)』(吉沢検 校作曲)邦楽社(1978)
・河副功「橋本國彦《お六娘》箏編曲(旧版)」
・麻植美弥子・麻植理恵子『箏ワークショップメソッド さくらリレー麻植方式』
引用文献・楽譜
『中学校学習指導要領』文部科学省(平成10年12月告示)
『中学校学習指導要領解説』文部科学省(平成29年3 月告示)
麻植美弥子・麻植理恵子『箏ワークショップメソッド さ く ら リ レ ー 麻 植 方 式 』http://oekoto.web.fc2.com/
sakuraoe.html
河副功『橋本國彦《お六娘》箏編曲版(新・旧)』(未出版)
橋本國彦『橋本國彦歌曲集Ⅰ』全音楽譜出版社(1995)
参考(和楽器指導、歌唱指導のヒントとなる書籍名など)
日本学校音楽教育実践学会『日本伝統音楽カリキュラム と授業実践〜生成の原理による音楽の授業〜』音楽之友 社(2017)
『教育音楽 中学・高校版』特集「3年間で深化する日 本音楽」音楽の友社(2018年1月号)
『平成29年度伝統音楽指導者研修会参考資料』文部科 学省
久保田敏子『よくわかる箏曲地歌の基礎知識』白水社
(1990)
津田道子『箏の基礎知識』音楽之友社(1983) 土肥みゆき『20世紀の作曲家たち』ソーケン(2006) 畑中良輔『日本歌曲について』音楽之友社(1991) 畑中良輔『日本歌曲をめぐる人々』音楽之友社(2013) 三木稔『日本楽器法』音楽之友社(1996)